モーツァルト「交響曲第38番”プラハ”」ブロムシュテット指揮ゲヴァントハウス管

モーツァルト : 交響曲第38番、ヴォジーシェク : 交響曲 / ヘルベルト・ブロムシュテット、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (Mozart, Voříšek : Symphony / Herbert Blomstedt, Gewandhausorchester Leipzig) [CD] [Import] [日本語帯・解説付き]ライプツィヒ・ゲ

モーツァルト「交響曲第40番ト短調」チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル

Mozart: Symphony No.40 / Haydn: Symphony No.92 "Oxford"EMI2007-01-011994年3月15日ミュンヘン、フィルハーモニー・アム・ガスダイクでのライブ録音。第1楽章は中庸なテンポで始まる。当然古楽器演奏スタイルなど全く意に介してない、現代オーケストラによるモーツァルト

ブルックナー「交響曲第8番」朝比奈隆指揮大阪フィル

ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)大阪フィルハーモニー交響楽団ポニーキャニオン2000-01-1994年のライブ。細かい所の詰めは甘いが、オーケストラを豪快に鳴らしてスケールの大きな音楽を作っている。生前は絶大な人気を誇った朝比奈隆だったが、2001年に亡くなってから、

モーツァルト「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調 K.563」

Divertimento K563 -Digi-Mozart, W.a.Lawo2019-04-04Ssens Trio（「エッセンス」と発音）は、グリーグ三重奏団のソルヴェ・シーゲルランとエレン・マルグレーテ・フレショー、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の副首席ヴィオラ奏者のヘンニンゲ・ランドースが2014年に発足

モーツァルト ピアノ・ソナタ（第15番）ハ長調 K.545」P:ロナン・オーラ

Mozart: Piano Sonatas, K.310, 331 & 545 [Hybrid SACD] [Germany]Ronan O'HoraMembran2008-10-30ロナン・オーラ（Ronan O'Hora, 1964年 - ）は、イギリスのピアニスト。マンチェスターに生まれ、同地の王立北部音楽大学でリシャルト・バクストに学ぶ。ロンドン交響楽団、フ

モーツァルト「交響曲第40番ト短調K.550」ジュリアン・ショーヴァン指揮コンセール・ドゥ・ラ・ローグ

Piano Concerto 23Julien ChauvinAlpha2022-09-23ジュリアン・ショーヴァンは、1979年、フォンテーヌブロー生まれの指揮者、ヴァイオリニスト。オランダのハーグ王立音楽院でヴェラ・ベス（オランダ）に師事し、ウィルベルト・ヘイゼルゼ（フランス）、ヤープ・テル・リンデ

モーツァルト「交響曲 第39番 変ホ長調 K.543」カラヤン指揮ベルリン・フィル

Mozart: Symphonien Nos. 29 & 39 by Herbert Von Karajan (2013-03-20)録音1987年9月フィルハーモニー・ザール、ベルリン1970年代にDGに後期交響曲集を録音して以来、80年代にはモーツァルトの交響曲は録音してなかったカラヤンの久々のモーツァルト。他の主要曲をデジタ

モーツァルト「交響曲第40番K.550」カラヤン指揮ベルリン・フィル

モーツァルト:交響曲第40番&第41番(ジュピター)(SHM-CD)ヘルベルト・フォン・カラヤンUniversal Music2018-10-241970年代後半にDGに録音したモーツァルトの後期交響曲集からの1枚。60年代にウィーン・フィルと録音した40番があまり力こぶが入ってない演奏だったので、ベルリ

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」カルロス・クライバー指揮ドレスデン国立管

ワーグナー: 楽劇《トリスタンとイゾルデ》ハイライツ (SHM-CD)カルロス・クライバーUniversal Music2021-08-04カルロス・クライバーによる唯一のワーグナー録音。クライバーは厳選された曲だけを完璧に仕上げるというやり方を貫いた人だったので、レパートリーが限られるの

イタリア・オペラ管弦楽、合唱名曲集」バッティストーニ指揮カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団

イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集アンドレア・バッティストーニ/カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団・合唱団日本コロムビア2015-01-21アンドレア・バッティストーニは、1987年ヴェローナ生まれというから、今年（2024年）37歳。若いな～。2013年1月よリジェノヴァ・カルロ

モーツァルト「交響曲第41番K.551”ジュピター”」カラヤン指揮ウィーン・フィル

モーツァルト:交響曲第40番/同第41番「ジュピター」ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団キングレコード1997-11-06カラヤンが1962年にウィーン・フィルと録音したジュピター。1955年にベルリン・フィルの首席指揮者、1956年にはウィーン国立歌劇場の芸術監督に就任しているの

モーツァルト「交響曲第40番K.550」フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル

モーツァルト:交響曲第40番フルトヴェングラー(ウィルヘルム)EMIミュージック・ジャパン2004-12-01フルトヴェングラーがウィーン・フィルを振って録音したモーツァルトの第40番。昔から言われているように、両端楽章のテンポが異様に速い。多分どの演奏よりも早いんじゃない

モーツァルト「交響曲 第39番 変ホ長調 K.543」アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管

Symphonies 29 & 39HarnoncourtElektra / Wea1989-05-121788年8月26日ウィーンで作曲。Sym.38, 39: Harnoncourt / Concertgebouw.oMozart モーツァルト株式会社ワーナーミュージック・ジャパン1997-09-25

