日本人であれ外国人であれ、同世代の作家の作品はこれまでほとんど読んでこなかった。唯一の例外が中国人作家の王小波だ。彼は1952年生まれ、ぼくは1951年…
日本人であれ外国人であれ、同世代の作家の作品はこれまでほとんど読んでこなかった。唯一の例外が中国人作家の王小波だ。彼は1952年生まれ、ぼくは1951年…
大家好!我是外文出版社日文编译部的菊池。今天有机会能跟年轻人进行交流,我很高兴。今天我想在这里给大家介绍一下我们日文编译部在做翻译工作时,是怎样完成任务…
2022年,我很荣幸地获得了中国政府颁发的友谊奖。 “为促进中外文化交流做出了突出的贡献”,这是我获得政府友谊奖的理由。其实,我自己觉得没有做出什么贡献…
王小波にはそれぞれ“黄金時代”“青銅時代”“白銀時代”と呼ばれるシリーズに含まれる作品群があり、この巻には“白銀時代”の作品が収められている。“黄金時代”…
昨年7月に中国国家博物館に『古代ローマ文明展』を観に行った。 中国の古代文明には圧倒されるが、ローマはローマでまた優れた文明があったことを実感させられた…
翻訳のコツあるいはテクニックについて書かれた本はこのところほとんど読んでいない。自分も翻訳者の端くれであり、他の翻訳者の訳し方の影響を受けて自分の翻訳スタ…
『緑毛水怪(緑毛の海獣)』や『地久天長(オールド・ラング・ザイン)』のような純粋な愛に対する憧憬を表した初期作品は久しぶりに読むとやはり琴線に触れるものが…
北京に来て七年が過ぎたが、石川淳を北京で読むのはこれが初めてだ。 ぼくは北京に来る前、江蘇省昆山市の淀山湖鎮というところに住んでいたときに石川淳全集を最終…
この巻に収められている『黄金時代』『三十而立(三十にして立つ)』『似水流年(歳月流るる如し)』『革命時期的愛情(革命時代の愛情)』『我的陰陽両界(ぼくの…
先だって福田恒存の『人間・この劇的なるもの』という切れ味が鋭くて胸がわくわくするような批評を読み、感動はしたのであったが、結局はそれが自分にとって切実なも…
譯林出版社版の王小波全集第三巻には小説『尋找無双』と『東宮・西宮』の映画脚本と舞台脚本が収録されている。 『尋找無双』は『万寿寺』、『紅払夜奔』同様、…
福田恒存の『人間・この劇的なるもの』は若い二十代のころ読んだことがあって、内容をほとんど忘れていたのだか、数年前、BOOK・OFFで文庫本になっているのを…
この数年、繰り返し飽きもせず王小波を読んできたのだったが、このところ、いまさらだけれど、王小波はそんなに面白いのかと思うようになってきている。 『万…
この戯曲『一寸さきは闇』の本には舞台写真が収録されており、読みながら舞台の様子を想像することができて、それが楽しかった。またこの本には『あの戯曲といたあいだ…
この『万寿寺』は今回で7回読んだことになるはずだが、王小波がこの小説で何を書こうとしたのかいまだに分からない。別に作家の意図が分からなくても読んで自分なり…
この『どちらでも』は40歳の男と35歳の女のあまりうまくいっていない夫婦二人だけが出てくる芝居。場所は「ありふれた温泉町のホテルの三階あたりの一室」。 な…
《戸外にはたくさんの樹木があり、木ではいつもいろいろな小鳥たちが私のために――彼ら自身のためかもしれない――歌を唄っている。》『八方風雨』まるで小学生の作文…
この『変幻自在の人間』にはぼくが生まれて間もないころから、大学に入ったときくらいまでに書かれた文章が収録されている。画家論があり、演劇論があり、時事問題に…
梁思成のこの『仏像の歴史』は清華大学芸術博物館の売店で買った。この本を目にして聞き覚えのある書名だと思ったが、装丁に見覚えはなかった。 家でいざ読もうと思…
