美内すずえ 『ガラスの仮面』 第4巻 「春の嵐」 【たけくらべ競演】 全日本演劇コンクール東京予選。マヤの 「劇団つきかげ」 と亜弓の 「劇団オンディーヌ」 が、同じ演目 『たけくらべ』(樋口一葉)で激突。凛とした正統派のヒロイン美登利を演じた亜弓に対し、マヤは活発で感情豊かな新しいヒロイン像で対抗、両劇団は同点1位で全国大会出場が決定。 子供から大人へ、揺れ動く思春期の恋や友情の機微を描く 『たけくら...
音楽、美術、文学、映画・・・ 世界の名作について。古い記事でも長く楽しんでいただけるようにします。
米アカデミー賞全作品、ヒッチコック全作品、マンガ「ガラスの仮面」全巻レビューを。ほかクラシック音楽やジャズ、古典文学や美術など。お気軽にどうぞ。
第4回アカデミー作品賞~~西部劇の作品賞 ≪感想≫ このたび初めて観ました。 大平原のさら地に小屋が立ち、道路が整備され、やがて摩天楼のビル街へ・・・。ゼロから町が生まれるその瞬間の 「定点観測」 が興味深い。われわれ外国人には珍しい切り口なので、アメリカ史劇として貴重。 また、先住民の人権や女性の社会進出を前面に出した良心的な作り。実際の、暴力と略奪の歴史を忘れるわけにはいかないが、生涯をかけて貫か...
イタリア映画の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の 『山猫』。1963年。 革命と統一に揺れる19世紀イタリア。衰びゆく運命にある名門貴族、その最後の輝きを絢爛豪華に描く180分超の巨編。 主人公の老シチリア公爵にバート・ランカスター。 左右にはアラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレ、世紀の美男美女が若さと華やぎを添える。 この、老主人公の甥で立身出世の野心に燃える青年貴族と、斜陽の名家に莫大な持参金を...
(以前の写真)ベランダ飼育のメダカちゃん、今年も順調に稚魚が生まれています。透明なシラス状から 「ヒメダカ」 の緋(オレンジ)色へ。 安定期に入った今年の新入りは計5匹。水槽の大きさには限りがあるので、適度に世代交代できる数が育ってくれれば上々だ。稚魚用の浅瀬ゾーンが、今年も何もしなくても機能してくれています。親魚と同じエサをつついてくれるようになったのがかわいい。大人たちのガツガツっぷりをうまくか...
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美内すずえ 『ガラスの仮面』 第4巻 「春の嵐」 【たけくらべ競演】 全日本演劇コンクール東京予選。マヤの 「劇団つきかげ」 と亜弓の 「劇団オンディーヌ」 が、同じ演目 『たけくらべ』(樋口一葉)で激突。凛とした正統派のヒロイン美登利を演じた亜弓に対し、マヤは活発で感情豊かな新しいヒロイン像で対抗、両劇団は同点1位で全国大会出場が決定。 子供から大人へ、揺れ動く思春期の恋や友情の機微を描く 『たけくら...
2024年7月3日、記念すべき一日を祝して 「えかきうた」 をつくりました。(絵はいらすとやさん) 唱歌 『森へ行きましょう』 の 「♪ランラララン」 のメロディーにのせて・・・ ・・・いってみよっ! ♪ミツマタ和紙がありました♪まわりをお花で囲みましょう ♪渋沢栄一がこんにちわ♪3Dホログラムもきれいだね ♪さいごに額面を書きこめ...
先日テレビの雑学番組を見ていたら、「男性の一人称 〈僕〉 の由来は奈良時代」 と言っていました。違います。ぬるいぞ。ぼくが知る限りでも、紀元前3世紀の中国 「項羽と劉邦」 の時代、漢の名将・'''韓信'''が有名な 「背水の陣」 での戦勝後、捕らえた敵将に敬意を表して 「僕」 を用いた例があります。「僕、心を委(ゆだ)ねて計に帰せん。願わくば足下、辞するなかれ」 (司馬...
