花のささやき(小公女セーラ)

2023-09-12 07:54:42 | 懐かしいアニメ・TV主題歌
下成佐登子  




私の胸の 片隅に咲いてる
小さな花に 名前はないけど
悲しい時は 赤い花びら一枚
目がしらに あてるの
すると涙が 消えてゆく
私だって 泣こうと思ったら
声をあげて いつでも泣けるけど
胸の奥に この花あるかぎり
強く生きて みようと思う

明日はきっと 今日よりはいい日と
祈りを込めて 星空を見ると
淋しくたって 一人ぼっちじゃないよと
ささやいて くれるの
胸に咲いてる 赤い花
私だって 幸せほしいけど
ほかにもっと 大事なものがある
それが愛か 優しい心かは
 生きてみれば わかると思う




時は19世紀の後期。

10歳のイギリス人少女、セーラ・クルーは、インドで富豪である父、ラルフ・クルーの一人娘としてなに不自由のない生活を送っていたが、

寄宿学校に入学するため父の郷里であるロンドンにやってくる。

父の希望もあり、入学したミンチン女子学院では特別寄宿生として優遇されるが、それを自慢する事もなく、

母を亡くして寂しがるロッティの母親代わりになったり、田舎から雇われて来たメイド・ベッキーの不始末を庇うなど、持ち前の優しさで人気者になる。

ところが、それまで生徒達のリーダー的立場であったラビニアと、貧しい育ちから成り上がったミンチン院長のコンプレックスを刺激する形になってしまい、

2人から嫉妬や悪意、憎悪に満ちた根深い感情を抱かれるようになる。

セーラの11歳の誕生祝いの最中、インドにいる父が破産の末、熱病により死去したという知らせがもたらされる。

ダイヤモンド鉱山への投資などを回収出来なくなった事に激怒したミンチン院長はセーラを学院から追放することを考えるが、

世間体を考慮し、学院の使用人として無賃金で働かせる事にする。

屋根裏部屋に移されたセーラは、使用人たちやラビニアらによる執拗ないじめを受けながらも、ベッキーやアーメンガードを始めとする

心ある味方に支えられてゆく。

そんな中、学院の隣の屋敷にクリスフォードという紳士が越して来る。

彼もインド在住のイギリス人だったが、病気の療養、そしてある少女を捜すためにロンドンに居を移したのだった。

クリスフォードはある事からセーラに関心を抱き、使用人に命じて夜間にこっそりと豪華な食事を届けさせる。

しかし、この『魔法』はミンチン院長の知るところとなり、セーラは窃盗の疑いを掛けられて屋根裏部屋を追い出され、馬小屋で寝泊まりさせられるようになる。

学園でハロウィンパーティーが行われた日、ラビニア達のロッティに対するいたずらが原因で、ジャック・オー・ランタンの火から馬小屋が火事になる。

セーラは放火犯に仕立て上げられた挙句、ミンチン院長によって学院を追放される。

行き場を無くしたセーラは、もともと専属の御者だったピーターの家に居候しつつ、街頭でマッチ売りを始める。

一方、ミンチン女学院には差出人不明のセーラ宛の贈り物が届けられ、ミンチン院長はアメリアに命じてセーラを学院に戻す。

その豪華な贈り物から、「セーラを支援する富豪」の存在を感じ取ったミンチン院長は態度を豹変させ、セーラに優しく接するようになる。

やがてセーラは、屋根裏に舞い込んだクリスフォード邸のサルを返すため、クリスフォードの屋敷を訪れることになり、

そこで、贈り物の主がクリスフォードであること、クリスフォードが捜していた盟友ラルフの娘がセーラであることが判明する。

実はラルフの死後にダイヤモンド鉱山は成功し、ラルフへの破産宣告もクリスフォードにより差し止められ、セーラに莫大な遺産と世界有数のダイヤモンド鉱山の

発掘経営権の半分が残されていた。

そして、ラルフの盟友クリスフォードの莫大な財産も後継ぎがいないため全てセーラに譲り渡されることになる。

セーラを連れ戻そうとクリスフォード邸を訪れたミンチン院長は、事実を知って驚愕し、自らがセーラに行った非業と強欲さゆえに招いた哀れな結末を悟って

泣き伏す。

そんな院長に、アメリアは今まで押さえつけていた不満を爆発させるのだった。

翌日、ミンチン女学院にセーラの使いが訪れる。

裁判にかけられるのではないかと慄くミンチンだったが、セーラの答えはミンチン学院に10万ポンド(当時の時代で日本円で二十数億円)もの寄付をし、

生徒として学院に戻るとのものだった。

そして苦労を共にしたベッキーと屋敷で暮らす事になったセーラは、ダイヤモンド鉱山の正式な所有権委譲と両親の墓参りのためインドへの旅路につくのであった。

 「小公女セーラ」(しょうこうじょセーラ)は、フジテレビ系列の「ハウス世界名作劇場」枠で放送されたテレビアニメで、放映期間は1985年1月6日から

同年12月29日で全46話でした。

昭和60年度厚生省児童福祉文化奨励賞、昭和60年度文化庁子供向TV用優秀映画賞を受賞しています。

亡き妻が大好きだったアニメです。

















































































































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