お前がなぜここにいる? 事もあろうに大事な息子の誕生日に設けられた軍議開催それだけでも不機嫌極まりないのに涼しい顔して座席についているパク・インギュを見か…
大好きなヨンとウンスのキャラクターをお借りして その後の高麗の世界の妄想を広げて綴っております。
物語は二人が出会う前から始まり再会しお話が動き出します。シンイの世界に魅せられてその後の世界を紡ぎます
お前がなぜここにいる? 事もあろうに大事な息子の誕生日に設けられた軍議開催それだけでも不機嫌極まりないのに涼しい顔して座席についているパク・インギュを見か…
その日は朝から大騒ぎだった早朝にはいつものようにふらりとやって来た巫女のハッケミが玄関先でゴンの誕生日を祝って祈祷の舞を踊っていつのまにかいなくなりその後は…
イサは長い夢から覚めたような気分で目を開け大きく伸びをした 隣の子供部屋からはユニョンたちの笑い声が聞こえてくる このところの猛暑で診療所の患者が増えて大忙…
遠慮しないでイサも一緒にご飯食べて行ったらいいのに 少し拗ねた声色でユニョンは屋敷の裏門の前でイサに言った 夕餉はなるたけ父上と一緒にって決めているから…
ユニョンはハッと目を覚ました だがしばらく寝たふりであたりの様子を伺った 弟のゴンは輿の中相変わらず向かいの座席を陣取り長々と寝そべっている 隣に座るイサは…
立秋が過ぎたと言うのに毎日猛暑ですねさらに雷雨 停電 冠水した道路と都市の脆弱さを感じる日々ですそして本日夕方起きた宮崎地震被害に遭われた皆様にお見舞い申し上…
その日の夕方チェ家の奥の間はタンとスニョンの帰省で明るい笑い声が響いていた お前の修行がまだまだ足りないってことだろ? 不服そうな次男のサンを長兄のタン…
潮の匂いがかすかにする丘の上 ユニョンはイサに少し寄り道していいか?と問われピョンナンドの美しい港が一望できる世間から忘れさられたような場所にいた ここに…
まだ戻らぬのか? チェヨンはソワソワと奥の間から表の門の方角を見つめている それ 何度目?さっきも聞いたばかりよまだまだ都にはつかないわ今頃ようやくピョ…
暑中お見舞い申し上げます暑すぎる夏ですがいかがお過ごしでしょう? さて haruは週末渋谷ラインキューブでキムヒョンジュンのラストダンスライブに参戦 リダペン…
たとえ遠く船上で離れていてもイサはユニョンの姿をすぐに見つけた 水色のチマチョゴリ姿は夏の海に溶け込むように美しい色合いでユニョンによく似合う久しぶりに見る…
船が港に着いたゴンは埠頭を見つめたようやく帰って来た安堵感と旅が終わる名残惜しさが心の中で入り乱れる 初めての船旅は興奮と驚きの連続来てよかった!と大冒険に…
もうすぐピョンナンドに着くわよ今回もよきディールが出来た ユニョンが戦利品の目録を眺めながら満足そうに笑った それにしても夏の海は気持ちがいいわね白波も…
ウネがヴィラを去り寂しくなったと思う暇もなくウンスの日常は忙しく過ぎあっという間にアメリカ行きの日が近づいていた 季節は盛夏から晩夏へボストンでの新しい暮ら…
ウンスはアメリカ行きの決意を固めキ教授に申し出た 農園を営むウンスの両親は驚きはしたものの娘の判断を尊重してくれたし妹のポムは泣いて寂しがったが最後には姉の…
楽しかったわとても とっても!今度は泊まりに来なくちゃねお母様とも夜通しゆっくりお話ししたいもの ウンスは幸せそうに笑って言ったチェヨンの両親と一緒にソン…
息子が帰って来る時は出迎えしないくせにウンスが来るのは待ちきれないのだから困った人だな母さんは 学生時代と違ってウンスは仕事が忙しく屋敷に遊びに来ることも…
