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2014/10/11

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  • 1470「不思議な本屋」

    家の近くに新しい本屋(ほんや)が開店(かいてん)したときのこと。今どき珍(めずら)しいと思ったので入ってみた。店内(てんない)はすごく狭(せま)く、棚(たな)に並(なら)ぶ本の数(かず)もごくわずかしかなかった。でも、見ていくうちに、どの本も自分(じぶん)の興味(きょうみ)をそそるようなものばかりだと気がついた。読(よ)みたいと思って読めずにいた本や、好(す)きな作家(さっか)の作品(さくひん)、それに何だかわくわくするような表紙(ひょうし)の本――。何だこの本屋は…。まるで、自分のために選(えら)ばれ、並べられたと錯覚(さっかく)してしまう。何だか嬉(うれ)しくなって、何冊(なんさつ)かの本を手に取るとレジに向かった。でも、レジがどこにもない。普通(ふつう)なら出入口(でいりぐち)の近くにあるはずなのに...1470「不思議な本屋」

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    連載物語0006「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0631「暗闇の怪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0630「しずく41~切迫」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0007「最強の彼女」

    やよいは両親を早くに亡くして、母方の祖父母のもとで育てられた。祖父母の家は道場をやっていて、柔道や空手、剣道、居合道、なぎなたなど、あらゆる武術を教えていた。やよいは淋しさを紛らわすように、小さい頃から武術の稽古に熱中した。そして、今では師範と呼ばれるほどに成長し、屈強の男でも彼女には太刀打ちできなかった。やよいは母親に似て可愛い顔立ちで、おしとやかとはいえないが優しい心を持っていた。でも、やよいと付き合おうとする男たちは、彼女の最強ぶりを知ると、怖じ気づいてしまうのかすぐに逃げ出した。そこで、やよいは決心した。今度付き合う彼には、絶対に強いところは見せないと。そして、おしとやかな女性になるために、お茶やお花を習い始めた。出会いは突然おとずれた。習い事の帰り道、やよいは引ったくりに襲われた。いつもなら簡単...0007「最強の彼女」

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    超短編戯曲0087「相手の気持ち」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0629「リセット言葉」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0628「気づかなかった」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1469「ゴシップ」

    帰りの電車(でんしゃ)の中で、ふと隣(となり)の席(せき)の人が見ていた週刊誌(しゅうかんし)に目が止(と)まった。そこには、自分(じぶん)によく似(に)た男の写真(しゃしん)が…?僕(ぼく)は目を疑(うたが)った。そこに載(の)っているのは紛(まぎ)れもない自分の顔だ!しかも、<若(わか)い女性と不倫関係(ふりんかんけい)!>とでかでかとタイトルがついている。僕は思わず声をあげそうになるのをグッとこらえた。どうしてこんな記事(きじ)が…。僕はただのサラリーマンだ。有名人(ゆうめいじん)でも何でもない。そんな人間(にんげん)の記事を出して何になるんだ。しかも、ツーショット写真まで…。こんなの合成(ごうせい)だ。だって、僕は不倫なんかしてないし、こんな女性なんて見たこともない。家に着くと、幸(さいわ)いなこ...1469「ゴシップ」

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    読切物語0063「付喪神」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0626「未来の話」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0010「いつか、あの場所で…」

    「雨のち晴、いつか思い出」1今日も雨。あめ、あめ、あめ…。雨が続く。いつになったら晴れるのか。雨の日は嫌いだ。…僕の心にはポッカリと大きな穴が空いている。僕の世界の一部が消えたんだ。大好きな、大好きな…、おばあちゃん。…雨の日に、おばあちゃんが亡くなった。一年くらい前まで一緒に住んでいた。病気になってからはおばさんの家へ。おばさんが看護師の資格を持ってたから、その方が良いだろうってことになって。お母さんはときどき手伝いに行っていた。お父さんも仕事の帰りに見舞いに行く。僕だってお姉ちゃんと一緒に…。僕には姉がいる。二つ上で中学生。二人で行くと、おばあちゃんはいつも笑顔で迎えてくれた。そして必ずと言っていいほど聞いてくる。「仲良くやってるかい?」って。おばあちゃんがいた頃、よく喧嘩をした。いま考えると、喧嘩の...0010「いつか、あの場所で…」