モーツァルト「ピアノ三重奏曲第4～6番K.542,K.548,K564」トリオ・ヴェガ

Saemtliche Trios fuer Klavier,Violine und CelloNaxos Deutschland Musik & Video Vertriebs-GmbH / Poing2017-07-281788年6月22日 ウィーン（7月14日の第6番ハ長調 K.548と、10月27日の第7番ト長調 K.564）モーツァルトのピアノ三重奏曲は全部で10曲あるとされますが

モーツァルト「舞曲集」ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツァルト合奏団

モーツァルト:舞曲と行進曲全集ボスコフスキー(ヴィリー),ウィーン・モーツァルト合奏団ユニバーサル ミュージック クラシック2009-04-221787年12月7日、モーツァルトは待望のウィーン宮廷作曲家に任ぜられた。同年秋に亡くなったグルックの後釜だった。まだ30台になったばか

マーラー「交響曲第2番“復活”」アバド指揮ウィーン・フィル

Mahler:Symph 2Studer:AbbadoPgd/Deutsche Grammophon1994-06-14アバド2回目の「復活」の録音。アバドはこの曲を3回録音しており、1回目は1976年にシカゴ響と、3回目は2003年にルツェルン祝祭管と録音している。よほどこの曲に思い入れがあるのだろう。第1楽章ムジークフェラ

チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」レヴァイン指揮シュターツカペレ・ドレスデン

Eugene OneginDeutsche Grammophon1989-01-16チャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」は、1877年の5月頃から書き始められ、約8ヶ月後の翌年の1月に、全曲のスコアを完成させている。日本ではチャイコフスキーと言えば交響曲やバレエ曲の作曲家として捉えられてい

モーツァルト「アリア「ああ、情け深い星たちよ、もし天にいて」 K.538」S:ミューレマン

Mozart Arias IIMuhlemann, RegulaSony Classical2020-09-04欧米でモーツァルト歌手として引っ張りだこの存在、レグラ・ミューレマンの2枚目のモーツァルト・アルバムが登場！ ソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムとなったのもモーツァルトのアリア集であり、「卓越し

モーツァルト「歌曲集」S：白井光子、P:ヘル

21 LiederHollCapriccio1994-08-191947年生まれで、国際的に活躍するメゾ・ソプラノ白井光子が、夫ハルトムート・ヘルと入れたモーツァルトの歌曲集。K.518以降の曲がけっこう入っている。モーツァルトは1787年に歌曲をまとめて書いており、「歌曲の年」と言われたりするが、

モーツァルト「ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533」P:Orli Shaham

Mozart: Piano Sonatas, Vol. 5 & 6 (K.309, K.311, K.330, K.457, K.533/494)Canary ClassicsOrli Shaham2024-02-091788年1月3日ウィーンで作曲。前年の末、1787年12月7日にモーツァルトはウィーン宮廷作曲家になった。前任者のグルックが11月に亡くなりポストがあいたので

J.C.F.バッハ「フラウト・トラヴェルソとフォルテピアノのためのソナタ」

Sonatas for Traverso & FortepianoJ.C.F. BachGlossa2014-04-291777年にリガで出版された3曲の「ソナタ」と、1785年頃の作品とされる1曲の「ソナタ」がはいっている。クラーマーが言う通り「バッハ的なもの」は全然感じられない。1777～85年ごろの作品なら、ちょうどモーツ

モーツァルト 劇唱（シェーナ）K.528 レチタティーヴォ「わが美しき恋人よ、さようなら」とアリア「とどまって下さい、いとしい人よ」

Arias & OverturesS:Helena Juntunen指揮：Dmitri SlobodenioukAlba2009-06-09作曲 1787年11月3日 プラハで作曲。劇唱（シェーナ）K.528 レチタティーヴォ「わが美しき恋人よ、さようなら」とアリア「とどまって下さい、いとしい人よ」ヘレナ・ユントゥネンの声は透明感があ

モーツァルト「歌劇”ドン・ジョヴァンニ”」クレンペラー指揮フィルハーモニア管

Don GiovanniMozart, W.A.Warner Classics2012-10-011.序曲 とても重たい感じ。テンポも遅い。1959年録音のジュリーニ盤もテンポは遅めと思ったけど、それよりもっと遅い。遅いが音楽が停滞することはなく、どっしり構えて堂々と横綱相撲を取っているって感じ。音質はオーケ

ディーリアス「管弦楽曲集」マリナー指揮アカデミー室内管

春初めてのカッコウを聞いて~英国の四季マリナー(サー・ネヴィル)ユニバーサル ミュージック2015-06-24フレデリック・ディーリアス(1862～1934)はヴォーン・ウィリアムズよりも10歳年上の作曲家だ。生まれがイギリスでトマス・ビーチャムが盛んに取り上げて有名になったので

モーツァルト「セレナード第13番K.525アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調」セル指揮クリーブランド管

モーツァルト:ポストホルン・セレナード&アイネ・クライネ・ナハトムジーク他ジョージ・セルSMJ2015-09-23おそらくモーツァルトの作品の中でもっとも有名な曲。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と言えば知らない人はいない。私も最初に聴いたモーツァルトの曲はこの曲だ

