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  • 安 息

    枯葉集う森の中 迷ひ込むだ一羽の老兎が 遠く離れた村里から やうやうの思いで生命からがら 逃げ果せて来た もう思い残す事は何も無い 生きる力の一欠片も失い 此の枯葉の中で朽ち果てるだけ 生命を失った遺骸も 此の枯葉の中に埋もれてしまうだろう そう、...

  • I'm teasing

    日本もアメリカの属国じゃなく 50何番目かの州に成れればいいんじゃない

  • 待ち人来たる

    今日の降る雨を見て 春の雨が待ち遠しいと 季節の扉を叩いてみても 其処には誰も居ないのか返事もない とは云え、まだ三月の初旬 冬が居座っていても 不思議でも何でもないだろうに 人が早めた季節であればこそ 人が勝手に春を待っているだけなのだろう

  • 此の今の時をして

    時は短くして 今の時は更に短く 瞬く間に過ぎ去りぬ されど悪夢は 己を夢の中に閉じ込め 時をも夢の中に閉じ込め 悪夢より解放される事もない

  • 日向ぼっこ

    今日は天気がくるくると様変わりして 晴れ上がったり 青空の中に幾つもの雲を漂わせたり 空が全面雲に覆われたりで とても忙しそう そんななか寒さが大地を牛耳っており お隣さんの飼い犬のCOCOAが 家人の外出にともない 庭に出され 犬小屋の奥の敷布の上で 小さく丸まっている ...

  • 春を待つあなたに

    あなたが待つ春を わたしが見付け出して あなたの処へ届けよう そうすれば、あなたの素敵な笑顔を わたしが見付ける事に成る

  • 君が其処に居て

    君が其処に居て 僕がいそいそと近づいて 君の笑顔を盗み取る 君が其処に居て 僕が一言も口にしなくても 君は笑顔で迎えてくれる 君が其処に居て 僕が泣きそうになっていると 君は笑顔で僕を抱きしめてくれる 君が其処に居て 僕が此処に居て離れていても 磁石...

  • 椿の花

    椿の花がいっぱい 大きくもない椿の木だけれど 花はいっぱい 沢山の花が咲いている 縁起が悪かろう 其れは人の勝手な思い込み 椿の木が沢山あればあるほど 赤い花が沢山、沢山咲いている お門違いかもしれないけれど 余程、生命力が強いのかな でも生命力が強いのは本当 元気いっぱい...

  • 雪花に想ひて

    寒さ窮まり 雪花咲いての事成れば 壊れぬ想ひの強さにて 風に躍らされし身の上にさえ 己が想ひを通さむ也

  • 月からの贈りもの

    凍った月からの銀色光が 寒さに凍り付く大地に降り注ぐと 光の波長に刷り込まれた月兎が数匹大地に解き放たれた 月を賛美しようと飛び跳ね 踊りを月に捧げた 其の現象は数時間に及び 凍った月が溶けるまで続き 銀色光の消失と伴に月兎も宙に消えた

  • 金持と貧しきもの

    冷たい冬が日本中に蔓延し 人々が寒さに震える中 其の姿を嘲笑するかのように 自分には関係ないと 切迫した生活者には何の興味も無いと 寒い冬程、より冬らしいと悦ぶものがいる

  • 雪降る町

    まだ朝が開けぬ頃 雪がさらさら、さらさら降り始め 世界中の音を降り続ける雪の結晶の中に閉じ込めてしまうと 其処には無音の世界が造り出されていた わたしが発する音でさえ吸収しされてしまう 降り積もった雪の照り返しが まだ明けぬ暗い世界をうっすらと浮かび上がらせて...

