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  • 2023年終わりの日

    あなたへ 今日で、2023年が終わりを迎えます。 今日の私は、この1年間の歩みをゆっくりと振り返っていました。 この2023年は、私にとって、 本当に様々な初めてを知った年だったように思います。 これまで知らなかった涙の温度を知り、 これまで知らなかった様々な景色を知り、 たくさんの人たちとの出会いもありました。 目紛しく変わり行く景色の中で、私もまた、目紛しく変わり行き、 気が付けば、この1年間での私は、これまでに経験もしたことがないような、 大きな成長を遂げることが出来たようにも感じています。 この2023年は、 あの子が巣立ちという大きな節目を迎えたと同時に、 私自身もまた、 ある種の大…

  • 非日常の始まり

    あなたへ 昨日、外出先から戻ると、玄関にあの子の靴を見つけました。 あの子が帰って来てる! 嬉々として部屋へと急げば、眠っているあの子を発見。 あなたの場所へは、あの子からのお土産のお菓子を見つけました。 やがて目を覚ましたあの子と一緒に、 コーヒーを飲みながら、お喋りを始めれば、 相変わらずの私たちらしい時間が、此処に流れ始めました。 仕事のことや日々のこと。 笑ってしまう出来事や最近気付いたこと。 止め処なく続くお喋りは相変わらずで、 気が付けば、辺りが暗くなっていて。 あの子が此処から巣立ってから、9ヶ月が経ちましたが、 互いに少しずつ、それぞれの日常に慣れたつもりでいても、 やはりかつ…

  • 非日常

    あなたへ あの子との時間は、非日常なんだな これは、あの子が巣立ち、 初めてのお盆を過ぎた頃の私の中に初めて見つけた気持ちでした。 例えば、家の中に見える景色や会社で見える景色。 自分にとってのいつもの生活の中へ溶け込んだ時間の中に見える景色が、 日常的な景色であるのなら、 旅行へ出た先で見ることの出来る景色は勿論のこと、 家の中にいながらも、いつもとは違った景色の中を過ごすこともまた、 非日常と呼べるのでしょう。 あの子が巣立った後の私の日常生活の中には、あの子はおらず、 そして、此処から巣立ち、 全く別な環境に身を置くようになったあの子の日常生活の中にもまた、 私はもう、いないのです。 そ…

  • あなたによく似た人

    あなたへ 先日、買い物へ出掛けた先で、 不意に私の目に飛び込んで来たのは、あなたによく似た人でした。 この世界にあなたがいるわけがないことを分かっていても、 心臓が勝手に飛び跳ねて。 早鐘のように鳴り響く心臓の音を聞きながら、 違う人だと必死に自分に言い聞かせてみても、 漸く離した視線は何度でも、元に戻されて。 あなたがいないこの世界で生きる覚悟など、とっくに決めたはずなのに、 こんな時は、堪らなくあなたに逢いたくなって、 もう一度だけ、この世界であなたに逢うことが出来たら、なんて考えてしまうよ。 もしも、もう一度だけ、 肉体を持ったあなたのその手に、その頬に、 触れることが出来たらってさ。 …

  • あの子のサンタクロース

    あなたへ どんなに遠くに離れていても、 あの子が幾つになっても、 私はあの子のサンタクロースであり続けたい。 だってあの子は、幾つになっても私たちの良い子だもの。 ふとこんなことを考えたのは、 少しずつ寒さを感じられるようになった頃のことでした。 クリスマスムードに包まれた賑やかな景色を見つめながら、 私の中へと鮮明に蘇ったのは、昨年の冬の日のこと。 あの日の私は、 こうしてあの子の枕元へプレゼントを置いてあげることが出来るのも、 最後なんだなって、 それまで集めたあの子の笑顔を、順番に思い出したのでした。 何も知らなかったあの子に、 サンタクロースを教えたのは私たちであったはずなのに、 あの…