この『小島信夫文学論集』も読んだのは半世紀ぶりだ。 一部のそれも今では特別重要でもないと思える言葉、文章を覚えていて、懐かしい気持ちがした。 半世紀前もそ…
莫言の小説は彼がノーベル賞をもらう前に、この『食草家族』と同じ出版社の同じシリーズの『白狗秋千架』(短篇小説集)と長篇小説『紅高粱家族』を読んだことがあ…
いじましい人物に寄り添いながらも、そのような人物を厳しく批判する目で描いている『抱擁家族』を最高峰とする諸作品が発表されてから、六、七年たって発表された短…
小説家の立場から書かれた小説論、作家論、エッセー、文芸時評をまとめたこの『現代文学の進退』を半世紀ぶりに読んでみたが、書かれていることの大半がぼくにはよ…
3、4年前、北京で開かれたブックフェアで、梁暁声の姿を目にし、声を聞いたことがある。一緒に仕事をしている若い中国人の翻訳者が子どものころ梁暁声の小説を読ん…
こういう小説が好きになってきたのかな、と思いながら、ミラン・クンデラの『不滅』を読んだ。 と言ってもこの小説がよく分かったわけではない。分からない部…
今年、二月に徐悲鴻紀念館に初めて行き、徐悲鴻の油絵、中国画、スケッチを観た。馬の絵で有名な人ということしか知らなかったのだが、彼が並みの画家ではないことを…
老眼が進み、文庫本の細かい字が見づらくて、読んでいてすぐに疲れるので一週間ほどかけて毎晩少しずつ読み、やっとのことで読み終えた。 鴨長明の『方丈記』は高校…
明の永楽帝が推進した北京遷都について日本人学者が書いた研究書の中文翻訳書《明代迁都北京研究―近世中国的首都迁移》を読んでみた。ぼくには難度が高くて読み進め…
北齐(公元550-577年) 保利艺术博物馆
北魏正始四年(公元507年)保利艺术博物馆
王雪涛 109㎝×59㎝1964年作品《生趣盎然/王雪涛艺术展》中国国家博物馆
在正阳书局偶然看见就买了这本《末代皇弟溥杰传》,是一本旧书。 之前我对溥仪不太感兴趣,更何况对他弟弟,我对溥杰一点儿知识也没有。可是,看了这本书,我喜…
「思っていたよりも大きな作家なのかもしれない」 これが評論・エッセイを収録しているこの『小島信夫全集6』を読んでの感想であり、発見だった。そう「発見」だっ…
道旁桐花杨万里(宋) 春色来时物喜初,春光归日兴阑余。更无人饯春行色,犹有桐花管领渠。
从1968年到1980年,中国出现了上山下乡运动。我对那场运动比较感兴趣。我看的以上山下乡运动为背景的小说和电影也不算少,从那些小说和电影中我感受到…
变形四叶佛像对凤纹铜镜三国・吴(222年-280年)1975年湖北鄂钢五里墩工地出土此件铜镜钮座外的四瓣桃形叶纹将镜背纹饰分为四区,每区均饰相对站立的凤纹,…
海棠苏轼(宋)东风袅袅泛崇光,香雾空蒙月转廊。 只恐夜深花睡去,故烧高烛照红妆。
全集第4巻に収められている初期の短篇には思っていたよりも気に入った作品が少なかった。この5巻の後期(と言っても最後の作品が昭和45年1月に発表された『おの…
2月11日(木)曇り 大晦日。 朝、小島信夫が旧制高校時代に書いた短篇を読んだ後、予定通り円明園に行った。新しく開通した地下鉄16号線の甘家口の駅でトイレに行…
『小島信夫全集4』には昭和12年から昭和32年の間に発表された短篇20篇が収録されている。 すべて45年ぶりの再読ということになる。小説のタイトルこそ、昔…
ミラン・クンデラの『笑いと忘却の書』は《テーマ的にも技法的にもフランスに来て書かれた長篇小説『存在の耐えられない軽さ』と『不滅』の基盤であり源泉であるような…
我来北京将近六年了,可是我对这座城市了解的不多,其历史和文化.我知道的很少。 我最近看完了张卉妍编著的《老北京的传说》了。 这本书介绍了有关…
