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  • 石田友の世界へ ようこそ

    このブログは、「妄想」と「無茶な提案」の山が連なる暗黒連峰です。 この暗闇を抜け出して、子供達の未来を守りたいと願い、書いています。 「妄想」ですから、眉に唾をして読んでください。 最新記事 2025-03-05 評論 財務省解体デモ 2025-03-04 評論 これは、皆さんの問題です 2025-03-03 評論 憲法前文 2025-03-02 評論 主役は国民の皆さん 2025-03-01 評論 能天気政党 再掲載 2019-04-05 評論 「民主主義とは」の定義について 2019-05-02 ..

  • 財務省解体デモ

    今日は、ある出来事から見える国民の皆さんの「勘違い」「的外れ」「意識の低さ」「意識の古さ」について書きます。 その出来事とは、財務省解体デモという不都議なデモです。SNSで盛り上がっていますが、私には、自分達の馬鹿さ加減を自慢する自虐趣味にしか見えません。 その主張は、財務省を解体することのようです。 財務省を解体して、消費税をゼロにして、給付金を配れ、という主張のようです。 主催者は、得体のしれない政治団体だそうです。 追加の主張として、なぜ、テレビは報道しないのか、と叫んでいます。 物価上昇で、生活が苦しいのは理解します。私も生活苦しいです。 国民負担率が五公五民ですから、重税感があるのも理解します。この先も、増税は止まらないでしょう。 で。 なんで、財務省なんですか。なんで、解体なんですか。 意味わかりません。 財務省が無くなれば、消費税は無くなるの..

  • これは、皆さんの問題です

    国中がカオス状態になってしまった韓国のある新聞社が、韓国には「愛の政治」が必要だと提唱していますので、その記事を転記します。 「今回の弾劾事態をきっかけに、韓国政治が今後お互いを殺す敵対的政治からお互いを生かす愛の政治に転換されることを強く望む。敵対が敵対を呼ぶこの悪循環をもう断ち切らなければいけない。すべての人類が兄弟であることを強調する「フォコラーレ(Focolare)運動」の創始者キアラ・ルービック(1920-2008)は「政治は愛だ」と力説した」 私は、キアラ・ルービックという方を知りませんし、その運動も主張も知りません。 それでも、「政治は愛だ」が実現するとは思えません。人間が人間である限り、未来永劫、実現することはないと思います。確かに、人間は「愛」も持っています。しかし、人間は「愛」で埋まっているのではなく、「欲」で埋まっているのです。圧倒的に「欲」のほうが..

  • 憲法前文

    2月初旬に日米首脳会談が行われました。 評価はいろいろありますが、第一関門を通過しただけのことだと思います。この先、関門は無数にあると思いますので、2年間、共和党が中間選挙で勝利すれば4年間、凌ぎ切れるかどうかは、全くわかりません。4年間の結果を見なければわかりませんが、トランプ政権がそこそこ成功すれば、二代目トランプが次の大統領になる可能性もあります。 トランプ政権が誕生する前であれば、前門の虎(中国)への対応だけでよかったかもしれませんが、前門の虎(中国)と後門の狼(アメリカ)の間を生き抜くのは難しいことのように思えます。 唯一、方法があるとすれば、虎にも狼にも日本を潰したら自分達の利益にならないと認識してもらうことだと思います。そのためには、日本が自国の価値を高めることだと思いますが、日本はその方策を持っていません。衰退国家になってしまった今、この状況はキツイです。 ..

  • 主役は国民の皆さん

    私は、国民の皆さんに「言葉の定義をしてください」と提案しています。 その理由は、国力衰退と国民貧困化を止めることが必要だと思うからです。 「なに、それ」 確かに、「国力衰退、国民貧困化」と「言葉の定義」に関連はないように見えます。しかし、「原因の、原因の、原因」に対処するためには、この方法しかありません。 この2つの大きな潮流を放置しておいても良いと考えている方はいないと思います。ただ、多くの方の認識は、それほど切実な課題だとは思っていないようです。と言うより、問題が大きすぎて、触るのが怖くて、逃げているように見えます。ですから、目先の課題に目を奪われているふりをして、先送りしてしまいます。「いつか、何とかしたい」とは思っていますが、直ぐにでも取り掛からねばならないとは思っていないようです。 でも、それ、大間違いです。 この課題は、私達の国にとって、国民にとって、最大の..

  • 能天気政党

    当たり前のことですが、崩壊へ向かうトレンドには、どこからが崩壊だという境目はありません。右肩下がりの直線を想像していただければわかると思います。横軸の時間経過と共に縦軸の悪化は、更に悪化することを示しています。その道程には苦難の日々があり、次第に苦難の度合いが深くなり、最終的に全体が崩壊します。つまり、日本崩壊は、とっくに、始まっているのです。崩壊現象は至る所で表面化し始めています。 私達が、その現実を目にする頻度は、まだ多くありませんが、そういう現実があることは多くの皆さんが認識していて、時間の経過と共に増え、自分の身にも起きる時が来ることは何となく予測しています。漠然とではありますが、皆さんは、その事を知っていますが、今は、まだ、多くの方が「俺には関係ねぇ」と自分に言い聞かせていると思います。ただ、心のどこかで「ヤバイ」とも思っている現実です。苦難の現実が至る所で表面化し、多..

  • 中居正広事件の今後

    1月23日、フジテレビで、中居事件に関する社内説明会が開かれたそうです。 説明会の会場には約500人の社員が参加したそうですが、それは、会場にはそれ以上の人数が収容できなかったからだと言われています。全て、オンライン説明会にすれば済んだことですが、それでは儀式にならないと思ったのでしょう。失敗です。 もちろん、社員に対する説明会ですから、社外秘です。情報漏洩した社員は告訴するという脅し文句付の説明会だったそうです。これも、失敗です。 ただ、社員は必死です。 それは、フジテレビが無くなる可能性があるからです。 何が困るかって、社員は収入が無くなるのです。それも、飛び切り高い収入が、ある日、突然、無くなるのです。社員が必死になるに十分な条件を満たしています。 それでも、説明会は説明会に過ぎず、何も変化はなかったようです。会社は、儀式を1つ、無事、こなしたに過ぎません。多少の..

  • 中居正広事件の原因

    今日は、中居正広事件について書きます。 多くの方が意見表明をしていますので、このブログでは「文化」という視点から考えてみたいと思います。 タレントの中居正広が、アナウンサーの女性に「何らかの行為」をしたのは、中居正広が表明していますので、敢えて、「事件」だと書かせてもらいます。被害女性が告訴し、裁判で女性の主張が認められれば、被告の中居正広は強姦罪の犯人ですから。 「何らかの行為」は、明らかになっていませんし、今後も明らかにはならないかもしれませんが、普通の感覚から言えば、タレントの中居正広が、アナウンサーの女性に対して、自分の性的欲求を満足させるために、当該女性を襲ったと考えるのが自然です。それが成功したのか未遂で終わったのかはわかりませんが、そのような行為があったことは否定できません。これ、強姦です。何もなければ、示談する必要はなかったので、示談金が支払われたということが..

  • 天と地の差

    「楽しい日本」をスローガンにする能天気政権だけではなく、そのスローガンを笑ったり批判するだけで、自分達は何も考えない野党がのさばる日本。彼等は、何の役にも立たないどころか、税金を喰っているのですから、害虫並みの価値しかありません。 103万円の壁を壊したら、日本は変わるんですか。教育無償化をしたら日本は変われるのですか。企業は値上げが解禁になったので、際限のない値上げで利益を出そうとしています。社会保障制度も、チャンスとばかりに改悪しようとしています。更なる防衛増税も視野に入ってきています。国民の生活は、増々、苦しくなります。 皆さん、日本は、こんな国でいいんですか。 このままじゃ、絶対にヤバイですよね。 それなのに、政界とその周辺では、「衆参ダブル選挙」という話題が真剣に議論されているようですが、それを当たり前のように受け取っている方もいるようですが、これでいいのでしょう..

  • 独裁者

    日本が行き詰っていることは度々書きましたが、行き詰っているのは日本だけではありません。何とか持ち堪えている国のほうが、遥かに少ないように見えます。どの国にも、その国の事情があり、その事情は均一ではありませんが、行き詰まりに差はありますが、それでも、これほど多くの国が同時に行き詰まるのは珍しいことのように思います。世界がこういう状態になったのは、今回が初めてではないと思いますが、世界的な波乱が危惧される時代なのだと思います。何故かわからないが、世界が、国内が、何となく、ある方向へと動き出す。格差が原因と言われていますが、それだけではないと思います。「自分さえよければ、のどこが悪いのだ」という開き直り、「欲」には勝てないという開き直りが多くの人の心理を左右していることも、原因の1つだと思います。それを象徴的に体現して見せているのが、格差を生み出し、「自分さえよければ」に忠実で、「欲」の..

  • 「だから、こうする」の欠如

    今日は、ある方の文章を抜粋して転記します。抜粋しましたが、本文はもっと長文です。文中に下線を引いた部分がありますが、それは、私が勝手に引いた下線です。今回は、悪しき例として取り上げましたので、書かれた方の名前は伏せておきます。 なぜ、日本経済は停滞を続けているのか。それは、いわゆる「失われた30年」を総括せず、放置しているからだ。 過去の失敗を分析して原因を明らかにすることをせず、ただ反省をしたふりを続けているからだ。 21世紀初頭には過去を「失われた10年」と呼び、それが「失われた20年」、そして今では「失われた30年」と名称を変え、分析も改善案も議論せずにいる。 政治家や官僚、あるいはどこにも存在しない誰か他人のせいにして、日本自虐論で、「やっぱり日本はだめだ」と、したり顔で言うメディア、有識者、政治家、そして近年では経営者たちも加わり、日本に愛想をつかすことが、自..

  • 国民的議論という言葉

    「国民的議論」という言葉が使われることがあります。 定義がありませんので、中身が「ぼんやり」としていますが、そのことを心配する方はいないようで、何の抵抗もなく、多くの方がその言葉を使います。 私が不思議に思うのは、「国民議論」ではなくて、どうして「国民的議論」なのかということです。 この「的」って何なんです。 「的」という一文字を加えることで、中身が一気に曖昧になります。 「一見」「まるで」「あたかも」国民議論に見えるような議論を、国民「的」議論と呼んでいて、違和感がないのは、定義がないからだと思います。 何よりも、国民が議論する場は、どこにもありません。そんな習慣もありません。 どこで、どうやって、誰が、議論するのですか。 国民的議論という言葉を使った、ある記事を転記します。 政府の「第7次エネルギー基本計画」の議論が大詰めを迎える中、市民参加の機会が限られ多様..

  • どこまでも続く道

    社会保険料に関する記事を転記します。 「日本商工会議所は、将来的に「第3号被保険者制度(3号)」の解消を求める年金制度改革に関する提言を公表した。働き控えを招く「年収の壁」の根本的な要因となっているとした。日商が解消にまで踏み込んで主張するのは初めて。 3号は、厚生年金に加入する会社員や公務員らの配偶者で、年収130万円未満の人が対象。扶養に入れば、年金保険料を納付しなくても老後の基礎年金を受給できる。 提言では「将来的な解消について早急に国民の合意を得る努力をすべきだ」と求めた。東京都内で同日会見した五十嵐克也・日商企画調査部長は、制度を前提として暮らしている人がいることを踏まえ、「(解消の時期は)10年、20年先。ただ、解消に向けて決断は今すべきだ」と述べた。 経済同友会も同じ提言をしています。 103万円の壁、106万円の壁、130万円の壁と、このところ「壁」..

