武揚伝 - 決定版(下) (中公文庫 さ 45-13)佐々木 譲中央公論新社2017-11-22武揚が新しい日本に描いた夢はどのようなものだったのか?脱走の行程で、仙台藩・玉虫左太夫など列藩同盟の諸士たちとの意見交換を通じて、”蝦夷共和国”の構想が固まっていく。当初、徳川藩
読む本は、文芸から新書など、なんでも。その他、日々想ったことなど記しています。
センパイと。前回は夏前だったから少々久しぶり。ようやく朝夕で少しづつ秋が感じられるこの頃だけど、今日も昼間は30度を超えたようだ。さて、阪神タイガースもオリックス・バッファローズも共にリーグ優勝を果たし、今大阪はノッテいる。おーん。勝因は考える野球で
手嶋 龍一, 佐藤 優「ウクライナ戦争の嘘-米露中北の打算・野望・本音 」
ウクライナ戦争の嘘-米露中北の打算・野望・本音 (中公新書ラクレ 796)佐藤 優中央公論新社2023-06-08日々の戦況を伝えるニュースからだけでは分からない戦争の真相が見えてきた。ウクライナという国が1991年、ソ連崩壊によって独立した新しい国であり、もともとはロシア
身体の調子を整えたい時は和食に限る。旬のものは尚いい。今年初の秋の味覚サンマを食す。目黒のサンマならぬ御徒町のサンマ。こちらは江戸時代、お殿様のおひざ元。今年は不漁との見通しだったが、先日、不漁から一転 豊洲市場に入荷3倍との記事を見た。さすが、
ロックのダンスイベント@Shinjuku Face, 歌舞伎町
娘が参加するインカレのダンスを見に歌舞伎町へカミさんと行った。Shnjuku Faceは初めてのところだったが、新宿東宝ビル(旧新宿コマ劇場)そばにあった。会場は狭い場所にすごい熱気で、また身動きが取りずらく、カミさんと大変な思いをしながらの観戦?となった。娘た
作家との遭遇 (新潮文庫)沢木 耕太郎新潮社2022-04-2619人の作家論。沢木さんが独自の視点と方法論で、知遇を得た作家たちの核心に迫る。なかには、書評を書いた縁だけでなく、実際に会って言葉を交わした人たちもいる。吉行淳之介との会話は、酒場から宿泊するホテルへ
1977年の大河ドラマ。前年は「風と雲と虹と」で、翌年は「黄金の日日」。自分が高校1年の時。そう思うと結構 昔だ。なんとなく覚えているのは、主人公 村田蔵六 (→大村益次郎) 役の中村梅之助が、ぷくっと膨れた達磨のような風貌で、それまでの大河の主人公の役者のイ
夏は〈冷やし中華〉から〈冷やし担々麺〉へ。夏の一杯はここではこれがキャッチフレーズ。肉みそとナッツと野菜が麺によく絡む。冷やし中華の具材よりも絡み具合がぐっといい。麺の量も結構あって食べでがあります。汁の色は見た目がグロいのだけど、これがいい味
10 -ten- (実業之日本社文庫)堂場 瞬一実業之日本社2015-10-09ラグビーワールドカップの日本初戦の前になんとか間に合った。今までルールや専門用語がよく分からず、今回、もう少し距離を近づけたいと手に取った。正解でした。本書から色々学べました。まず選手たち
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武揚伝 - 決定版(下) (中公文庫 さ 45-13)佐々木 譲中央公論新社2017-11-22武揚が新しい日本に描いた夢はどのようなものだったのか?脱走の行程で、仙台藩・玉虫左太夫など列藩同盟の諸士たちとの意見交換を通じて、”蝦夷共和国”の構想が固まっていく。当初、徳川藩
思わずお店の人に聞いた。牛肉(又は豚肉)とたまねぎを甘辛く煮て卵でとじ、どんぶりに盛った飯の上にのせたもの、と知った。ここでは豚肉。明治初期の文明開化期に日本に入ってきた たまねぎを用いたことが由来らしい。江戸情緒の雰囲気を残している町の店ならで
武揚伝 - 決定版(中) (中公文庫 さ 45-12)佐々木 譲中央公論新社2017-11-22オランダ留学から帰国すると、日本は”攘夷 対 開国”から次の国家政体のありようを巡って”薩長 対 幕府”という構図に変わっていた。薩摩ははじめ公武合体論だったが、次第に倒幕に目標を移し、