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    短編物語0006「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0625「しずく40~戸惑い」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0624「ゆれる」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1468「勘違いでしょ」

    彼には思いを寄(よ)せている女性(じょせい)がいた。だが、その彼女は彼のことを何とも思っていないようだ。友(とも)だち…いや、知(し)り合いのひとり、としか認識(にんしき)していなかった。それが、どういうわけか、最近(さいきん)になって彼に話しかけてくることが多(おお)くなった。これはどういうことなのか?彼はずっと彼女と話がしたいと思い続(つづ)けていたので、その願(ねが)いがかなっているのか…。彼は妄想(もうそう)を膨(ふく)らませた。もしかしたら、自分(じぶん)には人を操(あやつ)る能力(のうりょく)が芽生(めば)えたのかもしれない。もしそうなら、彼女ともっと親密(しんみつ)に――。こうなると、自分の能力を確(たし)かめてみたい、という欲求(よっきゅう)が抑(おさ)えられなくなってきた。でも、いきなり...1468「勘違いでしょ」

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    連載物語0005「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0623「閉鎖」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0622「…生き方」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0009「正義の味方ピーマン!」

    子供向けイベントの控え室。出演者たちが準備をしている。吾朗「なあ。何だよ、これ」祐介「それは、虫歯キングーだよ。子供たちの歯を虫歯に変えてしまう…」吾朗「そう言うことじゃなくて。ヒーロー物だって言ったよな」祐介「そうだよ。吾朗には悪役の大将になってもらって…」吾朗「あのさ、もっとさ、別のやつがあるだろ。もっと、こう…」祐介「えっ?」吾朗「だから、仮面ライダーとか、ウルトラマンとか、何とかレンジャーとか、格好いいのがあるじゃない。なんで、こんな…。格好悪いだろ、こんなんじゃ」祐介「そうかな?でも、子供たちには、けっこう人気あるんだぜ」吾朗「ホントかよ。それに、それなんだよ。お前の着てるの?」祐介「これは、ピーマン。正義の味方で、子供たちを虫歯キングーから守っちゃうんだ」吾朗「ダサいよ。だいいち、ピーマンなん...0009「正義の味方ピーマン!」

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    超短編戯曲0086「雨乞い5」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0621「ハードボイルドな…」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1467「つながる」

    それは突然(とつぜん)だった。誰(だれ)だか分からない人の感情(かんじょう)が自分(じぶん)の中に飛(と)び込んできた。これには驚(おどろ)いた。急(きゅう)に涙(なみだ)がこぼれそうになって…。僕(ぼく)は慌(あわ)ててトイレに駆(か)け込んだ。こんなこと初(はじ)めてだ。自分ではどうすることもできない。どうやら、これは女性(じょせい)のようだ。恋人(こいびと)に別(わか)れを突(つ)きつけられたのか…。強(つよ)い悲(かな)しみの感情(かんじょう)が僕の中に充満(じゅうまん)している。しばらくすると、ウソのように悲しみが消(き)えていった。この日から、同じようなことがたびたび起(お)こった。ある時なんか、殺意(さつい)がわいてきて…。部屋(へや)で一緒(いっしょ)にいた彼女に手をかけるところだった。何...1467「つながる」

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    ブログ短編0619「最高傑作」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    読切物語0062「生きること」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0618「告白の友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0006「幸せの一割」

    「ねえ、ここに置いといた今月分の家賃、持っていったでしょう。返して!」「いいだろ。金がいるんだ。また、銀行からおろしてこいよ」安男はそう言うと、ふいと出て行ってしまった。残された佐恵子はため息をついた。二人は付き合い始めて五年。安男は、以前はとても優しい男だった。それが、一緒に暮らすようになると、彼はまったく働かなくなり、遊ぶ金欲しさに佐恵子に無心する始末。さっさと別れてしまえばいいのだが、彼女にはその決断をすることが出来なかった。銀行への道すがら、佐恵子は不思議な占い師に出くわした。その女占い師は客待ちしているでもなく、分厚い洋書を開いて、読むでもなく目を落としていた。「ちょっと、あんた」と占い師は、ちょうど前を通りかかった佐恵子を呼び止めた。「あんた、悩み事があるね。占ってあげよう。ここに、お座りなさ...0006「幸せの一割」

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    ブログ短編0617「婚姻部」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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  • 1466「不倫」