  • 療養しています

    大地に陽光降り注ぐ中 風の束が地面( ぢづら)に沿って吹き抜ける 晴れた真冬日の午前時 太陽の力強さが懐かしいとも云えぬ儘 硝子越しに陽が射し込む居間にて 傷めた身体を労るも今日とての一日也

  • うつろい ( 副題 新春 )

    春がうつろうこの頃も ひとの心はひとがつくりし暦に縛られての 粉ふひとの心の哀しさよ

  • 光は闇に挑む

    光 在れ 光が闇を照らし 照らし出された闇は 闇の其の部分の存在を光に明け渡しはするが より多くの光を闇の奥底に閉じ込めてしまう 肥大化する宇宙の殆どに闇が存在し 造り出された光を拡散し吸収してしまう 此の世界は当然の如く 闇が支配する世界なのだ

  • 寒 冬

    冬の冷たさが大地を這いずり回り 寒さから逃れようと 隠れ潜むでいた小さな生命達は 這いずり回る冬の冷たさに捕まらないように 群れて互いを温め合い 必死に生命を繋ぎぎ留めている 此れも生命を繋ぐ一つの方法なのだろう

  • 将軍探し

    冬将軍が居るのなら 夏将軍は居るのだろうね 春の将軍は ? 秋の将軍は ? 何処に居るのだろう 皆で探してみよう

  • 別 離

    わがきみ わがきみ わがきみよ とおくはなれたそのひから くれないひびの ねむれぬままにあかつきむかえるそのたびに おまえたちをまもるそのためにむかわむと くじゅうのことのはのこしはなれゆきて はやよねん おもひのきみにながすひとすじのなみだ むねにいだくおさなごをちか...

  • おいでおいで

    風が吹くと 芒の穂が、おいでおいでをして招くものだから 興味が湧いてきた 何があるか分からないけれど 何も無いかもしれないけれど まずは行ってみよう 芒が招く処まで 皆は知らないだろうが わたしは本当は知っているのだ 知らぬ振りをして芒が思う...

  • 冬がやって来る

    冬が近づいて来る 足元から忍び寄って来る 冬が嫌いな訳ではない 好きな訳でもない ただ身体が嫌がっているだけ 寒さに身体が固まり あちこちに罅が入って壊れるだけ 後、痛いのも嫌 でも来るものはしょうがない 在るがままに在れと、呟くだけ 冬よ、来るなら早...

  • やすらぎ

    おだやかな あきのひるさがり くもをうすくうすく ひきのばして まくをはったような そらが ひのひかりを やわらげ とおしている あれほどあつかった なつのひざしも なかったかのように やすらぎが ただよっている ひとのせかいなど すっかり わすれてし...

  • 遊びにおいで

    陽の傾きと伴に 隣家の影が、じわじわと 庭先に忍び込むで来て やがて庭の大半を陣取ってしまい 我が物顔に振る舞っているよ ゆうかちゃんだったら喜むで 迎えてあげるのに 何時でもおいで 一緒に遊ぼうよ

  • お日さま

    想ひのしじまに浮かぶは 終日の膨れあがったお日さまとや

  • 温情

    何時もと変わらず降る雨の 温もりに身を包(くる)み 濡れたアスファルト道路を 黙々と歩くのも 乙なもの

  • 虚無

    夢を忘れた 否、夢を持たぬ人がどれだけ居るのだろう 否、否、夢を持てないのだよ 選挙だ選挙だ 選挙だワッショイ ワッショイワッショイ 民主主義のお祭りだ 皆で神輿を担いで 誰でもいいから神輿に担いで ワッショイワッショイ それで気が晴れるなら ワッショイワッショ...

  • 見栄っ張り

    10月17日今朝 まだ夜が開けぬ暗いままの早朝 西の空には 大きくてまんまるい紅い月が 今にも落っこちてしまいそうな月が でんと明けぬ西の空の際に居座っていた 此の陣地は俺のものだと云わんばかりの そんな大きな態度が伺えた でも結局は西の空の地平線の下に沈...

