どんぐりとは、「鈍栗」である。本当は「団栗」が正しいようである。「団」とは丸いという意味であり、丸い栗のことを言うらしい。しかし、食べられる栗も丸いが、どんぐりとは言わない。通常どんぐりは渋くてそのままでは食べられないものを言うようだ。「どんぐりの背比べ」とは、少しの差で本質的にはほとんど差がないことのたとえである。形や大きさも同じようで代わり映えしないことから平凡で特に優れたものがないことを意味する。ただし、「どんぐり」は「栗」と違っていずれも食用には適さない。動物の餌にはなるようである。自民党総裁選が始まった。史上始まって以来の9人もの候補者が顔を並べている。今までと何が変わってこのような状況になっているのだろう。一つは「派閥」の影響が考えられる。「派閥」に関係なく誰でも自由に立候補できる環境が整った...どんぐりの背比べ