おはようウンスちゃんタンちゃん昨夜は夕飯ご一緒できなくって寂しかったのよ堅っ苦しいお食事会より家族で食すごはんがどれほど美味しいことか チェヨンの母ヒエは…
決意を固めてからのウンスは行動に迷いがなかったチェヨンに母ヒエと会う段取りをつけてもらいそれからウネにも話をした ウネは「寂しくなるね」と笑ったがウンスはそ…
決めた行くわ アメリカ!行って来る 屋上でしばらく考え事するように星空を見上げていたウンスが唐突にチェヨンに告げた そうかウンスが決めたなら俺はそれを応…
昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
ようやく患者が持ち直し一息ついたウンスがあたりを見回してみると近くにいたはずのチェヨンの姿はなくその場を去った後だった仕事に戻ったのだろう・・・ 助かりま…
朝が来た当たり前だが朝が来た そして今日も当たり前のように激務のルーティンが始まるチェヨンは研修医としてウンスは研修医を指導する専門医として・・・ まだ起…
ウトウトとまどろんで目が覚めたらすでに部屋の中はすっかり暗くなっていた ウンスは隣に眠るチェヨンの輪郭を眺めながら記憶をたどる 久しぶりにカフェで待ち合わせ…
オンマぁ〜っじぇんぶたべたヨォ〜 チェヨンとウンスの愛息タンが夕食時 誇らしげに空っぽの皿を振って見せた苦手な人参が綺麗になくなっている えらいね〜すご…
チェヨンが兵役に行っている間にウンスの周りで大きく変わったことを一つ挙げろと言われたらそれは間違いなくウネのことだろう シャワーを浴び支度を終えたウンスが…
ウンスがレジデント(研修医)だった頃に入隊した彼が無事に兵役を終えてソウルに戻って来たのはチンダルレの花が街を彩った頃でウンスは待望の心臓外科医(専門医)一…
テレビのニュースは十数年振りに起こった大規模な太陽フレアの話題で持ちきりだった通信衛星に影響があるとか携帯電話の電波が乱れるとか生活に直結することからイマイ…
言わずと知れた銀座4丁目・・・かなり久しぶりに先週末 銀座に行って来ました この建物はいつも変わらず此処にある〜って感じですね〜 で銀座に何しに行ったのか?そ…
タンの愛犬フンにお嫁さん候補のメスの子犬がミジュの実家から届いたのは春先のことだった茶色の毛がふわふわしたとても可愛い人懐っこい子犬で子供達は喜んでその子犬…
養成所虹の入学式から一月余り経った初夏を思わせるような春の終わりのある日 チェ家の広大な庭園は多くの子供たちの歓声であふれていた その日は天界ではオリニナル…
子供達が寝静まった夫婦の時間チェヨンは髪を乾かす妻の後ろ姿を見つめていたその長く艶やかな髪は出会った頃と少しもたがわず美しいままに思えるが最近ウンスは髪を乾…
輿の中で寝たふりをしているうちにユニョンは本当に眠りに落ちた・・・夢から覚めないその姫を大事そうに抱きかかえて部屋まで運んだのは他ならぬイサだ その話を帰宅…
みなさま あんにょんゴールデンウィークが始まりましたがいかがお過ごしでしょう?どこかにお出かけされますか? haruはお仕事がお休みでばんさい!な気分ではあ…
ウンスの誕生日が過ぎてしばらくしたある日 ユニョンは王宮からの帰り道イサと一緒だった オンマはまだかかるんだって〜これから王妃様のところに行かなくちゃいけ…
チェヨンは腕の中で眠る愛しい妻を見つめた夜はとっぷり更けて子供達の寝息以外あたりは静寂に包まれている 誕生の祝いにと少々無理をさせたか? チェヨンは反省…
終わった!間に合った! チェ家の長男タンはホッとしたように大きく息を吐いてから末っ子ゴンに微笑みその頭をなでなでした ゴンはやり終えた満足感で嬉しそうでタ…
