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2015/05/15

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  • 「斑鳩物語」高浜虚子 ~旅ゆけば物語より

    「悲劇と喜劇に両またかけて」と、オビ広告は謳っている。池内紀解説“ちくま文学の森13旅ゆけば物語”。表紙は安野光雅。そこに高浜虚子「斑鳩物語」が収録されていた。これ40年の大昔から懸案だった本。秀作とはいえないが、そこそこおもしろかった。上・中・下に分かれ、小説とも長めの写生文とも読める。旅館のスタッフお道サン、お髪サンの方言が巧みでリアル。法起寺の塔に内部からこわごわ登るあたりも読ませる。「斑鳩物語」は本書で約20ページ。決着のつけ方がうまくいっていたら、秀作といわれたかもしれない。国内・海外ふくめ二十数編の紀行文・エッセイ・小説が収めてある。「斑鳩物語」高浜虚子~旅ゆけば物語より

  • 壁の絵

    ヨーロッパ風の両開きドアとスポーティな白い自転車(´・ω・)?何じゃなんじゃと思いつつ、運転席からカメラを構えました。単なるピクチャーでしたが、多少立体的に見えるよう陰があるのかなあ。イタリアンレストランの広告です。スポーツ自転車は「さわやかな心地よい風」の暗喩なのかしら(^o^)ニャハハ壁の絵

  • 駐輪場の1台

    医院の駐輪場に止めてある一台の自転車。サドルの後ろにビニールの透明傘が差してある。荷物かごには手帖らしきものが。どこか“わざとらしさ”を感じるのはわたしだけかな(^ε^)○○クリニックといって、父が通院していた。わたしは歩けなくなって1回診療してもらった。はっきりいわせていたくなら“やぶ!”ですよ。駐輪場の1台

  • 傑作群「山椒大夫・高瀬・他四篇」

    文豪といえば鷗外であり漱石である。その中から一番気に入っているものを一冊ずつ選ぶとすればこの二冊。「山椒大夫・高瀬・他四篇」とあるが、この四篇がぜんぶすごい。斎藤茂吉の“解説”も普通の学者の域をはるかに抜いている。あとは「雁」かな(。-ω-)「雁」を読んで、その年に東大構内を横切り、無縁坂を友人と下ったものだ。すでに17-8年の昔となるが。ことばを節約したため、短篇は鷗外の手腕によってさらに短くなった。どの一篇も傑作であり秀作である。これまで新版が出るたびに買い直している、とても大切な二冊じゃ♬もう一度全編を読めるといいなタハハ傑作群「山椒大夫・高瀬・他四篇」

  • 防寒仕様の自転車

    防具じゃなく、防寒グッズ。まるで戦車みたいだねぇ(゚o゚;これをはじめて見たときは驚いた。皆さんの中にも「どひゃ!」と反応する方いるでしょうね。子育て中のママの顔や腕を守る、子どもをすっぽり守る。それにしても重装備。こんな自転車がわたしがよくいくスーパーの出入口付近に止まっていました。通販で買ってしまったものの、いくらも使わないうちに防寒グッズは廃版にした・・・とか(笑)。重たいよ、ふつうの主婦は持て余すはず。それとも電動自転車かな。防寒仕様の自転車

  • ポストと自転車

    自転車のショットを、もう少しならべてみましょう♬アルバムを振り返ってみると、枚数はかなり多いけど、被写体としては人物を主体としたものが中心となってしまうな。自転車だけのショットは予想したより少ないかも(;´д`)運転しながら、ポストがあるのに気がつきました。ジョークがお好きでしょ。ポストと自転車

  • 今年2度目の雪

    3月5日につづいてまた雪が降った。写真は階段室の踊り場から北側の納屋を見下ろしたところ。そのときより5㎝くらい少ないかな?淡雪小雪レベルというには少々積雪がある。餌をさがす野鳥は(慣れない年少組)はたいへんだなあ。きいーっ、きい!と激しく、ムクドリやオナガドリが啼いている。今年2度目の雪

  • 傘を干した無鄰館の小型自転車

    このショットの主役は小型自転車というより、干すため拡げられたベージュの傘かもしれない。たしか桐生の無鄰館というところで撮影したのだ。桐生市には6-7年、連休のたび写真を撮りに出かけた。昭和の雰囲気を一番たたえた商店街が気に入ったのだ。無鄰館のご夫婦には特別な紅茶をいただき、親切にしていただいた(*゚ω゚*)奥の長い帯のような敷地には、いろんな施設があった。美術館といえるようなアートシアター(レンタルギャラリー)もあった。ご主人夫妻がおしゃれして、喫茶店をやっておられた。元来は機屋さんで無鄰館は旧北川織物工場跡地。傘を干した無鄰館の小型自転車

  • 桐生の無鄰菴にて

    このショットの主役は小型自転車というより、ベージュの傘かもしれない。たしか桐生の無鄰菴というところで撮影したのだ。桐生市には6-7年、連休のたび写真を撮りに出かけた。昭和の雰囲気を一番たたえた商店街が気に入ったのだ。無鄰菴のご夫婦には特別な紅茶をいただき、親切にしていただいた(*゚ω゚*)奥の長い帯のような敷地には、いろんな施設があった。レンタルギャラリーなども併設されていた、と思う。ご主人夫妻が、喫茶店をやっておられた。桐生の無鄰菴にて

  • 「武田百合子対談集」に引きずり込まれた

    つい数日前「武田百合子対談集」中公文庫(2024年刊)を買ってきて、さっそく読ませてもらった。はじめに置かれた深沢七郎との対談「武田泰淳の存在」は80ページ以上もの分量があり、読ませる。深沢七郎は「楢山節考」しか知らなかったが、関心は強く本は着々と集まっている。このユニークな人物のある一面を、赤裸々に露呈しているのは予想通りだった。この長篇対談が、他の著作には書かれていない、亡くなった前後の武田泰淳と百合子夫妻のことを述べていて、興味深い。武田百合子、全然インテリじゃない。でも普通を超えたおばさん(-ω-)タハハそこがいいのだ。「武田百合子対談集」に引きずり込まれた

  • 「獨断的作家論」に舌なめずり

    宇野浩二の著作は何作か持ってはいる。だけど唯一読んだといえるのはこの「獨断的作家論」にとどめを刺す。葛西善蔵論、川崎長太郎論等・・・持ち前の粘着気質でしつこく食い下がっていて、じつにおもしろい♬とある古書店で見つけた“拾いもの”なのだ。そろそろ宇野浩二の小説(講談社学芸文庫)にもとりかからないと、目がだめになってしまうぞ(^^;;)「獨断的作家論」に舌なめずり

  • 自転車のある光景 (2)

    こちらも自転車スナップ(ˊᗜˋ*)俗にいうママチャリでしょうね。お疲れ気味のカゴがついているよ、生活感滲んでいるなあ。ん?サドルには何やら覆いがかかってますね。ペンキ色の真っ赤な門扉、右の竹が古いのと新しいのと、意味ありげだにゃ。どこで撮ったんだろう、まったく憶えておりません。自転車のある光景(2)