  • 考えてください

    何度も書いていますが、人間は食べなければ生きていけません。 しかし、日本では、先進国にもかかわらず、食べることに困っている人が増えています。 特に、最近の物価高は、貧困層の人達に「食べること」がいかに難しいかという現実を突きつけているように見えます。 生活、いや、「食べること」が、ほんとに、難しくなりました。 私も、生活保護費受給者よりも少ない手取り9万円/月の年金生活者ですが、最近は、毎月、赤字です。80歳を過ぎれば、働く場所はありませんので、収入は年金だけです。貯金残高のトレンドは、右肩下がりが続いています。死ぬまで、何とか、残高がゼロになりませんようにと祈っています。貯金残高がゼロになれば、餓死に直面することになります。 私だけではなく、生活困窮老人が増え続けています。 私は、まだ、恵まれているのだと思います。 既に、餓死の近くにいる方が大勢いるのだと思います。..

  • 守るのは過去ではなく現在と未来

    このブログでは、これまで、度々、歴史と伝統と文化について書いてきましたが、今日は、そのテーマで書きたいと思います。テーマが大きすぎて、中途半端なものになるのでしょうが、避けては通れませんので書いておきたいと思います。 いろいろな立場の皆さんが、個別具体的な提案を、それなりにしています。 与野党共に、いろいろな政策も打ち出しています。 しかし、国力衰退と国民貧困化というトレンドは、全く、変わりません。 30年も努力を続けているのに、変わりません。 そろそろ、「何か、おかしい」と気付いてもいいのではないでしょうか。 個別具体的な提案や政策では、変わらないことに、気付く時です。 個別具体的な提案や政策ではないとすると、日本の問題は、どこにあるのでしょう。 それが、歴史と伝統と文化です。 このまま「ああでもない、こうでもない」と言っていても、衰退するだけです。私達は、..

  • 貧困の順番が来るのを待つ

    生活苦が顕著になった2024年が終わりました。 そして、2025年が始まりますが、国民の皆さん、希望は見えていますか。 希望が見えている方がゼロだとは思いませんが、大多数の国民の皆さんに、希望は見えていないのではないかと思います。 皆さんは、勘違いしているのでしょうか。 いいえ。勘違いではありません。希望はありません。 では、なぜ、私達は希望がないと感じるのでしょうか。 国力衰退と国民貧困化という日本のトレンドは、誰にも見えない形で進行しているのではなく、いろいろな場所で、そのトレンドの一角が見えているために、皆さんの目には見えているのです。ただ、見えているのは氷山の一角にすぎませんので全体像が見えず、その正体がわかりません。それでも、人間は、全体が見えていなくても、空気を感じることは出来るのです。それが。ヤバイという感触です。私達は、これを、直感と呼んでいますが、説明..

  • 第三次世界大戦へ

    このブログでは、度々、日本社会の閉塞感や不安感を取り上げていますが、この閉塞感や不安感は日本特有の現象ではなく、世界の多くの国が同じ症状に陥り、行き詰っているように見えます。その苛立ちを解消したいという欲求は、多くの国の社会に充満し始めていると感じます。問題は、その方法です。これまで、人間社会が選択してきたのは、戦争という名のガラガラポンです。今回も同じ方法を選択する可能性はあると思います。 第三次世界大戦への警告が増えています。 特に、北朝鮮軍がウクライナ戦争に参戦したことで、フェーズがランクアップしました。 それだけではなく、米軍もNATO軍も無対応という対応を選択しました。なし崩し的に、露朝軍が既成事実になってしまったのです。今回のウクライナ戦争は、クリミアでも、ドンバスでも、西側諸国が軍事対応しなかったことが大きな要因になっていましたが、その流れは続いています。そ..

  • 道徳や常識

    11月に兵庫県知事選挙が行われ、斎藤前知事が再選されたという出来事がありました。 昔、兵庫県に住んでいたことはありますが、今は、兵庫県民ではありませんので、関心がなく、「へぇー」と思っていたのですが、日本の政治システムが行き詰っていることを示唆する選挙だったので、取り上げてみたいと思いました。 兵庫県知事選挙は任期満了による選挙ではありませんでした。 パワハラ疑惑で、県議会から不信任を議決(全会一致)され、失職したための選挙です。 斎藤前知事が出馬したことも意外でしたが、当選したことには、もっと驚きました。 この驚きは、兵庫県民以外の皆さんに共通する驚きだったと思います。 「なんで」 しかも、投票率は55.65%で前回の選挙に比べて14.55ポイント高くなりました。衆議院選挙の投票率が53.85%ですから、地方選挙の55.65%は驚きの数字です。 いろいろな分析..

  • 何とかなる

    今日は、身近な話題を取り上げてみます。 ある相談窓口に「50代の独身男性ですが、貯金はありません。でも、年金だけで何とかなりますよね」という質問があったそうです。この質問は、この方に限った特殊な質問ではなく、多くの国民の皆さんが、是非、答を聞きたいと思っている質問です。 でも、答は「年金だけでは、何ともなりません」というものです。 当たり前のことですが、「何とかなる」という言葉そのものが「何ともならない」という言葉が存在することの証です。 もう、伝説になりつつあるのかもしれませんが、2018年に、金融庁が「老後資金は2000万円必要」という発表をしたことがあります。この2000万円という数字は多くの方の記憶にあると思います。 ただ、「老後資金は、いくら必要か」という問いの答はありません。前提条件次第です。それでも、少なくとも、貯金ゼロでは、老後は乗り切れません。 人..

  • 想像力と感性

    今日は、野口悠紀雄氏の文章を転記させてもらいます。 野口氏は、高齢ですが、とても優秀な学者で、私は尊敬しています。過去にも、何度か、取り上げたことがあります。長文ですから、抜粋しますが、有名な方なので、全文はネットで読んでください。 衆議院選で、経済問題についてさまざまな論議が行われた。 自民党は地方創成プランを掲げた。野党からは、消費税の減税や見直しに関する提案が出された。また、さまざまな給付金などの提案があった。 ただし、日本経済を長期的な観点で捉え、現在の衰退過程を変える政策は何か、といった議論はほとんどまったく行われなかった。 そもそも、日本経済が長期的な衰退過程にあり、このまま放置すれば、将来に大きな問題が生じるということさえ、論議の対象にはならなかった。日本経済に関する最も重要な問題が、総選挙では議論の対象にならなかったということになる。 選挙で経済の長..

  • 皇室典範

    今日は、最初に、男女格差に関する記事を、いくつか転記します。 世界経済フォーラム(WEF)は、男女格差の現状を各国の統計をもとに評価した「Global Gender Gap Report」(グローバル・ジェンダーギャップ・レポート、世界男女格差報告書)の2024年版を発表した。日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中118位で、過去最低の順位だった前年(146カ国中125位)から小幅に持ち直した。しかし政治・経済分野は低迷が続き、男女格差が埋まっていない現状が改めて示されている。 国連の女性差別撤廃委員会は29日、日本の女性政策について最終見解を公表し、夫婦同姓を義務付ける民法の規定を見直し、選択的夫婦別姓を導入するよう勧告した。 国連の女性差別撤廃委員会が29日公表した最終見解は、日本政府に対し、国会での男女平等を進めるため、女性が選挙に立候補する場合、300..

  • 日本がパレスチナになる時

    イスラエル軍によるガザ攻撃で、多くの民間人が犠牲になり、子供達も多く犠牲になっているとして、世界で反イスラエルのデモが行われています。 では、なぜ、こんなことになってしまったのか。 ハマスが、イスラエルに数千発のロケット弾を撃ち込み、外国人を含むイスラエル人を殺し、拉致したことが発端です。パレスチナ(中でもハマス)を攻撃する口実を探していたイスラエルは、「よし、来た」とばかりに、軍を出しました。思う壺です。ハマスは、勝算もなく、イスラエルを攻撃したのです。ハマスは幼稚園児並みの思考能力しか持っていなかったということです。こんな結果になることは、わかっていたはずです。追い詰められたからなのか、正義のための聖戦なのか、ハマスは犠牲者が出ることを承知で、イスラエルに挑戦状を叩きつけたのです。愚挙に走ったのはハマスです。子供達は、イスラエルの爆弾や銃弾で犠牲になっていますが、それは、ハ..

  • 役立たずの政治家

    今回の選挙ほど、「選択肢の無さ」が体感できた選挙は無かったのかもしれません。有権者の皆さんは、投票に困ったことと推察します。国民民主党が4倍という躍進を見せましたが、毒にも薬にもならない部分が評価されるようでは世も末です。今月は、4回も続けて「選択肢の無さ」を書くことになってしまいました。日本、ヤバイです。 このブログでは、以前に、衆議院選挙は任期満了まで待ち、早期の解散総選挙はすべきではない、と書いたことがあります。しかし、自民党は早期解散を選び、大敗しました。これは、自民党の古い論理による敗北ですから、自業自得です。ただ、これは、自民党だけが狼狽えているのではありません。国民の「ヤバイかも」が表面化してきたことが大きく影響しています。時代は移ります。時代を読まない判断は大変危険だということです。日本全体が、狼狽え始めているのです。「ヤバイかも」が「これは、ヤバイぞ」へと移って..

  • 皆さんは自由です

    衆議院選挙の結果が出ました。 自民党大敗という報道ですが、相変わらず、自民党は第一党です。 この選挙で、日本の政治構造(自民か非自民かという構造)は変わったのでしょうか。いいえ、表面的に多少の変化はありましたが、構造はそのままです。それは、国民の頭の中に「自民か非自民か」しか無いからだと思います。私達に求められているのは、「既存政治か、時代に合った新しい政治か」なのに、国民意識が昭和のままであれば、変わり様がないのです。国民が参加した今回の政権選択選挙の結果を受けて、皆さんの不安感と閉塞感が減ったとは思えません。 国民の選択は、いつも通りの、消極的で、無難で微妙な、現状維持だったのです。自分達の生活が危険に晒されているのにも拘わらず、過去の流れを容認したのです。 まさに、日本人の面目躍如という表現が相応しい結果だったと思います。 でも、「おい、おい」「ほんとに、これでいい..

  • 北朝鮮に追いつく日

    発足時の石破政権支持率の低さが話題になりましたが、50%もの支持があったのに、何故なのでしょう。過去の新政権の支持率よりも低いことで、話題になったようです。 では、岸田政権から石破政権に代わって、自民党の何が、変わったのでしょう。 何も変わっていないのに、支持するが50%。とても、不思議です。魔法です。 岸田政権の支持率が25%だとすると、倍の50%もの支持が得られているのです。 世間では、いわゆる、御祝儀だという解説です。 世論調査ですから、答を出しているのは国民です。 国民の皆さんに、「総理大臣が代わることは、祝うべき事なんですか」と聞きたいです。 ここにあるのも、歴史と伝統と文化に守られている「なあ、なあ、まあ、まあ」だと思います。意味なくてもご祝儀を出すことが「大人の対応」であり「しきたり」になっているということのようです。何の疑問もなく、25%が50%になる..