  • 気疲れ

    有りし極のこと故の 綻びた心を取り戻そうと 踠きに踠き 足掻きに足掻いて 人目も憚らず 己の欲を曝け出し 人並みの人間らしさを絞り出す そもそも人間らしさの一欠片とて有りもせず 切れかけた糸を唯唯結び直さむとする

  • 秋風

    気持ち良い風が吹いている 秋らしい風とかなのだろう 否、秋風でなければならない わたしが、そう思いたいのだ

  • お迎え

    雨が降ります 雨が降る しとしと、しっとり雨が降る こんな素敵な雨の日に まだ帰って来ないあなたを待ってます 待ちきれないわたしは傘をさし 最寄りの駅までお迎えに にっこり笑顔のあなたを想い いそいそ、雨の中を出掛けます

  • 雨と伴に

    雨が降っている 雨は降っている 雨に濡れた身体が冷たくなっていく 雨に濡れた身体に雨が浸み込むでくる じわじわっと雨が身体に入り込むでくる 雨との同化が始まった

  • 季節

    見せ掛けの季節に騙されまいと 只、自然の移り変わりを五感を通して感じ取る 極々当たり前の事ではあるが 今の世の中では、そうとも限らない

  • 闇の中

    空を真っ黒な大きな闇が覆い尽くしてしまった 日本の空を真っ黒な悪意が覆い尽くしてしまった アジアの空を真っ黒な大きな覇権が覆い尽くしてしまった 世界の空を真っ黒な独善が覆い尽くしてしまった 地球の大気が真っ黒な人類悪に覆い尽くされてしまった

  • 君と伴に在りて

    君の想ひの中に我が名を呼むでみれば 我が想ひは君と伴に在り 我が想ひの中に君の名を拡げてみれば 君の想ひは我が中にいっぱいに拡がった

  • ハナカイドウ

    名を忘れた花の可憐さに ほろほろと涙も溢れ落つ

  • 澄み切った青い空は、ひとは好きなのだろうか?

    白い雲の塊りが青い空に浮かび上がっている 白い雲の塊りが崩れて 青い空の中に溶け込み 青い空が青緑系の空に薄まっていく そして水色の空が広がった中に ポツリポツリと白い雲と灰色がかった雲が浮むでいる 片時も定着しない空の色の色加減の全部が 所謂、空...

  • 予 測

    雨が降っている 風も吹き始めている 此処から遠い遠い南の洋上で 台風の子供が産まれ掛かっている 其の子供はこれから何処へ向かうのだろう 今年は台風の行く末が良く解らないらしい

  • かなしみ

    泣き叫ぶあなたを見てしまい あんなに活発な あんなに強かったあなたが泣いている 病気だから仕方がないと解っていても あなたがあれ程のあなたが 泣いているのを見ていられない

  • 虹の中の幸せ

    「 二次の中に入ってみたい 其処にはきっと幸せが待っているに違いない あなたと一緒に行ってみたい 」 あなたの其のキラキラとした瞳で そうせがまれては断る事も出来まいに だからまずは虹の根元を探しに行こう そして虹の入口を見付けだそう 有るか無いかは...

  • 夜明け前

    東の空が未だ開けぬ頃 西の空の宙空に 大きくて丸い白い月が浮び 大地を煌々と照らし出し 澄むだ大気中に虫の音が木霊する 昨日まで細々とした虫の音を耳にはし 秋の初めを知らされていた が此の今 虫の音のオーケストラが 虫達の鳴き聲を天空にまで響き渡らせ...

  • 手毬唄

    てんてん てんまりてんてまり てんてん てんまりてんてまり てんてん てまりのてまりつき てんてん てまりはころがって てんてん てまりはどこまでも てんてん てまりはにげてゆく てんてん てんまりてんてまり てんてん てんまりてんてまり てんてん...

  • RESET

    地球が怒っている 自然が壊れ荒れ始めている 人類も分断され混乱が始まった そんななかでの OLYMPIC と云うお祭り騒ぎ こんな事で良いのだろうか 良い筈がない 全てを RESET しなければいけない 其れが一番良いのだ 地球上の生物の中の、たった一つの...

  • 立 秋

    秋が立ち上がる そう思って回りを注意深く見てみると 確かに虫の音が聞こえている そんな小さな秋を見つける事は出来る でも暑い、とても暑い 昼間の暑さはとんでもなく暑く 夜は夜で昼の暑さが収まる筈もなく 冷房が無いと眠れぬ程の暑さが襲ってくる 世界にはもっと...