    親友(しんゆう)から不倫(ふりん)してるとカミングアウトされた彼女…。困惑(こんわく)の表情(ひょうじょう)を浮(う)かべて言った。「何で…、あたしにそんなこと打(う)ち明けるのよ。あたし…あなたの旦那(だんな)のこと知ってるのよ。同じ職場(しょくば)なんだから、次(つぎ)からどんな顔して会(あ)えばいいのよ。あたし、ウソなんかつけないからね」親友は微妙(びみょう)な笑(え)みを浮かべて、「だって…、なんか物足(ものた)りないのよね。うちの夫(ひと)…」「そんなこと知らないわよ。もう、なんであたしを巻(ま)き込むのよ」「ごめん。でもね、あんたには分かってもらいたくて…」「そんなこと分かりたくないわよ。もう、そうやって…。どうして問題(もんだい)ばかりおこすのよ。学生(がくせい)のときからそうじゃない。そん...1466「不倫」

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    ブログ短編0615「しずく38~クグツ師」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0614「問題あり」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    連載物語0004「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0009「いつか、あの場所で…」

    「大空に舞え、鯉のぼり」6「なに謝ってるんだよ」「だって私も…」高太郎君と目が合う。高太郎君は照れくさそうに笑う。私もつられて笑ってしまう。「お前って、すっごい怖い顔するよな」<えっ?>なによ急に…。「そ、そんなことないよ」そんなに怖い顔してたかな?「だって、泣いたときの顔。すごかったぜ」「私…、泣いてないよ」「泣いてた」「泣いてない」「絶対、泣いてた。涙、出てたじゃない」「絶対、泣いてない!」私、なんでむきになってるのかな?どうしちゃったの…。「お前って、頑固だなぁ。もう、どっちでもいいよ」「よくないよ。私、そんな弱い子じゃないもん」「分かったよ。悪かった」高太郎君がまた笑う。私も負けずに…。「この鯉のぼり、隆のなんだ」「…そうなんだ」私たちは鯉を見上げる。これで友達になれるかな?「なんだよ。仲良くやっ...0009「いつか、あの場所で…」

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    ブログ短編0613「甘え上手」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0612「無限空間」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0611「非常事態」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1465「婚活」

    まさか、この俺(おれ)が婚活(こんかつ)をすることになるなんて思ってもいなかった。付き合っていた彼女と結婚(けっこん)するとずっと思っていたし、そうなるはずだった。俺は何を間違(まちが)えたのか?今だに何で彼女に振(ふ)られたのか分からないし、納得(なっとく)できるわけがない。でも、ここは吹(ふ)っ切らなくては…。いつまでも引きずるわけにはいかない。早く次(つぎ)の彼女を見つけて…。そうじゃないと、故郷(こきょう)の両親(りょうしん)や親戚(しんせき)のおばちゃんが縁談(えんだん)を勝手(かって)に進(すす)めて、田舎(いなか)に戻(もど)るはめになってしまう。それだけは何としてでも避(さ)けなければ…。俺は結婚相談所(そうだんじょ)で何人かの女性と会ってみた。でも、会うたびに結婚のハードルが高くなってい...1465「婚活」

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    超短編戯曲0085「雨乞い4」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0610「しずく37~間一髪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0609「お嫁さんごっこ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0008「不思議な体験」

    森の中の小道。二人の兄妹が歩いていた。あかね「お兄ちゃん、ほんとに近道なの?ねえ、戻ろうよぉ」陽太「なに言ってるんだよ。あかねが寄り道するから遅くなったんだろ」あかね「だって、ばあちゃんに、このお花、あげたかったんだもん。それに、お兄ちゃんだって…」陽太「もう、いいから。早くしないと、暗くなっちゃうぞ」あかね「でも…」陽太「大丈夫だよ。この森を抜ければ、ばあちゃんの家につけるから」あかね「うん」森の奥に入って行く二人。木々にさえぎられて、だんだん薄暗くなっていく。あかね(立ち止まって)「お兄ちゃん」陽太「なんだよ」あかね「誰か…、後ろにいる」陽太「えっ?(後ろの方を見る)誰もいないよ。もう、おどかすなよ」あかね「だって、さっき足音がしたもん」陽太「いいから。ほら、行くぞ」あかね「待ってよ、お兄ちゃん」妹は...0008「不思議な体験」