  • 体験が無い

    今日は、最初に、ある方の文章を転載します。これまでも、多くの方の文章を転記してきましたが、それは、私達の現状認識を表す文章として参考にさせてもらってきたという経緯があり、書かれた方を批判する意図は全くありません。今日参照する文章は、多くの方が感じていることを文章にしてくれたという点で転記したいと思いました。書かれた方の意図とは違うのかもしれませんが、ごめんなさい、です。 国民の選択肢をゼロにした「悪夢の民主党政権」 選挙は何の為にやるのか? 国民の意思を政治に反映させるためである。 だから最低でもマトモな選択肢が二つ無ければならない。もし選択肢が一つなら、ゼロと同じだ。 権力は絶対に腐敗する。だが、与党にどんなに不満であっても、他に選択肢が無ければ、与党に我慢するしかない。結果、与党の腐敗と増長は無限大となる。 1955年以降、日本の政治はこのようになった..

  • 泣きっ面に蜂

    2023年7月時点の生活意識調査です。 「大変苦しい」 26.5% 「やや苦しい」 33.1% 「普通」 35.8%、 「ややゆとりがある」 3.9% 「大変ゆとりがある」 0.7% これは、1年前の調査です。この1年で、更に、悪化していると思います。 「苦しい」と答えた人が、約6割(59.6%)で、「ゆとりがある」と答えた人が、約0.5割(4.6%)という結果です。約13倍です。でも、これ、まだ始まったばかりです。 厄介なことに、生活が苦しくなっている人の割合は、右肩上がりの上昇トレンドです。この上昇トレンドは、この先も続きます。トレンドとは、そういうものです。 「大変苦しい」人が、最も多くなる時が来ますし、その先には、「もう、無理」という人も出て来ます。そして、世論調査すらできない時がやって来ます。 そのことを、国民..

  • 国力衰退を止めること

    他国で起きたことですが、痛ましいニュースについて書きます。 「韓国の大手紙・朝鮮日報系のケーブルテレビ局であるTV朝鮮は、韓国政府当局者の話として、北朝鮮当局が先週、中学生およそ30人を公開処刑したと報じた。理由は、韓国から対北ビラの風船で一緒に飛ばされてきたUSBメモリを拾い、その中に納められていた韓国ドラマを見たためだという。TV朝鮮によれば、北朝鮮当局は先月にも、高校生に相当する年齢の青少年およそ30人に無期懲役や死刑を言い渡していたとのことだ」 北朝鮮で起きることには、いつも、驚かされます。公開処刑だけでも衝撃ですが、処刑されたのは中学生です。しかも、強制的に市民が聴衆として参加させられていたと思います。 日本で起きることはないのでしょうか。今の所、そんな兆候はありません。ありませんが、絶対に起きないとは言えません。 日本でも、昔は、島原の乱で、数々の農民一..

  • 滅びる日を待ちますか

    得体のしれない「何か」が、ひたひたと、近づいているような感触、「もしかすると、ヤバイかも」という感触、「何となく」不安を掻き立てるような感触、そんな感触が増えているように思う方は、いませんか。私も、不安は増殖していると思います。 そこで、今日は、触れてはいけない、危険な、話題に挑戦してみます。専門家の方には怒られるような内容を多く書きますが、大目に見てください。 「天皇」という言葉を定義してみませんか、という提案です。 私の知識が乏しいのかもしれませんが、天皇を定義するような発言や文章は見たことがありません。これは、私にとっては、とても違和感があることです。特に、政治家や専門家が「天皇」を語る時、まるで神に仕える下僕のような物言いをすることに驚きます。多分、「下々」は恐れ多くも「天皇」に言及するのは僭越だ、ということなのだろうと思います。とても、「気持ち悪い」と感じます。 ..

  • 家族を守ってください

    中国で、日本人学校に登校する途中の10歳の児童が暴漢に襲われて死亡したという事件がありました。 中国に進出している企業の従業員の家族だと思います。親と一緒に歩いていたそうですが、犯人から見て低い位置にある子供の腹部を刺したということは、最初から、子供を殺害する目的で近づいたことになります。 中国の報道官は、「この事件は個別のもので、類似の事件はどの国でも起こりうる」と言い、「偶発的な事件」に過ぎないと強調しています。 中国の報道は政府の都合が優先され、恣意的な統制が当たり前であり、客観的な情報とは言えません。極論ですが、全てがフェイクニュースだと考えてもいいくらいです。 ネット上で「憎悪教育の弊害」との批判が出ているそうですが、すぐに消されていますし、当局は中国式愛国教育の正当化に必死です。 犯人は、小学生を刺した後、その場に立ちすくんでいたところを逮捕されています。逮捕..

  • 社会生活の理

    自民党総裁選と立憲民主党代表選が行われ、それぞれリーダーが決まりましたが、やはり、今回も、国民は蚊帳の外でした。 自民党の目的は政権維持であり、立憲民主党の目的は政権交代であり、政治家個人の目的は自分の選挙であり、国民生活を守ることは、彼等の目的ではないようです。 この国は、誰のためにある国なのでしょう。いつまで、こんな茶番をやるのでしょう。こんなシステムで、こんな国会議員で、国民生活は守れるのでしょうか。 いいえ、守られていませんので、国民の貧困化が進んでいるのです。 しかし、これ等の不都合が生じている原因は、国民の皆さんの不作為です。あんな連中に国の運営を任せているのは国民の皆さんです。国民の皆さんが、国民生活を守るための政党を作らないから、魑魅魍魎の跋扈を許しているのです。国民の選択肢は、禄でもない自民党か、もっと禄でもない自民党以外の政党か、しかありません。ですから..

  • 昭和的思考

    NHKの稲葉会長が、会見で「公共放送NHKとしてどうあるべきか、どうあらねばならないかという本質的な視点を常に忘れないようにしていきたい」と述べた、という記事がありました。 NHKは、稲葉会長だけではなく、放送でも「公共放送NHK」という言葉を度々使います。まるで、「公共放送」という言葉が錦の御旗であるような言い方です。 放送法にも公共放送という言葉はありますが、「公共放送とは」という定義はありません。いわゆる、「何となく」「暗黙の」「なあ、なあ、まあ、まあ」が、公共の定義なのだと思います。 ここで、勝手に、「公共サービスとは」という言葉の定義をしてみます。 「公共サービスとは、国民生活に欠かすことのできない基幹分野のサービスである」と定義してみましょう。例を挙げれば、電気・ガス・水道、通信・鉄道等のサービスです。 では、放送は公共サービスに該当しないのかと言うと、時々、..

  • 令和の米騒動

    令和の米騒動がニュースになっています。 私の近くのスーパーでも、お米の商品棚は空でした。 私は、パックの米を使うことがほとんどですが、パック米も「お一人様1点」しか買えませんでしたし、品薄でした。 この騒動の原因はどこにあるのでしょう。 先ずは、農水省の分析を見てみましょう。 1.流通量の減少2. 外国人旅行客の増加に伴って外食業界の引き合い増3. 南海トラフ地震の臨時情報が発表されたことでの買いだめ4. 物流業者のお盆休みで商品の搬入が停滞、の4点だそうです。 つい、「ふむ、ふむ」と頷きそうになりますが、大丈夫かな。 2023年の収穫量は平年比で101ですから、不作の影響ではないようです。なぜ、「流通量の減少」が起きたのかはわかりません。そもそも、「流通量の減少」は結果であって原因ではありません。農水省は、多分、意味の分からないことを縷々語るのでしょうが、政府が..

  • 何のために

    自民党総裁選という茶番劇の幕が上がりましたが、私達の国は、こんな茶番劇をやっていて大丈夫なのでしょうか。とても、そうは思えません。 その選挙に立候補する方々の言葉は、「綺麗事」「美辞麗句」で飾られているだけの、まさに、国民不在を証明する茶番劇の台詞です。「国とは、国民とは」という言葉の定義もなく、「国のため、国民のため」という常套句を叫びながら、自分の「欲」に溺れている様子は不様だと思いますが、当事者は、恥ずかしいとは思っていないようです。また、この時期になると、老害政治家の顔が度々テレビ画面に出て来ます。彼等の目の先にあるのは、国民生活なのでしょうか。そうではないと思います。彼等が見ているのは、自分の強欲の実現です。今の日本は、そんな悲しい国です。ほんとに、ヤバイです。 今日は、「綺麗事」「美辞麗句」では、私達の生活は変わらない、いや、悪化するという必然について書いてみたいと..

  • 自民党総裁選という茶番劇

    9月後半に、自民党総裁選と立憲民主党代表選という茶番劇が行われます。 国の、国民の、責務が明確ではなく、国の、国民の、目的が存在していない状態で、国のリーダーを決めれば、政治家の損得が最優先されることは当たり前のことだと思います。ですから、国にとっても、国民にとっても利益にならないリーダー選びは茶番だと考えています。 国民の何割の方が政治に関心を持っているのか定かではありませんが、全く関心のない方を除いた国民の関心は、99対1で自民党総裁選にあります。自民党総裁が内閣総理大臣になるのですから、当たり前のことですが、立憲民主党が政権を取れば、立憲民主党の代表が内閣総理大臣になるにも拘わらず、です。 と言うことは、国民は、立憲民主党政権が誕生するとは、露ほども思っていないということになります。9割の国民の関心が自民党総裁選にある、と言うことは、左翼の皆さんも、立憲民主党の支持者の..

  • 美しい死なんて存在しない

    8月に株価大暴落が起きました。日経平均株価、4451円安です。 過去最大の下落ということでニュースになりましたが、私のような庶民の実感としては「へぇー、そうなんだ」程度なのだろうと思います。 もちろん、個人投資家の皆さんは、背中が寒くなったと思います。特に、最近、政府の口車に乗ってNISAを始め、ついでに投資生活を始めた素人衆は青褪めたことと思います。 余計な話ですが、「NISAは長期投資なのだから、今回の暴落は関係ない」という意見があります。では、30年後の日本の株価は、どうなっているのでしょう。日経平均が1000円になっているとは考えないのでしょうか。いや、株式市場が存在しているのでしょうか。今ほど長期予測が困難な時代はないと思います。今は、前途洋々ではありません。 あの暴落でも、プロは、全員ではないでしょうが、利益を出すか、負けることなく手を引いたと思います。今回も、..

  • エネルギー不足

    現行の国家運営システムが賞味期限切れになっているという警告を出す主張が、ほんの少しですが増えています。主張しているのは私だけではありません。 その背景には、日本という国が、劣化している、衰退している、という指摘が、この1、2年で飛躍的に増えていることだと思います。 国民の皆さんの不安も、増殖し続けています。 しかし、それが何かを変えるエネルギーにはなっていません。 「ヤバイんじゃない」「いや、これ、ヤバイだろう」「何とかならんのか」と言うだけで、誰も動こうとはしていません。 まるで、何事も無いように時間は過ぎていきます。 何故なのでしょう。 国民の不安や不満が、エネルギーになっていないからです。皆で「口先番長」をやっているだけでは、エネルギーは生まれません。 社会を変えるためには、巨大なエネルギーが必要です。 そんなエネルギーを生み出せるのは、国民の皆さんの意識の..