  • 自転車のある光景 (1)

    予告したように、つぎは街角スナップでいってみようかな。道端に止めてある自転車を見ると、スナップしてしまう。ネットの友人葉流さんなどもときどき、風情ただよう“街角自転車”を撮っておられる。自転車は「はずれにある光景」なのだね。端っこにあるものに、人は何かを感じるのだ。その人の香りというか、フォトジェニックなものを強く。自転車のある光景(1)

  • 時は疾風(はやて)の如く ~泰淳・百合子・花みんないってしまった

    ■『「富士日記」を読む』中公文庫(中央公論新社【編】2019年刊索引をふくめ301ページ)《九月二十一日、泰淳氏の死の二週間前に「富士日記」は終わっている。泰淳氏は去ったが、後に「富士日記」と、それによって紛れもない言葉の表現者としての武田百合子が残された。「富士日記」ほど、作者の全人格の表現である日記は稀であろう。その十六年半後の一九九三年五月二十七日、武田百合子氏も六十七歳の生涯を閉じた。》(黒井千次『「富士日記」を読む』190ページより)黒井千次さんが、エッセイの終わりをそう結んのは1996年のこと。そしてわたしはつい先だって、一人娘の花(武田花)さんが、2024年4月30日に亡くなったということも知ってしまった。時は疾風のように、またたくまに過ぎさっていく。泰淳さん64歳、百合子さん67歳、花さん...時は疾風(はやて)の如く~泰淳・百合子・花みんないってしまった

  • 意図したように並走するクルマ

    北から南へ、まったく同じスピードで走っていた。しっかり食いついて離れない、まるでコバンザメ₍(小判鮫)のように。あれれ、かなり距離があったけど、ずっとコバンザメでいくか(゚o゚;運転手どうしお知り合いとか・・・意図的なものがありそう♪コバンザメはさらにユンボという子供をつれていた。意図したように並走するクルマ

  • 武田百合子・花が書き残したもの

    「遊覧日記」(ちくま文庫)には秀作がいくつもふくまれている♬母と娘の合作というのも得点が高い。まあしかし、武田百合子さんといえばまず「富士日記」ということになろう。3巻本だが、上巻がみつからないため買い直した。彼女の“天然ボケ”が花さんにつたわっているのはおもしろいことだな(。-ω-)武田百合子・花が書き残したもの

  • 唐傘?

    一瞬クルマのホイールを展示してると思えた。何だろう、これは。蛇の目傘じゃないし・・・唐傘か?6m道路に面した普通の木造民家。外からのぞけないよう「目隠し」にしてるのかな(´ω`*)奥様か娘さんか日本舞踊やってるのかも。わたしは9月の末に、偶然見かけてクルマの運転席からパチリ!唐傘?

  • 葉っぱにへんな孔をあけたヤツ

    さあて、つぎはどうしよう。街角スナップでもいってみようかな(*´σー`)ちょっとネタ切れかしら。その前に一つ。これ♬葉っぱにこんなおもしろい孔をあけた虫さんはどなたでしょう。「おれだよ」「あたしです」と名乗り出てくれればいいけど、聞いたことないねぇ。さてはおまえさんか!葉脈だけ食べ残すヤツは。葉っぱにへんな孔をあけたヤツ

  • すごすごときのこから撤退です

    ええと、きのこに深入りすると混乱してくるので、これを最後にします。・・・ナメコのように見えますが、イヌセンボンタケかもしれません。それも違うかな(^^;;)よく似たきのこが数種あります。結局、きのこは2シーズンだけで撤退。“同定”のあらし。図鑑と首っ引きのため、高齢者は疲れます。ご協力いただいた皆さんに感謝です。すごすごときのこから撤退です

  • 雪の日

    2月から3月にかけて、北関東では必ず2-3回は雪がふる。見慣れた光景。わが家の玄関ドアを開けると、こんな光景が待っている(´Д`)外流し、そして東の物置き(駐車場)。いずれ解体撤去しなければなあ、お金がかかるにゃ、参ったまいった。雪の日

  • OM-3がやってきた

    発売されたばかりのOM-3がやってきた。記念の一枚でありありまする。ボディは1㎝ほど横長、OMSESTEMのロゴにも多少違和感があるけど、すぐに馴れるでしょう。EOS5D(初代)&24-70㎜ズームを下取りに出して約20万円。レンズは従来のままであります。オリンパス何といっても小型軽量なのが一番♪。OM-3がやってきた

  • 「鄙の長路」(上林暁)を興味深く読んだ

    関川夏央編「鉄道文学傑作選」(中公文庫2024年刊)をぱらぱら読んでいて、上林暁「鄙の長路」という短篇を興味深く読ませてもらった。上林さんは、B級短篇ばかり読まされてきた。ところがこれは房総半島のローカル線(汽車旅)のことを、おもしろおかしく、綿々とつづっていて印象深く、感心した。いわゆる「病妻もの」は知られているが、それ以外の小説は知らないものがほとんど。代表作が1つ2つ書けないと、文学史のはざまにうもれ、忘れられた作家になってしまう(;^ω^)夏目漱石「三四郎」、志賀直哉の「網走まで」等と肩をならべている。危ういところ、関川さんがひろいあげてくれたのだ。「鄙の長路」(上林暁)を興味深く読んだ

  • アミガサダケ

    アミガサタケというきのこでしょう。普段は野鳥の撮影のため歩いている、水辺の公園です。わおっ、と小さな叫びをあげてしまいました。こんなのが“にょきっ”と顔を出していたのですから。長さは12-13センチ。奇妙なきのこが土中に潜んでいたのです。生で食べると有害だといいますから、食べない方が無難だなあ。アミガサダケ

  • 追悼武田花 ~百合子さんの「遊覧日記」を読む

    おっ、そうか写真家の武田花さんが、2024年4月30日に、甲状腺疾患のため72歳でお亡くなりになっていた!う~ん可哀想だな、ショック(゚o゚;「眠そうな町」で90年に第15回木村伊兵衛賞をとって以来、ファンだったし、母の百合子さんの「富士日記」もちょびちょび読んでいる。「遊覧日記」(1993年刊ちくま文庫)は母がエッセイを、娘がフォトを掲載している記念の一冊。それを、たまたま昨日からを読みはじめたのだ。花さんのフォトエッセイは、「煙突やニワトリ」「カラスも猫も」など5-6冊は持っている。母親ゆずりの“天然ぼけ”が何ともいえない味を出している。むろん写真もいいな。ライカM2&50㎜遣いじゃなかったかしら。そっかー、お亡くなりになっていたか。ショック、わたしより1歳年上だった。もう彼女の写真は見られない。追悼武田花~百合子さんの「遊覧日記」を読む

  • ツチグリ発見

    野鳥を探しにいったのだと憶えています。達磨さんで有名な少林山。ここは北斜面に本堂や鐘楼が展開している珍しいお寺、まあ緩やかではありますが。そこで発見!これは何だ(´ω`*)調べましたよ、図鑑を2-3種類買って。ツチグリ。まさに名称にぴったり。大きさは2-3センチで、湿った土壌を好むようです。ツチグリ発見