  • クリスマスパーティ -2023-

    あなたへ 今年のクリスマスパーティもとても楽しかったですね。 きっと今年もパーティに参加してくれたあなた。 ありがとう。 今日は、あの子が巣立ってから初めてのクリスマスイブです。 今夜の私は、 あなたと出会ってから過ごしたクリスマスイヴの日を、 順番に思い出していました。 2人で過ごしたクリスマスイブからやがて、 あの子と3人で過ごすクリスマスイブへと変わり、 あの子の成長と共に、賑やかさも増していきましたね。 3人分の料理と3人分の食器が並んだ食卓 クラッカーの音 カメラのシャッターの音 そして、3人分の笑い声 一緒に見たクリスマスパーティの景色を、あなたは覚えていますか。 俺、ケーキが食べ…

  • 招待状 -2023-

    招待状 クリスマスパーティのご案内です。 是非、来てくださいね。 日時:2023年12月24日(日曜日)19時00分より 場所:家族の部屋にて 軽装でお越しください。 今年もあなたとの素敵な時間を過ごせることを、 とても楽しみにしています。 ここ最近のこちらでは、 急に厳しい寒さを感じられるようになりました。 いつもよりも部屋を暖かくして待っていますね。 あなたの妻より OFUSEで応援を送る

  • 寒さに身を竦めながら

    あなたへ さっ寒い!! 寒いよーー!!! あまりの寒さに身を竦めながら、思わず叫んでしまうのは、 ここ最近の朝の車内での私です。 ここ最近のこちらでは、 急に厳しい寒さを感じられるようになりました。 今朝もまた、車に乗り込み、寒さに身を竦めながら、 日課ともなりつつある言葉を叫んでみれば、ふと私の中へと蘇ったのは、 バイクに乗っている時は、ヘルメットの中という空間を楽しんでいるのだと、 いつかのあの子が聞かせてくれた話でした。 この時期のあの子はきっと、 私と同じ言葉を叫びながらバイクに乗っていたんだろうなって、 私が見たことのないあの子の姿を思い浮かべてみれば、 自然と笑みが溢れて、 ほんの…

  • 逃げ場のない痛みが私に教えたこと

    あなたへ どんなに前を向いて歩んでいても、不意に胸の奥がギュッと締め付けられて、 苦しくて堪らなくなる瞬間は、これまでに何度経験してきただろう。 あなたを見送るまで知らなかったこの痛みに、 一生向き合い続けるのだと不意に覚悟を決めた瞬間が訪れたのは、 いつのことだっただろう。 あなたに逢いたいとしながらも、 あなたのその温もりに触れたいとしながらも、 どんなに痛みを感じようとも、 この生を大切に生きる覚悟は私の中へと確かに根付いた筈なのに、 不意に胸の奥を強く掴まれる感覚を感じれば、 本当はまだ知りたくはなかった痛みなのだと、胸の奥が私に訴えて。 もう!あなたは私に何を教えてくれてるのよ!って…

  • 素敵な女性との出会い

    あなたへ 私の目の前に準備されたふたつの道の前で立ち止まり、 どちらの道へ進めば良いのかと思い悩んでいたのは、 秋を感じる頃のことでした。 あの時、ふたつの道の前で悩んだけれど、 私はきっと、この人に出会うためにこの道を選んだんだろうなって、 一歩を踏み出した先では、 そんな気がしてしまう女性との出会いがありました。 彼女は、私よりもずっとずっと年上の女性ですが、 人が人に魅力される時、 生まれた年代も、生きてきた時代も、全く関係ないのかも知れません。 彼女のその内側に秘められているのは、繊細で、とても深く穏やかな愛情。 それなのに、一見すれば非常に厳しく、荒い一面さえもを感じてしまうのは、 …