  • 真夏の熱い陽射しがジリジリと肌に射し込み アスファルトやコンクリートの照り返しも加わって 熱さが増している 暑いのではなく熱いのだ それでもわたしはいきている 人は生きている 今、夏は真っ盛り そうこうしながら夏が過ぎていく 一日一日と夏が過ぎていく

  • 緑成す日々

    緑に包まれた日々 森や山奥の中で暮らして居る訳ではない 家の周りがすっかりと緑に包まれている 妻が手入れしている庭の植木や草花、 庭の一部を畑にしている夏野菜類 農家の畑の野菜類、田圃の稲の緑の広がり 人の手で作られた、整然とした緑の広がり 加えては空き地の緑の塊り、彼...

  • 悪者達

    梅雨がどうにもならぬと ジタバタジタバタと国中を暴れ回り 今日はわたしの家の周りにもやって来て 其れ程酷ひ暴れ方はしないけれど・・・ 何か、しっくりといかぬ苛立ちを感じるような・・・ 雨の降り方が気になって仕方ない 雨は人の気も知らないで とは云っても、雨が...

  • 毛 虫

    鮮やかな小さくて黄緑色の本体は、細長い円筒状で毛むくじゃら 見た目はモコモコ動いて、一見小さくてかわいい でも、毛虫は毛虫 誰もから嫌われていて、当然わたしも大嫌いだ 庭の植木等我が家の大切なブルーベリーの若葉、 どうかすると普通に育った葉っぱを 見境なくムシャムシャと食い...

  • 七夕さま

    あなたと重ねた秘め事は 七夕さまの習ひにて 永久に続け想ひ火と伴に あなたとかさねたひめごとは たなばたさまのならいひにて とわにつづけおもひびとともに

  • 束の間

    梅雨空に 巡る風の悪戯か 抉じ開けられた雲間に覗く青空為る也

  • 亡びの美学

    夏が来た 暑い夏が来た 熱い夏が来たのだ 激しい雨と云うお供を従えてやって来た 世界は変わる 世界は変わった 地球が変わった もう人類のものではなくなった 元々地球は人類のものではない 地球に何が起こるのかは 賢い人は薄々感づいているだろう ...

  • 悦 び

    あなたがあなたでいられる事は悦びだ わたしも一緒になってあなたと伴に生きていきたい

  • どっち どっち

    理想を取るか 現実を取るか どっちを取るか 其れが問題だ 只、貧者にとって現実しかないのだよ 権力者共や金持ち連中等の施しで 我々は生きている訳ではない 其処に理想の欠片すら無いのだから

  • 走れ走れメロスが如く

    走れ走れ走り続けろ 太陽に向かって走り続けろ 太陽は東の空の際から顔を出し 天頂に向かって昇り続け 西の空の際まで下り続け 其の姿を隠すまで動き続けている 走れ走れ走り続けろ 太陽を追い掛けて何処までも 太陽が見えなくなるまで走り続けろ メロスのように走って走って走り続けろ...

  • 望郷

    軽風に乗りて空を泳ぐ凧 遠くになりし高島の海を望まむと 何処までも高く空に舞い上がれ

  • 大空に碧を求めむと謀りて 数多き青在りての迷い事 天空に溶け込む ひとの身の成れの果てと為らむ也

  • 青い鳥

    青い鳥 青い鳥 わたしの青い鳥は何処? さあ、捕まえに行こう でもわたし、わたしは今は要らない 青い鳥が欲しいと云っている他人に売ってあげるだけ わたしの手元にはもう、一羽の青い鳥が居るから わたしは、ただ捕まえて売るだけ わたしはお金が欲しいだけ

  • 生存競争

    丸々と太った青虫が 大事にしている柊の若葉をムシャムシャと 何匹もの青虫が食っていやがる 青虫の全部を捻り潰してやろう でもでも奴等も黙ってはいない 数にものを云わして若葉を食ってしまう さてさてどっちが勝つのやら

  • 生命の安らぎ

    若葉が生命を唄う時 風が友と成りて伴に歩かむ也 暫しの心安けき中に在りての事と

  • 五月の風

    五月の太陽が 大地に陽光をおとす中 爽やかな香りを携えて 五月の風が吹き抜けていく 昨日迄は雨がもたらす湿気の中で 蒸し暑さを与えられていたと云うのに 今日は太陽が誇示する直射光でさえ そんな風が和らげてくれている はや、もう五月 そ...