  • 山田風太郎の傑作「人間臨終図鑑」を読む

    要するに肝心なのはこちら。「人間臨終図鑑」(徳間文庫)。改版され何回も版を重ねているが、わたしの手許にあるのは3巻本4巻本が入り混じっている。こちらは傑作の名に値すると思う。こんなユニークな本はこれまでみたことがなかった。死にぎわの人間に焦点をあてているが、冷酷で皮肉な表現だけには終わっていない。年齢順に923人分・・・人間の死をこんなふうに見つめてきた物書きがほかにいるだろうか!?変格ドキュメンタリーですね。山田さんは79歳でお亡くなりになっている。うむむ、ずいぶんと教えられました、な(^^♪ウィキペディアに一覧表があり、参照できます。山田風太郎の傑作「人間臨終図鑑」を読む

  • 戦中派天才老人・山田風太郎

    ベッドの脇にいくつかの積読の山が聳えている。いずれ片づけないと拙いなと思っているが、なかなか進まない。そこから「戦中派天才老人・山田風太郎」(関川夏央ちくま文庫1998年刊)が出てきた。「人間臨終図鑑」を、いま盛んに読んでいる(-ω-)500人を超える各界の有名人の末期が書いてある。正宗白鳥の6ページが一番長いのかな?あとは平均2ページくらい。第Ⅲ巻と4⃣が同一なものとは知らなかった。このように人生観を述べた著作はほかに存在しない。じつにユニークで、“サビ”が効いている、名著といっていいだろ。ただし、この関川さんの著書はたいして面白くない。戦中派天才老人・山田風太郎

  • タマゴダケ

    植物つながりでつぎはきのこ。すいませぬ、気まぐれで。これは以前もUPしたものと同じです。一見すればおわかりの通り、タマゴダケ(*^。^*)前橋の嶺公園(広大な霊園)を歩いていたとき、この子にお遭いしてびっくり!それから2シーズンきのこを探して歩きました。食べないから撮影するだけですが。タマゴダケ

  • スミレの群落

    ええと、昆虫図鑑を検索するのに、少々疲れました(´Д`)やれやれ、蛾がまだまだ10頭はいるのに、「だれか助けて」があまりにつづいたので。そこで思い出したのが草花。まずは在来種のスミレ♪深紫がきれいですよね。ここは前橋市の有名な遊水地周辺。それを取り囲むようにロータリーがぐるり廻っています。その一隅にある年、びっしりスミレが生えてきたのです。クルマを路肩に止めて、さてさて・・・と撮影。カメラに24ミリが付いていたか28ミリだったか。腰を据えてローアングルからパシャパシャ!!その中の一枚です。スミレは好きな花。だれかが蒔いたのでしょうね。スミレの群落

  • 名作「網走まで」と「灰色の月」を読み返す ~調和型の私小説の神髄

    「網走まで」「灰色の月」は志賀直哉の代表作として、ご存じの方が多いだろう。これまで3-4回は読んでいる。そしてまた、読み返した。“読み返すことができる”というのが、名作の条件であるものは、当然だと思える。以前、こうに書いたことがあった。《たとえば、堀辰雄の「辛夷の花」(「大和路・信濃路」の一編)と「網走まで」を、以前読み比べたとき「ああ、そうか。踏み込みの鋭さがまるで違う」と思ったものだ。どちらも列車の中の情景を題材としているが、「辛夷の花」がものを見ているのではなく、雰囲気描写に終始しているのと違い、「網走まで」のまなざしは現実に突き刺さっていく。こういう人に見られるのは、ある意味恐ろしいことである。視線がものの、あるいは人間の本質を衝き、ヴェールの内を暴いてしまうからだ。》「一つの到達点としての「焚火...名作「網走まで」と「灰色の月」を読み返す~調和型の私小説の神髄

  • 金のイナゴ銀のイナゴ

    金のイナゴ銀のイナゴといいたいけど、図鑑で調べるとどうもナキイナゴという種類のようです。上に乗っているのがオス、下がメスで一回り大きいですね(*・д・)ぐんま昆虫の森でお見かけしたとき、きれいだったので、童話を作ろうかなと思いました。こんな金と銀のイナゴがいたら、あなたもそうしますか?金のイナゴ銀のイナゴ

  • 高齢者ごみ出しSOS

    高齢者ごみ出しSOSだってさ♪こういう便利なクルマが町を走っているんだね。これまでも数回見たことがあった、自治体も大変^ωヽ*冷淡に眺めていたけど、このさき、2-3年でこのクルマのご厄介になるかもしれない。元気な人もいるだろうが、わたしの場合そうもいってられない・・・かもねタハハ対策を講じないと“ごみ屋敷”になって、近隣の苦情がもちこまれるのだろう。高齢者ごみ出しSOS

  • どこからでもかかってこい(T_T)

    スカシユリだったかな?この黄色いユリを見ていたら、先客がいました。指のさきみたいな小さなカマキリ。こんなのが、花粉をもとめてやってくる昆虫を待ちかまえて潜んでいたのです。しかも臨戦態勢(゚o゚;カマキリにも6-7種あるらしいけど、ヒメカマキリは茶色なのかなあ。単に子どもなだけか。どこからでもかかってこい(T_T)

  • ヒゲナがオトシブミ

    ヒゲナがオトシブミのオスだと思われます。首長竜みたいに、とにかく首が長いなが~い(´ω`*)これで翅があるんですよね、甲虫の一人ですから。さぞ、飛びにくいことでしょう。めずらしい種かとおもったら、榛名山の道端にいっぱいいました。小さいので、目に入らなかっただけ。それにしてもこの首の長いこと↑ヒゲナがオトシブミ

  • 赤い壁攀じ登るアマガエル

    よいしょよいしょ!よいしょ!頑張れアマガエル(^O^)うちの敷地にはトノサマガエルもいますが、アマガエルの方が断然、数は多いです。やんちゃだから、ときおり観察をば♬このペンキの派手な赤。もちろん、ご本人は自分がこんな壁を攀じ登っているなんてわからないと思います、ファハハハ(^O^)赤い壁攀じ登るアマガエル

  • 少年剣士(^^? )

    うむむ、あなたはどなたですか!?はあて、さてだれでしたか、わからなくなってしまいました。ハチだったかアブだったか、ハエのお仲間だったか・・・・。これじゃ勝手に悩んでろ!といわれそうです(´Д`)指につまんでクローズアップし過ぎたら、し過ぎてわからない。二十数年も昔のことなので、むふう。ところで、小生意気な王子様の風貌がありはしませんか?少年剣士(^^?)