おはようございます年明け早々から地震が続いておりますが 昨夜遅くには愛媛・高知で震度6弱の地震がありました 地震発生時には haruはすでに寝落ちしていたも…
ウンスの誕生祝いにと大妃様からいただいた針房ホン尚宮仕立ての若草色のチマチョゴリは春らしい色合いで式典会場の雰囲気を一層華やかに飾っていたその立派な衣に負け…
空が淡い青色に包まれ日差しが穏やかに差し込む春の日皆に見守られながら女医の養成所虹の四期生開校式式典が執り行われた七名の新入生は希望と夢に満ち溢れた顔をして…
すっかり夜が更けた頃王様は王妃様の寝所に出向いていた ウ王子は無事に帰って来たようじゃのぅ はい ご心配をおかけしましたいつもはわがまま一つ言わない王子…
ここは見晴らしがいいのぅ夏になったら さぞや涼しい場所となりそうだ 王子様は満足そうに東屋から庭を眺めそれからボソボソ言った もしやあの者がそなたの想い…
イサは少し離れたところで二人の幼な子をなんとも複雑な思いで眺めていた 一人はこの国の世継ぎ聡明なウ王子一人はチェ家の美しい姫チェ・ユニョン高貴な身分の二人は…
ウンスは珍しく気落ちした顔で帰りの輿の中にいた傍らには夫のチェヨンがいてウンスの手をさすりながらその様子を見守っている ああぁあんなに勇んで行ったのにまっ…
典医寺での用事を終えたウンスは少しばかり憂鬱だった いつもならばこの後王妃様のところでおしゃべりをしてその後大妃様にも御目通りする診察というより何気ない会話…
その日 ウンスは王宮の典医寺にいたもちろん四期生受け入れの打ち合わせのためであった ご心労が重なりお疲れではございませんか? チェ侍医は心配そうにウンス…
翌朝 ユニョンは父チェヨンの口から自分がウ王子の妃候補に名前が挙がっていることを他の子供たちもいる前で聞かされた やだよユニョンがおおきゅうへ行っちゃった…
イサは朝から悶々としていた本来ならば喜ばしい噂話に違いなかっただが 胸の奥にふつふつと湧き上がる怒りを感じずにはいられなかったのだたかだか噂話でどうしてこん…
ソダンに到着したユニョンは送り迎えの親たちから向けられた視線がいつもと違うことに敏感に気がついていた 顔では笑顔を取り繕いながらそれは灰色に見えたり黄色に見…
噂の広がりはウンスが考えた以上に早かった・・・ 翌朝武閣氏の長を引退してもまだなお王宮の情報を隅々まで把握している叔母チェ最高尚宮が屋敷に来ただが思慮深い叔…
15・16(金曜・土曜)日キム・ヒョンジュンのシンフォニー公演が府中の森芸術劇場でありまして土曜日参戦して来ました コロナ前に大阪で開催されて以来のオーケス…
夜になって屋敷に戻った夫の顔はひどく疲れて見えそれに加えて眉間に深いシワが刻まれていた 大丈夫? 問うたウンスに何も答えずぎゅっと抱きしめるとようやく落…
イサの剣幕にたじろぎながらそれでもチェ侍医は王家に忠誠を尽くす侍医として王様の話を息子にするようなことはなくチェ家を巻き込んでの王子様の嫁取り話はうやむやに…
明け方ウンスは目を覚ました啓蟄を過ぎたとは言え都はまだまだ凍てつくような寒さだ 夢・・・か・・・百年前の夢なんて久しぶりに見たな・・・ 丘の上の大きな木…
夕方典医寺のチェ侍医は康安殿にいた 王様が頭痛薬をご所望されたため診察に向かったのだ 昼間王妃様としばらくの間高台から都を眺めていたと報告を受けていた侍医は…
夢?でございまするか? ポカンと口を開けてポムはウンスを見つめた う〜〜〜んなんでございましょう? 夕暮れ時 ソダンを終えチェ家で過ごしたミョンのお迎…
