鶏頭の今年も咲けり門口に舗装道路の割れ目のひとつ 毎年咲く、鶏頭舗装道路の片隅に今年も芽を出してしっかりと育っている赤い鶏頭 このように頑張っている雑草は…
一日一首、一歌、一詩、一話・・・・・創作童話、ファンタジーなど、思いつくままに。
創作童話、短歌、詩など、その時々の気分で自由に創作したものをアップしています。
鶏頭の今年も咲けり門口に舗装道路の割れ目のひとつ 毎年咲く、鶏頭舗装道路の片隅に今年も芽を出してしっかりと育っている赤い鶏頭 このように頑張っている雑草は…
愛妻に天国で会おうと詠う人天国行きの切符ねたまし 愛妻に天国で会おうと詠う人彼はきっと天国行きの切符を持っている 天国行きの切符を持たぬ私は羨ましい夫は天国…
パステルを重ね重ねて塗りつぶす色合い深く変化してゆく 無心で何かをする時心は癒される癒されたい時にパステル画を塗りつぶすいや、色を重ねる 近頃は癒されたいこ…
ドラマでは言葉足らずで行き違うそう言うことってほんとにあるよね 台風の迷走でどこにも行けない時慰めはドラマ録画したドラマを見ていると言葉足らずで行き違い そ…
ウロウロと超台風の迷いけり飛んで飛んで関東の雨 この度の台風はスルッと通り過ぎない一つところにふらふらと いるそしてその影響がとんでもない遠くまで来る まだ…
闇を突きひっきりなしに水の落つ線状降水帯は吠えて轟く 雨が降り続く夜何度も目が覚める屋根を樹木を打つ豪雨の音台風の影響だという その台風は未だ九州を出ずウ…
今日もまた蝉の声する暑き夏一向に来ぬ虫すだく秋 毎日台風情報がテレビのニュースを賑わしているこの台風、遅々として進まぬ昨日も今日も鹿児島あたりをふらついてい…
友の言う「一人は寂し折々に夫を想えば涙せり」とぞ 夫を亡くした妻はそれは寂しいと言う中の良かったご夫婦なればこそそういう友はとても忙しい人 ご主人のお元気な…
あの人もこの人も逝く令和なり我ら団塊世代の終焉 知人友人、知り人有名人周りに人が消えてゆくわたしの世代は団塊と言われるその世代の終焉の時が今かもしれない 近…
寺の森久方ぶりに分入れば夏果つるらしひぐらしの声す 朝夕の風が秋の涼しさを連れてきている夏の間いかなかった寺の森に夕方足を向けるとひぐらしの声がする 確実…
処暑に入り朝の清しき気を吸いぬ三百万の桃誰が食む このところ、日の出前の空気が爽やかですなんとなく秋が来るかな?なんて思われる 日差して来ると相変わらずの…
降りそうで結局降らぬ今日の空ラーメン店の看板落ちる このところ毎日、降りそうで降らない空模様新しい台風ができているらしい台風のコースも近頃では以前とは違う …
こんな世が来るとはしらず生きてきたSNSのフェイクニュース 怖 世の中にはフェイクニュースが溢れているどれが本物かは注意深く見るしかない故意にフェイクニュー…
この夏は三浦海岸閉鎖され暑くて掬えぬ砂一握り 今年は海水浴場が閉鎖されたところがあるあまりの暑さに人が集まらないらしい海の家も開かれない なんだか寂しいがこ…
紙パンツ履きし嫗のコマーシャル人の往く道たいらかならず 吾もまたお世話になるや紙パンツ老いの行く先哀しからずや TVコマーシャルを見るたびに悲しく思うことが…
家に籠り惰眠貪る炎暑の日過ぎて戻らぬ活力気力 暑い毎日暑いこう暑くては出かけるのも億劫だ一日中エアコンの部屋でぐ〜たらする日々 気がつけばあと十日で9月全て…
人はいさ心も知らず薬師池蓮の花見る高く咲くなり 薬師池公園の蓮は毎年美しく咲く今年は7月28日(日)にハスの葉に注いだお酒やお茶を、飲む「観蓮会」が開かれた…
建築中足場の幕を巻き上げる台風接近進路に近し 我が家は、台風七号の進路に近い金曜日に隣の住宅の幕が巻かれていた完成直近の外壁を覆う幕は柱に巻き付けられている…