  • 力及ばず、ごめんなさい

    「〇〇事変」という言葉があります。 若い方は知らないかもしれませんが、かつて有名なものとしては「満州事変」があります。フィクションの世界では「高校事変」という小説がありました。 平和や秩序や日常を破る出来事は、毎日のように起きていますが、その規模によって、様々な言葉が使われます。その多くは「事件」と呼ばれていますが、「事件」と言うには規模が大きすぎる事案は「事変」と呼ばれたり「騒乱」と呼ばれたりします。更に、その規模が大きくなったものが「紛争」であり「戦争」と呼ばれるのだと思います。 経済の分野では、暴力を伴わない「事件」も数多くあります。最近、有名になったのが「自民党裏金事件」です。そのほとんどは、人為的な事件であり、行き過ぎた「欲」が表に出てきた時に「事件」と呼ばれます。ただ、人間は「欲」でできているのですから、その社会は「欲」が充満している場所であり、「事件」と呼ばれる..

  • 石丸新党

    7月の都知事選で有名になった石丸氏について書きます。 彼が、大阪以外の地方自治体の首長で頑張ってくれるのは歓迎ですが、国政に関与し、旋風を巻き起こした時の混乱は、この国の崩壊を早めることになると思いますので、保険をかけるつもりで書いておこうと思いました。 もちろん、私も、皆さんと一緒で、報道されている石丸さんの事しか知りません。いい意味でも、悪い意味でも、誤解はあると思います。そこは、ご勘弁です。 救世主になる可能性もありますが、同時に、「危険な臭い」も感じています。ただ、「言葉の定義」が好きだと聞きましたので、その一点で期待しています。でも、まだ、わかりません。 危険と希望は紙一重なのかもしれません。 石丸氏は、都知事選前後の約1カ月で、3億円の収入があったそうです。選挙に1億円を使ったそうですから、差し引き2億円の利益を出しました。まだ、当分の間は、ユーチューバー..

  • 何かを変えたい

    野口 悠紀雄さん、という経済学者の方がいます。 数値分析の第一人者だと思います。 その経歴を見ても、非の打ちどころのない経歴だと思います。 比較的、政府に対する忖度の無い学者で、左翼と呼ばれることも、批判ばかりだ、と言われることもありますが、私は、尊敬に値する学者だと思っています。 ただ、これほどの学者でも、過去に囚われているという点では、他の学者と同じです。 分析も解説も素晴らしいと思いますが、その領域からは一歩も出ません。野口氏も「だから、こうする」が皆無です。 平時であれば、これでいいのでしょうが、今は、平時ではありません。 今は、崩壊途上という非常時です。必要なのは、分析や解析ではなく、対策です。既に、手遅れかもしれませんが、殻を破る学者の出現を願って止みません。 IMDが発表した世界競争力ランキングに野口氏が言及している文章について書きます。 「I..

  • 皆さん、知ってますよね

    「30年の為体(ていたらく)が、日本を衰退させた」という論調が、ごく普通に、ニュースになります。「失われた30年」のことです。 その通り、なんですが。 現状認識は、間違っていないのですが。 「どうして、そうなったんですか」 「責任は、誰にあるのですか」 「だから、どうするんですか」 に関しては、真面な答えが見当たりません。 欲と二人連れの野党の皆さんは「アベノミクスのせいだ」と言います。「失われた30年」は、そんな次元の低い問題ではありません。「自民党のせい」とか「自民党が悪い」と言っておけば、野党の皆さんは満足なのかもしれませんが、「どうすれば、この国を救えるのか」の青写真を提示せず、「誰かのせい」「俺は悪くない」では、政権交代は難しいと思います。与野党を問わず、権力闘争の渦中にいる人には、問題の本質は見えないのだと思います。もちろん、そんな政治家の皆さんに騙される..

  • 国民の明日は真っ暗です

    物価上昇のトレンドが続いています。 物価上昇のトレンドに終わりが見えない昨今ですが、全国数千万人の貧困同胞の皆さん、生活できていますか。 庶民の生活必需品には、あらゆるものが含まれますが、「まだ、値上がりしていない」ものを探すのは難しくなっています。価格の優等生と言われていた「もやし」も値上がりしているというニュースがありました。値上げ予告の商品も数多くあります。 水道光熱費、食品、日用品、家賃、交通費で5年前の価格のものはあるのでしょうか。 高級品やブランドものは、元々、縁がありませんので、いくら値上がりしても影響はありませんが、生活必需品の値上がりは、ほんとに困ります。 そんな中、最近では、家賃の値上げがニュースになっています。 例えば、奈良県の家賃は平均9.2%上昇したと言われています。 仮に、家賃が6万円だとして、10%値上げされると、月に6000円の負担増で..

  • いい人を演じるだけでは

    政治資金規正法改正案が成立しました。 流石です。 自民党の大勝利です。 これが、自民党の底力なのだと思います。 恥は一時です。自民党は、そのことを知っています。 集金の道筋を残し、そのカネを選挙に使えれば、何の問題もありません。 まさに、見事な「やったふり」ができました。 自民党に取って、何よりも大切なことは、国や国民よりも大切なものは、「自民党政権の維持」であり、そのために選挙で勝つことです。その選挙の生命線はカネです。集金力と裏の選挙資金は死守しなければなりません。 自民党の内部から、岸田改正案に対する反対意見が出ていますが、「俺達は、こんなに犠牲を払ったんだ」という印象を与えるために流されている宣伝文句に過ぎません。「しめしめ」とほくそ笑んでいることを知られてはなりません。 野党も、敗北は認めていると思います。 いつものことです。学習能力の無さには実績豊富..

  • 青写真

    人間は平等ではありません。必ず、強者と弱者が存在します。そして、これは、世界共通の現実であり、太古の昔から続いていて、今後も続きます。 それでも、生活の中身には差があっても、多くの方が、それなりに幸福追求ができるのが、平時です。 しかし、異変が起きた時に、その影響を最初に受けるのが弱者です。 弱者を数の多い順に並べると、女性、老人、子供、障害者になると思いますが、その耐久力でも、同じことが言えると思います。 国の責務は、先ず弱者を守ることだと思いますが、障碍者手当、子供手当、年金、出産手当を拡充しろ、と言っているのではありません。バラマキは、結果を改竄することにしかならず、解決策にはなりません。 国を富ませ、明るい未来を約束できる国にすることが、国の責務だと思います。 ところが、今、この国は、国力衰退トレンドに乗っています。 残念ながら、真逆の方向を向いて動いているの..

  • 悪しき環境変化

    今日は、物価と貧困を、データ解析だけではなく、体感から書いてみます。 ある調査によると、コンビニの「おにぎり」が、この3年間で116.5%値上げされていると報じられています。116.5%は倍以上です。 キャベツが1玉1000円という記事もありました。 電気料金は、6月から、再び、値上げされます。 ところが。 政府の資料では、インフレ率は2%とか3%です。私の感触では、「0」が抜けているのではないかと思っています。20%とか30%ならば「ふむ、ふむ」です。 家計簿をつけていませんので、詳細は書けませんが、体感としての物価上昇率は30%から60%なのではないかと思っています。 私は、スーパーの総菜は月に何度かは買いますが、基本、自炊です。 相対的貧困者である私は、節約が常態です。単身世帯ですから、炊事・洗濯・掃除という家事は自分でやります。買い物も自分で行きます。家..

  • だから、こうする

    とある記事で、ユニークな分析をしている方の文章を読みました。 明治維新と敗戦に着目し、日本の現状と将来を憂いている文章です。 外交評論家の河東哲夫さんの文章ですが、長文なのでここには転記できません。 「Z世代は『これまでの日本』を見捨てる」という文章です。 河東哲夫氏は、私が知らなかっただけで、そこそこ、有名な人のようです。 また、東大、外務省、大使ですから、頭脳明晰であることは間違いありません。 多分、日本の「知」の先頭グループにいる人なのだと思います。 これまでも核心に近い意見を述べる方はいましたが、それを明治維新と敗戦に結び付けた方はいなかったように思います。近代日本の国家運営システムが大きく変わったのはこの2度です。しかし、その2度共、過去という毒物、別の言葉で言えば歴史という毒物、或いは、文化という毒物を内包した変革になってしまいました。河東氏は、その事を理..

  • 上川発言

    上川外務大臣の「一歩を踏み出したこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」という発言が、多くのメディアで取り上げられました。 その取り上げ方を見てみます。 「この方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」 「私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」 この報道だけではなく、発言の一部を切り取ってニュースの価値を高めようとするメディアの戦略が、世論をミスリードすることになるとは考えないのでしょうか。いや、逆です。ミスリードしたくて報道しているものと思います。「ジャーナリズムなんて、糞喰らえ」と考えているのかもしれません。 「子供を産まない女は、女ではない」という報道をしているメディアは、まだ、ありませんが、国民に、そう受け取って欲しいという意図は、明らかです。 総理大臣候補に祭り上げられた上川氏に傷をつけ、自民党に傷をつけようという意志を強く感じます。 ..

  • 次は、あなたの番

    声を出す人が増えました。 特に、裏金事件以降は、増えたように感じます。 私は、国民の皆さんに、何度も「声を出してください」とお願いしてきました。もちろん、皆さんは、私のお願いに反応してくれたわけではありませんが、感謝しています。でも、このお願いには続きがあります。「声を出す」のは、「声を出し」「原因を見つけ」「解決策を作り」「行動する」する最初の一歩です。「声を出す」だけでは何も変わりません。 ただ、裏金事件にも、それなりの効用があったということなのかもしれません。 裏金事件に対する声だけではなく、いろいろなことに、問題提起をする風潮が、高まっているように見えます。 これは、決して、悪いことではありません。 「衰退」の2文字も見かけることも多くなりました。7割もの皆さんが、この国の衰退を知っていますので、もう常識になったのかもしれません。 でも、もう、声を出す時期も、..

  • 時代認識

    ある小説の中身を転記します。 これは著作権法違反になると思いますが、どうかお許しください。 時は1853年、東北のある村で起きた百姓一揆の話です。 脱藩浪士が、一揆のリーダー達とした会話の部分です。 リーダーのAが、「全国の百姓が一揆を起こし、国の仕組みを変えなければ、百姓の苦難は続く」と言います。 脱藩浪士Bは、「Aよ、百姓にそのようなことはできぬ」 Aは、「なぜでございます」 Bが、「何百年もの間、ただ土を耕し作物を作り、荘園主や侍に搾取される生き方をしてきたのだ。権力に抗うより、口では文句を言いながらも、唯々諾々と従うことに慣れておる。水は低きに流れるものよ。百年先、二百年先もずっと同じであろうよ。文句を言いながらも、自分は何もせぬ者たちの姿が目に見えるようだ」 Aは、「しかし、お上に楯突く民百姓はおります。儂等は何度も楯突いています」 B、「だが、そこまで..

  • 2040問題

    「俺には関係ねぇ」という思い込み、「俺は悪くねぇ」という常識、そんな景色を2つの記事から見てみます。 「失われた30年」の状態が今後も続くと、2040年ごろに新興国に追いつかれ、海外より豊かでなくなる、と経済産業省が24日、見通しを明らかにした。半導体やバイオ医薬品の開発などに思い切って投資しないと、国が貧しくなって技術の発展も遅れ、世界と勝負できなくなるおそれがあるという。 随分前から2040問題は指摘されてきましたが、別に、2040年に突発的に何かが起こるわけではありません。 「失われた30年」は、経済成長せずに立ち止まったままの30年間でした。上から目線の経産省のこの発信は、誰も気付いていないでしょうが、その責任は国民にあることを示唆したものです。経産省は、「俺には関係ねぇが、念のために言っておくと、このままだと、お前等、ドツボに嵌るぞ、わかっているのか」と言い..