武揚伝 - 決定版(上) (中公文庫 さ 45-11)佐々木 譲中央公論新社2017-11-22佐々木さんの幕末3部作の1作目。順番からいうと先に読んだ「くろふね」の前にあるのがこの「武揚伝」だったのね。でもあまり問題はないように思う。上巻を読み始めて分かったのだが、幕末の全
娘の朝のプレート。私は2日とも和食だった。8階の食堂から展望テラスへはそのまま通じていて箱根の山々を眺望できる。背景の二子山を越えると芦ノ湖につながる。昨日の遊覧船の港の背景も二子山だった!鈴廣かまぼこに寄って、小田原へ小田原城がこんなに立派
旅の朝は早い。早朝散歩自然の渓流 須雲川。川岸の宿。1階が大浴場、7階がホテルのフロント、旧街道に続く部屋の温泉部屋の温泉芦ノ湖遊覧船箱根園水族館の案内人おおナポレオンフィッシュ。思慮深そうカワウソ今日
今年は、母の卒寿のお祝いを兼ねて家族4人で夏旅行。昨年に続き、箱根路へ。厚木まで一般道を初心者マークの娘が運転。私は「夢」の助手席。その後は交代して、小田原厚木道路を私が運転。母とかみさんは後部席で時たま お菓子配り係。昼過ぎ、小田原に到着した。こ
くろふね (角川文庫)佐々木 譲KADOKAWA2008-07-24歴史の教科書には出てこない時代の いち「共演者」(無名ではない)に光を当て、教科書の「歴史上」の人物たちとの関係性も辿りながらその一生を追うことで、ペリーの黒船-蒸気船-来航(1853)前夜~函館戦争(1869)まで
東京駅から歩いて5分。日本橋高島屋 本館6階 美術画廊Xへ。従姉夫婦からの縁で知己を得ることができた。「志鎌氏は2008年より、デジタル全盛の現代とは対極にある、プラチナ パラジウム プリントに取り組んでいる写真家です。19世紀後半にイギリスで発明されたこ
Tさんからお誘いいただき、就業後、Mさんと3人で。会社から上野方面へ歩いて7~8分のところにある。行ってみると、昼時通りかかったことがある店でした。「う」の字体がいいですね。江戸っ子本場の地でメニューを見ながらうな重への道筋をつけていく。くるみ味
箱根山 (ちくま文庫 し 39-10)獅子 文六筑摩書房2017-09-06はじめての獅子文六(1893-1969) 作品。 ユーモラスな文体で懐かしい昭和の雰囲気が漂う”大衆文学”風。 当時の文士(この言い方が似合う)の1スタイルだったのでしょう。 箱根の交通、観光、旅館事情な
昭和が青春時代だった昔の若者4人で。定年が見えてきていて会社(若者たち?)を心配する4人。Mさん(「昭和の会」命名)、Tさん、Sさん、そして私A。時代の雰囲気、精神、ムードは体に沁み込んでいる。失われたXX年というのは、「昭和」はだいぶ延びていることに
銀閣の人 (角川文庫)門井 慶喜KADOKAWA2023-09-22日本の伝統家屋の象徴である押板床 (床の間)、違い棚 (入れる象徴)*、付書院 (出す象徴) という装置、四畳半という中途半端な広さで孤独が思索により宇宙につながる空間、そこに漂う わび、さび という精神、これらを発
・KRさん 74歳 (一回り上)・さらに3つ上のKRさんの女友達・TMさん 68歳、会社、大学の先輩・会の若手メンバー TKさん 66歳・そして若輩ものの私 62歳 5名の翁媼がTMさんの地元 吉祥寺に集まった。翁媼というよりも人生2週目という呼び方がいいかな?皆さん何かしら
思いがけない涙: ’88年版ベスト・エッセイ集 (文春文庫 11-6)文藝春秋1991-07-01実家の積読本。日本がバブルでうかれ始めた1988年の作家に限らず様々な職業人たちのエッセイ集。自分が社会人3年生の頃で、はじめ興味は惹いたものの当時も気が多かったせいか、そのうち