モーツァルト「歌劇”ドン・ジョヴァンニ”」（抜粋）ジュリーニ指揮フィルハーモニア管

Mozart: Don Giovanni - HighlightsWarner Classics1989-05-151.序曲はゆったりしたテンポで始まる。1959年の録音だが、ピリオド楽器を経験した現代とは違って、このころの演奏はゆったりしたテンポが当たり前だったのかもしれないな～と思って聴いていたら、だんだんテンポ

モーツァルト「歌劇”ドン・ジョヴァンニ”」（抜粋）カラヤン指揮ベルリン・フィル

Don Giovanni HtsBpoDg Imports1990-10-25カラヤンのドン・ジョヴァンニカラヤンが指揮者としてデビューして以来、行く先々の歌劇場で必ずと言っていいほど採り上げてきたモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」。ライヴ録音は数種類出ているが、スタジオ録音としては唯一のCD

モーツァルト「歌劇”ドン・ジョヴァンニ”」クリップス指揮ウィーン・フィル

Don Giovanni: Heritage MastersVienna Philharmonic OrchestraDecca2009-03-261.序曲はとてもゆったりとしたテンポ。テンポは遅めだが音楽が停滞したりしない。しっかり確実に踏みしめながら進むって感じ。1955年の録音なので音が古めかしいのは仕方ないが、聴いてられない

モーツァルト「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第42番イ長調K.526」

Mozart: Sonatas for Violin and Piano, K. 301, K. 304, and K. 526Epidemic Classics2024-05-151787年8月24日ウィーンで作曲。この時期モーツァルトはプラハのエステート劇場から依頼されたオペラ（ドン・ジョヴァンニ）の作曲にかかりきりだった。1月に「フィガロの結婚

エルガー「交響曲第1番」プレヴィン指揮ロイヤル・フィル

Elgar;Symphony No.1PrevinUniversal1998-08-07まさに「イギリス近代音楽の父」って感じのエドワード・エルガー(1857～1934)の交響曲第1番。エルガーは生涯に交響曲を2曲しか書かなかった。この素晴らしい1番を聴くともっとたくさん書いてほしかったと思わずにいられない。せ

モーツァルト「音楽の冗談K.522」アマデウスQt. R.ゼペリリツ(cb) Z.ザイフェルト, M.クリール(hr)

[DGG] アマデウスQt. R.ゼペリリツ(cb) Z.ザイフェルト, M.クリール(hr) / モーツァルト:アイネ・クライネK.525, 音楽の冗談K.522アマデウスQt. R.ゼペリリツ(cb)Z.ザイフェルト, M.クリール(hr)独DGGモーツァルトがこの風変わりな曲を自作目録に書き加えたのは1787年6月14日

モーツァルト「四手のためのピアノ・ソナタ ハ長調K.521」アルトゥール・バルサム、ゲナ・ラプス

Mozart: Sonata in D Major K.381, Sonata in C Major K.521, Fantasy in F Minor K.608, Andante with Five Variations in G Major K.50Arabesque Recordings2008-03-11Artur Balsam Gena Raps自作の目録には1787年5月29日とある。父レオポルトが亡くなったのが前日の28日

ワーグナー「ローエングリン」カラヤン指揮ベルリン・フィル、コロ

LohengrinKarajanAngel Records1990-10-25カラヤンが故郷ザルツブルクで理想のワーグナー上演を行うために創設したザルツブルク復活祭音楽祭が1975年で満10年を迎え、満を持しての公演としてローエングリンが採り上げられた。この時カラヤンは演出も担当していたそうだ。ロー

モーツァルト「歌曲「老婆」ホ短調K.517」

Mozart: SongsAinsleyHyperion UK2011-09-131787年5月18日 ウィーンで書かれた歌曲。この月モーツァルトは4曲の歌曲を書いている。モーツァルトにとって歌曲はあまり重きを置くジャンルではなかったようで、他のジャンルに比べて数は少ない。5月18日 K.517 「老婆」 ホ短

モーツァルト「どうしてあなたを忘れられようか」とロンド「恐れないで、愛する人よ」 K.505 S:シェーファー、アバド指揮ベルリン・フィル

Mozart Arias and Strauss Orchestral SongsDg Imports1998-04-14ソプラノ歌手、クリスティーネ・シェーファーのメジャー・レーベルからのデビュー・アルバム。クラウディオ・アバド&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団他の演奏による全11曲を収録。モーツァルトの「どうし

モーツァルト「どうしてあなたを忘れられようか」とロンド「恐れないで、愛する人よ」 K.505 S:カリーナ・ゴーヴァン

Mozart: Opera & Concert AriasMozart, W.A.Atma Classique2014-03-25Karina Gauvinバックのバロック・オーケストラ、レ・ヴィオロン・デュ・ロワがとても繊細な音楽を奏でている。多分編成が小さいのだろう、強い緊張感や迫力はないが主役のゴーヴィンをうまく引き立ててい

モーツァルト「四手のためのアンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K.501」デュオ・クロムランク

Wolfgang Amadeus Mozart: Works For Piano 4 Hands by Duo Crommelynck1786年11月4日ウィーンで書かれた。デュオ・クロムランクの演奏は、アルバム全体を通して柔らかく温かい音色に満ちている。はっきりした強く叩きつけるような音はまったくと言っていいほど出てこない。