情報の真偽を知るは難しいSNSの言いたい放題 フェイクニュースという言葉トランプさんに教わったネットの中に氾濫するフェイクニュースを見分けるのは難し 玉石混…
暑い日は口に紀州の風含む「からだにやさしい梅エキス飴」 先生の土産は紀州の風の味梅エキス飴優しい甘さ 絵の先生の紀州土産の梅エキス飴ほんのり優しい味がする酸…
開戦も終戦もみな未体験知らないままに死んでゆきたし 戦後生まれの我々は何も知らない知らないと言うことは幸せだ知らないままに死んでゆきたい そんな思いを抱く終…
炙られて尚淡青なる夏の空原爆忌来る竹山広読む 生涯、原爆を歌い続けた竹山広結核で長崎の病院に入院中に被曝した二十五歳 最初に手に取った時は重過ぎて読めなかっ…
アボカドはスクスク伸びて五メートル熱暑の夏を楽しんでいる この暑さに負けずに伸びるアボカドメキシコ生まれのアボカドは寒さにか弱いが暑さが大好き 一度冬に枯れ…
誰よりも遠くへ投げた第一投槍は静かに深々と刺さる 最後には跳んで叫んで鐘鳴らす北口の胸にゴールドメダル 北口選手の槍投げお見事でした日本人初の金メダルおめで…
向日葵が道ゆくわれを見下ろせり暑いわねえと挨拶をする 塀越しに向日葵が咲いている幾分下を向いている通りがかりの人を観察でもするように日陰もない道端 通り過ぎ…
反戦と反核のとき原爆忌とろけるような暑さの一日 いつ終わるウクライナ侵攻出口無し荒れ地になったひまわり畑 長崎が「最後の被爆地」の祈りを込めて式典をする19…
夏休み師よりの絵手紙深谷ねぎ太くて長くて暑さ退散 絵手紙の師より暑中見舞いを頂いた立派な深谷ねぎがど〜んと立っている暑さも退散する 暑中見舞いは立秋までしか…
新しいものは何でも怖い君暑き立秋鉄炮百合咲く 8月7日は立秋、暑いとても秋がきたとは実感できない近年、ますます熱さが増しているそれでもやっぱり秋この季節感の…
くうくうと我に向かいて懇願す外に出たいと炎暑の中に 我が家の犬はしゃべる普段は無口なのだが要求があるときはしゃべるうるさいくらいに「くうくう、うっうっ、キュ…
夏草の茂れる丘のなだりには夏茜とぶ原爆忌来る 日向台の斜面に赤い夏茜が飛んでいる40℃を超える暑さが続く今日は広島原爆忌9日は長崎の原爆忌 79年前の広島も…
陶芸を親しむ友よりぐい呑来両手で包み目を閉じる夫 友人からぐい呑を贈られた夫大切に大切に使っているお酒を注ぐとじっと目を閉じおもむろに飲む この友人は多彩な…
大黒天生まれた国は天竺と涼しい顔で猛暑に笑う 街のあちこちに七福神がおわすお正月には七福神巡りをする人も多いそのうちの一体大黒様がカリヨン広場におわす 笑顔…
薬指関節一つ曲がりおりへパーデン結節はじまりの指 ばね指になった同じ指がへパーデン結節になる第一関節が内側に曲がる時々痛いばね指は治りつつある リハビリのお…
金メダルの笑顔の隣にハニヤ氏の殺害の記事並びておかし (ハマスの最高幹部ハニヤ氏殺害さる7/31) 連日、オリンピックの金メダルにマスコミは沸いている…
ままならぬ勝敗時に裏切られパリに轟く詩の号泣 阿部詩選手泣きましたね〜気持ちよく泣きましたね残念だったけどそれだけ頑張ったってこと どの選手もみんな頑張って…
歌声がパリの夜空に広がってセリーヌ・ディオンは五輪賀ぐ 喜ぶ人、泣く人・・・連日、悲喜交々が紹介され四年に一度の五輪が花盛りそれは色々あるよね相手のあること…
禿頭の翁が酷暑の街をゆく傘も帽子もなくて凛々 酷暑の街を翁がゆく禿頭の翁が帽子も被らず日傘もささずサッサとゆく思い出した言葉、勇気凛々 かっこいいけれど心配…