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    読切物語0061「海栓」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0608「あなた」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0607「思うまま」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1464「遊ぼう」

    彼は綿密(めんみつ)に計画(けいかく)を練(ね)った。金(かね)が集(あつ)まる日も確認(かくにん)し、逃走経路(とうそうけいろ)も頭(あたま)に入っている。だが、決行(けっこう)の日…。どういうわけか、予期(よき)せぬことばかりが起(お)きた。そして計画は失敗(しっぱい)し、彼は警察(けいさつ)に追(お)われる身(み)となった。逃走用(とうそうよう)に用意(ようい)した車(くるま)も、警察が盗難車(とうなんしゃ)と確認しレッカー移動(いどう)させられるところだった。ちょうど目の前にマンションがあった。彼はそこに潜(もぐ)り込(こ)むことにした。以前(いぜん)、宅配(たくはい)の仕事(しごと)をしたことがあるので、外観(がいかん)を見ればだいたい分かる。「ここは単身(たんしん)用の賃貸(ちんたい)だなぁ。...1464「遊ぼう」

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    ブログ短編0606「お嬢さま」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0605「しずく36~盟友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    短編物語0004「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0005「夢の中の君」

    夜中の二時、慎吾は夢にうなされて目を覚ました。ここ一週間というもの、毎晩おなじ夢をみていた。いま住んでいるアパートにいて…。その部屋は、家具の配置から何もかも現実とまったく変わらなかった。ただ違うのは、小夜という名の女がいて…。夢の世界では、その人と結婚していて、一緒に食事をしたり、たわいのない話をしていたようだった。<ようだった>と言うのは、慎吾自身、断片的にしか夢を思い出せないのだ。でも、とてもリアルな、本当に二人で暮らしている感覚が、目が覚めてからも消えずに残っていた。慎吾には結婚を約束している彼女がいた。とても明るくて優しい女性で、もとは同じ職場で働いていたのだが、今は配属が変わって別の課になってしまった。「ねえ、大丈夫?」目を覚ました慎吾に、ひかるは優しく声をかけた。「今日は病欠だって聞いて、び...0005「夢の中の君」

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    ブログ短編0604「雪山」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0603「嵐を呼ぶ男」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1463「学校の不思議」

    学校(がっこう)には異界(いかい)へつながる道(みち)があるという。今でも学校を舞台(ぶたい)にいろんな怪談(かいだん)が語(かた)られるのはそのためだ。そして、あたしが通(かよ)っている学校にも、どうやらそれはあるみたい。あたしのクラスにはちょっと変(か)わり者(もの)の男の子がいる。他(ほか)の子と雰囲気(ふんいき)が違(ちが)っていて、どこか近寄(ちかよ)りがたい感じがした。その子には友だちはいないみたいで、いつも窓(まど)から外(そと)を見つめていた。いったい何を見ているのか、あたしはちょっと気になっていた。ある日のこと。教室(きょうしつ)に忘(わす)れ物をしてしまい、あたしは学校へ戻(もど)ってきた。もう五時を過(す)ぎていて外はまだ明るいけど校舎(こうしゃ)の中は薄暗(うすぐら)く感じた。足早...1463「学校の不思議」

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    連載物語0003「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0601「情報を制するもの」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0600「しずく35~真相」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0008「いつか、あの場所で…」

    「大空に舞え、鯉のぼり」5「さくら、ごめんな。あとよろしく」<よろしくって。>そんな…。「まったく…」高太郎君はまだ何か言いたげだったけど、私の方へ来て一言。「こっち」「えっ?」私が何のことか分からなくて戸惑っていると…。「鯉のぼり」私と目を合わせないでまた一言。そのまま行ってしまう。<ちょっと待って…。>私は彼の後を追って家の裏手へ。こんなところにも庭があるんだ。彼は上を見て、「ほら」っと指さす。私はその指先を見上げる。「わーっ、大きいーィ」思わずつぶやいちゃった。大きな鯉が風に揺れている。まるで生きているみたい。私は団地サイズの鯉のぼりしか見たことがなかった。こんな大きな鯉を間近で見られるなんて…。「あのさ、こんなの普通だって」<…そうなんだ。>「ここ、けっこう眺めいいだろ。海だって見えるんだぜ」「…...0008「いつか、あの場所で…」