若き王の夢はこの国を豊かで強い国にすることだった 強国に簡単に王の首をすげ替えさたりせず貢物や貢女に民が苦労することもなく誇りを持って暮らせる国 だが世間知…
チェ家の跡取り息子タンは朝課題の書物をあっさり読み終えてぼんやりソダンの庭を眺めていた 隣に座る親友のミョンはまだウンウン唸りながら書物を読み続けている み…
勝手をして申し訳ありませんでした奥様・・・ 昼休憩に奥へ戻ろうとしたウンスに厨房から出て来たヘジャが声をかけた え?ヘジャ?もう帰って来たの?今夜は実家…
結局その朝スニョンとサンは庭でテマンに朝稽古をつけてもらいユニョンはイサに送ってもらって一足先にソダンへ行くことで落ち着いた 悪いわねぇ イサ私が送って行…
へええ天界の夢?それをヒョンに言い当てられたの?すごいな ヒョンはユ先生のことはなんでもお見通しってわけか チェヨンが王宮へ出仕した後診察の準備をしながら…
何かあったのか?天界のことか? 甘い一戦を交えた後チェヨンは心配そうな顔でウンスの顔を見つめ尋ねた どおしてそう思うの? ウンスは夫の察しの良さに驚き…
あともう少しで手に入るはずだった 美容外科激戦区のカンナム一等地でクリニックを開く夢そのために嫌な仕事も講演会も雑用でも何でもなりふり構わず引き受けた 新し…
新しい暮らしにはもう慣れましたか?妾に力添えできることがあれば何なりと言うてくだされ 百年前に飛ばされてようやく戻って来たこの時代で温かく迎えてくれたのは…
上護軍様がお迎えに来られて医仙様お帰りになられましたよ そうですか・・・それはお見送りもできず失礼いたしました いいえ急患ですもの仕方ないですわ医仙様も…
ソルラル(旧正月)の休みを終えた翌朝三期生のリョウはいささか重い足取りで家の門を出た 行ってらっしゃいオンマ 頑張ってね家のことなら心配いらないわよ え…
ミジュはお寺参りの後菊花診療所にいた 養成所がたまの休日には必ず実家に顔を見せるように親に言われているのだがその実家に行く前に診療所に母親ための補薬を受け取…
菊花診療所の下働きを一年間勤め上げ昨春 三度目の正直で養成所虹にようやく入学したキム・ミジュは井戸の冷たい水に震えながら 朝の支度 顔を洗っていた 昨晩から…
養成所虹の寮母ホン・ソアは食堂の隣にある小さな厨房で夜食のアワビ粥を作っていた もともと寮の食事は女官たちと同じものを王宮の厨房から運んできてそれを食堂で配…
両親が昼寝と称して閨にこもった後昼の診察を終えたイサが休憩に奥の間にやって来た これが噂のトッキかまだ小さくて貧弱だな 首の皮をつかんでひょいと持ち上げ…
なるほど!それで?こんなに早いご帰宅に? イサはウンスにクスクス笑いながら尋ねた家族水入らずで過ごし夜まで戻って来ないと思っていたユ先生が明るいうちに早々…
親子でゆっくり過ごすはずがトッキ(兎)中心になってしまったわね 別邸内の温泉で体を暖め夕餉の前の一休みとばかりに妻の膝枕でゴロンと寝そべる夫の髪をそっと撫…
オンマすごかったねぇオンマってすごいんだねぇ しきりに感心して興奮しているのは怪我したトッキの処置を目の当たりにしたサンだった サンは母親が医者だという認…
結局 お昼になっちゃったわね 都外れの宿屋「永遠」で朝餉を食し子供達は雪で遊んだりウンスはジヒョンと話し込んだりでなんだかんだと出発が遅くなり別邸に着いた…
君のいない世界はきっと悲しくて寂しくて苦しくて辛いだろうってなんどもなんどもシミュレーションして来たけど実際君のいない世界は想像以上に氷の中 親が亡くなった…
家族以上に家族だった愛犬が私の人生の中からいなくなりました 直近の健康診断では特別問題はなかったのに 容体が急変しあまりに突然のことでまだ心の整理がついてお…