モーツァルト「弦楽五重奏曲 第2番 ハ短調 K.406 (516b)」アウリン四重奏団、今井信子

Mozart: Complete String QuintetsMozart, W. / Auryn Quartet / Imai, NobukoTacet Records2016-06-101787年春 ウィーンで書かれた弦楽五重奏曲だが、管楽器のために書かれたセレナーデ第12番K.388を弦楽五重奏曲に編曲したもの。1782年7月または1783年末にウィーンで書かれ

モーツァルト「弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516」エベーヌ四重奏、アントワーヌ・タムスティ

Mozart: String Quintets K.515 & K. 516Quatuor Ebene, Antoine TamestitWarner Classics (Erato)2023-03-17先日聴いたヴァン・カイックSQが透明感を追求した純粋な響きだったのに対して、エベーヌSQは持った情感豊かな響きをしている。温かさがあるというか、聴く者の感情

モーツァルト「弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調K.515」ヴァン・カイック四重奏団、アドリアン・ラ・マルカ

String Quintets K.515/516Mozart, W.a.Alpha2020-10-02quartuor Van KuijkAdrien Marca1787年4月19日 ウィーンで書かれた。この時期突然モーツァルトは弦楽五重奏曲を書き始める。K.515,K.516ヴァン・カイック四重奏団の演奏、特徴的なのはチェロが担当する低音域がとても

モーツァルト「交響曲 第38番 ニ長調 「プラハ」 K.504」ショルティ指揮シカゴ響

Symphonies 38 & 39Chicago Symphony OrchestraPolygram Records1990-10-25モーツァルトの交響曲第38番は、1787年1月19日に国民劇場でモーツァルト自身の指揮で初演された。このことから「プラハ」というニックネームがついたが、それはかなり後の話。1786年に初演された「

モーツァルト「12のピアノ変奏曲 変ロ長調K.500」P:ワジム・サハロフ

モーツァルトの「12のピアノ変奏曲 変ロ長調K.500」は、1786年9月12日 ウィーンで作曲された。何の目的で書かれたのか不明だし、主題の出どころも分かっていない。魅力的なテーマはモーツァルト自身の作曲かもしれない。モーツァルトの変奏曲はほとんど即興的に書かれたらし

モーツァルト「交響曲 第38番 ニ長調 「プラハ」 K.504」クーベリック式バイエルン放送響

モーツァルト:交響曲第38番&第39番ラファエル・クーベリックソニー・ミュージックジャパンインターナショナル2005-05-18 1786年12月6日 ウィーン、ウィーンで冬のシーズンに演奏するために作曲したと思われるが、しかしウィーンでその機会はなく、年が明けてプラハに招かれ

ブラームス「交響曲第1番」「ハイドンの主題による変奏曲」カラヤン指揮ベルリン・フィル

Brahms: Symphony No. 1BpoDeutsche Grammophon1990-10-25カラヤン、ベルリン・フィルによる最後のセッション録音版ブラームス、交響曲第1番。有名曲だけに、ライブ録音を含めると一体何種類録音があるのか?すぐには分からないくらいたくさんある。セッション録音の一番古い

モーツァルト「ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 K.502」ウィーン・モーツァルト・トリオ

Die Klaviertrios Nach DemWiener Mozart-TrioGramola2021-10-151786年11月18日 ウィーンで作曲。ウィーン・モーツァルト・トリオの演奏は、音色がとても明るい。録音の具合やホールの特性かもしれないけど、クッキリした音がとらえられていて、モヤモヤしたところが全然ない

モーツァルト「弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調 K.499」ベルチャ四重奏団

String Quartet in C Major K465 DissonanceBelcea QuartetEMI Classics2005-12-16 1786年8月19日 ウィーンで作曲ベルチャ四重奏団の演奏は、謹厳実直な型通りの演奏とは対極にある。フレーズの歌い方も対比のさせ方も自由奔放。表現の幅は非常に大きい。「ほら、こんな楽

モーツァルト「ピアノ協奏曲第25番」P：ブッフビンダー、アーノンクール指揮ウィーン・コンセントゥス・ムジクス

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番&第25番ブッフビンダー(ルドルフ),アーノンクール(ニコラウス)ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル2012-12-26オーケストラが大迫力で迫ってくる。明るい音で華やかな雰囲気を作り出し、打ち付けるトゥッティは激しく力強い。豪快

モーツアルト「ピアノ協奏曲第26番」P:ピエモンテージ、スコットランド室内管

Piano Concertos Nos.25 &Mozart, W.a.Linn2017-09-01スコットランド室内管はモダン楽器のオーケストラだと思うが、アンドルー・マンゼが指揮を執っているという事で、ピリオド奏法をかなり取り入れた演奏になっている。特にティンパニィは張力が柔らかくいかにも古楽器とい

モーツァルト「ピアノ協奏曲第25番」P:アルゲリッチ、アバド指揮

Piano Concertos 20 & 25Mozart, W.a.Deutsche Grammophon2014-02-06 1786年12月4日 ウィーンで書かれた。12月5日にウィーンのトラットナー邸で行われる降臨祭コンサートで演奏されるために作曲したと考えられているが、真偽のほどは推測の域を出ない。第1楽章オーケストラ

