詩:おこぼれ

一粒の涙数える度、僕は君のなか潜り込む

詩:落ち着いた心で地球儀を回して

なんでもかんでも同じ小鳥のさえずりから始まり、朝のトーストとオレンジジュース、気慣れた服、窓から朝日。全て同んなじ、大切にすべき宝物だから今生きている僕と今朝…

詩：道

夕暮れを誘うよとカラスは僕に告げた僕にも翼があれど広げる事はない歩けばいい近いうちに赤ん坊が生まれる隣の家からはお父さんが笑顔で話す二人が出会った頃の話今日も…

詩：新年明けましておめでとう

明けましておめでとう明けましておめでとう朝早く起きているおばあちゃんとおじいちゃんにまず、「明けましておめでとう。」雑炊のだしのにおいが漂う中で。そのうちお父…

詩：あなたからもらった柿

ぐるぐるっとマフラーを巻いたりする季節なんかになりました。街のイルミネーションは、恋人達がいる事でよけい綺麗なものに見えたりする季節になんかになりました。寒く…

星を一緒に眺めたら

昨日の夜はとても寒かったのを君の暖かい体温に触れて思い出した何もない野原の真ん中にふたりぽつんと寂しく立って地面と星空、広大な一面に挟まれたまるでサンドイッチ…

お疲れ様

お疲れ様お疲れ様朝方毎日サボらずに誠実に顔を出す太陽にお疲れ様夜になって光り輝く星達にもお疲れ様誰も立ち寄らない深夜の自販機にお疲れ様めったに通り過ぎない信号…

勉強部屋

副作用

ねぇ、少し思った事があるんだけどさ。どうしたの？世界には自分が願って伝えたくても伝えられない事があるんじゃないかって。たとえば？イチョウの紅葉は枯れる運命にあ…

ショートバラード

洗濯物が乾く前に君と仲直りできたらいい服と服が絡まって独自の世界を表現するアーティストが目の前にいたがもはや絡ませているのは服だけではなく僕の頭の中もしっかり…