ユニョンは輿の中で少しばかり不機嫌に見えたその理由に母であるウンスは心当たりがある イサも来たらよかったのになぁ 花の形の髪飾りをそっと撫でながらユニョ…
サンは愛犬の鳴き声で飛び起きたいつもはぐずぐずの寝坊助だが今朝は違う楽しみにしていた別邸にお出かけの朝なのだ 昨夜はワクワクすぎてなんども目が覚め隣に寝てい…
今月のウンスさんの予定を確認しようと思ってね 新年早々にやって来たウネは診療所の机に紙を広げてウンスに聞いた ウネは健忘症の義母の介護を最期までやり抜き王…
門のところにはご近所で暮らす優しいアジュモニのシズと歯磨き達人のサニャと女手一つで娘を育て上げたサヨとその娘ジュリの姿があった 遅れてしまいましたがソンム…
新年の朝を迎えウンスは布団の中でぐぅうんと伸びをした いつのまにか眠ってしまったのね起こしてくれてよかったのに・・・ まだ寝息を立てている愛する人の顔を…
広範囲で揺れましたたとえ震源から離れていてもめまいが始まったのかと錯覚するような感覚の揺れに不安になる 石川で震度7の地震がありました 昨日新しい年が安…
202ヨン年明けましておめでとうございます 昨年は夢の続きの創作話におつきあいいただきありがとうございました 今秋にはブログを始めて10周年を迎えます …
ちょうど巫女のハッケミが屋敷の前庭で祈祷の舞を披露していた時だった ガヤガヤと正門の前に人が集まっていることに長男のタンが気づいた母ウンスの袖を引っ張り …
チェ家の次女チェ・ユニョンは難しい顔で世間では魔鏡と言われている小さな手鏡を覗き込んで自分の姿を見つめていた この手鏡は母のウンスが天界からこの国へやって来…
本日二度目の更新です 大晦日を明日に控えこの国一番仲むつまじい夫婦は揃って閨にいた 子供達は年末年始ソダンも休みで女中達と一緒に朝から大掃除のお手伝いですっ…
연말연시 ヨンマルリョンシ(年末年始) 不思議なことにこの言葉を聞くと背筋が伸びる 昨日と今日で旧年と新年で何も変わらない日常が流れていくはずなのにどうして…
チェヨンはセ・ジョン劇場の一階 ど真ん中の席にいた 舞台の袖や天井や柱の陰から彼女の歌を聞いたことはあるが正々堂々 正面から彼女を捉えたことは今までなかった…
次の瞬間女の目に飛び込んで来たのは・・・ なに?なんなの? 女は目を見開いて驚いたそこにいたのはずらりと並んだ麒麟の文様の鎧姿背の高い美丈夫な男たちの集…
ここから先お前を通すわけにはいかぬ亡き先王慶昌君様最後の王命の真意はお前をこの国に入れるなと言うことだったのだ チェヨンは剣を構えたキ・チョルはその剣を物…
さあ 歌え歌うのだその声を響かせろ オーナー何 言ってるんです?冗談が過ぎますよ チェ・スジョンは息を飲んだ狂気に満ちたオーナーが彼の最愛の人ユ・ウンス…
交際を申し込まれた翌日女は舞台出演準備のため控え室で化粧をしていた 寝不足で目の下にはクマ化粧のノリもすこぶる悪い鏡の中の自分に思い切りダメ出ししたい気分だ…
鬼神と恐れられる男は歌姫が別の男と並んで劇場を出ていく姿を物陰からじっと見ていた 彼女は歌の完成度が格段に上がりすっかり観客を魅了する堂々とした歌姫に成長し…
リハの代役を務めあげ幼馴染のチェ・スジョンと食事に行った数日後女は観客の前に立ってその歌声を披露した そんなある日 劇場での公演を終え帰路につこうとしていた…
リハーサルを無事終えた女にどこか見覚えのある人物が声をかけて来た やあ ユ・ウンス素晴らしかったよ!コーラスガールの時は全然気づかなかったがステージの真ん…
「ブログリーダー」を活用して、haruさんをフォローしませんか?
