「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

感情を吐き出し憑き物を落とす

2023年07月16日 | 子育て
雨の中、ドロドロになって遊んだことを思い出したので書いてみました。


子ども達もあの代々木公園で遊びは楽しかった記憶しか無いと言ってくれる。それが素直に嬉しい。とにかくあの好き嫌いがはっきりしている子ども達と楽しく遊んだ経験は、私を大いに成長させてくれた。

感情を吐き出し憑き物を落とす

子どもに関心を持つ事が大切だと言われるが、どう関心を持てばいいのか難しく感じている人もいると思う。子どもの言う事全てに関心を寄せれば、汚い言葉に辟易するだろうし、公園遊びにずっと付き合うのも体力的に難しいところがある。

言葉の話を言えば、子どもが夢中になって私に話をし、私も遮る事なく発する言葉を受け止めていると、エスカレートする事がある。例えばハゲジジイだったりメガネザルだったり。そんな言葉を親御さんは嫌がるが、傍にいなければ羅列させるようにしている。「そんな言葉を知っているんだ。すごいなぁ。刺さるなぁ」とか言って関心を示すと、もっと汚い言葉を探そうとする。いつもは止められている言葉を使えるわけだ、楽しく無いわけが無い。でも大人はやはりそういう言葉を言って欲しくは無い、でももうすでに知っている言葉の数々を使ってみたいのが子ども心。だからちゃんと使わせて、その言葉に対する気持ちをアイメッセージで表現する。発した言葉に対する自分の気持ち、「嫌だなぁ」「嬉しいなぁ」をちゃんと伝え、子どもに考えてもらう。そんな感じで付き合ってきた子は、ティーンになっても気兼ねなく色々な話をしてくれる。もちろん礼儀正しく。

体を使った遊び、何をしただろう。先ず思い浮かぶのが砂場遊びと三角ベース。砂場では大きな山を作り、子どもが通れるくらいのトンネルを作ったものだし、とにかく体中砂だらけになるまで遊んだものだ。年齢の違う子が集う三角ベースも思い出の一つ。ハンデの付け方でゲームが断然面白くなる三角ベース、「チビと一緒だと点が取れないから嫌だ」と躊躇いもなく言う子ども達、試合となると小さい子にも容赦はない。だから小さい子は三振がないとか、この線までボールが飛んだらヒットにするとかホームランにするとか。そうすると小さい子が一緒の方が強くなったりする。そんな小さい子の争奪戦やスリリングなゲーム展開を見るのも楽しかった。
そういえば雨の公園で子どもと遊ぶのも楽しかった。誰もいないのでやりたい放題、大声を出しても雨音がかき消してくれる。水たまりにスライディングをしたり、グラウンドをゴロゴロ転げ回ったり。何かが取り憑いたのではないかと思うほど、気が狂ったように子ども達は遊びまくった。ひとしきり遊んだあとのお風呂で見せる、憑き物がこそげ落ちる感じのあの表情。思いっきり遊んだのだと、こっちが嬉しくなってしまう。

何を言っても言わなくても、何をしても何もしなくても許される場、それが大人の関心であり、そんな環境を作るのが親の務めなのではないかと思う。安心して感情を吐き出す機会を作る事の重要性。それができれば大人になっても溜め込む事はない。だから確実に生きやすくなる。あれはダメ、これはダメ、勉強しなさい。親のダメダメ攻撃に好奇心や自立心が生まれるわけが無い。勉強はからきしだったが、誰もが厳しいと言う所に就職、そこで周りの人に愛され大切にされ生きている子ども達。そんな子ども達を見て、子育てはそれほど間違ってなかったと思う今日この頃。もちろん躾は大切だが、縛りあげれば好奇心の芽を摘む事になる。げんにそんな、全てにおいて人目を気にする子の多い事多い事。


その方、子どもが一人遊びを始めたらとことん付き合ってたって言うんです。
炎天下の中、砂場遊びを始めたら、子どもが帰ろうと言わない限り、ずっと見守っていた、って言うんです。
子どもが学校に上がる前にしたことはそれくらいかな……ですって!!
 
そのお子さん、集中力が小さい時から本当にすごかったとのこと!!
そしてオンとオフもしっかりしていたそうです。
私も知っていますが、本当に素敵なお子さんです。


今の若者、特に「いい子症候群の若者たち」は、平均的水準にとどまることを絶対の最重要課題のように捉えている。ここでいう平均とは、自分の周りを観察した結果から得られる平均的姿を指し、そこからこぼれることに強い恐怖を感じる。

「しっかり吐き出したお子さんは落ち着く場合が多い」
というのはホントにそう。
ギャン泣きのお子さん、今が大変でそう思ないと思いますが「気持ちを吐き出す練習をしているんだ!」って思ってもらえると嬉しいところ。
子ども達の成長とともに、いろんなお子さんみてるから、断言できます!
 あの激しかったあの子がこんなに落ちついちゃうっていうことを。

運動会の後、近くの公園で雨の中を子どもと転げまわってきました。
雨だからスライディングも楽しく、そんなこんなで皮膚も鍛えられ、子どもも気が狂ったかのように大声で発散していたので、いろんなストレスもどっかへいったことでしょう!!

私が一番発散したかな……?



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