  • 憲法記念日の世論調査

    5月3日は憲法記念日でした。 恒例の憲法改正に関する世論調査が行われました。その結果を見てみましょう。 賛成 反対 計 差 毎日 27 52 79 21 朝日 45 44 89 11 産経 52 36 88 12 読売 60 38 98 2 NHK 35 19 54 46 結果を見る限り、毎日新聞と読売新聞の結果が真逆になっていることを見ればわかる通り、世論調査が信用に足るものでないことは明白です。 私には、「世論調査ごっこ」をして、遊んでいるようにしか見えません。 憲法は大事です。 でも、今は、憲法で遊んでいる時ではありません。 ネットの無い時代であれば、各新聞社の調査が、購..

  • おらが村の代表

    日本の国家運営を自民党に託すことは、破滅の道だと書いていますが、野党に政権運営を任せたら、その破滅の時期が早まると書いています。 それは、現在の既存政党では、国力衰退を止める手段がないからです。 そのことは、国民の皆さんも理解していると思います。 それなのに、自民が駄目なら立憲に任せてみようか、と言う方が増えています。 そろそろ、「どっちがましか」はやめるべきだと思います。 今は、「どっちがましか」で何とかなる時代ではありません。 窮地に追い詰められている私達の生活を救える政治家は、国民の皆さんが自分の手で作るしかないのです。 では、立憲、国民、共産、れいわ、社民の5党で、240議席を獲得したとしましょう。社民がキャスティングボードを握ることはありませんが、国民と共産はキャスティングボードを握りますし、れいわが8議席を獲得していれば、れいわにも可能性があります。 ..

  • 飢餓に苦しむ国

    今日も、想像ではなく、妄想を書きます。全貌が見えているわけではありませんが、日本の崩壊シナリオは決まっているのではないかと思っています。それは、後世になって振り返って見た時、きっと、頷けるシナリオなのだと思います。 そのシナリオの主役を演じているのが、国民の皆さんです。もちろん、皆さんに、自分達が主役を演じているという認識はありません。 今の時点では、ヨタ話だと思っていただいても、構いません。1年か2年で、その方向性は見えると思いますので、その時は、ヨタ話がヨタ話で終わらない可能性もあります。 そのシナリオの今年の最初のページが、衆議院解散総選挙で、政界に変化が出ることだと思います。その時期については、岸田さんの「僕、総理大臣、続けたい」という執念の強さによって決まると思います。 岸田総理で解散総選挙をすれば、自民党が大敗することは避けられません。 岸田降ろしも本格的にな..

  • 国力衰退に立ち向かう方法

    株価が4万円を越えたとして一部で大騒ぎになりました。 2020年までは、2万円前後で推移していた株価が、この4年で、2倍の4万円になった理由は、どこにあるのでしょう。 日本経済が、この4年間で、飛躍的に成長したのでしょうか。 そんな話は聞きません。 世界中の資金が、日本市場に流れ込んだと言う方が多いようです。 投資は、変化の中で利益を上げる仕組みです。変化がなければ、投資の妙味は生まれません。そんな投資の世界では、投資資金は変化のある国へと流れるのは、ごく自然な事です。デフレの国がインフレの国になった日本。円安が進んだ日本。マイナス金利が終わった日本。これ等は、全て、変化です。 つまり、日本の株価は、世界的な投機資金で上昇したのです。 と言うことは、海外資金が流出すれば、株価は元に戻るということです。その間に、海外資金がどれほどの利益を出すかはわかりませんが、その分だ..

  • ガラパゴス島のトカゲ

    今日は、反省と言い訳と謝罪の意味を込めて、このブログのことを書きます。 評論という文章を書き始めたのは、このままでは、「この国は壊れてしまう」と思ったからです。実際に、壊れていますし、この先、もっと、壊れます。最近、その事は、周知の事実として認識されています。国民の皆さんは、大変、不安に思っています。 そして、その行き着く先は、飢餓地獄です。このことは、まだ、漠然としか認知されていないと思います。 当初は、どうすればいいのか、わかりませんでした。ですから、批判ばかりしていたと思います。でも、批判は、どれほどしても、何も変わりません。何も変わらない、ということは、いつの日か、地獄の国になることを意味します。 国が崩壊するということは、国民が飢餓に苦しむことと同義です。 この崩壊プロセスは、どこかで止める必要があり、そのためには、止める手段が必要だと思いました。必要なのは批判..

  • 子供達の未来を守ってください

    日本の年間出生数は、1949年に約270万人でピークを迎え、その後、減少しましたが、反転して、再度ピークを迎えたのが1973年の約210万人です。その後、出生数の下落トレンドは反転することなく、2023年度の出生数は80万人を切り、約76万人にまで減少しました。1949年から見ると、約200万人の減少です。 正に、衰退国日本を代表するような数字です。半減以下、約6割~7割の減少です。 一方、日本のGDPを見てみると、1997年に543兆円でピークを迎え、その後、一進一退しながら今に至っています。当初、「失われた10年」という言葉が有名になり、その言葉は、今では「失われた30年」と言われるようになりました。 でも、少子化は50年前から始まっていたのです。 もしも、少子化が経済成長の先行指数だとすると、日本のGDPは、頑張って、横這いを続けていたことになり、大健闘したことになり..

  • 行動する時です

    岸田首相は2024年度予算の成立を受けて、国民に対し、「物価高を乗り越える2つの約束」という会見をしたそうです。 その「2つの約束」とは。 「まず、今年、物価上昇を上回る所得を必ず実現する」 「来年以降に、物価上昇を上回る賃上げを必ず定着する」 だそうです。 「豊かな日本を次世代に引き継げるか否か。我々は、数十年に一度の正念場にある」 「官民が連携して物価高を上回って可処分所得が増えるという状況を確実に作り、国民の実感を積み重ねていく」 と自信満々でした。 この国民に向けた演説で、国民の皆さんは何を思ったのでしょう。 「うんざり」なんでしょうか。 「俺には関係ねぇ」なんでしょうか。 「ふむ、ふむ」なんでしょうか。 「有難いことだ」と言う人はいるのでしょうか。いると思います。でも、それは、優良企業と呼ばれている一部の大企業の社員で、全体から見れば、1%程度..

  • 国民生活を守る法律

    中国の国家運営は、法家的統治に基づくと言われます。 法家的統治とは、「法と称する厳罰中心の支配」という法家の考えで、秦王朝以降の歴代王朝の支配を支えた統治方法です。習政権でも、次々と法律を作り、既存の法律を変えています。権力者が、法という武器を使って、人民を支配することが目的とされます。 これは、中国版の「歴史と伝統」だと思います。 どこの国でも、歴史と伝統を利用することは、魅力的な統治方法のようです。 それは、雛形があり、結果も出ているからだと思います。 ただ、そこで見落とされているのが、時代ではないかと思います。周囲の環境が全く同じであれば、同じ結果を生む可能性は高いと思いますが、実際には、環境も、時代も、人々の意識も、違います。 それでも、支配者は、歴史と伝統に頼ろうとします。それは、一番楽だからと思います。 もしも、法は正義で、法の執行者には正義がある、のであ..

  • 相対的貧困率44・1%

    最初に、貧困に関するニュースです。 阿部彩・東京都立大教授が、65歳以上の一人暮らしの女性の相対的貧困率が、44・1%にのぼる、と発表した。 厚労省が発表している現役世代のひとり親世帯(44・5%)と同じ。 同じ「高齢」「単身」でも男性の貧困率は30・0%で、女性と14・1ポイントの開きがある。 30・0%や44・1%や44・5%は、低い数値なのでしょうか。 そうではないと思います。 高齢男性の3人に1人、高齢女性の2人に1人が、貧困であるという現実は、決して、「ふむ、ふむ」で済ませてはいけない問題だと思います。 今の高齢者は優遇されていると言われています。現在、25歳の働き手の若者が、40年後に年金を受給できるかどうかが危ぶまれていることを考えると、40年後よりも現在の高齢者は恵まれていると言われるかもしれません。 ほんとに、そうなんでしょうか。 30・..

  • 虚しい国民の声

    今日は、国民の皆さんの声を集めてみました。 先ずは、2022年に調査された政治に対する国民意識の民間調査について見てみます。 尚、回答は複数(3つ)選択方式ですから、100%にはなりません。 問: あなたが政治家に望むこと 安定した暮らしの実現 60.4 国の安全を守ること 49.7 公正な社会の実現 38.0 既得権益にとらわれず改革をすること 29.7 国を発展させること 28.4 国益を守ること 24.0 多様性を尊重した社会の実現 14.5 地元の発展への貢献 10.3 国民の皆さんは、暮らしの安定を一番望んでいますが、政治家は、皆さんの生活を壊すことはできても、安定させることはできません。皆さんの生活を安定させるのは、..

  • 国民が法律を作れる仕組み

    迷走する裏金事件。自民党議員は、いや、岸田さんは、必死の防衛です。 野党の追及だけなら、何も怖いことはありませんが、この事件は国民の大きな反感を買ってしまいました。ですから、政治資金規正法の改正は不可避です。 さて、どんな改正ができるのか、とても、楽しみにしています。 「欲」の亡者である国会議員が、自分の利益を危うくする法律を、自分で作るのです。 そんな法律作れません。無理です。人間ですから。 それでも、何かしないと、収まりが付かない状況です。 ほんとに、困ったことです。 それでも、この国は「なあ、なあ、まあ、まあ」の国ですから、何とかなります。 これまでも、政治家は、特に、自民党の政治家は幾多の困難を乗り越えてきました。 政治家の皆さんは、国民生活を守ることではなく、自分の利益を守ることを、自分の責務だと信じて、知恵を出してきたのです。平安貴族も徳川武士も帝国陸..

  • 未来のために、行動を

    今日は、何の役にも立ちませんが、政局の話を書きます。 巷でも、政局の話は、多くの方がしています。専門家の皆さんは、独自の取材をして予測をしているようですが、私には取材能力がありませんので、独断と偏見を武器にして、勝手なことを書きます。ですから、意味のない戯言だと思ってください。 ただ、政局の話が盛り上がるということは、それだけ政治が不安定であるということですから、国民にとって、決して、望ましい環境ではありません。 政局の話で、最も大きな話題は、解散総選挙です。 特に、岸田政権では、よく話題になります。 まだ、4月解散説、6月解散説、9月解散説は、残っています。 普通に、冷静に考えれば、あり得ない話ですが、噂は消えません。 それを不思議だと思うのは、裏金事件が、下火になるのは、もう少し先だと思うからです。 これまで、何の考えもなく自民党に投票していた人達も、今は、..

  • 意識革命

    このブログでは、国力衰退を大きなテーマとして取り上げています。 とても分かり易い衰退データが出ましたので、その事について書きます。 「日本、名目GDPで、ドイツに抜かれ、世界4位になる」というニュースです。 日本の最高ランキングは、世界2位でした。 2010年に、中国に抜かれ、2023年にドイツに抜かれました。 中国は、2010年に日本を抜き、2位になりましたが、それから13年で日本の4倍以上の経済大国になりました。そして、2023年に、マイナス成長(-0.3%)のドイツに抜かれました。 ただ、この世界4位は途中経過に過ぎません。 2050年には7位に、2070年には12位になるという予測もあります。 この予測は、大変楽観的な予測で、この程度の凋落で終わるという保障はありません。今の状況に変化がなければという前提が付いています。 為替相場次第では、世界100位も、..