お前がなぜここにいる? 事もあろうに大事な息子の誕生日に設けられた軍議開催それだけでも不機嫌極まりないのに涼しい顔して座席についているパク・インギュを見か…
その日は朝から大騒ぎだった早朝にはいつものようにふらりとやって来た巫女のハッケミが玄関先でゴンの誕生日を祝って祈祷の舞を踊っていつのまにかいなくなりその後は…
イサは長い夢から覚めたような気分で目を開け大きく伸びをした 隣の子供部屋からはユニョンたちの笑い声が聞こえてくる このところの猛暑で診療所の患者が増えて大忙…
遠慮しないでイサも一緒にご飯食べて行ったらいいのに 少し拗ねた声色でユニョンは屋敷の裏門の前でイサに言った 夕餉はなるたけ父上と一緒にって決めているから…
ユニョンはハッと目を覚ました だがしばらく寝たふりであたりの様子を伺った 弟のゴンは輿の中相変わらず向かいの座席を陣取り長々と寝そべっている 隣に座るイサは…
立秋が過ぎたと言うのに毎日猛暑ですねさらに雷雨 停電 冠水した道路と都市の脆弱さを感じる日々ですそして本日夕方起きた宮崎地震被害に遭われた皆様にお見舞い申し上…
その日の夕方チェ家の奥の間はタンとスニョンの帰省で明るい笑い声が響いていた お前の修行がまだまだ足りないってことだろ? 不服そうな次男のサンを長兄のタン…
潮の匂いがかすかにする丘の上 ユニョンはイサに少し寄り道していいか?と問われピョンナンドの美しい港が一望できる世間から忘れさられたような場所にいた ここに…
まだ戻らぬのか? チェヨンはソワソワと奥の間から表の門の方角を見つめている それ 何度目?さっきも聞いたばかりよまだまだ都にはつかないわ今頃ようやくピョ…
暑中お見舞い申し上げます暑すぎる夏ですがいかがお過ごしでしょう? さて haruは週末渋谷ラインキューブでキムヒョンジュンのラストダンスライブに参戦 リダペン…
たとえ遠く船上で離れていてもイサはユニョンの姿をすぐに見つけた 水色のチマチョゴリ姿は夏の海に溶け込むように美しい色合いでユニョンによく似合う久しぶりに見る…
船が港に着いたゴンは埠頭を見つめたようやく帰って来た安堵感と旅が終わる名残惜しさが心の中で入り乱れる 初めての船旅は興奮と驚きの連続来てよかった!と大冒険に…
もうすぐピョンナンドに着くわよ今回もよきディールが出来た ユニョンが戦利品の目録を眺めながら満足そうに笑った それにしても夏の海は気持ちがいいわね白波も…
ウネがヴィラを去り寂しくなったと思う暇もなくウンスの日常は忙しく過ぎあっという間にアメリカ行きの日が近づいていた 季節は盛夏から晩夏へボストンでの新しい暮ら…
ウンスはアメリカ行きの決意を固めキ教授に申し出た 農園を営むウンスの両親は驚きはしたものの娘の判断を尊重してくれたし妹のポムは泣いて寂しがったが最後には姉の…
楽しかったわとても とっても!今度は泊まりに来なくちゃねお母様とも夜通しゆっくりお話ししたいもの ウンスは幸せそうに笑って言ったチェヨンの両親と一緒にソン…
息子が帰って来る時は出迎えしないくせにウンスが来るのは待ちきれないのだから困った人だな母さんは 学生時代と違ってウンスは仕事が忙しく屋敷に遊びに来ることも…
おはようウンスちゃんタンちゃん昨夜は夕飯ご一緒できなくって寂しかったのよ堅っ苦しいお食事会より家族で食すごはんがどれほど美味しいことか チェヨンの母ヒエは…