  • おそろしや おそろしや

    黄色い空が降りてくる 大地を黄色に染めようと 否、大地は元々黄色なのだと云い張っている國がある 、と同時に訳の分からぬ同じような事を云って 隣の國を侵略し、戦争を始めた國もある くれぐれも油断召さるな 用心するに越した事はない

  • 歩こう

    昨日も歩いた此の道を今日も又歩こう 見慣れた景色が頭の中の記憶と一致する きっと明日も明後日も歩くだろう

  • 脅 威

    雨が降りました 今日も又、お庭にお池が出来ています そんなお池の中で、すみれ草がユラユラと揺れています 傍らの地表では、引き抜いた筈のスギナが 早々と、ツクツクと頭を持ち上げるどころか 天に向かって、4~5cmにもなる栄養茎を立ち上げています 雑草が、雨後に芽...

  • 待ち人来たりて

    今年も又 小さな妖精達、菫の花々が 庭の彼方此方に姿を現している とてもとても小さくて可愛い妖精達 そんな小さな妖精たちを見付けては悦むでいる そんな小さな妖精を見付けてはひとりひとりに 「 こんにちは 」と聲を掛けて、ひと時の会話を楽しんでいる

  • 花も散るらむ

    雨風に散らされた花弁が 川面に立ちてキラキラと光り 光の乱反射に身をくねらせた 春の酔いが光の洪水の中で覚醒し 光の世界を幻出し水中に其の世界を形創った 幸いなるかな わたしは其れを目撃し感じ取れたのだ

  • さくら

    さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる(さくらの)花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の処に忍ばるる さくら さくら 咲き誇るさくらかな さくらの花の華たる花に 古よりの想ひのこそが漂うて 陽の...

  • さくら

    さくら さくら さくら待つ一日一日を 今日はまだか、今日はまだかと 心弾ませての一日を過ごす 咲いた処、在ると聞けば ああ、羨ましいと わたしの処も早く咲いてよと、願うばかり もう、そんなに遠くない近日中に さくらが咲くだろう

  • 小さな妖精

    春来たりせば君が園 纏う紫のドレスとて凛として 集う宴の菫かな 小さくも在ればこその(花の)妖精

  • 大好きな空

    空が好き どんな空が好きかと云うと 青い空が好き 蒼い空が好き 碧い空が好き どの色の空もみんな好き 加えて白い雲が西の青い空に掛かった 夕日に紅く染まった空がとても好き

  • 様子が違います

    暖冬と云う名ばかりの冬だと思いきや 色々と趣向を凝らした冬のようで 様々な思いの中に冬も在りて過ごす此の冬の日々 春はもう来たのやら、もう少し先になるのやら

  • お月さん今晩は

    お空にお月さんが浮かんでる お空の天井から吊っているかのように浮かむでる あまり明るくはないけれど いやいや丁度いいくらいの明るさだ そんなお月さんの明かりに照らされて 色んな蔭が浮かむでる お月さんとお話出来るかな

  • 呪い

    冬の雨は暖かい 今年の冬は殊更に暖かい 不吉 不吉 用心するに越したことはない だからと言って特に何かをする訳でもなく 日常を過ごしてしまっている 昨日などは 北は真冬 南は真夏とは云わないけれど夏日だった 世界中の至る所で戦争が起こり 殺戮が...

  • お日様

    寒風、ピューピューと 大地を吹き抜け冷たく冷やす中 晴れ上がった空には ゆったりと太陽が其の王道を昇って行く 冬の太陽は弱々しくも その力はやっぱり偉大だ そんな弱々しく思える冬の太陽の直射日光が 大地を力強く温め その温められた大地がじっくりと大気を温める そんな情景が人...