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    超短編戯曲0084「雨乞い3」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0599「ケーキを求めて」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0598「夫婦の絆」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1462「はりこみ」

    道路脇(どうろわき)に車(くるま)が停(と)まっていた。そこへ乗(の)り込んでいく若(わか)い女。助手席(じょしゅせき)に座(すわ)ると、鞄(かばん)から牛乳(ぎゅうにゅう)とパンを取り出して運転席(うんてんせき)の男に差(さ)し出した。男はそれを見て、「牛乳とあんパンかよ。俺(おれ)さぁ、牛乳はダメなんだよ。お腹(なか)がなぁ…」「す、すいません。はりこみには牛乳とあんパンが定番(ていばん)かと…」「お前さぁ、刑事(けいじ)ドラマの見過(みす)ぎなんじゃないのか?そんなんで――」そこで男は、女が悲(かな)しそうな顔(かお)をしているのに気がついた。上司(じょうし)から言われていたのだ。くれぐれも言動(げんどう)には注意(ちゅうい)するようにと。新人(しんじん)の、しかも女性と組(く)んでいるのだ。パワハ...1462「はりこみ」

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    ブログ短編0597「振込…」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0596「麦わら帽子」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0007「専属天使」

    一人暮らしの男の部屋。男はデートに出かけようとして急いでいた。安田「財布も持ったし、ハンカチOK。プレゼントもあるし…」玄関のチャイムが鳴る。安田「誰だよ、こんな時に…」男は玄関を開ける。白いワンピースの若い女性が立っていた。安田「えっ、どなたですか?」スージー「あなた、安田さん?」安田「はい。そうですけど…」スージー「あーっ、やっと見つけた。この住所、分かりづらい。迷っちゃったじゃない」安田「えっ?」スージー「今日から、あなたの担当になったから、よろしく」(部屋に上がり込んでいく)安田「ちょっと待てよ。なに、担当って?」スージー「だから…。(めんどくさそうに)神様の命令で、あなた専属の天使になったの」安田「天使ってなに?悪いけど、これから出かけるから、帰って来んないかな」スージー「あの女はやめときなよ。...0007「専属天使」

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    ブログ短編0595「しずく34~応援」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0594「謎の荷物」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    短編物語0003「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1461「見てはいけない」

    いつから、誰(だれ)が言いだしたのか分からないが、この学校(がっこう)にはある噂(うわさ)がささやかれていた。それは、校舎(こうしゃ)の裏手(うらて)にある古(ふる)い倉庫(そうこ)を覗(のぞ)くと悪(わる)いことが起(お)きると…。「なあ、俺(おれ)たちでその噂を確(たし)かめてみないか?」ある男子(だんし)が親友(しんゆう)を誘(さそ)っているようだ。こういう怖(こわ)いもの知らずはいつの時代(じだい)にもいるものだ。誘われた親友はどうやら尻込(しりご)みしているようだ。「夏休(なつやす)みになったらあの倉庫、取(と)り壊(こわ)しになるんだってよ。だから今しかないんだよ」それでも親友は言葉(ことば)を濁(にご)す。言い出しっぺの男子は後へ引(ひ)けなくなって、「じゃあ、俺、ひとりでも行くから…。もう...1461「見てはいけない」

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    ブログ短編0593「河童の手」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0592「名探偵」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0590「しずく33~執行」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0004「お嬢様教育コース」

    「ここは何処よ!」ファッションモデルのように着飾った若い女性が叫んだ。「エッフェル塔は?凱旋門は何処にあるのよ!」あたりには灼熱の風が吹きわたり、彼女は目がくらみそうになった。よろよろとタラップを降りると、まわりをぐるりと見わたした。そこは、荒涼とした荒れ地の中で、空港のさびれた建物と、何軒かの小さな家が点在しているだけだった。彼女はどこまでも続く大地を、ただ呆然と見つめていた。突然、不安な気持ちがこみ上げてきて体が震えた。「ここ、ガルバね」と一人の男がにこやかに近づいて来て言った。「ガルバ…」女は男に駆け寄り、「ガルバってどこよ!ここはフランスでしょう?」「なに言ってる。ここはアフリカの秘境あるよ」「アフリカって…。なんで…、何でよ。私は…」「なにも心配ないよ。私が、ちゃんとお世話するね。どうね、良い景...0004「お嬢様教育コース」