  • 「物の世界にあそぶ」 ~澁澤龍彦が暴く虚子の実像

    ■高濱虚子「高濱虚子集」現代俳句の世界1深川正一郎選(朝日文庫昭和59年刊)ほかの俳句の文庫本といっしょに、書棚からこぼれてきた。何気なく手にとって、澁澤龍彦の「物の世界にあそぶ」という序文を読みはじめたら、これにいささか圧倒された。何だって?高濱虚子に澁澤龍彦をぶつけただけで、不甲斐ないが「おっ♪」と唸ってしまった。略年譜を齋藤愼爾さんが編集しておられるので、齋藤さんが仕掛けたのかも知れない。読みはじめたら、中身も凄かった。それほど売れたとは思われないが(^ε^)澁澤さん、一番“のり”がよかった時代ではなかったか?めちゃくちゃ西洋派の論客として評論をお書きになっている人物を、「客観写生」「花鳥諷詠」によって主導した「ホトトギス」の領袖にぶつける。そうして、結果として、それが成功を収めているのだ。いままで...「物の世界にあそぶ」~澁澤龍彦が暴く虚子の実像

  • 上品なカワトンボ

    べっこう色をしたトンボ。わたしはトンボには、チョウと比べあまり関心がありません。何でかな、アルバムには100枚とはいわないけれど、それに近い数がある・・・と思うけど。榛名山麓の湿地で見かけたこのべっこう色のトンボは他の仲間のうちで目立っていた。下に板が渡してあり、足を踏み外すと池ポチャ。二ホンカワトンボ、ミヤマカワトンボ、アサヒカワトンボ・・・はて(´?ω?)上品なカワトンボ

  • 美麗なコガタノミズアブ

    ハエ・アブのお仲間にはお近づきになりたくないものが大勢いるが、この“コガタノミズアブ”など、数種の美麗種がいる(ˊᗜˋ*)里山の水田や池など水辺に棲息。希少種で、地域によっては絶滅危惧種。背中に金属の鎧を負って、蛍光ペンをあてたようなうす緑と黒の縞。体長12㎜前後。農薬の使い過ぎによるものか?美麗なコガタノミズアブ

  • セグロ・ベニトゲ・アシ・ガ

    偶然何ていう名かを発見しました。セリグロベニトゲアシガ^ωヽ*撮れたのも偶然なら、お名前を発見したのも偶然。めずらしいやつですよね。舌を噛みそうですが、セグロ・ベニトゲ・アシ・ガと分解すれば、わたし的には納得の名称であります。それにいつものキベリヒラタアブが忍び寄っています、彼のクセなので。セグロ・ベニトゲ・アシ・ガ

  • クスサンのハンモック

    ちょい大げさにいうと、男の子の拳ぐらいありました。大きめの蛾の寝袋です。スカシダワラと呼ばれているらしい。赤城の山中で、二度ほどお見かけして撮影しています。これも正体はクスサンだったんですね。ハンモックですよね、気持ちよさそう♪覆われた葉っぱをベリッと剥がしたら、これ(゚ω、゚)タハハクスサンのハンモック

  • あと千回の晩飯がおもしろい

    山田風太郎のことはあまりというか、ほとんど知らない。甲賀忍法帖か何か持ってはいたが、たしか売ったと思う。ところが先日から「あと千回の晩飯」(朝日文庫2000年刊)を読みはじめたら、これがおもしろい♬ことばがころころころがっていく。軽いのだ。書いている内容は、ご自分の“病気”について。重く書いてしまっては、暗鬱な闘病記にかりかねない。そこをうまく操縦している。「人間臨終図鑑」も手許にある。山田さんご自身は調べたら79歳でお亡くなりになっている。私小説や老人文学も好きになっている^ωヽ*わたし自身が歳をとった証拠なのだが。最後の1ページまでいけるかな。あと千回の晩飯がおもしろい

  • カメムシの卵

    このころ使っていた機材の話を少々。ニコンマニアだったので、ニコンD70-D80-D7000と愛用し、レンズは安かったわりに評価が高かったタムロン90ミリF2.8を、ほぼ付けっぱなし。ニコンのAPS-C機は1.5倍となるため、重宝しました。はてこちらの写真ですが、3日ほど思案しましたが、結局わかりますぇぬ(´Д`)カメムシには間違いないのですが、卵の図鑑を調べても、いまのところは「おお、これか!」というフォトには出会えていましぇん。銃弾のように見えませんか、周辺部の濃い緑もふくめて?標高7-800mほどの山深い、赤城の中腹で出会いました。カメムシの卵

  • 几帳面なキバラヘリカメムシの産卵

    キバラヘリカメムシでいいのかなあ、よく似ているから。カメムシのお母さん頑張れ♬この勢ぞろいした卵、まだ産みそう。楕円形の小さなチョコみたいな卵が、ドレミファソラシドときれいに並んでいまする。こんな情景見たの、このときはじめてかも。お母さんに失礼し10粒ばかり口にいれたら、どんな味?でへっ。几帳面なキバラヘリカメムシの産卵

  • クサカゲロウの卵

    これはクサカゲロウの卵といわれているものです。微細な糸のさきに、白い卵がぎっしり。わが家の裏の藪ではじめてみたとき、わが目を疑いました。卵であることはそれとなくわかったのですが、図鑑にはどれにも載っていなかったので。ああそうか、3千年に一度花開くといわれる優曇華とはこれのことか(゚Д゚;)タハハクサカゲロウの卵

  • ミカドトックリバチの卵のう

    ちょっと風変わりな写真をいくつか続けてみますね。まずはこれ。有名ですよね(^o^)ミカドトックリバチの“卵のう”です。図書館かどこかで図鑑を見て覚えたのかな。すぐわかりますが、育房の徳利の首の部分に特徴があり、まず間違えません。このハチの画像はネット上にいくらもありますので、気になる方はどうぞ。ミカドトックリバチの卵のう

  • 老いの生きかた ~サルトルは老いた、斎藤茂吉も老いた

    ■「老いの生き方」鶴見俊輔編(ちくま文庫1997年刊)収録作品覚書をふくめ201ページ新刊書店をぶらぶら散歩していて、ふと見つけた。たまに、こういうことがある。何かおもしろい本はないかなとアンテナを張り巡らしているから。新刊なのに、定価560円と良心的な値がついている。2021年に再刊されたものだろう。《この本は、老いについての文章をあつめた。どのように老い、どのように終るかは、人それぞれでちがうから、当然にこの本は老いについての相反した観察をふくんでいる。限られた時間のなかで、いかに充実した人生を過ごすか。来たるべき日にむけて、考えるヒントになるエッセイ集。》筑摩書房のホームページより引用鶴見俊輔さんといえば「思想の科学」である。われわれ世代では、愛読者が周辺にそうとういた・・・という感じがする。わたし...老いの生きかた~サルトルは老いた、斎藤茂吉も老いた

  • アジサイの花とカタツムリ

    こちらは、アジサイにやってきたカタツムリ。写真を数枚撮っただけなので、むろんえらそうなことくいえません。でも前回UPしたカタツムリとは、いささか、形や色が違っていますよね。ネットの図鑑にもバラつきがあるようです(。-ω-)昔は山一つ越えると別なカタツムリといわれていたのかな?地域差も大きいようです。アジサイの花とカタツムリ