値の上がる食品群に恐れなす買いそびれたるしじみ食べたし シジミの味噌汁が好きです小さな身も丁寧に食べます何ともいえぬ味わいのしじみの味噌汁が好きです宍道湖の…
豪雨来て氾濫したる最上川どろ色の海に沈みし青田 最上川が氾濫した一面の泥の海に沈む新庄市の青田美しかった稲が一瞬で泥水の下に 集中豪雨は恐ろしいどこに降るか…
梅雨明けて災害戦争止まぬ中パリオリンピックただいま開幕 パリオリンピックが始まった夜中の二時から開会式が延々と行われ六時二十分頃聖火が点火された長いパフォー…
炙られて熟した月の昇る夜確かに聴いた長き遠吠え 今月の満月はブラッドムーンというらしいそういえば赤い月だったこの地で赤く見えただけ?遠吠えを聞いた気がする …
海のなき里に生まれし吾ならむ水平線に憧れし日々 海なし県で生まれた子供の頃海を知らなかった年頃になると海に憧れたシンドバッドにロビンソン 冒険は常に海と共…
街路樹の喘ぎ聞きつつ歩く道日傘で作る感嘆符ひとつ 毎朝、リハビリに通う道すがら、あまりの暑さに街路樹が悲鳴を上げているような気がする何故か萎れているような …
蓮池の隣の小さき池に咲く白く清しき羊草ぽつり 見頃を迎えた蓮池の隣小さな池に睡蓮が咲く蓮ほど華やかでは無いが水面に浮かぶ清楚な花乙女のようだ 蓮は毎年「観蓮…
蛍草カヤツリ草の影に咲く朝露踏めば青際立ちぬ 昼顔の薄桃色の花に出ず鬼籍に入りしあの顔この顔 雑草の間に蛍草が覗く遠慮がちに見えて結構強かな花節を伸ばしてど…
病得て見る間に伸びるカヤツリ草カラカラと笑う草の声する 一面の草原となる庭駆ける犬の背草にうもれて怪し ぎっくり腰とばね指に見舞われたぎっくり腰は動かすなと…
夏空が街を覆って焼き尽くす死ね死ね死ねと言わんばかりに 梅雨明けと同時に猛暑が襲い来るこの暑さの中何ができるだろうどこに行けるだろう いきなり35度越えは…
死ぬまでにやりたいことが多すぎてリストにできぬ溽暑の夏来 死ぬまでにやりたい事リストと言うものがある死期がわかってもわからなくてもやりたいことをやりきって死…
大八洲竜舌蘭の咲き誇る熱帯の地となりやこの年 百年に一度花が咲くと言われている竜舌蘭が日本各地で咲いている沸騰化と言われる気候変動のせいらしい 十メートルに…
お馴染みの勧善懲悪時代劇くっきり晴れた青空よろし 近頃、時代劇に目覚める悪い奴はあくまで悪く良いやつはとことん良いわかりやすい余計なことは考えなくても良い …
ほのかなる茗荷の黄色ふるさとに便りを出そう文月ふみの日 茗荷の花が咲く季節ほのかな黄色は優しい文月の今月は文を出したい父も母も姉もいない今誰に出そうか 星の…
銃弾はトランプさんの耳かすむ氏は銃規制反対の人 昨日、ペンシルベニアの演説会場でトランプ前大統領が狙撃されたトランプ氏は右耳に怪我をした大統領選挙演説中の出…
この犬がいるから日頃の憂さも晴るやわき首の毛さする手の老い 犬は癒したった一匹の犬が家族全員を癒してくれる暑くても寒くても一緒にいるだけでよし 家族全員に触…
茎折れしグラジオラスを切り取れば花はずしりと重みを増して グラジオラスの花は重いあの細い茎でよく立っていられるものだ重い 夜の風で折れてしまった黄色いグラジ…
この街は百日紅の街はじけ咲く赤い百日紅白い百日紅 夏になると一斉に咲く赤い百日紅、白い百日紅燃えるような色が際立つ紅涼しげな白百日紅は夏の花 お向かいの門の…
千本の光の針を受け止めて日傘の男(ひと)とすれ違う夏 日傘は女性の専売特許ところが、今年は男性も日傘の良さに気付いたらしいニュースなどでも盛んに勧められてい…
赤き実の数多付きたる鬼灯の鉢下げし師は汗に塗れて 鬼灯の季節です真っ赤な鬼灯の身を吸い出して鳴らした記憶があります遠い遠い記憶 お盆の季節になるとお仏壇に飾…
