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たった一人の家族、最愛の妻を癌で喪った。独り遺された男やもめが、暗闇の中でもがき続ける日々の日記。

プーちゃん
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2010/07/09

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  • こんな夢を見てしまったら…

    先日の記事に「11月3~5日までの3連休は、休日出勤になりそうだ」と書いた。なるべくなら休日出勤を避けるため、10月27日の金曜日、俺は夜遅くまで仕事をしていた。しかし、いくらなんでも忙しすぎる。通常業務と並行して、特別な仕事をしているからだ。通常業務なら部下た

  • 傍にいてほしい人だけが傍にいない。

    人間にとって、もっとも悲しいことがあったとき。人はどのように対処すればいいのだろうか。人は悲しみと、どのように向き合えばいいのだろうか。それ以前の人生においても、さまざまに悲しいことはあったはずだ。だが、それらを克服することで、人々は悲しい出来事への耐性

  • ルサンチマン

    生まれたときには何も持っていなかった。生まれてみたら、目の前には「欠落」があった。与えてくれる人はおらず、俺は餓えていた。俺の周りにいたのは、奪う人々ばかりだった。しかし…俺は諦めていなかった。奪われたモノは、奪い返せばいい。与えられなかったモノは、自分

  • 男ヤモメ、休日に出勤する。

    仕事が馬鹿みたいに忙しい。おかげで疲れがまったく取れていない。身体がダルい。息が荒い。全身がギシギシと痛む。どうやら限界が近づいている。そう思っていた矢先、金曜日がやってきた。土曜日と日曜日、俺はようやく休むことができる。この2連休で、どれだけ回復するか

  • 俺はいつでも緊張している。

    夜中に何度も目が覚める。細切れにしか眠れない日々が続いている。昨晩も数回、目が覚めた。夜中の2時半に目覚めたときだった。俺は、あることに気が付いた。俺はいつでも緊張している…ということに気が付いたのだ。睡眠薬を飲んで、寝床に就いて、眠りに落ちる。朝になっ

  • 死なないために生きている。

    やらなきゃならないことが山ほどある。だが、それは俺のやりたいことではない。単なる義務であり、責任に過ぎない。面白くもないし、楽しくもないのだ。ただ辛くて苦しいだけなのだ。一方で、面白いことはあるんだろうか。楽しいことはあるんだろうか。何一つありはしない。

  • ひとりぼっちで年を取る (2)

    今朝も午前4時に目が覚めた。身体がダルくて重かった。全身が痛くて辛かった。ここ最近、寝ても疲れの取れない日々が続いている。毎朝、仕事を休んでしまおうか…と思う。だが、俺は出勤せざるを得ない。ゆっくり身体を休めたい。爽快な感覚を取り戻したい。しかし…爽快な

  • 死はそんなに悪くない。

    毎晩、夜中の2時に目が覚めてしまう。朝まで熟睡できず、細切れにしか眠れない。だが、昨晩は珍しく午前4時に目が覚めた。熟睡できたのかと聞かれれば、そうではない。目覚めた瞬間に感じたのは、激しい疲労感と全身の痛みだった。いったんはインフルエンザを疑った。しか

  • のたれ死ぬまで

    号泣することは、ほとんどなくなった。たまに咽び泣くことがあるくらいだ。涙もほとんど出てくることはない。かみさんが亡くなってから、それなりの時間が経った。ようやく涙が涸れてきたのかもしれない。だが…依然として大きな穴がある。俺の心臓のあたりに深くて真っ暗な

  • 大切な部分が欠けている。

    恐怖であれば、その原因は明瞭だ。原因が分かっているのなら、それを取り除いてしまえばいい。そうすれば、恐怖からは自由になれるだろう。しかし、不安はどうしようもない。理由も原因も分からないからだ。だが、分からないだけであって、理由や原因が無いわけではないだろ

  • 「哀しみ」はカラッポだ。

    かみさんが亡くなって、しばらく経ってからのことだった。俺の中に「希死念慮」が生まれた。とても深い喪失感と、自身を破壊しかねないほどの強烈な悲しみが、俺を死に誘ったのだ。また、俺が死んだらかみさんに会えるかもしれない…と思ったのだ。かみさんのところに逝きた

  • 眠り続けたい (6)

    たいていは夜中の2時頃に目が覚めてしまう。以前はそれが辛かった。だが、最近の俺は、それがイヤではなくなった。あと3~4時間は眠れると思えば、ホッとするのだ。しかし、早朝の4時くらいに目覚めると、あと1時間ほどしか眠れないのか…と思って気が滅入る。かみさん

  • 世界の周縁で朽ち果てる。

    早朝に起床して、かみさんに線香をあげる。バルコニーに出て、寒空の下でタバコを吸う。部屋に戻ってから、かみさんにお供えをする。そして俺は、深いタメ息をつく。これで終わりだ。今日1日の「やるべきこと」はやり終えた。残りは「付録」であって、「オマケ」に過ぎない

  • 自分には合わない世界

    毎日がつまらない。何もかもが退屈だ。仕事をしていてもつまらない。街を歩いていてもつまらない。飯を食っていてもつまらない。家で酒を飲んでいてもつまらない。テレビを見ていてもつまらない。かみさんが元気だった頃ならば、つまらないなんて思うことは無かった。退屈し

  • 残酷

    昨晩、俺は夢を見た。俺は寝室のベッドに横たわっていた。寝返りを打ち、隣のベッドを見た。かみさんがいなかった。あれ?容ちゃんはどこに行っちゃったんだろう…俺はしばらく呆然としていた。だが、そのうち戻ってくるだろう。俺はかみさんの帰りを気長に待つことにした。