  • カタツムリのいろいろ

    カタツムリを二つ続けてみます。カタツムリにも種別があるのかもしれません。・・・と書きはじめ、念のためと思って、カタツムリ&図鑑で検索したら、○○マイマイとして、なかりの数が出てきた(;´д`)まいったなあ。そこで過去のアルバムを大急ぎで調べてみたら、これ、明らかに別な種類だなという画像をいくつか発掘できました。昔(20世紀の終わりころ)は、ネットの上にもカタツムリの資料は、ほとんどなかったはず。ネット情報の深化とともに、カタツムリの調査・分別が急速にすすんだということでしょう。カタツムリのいろいろ

  • 爽やかなギンツバメ

    さあて、と。普通の蛾に戻ります(変ないい方じゃな)。ええと、これはギンツバメといって、マニアには“あこがれ”の蛾です。なかなか美しく、白とグレーの混じりぐあいが気品ありですね。両端をつないでまるで綾取りをしているようなデザイン(ˊᗜˋ*)開張は25-29mm。ギンツバメなんて華麗な名を持ってます。爽やかなギンツバメ

  • クロアナバチの特異な生態

    ➀今日は、3回つぶやくことにします。場所塞ぎなどといわれかねないけど、ご海容のほど。クロアナバチ(アナクロバチではありませぬ)の生態を3点ワンセットでUPしますから見て下さいね♬これはあとからヤブガラシの花でクローズアップ撮影したクロアナバチ。ファーブルの「昆虫記」では狩バチと紹介しています。②昆虫の森の民家の庭で、クロアナバチとドキリと遭遇しました。「おや、何だこの子は(゚Д゚;)さっき穴を掘っていたのに、また隣に掘っているぞ。」わたしはすっかり観察者となって、小一時間地面に座り込んで、ハチの生態に見入っていました。そうしたら、えっちらおっちら運んできましたよ、“ツユムシ”を。➂自分より大きな個体です。「ありゃりゃ」です。ぐったりしたその虫を掘った穴に引きずり込んでいくではありませんか!!自宅に帰ってか...クロアナバチの特異な生態

  • ハスオビマドガかな

    こちらはハスオビマドガかな。たぶん。このあたりから、まあ、深海のような紛らわしい底へ入ってしまう。ご存じの方、ぜひお教え下され(ノω`*)枯葉の複雑な編み目に擬態しているのかと思います。なかなか見事な編み目ですよね。メチャクチャ手がこんでいますよね。親の遺伝子をコピーするのか?それにしても複雑なのをよく真似ます。ハスオビマドガかな

  • 美しいベニスズメ

    こちらはベニスズメという、けっこう有名なスズメガの仲間です。キレイですよね。これまでウンモンスズメなど、何種類か見ています。翅の形状が独特で、スズメガだということがかわります(*^。^*)蛾の中では、親しみを感じる方ですね。昼間は木陰でひっそり静止しているからびっくりすることがあります。美しいベニスズメ

  • 木山捷平の「軽石」が味わい深い

    これまで、こうした味わいの小説を読んだことがあったかしら。木山捷平の「軽石」(写真の「駄目も目である」収載)は40枚前後の短篇で、秀作の資格十分。読み了えてみれば、捷平流のユーモア、ペーソスが核心をパシンと射ちぬいている。なんといったらいいのかな?偶然に身をまかせ、偶然に沿って話がすすんでいく。読んだことがある人にしかわからないのかもしれない。木山さん、悪ふざけがすぎるものもあるけど。ちくま文庫は、宮部みゆき・北村薫が編集しているシリーズものの名作短篇集。似たような名前で4-5冊刊行されていたかな´・ω・?近ごろ中公やちくまの“アンソロジー”にはまっている。木山捷平の「軽石」が味わい深い

  • クロミスジシロエダシャク

    コケガが続いたので、おつぎはこちら♬これもかなり特徴ありですよね。黒い筋が3本、放射状にまるで扇子を拡げたように見えます。しかもお尻のあたりにはイエローの濃い斑紋。クロミスジシロエダシャクというお名前だそうです。半身に波型文様が波打っていますが、このあたりが見所かなあ。小技が効いてますよね。クロミスジシロエダシャク

  • スジベニコケガが美しい

    このカラフルでやや派手な衣装を纏った蛾は・・・はて(*・д・)わかるようでわからないのがこの世界。どうやら、スジベニコケガのようです。ヒトリガの仲間で、ヒトリガは火採りという字になるようです。体長34-43㎜(オス34㎜メス43㎜)。黒ゴマのような斑点が粋なすばらしいデザイン。個体変異が多いそうです。スジベニコケガが美しい

  • ではおやすみ (NO.2025年-01)

    (再現された萩原朔太郎の書斎)今日の仕事はこれで終わりではおやすみ。・・・とかの日本で一番か二番のすぐれた詩人・田村隆一は「1999」という詩で蟻について書いている。蟻にびっくりしているのだ。一日22時間寝ていて起きて働くのはたったの2時間。そのことに心底驚いて「おれも蟻のように眠っていたい」と感嘆している。そうかせっせと働いたからなミステリの翻訳や雑誌の編集で疲れきってウィスキーをしこたま飲んではまた疲れておれ蟻になりたいと。大詩人あんたの気持ちはよくわかる。2時間だけ目を覚まして22時間眠りこけているとはね。目がかすみ耳が遠くなってそこいらだけはおれもあんたに近づいたようだ。ではおやすみ。(写真と詩のあいだには直接関係はありません)ではおやすみ(NO.2025年-01)

  • 講談社文芸文庫の「悲しいだけ・欣求浄土」藤枝静男

    日本の近代文学を読むについては、講談社文芸文庫の存在ははずせない。高価だけど、仕方ないのだ。そんなに売れないし、“売れる”ことなど心配していたら出版できないだろう(;^ω^)藤枝静男はかつて「悲しいだけ」だけ読んでいる。正真正銘の私小説作家。「悲しいだけ・欣求浄土」を買ったので、読まなければ♬講談社文芸文庫の「悲しいだけ・欣求浄土」藤枝静男

  • アカスジシロコケガにお遭いした

    はて、と。これは何だ?アカスジシロコケガ。たぶんこれが正解だと思われます(´ω`*)白に3つ4つの赤いラインがよく目立ちます。特徴がくっきりしているし、まぎらわしい近似種も、案外存在しません。ま、初心者向きの蛾かもナハハ大昔の榛名山の売れ残り別荘分譲地で、誘蛾灯のような屋外照明が一つポツン。蛾は誘蛾灯が大好きなのはご存じですよね。夜明けとなると、何十という数の蛾がパタパタ。アカスジシロコケガにお遭いした

  • キシタエダシャクかな?

    キシタエダシャクかな、違うかな(´?ω?)ふ~む難問、難問。同定などほど遠いですねぇ。白と黒の斑紋が鮮やかだし、頭部と翅の縁辺に、ボーダーのようなラインが見えます。おしゃれですよね。黄色とはいえ色味が濃く、美術的な小技が縁辺に沿ってカーヴを描き「おー」と人目を惹きます。でもないかしら?前回の子とは、柄が少し違うだけで、お仲間ですよね。キシタエダシャクかな?