(9.ダーマ神殿) プレステ(PS)版 『ドラゴンクエストⅦ~エデンの戦士たち』 の冒険記です。 マップほか地域の情報 (『DQ-GH.COM』さん) 入手アイテム一覧 (『Kira'sドラゴンクエスト完璧徹底攻略』さん) 武器防具一覧 (『DQ7⇔SIMPLE』さん) 石板&ボス攻略 (『FNI』さん) カジノ➀ (『DQ7攻略wiki』さん) / カジノ➁ (『NOTITLE』さん) ラッキーパネル記入表 (『家で遊ぼう』さん...
『サッチモ・シングス・ディズニー』聖夜の一家団らんに、だれが聴いても楽しい楽しい、ジャズの名演をどうぞ――「サッチモ」 ことルイ・アームストロングがディズニーの名曲を歌った、定番中の大定番。ぼくも自分のお小遣いでジャズのCDを買うようになって、その最初の5枚のうちに入っていた、永遠のジャズ入門編です。Amazonでも初期ジャズ部門の「ベストセラー第1位」だって。そりゃそうだろね。(リンクは試聴ページ)『ハ...
今年もたくさんの方々にご訪問いただき、ありがとうございました。なかなか更新できなくなりましたが、来年もよろしくお願いします。♪ ♪ふるさとのテレビジョンで この歌を聴いた いつの日か思い出せない 若い日々の夕闇 飲み会のしめくくりで この歌をうたう 意外にも盛りあがらない バブル・カラオケの夜 鼓膜とじれば 浮かぶ歌声 声が違う 格が違う プロの力量 動き始めた 雄三・...
この年末年始、教育テレビでは東西の古典芸能をたくさん放送していました。 恒例の 『第九』 やウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは見られなかったけど、歌舞伎や義太夫の中継はBGMがわりに堪能しました。 中でもよかったのが、『厳島観月能』 (2日深夜)。 広島・厳島神社の能舞台にて。 演目は世阿弥作の 『 融 』 (とおる)。 今はさびれた旧跡に、かつてのあるじ源融 (みなもとのとおる・・・光源氏のモデ...
上司の頭を見つめながら綴った詞です。聴いてください。(1、2、スリー、ホー) 『Autumn Hair』 Music/Joseph Kosma (「Autumn Leaves」) Lyrics/Johnny Mercer、nacchann0904 The falling hair drift by the eyebrow The autumn hair of black and white I s...
きょう2013年8月28日は、マーチン・ルーサー・キング牧師の 「I have a dream」 から50年です。黒人への公民権付与を求めた市民デモ 「ワシントン大行進」、そのハイライト。長く苦難のアメリカ公民権運動、そのもののハイライトにもなった歴史的名演説です。 I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at...
シリーズ宮川一夫④/稲垣浩監督 『無法松の一生 (1943年“阪妻”版)』 すがすがしくて痛快な映画でした! 戦中に作られた、明治の男の一代記ですが、意外にもぜんぜん古くなかった。 明治後期の福岡小倉を舞台に、ケンカっ早いが情に厚い車夫・松五郎と、名家の母子との交流を描いた人間ドラマの歴史的名作。 バンツマこと阪東妻三郎演じる「無法松」のキャラクターが、じつに人間味あふれる魅力! はじめは自分勝手に暴れま...
8がつ17にち (かようび) はれ サングラスをかけたまま、おふろに入ろうとしました。 まるでへんたいです。 おわり。 ...
第4回アカデミー作品賞~~西部劇の作品賞 ≪感想≫ このたび初めて観ました。 大平原のさら地に小屋が立ち、道路が整備され、やがて摩天楼のビル街へ・・・。ゼロから町が生まれるその瞬間の 「定点観測」 が興味深い。われわれ外国人には珍しい切り口なので、アメリカ史劇として貴重。 また、先住民の人権や女性の社会進出を前面に出した良心的な作り。実際の、暴力と略奪の歴史を忘れるわけにはいかないが、生涯をかけて貫か...
イタリア映画の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の 『山猫』。1963年。 革命と統一に揺れる19世紀イタリア。衰びゆく運命にある名門貴族、その最後の輝きを絢爛豪華に描く180分超の巨編。 主人公の老シチリア公爵にバート・ランカスター。 左右にはアラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレ、世紀の美男美女が若さと華やぎを添える。 この、老主人公の甥で立身出世の野心に燃える青年貴族と、斜陽の名家に莫大な持参金を...