モーツァルト「四手のためのピアノソナタ ヘ長調 K.497」p：ギョーム・ベロン、

Mozart: Piano Four HandsMozart / Bellom / Ismael MargainAparte2014-06-031786年8月1日 ウィーンで書かれた。2010年の録音と思われるが、とても音がいい。ピアノの音に深みがあって、硬い金属的な音が全くしない。柔らかく響く音はいい装置でないと真価が発揮できないか

モーツァルト「ピアノ協奏曲第27番」P内田光子、テイト指揮イギリス室内管

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番&第27番内田光子ユニバーサル ミュージック2016-05-11日本を代表する国際的ピアニスト、内田光子が1980年代にジェフリー・テイト指揮イギリス室内管と録音したモーツァルトのピアノ協奏曲全集の中の1枚。内田光子は、1948年、静岡県熱海市生

モーツァルト「ピアノ三重奏曲 変ホ長調 「ケーゲルシュタット」FPシフ K.498」Pシフ

Piano Trio.4, 5, Kegelstatt-trio: A.schiff Hobarth Perenyi塩川悠子etcPerenyi株式会社ワーナーミュージック・ジャパン2005-02-21 1786年8月5日 ウィーンで書かれた。ケーゲルシュタットとはボーリングに似た遊戯で、モーツァルトがこれに興じながら作曲したという逸話

モーツァルト「ピアノ三重奏曲（第3番）ト長調 K.496」

Mozart: Piano TriosBarenboim, DanielDeutsche Grammophon2019-09-13ダニエル・バレンボイムと彼の仲間のキアン・ソルタニ（チェロ）と息子のマイケル・バレンボイム（ヴァイオリン）が、モーツァルトのピアノ四重奏曲の「印象的なアルバム」（デイリー・メール紙）に続き、

モーツァルト「ピアノ三重奏曲（第4～6番）」

Piano TriosW.a. MozartCentaur2010-04-27バイロン・シェンクマン - Byron Schenkman (ピアノ)ガブリエラ・ディアス - Gabriela Diaz (ヴァイオリン)アレクセイ・ゴンザレス - Alexei Gonzales (チェロ)バイロン・シェンクマン（1966年生まれ）[1]は、アメリカのチェンバロ奏

プロコフィエフ「交響曲第5番、第1番“古典”」ガフィガン指揮オランダ放送フィル

Symphonies 1 & 5 -Sacd-Prokofiev, S.Challenge Classics2017-04-07アメリカ人指揮者ジェイムズ・ガフィガンがオランダ放送フィルを振つたプロコフイエフ・アルバム。このコンビでプロコフィエフの交響曲全集を録音しており、最も有名な第5番を含むCDがリリースされた。ガフ

ハイドン「交響曲”朝”、”昼”、”夜”」クレー指揮プラハ室内管

Symphonien - Le Matin * Le Midi * Le Soir-LPJoseph Haydn / Prague Chamber Orchestra, Bernhard KleeDeutsche Grammophon1975Tベルンハルト・クレーは、1936年、ドイツ・テューリンゲン州シュライツ生まれの指揮者。イエナとライプツィヒで育ち、J.S.バッハがライプツィ

モーツァルト「宗教音楽集”エクスルターデ・ユビラーテ”」S：マティス、クレー指揮ドレスデン国立管

LP盤 エディット・マティス/ベルンハルト・クレー/Dresden Staatskapelle Mozart 宗教音楽集「エクスルターデ・ユビラーテ」ノーブランド品エディット・マティスは、1938年、スイスのルツェルン生まれののソプラノ歌手。1960年代から国際的に有名になり、ザルツブルク音楽祭

シューマン「交響曲第1番、第2番」ティチアーティ指揮スコットランド室内管

Schumann: The SymphoniesLinn Records2014-09-011983年、ロンドン生まれの指揮者、ティチアーティが首席指揮者を務めるスコットランド室内管と録音したシューマンの交響曲全集。使っている楽器はモダン楽器だと思うけど、古楽器奏法を取り入れて激しく劇的な演奏を繰り広げ

モーツァルト「フィガロの結婚」マリナー指揮アカデミー室内管

Mozart:Marriage of FigaroAmfPolygram Records1990-10-251985年に録音されたマリナー＆アカデミー室内管によるフィガロの結婚。当代一流の歌手を揃えてた豪華な録音。序曲はけっこう速く勢いがある。これから始まる物語に期待が高まるような演奏だ。フィガロを歌うのはホセ

ヘンデル「フルート・ソナタ」Fl有田正広

ヘンデル：フルートのための作品全集／有田正広（tansverse flute）,有田千代子（cemb）,中野哲也（va）,寺神戸亮（ノーブランド品ヘンデルが書いたと思われるフルートのための曲を網羅した2枚組CD。ヘンデルが活躍していた時代の楽器を使い、アーティキ

バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) パイヤール室内管弦楽団

バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)パイヤール室内管弦楽団 パイヤール(ジャン=フランソワ)コロムビアミュージックエンタテインメント2009-12-23第1番。冒頭から何ともゴージャス。これそフランスのバッハ。明るく派手な響きでにぎにぎしく踊ってる感じ。躍動感があってい

モーツァルト「 フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲」flランパル、clランスロ、パイヤール指揮パイヤール室内管

モーツァルト : フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲ランパル(ジャン=ピエール)ワーナーミュージック・ジャパン2000-06-21フルートとハープのための協奏曲第1楽章はちょっと速めテンポで颯爽と進んで行く。もっと典雅な雰囲気を想像していたので意外だった。音色は明