『仏像は語る』は仏師であり僧侶でもあった西村公朝が書いた仏像修理にまつわるエッセイを集めた本で、読み応えがある。写真や挿し絵もあって読んでいて飽きさせない…
在季羡林写的书上有很多谦虚的话,这本《季羡林 说自己 镜头人生》也不例外。“我有一个奇怪的想法:百分之百的唯物主义哲学家和百分之百的唯心主义哲学家,都是没有…
北京という都市の建設、構成には易の考え方が反映されているのだという。朱祖希の『営国匠意―古都北京的規画建設及其文化淵源』を読みながら、北京城について知るに…
“金、元、明(大部分时间)、清四代,尽管中国的经济、文化重心在江南,但是为了适应民族斗争形势的需要均以北京为都。” 为了更好地了解北京的历史文化,我看…
先日、久しぶりに日本映画を観たくなり、市川崑監督の『おとうと』(1960年公開)をネットで観てみた。ウイチャットで5元払った。姉弟愛、家族愛を描いた映画。ぐ…
少し前のことになるけれど、井上靖の『天平の甍』を読んでみた。 不勉強なものだから、鑑真来朝に当時の留学僧が深く関わっていたことをこの小説で初めて知った。 …
山西省太原市天龙山石窟第8窟北壁佛龛主尊佛像的佛首(隋代) 北京鲁迅博物馆
《北京城—中国历代都城的最后结晶》的封底写着“本书综合利用考古、文物和文献资料,详细介绍了北京的演进轨迹,重点阐述了明清时期的都城建设成就,进而追…
久しぶりのメール。 昨年の春節に一時帰国した時に古本屋で買った吉本隆明の『初期ノート』(光文社文庫)を読んでみた。吉本隆明が詩人、批評家として世に認めら…
北齐(550-577年) 1976年山东博兴县龙华寺遗址出土 “相由心生 山东博兴…
《寻找无双》,又看不懂了。我的汉语阅读能力有限,读着读着我感到迷茫,找不到方向了。 《东宫・西宫》比较容易理解。 这次我划了字下线的部分…
毎晩、A4の紙一枚分と決めて、ほんの少しずつ続けている小説の翻訳が今夜は比較的早く終わったので、何かあまり長くない映画はないだろうかとネットで探して、この…
新型コロナウイルス感染症の影響で、自由に出かけることもできず、かなり前から考えている雲岡の石窟見学にもまだ行けていない。 そんなわけで、仏教、仏像に関する…
我第六次看了《红拂夜奔》,可是还是看不懂,越看越看不懂这篇小说了。 这次我划了字下线的部分如下: “近代的领袖人物都喜欢哲学,那咱们就去搞别的学…
夜、ちょっと時間が空いたので、『モリのいる場所』という映画をネットで観た。楽しかった。 画家、熊谷守一の晩年をユーモラスに描いた映画で、沖田修一という人が…
昨年、同じ筆者の『美について』を読み、有意義な時間を過ごした記憶があり、この本もきっと面白いだろうと期待していた。その期待通りに充実した時間を過ごすことが…
今天我把《万寿寺》看完了,这已经是第六次了。 我这次划了字下线的部分如下; “文字是用来读,用来听,不是用来看的——要看不如去看小人书…
このところ、夜、日課になっている翻訳を終えて、寝る前に映画を観るだけの時間がある場合、ネットで面白そうな作品を探して観ている。 最近観たのは『鉄道員(ぽ…
ぼくはつい最近まで、仏像にまったく興味がなかった。ところが昨年の六月、思い立って東四十条にある保利芸術博物館に初めて行って、北魏から唐代にいたる石仏を目に…
我一直觉得王小波的晚期作品很难懂,而这次读这些作品却没觉得特别难懂。 在这卷收录的未竟稿当中,我最喜欢看的是《白银时代》。 我这次划了字…
美男美女が活躍する中国のテレビドラマを観るのに飽きてきて、最近、ネットで映画を見始めた。 少し前に評判になった韓国映画『パラサイト半地下の家族』も観て悪く…