菊花診療所の薬員モグァはゴンのトルチャンチ当日も忙しく診療所で働いていた院長のウンスは宴にかかりきりで診療所は休診日なのだが患者の中にはお祝いに来たついでに…
ウンス肝いり女医の養成所「虹」の面々にゴンのトルチャンチ祝いの誘いが届いたのは宴の十日ほど前のことだった それは直接ウンスから寮母のホン・ソアに伝えられソア…
誕生日ぱーちいの当日今年八歳になるタンは妹や弟を集めお互いの役割を確認しあった 両親の招待客が集う客間にはすでに金屏風が置かれ昨日のうちに可愛らしく色とりど…
今日はチェ家の三男坊チェ・ゴンの一歳の誕生日 上の兄二人が母親のお乳しか受け付けなかったのとは大きく異なり母乳の出が悪かった忙しい母親に代わって女中のオクリ…
そっかちゃんとチェヨンに話せたのねよかったじゃない ウネは役目を終え帰ってきた夫に静かに言った 夫のアン・ジェが鷹揚軍から退きたいと言い出したのはつい最近…
空がすっかり深い藍色に変わりあたりは静かな闇に包まれていた 長年の相棒でもある愛馬チュホンが慣れた道を主人を乗せて進んでいく 王宮から屋敷へと続く道は天界の…
ウンスとウネが屋敷でお茶をしている頃チェヨンはウダルチ兵舎で鍛錬に精を出していた 上護軍に稽古をつけてもらえるとはなんという有難きこと 隊員たちはこぞっ…
翌日の昼ウンスの休憩時間を見計らったようにウネが訪ねて来た 特に用事はないのよちょっと近くまで来たもんだから そう言ったウネは以前よりも物腰が軽やかに見…
薄いかけ布団から覗くウンスの白い肩そのなだらかな曲線にチェヨンはそっとくちづけた ウンスは一戦交えたあと暑い暑いと言いながらすでに寝息を立てている 流星を家…
ものすご〜く綺麗ねぇあ?あそこに流れ星!ほら 見て見て ウンスは子供達と一緒に奥の間につながる長い廊下から藍色の夜空を見上げ一番はしゃいだ声を上げていた …
夜勤明けの早朝ウンスは手提げ鞄一つ持って駅に急いだ耳元には七夕の再会時に買ってもらったブルースターのイヤリングがキラリと光る 昼にはチェヨンのいる国境の町に…
時間の感覚とはどうしてこうも不平等なのだろうか?楽しいことや幸せな時はあっという間に過ぎ去ってジリジリと待つ間は一向に時が進まない ウンスは何度もチラチラと…
翌朝国境近くの部隊に戻るため身なりを整え軍服に袖を通した息子に母のヒエが声をかけた ヨン 忘れ物はない?あら これ置いて行くのかしら? 息子が持って帰れ…
日常の業務が戻ってきたウンスは寂しさを紛らわすためにより一層仕事に励んだ この時期の暑さもあって心臓外科の夜勤はいつ呼び出されるかわからない緊張の連続ひとた…
離れられずに一晩二人は体を寄せ合い互いの温もりの中でまどろんだ ほとんど眠っていないチェヨンに比べお酒のおかげもあってか途中から記憶が曖昧なウンスけれどもお…
ウンスが目覚めたのは日付が変わった頃だった 自分の部屋のベッドの上で薄ぼんやりと目に入った光景は机の上に置いてある医学雑誌を手にウンスの方に体を向けた体勢で…
お腹 い〜っぱい! ウンスは満足そうに笑ってチェヨンの手に自分の手を絡めたチェヨンはその手をぎゅっと握り返して微笑んだ 焼肉デートの後もカラオケに行ったり…
焼肉屋で一通り注文を終えて運ばれて来たパンチャン(小皿料理)を酒の肴にチェヨンが焼酎を口にした時だった突然身震いするような嫌な気配を感じた・・・ 混雑する店…
二人は地下鉄に乗って食事と買い物に出かけた チェヨンは軍服姿ウンスのコットンシャツはしわくちゃになったので白のワンピースを着てちょっとだけ薄化粧をして ウ…