  • ひとりぼっちで年を取る。

    倦怠感がハンパじゃない。ただでさえダルいのに、その上とても疲れやすい。身体が重たい。全身のあらゆる場所が痛い。あまり眠ることができない。日中は眠たくて仕方がない。呼吸が浅くて荒い。ときには肩で息をしているようだ。単なる老化現象なのか、健康を害しているのか

  • 地獄を見てしまった者たち

    地獄を見てしまった者がいる。彼らや彼女らの心は、ごっそりと抉られてしまった。大きな穴が開いてしまった。そこに「内面」が産まれた。精神分析学の創始者であるフロイトの言うとおり(?)、心の傷は「内面」を産む。そして、その「内面」は「告白」されなければならない

  • いつかは必ず終わるんだ。

    昔、かみさんが言っていた。今日一日ガマンすれば、明日はゆっくり休めるよ…それは金曜日の朝のこと。夜遅くまで残業し、帰宅が午前様になる予定の日だった。俺はかみさんの言葉に救われた。どんなに辛いことであろうとも、いつかは必ず終わるんだ。そう思ったら、気が楽に

  • たまたま選ばれた者

    先日の記事にも書いたとおり、ここ最近、あまり眠れていない。毎晩のように、夜中の2時ごろには目が覚めてしまう。おかげで心身ともに疲れている。仕事上のプレッシャーが主な原因だとは思う。眠れないより辛いのは、目が覚めたあとの何とも表現しがたい気分だ。真夜中の真

  • ずっと夢を見ていたい。

    昨晩、かみさんの夢を見た。かみさんと俺が会話をしている。他愛のない夢だった。夢を見ている間、俺は幸せだった。目が覚めて、夢の内容を思い出していた。やはり俺は、幸せだった。もう少し眠ろうとして目を閉じた。午前5時半。目覚まし時計が鳴った。なぜだろう。幸せな

  • 誰かに言いたいこと。でも言えないこと

    かみさんが亡くなってから1か月。俺はほとんど眠ることができなかった。布団の中に入っても、心身の余分な力が抜けなかった。自律神経が乱れてしまい、いつでも交感神経が緊張していたのだろう。わずかな時間、まどろむことはあったかもしれない。たが、たいていは泣いてい

  • 奪われる者

    自分に余裕があれば、他人に与えることができる。自分が満たされていれば、他人を笑顔にすることができる。かみさんが元気だった頃。俺は余裕を持って生きていた。その余裕は、かみさんのおかげで得られたものだ。心に余裕があった。カネにも余裕があった。時間の余裕もあっ

  • 昇華

    1日に何度も仏壇の前に座る。そのたびに、かみさんの位牌や遺影を見つめ、かみさんに想いを馳せる。やっぱり俺は、かみさんのことが愛おしい。この「想い」はなんだろう。自分の「妻」に対する「想い」であることに違いはない。だが、そう単純に割り切れるような「想い」で

  • 遺族は手を伸ばす。

    たった一人の家族を亡くす。遺された者は、文字どおりの「ひとりぼっち」になってしまう。亡くなった人と遺族との間の一体感が強ければ、死別によって、遺族は自分の半身を削ぎ落とされてしまうだろう。心にポッカリ大きな穴が開いて、茫然と立ち尽くしてしまうだろう。あま

  • 死ぬまで働かなければならない世代

    現在10月6日の午前7時22分。いつものとおり、通勤途中でブログの記事を書いている。明日から3連休だからだろう。世間の空気がとても軽い。みんな家族で出掛けたり、自宅で団欒を楽しむのだろう。だが、俺は明日から3連休だという実感がない。いつものウィークデーのように

  • 死別から自由になれる時間

    目が覚めていて、意識がある限り、いつだって俺は哀しくて、いつだって俺は寂しい。心がザワザワして落ち着かない。何もかもが憂鬱だ。だから俺は、生きているのがとても辛い。すっきりした気分になることはなく、いつでも俺は沈み込んでいる。かみさんが亡くなってから。ず

  • こればっかりは、どうしようもない。

    ここ最近。いつにも増して、メンタルの調子が悪い。鬱(うつ)と言えばいいのだろうか。不安感と言えばいいのだろうか。どちらも違うような気がしている。無性に寂しいのだ。哀しくなるほど寂しいのだ。まるで自分だけが世界との関わりを断たれたみたいだ。おかげで毎日、「

  • もう少しで会えるなら…

    かみさんは気丈だった。かみさんはとても前向きだった。自分の病は絶対に治ると信じていた。自分は絶対に死なないと信じていた。そんな彼女が闘病中に泣いたことがある。プーちゃんを遺して死にたくない!プーちゃんを遺して死ぬのはイヤだ!かみさんは泣きながら叫んでいた

  • ふとした瞬間、比べてしまう。

    ふとした瞬間、比べてしまう。自分自身の境遇と、周囲の人々の境遇とを比べてしまうのだ。周囲の人々は幸せそうだ。笑顔が絶えない。時には幸せすぎて、うれし涙を流している。本当に生き生きしている。こちらが眩しくなるほどの生命力を醸し出している。それは当然のことだ

  • あの濃密な日々があったから

    かみさんが元気だった頃。平日の俺は全力で仕事をしていた。専業主婦だったかみさんに支えてもらい、俺は後顧の憂いなく仕事に集中することができた。だが…毎日が疲労困憊だった。プレッシャーに押し潰されそうにもなった。俺は相当な無理をしつつ、仕事をこなしていた。そ

  • 世界には絶望しかない。

    かみさんが元気だったころ。かみさんと俺には語るべき未来があった。夢を語り合った。希望を語り合った。未来を想像するだけで、かみさんと俺はウキウキしていた。1週間後の予定を話し合い、1か月後のことを語り合った。1年後のことに想いを馳せて、10数年後のことを想

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