江藤淳の『閉ざされた言語空間 占領軍の検閲と戦後日本』は占領軍の検閲の実態を精力的な調査と確かな筆力によって明らかにしたジャーナリスティックな視点を持った…
王小波是个很低调的人,他从来没有主张人应该怎么样活着? 不过,他在写给李银河的情书中,说过些他做人的原则。 “还有,我最不喜欢以为我有什么…
ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』のなかで、この小説を書いている「私」が、小説の展開をちょっとストップさせて、次のように語っている。 《小説は著…
王小波写杂文写得很低调,所以我刚开始读他的杂文的时候,很难理解他到底想表达什么? 现在我慢慢儿了解他的想法了。 如下是我这次划了字下线的…
有名な『俘虜記』のほんの一部を教科書で読んだ記憶があるだけで、大岡昇平の作品を読んだのはもしかしたらこの『ながい旅』が初めてかもしれない。 これは無差別空…
我又看了《沉默的大多数》。每一篇文章都让我感受到王小波的为人,他对别人很客气,对自己却很严格。这次我划了字下线的部分如下; “假设我被大奸大恶之徒所骗,…
目加田誠の『詩経』を読んだ。 この本は「詩経」に収められている古代歌謡305篇の抄訳部分と「詩経」研究部分で構成されており、ぼくは「詩経」を知るための…
这卷我看了好几次,可是我对这些作品的印象一直没有太大的变化,还是觉得早期作品好看。唐人故事系列和晚年作品都不如早期作品好。我特别喜欢《绿毛水怪》和…
2月1日(土曜日)晴れ 今日も一日中外出せず。 1月31日現在での新型コロナウイルス感染症の患者が12000人近くになり死者は259人になった。実際はこの数字…
1月19日(日曜日)晴れ 朝から福田恒存の『人間・この劇的なるもの』を読み始め、北京の空港、大阪への飛行機の中、関西空港からの電車の中と読み続け、読了した。よ…
本のあちこちにある自分が引いた傍線を目にすると確かに半世紀前に読んだことはわかるのだが、内容はちっともおぼえていなかった。また傍線部分も、どうしてこんなと…
这卷里的作品到底看了多少次我都忘了。 如果有人问:“这些作品你能看懂多少?”我只能说:“百分之二十。”不过,我在心里默默地对自己说了句:“等着…
この『人と超人』も昨年の国慶節の休みに四国から持って帰ったもの。 ブックカバーは半世紀前に通っていた大学の近くにあった青山堂書店(練馬区栄町29)のものだ…
《图文版 佛像的历史》是一本挚爱佛像艺术的人梁思成写的好书。梁思成把我带到中国古代佛像的美妙世界了。 “云冈雕刻既然上与汉刻迥异,下与龙门相…
武田泰淳の『司馬遷―史記の世界―』を読みながらぼくは焦っていた。 この本を読むのは二回目だが、内容はまったく記憶になく初めて読むようなものだった。今回、本…
今朝(11月24日)、東城区の北東部、雍和宮の近くにある炮局胡同に行ってみた。家の近くの阜外西口の停留所から612番のバスに乗り、東直門北小街北口で降…
“我虽然很会撒谎,可是不会骗老婆。和某些人只说实话,和某些人只说假话,这是我的原则。” 在《三十而立》中,王二这样说了。 王小波在他的作…
大江健三郎は広津和郎について書いた文章で、広津和郎から「一本気な人間」だと言われたことについて次のように書いている。 《きみは一本気な人間だね、というふ…
叶兆言的《风雨无乡》是一部以抗战和内战时期为背景的小说。小说主要描述了主人公如韵在那个年代经历的种种磨难。 我比较喜欢看电视连续剧,如果有好看的…
二年半前に北京周辺の名所・旧跡や古物を観て回るグループに参加するようになって、多少なりとも古い物に興味がわいてきた。最近は特に古い仏像に魅かれるようにな…