年ごとに暑さ募りてゆく炎暑今日の静岡40℃越え 昨日の東京の気温は37℃これは風通しの良い日陰の気温ビルに囲まれた舗装道路では?考えるだに恐ろしい今に40〜…
早朝に行き交う人と苦笑い老い人ばかりの投票帰り 涼しいうちに済ませたくて早朝に投票に行く行き交うのは同じ年頃の人々ばかり若者は元気だから昼でも・・・ 朝の挨…
リハビリに通う本日熱暑なりコンビニ脇にカンナ咲く 黄 昨日も今日も30℃越えの猛暑ちょっと出かけるにも日傘が入り用だ日差しを遮っても熱波は下から横からくる …
「夏は夜」と清少納言は綴りたりこの熱帯夜をいかにせんとや 清少納言は枕草子に「夏は夜」と書いた暑い昼よりいくばくか涼しい夜が良いと私も思う しかし、昨今の熱…
アンテナを四方に伸ばし故郷のアフリカ探すアガパンサスは アガパンサスが咲いている今年は沢山の花をつけてすっくと立っているアガパンサスは立ち姿が美しい アンテ…
恩田川護岸の葛の葉伸び伸びて夕べの雨露歩道を濡らす クズが勢いを増して伸び広がっています上は上はと伸びる葛モンスターのように電柱を登っている 山膨れて見える…
槿咲く廃屋の庭荒草の気ままに伸びて塀を覆えり 槿が美しい季節になりました白い花、ピンクの花、どちらも美しいむく毛は儚げな花優しげな花です 誰もすまなくなった…
農道を行く人ありて後ろには広がる青田霞む山々 時は今濃尾平野に広がる青田彼方には霞む山々日本中が美しい景色に染まる こんな当たり前の景色がなかなか見られない…
霊峰に登る数多の人々よ恐れ畏み敬い登れ 今日は富士山の山開き沢山の人が一斉に登るでしょう一説には原宿の混み様だとかその中には外国の方もいる 毎年ニュースにな…
アナベルの咲き乱れし庭通り過ぎ恩田川縁の雑草を見る 紫陽花は色を変える七変化と言われる所以であるそして近頃は紫陽花の色も思いがけないものがある白から薄緑に変…
始まりは三十年前の長野県サリンという名を初めて聞きし 30年前の1994年6月27日松本サリン事件は8人の死者が出たマスコミの論調は被害者が犯人とマスコミも…
友の手で引き上げられし水底の小闇き冥府に招かれし夏 子供の頃溺れかけたことがあります川遊びをしていて深みにハマったのですどうしても水面に出られなくて あと少…
カフェインが苦手な私が探すのはカフェインレスの麦茶十六茶 カフェインが苦手ですコーヒーの味を覚えてから半世紀以上にわたってコーヒーを愛飲してきました無糖無ミ…
紫陽花のまろき花ふさ哀しかり変化してゆく人の心は 紫陽花は七変化ともいう花の色が刻々と変化するから我が家のアジサイは薄桃色からピンク濃いピンクそして紫へと変…
薄青きオタクサの花しとどなる雨吸い上げて淡く光れり 美しい紫陽花にオタクサの名をつけし人雨に艶増すを知っていたのだろうか梅雨が来た 雨に打たれる時紫陽花はま…
淡色のパステルカラーを指先に重ねて行けば密に深まる パステル絵の具は塗るほどに重ねるほどに深まる単色では出せない微妙で不思議なな色合いだから重ねる 塗り込ん…
「リプレイ」というタイトルのノベルあり吾にもリプレイしたきことあり 人生を「リプレイ」できたら・・・そう思ったことはありませんか?リプレイという小説を読んだ…
負け知らずの藤井八冠危しと叡王戦の五局見守る 一夜明け藤井聡太は七冠に孫が敗れた如く悔しい 藤井聡太が破れるいつかは来ると思っていたが今じゃないプロになった…
イスラムの巡礼はゆくメッカへとサウジアラビア四十九度 メッカへと巡礼に向かうイスラムの敬虔な信者たち20日までに900人が熱中症で亡くなったと聞く 目的地サ…