  • 云い伝え

    人は地球上の生命体の頂点に立っているとして 人は神になろうとした 人は知力を極め人の持つ科学技術の粋を使い足掻いた そして人は異形のものと成った

  • 妬み

    我が友よ 夢をわたしに語らないでくれ わたしは夢を捨て失くした者だ わたしには夢は禁物なのだ 熱く語られると 友よ、君が疎ましくなってしまう そう、わたしは小さく狭い心の持ち主だ 自身の事はよく解っている だからわたしに夢を語らないでくれ

  • ばんがるスーパーマン

    頑張りました 頑張りました あなたの言葉で 頑張りました 頑張りました 頑張りました 昨日も今日も 頑張りました 頑張りました 頑張りました 今日も明日も 頑張ります 頑張りました 頑張りました 何時でも何処でも 頑張りました 頑張りました 頑...

  • あなた

    笑っている 怒っている 泣いている 悲しむでいる 笑っている 笑っている 怒っている 泣いている 哀しむでいる 笑っている 笑っている 悩むでいる 考えている 楽しむでいる 笑っている 笑っている 笑っている 生きている

  • 雪ん子

    雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこん 雪ん子 こんこんこん 降り立ち止まぬ 何処もかしこも 雪ん子だらけ 皆(みんな)皆 雪ん子だらけ わたしの大好きな雪ん子だらけ 明日になったら消えてしまうのだろうか 否々(いやいや)わたしの大好きな雪ん子だらけ ...

  • 風邪?インフルエンザ?

    咳を一つして コン 咳を二つして コンコン 咳を三つして コンコンコン あっ、風邪引いちゃったあー 咳は二つ迄にしましょうね

  • あがーこころ 想ひ火より

    永久に咲く 君への想ひこそが 吾が心

  • 想ひ火より

    遠くして君への想ひは何処ぞにて とは名ばかりの嘯きに乗ずれば 我は直ぐにも君の元へと

  • 想ひ火

    我がこそ 君への想ひの証とて 病に負けぬ君を 想ひて

  • 想ひ火

    絶ゆまぬ生命への想ひこそ 君への想ひの残り火ぞ

  • Beaver Moon

    11月27日今日は満月、Beaver Moon って云うんだって 天から吊るされているかのような まん丸な月がポッカリと宙に浮いている わたしをじっと見下ろしながら囁いてくる 「 もう十分だろう。早く楽になりなさい ひとの世の中なんてろくなもんじゃない 」 それでもわた...

  • 朝焼けに焼かれて

    碧い空と白い雲が 明けの空の際に昇った紅い太陽に温められ始め 急速に空と雲が滾り始め 紅い中に黒が混じり紅黒くなって空が煮詰まっていく ひとのなりの小ささを思い知らされるまでもなく ひとの始まりのたった一日を目の当たりにして 時を飲み込む間にも空の紅黒さが増している 今日の...

  • 独り言

    冬が冬とて冬なれば、と云えど クリスマスが正月が顔を覗かせ ひとの心を躍らせる 方や戦争が世界に蔓延り 世界を二分割し互いに牽制し合う 平和か戦争か、と云う段階は過ぎ 戦争一辺倒に傾いている すべて ロシア、中国、アメリカの三大国と それぞれの国に追...

  • 秋の移ろい

    彩る紅葉 深まる秋の暮 青い空も眩しく 時が恨めしい まだ秋と云う季節が在ったのだと 脳裏を掠めた想ひも移ろいて もうすぐ来る冬に 想ひ絶ゆる我為る也

  • 諍 い

    白い紙片に、一言 愛してる 、と書いて テーブルの上に置いた 見てくれるかな 否、当然見るに違いないのだが 良い返事が貰えるだろうか それとも悪意で返されるか 或いは、無視されるのだろうか ちょっとした事で喧嘩してしまった後だから 謝る前にこんな事を」しても駄目だろうか 喧...

  • 七変化

    笑っている 悲しむでいる 泣いている 怒っている 憎むでいる ツンデレラしている 笑っている 笑っている 知らむ顔している すましている 涙している 哀しむでいる 微笑むでいる 笑っている 愛している

  • お月さんと散歩しよう

    お月さんとわたしはお友達 えっ、どうやってお友達になったのかって? そう、あの日は朝早い時間に起きてしまったものだから 散歩でもしようかなって思って外に出たんだよ 朝の空気は美味しい 数回深呼吸をして、身体の中をそのおいしい空気でいっぱいにして まだお日様が出てくる前だった...