10月1日(火)晴れ 朝、特19番のバスで清華大学芸術博物館に『与天久長――周・秦・漢・唐の文化と芸術特別展覧会』を観に行った。 見応えのありそうな展覧会だか…
ドナルド・キーンの『思い出の作家たち』を四国の田舎へ行く列車で少しだけ読み、大阪へ帰ってくる列車の中でその大半を読んだ。 取り上げられている作家は谷崎潤一…
又看了《寻找无双》。这次我掌握了这篇小说的线索。我估计再看几次将可享受读这篇小说的乐趣。 这次我对如下部分划了字下线; “人活在世界上,就…
《唱歌祭の夜出会ったユクンドウスとユスティーネ。市民革命と大企業勃興時代の混乱に、二人の愛も翻弄されてしまうが……。》 岩波文庫『失はれた笑ひ』のキャッチフ…
“荒诞无稽的小说”,这是我读完《傻瓜的诗篇》后的坦率的看法。 一个精神病科的年轻医生对女生精神病患者产生了暧昧之感,对她进行性骚扰。后来那女生的…
王小波の『万寿寺』の中で主人公、王二が交通事故で入院していたときに読んだ本としてモディアノのこの『暗いブティック通り』のことが紹介されていた。 この小説が王…
我第五次看了《红拂夜奔》,可是很多部分依然看不懂,所以很无聊。如果这样下去,说不定看懂这本小说之前,我的眼睛看不见了。 这次我划了下线的部分如下…
井上靖の『額田女王』を読んだ。文庫本で500ページ近い長篇だが、途中飽きることもなく、面白く読んだ。 この本は今年の春節休みに大阪に帰り、北京に戻ってくる直…
これは2019年9月4日、中国外文局建局70周年座談会が開かれた際に、外国人従業員を代表して話した内容です。スピーチは日本語で行い、中国語の字幕翻訳は若い同僚…
作家在《所有的判决,都是人生剪影(代后记)》里写了; “一份处理决定和判决书,只能告诉我们什么不能干,而优秀的文学,是让我们洞见,在判决裁定后面…
内田樹の本は何年か前に『日本辺境論』を読んだことがあるだけのはずなのに、彼のブログを読んでいた時期があったせいか、他にも彼の本を何冊か読んだ気になっていた。…
我第五次看了《万寿寺》,可是还没有读懂。我记得李银河曾经说过,《万寿寺》是她最喜欢的王小波的作品之一。我上次看的时候也觉得这部作品很不错,不过这次我对这篇小说…
中国の中世の歴史について詳細に書いてある宮崎市定の『大唐帝国――中国の中世』を読みながら、本筋から多少離れてはいても、面白いな、なるほど、と思ったのは筆者が…
今天(七月六日)下午我去看郑王府里面的教育部宿舍了。 王小波七岁的时候,全家搬至教育部宿舍、大木仓胡同北一号家属院内。除了在云南和山东插队的时候…
我看过房伟写的《革命星空下的「坏孩子」・・王小波传》,那本书给我的印象不坏,所以我在网上看到了这本《王小波论》的广告之后,马上就购买了。 与《…
この『上海游記/江南游記』には表題になっている作品以外に『長江游記』『北京日記抄』『雑信一束』が収録されている。 紀行文の類いはほとんど読まないし、芥川龍之…
我第四次看完《王小波全集 第十卷 未竟稿 黑铁时代》了。今后我也还想继续看下去,直到我的生命结束为止。 描述“黑铁公寓”生活的《大学四年级》《…
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日本人であれ外国人であれ、同世代の作家の作品はこれまでほとんど読んでこなかった。唯一の例外が中国人作家の王小波だ。彼は1952年生まれ、ぼくは1951年…
大家好!我是外文出版社日文编译部的菊池。今天有机会能跟年轻人进行交流,我很高兴。今天我想在这里给大家介绍一下我们日文编译部在做翻译工作时,是怎样完成任务…
2022年,我很荣幸地获得了中国政府颁发的友谊奖。 “为促进中外文化交流做出了突出的贡献”,这是我获得政府友谊奖的理由。其实,我自己觉得没有做出什么贡献…