  • 昭和の残骸

    少し長期的な視野で見ると、政治とカネ問題が繰り返される度に、政治に対する国民の信頼が失われ、自民党という看板が痛み、そのことが今後の選挙を難しくし、選挙に勝つためには、更に、カネが必要になるという悪循環が生まれています。 中でも、自民党議員にとって一番厄介なのが、地方議員の不満です。次の統一地方選挙までは、まだ数年ありますが、国会議員の不始末で、自民党の看板を背負っている地方議員は困惑しています。自民党の国会議員は、地元の地方議員の力がなければ当選できません。国会議員が一番弱い立場にいると言われています。それは、地方議員のほうが365日地元にいて、有権者と近い関係にあるからです。国会議員は、自分が当選するためには地方議員にカネを渡す必要があります。そのために、裏金が必要なのです。国会議員の一番の目的は「当選」ですから、仕方ありません。派手にやり過ぎて立件され、議員辞職した広島の議..

  • 窮地に立っても何もしない人々

    今、自民党では、政治資金規正法の最終案が真剣に検討されていると思います。「ここまでは譲れるが、この一文は必須だ」という内容だと思います。そうです、抜け穴を作るために知恵を絞っているのです。自民党と自民党議員にとっては、カネが全てです。今回は、騒ぎが大きくなりましたので、多少の妥協は必要ですが、全面改定の必要はありません。何よりも、自民党案でしか法律は成立しないのですから、心配いりません。 元々、お代官先と越後屋の流れを汲み、経済界の代弁者であった自民党ですが、野党になった自民党には何の価値もない事を知ってしまった自民党は、あらためて、「政権を維持する」ことが目的になったのです。カネのためなら、魂を売ることなど些細なことに過ぎません。 民主主義も国民も国家も、二の次、三の次でいいのです。先ず、カネです。自民党が政権を維持すること以外は、何を犠牲にしても構わない。そのためには、選挙..

  • 頑張らないから衰える

    2013年、約10年前に、当時の総理大臣だった安倍総理が「アベノミクス」という政策を示し、多くの方が、歓迎し、拍手し、褒めました。 でも、最近では。 アベノミクスは、失敗だったという意見が多くなりました。 私も、アベノミクスは失敗だったと思います。しかし、未だに、その原因の原因については、誰も知りません。いや、知らないのではなく、気付いていないのだと思います。 よく「政治は結果責任だ」と言われますが、10年という時間を無駄にした責任を政治は取ったのでしょうか。いいえ、安倍総理が銃弾で倒れたのは、アベノミクスの失敗の結果ではなく、統一教会問題が原因でした。 では、誰かが、自民党が、その責任を取ったのでしょうか。 いいえ、誰も、責任は取っていません。 失われた30年の中の10年は、アベノミクスの時代です。 つまり、「政治は結果責任だ」という言い伝えには何の意味もない、と..

  • 政治にはカネがかかる

    政治家の皆さんは、与党の方も野党の方も、「政治にはカネがかかる」と言います。 この主張は、正しいのでしょうか。 私は政治の世界のことは知りません。本当の政治の世界を知っている方は、ごく一部の人達だけだと思います。ですから、「政治にはカネがかかる」と言われれば「そうなのか」と思ってしまいますが、ほんとに、そうなのでしょうか。 一度深堀りをして調べてみる必要があるのではないかと思います。 私には、ネットで情報を探すくらいしかできませんので、政治の世界を熟知している人に一肌脱いでもらいたいと思いますが、実現しそうにありません。 素人の私には的確な分析は出来ないかもしれませんが、少しだけ、考えてみました。正しい分析かどうかはわかりませんが、そのことを書いてみたいと思います。的外れな分析だった場合は、どうかジョークとしてお許しください。 政治家の方が、「政治にはカネがかかる」..

  • ヒモに貢ぐ女

    今日も、国民の皆さんのことをボロクソに書きます。 国民の皆さんを、これほど悪しざまに書くブログは他にないと思います。 悪しざまには書きますが、悪意はありません。 この国は壊れかけています。近い将来、壊れます。 そんな国を救えるのは、国民の皆さんしかいないから、「どうか、目を醒ましてください」とお願いしているのです。 「これが、お願いしている者の態度か」と言われれば、「ごめんなさい」と言うしかありませんが。 自民党裏金事件は、検察の捜査では、煮え切らない形で終わりました。 多くの皆さんがそう感じるのは、「4000万円」という線引きだと思います。 生活が苦しくなる一方の国民から見れば、自民党のやったことも検察の捜査も、「許せない」と思っても仕方ありません。「1円」と「4000万円」の線引きの違いを「ふむ、ふむ」と頷ける国民は少ないと思います。今回の検察の「4000万..

  • 最強の武器

    日本の就業者数の35%に当たる約2000万人の方の「年収」は300万円以下です。国会議員は、「月収」で300万円以上稼いでいます。そんな国会議員が、さらに、数十万円から数千万円の無税のカネを稼いでいるのです。 庶民の金銭感覚から見ると、自民党裏金事件での立件は、納得いかないと思うのが普通だと思います。 政治資金だけではなく、裏金だけでも庶民感覚からは遠く離れてます。 でも、怒ってみても、不平不満を並べても、私達にはどうすることも出来ません。 国民の皆さんは、どんどん、「やる気」を失うと思います。 国を繁栄させるのは国民次第ですが、「やる気」を失った国民が、国を豊かにするとは考えられません。 今回の事件も、国力衰退の背中を押します。 政治家は、自分で富を生み出すことは出来ない人達で、彼等は、国民が「やる気」になって富を生み出すことを支援するのが仕事です。 ところが、そ..

  • どうすることも出来ない

    1月1日早々、「朝まで生テレビ 新春SP」というテレビ番組がありました。 昔、一度観たことがありますが、「これって、バラエティー番組 ?」と思える内容だったのと、老害司会者の横暴が酷くて、観るのを止めたことがあります。 今回は、若者の出演が少なかったせいか、バラエティーにはなっていませんでしたが、実りのない番組でした。司会者は、やはり、老害でした。90歳だそうです。1/26にも、老害で一悶着あったようですが、テレビ局は喜んでいるのかもしれません。 「2024 この国をどうするか」がテーマですから、問題意識が間違っていたわけではありません。 「政治をどうするか」「経済をどうするか」「国防をどうするか」という真面目なテーマでしたが、出演者が問題点を出し合うだけで、少しは、提案もありましたが、終わってみたら、「何も残らない」番組だったと思います。 不満を表明することは大切なこと..

  • 発展途上国なのですか

    1月1日、能登半島で大きな地震が起きました。 私が住んでいる地域は、震度4でしたが、横揺れは、どこかで大地震が発生したのだと思わせる揺れで、すぐにテレビをつけました。 石川で震度7を記録したそうです。 最大で3~5メートルの津波も発生したそうです。 日本のほぼ全域で震度が記録されました。 1月1日から7日までに、震度4以上の地震が50回以上起きています。石川県にお住いの皆さんは、怖かったでしょうし、大変だったと思います。 家屋の倒壊・流出、火災、インフラの破壊という地震では定番の被害が出ました。 地震で亡くなられた方には多くの国民が哀悼の意を持っていると思います。この記事を書いている時点では、まだ、多数の行方不明の方がいます。もう、72時間は過ぎていますので、生存は望めませんが、それでも、助かって欲しいと思います。多くの方が、そう願っていると思います。行方不明の方の名..

  • 政治資金パーティー事件

    自民党の政治資金パーティー事件は、今、東京地検の捜査が真っ最中なので、今は、まだ、どんな結末になるのかはわかりません。 このような事件が起きると、いろいろな方が「国民」という言葉を使います。 そのことは歓迎すべきことなんですが、「国民って何ですか」「国会議員って何ですか」と言う方はいません。どれも、「何となく」の上で議論が進みます。ですから、どんな結論が出ても、「何となく」で終わってしまいます。 それは、「国民とは」という定義も、「国会議員とは」という定義もなく、「国民の責務」も「国会議員の責務」も曖昧だからです。 自分の責務を知らない国会議員が「カネ、カネ、カネ」になるのは、不思議ではありません。人間は、そういう生き物です。私だって「カネ」大好きです。しかし、誰もが「好き放題」をしていたのでは、国は衰退します。衰退する国では、弱者から犠牲になります。元々、国民の多くが、弱..

  • 悪いのは誰だ

    東京地検は、自民党の政治資金パーティーを事件にしようとしています。ただ、検察は法律の枠内でしか事件にできませんので、法律そのものを事件にしようとすれば、国民がやるしかないと思うのですが、そんな仕組みはありません。新しい国家運営システムを作る時には、この不具合を是正できるシステムを組み込むことをお勧めします。 政治に係わる法律は、政治家に、特に与党に有利になるような法律になっていますので、法律の枠内で事件にしても、大きな変化は望めません。 その上、この国の統治システムは、民主主義風王政並立封建制度ですし、社会は「なあ、なあ、まあ、まあ」で動きますので、多少の軋轢はあったとしても、この国のあり様は何も変わりません。衰退は続きます。 ま、やらないよりは、やったほうがいいのでしょうが、ほとんど意味ないと思います。 それでも、政治資金事件も数ある国力衰退の原因の1つですから、考えてみ..

  • 消費税の廃止

    今日は、昨年の参議院での、れいわ新選組の山本太郎代表のことについて書きます。 「こいつ、馬鹿じゃねーの」と一笑に付すような発言ですが、取り上げることにしました。馬鹿について書きます。 参議院予算委員会での山本太郎議員の質問です。 「国民生活は苦しい」 だから。 「消費税の廃止」 「季節ごとの一律給付」 「社会保険料の減免」 を実現してもらいたい。 そして。 「国民の皆さん、政府は国民を殺しにきてますよ」 「ペンペン草も生えないような将来が待っていますよ」 「みんなでひっくり返しましょう。れいわ新選組がその先頭に立ちます」 質問を受ける側の閣僚は無表情を装っていますが、内心では、「こいつ、馬鹿か」と思っていたでしょう。 さあ、茶番劇の開幕です。 阿吽の呼吸の上に成り立っている馴れ合いの出来レースです。 これが、国会の常識なのでしょうか。 コス..

  • 社会そのものを変える

    昨日は、ユニクロの柳井氏の言葉を引用させてもらいましたが、今日は、サッカー選手だった本田圭佑氏の言葉を引用させてもらいます。 先月、自民党政治資金パーティーの収入に東京地検の捜査が入ったというニュースがありました。ロッキード、リクルート、の次はパーティーなのかもしれません。これも、日本の歴史です。政治改革を「先送り」し、ほとぼりが褪めた頃に「なし崩し」で利権を取り戻し、それが事件になる、という歴史です。歴史は繰り返します。 ただ、騒いでいるのは、新聞・テレビ・野党という、いつものメンバーです。ただ、その目的が、自民党に傷を負わせたいという余りにも姑息で小さなものであるのも、いつも通りです。政治システムを、政界の常識を、温存したままでは、何をやっても変わりません。 過去をズルズルと引き摺り、「なあ、なあ、まあ、まあ」でお茶を濁しているのは、この国に、目的が存在しないからです..