  • 肌寒さと暑さが混在する日が数日続いている 秋と云えば秋なのだろう 十月も半ば迎えつつも 台風が南の洋上を北上しているとは云え 北半球に冬がもう間近に迫っている 秋は秋として 過ぎた夏の熱さを覚えつつ 来る冬の厳しさを憂うのは 人の性為る也

  • くつろぎ

    雨がしとしと降ってます 雨がしとしと降ってます こんな雨の日は 外出を控えてのくつろぎタイム お家でゆっくりとティータイムを楽しむで 今日一日を楽しみましょう もし気の合った誰かさんがお暇なら 連絡を取って画面越しのおしゃべりタイム こんな一日が有ってもい...

  • 秋 ?

    秋空は高く 天の陽射しはまだまだ強く であれば、風の通しを望むれど其れも無く 秋なのか夏なのか わたしの中ではっきりせずごちゃごちゃと入り混じっている だからと云って、それで何か有る訳でもなく 日々何事もなく暮らしの中に甘むじている

  • どうする ?

    秋在りての悦びか 瞬時成りとも秋は在ると 然れば生命の廻りは種に在るとして 個の生命の悦びは其の一時に在ると也

  • 煉獄の炎に焼かれて

    想ゑばこそのあなた故 我が想ひの底に在りし焦げた想ひのカス 我は煉獄の炎に焼かれむ 時の流れこそ失き想ひの炎故と覚ゆも其の限りとて 此の我身、永久に煉獄の炎に焼かれむも然も在りなむ

  • 片想ひ

    紅く燃ゆる山肌は 里の村娘に恋する山神の 想ひ為る也

  • 虹を目指して

    二重の虹が南南西の空に掛かった 暫くの間鮮やかに掛かっていた 何か良い事でも有りそうな気分が湧いてくる 二重の内の一つの虹が形を崩し 消えようとする前迄に 虹の中に在ると云う虹の国に辿り着きたいと そう思って駆けて行く 人の駆ける速さなんてたかが知れているけれど 全速力で何...

  • ソフトクリームのような雲が

    澄みきった青い空に ぽかり ぽかり ぽかり ぽかり ぽっかりと 幾つもの白い雲の塊が ぽかり ぽかり ぽかり ぽかり ぽっかりと けっこう低い処に浮かむでる 青い空の中で強い太陽の光に 白さが強調されて輝やいてる 幾つも幾つも浮かむでる ぽかり ぽかり ぽかり ぽかり ぽっかりと

  • 雨 降 り

    雨が降ります 降ってます 朝から雨が降ってます 激しく雨が降ってます ざあ~ざあ~ざあ~ ざあ~ざあ~ざあ~ もっと激しい雨がざんざん降ってます ざんざんざん ざんざんざん 何時になったら止むのでしょう 時折雷さんも暴れてます ごろごろごろ ごろご...

  • 煌めき

    キラキラと煌めく楓の瞳が 其の小さな生命の輝きの中で 母為るものを追い求め忙しく動いている 君の生命を守るべきものが其の相応しき盾と成り 君は一つ一つ、生命の輝きを発する事だろう ( 楓佳へ送る )

  • 地球物語

    地球のど真ん中に居るのは人類ではない 地球そのものが生命体なのだ 人類と比べるとあまりに大きな存在だ 大きすぎて人類など無視していたのだろう、地球は 人類は地球上の他の生物達の筆頭であると考え 地球をも思い通りに出来ると考えてしまった 地球は そんな...

  • 青い空が好き

    青い空が好きだからといって 夏の空が好きとは限らない 夏は好きではない 好きな季節は春と秋 夏と冬は好きではない 多くの人がそうなのだろう だと、わたしもその内の一人なのだろう でも夏か冬のどちらかが好きだという人も多くいるだろう 人、其々 それで何かが...

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