老いてこそ人生石原 慎太郎幻冬舎2002-06-01老年は、可処分所得と可処分時間が最も多い=本来、生きがいの多い時間である。老いから逃げるのではなく、正面から向き合い自分から仕掛けることで生きがいのある時間となる。石原氏が2000年の70歳を前にして綴った心境。70
憂いなき街 (ハルキ文庫 さ 9-8)佐々木 譲角川春樹事務所2015-08-18故買屋が絡む殺人事件 と ジャズマンが絡む殺人事件。道警内の部署は違えど、いつもの裏捜査メンバーの仲間たちが、2つの事件を接点につながっていく。発端となる接点は、今回主役の機動捜査隊の津久
昼、外に出ると、もう盛夏の様相。間違いなく、30度を超えている。こういう日は、冷たい蕎麦がいい。で、満留賀リターン。しらす丼とそば 900円納涼は見た目、味はもちろん、店の佇まいからも味わえる。店の前にある幾つもの発泡スチロールの池の中でメダカ
恍惚の人(新潮文庫)有吉 佐和子新潮社2014-03-071972年のベストセラー。自分が小学生の時だけど、当時、「恍惚の人」が世間で話題となっていたことは何となく記憶にある。「恍惚 (こうこつ)」を辞書で調べると、物事に心をうばわれて、うっとりするさま。また、(老人
昔バス通りの反対側にあった ひもの屋 の店長(社長)がそこを閉めて、3年半前に公園坂下に新しい店をオープン。ずっと気になっていたが、活気あふれる店長にまた会えるかなと期待して、ついに訪店した。店員さんにI氏のことを聞いてみると、「社長は海外にいることが
Cの福音 (角川文庫)楡 周平KADOKAWA2008-10-24デビュー作はコカインの流通ネットワークの構築を謀った凶悪犯罪の話だったのね。小説の発表順と逆になったが、先に読んだ「再生巨流」、「プラチナタウン」などのビジネス、経済ものとは全く毛色が違った。人の命を虫けら同
昼前は冷やし担々麺と決めていたのだけど、店に行くと看板の日替わりに麻婆の文字を発見。定番の麻婆がいつ来るかなと狙っていたので、ついにキター。のがすなチャンスを!で初志は貫徹せず、すぐ変更。廻りも同じ注文が多いようだ。注文すると他の人のだったのではな
80歳の壁 (幻冬舎新書)和田秀樹幻冬舎2022-03-28話題になっている本。敬愛する古舘伊知郎さんもYouTubeで絶賛していたので読んでみた。字が大きく、話し言葉で読みやすい。全体的に高齢者への応援メッセージになっている。概ねそうだろうなと思っていたことが確認
今日も日差しの強さと体温を越えてくる暑さがハンパなかった。部のメンバー5人で暑気払い。S君の推しもあり、たまには洋風もいいかなということでこちらに決まった。18:20、終業後すぐ 会社を出た。いつもの御徒町駅を越えそのまま湯島方面へ歩くこと10分くらい。
笑う警官 北海道警察 (ハルキ文庫)佐々木譲角川春樹事務所2020-10-15読み応えのある警察小説だった。さすが 佐々木譲さんの作品だ。内容が深い。元々は「うたう警官」だったそうだが、意味が分かりにくいということで「笑う警官」になったそうだ。「うたう」の方が物語
NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧諸富 祥彦NHK出版2013-08-24さらっと読める本だったけど、さらっと素通りできない内容だった。精神科医でホロコースト生還者であるフランクルは、究極の言葉で人間の生き方を示している。ヴィクトール・フランクル(1905-199
ASIAN JAPANESE〈3〉 (新潮文庫)小林 紀晴新潮社2005-05T仕上げは「帰る場所」を探す旅。アジア、パリと巡り、最後は沖縄と故郷の諏訪に行き着いた。アジアから日本のルーツを考える行程と自分のルーツである諏訪のそれとが重なった。感性は習えない。従って、自らを旅
8/3 (木)と8/4 (金)去年と同じ日程で夏休みを取って、今年は勝手知ったる?箱根に家族で出かけた。娘のスケジュールに合わせるとこうなるのね。子どもの頃から何度となく行っている場所だけど、行く場所はだいたい同じなので、実はお気軽に表面的なところを繰り返しな