  • 日本人に未来はない

    ユニクロと言えば、今や、世界ブランドですが、そのユニクロを運営するファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏が米誌「TIME(タイム)」(12月4日号)のインタビュー記事で、日本に警鐘を鳴らしているというニュースがありました。 タイム誌を読んでいませんので、ニュースで紹介された断片的な発言を見てみます。 「目を覚ませ。日本は全然先進国ではない。30年間も休眠状態だったのだから」 「日本経済は、製造業への不健全な執着、労働者が企業の肥大化に条件づけられていること、そして税収ではなく急増する借金で賄われている予算のために崖っぷちにある」 「12月、日本の内閣は税収が4,930億ドルしか見込まれていないにもかかわらず、2023年度一般会計予算として過去最高の8,580億ドルを承認し、同期間に2,500億ドルの新規国債発行を計画している」 「日本の公的債務はすでにG..

  • 海外移住の勧め

    私達庶民には無縁の話ですが、海外移住について書きます。 私は、多くの皆さんが海外移住することを、願っています。 その理由は、出来るだけ多くの方が、生き残って欲しいと思うからです。 国家崩壊から自分の身を守る方法は海外移住しかありません。 せめて、大金持ちの皆さんには、日本人として、生き延びて欲しいと思います。情緒的な願いかもしれませんが、地球上から特定の民族が消えるのは、間違っていると思います。 少しずつ、海外移住が増えているという話題もありますが、まだ、限定的だと思います。 多分、私が大金持ちだとしても、海外移住には抵抗があります。それは、日本人にとっては、この国の自然環境が、とても心地いいからだと思います。 しかし、この国は地獄になります。 確率はそれほど高くはないかもしれませんが、民族の絶滅もあり得ます。 国民が貧しくなり、企業が貧しくなり、国が貧しくなった..

  • 国家破綻という一択

    金融崩壊という道筋をつけたのは黒田日銀ですが、今、金融崩壊の仕上げ段階の第二章が植田日銀によって始まろうとしている。なんてことを、素人の私が言っても、何の助けにもなりません。ただ、専門家の意見もいろいろで、「ヤバイ」のか「大丈夫」なのか、よくわかりません。多分、「なんでも、あり」なのだと思います。 金融市場は専門性が高いだけではなく、その守備範囲も広いので、私のような素人には理解できないことばかりです。 ただ、金融分野の異変は、時には、国家存立を危険にするほどのインパクトがあります。 そのために、国には金融を管理する専門の組織があります。 日本の場合、その役目を担っているのが日本銀行です。もちろん、内閣府も財務省も金融庁も深く関与しています。金融は、中央銀行と重要官庁が管理するほどの分野です。 今日は、通貨と金利について、素人目線で考えてみます。素人目線ですから、間違った..

  • 江戸末期の日本

    先月、年内に解散総選挙があると予測しました。外れていたら「ごめんなさい」と書きましたが、見事、外れたようです。申し訳ありません。 これで、岸田さんの総理大臣を続けたいという願いは、頓挫しました。 自民党議員と官僚から、総掛かりで反対され、解散は諦めたようです。 「右も、左も」「あれも、これも」「ふむ、ふむ」「へら、へら」で政界を泳いできた岸田さんでも、難しいのが選挙です。 来年の自民党総裁選挙では、「岸田では選挙を戦えない」が主流になると思われます。 政治家にとって、最大で唯一の目的は、自分の選挙です。「強欲」と二人連れですから、そのエネルギーは半端ではありません。 選挙では、「先送り」と「なし崩し」という得意技が使えませんが、自民党には伝家の宝刀があります。「総理の顔のすげ替え」です。もちろん、限度はありますが、なかなか、優秀な手法です。これまで、何度も、この手で窮地..

  • 飢餓への一本道

    私は、これまで、国力衰退を、諄いほど、話題にしてきました。この先も、この課題から逃れることは出来ないと思っています。 数字を示して、いろいろな事象を指摘してきたように、衰退の事象は至る所に出ているのですから、否定できない現実として認めるしかないと思います。 当初、きっと、皆さんには、私が変人に見えたと思います。いや、「大人の対応ができない馬鹿な奴だ」と思われていたかもしれません。 「わかっていても、口には出さない。それが大人」という常識を全否定するつもりはありませんが、国力衰退に目をつぶることが「大人の対応」だとは思えません。逆に、「大人の責任放棄」に見えます。「なあ、なあ、まあ、まあ」や「見て見ぬふり」は楽ですが、それは、「逃げ」だと思います。 胸を張って「俺は変人じゃない」と言う度胸はありませんが、自分でも「ひょっとすると、俺、変かも」と思うこともありますが、国力衰退に..

  • 令和時代の皆さん

    少数の経済学者の方が、日本経済の衰退に警鐘を鳴らしています。いや、逆から見ると、ほとんどの学者の皆さんが「見て見ぬふり」をしているということです。突出しないこと。権力に逆らわないこと。大勢に迎合すること。何事も安全第一。これが、学者の皆さんの共通の認識のように見えます。その点では、多くの方が、見事に一致協力しています。しかし、学者の皆さんも生活者なのですから、「学問に向き合え」なんて無理は言えません。 なぜ、こんなことになってしまうのでしょう。 それは、この国の運営を担っている、権力の頂点に立っている、自民党が、自分の目的しか見ていないからです。自分の身分を守ることに手一杯です。 自民党の目的は、以前も書きましたが、「自民党政権を維持する」ことです。それ以外のことは何も見ようとしません。自民党にとっては、国も国民も眼中にありません。ただ、ひたすら、政権を維持し、自分を守ること..

  • 他国に蹂躙されない国

    イスラエルで戦争が始まりました。 パレスチナのガザを実効支配しているハマスの大規模な攻撃が、その始まりでした。 これまで実行してきたハマスの攻撃とは、全く違うものです。 オスロ合意が頓挫したことで、パレスチナは国とは認められていません。ですから、ハマスをテロ集団と呼ぶ人も多くいます。自国を持たない民族が行った軍事行動は、やはり、テロなのでしょうか。もしも、パレスチナ国という国が存在していたら、ハマス軍は国軍だったと思います。私は、そこに違和感を感じました。国と国の戦いだけを戦争と呼ぶのは、少し違うと思います。ただ、戦争でもテロでも嬉しくありません。でも、戦争が無くなることはないと思います。 軍事力には大人と子供の差がありますが、これは、戦争なのだと思います。軍事力の差は経済力の差です。なぜ、これほどの差が生まれたのでしょう。 パレスチナ問題の最大の問題は、パレスチナ自治区..

  • ジャニーズ騒動

    何の問題もない国や社会はありません。 どんな国でも、どんな社会でも、多くの問題を抱えています。 ただ、その問題の質と量は、それぞれ違います。 国民生活を破綻させない程度の問題は、残念ですが、目をつぶるしかありません。 何事も、「完璧」はありません。 でも、どうしても対応しなければならない問題はあります。 それが、国力衰退であり、国家破綻であり、国民生活の崩壊だと思います。 私達の国を、私達の社会を、蝕んでいる原因の原因の原因は、文化だと書いています。その文化とは、「なあ、なあ、まあ、まあ」文化です。 この「なあ、なあ、まあ、まあ」文化は、日本人が生み出した優れた文化です。こんな優れた文化を持つ国は他にないと思います。 ただ、万能ではありません。 「なあ、なあ、まあ、まあ」文化の副作用が、悪しき面が、至る場所で表面化してきたのが、最近の日本社会の現実だと思いま..

  • 公職とは

    国民の皆さん。 皆さんの生活は、年々、楽になっていますか。 将来に希望は見えていますか。 老後の心配はありませんか。 こんな質問に、国民の皆さんの何パーセントの人が「YES」と答えるのでしょう。 想像に過ぎませんが、1桁の数値だと思います。 9割以上の皆さんが、生活は苦しくなっている、将来に希望はない、老後が心配だ、と思っているのではないでしょうか。 もっとも、その9割以上の国民の皆さんは、口には出しません。 「言ってみたってどうにもならない」と思っていて、我慢を選びます。 ほんと、「いい人」ばかりです。 口には出しませんが、皆さんの感じている不安は、正しい不安だと思います。 それは、この国の国力が、あらゆる分野で衰退しているからです。具体的に指摘できなくても、皆さんは、それを肌で感じています。だから、不安なのです。 では、この国は、なぜ、こんな国になってし..

  • 洗脳

    「増税メガネ」から始まり、「増税クソメガネ」にグレードアップした岸田総理のニックネームですが、この先、どんなニックネームが出てくるのでしょう。 私が指摘するまでもなく、国民の皆さんは、増税トレンドが始まっていることを知っているようです。でもね、皆さん、ニックネームをどれほど考えても、どれほど面白くても、何も変わらないことを知っていますか。すぐに、忘れられて、元の木阿弥です。 皆さんがやらねばならないのは、ニックネームを考えることではありません。自民党ではない「新しい政治集団を作る」ために、言葉の定義をすることです。 どうして、そのことに気付かないのか、ほんとに、不思議です。 岸田さんは、かなり、「増税メガネ」を気にしているという報道が流れています。 余りにも、増税、増税と言われるのを嫌ったのか、「税収増を国民に還元する」と発言し、「減税」を匂わせました。その発言を受けて、..

  • 普通の我慢か最悪の我慢か

    山梨県市川三郷町の町長は、財政が危機的な状況に陥っているとして、「財政非常事態宣言」を出した、というニュースがありました。 財政破綻が目前に迫っている地方自治体は、市川三郷町だけではありません。全国のランキングでは、市川三郷町は、1768市町村中、上から1057位ですから、市川三郷町よりも下位にある危険な市町村は、約700市町村も存在していることになります。もし、巨大地震が起きたら、多くの自治体が「アウト」になります。危険信号が灯っていない市町村がどれほどあるのか心配です。 原因は、国力衰退と過疎化です。 過疎化による税収の減少と高齢化による福祉費用の増大が原因です。 ほんとに多くの自治体が、このダブルパンチに見舞われています。 しかし、有効な対策がないまま、今に至っています。 国がやった対策は、市町村合併です。 この市川三郷町も、山梨県西八代郡の市川大門町と三珠町と..

  • ドリル優子の再登場

    ドリル優子という呼び方が流行したのは、約10年前です。 「政治とカネ」問題で追及された自民党の小渕優子議員の事務所が、証拠隠滅のためにハードディスクを電動ドリルで破壊したと報じられ、全国に名を売りました。 その小渕優子議員が、今年の内閣改造で、自民党四役と呼ばれている選挙対策委員長の要職に抜擢され、ドリル優子という呼び名が再登場しました。 政治の世界特有の常識である「禊は済んだ」という現象だと思います。 この「禊」という文字は大変便利な言葉で、どんな悪事を働いていても、次の選挙で当選すれば「身の潔白は証明された」という解釈になります。 日本の有権者の多くは、まだ、「下々」です。これは、紛れもない事実です。小渕優子が国会議員を続けていることが、それを証明しています。 「下々」は、「お殿様」だけではなく、「お殿様」の家の「お姫様」にも逆らえません。何よりも、「下々」は、自分..

  • 必要は発明の母

    昨日は高齢化率の話題を書きました。その中で、真の問題は少子化だと書きました。 多分、この認識は多くの方の共通認識だと思います。 しかし、少子化トレンドは衰えることなく進行しています。 私達は、その数値を見て、「ふむ、ふむ」と頷いているだけです。 「じゃあ、お前は、何か有効な提案を持っているのか」 いいえ、持っていません。 「じゃあ、黙ってろ」 そうなのでしょうか。 抵抗しては駄目なのでしょうか。「足掻く」のはみっともないのでしょうか。 「見て見ぬふり」が正しいのでしょうか。 そうは思えません。 少子化だけではありませんが、国力衰退は国の存続を危うくする大きな課題です。考え得るあらゆる対応をすべき課題だと思います。国民の皆さんの生活がかかっているのです。「俺には関係ねぇ」では済みません。 ここで言う「あらゆる対応」とは、経済的、制度的対応だけを指すのではありま..