(以前の写真)ベランダ飼育のメダカちゃん、今年も順調に稚魚が生まれています。透明なシラス状から 「ヒメダカ」 の緋(オレンジ)色へ。 安定期に入った今年の新入りは計5匹。水槽の大きさには限りがあるので、適度に世代交代できる数が育ってくれれば上々だ。稚魚用の浅瀬ゾーンが、今年も何もしなくても機能してくれています。親魚と同じエサをつついてくれるようになったのがかわいい。大人たちのガツガツっぷりをうまくか...
(どこかより画像拝借)冥王星が 「惑星」 ではなくなりました。名残惜しくはありますが、いい機会でしょう。しょせん、地球の月より小さい氷のかたまり。ひとつ前の海王星に押されて、軌道がねじれてしまったような奴です。しかもこの程度の星なら、今も続々と発見されているのはご存知のとおり。お情けで惑星のままでいるより、彼ら新入りのリーダーとして再出発をはかるほうが、冥王星のためにもいいと思います。でもね冥王星、...
(ヒッチコック全作品) ≪感想≫ 平凡なメロドラマ。 ヒッチの演出・編集は手堅くまとまってはいる。終盤のスリリングな場面は、ヒッチだからこそなのかな? ヒッチじゃなくても当時このくらい出来たのかな? いずれにせよ 「ヒッチコックの監督デビュー作」 と言われなければ、特に・・・が正直なところ。 例によって、後年ソフト用につけられた音楽が最低。喜びを盛り立てたり不安を誘ったり・・・のような劇伴音楽の役割を果たし...
俳優の寺島しのぶさんが、映画 『キャタピラー』 でベルリン映画祭の銀熊賞(女優賞)を受賞したそうですね。 原作は江戸川乱歩初期の傑作短編 『芋虫』 。 戦争で四肢と五感を失い 「芋虫」 同然になってしまった男と、その妻の壮絶かつ倒錯的な愛憎劇。 映画は設定を太平洋戦争下に移したことで、昭和初期の退廃的・幻想的な乱歩ムードが台無しにならないか・・・と思っていたのですが、なるほど若松孝二監督は愚かな戦争とそ...
(以前見に行ったポスター。国宝 「銘 “喜左衛門”」)新茶の季節です。ひさびさにお茶会によばれてきました。そこで使われた、朝鮮由来の 「高麗茶碗」 がすばらしかった!しばしば茶碗の最上級にも挙げられる、茶道の歴史に名高い一大ブランドです。もともとは男性っぽい楽焼や美濃茶碗がぼくの好み。 高麗茶碗はソフトでお上品すぎてあまり惹かれなかったのですが、この時ばかりは射ち抜かれたようなひと目惚れ。「貫入(細かい...
松屋銀座の 『小堀遠州』 展に行ってきました。(「信長・秀吉・家康」の戦国三傑があるように、) 千利休~古田織部に続く茶道3大巨匠のひとり。作庭、建築、書などでも頂点を極めた江戸初期の総合文化人です。戦国期のストイックな利休にくらべ、天下泰平期の優美で洗練された彼の趣味は、「きれいさび」 などと言われています。余計な装飾をとことん 「引き算」 していくのが利休なら、ここぞとワンポイントの 「花」 を添える...
安いウイスキーと安い白ワインを買ってきて、“カクテルの女王” と呼ばれる大定番 「マンハッタン」 にしました。本当は白ワインじゃなくてフレーバーつきワインの 「ベルモット」 を使うんだけど、飲めりゃいいんだ飲めりゃ。代わりにかんきつの皮を削って入れて、苦&さわやかなフレーバーの足しにしました。レシピも適当。お好きな割合でどうぞ。ぼくはウイスキーと白ワイン同じくらいかな。きついウィスキーが苦手な人も、白...
シリーズ宮川一夫④/稲垣浩監督 『無法松の一生 (1943年“阪妻”版)』 すがすがしくて痛快な映画でした! 戦中に作られた、明治の男の一代記ですが、意外にもぜんぜん古くなかった。 明治後期の福岡小倉を舞台に、ケンカっ早いが情に厚い車夫・松五郎と、名家の母子との交流を描いた人間ドラマの歴史的名作。 バンツマこと阪東妻三郎演じる「無法松」のキャラクターが、じつに人間味あふれる魅力! はじめは自分勝手に暴れま...