ヴォーン・ウィリアムズ「ロンドン交響曲(第2番)」ボールト指揮ロンドン・フィル

ヴォーン・ウィリアムズ:ロンドン交響曲(交響曲第2番)ボールト(エイドリアン)ワーナーミュージック・ジャパン2016-10-19ヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中で最も人気の高いのが、このロンドン交響曲だ。もっとも、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲はどれも人気が高いとは言

R・シュトラウス「家庭交響曲」プレヴィン指揮ウィーン・フィル

R.シュトラウス:家庭交響曲、家庭交響曲余録プレヴィン(アンドレ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ユニバーサル ミュージック クラシック2009-09-09ウィーン・フィルと非常に相性が良く、モーツァルトなど多くの録音を残したアンドレ・プレヴィンのリヒャルト・シュトラ

モーツァルト:フィガロの結婚、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウディオ・アバド指揮

Marriage of Figaro (Highlights)Vienna Philharmonic OrchestraDg Imports1996-04-01第1幕ルチオ・ガッロのアルマヴィーア伯爵はスッキリした歌い方で、演技は上手いがあまり灰汁は強くない。ずる賢い悪人という感じではなく、どこかとぼけた味わいがある。言葉ははっきりし

シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲」フイッリペンス

Mythes/Violin -Sacd-Philippens, RosanneChannel Classics2015-02-20オランダのヴァイオリニスト、ロザンネ・フィリッペンスのチャンネル・クラシックから2枚目のCD。1枚目はラヴェル、バルトークのヴァイオリン・ソナタだったが、2枚目は、シマノフスキとストラヴィンスキ

モーツァルト：『フィガロの結婚』全曲 ネゼ＝セガン＆ヨーロッパ室内管、ハンプソン、ヨンチェヴァ、ヴィラゾン、他

Mozart: Le Nozze Di FigaroMozart, W.A.Deutsche Grammophon2016-07-08カラヤンほどではないがネゼ＝セガンも序曲のテンポは速い。オケがヨーロッパ室内管で編成が小さいので響きが厚くならずスッキリした感触で小気味いい。奏法もピリオドを取り入れているようで、弦がバシ

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 ヘルベルト・フォン・カラヤン

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」ヘルベルト・フォン・カラヤンユニバーサル ミュージック2018-03-07序曲がメッチャ速いテンポで始まる。勢いの良さ、緊張感の高さは天下一品。凄い迫力で迫ってくる。これから始まるぞ～！覚悟して聴けよ～！って感じでスリリングだが、

モーツァルト: 歌劇《フィガロの結婚》 カール・ベーム

モーツァルト: 歌劇《フィガロの結婚》ハイライツ (SHM-CD)カール・ベームUniversal Music2021-08-04モーツァルト:歌劇 《フィガロの結婚》 K.492 ハイライツディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵 )グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ:伯

ドヴォルザーク「チェロ協奏曲B191」Vc:ロストロポーヴィチ、カラヤン指揮ベルリン・ フィル

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)ユニバーサル ミュージック クラシック2012-03-28この協奏曲は、アメリカ時代の終わり、チェコヘの帰国直前の1894年11月から翌1895年2月にかけて作曲された。アメリカ滞在中に立ち寄ったナイアガラの滝を見て

ドビュッシー「交響詩“海”」「夜想曲」「遊戯」他、ブーレーズ指揮クリープランド管

LA MER-NOCTURNES 1-3DEBUSSY, C.DGG1995-01-022016年1月に亡くなったピエール・ブーレーズが録音したドビュッシーの管弦楽曲集。ブーレーズは1966年から1968年にかけてイギリスのニュー・フィルハーモニア管とドビュッシーの管弦楽曲集を録音している。私が聴いたのは1990年

バルトーク「弦楽四重奏曲全集」ヒース四重奏団

Bartok: Complete String Quartetsharmonia mundi2017-06-09イギリスの弦楽四重奏団、ヒース四重奏団によるバルトークの全集。イギリスの団体だけあって、イギリス北部の荒れ地ヒースから名前をつけたのかと思ったが、第1ヴァイオリンがオリヴァー・ヒースだったのでそこから

モーツァルト「ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491」p：アンデルシェフスキ(ピョートル)、シンフォニア・ヴァルソヴィア

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番&24番アンデルシェフスキ(ピョートル)ワーナーミュージック・ジャパン2014-12-24アンデルシェフスキは1969年ポーランドのワルシャワ生まれ。ワルシャワのショパン・アカデミー（2008年にフライデリク・ショパン音楽大学に改名）、ストラスブ

モーツァルト「歌劇”フィガロの結婚”」の成立について

伝記モーツァルト: その奇跡の生涯ブリギッテ ハーマン偕成社1991-12-01モーツァルトの名作「フィガロの結婚」が完成したのは1786年4月29日。そして初演は5月1日にウィーンのブルク劇場で行われた。元々はボーマルシェが1778年に書いた戯曲だった。「セビリアの理髪師」の続

C.P.E.バッハ:フルート協奏曲Fl:エッカルト・ハウプト、ヘンヒェン指揮C.P.E.バッハ室内管

C.P.E.バッハ:フルート協ハウプト(エックアルト)日本コロムビア1994-12-21カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach， 1714～1788)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが先妻マリア・バルバラともうけた次男だ。ハイドンより20歳年上なので、大バ