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    連載物語0002「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0589「秘めごと」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0588「恋のレッスン」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1460「宅配」

    私は宅配(たくはい)のドライバーをしている。これは最近(さいきん)になって気になっていることなのだが…。三カ月ほど前からか、あるお宅(たく)に毎週(まいしゅう)荷物(にもつ)を届(とど)けている。いつも同じところから発送(はっそう)されていて、同じ大きさと重(おも)さの段(だん)ボール箱(ばこ)…。これはまぁ、あることだよね。でも、不思議(ふしぎ)なのは、荷物を受け取りに出てくる人が毎回(まいかい)違(ちが)うのだ。これはどういうことなんだ?ここはどう見ても普通(ふつう)の民家(みんか)だ。看板(かんばん)とかも出ていないので、会社(かいしゃ)の事務所(じむしょ)や店舗(てんぽ)などではないはずだ。宛名(あてな)も毎回同じ名前(なまえ)になっている。いったい、この家(いえ)には何人で住(す)んでいるのか?...1460「宅配」

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    超短編戯曲0083「雨乞い2」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0586「無料サービス」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0007「いつか、あの場所で…」

    「大空に舞え、鯉のぼり」4「ねえ、さくらが鯉のぼり見たいって。そっちに行っていい?」<そんなこと言ってないよ。>何でそんなこと言うの?「別にいいけど…」なんか、怒ってる?「もっとさ、愛想よくしなさいよ。さくらが怖がってるでしょう」<いいよ、そんな…。>「あのな、お前の方が怖いよ」そんなことないよ。優しいよ。「まったく素直じゃないんだから」「素直だったらお前とは付き合えないよ。もういいからさぁ、来たかったら早く来いよ」「ほんとは嬉しいくせに…。高太郎も下りて来いよ」「残念でした。いま勉強してるから…」<そんな、会ってくれないの?>「何の勉強だか。どうせまたプラモデル作ってるだけだろ」そんな趣味があるんだ。「いま手が離せないんだよ。ぜったい邪魔するなよ」「幼なじみだろう。来なかったらぶっ飛ばす」駄目だよ、暴力...0007「いつか、あの場所で…」

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    ブログ短編0585「しずく32~イメージ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0584「海賊島16」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1459「侵される」

    彼にはルーティンがあった。朝(あさ)起きたときとか、出かけるときとか、自分(じぶん)で決(き)めた手順(てじゅん)を繰(く)り返す。そういうの誰(だれ)にでも多少(たしょう)はあると思う。でも、彼の場合は、そういうこだわりが他(ほか)の人より強(つよ)いようだ。几帳面(きちょうめん)すぎるのかもしれない。そんな彼の前に、見知(みし)らぬ女性が現れた。その彼女は、どういうわけか彼のことが好きになってしまったようだ。一目惚(ひとめぼ)れってヤツなのだろうか、彼女は彼にぐいぐいと迫(せま)っていった。そして彼の返事(へんじ)も聞かずに、彼女は彼と付き合うことになったと公言(こうげん)した。どうも彼女は押(お)しの強い女性のようだ。それに、かなり大らかな性格(せいかく)なのか…。彼は控(ひか)え目なところがあるの...1459「侵される」

  • 0006「人生の選択」

    お洒落なバーで、若い男女が人生の大切な場面をむかえていた。真理「ねえ、いつもの居酒屋でよかったのに。ここ、高いんじゃないの?」貢「あのさ、今日は…。静かなところがいいかなと思って」真理「えっ?どうしたのよ。なんか、いつものみつぐじゃなぁい」貢「俺たち、もう付き合い始めて二年だろ。そろそろ…」真理「もうそんなに。早いよね。私も、もうお肌の曲がり角かな。なんて」貢「だから、その…。ここらへんで、けじめというか…」真理「なに?もしかして、他に好きな人できちゃったの?」貢「そうじゃなくて…。ぼ、僕と…。け、けっ…、結婚しよう!」真理(結婚と聞いて、すぐに即答する)「無理」貢「えっ?なんで…」真理「私たち、このままでいいじゃない。結婚なんて…」貢「だって、俺たち好きあってるんじゃ…」真理「そうよ。私、みつぐのこと大...0006「人生の選択」

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    ブログ短編0583「海賊島15」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0582「海賊島14」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0581「何か好い」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1458「不死身」