友どちと阿夫利神社に詣でたる茅の輪をくぐる乙女等の声 いつだったか友人五、六人と阿夫利神社に詣でたちょうど茅の輪が出ていたもちろん我々も潜ったが若い乙女たち…
連れ合いは長き眉毛が自慢なり白髪混じりのゲジゲジ眉毛 眉毛が長いと長生きする、とか嘘か本当かわからないけどなんとなくそんな気もする太くて長い眉に白髪が混じれ…
幾重にも重ねし衣に護られて生れしたけのこ天をめざさん 筍の旬(食べられる)も終わり今は上へ上へと伸びているその成長速度は驚くほどそしてその姿は真っ直ぐで美し…
曇天の日には常世のつばくらめ低く飛ぶなり水田の上を 晴れたり曇ったり梅雨に入る前の日々は定まらぬ天気に悩まされる曇った日には燕が低く飛ぶ 燕の餌の虫たちは曇…
ローラーがぐりんぐりんと腰をもむ毎日通う整体の幸バネ指のリハビリに毎日整体に通う看護師さんに薦められてマッサージ機にこれが至福全身をぐりんぐりんともみほぐすき…
ひっそりと路地にひと群れ半夏生行きたくないな歯医者の予約 三、四ヶ月に一度歯医者に行く予防医療の一環歯磨きと歯垢チェック行きたくない 途中の路地に半夏生が半…
楽しみは大谷選手のホームラン異国で戦う平和の戦士 戦いはスポーツだけで十分だそれでも戦のや止まぬこの星 七カ国首脳会議、国連職員拘束ウクライナ、ガザ、シリア…
老いてなお春を待つのは楽しかり梅桃桜文字摺の花 青春は最も美しい季節喜びも感動も悲しみも全てが美しい老いの春は小さな喜び小さな悲しみ 青春の花は牡丹芍薬百合…
青春があるなら老いの春もあるスキップをして街に出てゆく 青春(あおはる)は遠くなったけど老いの春はまだまだこれからスキップができるかどうか怪しいけど青空の下…
灯り消しエアコン消してひっそりと息詰まる日々光熱費上がる こうも何もかも値上がりしてはたまらない日々の出費が5割増感覚的には二倍年金世代は辛い それでいて世…
川沿いの路地にひと群れ半夏生稲は植えねど蛸は食せり 半夏生の季節です一部が白くなる不思議な植物半夏生を見るとタコが食べたくなります蛸は美味しい 稲がしっか…
鬣を朝な朝なに梳いており梳くほどに艶ましてゆく狼の裔 愛犬は今、換毛期真っ最中毎朝身体中の毛を梳くふわふわの毛が一面に散らばる背中の真ん中に鬣がある狼の名残…
思い立ち新美南吉読みし日は心の凝りがとろけてゆかむ 今までは長編、難読物がお気に入り最近は優しい言葉、優しい物語がお気に入り 久しぶりに手に取った児童文学、…
熊さんがある日ある時やってきて住宅街を歩いておりぬ 森のクマさんある日、森の中熊さんに出会った花咲く森の道熊さんに出会った 最近の熊さんはこんなに長閑では…
月に住む桂男はイケメンで我はなりたし桂女に 中国が月の裏側のサンプル採集に成功したとか裏側のサンプルは初めてだ表と裏に違いはあるか? 月には桂男が住むと言う…
にわたずみ避けて踏む草幾千の雨露宿すきらりきらきら 庭のあちこちに犬の掘った小さな穴がある雨が降ると潦となって小さな水溜まりになる 小さいけれど水溜まり足を…
路端の茅花に雨の降り掛かるペトリコールの匂い立つ季節(とき) バスの窓からぼーっと外を見ていた雨の中、歩道を歩く人もなく路端の茅花が揺れている猫じゃらしのよ…
ドクダミの白き十字の花の群れ雨に晒されピュア深まりぬ ドクダミは名前で損をしている「現の証拠」「たちまちぐさ」「みこしぐさ」「十薬」 ありがたそうな名前もた…
雨雨雨晴れ雨雨雨雨の夜チャレンジャー大和勝者となりぬ 昨夜、日本スーパーフェザー級王座決定戦で波田大和選手がKO勝ち3回、KO率8割以上を誇る波田の右フック…
雨雨雨晴れ雨雨雨今日の雨若葉青葉の命のシャワー 雨です梅雨入りはまだ雨です台風が通り過ぎました雨雨雨です 育ち盛りの若葉達が歌っています踊っています雨粒を飛…