  • ヒョウモンエダシャクかしら?

    ヒョウモンエダシャクだとかんがえている蛾です。蛾は驚くほど多様な姿をしていて似通ったものが何百といるから、同定するのは至難な技です(;^ω^)生物の中で蛾が一番むずかしいでしょう。わたしの独断と偏見により、比較的美しい種類を4-5枚ご紹介していきます。エダシャクの仲間は美しい子が多いですね(^^♪ヒョウモンエダシャクかしら?

  • 森の女神、オオミズアオ

    さて、つぎはオオミズアオという大型の美しい蛾だとかんがえているのですが、違うかなあ(゚o゚;そうとすると、開帳は80-120mmにおよぶでかい蛾です。青みがかった翅が名の由来になっています。こんな夢みる子にはそうめったにめぐり遭うことはできないでしょう。榛名山の鬱蒼たる樹林のトバ口で見かけました。森の女神、オオミズアオ

  • ナナフシさんにお遭いした

    はて、こちらの写真、何がいるかおわかりですか?えーと、われわれがナナフシと呼んでいる奇妙奇天烈な虫さんです。いるのがわかりますよね。ナナフシについてはウィキペディアに非常に詳しい、読み切れないほど解説があります。こんなやつ、どうやって進化したのか、頭をひねってしまいますよね(゚Д゚;)ナナフシはほかの写真もあったのですが、どうも種類が違うようです。探したけどみつかりませんナハハナナフシさんにお遭いした

  • シロコブゾウムシ?

    loveloveゾウムシの代表選手!これ、シロコブゾウムシだと考えていたけど、ヒメシロコブゾウムシやクワゾウムシという、よく似たゾウムシがいることに気がついた。むむ、む。じゃこの子は?ままあることなので、いまさら驚かないが。道端を歩きながら「おっ、シロコブさん♪」と思っていたけど、違うのかなあ。シロコブゾウムシ?

  • ハッカハムシ

    この虫は暗い渋い光を放っていて、独特な姿をしています。ハッカハムシだと思われます。体長は7~9mm。こいう色なので、葉陰にいると、見落としがちですね(-ω-)ハッカやハッカ近縁のシソ科植物に集まるハムシ科の昆虫。赤銅色もあるようです。昔はこの子がわからなくて、「うむう、だれか教えて」とだれかにすがりつきたくなるのは、現在と同じですねぇ(;^ω^)この上さらに、西洋中世のシールド(shield)のように、黒の斑紋があります。ハッカハムシ

  • 正宗白鳥の「人を殺したが‥‥」が蘇った

    一昨日山前譲編集の「文豪たちの妙な話ミステリーアンソロジー」(河出文庫2022年刊)を買ってしまった。なぜかというと漱石、鷗外の「変な音」「カズイスチカ」等10篇の中に、正宗白鳥の「人を殺したが‥‥」が、珍しく復活していたからだ。そうか、そういえば、こんな小説を書いていたなあ、たしかに(*´ω`)「罪と罰」の影響が濃いそうだけど、読んでみる価値はありそうだにゃ。白鳥はかつて評論、随筆、小説と、多岐に渡って活躍していた。この人はもっと“復活”してくるかもしれない、いずれ。正宗白鳥の「人を殺したが‥‥」が蘇った

  • 大正期の“文士” ~宇野浩二と廣津和郎をめぐって

    ■「同時代の作家たち」廣津和郎(岩波文庫1992年刊)「同時代の作家たち」の冒頭に「あの時代―芥川と宇野」という文章が収めてある。小説なのか、随筆なのか、読者を大いに迷わせる。おもしろいことは、おもしろい♪わたしは2日間で読み了えた。もっとも実質90ページなので、集中できればなんてことはない。ところで、岩波文庫に「日本近代短編小説選」というシリーズがあるのはご存じの方が多いだろう。継続期間にあわせて明治期2冊、大正期1冊、昭和期3冊がラインナップされてある。そのうち、大正期の面々は、1.女作者田村俊子2.鱧の皮上司小剣3.子供役者の死岡本綺堂4.西班牙犬の家佐藤春夫5.銀二郎の片腕里見弴6.師崎行廣津和郎7.小さき者へ有島武郎8.虎久米正雄9.奉教人の死芥川龍之介10.屋根裏の法学士宇野浩二11.猫八岩野...大正期の“文士”~宇野浩二と廣津和郎をめぐって

  • 若いカタツムリ

    ええっと、カタツムリをもう一枚。この子、何だかデリケートな感じがするのですが、どうでしょう(´・ω・)?気のせいかな、わたしの。殻には妙な皺が見えるし、柔肌っぽい肌の諧調が、娘のように感じがするのですね。カタツムリは好きだったのですが、撮ってもおもしろくも何ともないないのは捨ててました。若いカタツムリ

  • モンキチョウ

    公園や道端。わたしのフィールドにはよくいるモンキチョウです。よくはわかりませんが、上がオスかな(´・ω・)?ヒラヒラ、風の向くように身をまかせ、気ままに飛び回っているように見えます。黄は明るい色ですが、半分草に埋もれていますよね。ニャハハloveloveですねぇ、君たち♪モンキチョウ

  • ミヤマセセリ

    またしてもチョウの話題がつづくかな?さて、この子は山麓の斜面で撮影しています。ヒメジオンの明るい花がキレイですよね。シジミではなく、ミヤマセセリというセセリチョウの仲間。枯葉の日溜まりでよく見かけます。前翅の開長は35-42mmだそうです。パッと目の前から消えてしまうほど、動きは速いです。ミヤマセセリ

  • けん太の寝袋

    去年までは父がいたので、布団に潜り込んだりしていた。ライバルと闘って名誉の負傷。寒そうだったからペット用寝袋のお安いものを買ってきてやったら、気に入ったとみえて、こうして愛用している。怪我をしているから寒さが身に沁みるのだろう(*´ω`)けん太の寝袋

  • Love loveウラギンウラギンヒョウモン♪

    Loveloveウラギンウラギンヒョウモンといいたいところですが、これは低高標地に棲息するサトウラギンヒョウモンの可能性大・・・だと思われます。盛んに交尾して、もう一世代がんばろうとしているのでしょう(^o^)ヒョウモンチョウのお仲間は、表も裏も、似ているけどそうじゃない子が多いのです。Loveloveウラギンウラギンヒョウモン♪

  • カタツムリの住まい

    カタツムリ、何の変哲もない、ちょっと大きなカタツムリ。田舎の子は、男の子も女の子も、皆こんなカタツムリさんに遊んでもらった記憶があるのではありませんか?画面を少し横にそらして、背景がのぞけるようにしています♬赤い花はつつじだったと思います。カタツムリの住まい