    この男、不死身(ふじみ)の身体(からだ)を持っていた。見た目は若造(わかぞう)だが、もう千年以上(いじょう)生きている。彼は転々(てんてん)としながら暮(く)らしていた。歳(とし)を取らないので同じ場所(ばしょ)に落ち着いてしまうと、まずいことになるからだ。ここ数年は都会(とかい)にいて占(うらな)いの仕事(しごと)をしていた。人間(にんげん)の悩(なや)みは何百年たっても同じみたいだ。そんな彼の前に一人の若(わか)い女が現れた。彼女は人を捜(さが)していると…。彼は、人捜しなら他(ほか)をあたった方がいいと断(ことわ)った。しかし彼女はどうしても引き下がらない。彼女は、「これは、あたしの感(かん)なんです。あなたなら見つけられるはずです」彼は困(こま)った顔で女を見つめた。ふと、この顔…どこかで見たよう...1458「不死身」

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    連載物語0001「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0580「しずく31~涼の素顔」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0579「海賊島13」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0003「怪事件ファイル」

    「蜘蛛の糸」3どれほど時間がたったのか、太陽が西の山に隠れようとしていた。二人は茂みや藪の中を探し回り、へとへとに疲れ果てていた。「日が沈む前に見つけないと」山田は西の空を見てつぶやいた。「ねえ!本当にあるんですか?」東側の斜面を探していたいちごが叫んだ。「ええ、どこかにあるはずなんですが」山田は自信なげに答えるしかなかった。「まったく、何で私がこんなことしなきゃいけないのよ」いちごは汚れた服を気にしながらつぶやいた。いちごの髪にはクモの巣がはりつき、顔や手は泥だらけになっていた。その時、穴の前でおとなしく座っていたアリスが異様な声で鳴き始めた。その鳴き声に混じって、がさごそと何かが這い出してくるような無気味な音が聞こえはじめた。「まずい!」山田はそう叫ぶと祠に駆け寄った。そして、祠を元の位置に戻して穴を...0003「怪事件ファイル」

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    ブログ短編0578「海賊島12」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    超短編戯曲0082「雨乞い1」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0577「海賊島11」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 1457「食らう」

    これは京(きょう)の都(みやこ)でのお話しだ。京ではいにしえから魑魅魍魎(ちみもうりょう)が闊歩(かっぽ)していたという。中でも、人を食(く)らう鬼(おに)は人々から恐(おそ)れられていた。それは、現代(げんだい)になっても――。夜、京の街(まち)を歩いている男がいた。少し離(はな)れたところに別(べつ)の人影(ひとかげ)が…。男は、どうやらそれに気づいているようだ。男は人通りのない路地(ろじ)へ入って行く。そこは街灯(がいとう)もなく薄暗(うすぐら)かった。しばらく歩くと、男は立ち止まって振(ふ)り返った。後をつけていた人影は女だった。突然(とつぜん)のことに、女は身(み)を隠(かく)す間(ま)もなく立ちつくした。男は言った。「誰(だれ)だ?俺(おれ)に何か用(よう)でもあるのか?」女はどうするか迷(ま...1457「食らう」

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    ブログ短編0576「海賊島10」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0575「しずく30~胸騒ぎ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

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    ブログ短編0574「海賊島9」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。

  • 0006「いつか、あの場所で…」

    「大空に舞え、鯉のぼり」3「こらっ!」突然、ゆかりが叫んだ。「高太郎、何してんの」窓から高太郎君が顔を出す。「さっきから、こそこそこそこそ」「いいだろ別に何してても…。そっちこそ何してんだよ」窓越しに言葉が飛び交う。「私たちはいま大事な話をしてるの。邪魔しないでね」「どうだか…。迷惑かけてるんじゃないの」「そっちこそ、覗いてたくせに」「…誰が覗くか。お前さ、その性格なおした方がいいよ。ちょっとはその子見習って…」「その子って?誰のことかなぁ?」「誰って…。ほら、その、隣にいる…」「あんたさ、さくらのこと好きなんでしょう」<えっ?そんな!>私は慌てて…、「私は違うから、そんなこと…」なに言ってるんだろう、私…。「さくら、ほんとにこんなんでいいの?こいつ性格悪いよ」<もう、ゆかりったら…。>「お前に言われたく...0006「いつか、あの場所で…」

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