よだかには翼がありて星空にただただ真直に行ける幸せ 「よだかの星」は憧れです醜いよだかでも最後には星になるすごく救われるお話賢治の作品の中でも好きです 「死…
ローラーがぐりんぐりんと背中押す八分間のサービスマッサージ 毎日整体に通っているもう何年もお世話になっている整体の先生最近、完璧に治り切らない若い頃は元通り…
尾の先が黄色にみゆるあの鳥は尾長らしかり朝から会議 ヒヨドリほどの大きさの鳥が数羽集まってピーピーチュクチュク会議中電線は今日も賑やかだ一羽が尾を広げる そ…
神様の鈴を壊して遊ぶ人インバウンドは悲しくもあり 京都の八坂神社が夜間は鈴の尾を「撤去」するという「外国人が鈴緒を本殿の柵にたたきつけていた」 インバウンド…
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鶏頭の今年も咲けり門口に舗装道路の割れ目のひとつ 毎年咲く、鶏頭舗装道路の片隅に今年も芽を出してしっかりと育っている赤い鶏頭 このように頑張っている雑草は…
愛妻に天国で会おうと詠う人天国行きの切符ねたまし 愛妻に天国で会おうと詠う人彼はきっと天国行きの切符を持っている 天国行きの切符を持たぬ私は羨ましい夫は天国…
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ウロウロと超台風の迷いけり飛んで飛んで関東の雨 この度の台風はスルッと通り過ぎない一つところにふらふらと いるそしてその影響がとんでもない遠くまで来る まだ…
闇を突きひっきりなしに水の落つ線状降水帯は吠えて轟く 雨が降り続く夜何度も目が覚める屋根を樹木を打つ豪雨の音台風の影響だという その台風は未だ九州を出ずウ…
今日もまた蝉の声する暑き夏一向に来ぬ虫すだく秋 毎日台風情報がテレビのニュースを賑わしているこの台風、遅々として進まぬ昨日も今日も鹿児島あたりをふらついてい…
友の言う「一人は寂し折々に夫を想えば涙せり」とぞ 夫を亡くした妻はそれは寂しいと言う中の良かったご夫婦なればこそそういう友はとても忙しい人 ご主人のお元気な…
あの人もこの人も逝く令和なり我ら団塊世代の終焉 知人友人、知り人有名人周りに人が消えてゆくわたしの世代は団塊と言われるその世代の終焉の時が今かもしれない 近…
寺の森久方ぶりに分入れば夏果つるらしひぐらしの声す 朝夕の風が秋の涼しさを連れてきている夏の間いかなかった寺の森に夕方足を向けるとひぐらしの声がする 確実…
処暑に入り朝の清しき気を吸いぬ三百万の桃誰が食む このところ、日の出前の空気が爽やかですなんとなく秋が来るかな?なんて思われる 日差して来ると相変わらずの…
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人はいさ心も知らず薬師池蓮の花見る高く咲くなり 薬師池公園の蓮は毎年美しく咲く今年は7月28日(日)にハスの葉に注いだお酒やお茶を、飲む「観蓮会」が開かれた…
建築中足場の幕を巻き上げる台風接近進路に近し 我が家は、台風七号の進路に近い金曜日に隣の住宅の幕が巻かれていた完成直近の外壁を覆う幕は柱に巻き付けられている…
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暑い日は口に紀州の風含む「からだにやさしい梅エキス飴」 先生の土産は紀州の風の味梅エキス飴優しい甘さ 絵の先生の紀州土産の梅エキス飴ほんのり優しい味がする酸…