王小波にはそれぞれ“黄金時代”“青銅時代”“白銀時代”と呼ばれるシリーズに含まれる作品群があり、この巻には“白銀時代”の作品が収められている。“黄金時代”…
昨年7月に中国国家博物館に『古代ローマ文明展』を観に行った。 中国の古代文明には圧倒されるが、ローマはローマでまた優れた文明があったことを実感させられた…
翻訳のコツあるいはテクニックについて書かれた本はこのところほとんど読んでいない。自分も翻訳者の端くれであり、他の翻訳者の訳し方の影響を受けて自分の翻訳スタ…
『緑毛水怪(緑毛の海獣)』や『地久天長(オールド・ラング・ザイン)』のような純粋な愛に対する憧憬を表した初期作品は久しぶりに読むとやはり琴線に触れるものが…
北京に来て七年が過ぎたが、石川淳を北京で読むのはこれが初めてだ。 ぼくは北京に来る前、江蘇省昆山市の淀山湖鎮というところに住んでいたときに石川淳全集を最終…
この巻に収められている『黄金時代』『三十而立(三十にして立つ)』『似水流年(歳月流るる如し)』『革命時期的愛情(革命時代の愛情)』『我的陰陽両界(ぼくの…
先だって福田恒存の『人間・この劇的なるもの』という切れ味が鋭くて胸がわくわくするような批評を読み、感動はしたのであったが、結局はそれが自分にとって切実なも…
譯林出版社版の王小波全集第三巻には小説『尋找無双』と『東宮・西宮』の映画脚本と舞台脚本が収録されている。 『尋找無双』は『万寿寺』、『紅払夜奔』同様、…
福田恒存の『人間・この劇的なるもの』は若い二十代のころ読んだことがあって、内容をほとんど忘れていたのだか、数年前、BOOK・OFFで文庫本になっているのを…
この数年、繰り返し飽きもせず王小波を読んできたのだったが、このところ、いまさらだけれど、王小波はそんなに面白いのかと思うようになってきている。 『万…
この戯曲『一寸さきは闇』の本には舞台写真が収録されており、読みながら舞台の様子を想像することができて、それが楽しかった。またこの本には『あの戯曲といたあいだ…
この『万寿寺』は今回で7回読んだことになるはずだが、王小波がこの小説で何を書こうとしたのかいまだに分からない。別に作家の意図が分からなくても読んで自分なり…
この『どちらでも』は40歳の男と35歳の女のあまりうまくいっていない夫婦二人だけが出てくる芝居。場所は「ありふれた温泉町のホテルの三階あたりの一室」。 な…
《戸外にはたくさんの樹木があり、木ではいつもいろいろな小鳥たちが私のために――彼ら自身のためかもしれない――歌を唄っている。》『八方風雨』まるで小学生の作文…
この『変幻自在の人間』にはぼくが生まれて間もないころから、大学に入ったときくらいまでに書かれた文章が収録されている。画家論があり、演劇論があり、時事問題に…
梁思成のこの『仏像の歴史』は清華大学芸術博物館の売店で買った。この本を目にして聞き覚えのある書名だと思ったが、装丁に見覚えはなかった。 家でいざ読もうと思…
この『小島信夫文学論集』も読んだのは半世紀ぶりだ。 一部のそれも今では特別重要でもないと思える言葉、文章を覚えていて、懐かしい気持ちがした。 半世紀前もそ…
日本人であれ外国人であれ、同世代の作家の作品はこれまでほとんど読んでこなかった。唯一の例外が中国人作家の王小波だ。彼は1952年生まれ、ぼくは1951年…
大家好!我是外文出版社日文编译部的菊池。今天有机会能跟年轻人进行交流,我很高兴。今天我想在这里给大家介绍一下我们日文编译部在做翻译工作时,是怎样完成任务…
2022年,我很荣幸地获得了中国政府颁发的友谊奖。 “为促进中外文化交流做出了突出的贡献”,这是我获得政府友谊奖的理由。其实,我自己觉得没有做出什么贡献…