  • 二種のゾウムシのニアミス

    こちらはちょっとめずらしい、二種類のゾウムシのニアミスです。特徴がはっきりしているから、粗忽者のわたしにもわかるのです。・・・といいつつ、間違っている可能性大ですが^ωヽ*タハハ右はオジロアシナガゾウムシ、左はトホシオサゾウムシ。ゾウムシは日本で1,000種、全世界では約6万種などといわれているようです。二種のゾウムシのニアミス

  • 葉っぱを丸めたのはだれ(゚ω、゚)

    この丸まっている葉の持主はいったいだれ(*・д・)?これも「わからん」です。“卵のう”であることは間違いないですよね。でも、その持主は。うう、むう。アルバムから択んでみたのはいいけれど、見当がつきません。植物と昆虫にあいだには人にはわからない、親密な関係がりますからね。中には子ども(幼虫)が入っているのです。・・・でもそこで、思考が、パタリと止まってしまう。はて、さあて?葉っぱを丸めたのはだれ(゚ω、゚)

  • 正宗白鳥の随筆・評論(講談社文芸文庫)

    お高い、お高いといいながら、結局買ってしまう。日本文學(とくに明治・大正期)をやる以上、講談社学芸文庫は必須なのだ。読者が少ないから、価格が高いのはやむをえない。正宗白鳥は、小林秀雄の評価がすばらしいのはもちろん、独自の私小説を残した短篇小説の作家。評論集はもっていたけど、随筆集も買ってしまった。「何処へ・入江のほとり」の満足感も高い。正宗白鳥の随筆・評論(講談社文芸文庫)

  • 徳利を背負ったクモ!

    う~ん、わからない。クモの図鑑にあたってみたけれど、根が尽きた。こんなに鮮明な、徳利型の斑紋をもっているのだから、カニグモ、アズチグモのお仲間かな・・・と思って、調べはじめたのだけれど(ノω`*)フムムおわかりの方、お教え下さい。アルコールがやめられず、根気がないのは、わかってはいるのですが。徳利を背負ったクモ!

  • イタドリハムシ?

    前回からわたしのフィールドに戻ってきた。ふむむ、これはイタドリハムシでいいのかな?よいしょ、よいしょと、葉っぱを丸めて巣でも作ろうとしているのか´・ω・?そう思って眺めると可愛く見える。触覚と前脚を使って力をこめて・・・。あんた、応援団はいらないかな。いらない?どうも失礼しました。イタドリハムシ?

  • オトシブミさん、気持ちいい?

    透過光で撮ることができたオトシブミ。可愛いでしょう?ムハハ春先の日をたっぷり、こうして浴びているのですね。満喫しているわけでしょう、こうしてこの世に生まれてきたことを。葉っぱと日光。それさえあれば、おいら仕合せ(´◡`)・・・といっているような。オトシブミさん、気持ちいい?

  • 正宗白鳥「何処へ・入江のほとり」を買う

    お高い本を買ってしまった。正宗白鳥「何処へ・入江のほとり」(講談社学芸文庫1998年刊)。元値は約千円だけど、それが2千数百円、倍にUP↑「今年の秋」の連作をぜひとも読みたかったのだね。「今年の春」「今年の初夏」「リー兄(あに)さん」の4編を収録したのはほかにないから、やむをえない(;^ω^)正宗白鳥には10人もの兄弟姉妹がいたのだ。上京し早稲田(その前身)から読売新聞に入社した長男の忠夫は、世間的に成功をおさめる。母の死、父の死、弟の死、そして「リー兄」の死。白鳥は典型的な“明治の地方出身者”なのだ。兄弟関係は私小説を読むようにヴィヴィッドに迫ってくる。わたしの場合は、とくに・・・。貧乏人の歯ぎしりともいえるけど(´Д`)正宗白鳥「何処へ・入江のほとり」を買う

  • 熱帯雨林の王者! オオゴマダラ

    こちらはオオゴマダラです。でかいですよ。実物をみたらほんとうにびっくり!日本最大のチョウで、前翅長7㎝前後、開長は13㎝。人間のおとなの手のひらより大きく、寸法だけでいえばシジミチョウのおよそ10倍。これが熱帯雨林の人工の滝の畔や、草原をゆらゆらと飛翔する姿を想像して下さい。熱帯雨林の王者です。熱帯雨林の王者!オオゴマダラ

  • コノハチョウとお遭いした♬

    コノハチョウはけっこう有名かもね。はじめて見たときは、図鑑で知っていたから、ちょっと感激しました。温室でも孵化させにくいのか、少数の個体だけだったと思います。よくまねるものです、まさに熱帯の“木の葉”なんですね。色もリアル以上にリアル♬お尻のあたりを見て下さい、うっかりするとほんとうに木の葉と間違えます。自然の驚異。コノハチョウとお遭いした♬

  • 生態温室のイシガケチョウ

    ぐんま昆虫の森は群馬県の施設。わたしは3年ばかり、お得な“定期券”を買って、通っていました、ほぼ毎週。ここの呼び物はなんといっても、八重山諸島・西表島の生態を再現した温室でした。温度・湿度の管理をしているのです。でもフィールドに比べ、飽きるのも早いです。飼育室で人工授精させたチョウが、西表島さながら群舞しているのですね。さてこちらは、人工ふ化させたイシガケチョウ。その一瞬は愉しいですけどね。だけど、わたしのフィールドは群馬県なんです。また「かやぶき民家」の庭ではめずらしいクロアナバチを、間近でたっぷり観察きました。やっぱり、飽きがこなくておもしろいのはフィールド。生態温室のイシガケチョウ

  • オオドリノフンダマシの卵のう

    これはクモの“卵のう”です。変わってますよね。成虫(つまりクモの)も変わっています。これが成虫だと理解するため、何日かかかったかしら(´?ω?)3点でバランスがとれています。オオトリノフンダマシという名のクモです。「これがクモ???」クモの巣を専門に研究なさっている方も少なくないようですけど。オオドリノフンダマシの卵のう

  • クワガタムシを正面から

    こちらはカブトムシより人気のあるクワガタムシ。この雄々しさをとらえるため、正面から広角レンズでアプローチしています(゚д゚)まあ、わたしの“お気に入り”ショット。クワガタは子どものころから、夏になると毎年遊んでもらいました。少しでも大きなクワガタを捕らえた子がヒーローでした。クワガタムシを正面から

  • カブトムシの飛翔

    お腹の方から撮ったのか、背中から撮ったのか、いまとなっては覚えていません。どっちからともいえそうだにゃ。ぐんま昆虫の森の樹液場には、30〜40頭のカブトムシ(もちろん牡)がわれ勝ちに盛夏を謳歌していました。管理棟のスタッフはた〜いへん(;^ω^)。来場者のすべて子どもたちに、この雄姿を見せなければいけないのですから!(甲虫に詳しい方は背中側からとおっしゃっていますが)カブトムシの飛翔

  • カメノコテントウ

    ええと、これはわが国で最大のテントウムシ、カメノコテントウ。ぐんま昆虫の森へいったら、カメノコテントウは普通にフィールドに棲息していたため、拍子抜けしました。大きいとはいえ、怪獣のように大きいわけではありません。ほんのわずかの差。まあテントウムシの一族ですからねぇ(´Д`;)カメノコテントウ