チーム (実業之日本社文庫)堂場 瞬一実業之日本社2014-10-10三浦しをん「風が強く吹いている」に続いて、2冊目の「箱根駅伝もの」を読んだ。堂場さんは初めてだったが、スポーツ小説を得意としている作家さんなのですね。もう何十年もスポーツから遠ざかっている身として
ビル6Fの職場にも祭囃子の音が聞こえてきた。夜7:00頃、会社を出ると隣の公園で盆踊りが始まっていた。コロナで中止が続いていたので3年ぶりだったようだ。職場が移転してからは初めて。普段、サラリーマンや幼児の親子連れが遊んでいるのどかな公園が、今日はとても
風が強く吹いている (新潮文庫)しをん, 三浦新潮社2009-06-27東京大手町と箱根間の往復200km強の道のりを走者10人が襷でつなぐ箱根駅伝。正月2日間に渡って凡そひとり約20kmを約1時間で駆け抜けるペースで、選ばれた大学20校(シード10校 + 予選会通過10校)+学連選抜1チ
この辺は裏秋葉原というのか?表側の若者たちの繁華街的な雰囲気は消え、やや落ち着いた雰囲気で良さげな店が並んでいる。アメリカ ビッグ・ディールの成約の祝杯で。ナイスミドル3人、ミッドレンジ案件、ミッドナイト??会の趣旨をかけて、お店をチョイスした、とい
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)福岡 伸一講談社2007-05-18生命の実体は何か? 人間の体内で起きているミクロの世界の仕組みが見えてきた。巨大な宇宙と同様に極小のミクロの世界も日常の認知範囲を超え、大きな想像力がその解明の原動力だった。観念的ではな
ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈2〉 (新潮文庫)小林 紀晴新潮社2005-01Tやはり文章がうまい。小林さんの紡ぐことばが、感性にびんびん訴えてくる。ベトナム → パリ → ベトナム、と人生のシミュレーションの旅は続く。「僕と同じように何者かになろうとし
分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか 精神と物質 (文春文庫)進, 利根川文藝春秋1993-10-091987年 ノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進先生に、立花隆が20時間インタビューした記録文。ノーベル賞受賞の対象は「抗体の多様性生成の遺伝学的原理の解明」。1990年
6回目のワクチン接種を打って、午後出社。ランチはアメ横、高架下の町中華、昇龍へ。このあたりは、外国人観光客が最近とみに増えている。創業60年の老舗。狭い店内で入れるかなと思ったら2階へ通された。効率よくパーティションで区切られた壁際の席につく。給仕は
昨夜は久しぶりにセンパイとドリンク@大ちゃん、御徒町3週間前に行った台湾のお土産をいただいた。ついさっきスーパーで買い物してきました、といった感じがセンパイらしい。町中で台湾人が日常食べているお菓子類。なつかしいなあ。最近は、アメリカ、欧州が仕事の
廃墟に乞う (文春文庫)佐々木 譲文藝春秋2012-01-04北海道の各地方を舞台に休職中の刑事が被疑者側の関係者たちから乞われて私的に捜査する物語。オージーたちによる英語圏化するスキーリゾート地、ニセコ旧炭鉱の町、夕張競馬や博労の多い日高地方の町など土地が持
ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈1〉 (新潮文庫)小林 紀晴新潮社2004-03T写真だけでなく、文章もうまい。いい表現者の必要条件なのかもしれない。本書を読んでいるとそう感じた。表現するものは、ただの外見ではなく、その奥にある精神を映した「実像」が対象
時期が奇跡(軌跡)のように重なった。伯母の供養。「ずく」があって、頓智が効く伯母だった。