…前回のメッテッヤ (=マイ○レーヤ=ミロク=イブの翠さん) の最期の話は、丁度連載の通算、2400回目でしたね
2400=不死 0×2=不死(の)霊に(なり)、
なんちゃッテ、
(またお爺の、ふざけ癖が始まった、)
ワイ、翠さんが真面目な話してる間、冗談言わんと辛抱してたんやで、ちょっとは言わせてぇな、
(ほら、またワイとか言うて、品格落とす、ワザとやろ、)
ワザとに決まってんねんで、
わしは誰にも楽しめる、そしてオモシロ読み物にも時々なるように、工夫してるねんで、
それが、今まで人類を苦しめてきた親神様のお詫びであり、人類を楽しませてくれとな、こう言われてるネン…事実を開示しながらな、
…ところで後日談やけど、
メッテッヤの遺体はすぐに見つかった
お釈迦様は何もかもご承知で、あの夜幻の龍の姿でメッテッヤを小山の上に誘(いざな)ったのも、実は釈迦が幽体離脱して変身した姿やった…
釈迦はアダム(=天界では巨大な無形の智恵の気のもやで、後のキリストにも転生) の、生まれ変わった姿やから、多才な能力の持ち主なのやな、
で、メッテッヤに最後の引導を渡した…
お前は十分に、この世での責務を果たした、
未来に日本に生まれるイブ本体の、小さな分けみたまとして、お前はこの世で人間としての訓練を受け、イブに伝えるのに必要な体験を積んだ…だから、もうよいのだよ、ということなのだ
後は、天に帰って休み、イブと再融合し、長い訓練を経て、また地上に生まれるのみ…
釈迦はその日、夜が明けるとメッテッヤの死を知っていたから、メッテッヤの親友のクーメルンを呼び寄せ、メッテッヤが夜中に抜け出したようでいないので、彼のお決まりの瞑想場所があるから、そこへ行ってみてくれ、と頼んだ
何も知らないクーメルンは出かけていき、そこでメッテッヤの死を知ったのだ
…この時の気持ちはとても言い表せない
…実はクーメルンは、メッテッヤに並々ならぬ好意を抱いていた…
決して外へは出さなかったがね、
在家の時の彼は、出家前のメッテッヤに頼まれて、自宅で仏教について知っていることを数度教えた…
その時から感じていたのだが、クーメルンはひどくメッテッヤに惹かれ、まるで弟のようだ、かわいいと思い、それからものすごく吸引性を感じたので、これは危険な罠 (天がもたらしたもの) だと思い、彼と距離を置くことを、決意した
それで、病の床にいた母親の死をきっかけに、行商の仕事をよそでやることにしたと言って、遠くの町へ引っ越したのだ (妹は、自宅に残った)
クーメルンとしては、彼と離れたつもりだったが、数年後、出家してお釈迦様の弟子になり、ある日気がつくと、同じ弟子達の中に、メッテッヤが入っていた…
その後もクーメルンは警戒して、あまり彼と話さないようにしていたが、例のメッテッヤとテーマッセを助けた事件をきっかけに、メッテッヤと話すようになった…
ただし、クーメルンは節度を保つため、決し深入りしたつきあいをしないように、たまに会うと、しゃべる程度にしていたのだ…
何しろ、テーマッセの例を身近に見ていたのでね、よりいっそう、自戒したのだ
…メッテッヤの方は、そうしたことを何も知らず、ただ純粋に、彼を友達だと思っていた
なぜテーマッセやクーメルンのように、時折メッテッヤにとても強く惹かれる人たちがいるのかというと、それは特定の人たちだけで、前世からの縁とか、いろいろ理由がありますが、またいつかお話しします…
さて、クーメルンは呆気にとられ、ひざまずいて、なぜ君が、若い君が死ななけりゃならん、と絶句した、それから涙が流れ、うつ伏せに倒れた遺体の額からつむった目のあたりをなでた…
そして合掌すると、丁寧に仰向けてやり、抱き抱えて小山を降り始めた…
途中、坂道に難儀したが、彼は決して遺体を地面に降ろさなかった
…なんだかとても、尊い、愛しいものを抱えている気がしてきた…
彼が生きている時は、決してそこまで考えなかったのだが、今は彼は涙をこらえながら、(泣くと足元が見えなくなるので、) 1歩1歩、慎重に歩いた…
ふもとへ降りると、例の村へ行く分かれ道にさしかかったが、幸い、誰とも出会わなかった
さて、弟子達の滞在場所の入口に戻ると、前に子犬のことでメッテッヤを手伝ってくれたあの男が、一番に気がついてやってきた (これも、釈迦の気の力による差し金で、意味がある)
彼は驚いて「どうしたんだ…」と言い、クーメルンが悲しそうに首を横に振ったので、彼は黙った
…それから釈迦に知らせがもたらされ、全員でメッテッヤの簡単な葬儀を執り行った
彼の遺体は火葬にふされ、遺灰は慣習通り川に流されたが、釈迦は骨の一部を裏手の森に埋めると言って、取り置いた…それから、ひそかにクーメルンを呼んだ
クーメルンが「何ですか」と行くと、驚くような事を、言われた
釈迦は白い小さな布の包みを渡し、これをメッテッヤの父親に手渡ししてほしい、と言った
布の中身はメッテッヤの遺骨の、更に小さな一部だった
「ど、どうしてですか…、」
遺骨を手元に残すことは普通しないので、クーメルンは驚いて、思わず聞き返した
釈迦は、厳格な顔で、
「どうしてもだ
これは、彼が持つ権限がある、」
釈迦は、お前は前にメッテッヤと同じ町に住んでいた、だから彼の家の場所を人に聞けばわかるはず、是非そうしてもらいたい、と言う
それでも、さすがにクーメルンが不審そうなので、釈迦はこう言った
「…私は別に、メッテッヤを特別扱いしているわけではない
…ただ、彼の父親と彼は、浅からぬ縁があり、来世でもある意味で強く結ばれることになる……が、来世で2人が同時に生きても、直接会うことはない……互いに遠く、離れていると言えばいいだろうか…
しかし、心が結ばれるのだ
2人が会えない代わりに、これを今の内に父親に託す
メッテッヤとの縁を、保つためだ
代わりにメッテッヤも、来世では、父親が直接記したものを、何か持つだろう…
それが、天の取り決めたことだ」
と言った
それでクーメルンは納得し、
「…メッテッヤの来世と言うと、56億7千万年後ですね、確かにそれならものすごく遠い、先のことですから、お父上とのご縁を保つのも大変でしょう…
わかりました
お任せ下さい」
と言って包みを引き取った
実際は、2500年ほど後だったのだがね、父子が同時に転生したのは
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