  • ルリシジミとはよく出会った

    つぎは一転して小さなルリシジミ。初心者のころは、よく間違えてました、ヤマトシジミと。だって翅(はね)の裏が何となく似ているように見えたのです。表と裏でずいぶん印象が違うし、遠くから見ると、ルリ色に見えるんだそうですが、そうかなあ(*´σー`)まあ、そう見えないこともないレベルでしょう。ルリシジミとはよく出会った

  • オオムラサキ・メス

    オオムラサキのメス。大きいですよ、カブトムシと比較して下さい。ぐんま昆虫の森で、実物ははじめてみました。バサリ、バサリと翅音(はおと)が聞こえるくらい近くでね。戦士のようなスズメバチもオオムラサキのメスの剣幕に押され、たじたじ(゚Д゚;)樹液をもとめて昆虫たちは必死なのです。夏の盛りは短いですからねぇ。オオムラサキ・メス

  • オオムラサキに遭遇する!

    はい、これは日本の国蝶(オンだけ聞くと国鳥と紛らわしい)、オオムラサキのオスです。地味なメスより、ほんのわずか小さいけど、美しさではメスより上ですね。ぐんま昆虫の森で何度も出会って「なんだ、こんなにいるのか?」と、ややがっかりでした。スズメバチ、カブトムシにも負けてはいません。美しさNO.1♪オオムラサキに遭遇する!

  • エレガントなアカシジミ

    さて、と。アカシジミです。ベニシジミはどこにでもいるけど、この優雅なアカシジミを見ることなど、そう滅多にありません。アカ・・・とはいっても、夕方の美しい茜色をし、白のラインがアクセント。それにテールまであります♬下のクリーム色の花はクリの花。クリの花を探すと遭えるかな?エレガントですよね。前翅長は16-22mm。エレガントなアカシジミ

  • 風が通り過ぎていく (No.2024-05)

    (写真と詩のあいだに、具体的な関連はありません)風が通り過ぎていくように時間の奥の沼から小さな神様の跫音が聞こえてきた。遠くでサギが鳴いている夜どおし赤い眼を燃してつめたい沼に立ち通すのか……神さまは一人二人ではなくたくさんたくさんたくさんいるのだ。サギがわいわいがやがやあつまってきた。つぎからつぎ。赤い眼をした小さな神様たちよ。どこからきてどこへ向かっているというのか。※第二連はいうまでもなく、宮沢賢治「業の花びら」として知られているものの一部。風が通り過ぎていく(No.2024-05)

  • ウスイロオナガシジミ

    この子ウスイロオナガシジミとも、ぐんま昆虫の森で遭遇しました。ミズイロオナガシジミと似ているため、森ではとても紛らわしかったです(;^ω^)インパクトがないかわりテールが可愛いシジミチョウの仲間。風が通り過ぎていくように、時間の奥から、小さな神様の跫音が聞こえてきました、かすかに。ウスイロオナガシジミ

  • トラフシジミ

    通常の昆虫写真に戻ります。トラフシジミ。この美しさはわかる人にしかわからない(^O^)そんなに珍しくはないのですが、やっぱり珍しいのです。平地にやってきて、林縁に棲んでいます。翅の趣が、独自の風合いを示します。「おれはチョウに呪文をかけられているのかなあ」。トラフシジミという名の美しい呪文を。トラフシジミ

  • 「椎の若葉に光あれ 葛西善蔵の生涯」を手に入れた

    2~3年前から欲しかった鎌田慧さんの「椎の若葉に光あれ葛西善蔵の生涯」(講談社1994年)の単行本をおもいかけず手に入れた。わーい(ˊᗜˋ*)あきらめていたんだけどね。岩波現代文庫ではなく、単行本の初版で、1000円ほどの値がついていた。葛西善蔵腰を据えて読もうとしたら、トップに位置する必須の一冊。鎌田慧さんは、弘前のご出身だったんだね。あまたの私小説家の中で葛西善蔵こそが極北・・・だとわたしもしばしばかんがえる。ネットで調べたかぎり、本書は伝記としても唯一のものだ。葛西は全集も出回っているが、そこまではたどりつけないなあ。なぜか嘉村礒多と比較する人が多いが、信じられないなあ。「椎の若葉に光あれ葛西善蔵の生涯」を手に入れた

  • キチョウの集団吸水

    “信じられない光景”の4はこちら。昆虫写真を撮りはじめてまもなく。こんな光景、よく見るよ!安易でしたねぇ(´ω`*)わお、わお。また給水シーンですが、この直前4~5頭が飛び立ってしまいました。もっとちゃんと撮りたかった。高崎市内の観音山、樹木にかこまれ谷底のような環境。キチョウの貴重な瞬間だったのに。キチョウの集団吸水

  • ミズイロオナガシジミの斑紋異常

    “信じられない光景”の3はこちら。ミズイロオナガシジミの斑紋異常個体です。これを撮ったとき、奇蹟が起こったのだ・・・とは思いませんでした。斑紋異常はそれほどめずらしいのです。普通種のミズイロオナガシジミと比べ、斑紋の幅が明らかに広いことがわかるでしょう。そうか?初心者のころぐんま昆虫の森にて。ミズイロオナガシジミの斑紋異常

  • カラスアゲハ(またはミヤマカラスアゲハ)の集団吸水

    “信じられない光景”その2。ミヤマカラスアゲハ(またはカラスアゲハ)の集団吸水。ここには2頭しか写っていませんが、わたしが目撃したのは4頭でした。榛名山の裏といってもいい場所で、街道の脇でした。「わお!わお!」とつぶやきながらパチリパチリ(゚o゚;崖からは雨水が。大きな夢のようなメタリックブルーの鱗粉を輝かせながら、ミヤマカラスアゲハたち4頭が、入れ代わり立ち代わり懸命に水を吸っていました。カラスアゲハ(またはミヤマカラスアゲハ)の集団吸水

  • オニユリの接吻

    人物以外のショットの中から“信じられない光景“のベスト4をあえて選んでみましょう。まず「その1」はこちら。はじめ見たとき「こんなチョウがいたかしら」そう思いつつ、50mばかり跡をつけてみたのです。するとそいつが、つぎのオニユリへ。「ははあ、そうだったのか!?」オニユリのキツ~イ接吻だったのです。オニユリの接吻

  • 講談社学芸文庫の2冊

    3週間ばかりまえ、既存の古書店で、写真の講談社文芸文庫の2冊を手に入れた。「安吾のいる風景・敗荷落日」石川淳「晩春の旅・山の宿」井伏鱒二黄ばみが気になるレベルだったけど、その分お安かった。石川淳さんは「焼跡のイエス・善財」(講談社学芸文庫)も税込み110円。年々衰退し、一時期の半分近くまで減少したという町の書店。読書人口はそれでも減らないという人もいる。講談社学芸文庫の2冊

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