  • 文化を変えるという選択を

    今日は、もう「お馴染み」の数値になった高齢化率の話を書きたいと思います。 2022年の日本の高齢化率は、29.0%だそうです。 私の実感では、60%だと言われても信じることができます。私の生活圏では、そのくらい、多くの老人がいます。しかも、私のような貧困老人が多いと感じます。 全国平均の推移を見てみます。 1950年 4.9% 1975年 7.9% 2022年 29.0% 予測値 2045年 36.8% 参考値として、地域別第1位の秋田県の数字も見てみます。なぜか、秋田県は、「全国1位」の称号を多く持っています。 1975年 8.9% 2023年 39.3% 予測値 2045年 50.1% これ等の数値を見ると、全国平均の2045年の予測値(36.8%)を、秋田県..

  • 時代と文化の不整合

    今日は、少し、ミクロの視点から、国民の皆さんの将来を見てみましょう。 もっとも、ミクロの視点でも、マクロの視点でも、見るものは、皆さんの将来ですから、同じ結論になります。 最後は、いつもの文化の話になりますが、ご容赦ください。 岸田政権は、9月に、経済対策を発表しました。 経済の「5本柱」だそうです。 〈1〉物価高への対応〈2〉持続的な賃上げと地方の成長〈3〉国内投資の推進〈4〉人口減少対策〈5〉国土強靱(きょうじん)化です。 ところが、国内に、歓迎や期待という空気は生まれていません。 「柱だけでは、風雨は凌げない」という批判すらあります。 「海外や企業にカネをばら撒くのが岸田政権のやり方だ」という批判もあります。 誰が命名したのか「増税メガネ」というニックネームまで出て来ました。つい、頷いてしまいました。本人は気にしているという報道もあります。 「5本柱」..

  • 食料の確保

    このブログを読んでくださる方は、国民のどなた、かです。 それなのに、私は、国民の皆さんをクソミソに書いています。誰も、こんなブログ読みたいとは思わないでしょう。大変申し訳ないと思っていますが、他に方法が見つかりません。国民生活は、壊れ始めていますが、本格的に壊れる日が必ずやってきます。それを防ぐためには、国民の皆さんの力が必要なのですが、そういう空気は醸成されていません。ですから、国民生活は壊れますが、そこで、終わりではありません。再建という大変困難な仕事が待っています。その時に必要になるのが、やはり、「言葉の定義」です。せめて、「言葉の定義」という言葉だけでも憶えておいて欲しいです。 私は、国民の皆さんに、「国とは、国民とは、民主主義とは」という言葉の定義をしてくださいとお願いしています。 そして、そこから導き出される、国の責務を、国民の責務を、明確にし、国の目的を、国..

  • 他山の石

    中国の数字は、公的な数字であっても信頼性と透明性が希薄で、不都合な数字は堂々と隠蔽することもありますので、中国を分析する時は、空気で類推するしかありません。 そんな中国経済に、更なる不透明感が浮上しています。 特に、不動産部門での空気が悪化しています。 永年、「中国の不動産はバブルで、近々、弾けるだろう」と言われ続けて、何年経過したのかわかりませんが、いよいよ、それが現実になろうとしているように見えます。 中国からは、「バブルだと!! 弾けるだと!! 全然、大丈夫じゃないか。中国を貶めようとするアメリカの陰謀に過ぎない」と言われてきました。 実際に、「弾ける、弾ける」と言われ続けても、住宅は作り続けられ、不動産価格は上げ続けてきました。中国の皆さんも、渦中にいる時は気付けなかったかもしれませんが、今、振り返って見ると、「バブルだったんだ」と認識できるのではないかと思います..

  • 同情はできません

    太古の昔から、人間社会と不条理は切っても切れない関係にあると思います。それは、宇宙の物理的な法則と人間の「欲」が鬩ぎ合い、そこから零れ落ちて硬い結晶になったものが不条理なのではないかと思うからです。ですから、人間社会では「どうしようもない」ことは普通に存在します。ただ、その不条理の量は、社会によって差があるように見えます。不条理は人間の「欲」が生み出しているものなのですから、不条理の少ない社会のほうが生き易いとすると、それを制御するのも人間の仕事だと思います。 その不条理に泣いている国民がいます。福島の漁業関係者の皆さんです。 確かに、気の毒だとは思いますが、同情はできません。 それは、福島の漁業関係者の皆さんを含む、国民の皆さんの自業自得だからです。 この国は、未だに、封建制度下にあります。「下々」は、この2000年間、ずっと、「泣き寝入り」をしてきました。そして、今も悔..

  • 戦う覚悟

    「また、麻生さん、やってしまったのか」と思いましたが、いつもの失言とは少し違うようです。失言王の麻生さんですから仕方ないのかもしれませんが、外交での失言は失言では済みません。 立憲民主党や共産党の批判も、的を外しています。 与党、野党、中国外交部の3者の発言を見た時、的を外していないのは中国外交部だけというのは、とても深刻だと思います。あの威圧的で、暴力的で、品位に欠ける中国外交部の発言が、真っ当な主張に聞こえてしまうのは、ヤバイと思います。 こういう状況を「救いようのない状況」と呼ぶのだと思います。 台湾を訪問している麻生さんは、講演で、台湾情勢について語りました。 「今ほど日本、台湾、米国を始めとした有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められる時代はない。戦う覚悟です」 「台湾の人たちの生活、幸せ、繁栄を維持するため、現状を守り抜く覚悟を蔡英文総統の後に総統に..

  • お殿様

    このブログは、暗くて、悪しき未来の話ばかりです。 明るくて、ハッピーな未来のほうが、誰にとっても望ましいものですが、現実は、そうはいきません。 私達は、自分の生活のために、子供達の未来のために、悪しき未来を回避する必要があると思っています。そのためには、悪しき未来を知らなければなりません。 今日も、悪しき未来の話です。 7月、WHOが「鳥インフルエンザのヒト感染に警告を出した」という記事がありました。 WHOは、鳥インフルエンザが、すでに26種類の哺乳類への感染を確認しており、人間への感染は避けられないと言っています。 鳥インフルエンザ「H5N1ウイルス」の人間への最初の感染例は1997年の香港で始まりました。その後、東南アジアや中国などアジアを中心に多数の感染者を出し、2003年から2019年2月までの感染者数は860人で、うち454人が死亡したそうです。この数字..

  • 私達の得意技は先送り

    何とか持ち堪えていた岸田政権ですが、いよいよ、追い詰められました。 でも、岸田さん、心配はいりません。選挙権を持っている国民の皆さんは「いい人」ばかりですから、自民党内での権力闘争に勝てば、大丈夫です。 多分、岸田さんも、「追い詰められている」とは思っていないでしょう。 それは、岸田さんには、強い味方がいるからです。 「いい人」と「いい人、ぶりっ子」の国民の皆さんです。 言い方を変えれば、忠実な「下々」の国民です。 「いい人」と「いい人、ぶりっ子」を足すと7~8割くらいの国民が味方になってくれます。今は、その半数ほどが迷っていますが、今は迷っているだけで、最終的には味方に戻ってくれると思っているのではないでしょうか。 でも、実際に追い詰められているのは、岸田さんではありません。 追い詰められているのは、国民の皆さんです。 岸田さんも国民の皆さんも、そのことに気付い..

  • 復元力

    公表されている世界のコロナ死亡者数は、約700万人、過去2000年の人類史上7番目の数になりました。3年前にコロナが発生した時の私の予測は、ベスト10入りでしたが、ベスト7にまで順位を上げてしまいました。予測が甘かったと反省しています。 ただ、発生メカニズムについては、まだ、確定していません。 それは、中国が協力しない、いや、協力できない事情を抱えているからだと思います。 中国とアフリカは細菌の宝庫です。細菌はコロナウイルスだけではありません。疫病対策には事実解明が欠かせませんが、それが出来ないとなると、今後も、別の疫病に脆弱なまま対峙しなければなりません。 コロナウイルスは、感染力は強いが、毒性の点では、それほど強毒なウイルスではなかったと言われています。それでも、700万人も死亡しているのです。次にやってくる疫病が弱毒性とは限りません。死亡者が、7000万人や7億人の可..

  • 噛み合っていない

    「主権者を疑う ー 統治の主役は誰なのか」という駒村圭吾氏の書籍を評している岩瀬達哉氏の文章を取り上げます。 私は、駒村圭吾氏という方が、どれほど有名な方なのか、学者としてどれほど優秀な方なのか、全く知りません。非礼な言葉を数多く書くと思いますが、無礼の段は、平にご容赦ください。私の視点は、「国民生活は守られるのか」です。その視点では、お偉い先生の過去の経歴や知名度は、何の意味も持っていません。 申し訳ありませんが、今回も本を購入せずに、表題だけで評価してみたいと思います。 法学者の駒村氏は、「国家統治の主役は国民なんですよ」と言いたいのだと思います。 日本は、一応、建前では、民主国家ですから、この結論は正しいものです。多分、国民の皆さんに自覚を持ってもらいたいという願いがあって書かれた書籍だと思います。 ただ、建前と現実は、必ず同じものだとは限りません。いや、建前と現実..

  • ペコペコ集団

    7月に行われた群馬県知事選挙の投票率が、29.65%で、過去最低になったという記事がありました。 知事選挙の投票率を見ると、元々、群馬県の投票率は47ある都道府県の中で、41位で、決して高くはありません。前回は、36.6%だったようです。ただ、今回の29.65%は46位になりますので、群馬県としては問題があるのでしょう。 全国1位は秋田県で、67.4%。最下位の47位は埼玉県で、24.9%です。 投票率の全国平均は、47.7%ですし、最下位の埼玉県よりは上ですから、29.65%という数字が特別な数字ではないようです。 群馬県民の皆さんも、「まあ、こんなもんだろう」と思ったのではないでしょうか。 東京都周辺の地域が低投票率になっているのは、「俺には関係ねぇ」意識が強いことによるのではないかと思います。埼玉47位、茨城46位、千葉45位、栃木44位、群馬41位と最下位争いをし..

  • 改革という名の騙し

    昨日は、立憲民主党の窮状について書きましたが、今日は、野党第一党に名乗りを挙げた日本維新の会の「騙し」について書きます。国民の皆さんは、既に、「改革」という言葉に、かなりの数の方が騙されていますが、日本維新の会が野党第一党になっても、政権党になっても、ずるずると壊れ続けている今の状況は何も変わりません。 世論調査では、日本維新の会は、国民の皆さんの誤解で、支持率で立憲を上回る政党になってしまいました。そうです、皆さんは騙されています。駄目な党(維新)と駄目な党(立憲)を比べた時、立憲のほうが、より駄目な党に見えているだけです。 国民の政治全般に対する閉塞感は大きくなっているように見えます。それは、多くの皆さんが「何党がやっても、同じだろう」と思っているからです。その直感は間違っていません。そのくらい「禄でもない政党」ばかりだということです。日本維新の会に夢を託せば、皆さんは後悔..

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