J.S.バッハ「トリオ・ソナタ」Orgロレンツォ・ギエルミ

Johann Sebastian Bach - OrganTrio SonatasPassacaille2012-09-17イタリア、ミラノにある聖シンプリチアーノ教会のオルガンの正規奏者を務めるロレンツォ・ギエルミ(Lorenzo Ghielmi)によるバッハのトリオ・ソナタ集。ギエルミは、1959年、ミラノ生まれのオルガニスト、チェ

モーツァルト「ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調K.466」P:リシエツキ、ツァハリス指揮バイエルン放送響

Piano Concertos K466 & 46Mozart, W.a.Deutsche Grammophon2012-04-12第20番第1楽章 オケの序奏に痛切な雰囲気があっていい感じ。弦楽器は鋭い音で悲壮感があるし管楽器の音色にも寂しさがある。テンポは心持ち速め。決して粘らずスッキリとしながらも哀愁を感じさせながら

モーツァルト「ピアノ協奏曲第19番」Pシフ、ヴェーグ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ

Piano Concerti 19 & 27Camerata Salzburg MozartePolygram Records1990-10-25アンドラーシュ・シフがDeccaの看板ピアニストとして活躍していた頃録音した、モーツァルトのピアノ協奏曲。バックをシャンドル・ヴェーグ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラー・アカデ

吉松隆「カムイチカプ交響曲」「鳥と虹への抒情詩」藤岡幸夫指揮BBCフィルハーモニック

Kamui-Chikap Symphony / Ode to Birds & RainbirdBBC Philharmonic OrchestraChandos2000-10-24吉松隆の名前を知ったのは、最初レコードの批評欄でだった。カラヤンが指揮したシベリウスの交響曲を褒めていたので覚えていたのだ。それからプレアデス舞曲集や風色ベクトル等

モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」P:ミケランジェリ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・第25番アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリユニバーサル ミュージック2018-01-24ミケランジェリのモーツァルト第1楽章序奏の後にミケランジェリのピアノが入ってくると世界が一変する。音楽がミケランジェリの世界に染まるのだ。ル

モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」fp：ブラウティハム

モーツァルト : ピアノ協奏曲 第19番 第23番 (Mozart : Piano Concertos Nos 19 in F major & 23 in A major / Ronald Brautigam , Die Kolner Akademie , Michael Alexander Willens) [SACD Hybrid] [輸入盤]ロナルド・ブラウティハムBIS2013-02-28モーツァルトのピアノ協奏

パッヘルベル「音楽の楽しみ」「4月の嵐」他、リ・インコーニティ

Pachelbel: Un Orage D'avrilPachelbel, J.Harmonia Mundi Fr.2016-02-19リ・インコーニティによるパッヘルベルの室内楽とアリア曲集。リ・インコーニティは、2006年に、バロック・ヴァイオリンの名手アマンディーヌ・ベイエがバーゼル・スコラ・カントルムで一緒だったチェ

モーツァルト「ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488」P：ポリーニ、ベーム指揮ウィーン・フィル

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第19番(生産限定盤)(UHQCD)マウリツィオ・ポリーニUniversal Music2021-12-15第1楽章ベーム＆ウィーン・フィルの序章がとても美しい。音がキレイという安直な表現をしてしまいたくなるほどキレイ。端正なたたずまいで気品があって透明感が

ブラームス「ピアノ協奏曲第2番」Pアシュケナージ、ハイティンク指揮ウィーン・フィル

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番アシュケナージ(ウラジミール)ポリドール1993-04-24アシュケナージによるブラームスのピアノ協奏曲第2番。バックを務めるのはハイティンク指揮のウィーン・フィル。同じ時期に第1番も録音されており、この時指揮はハイティンクだったが、オーケ

モーツァルト「12のホルン二重奏曲K.487」クリストフ・エス、ティモ・シュタイニンガー

Mozart: Twelve Duets For Two Horns K487 (K496A)GHS records2022-05-16モーツァルトの「12のホルン二重奏曲K.487」は1，3，6曲の自筆譜が残っている。それにはホルンと指定されておらず、ただデュエットとのみ記載されているので、昔から何の楽器のための曲なのか議論とな

モーツァルト「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第41番(33番) 変ホ長調 K.481」ビン・ファン、イン・ツェン

第1楽章は、少し速めのテンポで始まる。YouTubeにある音源は多分CDと同じと思うが、録音がデッドで残響が少ない。そのためあまり空間的な広がりがなく雰囲気に乏しい。広がりのあるホールのステージではなく、練習場かスタジオの様なところで聴いているような気がする。第2楽

ショパン「24の前奏曲」Pクヴェタッゼ

Ghosts -Sacd-Gvetadze, NinoChallenge Classics2017-09-29ニーノ・クヴェタッゼは、1981年、ソビエト連邦・グルジア共和国(現在のジョージア)の首都トビリシ生まれのピアニスト。トビリシ国立音楽院で学んだ後、ハーグ音楽院とアムステルダム・コンセルヴァトワールでも学ん