百草の高く伸びたる通学路草の間に間に児等の声する 猛暑続きで、道端の草も伸び放題通学路の裏道も両脇は草の中に辛うじて道の中央に草はない 二学期が始まって子供…
夜半から雨降り出せばしっとりと大地うるおう音のやさしき 昨夜から雨待ちに待った雨関東の水瓶が干上がるらしいだから、本当は水源地に降ってほしい 朝からやさしい…
畑には百草茂り乾涸びた土埃たつヌスビトハギの上 今日から少し雨が降るらしい裏の通学路の雑草が勢いよく茂っている畑の作物は元気がないのに雑草は強い 特に大きく…
まだ細き芒の新穂風にゆる葉月晦日の月を待つ夕 ブルームーンが美しいと言われ楽しみにしていました芒の穂も新芽を出しすっかり秋らしい風情ですでも、暑い💦 とうと…
腰曲げて嫗の草引く姿なしあまりに暑きこの夏なれば 我が家の裏の小さな畑気がつけば草に埋もれている去年までこんなことは無かった美しい畑に美しい畝 腰の曲った嫗…
夏中をかけて裏路整えり足先に吹くはつか秋風 この暑い夏の陽の下で道路整備の工事が進んでいる下水道の交換と凸凹道路の補修工事だ迂回は面倒だけど仕方がない それ…
児等あそぶビニールプールのたたまれて干されておりし隣家の庭 夏の間中、楽しそうな声が上がっていましたお隣の小学生の姉弟とお友達大きなビニールプールで楽しそう…
ドラマでは言葉足らずで行き違うそう言うことってほんとにあるよね 新しいドラマが始まる季節途中で諦めるドラマもある最初から見ないドラマもある楽しみなドラマもあ…
電力が足りぬと言うならこの暑さ乗り越えられるか団扇と水風呂 処理水の放出が始まりました近隣の国の反対は激しい安全基準に則った放出でも不安はある、と言うのもわ…
炎天に爆音響く旅客機が頭上の青を切り裂いてゆく 炎天に飛ぶ飛行機空を切り裂き入道雲に突っ込んでゆく青空を切り裂いて雲に嵌る 定期便ではないからたまにしかない…
夏なのに海水浴場空っぽで暑くて掬えぬ砂一握り 暑いのに海水浴場に人影はまばらこれだけ暑いと砂浜も歩けない紫外線も怖い 芋を洗うような人出の海水浴場が懐かしい…
カラフルなインコの狂うスクリーン溢れる色の氾濫怖し ジブリの「君たちはどう生きるか」をみてきました書籍とは別物だと聞いてはいました確かに別物そして何が言いた…
七月の晦日に撃たれたOSO18(おそ18)牛六十六頭殺した罪で 北海道の日熊OSO18が撃たれたこの熊は牛を六十六頭噛み殺したという神出鬼没の忍者熊とも言わ…
とろとろととろける太陽降り注ぎ地球沸騰化臨界点に 毎日続く猛暑日今日は体温越えの暑さそしてこの暑さは九月に入っても続くとか神様・・・・・・ 昨夜、夜中ににわ…
太陽がとろとろとけてしたたりぬ日傘の周りは光の海に 台風が通り過ぎたと思ったらまたまた高温多湿、猛暑東京の水瓶は危ういといういらぬところには豪雨が降り欲しい…
総麺をはみし昼時突然に冷蔵庫逝く「・・・・・・・」 急速に氷を作る「一気製氷」機能この暑さで、フル稼働とうとう逝かれました調べると五年前の夏に同じところが故…
放哉の生きざま哀れと思うとき「捨て置け俺の道」という声 今日は俳句の日毎年、この日に思う尾崎放哉の生き様酒に溺れた人だったいやそれゆえの句かも 私は何かに溺…
紙パンツ履きし嫗のコマーシャル人の往く道たいらかならず 一人で履けた!嬉しそうな嫗の顔それはそうですよね自分の身の回りのことは自分でしたい でも、やがて我が…
開戦も終戦もみな未体験知らないままに死んでゆきたし 戦後生まれの私は回線も終戦も知らない戦争など知らないまま逝きたい誰もが嫌いな戦争なぜ、人は戦うのか? 終…
我が家では亭主の嫌いな赤烏帽子ひとりこっそりスイカを食べる 我が家の夫はカロテンがダメ人参、南瓜、柿、スイカ・・・・とにかく赤いものはダメ見るのもダメなので…