8がつ17にち (かようび) はれ サングラスをかけたまま、おふろに入ろうとしました。 まるでへんたいです。 おわり。 ...
第4回アカデミー作品賞~~西部劇の作品賞 ≪感想≫ このたび初めて観ました。 大平原のさら地に小屋が立ち、道路が整備され、やがて摩天楼のビル街へ・・・。ゼロから町が生まれるその瞬間の 「定点観測」 が興味深い。われわれ外国人には珍しい切り口なので、アメリカ史劇として貴重。 また、先住民の人権や女性の社会進出を前面に出した良心的な作り。実際の、暴力と略奪の歴史を忘れるわけにはいかないが、生涯をかけて貫か...
イタリア映画の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の 『山猫』。1963年。 革命と統一に揺れる19世紀イタリア。衰びゆく運命にある名門貴族、その最後の輝きを絢爛豪華に描く180分超の巨編。 主人公の老シチリア公爵にバート・ランカスター。 左右にはアラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレ、世紀の美男美女が若さと華やぎを添える。 この、老主人公の甥で立身出世の野心に燃える青年貴族と、斜陽の名家に莫大な持参金を...
(以前の写真)ベランダ飼育のメダカちゃん、今年も順調に稚魚が生まれています。透明なシラス状から 「ヒメダカ」 の緋(オレンジ)色へ。 安定期に入った今年の新入りは計5匹。水槽の大きさには限りがあるので、適度に世代交代できる数が育ってくれれば上々だ。稚魚用の浅瀬ゾーンが、今年も何もしなくても機能してくれています。親魚と同じエサをつついてくれるようになったのがかわいい。大人たちのガツガツっぷりをうまくか...
(どこかより画像拝借)冥王星が 「惑星」 ではなくなりました。名残惜しくはありますが、いい機会でしょう。しょせん、地球の月より小さい氷のかたまり。ひとつ前の海王星に押されて、軌道がねじれてしまったような奴です。しかもこの程度の星なら、今も続々と発見されているのはご存知のとおり。お情けで惑星のままでいるより、彼ら新入りのリーダーとして再出発をはかるほうが、冥王星のためにもいいと思います。でもね冥王星、...
(ヒッチコック全作品) ≪感想≫ 平凡なメロドラマ。 ヒッチの演出・編集は手堅くまとまってはいる。終盤のスリリングな場面は、ヒッチだからこそなのかな? ヒッチじゃなくても当時このくらい出来たのかな? いずれにせよ 「ヒッチコックの監督デビュー作」 と言われなければ、特に・・・が正直なところ。 例によって、後年ソフト用につけられた音楽が最低。喜びを盛り立てたり不安を誘ったり・・・のような劇伴音楽の役割を果たし...
俳優の寺島しのぶさんが、映画 『キャタピラー』 でベルリン映画祭の銀熊賞(女優賞)を受賞したそうですね。 原作は江戸川乱歩初期の傑作短編 『芋虫』 。 戦争で四肢と五感を失い 「芋虫」 同然になってしまった男と、その妻の壮絶かつ倒錯的な愛憎劇。 映画は設定を太平洋戦争下に移したことで、昭和初期の退廃的・幻想的な乱歩ムードが台無しにならないか・・・と思っていたのですが、なるほど若松孝二監督は愚かな戦争とそ...
(以前見に行ったポスター。国宝 「銘 “喜左衛門”」)新茶の季節です。ひさびさにお茶会によばれてきました。そこで使われた、朝鮮由来の 「高麗茶碗」 がすばらしかった!しばしば茶碗の最上級にも挙げられる、茶道の歴史に名高い一大ブランドです。もともとは男性っぽい楽焼や美濃茶碗がぼくの好み。 高麗茶碗はソフトでお上品すぎてあまり惹かれなかったのですが、この時ばかりは射ち抜かれたようなひと目惚れ。「貫入(細かい...
松屋銀座の 『小堀遠州』 展に行ってきました。(「信長・秀吉・家康」の戦国三傑があるように、) 千利休~古田織部に続く茶道3大巨匠のひとり。作庭、建築、書などでも頂点を極めた江戸初期の総合文化人です。戦国期のストイックな利休にくらべ、天下泰平期の優美で洗練された彼の趣味は、「きれいさび」 などと言われています。余計な装飾をとことん 「引き算」 していくのが利休なら、ここぞとワンポイントの 「花」 を添える...