モーツァルト「劇場支配人K.486」アーノンクール指揮コンセルトヘボウ管

サリエリ:まずは音楽、おつぎが言葉, モーツァルト:劇場支配人アーノンクール(ニコラウス)ワーナーミュージック・ジャパン2017-03-08モーツァルトのジングピュール「劇場支配人」は1786年1月に書かれた。当時モーツァルトは昨年秋から取り掛かっていたフィガロの結婚にかかり

ロッシーニ「弦楽のためのソナタ」

String SonatasRossini / Manara / SiragusaBrilliant Classics2021-11-19ジョアッキーノ・ロッシーニ（1792-1868）は、19世紀前半のイタリアで最も重要な作曲家である。現役の音楽家（父はホルン奏者、母はオペラ歌手）のもとに生まれ、喜歌劇とシリアスなオペラの両方で、

モーツァルト「ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482」Fp：ベザイデンホウト

モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番ト長調K453、第22番変ホ長調K482 他 (Mozart : Piano Concertos K453 & K482 / Kristian Bezuidenhout, Freiburger Barockorchester) [輸入盤]クリスティアン・ベザイデンホウトharmonia mundi France2012-11-10第1楽章オーケストラの序奏が

モーツァルト「ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482」P:バケッティ

モーツァルトのピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482は1785年12月16日に完成した。ウィーンの音楽芸術家協会の未亡人と遺児のためのコンサートが12月23日にブルク劇場で開かれ、ここで初演された。父レオポルトがモーツァルトからもらった手紙にその時の様子が書かれてあったのだ

ヘンデル「フルート・ソナタ」Flニコレ、Vc藤原真理、Chemジャコテ

ヘンデル:6つのフルート・ソナタニコレ(オーレル),ジャコテ(クリスティアーヌ),藤原真理日本コロムビア2007-12-19往年の名フルーティスト、オーレル・ニコレのヘンデル曲集。ニコレは、1926年、スイスのヌーシャテル生まれ。アンドレ・ジョネ、マルセル・モイーズに師事し、

モーツァルト「ピアノ四重奏曲第1番」カプソン

Mozart: ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K. 478 - 第2楽章: AndanteDeutsche Grammophon (DG)2023-11-10モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番は、1785年10月16日にウィーンで書かれた。当時ピアノ四重奏曲というジャンルの楽曲は殆どなかった。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのピア

黛敏郎「涅槃交響曲」岩城宏之指揮東京都交響楽団

黛敏郎:涅槃交響曲東京混声合唱団日本コロムビア2010-08-18黛敏郎が1958年に作曲した涅槃交響曲は、戦後日本を代表する交響曲だ。この曲で、黛は第7回尾高賞を受賞している。題名からしてもう大作の風格を持っている。「涅槃繋交響曲」!「親父、涅槃で待つ」と言ってビルから

モーツァルト「四重奏「せめて言っておくれ、どんな過ちをしたのか」 三重唱「いとしのマンディーナ」

Mozart - Concert AriasBrilliant Classics2008-11-12モーツァルトのK.479 四重唱「せめて言っておくれ、どんな過ちをしたのか」 とK.480 三重唱「いとしのマンディーナ」 は1785年11月に書かれた。ジョヴァンニ・ベルターティが台本を書きフランチェスコ・ビアンキが作曲

モーツァルト「歌曲"満足”K.473」Ms：マリアンネ・ベアーテ・キーラント

Whispering MozartMarianne Beate KiellandLAWO2016-11-181785年5月7日にヴァイセの詩につけられた歌曲3曲のうちの1曲。「魔法使い」は若い女の子が恋に戸惑う様子を、「偽りの世」は騙し騙される世間の恋愛模様を皮肉って歌っていたが、「満足」は割と穏やかな内容になって

モーツァルト「歌曲"偽りの世”」T：シュライヤー、P:ウェルバ

LIEDERPETER SCHREIER/ ERIK WERBBELVEDERE2016-11-181785年5月に書かれたクリスティアン・フェリックス・ヴァイセの歌詞につけられた歌曲3曲のうちの1曲。歌詞が皮肉っぽくて面白い。真面目な男を振って金持ちのアホと結婚したセリメーヌ。派手な披露宴を開いたがすぐに後悔

モーツァルト「歌曲集」S:スージー・ルブラン、P:ネゼ＝セガン

Lieder for Soprano Voice & PianoNezet-SeguinAtma Classique2006-05-301785年には歌曲が5曲ほど書かれている。モーツァルトに歌曲の作品が少ないのは、それが求められていなかった、つまり金にならないからじゃないかと思う。書かれた歌曲はおそらくサロンか何かの個人的な

モーツァルト「カンタータ〝フリーメーソンの喜び”K.471」

Mozart: Masonic Works – Cantatas & Funeral MusicBIS2018-03-02モーツァルトが書いたフリーメーソンのためのカンタータ。モーツァルトは1784年12月にフリーメーソンに加入しており熱心なメンバーだった。1785年にハイドンと、ウィーンを訪れた父レオポルトもモーツァルト

モーツァルト カンタータ 「悔悟するダヴィデ」 K.469 マリナー指揮シュトゥットガルト放送響

モーツァルト:悔悟するダヴィデ、レ・プティ・リアン南ドイツ放送合唱団ユニバーサル ミュージック2016-03-16モーツァルトの「悔悟するダヴィデ Davidde penitente」K.469は、1785年3月に書かれたカンタータ。といっても、ハ短調ミサ曲K.427の改作で、新たに書かれたのは第6