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オリジナルBL小説です。主に高校生の恋愛(R-18)。管理人は2人で文と絵、基本ハピエン。毎日更新

CP傾向はドS×ネガティブ天然・後輩×先輩・弟×兄中心に展開です。 どんな形であれ受け溺愛。 S/鬼畜/わんこ/ツンデレ/ネガティブ/天然/不憫/小悪魔/クール/男前/など

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2012/05/08

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  • 水晶の涙194

    「あれは私が持つべきものだ」 キャンドルの灯りの中、モーヴェルトは呟いた。 彼らと話していて不意に目に入ってきたそれを見た時、モーヴェルトは自分の目を疑った。ほんの一瞬過ぎて幻を見たのかとも思った。 何という……

  • 水晶の涙193

    そのアルスも成人して体がしっかりできてきたからだろうか。以前は馬鹿力であっても筋肉などまったくないように見えていた体が最近は結構引き締まってきているように思える。 ちなみにアルスの体を日々覗き見しているのではなく、風呂を時折一緒に入る羽目

  • 水晶の涙192

    「オレに奪われんのかって思ってるような態度よせ。オレが、んなことしてどうするよ。ったく。とばっちり過ぎんだろが」 微妙な顔でファインが見下ろせば、フォルアはじっとファインを見た後に抱きかかえた楽器兼武器に顔を摺り寄せた。 そんな様子のフォル

  • 水晶の涙191

    ふと少し口元がほころんでいるアルスに気づき、ファインはとりあえず心の中にその表情を秒で保存してから続けた。「でもな。それこそ神に一番近そうなヤツがそんなこと、考えたり言ったりするか? しかも患者は王族の誰かだろ? 普通、それこそ希望がある

  • 水晶の涙190

    横にも幅のある男だけに、身を乗り出すと勢いもあって迫力があるなとアルスはそっと思った。顔はおそらく整っていると思うのだが、横幅があるせいでそちらに気が行きがちだ。「その彼が持っている剣……」「は?」 ファインが

  • 水晶の涙189

    モーティル教徒、それも教皇と聞いてアルスは相当驚いたが、それはファインも同じのようだ。少し唖然とした顔してから、ファインは軽く頭を下げ口を開いた。「はじめまして。オレはファインと申します。いきなり不躾な質問で申し訳ないですが、何故モーティ

  • 水晶の涙188

    ギルドの部屋へ通され、責任者っぽい人と交渉しているファインを見て、アルスはなるべく顔に出さないようにしながら内心ひたすら感心していた。アルスだったら言われるまますぐにきのこを出していただろう。 でも目の前でファインと話しているギルドの上席

  • 水晶の涙187

    カルフォン王国は想像していた以上に大きな王国都市だった。風属性の土地で気温なども過ごしやすいということもあるのか、通常ならかなり賑わっていたと思われる。 ただ、噂や実際行っている通行制限のせいだろう。ようやく町中へ入った時はどこか閑散とし

  • 水晶の涙186

    「あの、ファイン? ほんと大丈夫か?」 どうやら不本意ながらフォルアのことを考えていて、アルスの問いかけに答えていなかったようだ。真剣に不本意だ。「ああ、悪い。問題ない。えっと、どういう話だってことだよな?」「うん…&hell

  • 水晶の涙185

    「リブス病……」 ギルドへ向かいながらファインが言った疫病の話に、アルスはポカンとしていた。だが少しして「あ! そうか、きのこ……」と独り言のように呟いている。 そう、とファインは頷い

  • 水晶の涙184

    唖然としてしまったが、しても仕方ない気がする。噂とはいえこれほど大掛かりな様子で話題に出る上、以前実際に出入りを制限していたのを知っている。多分本当に流行っているのだろう。 そんなヤバそうな疫病が、きのこで? 何を言っているのかとアルスは

  • 水晶の涙183

    カザンはさほど大きな町ではなかったが、それなりに賑わっていたのだろう様子が窺えた。とはいえ今は少々閑散としている。「カルフォンでどうやら疫病が出ているらしい」 そんな話をそこここで耳にする。そのせいで地元住民以外あまりいないのかもしれない

  • 水晶の涙182

    モーティル島から戻るには、いったんまたローヴァン王国へ向かうしかなかった。他の国へ向かう方法もあるが、未知の土地すぎて旅をしているとはいえさすがに警戒心のほうが好奇心よりも強い。カースは「もしかしたら言語とか文化は全然違っても、多分この辺

  • 水晶の涙181

    カースからここはかつて町だったと聞いていたが、今はその名残すらない。ただ木々に囲まれた自然あふれる島にしか見えなかった。 囲まれるっつっても、何だろな、自然織りなす森ってよりは手入れの行き届いた静かな自然公園って感じだけどな。 島に着いた

  • 水晶の涙180

    ローヴァン王国を出て南に下るも、町や村は見当たらなかった。ましてやそこから海へ出る船などあるはずもなく。「まあ、作ればいいわけだしな」 カースがさらりと言っている。普通なら「虚言癖か」とさえ思いそうなことだが、実際作って乗ったファインやア

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