安いウイスキーと安い白ワインを買ってきて、“カクテルの女王” と呼ばれる大定番 「マンハッタン」 にしました。本当は白ワインじゃなくてフレーバーつきワインの 「ベルモット」 を使うんだけど、飲めりゃいいんだ飲めりゃ。代わりにかんきつの皮を削って入れて、苦&さわやかなフレーバーの足しにしました。レシピも適当。お好きな割合でどうぞ。ぼくはウイスキーと白ワイン同じくらいかな。きついウィスキーが苦手な人も、白...
(手持ちの新潮文庫)芥川龍之介ら日本の近代文学について調べているうち、名ナレーター・窪田等さんのYouTubeチャンネルにたどり着きました。 【公式】窪田等の世界 (YouTube)深みと落ち着き。あの端正なお声、TVだ何だでもう絶対おなじみですね。窪田さんがナレーションをするだけで、番組の格が数割増し。じっさいTV欄にお名前が載っていただけで録画予約したものも数知れません。ぼくは芥川信者なので、その再生リス...
『交響曲集』クーベリック&ベルリン・フィル盤少し前ですが、TVでハカセ太郎さん解説のクラシック音楽バラエティをやっていました。でもブラームスの『ハンガリー舞曲』やドヴォルザークの『新世界』とか、ミーハーすぎて物足りなかった。でもビギナーの人には取っつきやすいだろうから、それ以上は文句は言いません。でも前もおんなじ内容やってなかったっけ?? 「ドヴォルザークあるある」 音楽の授業でみんな聴かされた大ス...
『ターミネーター』 には1、2、3とありますが、みなさんは何派でしょうか? ぼくは 『1』 派です。 アクション大作としてスケール・アップした 『2』 は、たしかに面白い。映画史に残る名作でしょう。そして、ジェームズ・キャメロン監督の手を離れた 『3』 の世界には、賛否両論あるのも分かります。(ぼくは楽しめた。) でも 『1』 の、低予算まるだしの世紀末SFホラーに愛着を感じます。 何より、機械のガイコ...
今2023年は、天才ピアニストにして作曲家セルゲイ・ラフマニノフの生誕150年です。彼自身の演奏録音も残っている名曲、『ピアノ協奏曲第2番』 が一にも二にも大好きですが、もうひとつの人気曲 『パガニーニの主題による狂詩曲』 もかっこいい!やっぱり有名な 「第18変奏」!都会的でゴージャスで、何よりロマンチックで・・・。 もう、うっとりするしかないです。テレビCMか何かの影響なのかな、ぜひ大都会・摩天楼の夜景に包まれ...
よく行くバーで、桜のリキュールを使ったカクテルを作ってもらいました。ベースはスパークリング・ワイン。もう1杯はジンと割って。ほのかな花の苦みと、おとなの上品な香りと。日本酒と割っても合いそう。桜だけだとおとなしすぎるので、桃なりパインなり甘いシロップも加えると、ぐっとゴージャスに締まるんだそうです。何ていう名前のカクテルなのかはいつも聞かない(聞いても覚えない)ので、次もマスターまかせでつくっても...
(新潮文庫)夏休みに毎年恒例、家の大掃除をしました。家族そろって時間はとれるし、年末と違ってお湯を使わずにすむし。読まなくなった本を整理していたら、夏目漱石の 『草枕』 が出てきました。 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。 とかくに人の世は住みにくい。」 (⇒青空文庫)地方の温泉郷を訪ねた画家という設定で、漱石の東...
『 Haha ue sama - iq 』 (2005頃)東京・大丸百貨店の 『ジョアン・ミロ展』 に行ってきました。ピカソ、ガウディ、ダリらと並ぶ、20世紀スペインが生んだ美の巨人のひとり (1893-1983)。バルセロナ五輪の主舞台になった 「モンジュイックの丘」 にたたずむミロ美術館。以前 「もののついで」 程度で立ち寄ったところ、その旅一番の思い出になって以来のファンです。「カタルーニャの遺伝子」 とでもいうべき、極彩色の野性と洗...