  • 子供の頃に体験した不思議な出来事

    あなたへ 先日の私の中に突然に蘇ったのは、 子供の頃に体験した不思議な出来事でした。 今日はあなたにも、 あの不思議な出来事を話してみたいと思います。 あれは私がまだ、小学生の頃のことでした。 あの日は、当時の私のお気に入りだったリボンのブローチがついたスカートを履いて、 お出掛けをした日でした。 家を出る時も、お出掛けをしている時も、 確かにスカートにはブローチが付いていた筈だったのに、 家に帰り、ふとスカートを見下ろすと、 そこにあったはずのブローチが無くなっていたのです。 あのお気に入りのスカートは、私にとって、 リボンのブローチが付いているからこその完成形であり、 全てが整った形となっ…

  • 長く暮らす場所

    あなたへ いつもの公園。 入り口の直ぐ側にある広場を覚えていますか。 そこで小さなお子さんを連れた3人家族が楽しそうに遊んでいるのを見かけて、 そこにある笑顔と、かつての私たちの姿を重ね合わせていました。 小さなあの子と一緒に3人で遊んでいたあの頃の私たちも、 誰かの目にはきっと、こんなふうに映っていたんだろうなって。 いつもの公園は、ずっとずっと昔からある公園です。 思い返してみれば、 子供だった頃の私もまたあの公園で遊びながら育ちました。 思えばこの人生と、いつもの公園とは、 ある種の深い縁があるようにも感じています。 いつもの公園での私の歴史を辿ってみれば、 子供時代には、友人たちと遊ん…

  • あの頃の通勤ルート

    あなたへ 長く勤めた会社の直ぐ側まで出掛けたのは、 先日のことでした。 あの頃の通勤ルートを辿るように運転をしながら、 そこに見える景色に懐かしさを感じたり、 以前にはなかった新しい建物を発見したり。 かつての私が毎日見ていた景色を眺めながら、 あれから歩んだ日々を振り返りました。 思いも寄らなかった自分なりのひとつの答えを見つけたのは、 実は会社を辞めましたと、あなたへのこんな手紙を書いてから、 どれくらいの時間が経った頃だっただろう。 衝撃的過ぎる答えに大きく落胆したけれど、 然程時間が掛からずとも、次の一歩へと歩みを進めることが出来たのは、 ゆっくりと休んだ後でのタイミングであったからだ…

  • 堕ち切った先のあの子

    あなたへ 先日、あの子が電話をくれました。 あの子の沈んだ声が聞こえて以来、数週間振りです。 それまではメッセージを通して時々やり取りをしながら、 あの子がまた前を向いて歩んでいることを確認していましたが、 やはり電話である方が、文字よりも更にリアルに、 あれからのあの子を知ることが出来るものなのだと思います。 あれからどう?もう悩んだりはしていない? こんな私の声に返って来たあの子の言葉は、想像もしていなかった言葉でした。 堕ちて堕ちて、堕ち切る時というのは、 実は大きくジャンプするチャンスの目前にいたりもするのでしょう。 ひと回りもふた回りも成長するという表現がありますが、 あの日のあの子…

  • ペアリング

    あなたへ それは彼氏とのペアリング? へぇ、翼のデザインか その翼を広げて、彼氏は何処かに飛んで行ってしまうかも知れないね 冗談めかしたこんな先輩の声に、私は笑って答えました。 何言ってるんですか 対の翼があるから飛べるんですよ 飛ぶ時は、2人一緒ですよって。 これは、かつての私の日常生活の中の一部を切り取った時間。 私たちが結婚する前の記憶です。 私の部屋の机の上の飾り棚。 あなたとのプリクラを飾った段の下の下に位置する一番下段に飾ってあるのは、 いつかのあなたがプレゼントしてくれた、きのこの形をした小さな小物入れ。 その中へ大切にしまってあるのが、 私たちが出会ってから2番目の冬に、 あな…

  • 一旦休憩の日

    あなたへ 大きな成長期の中を過ごす私は、日々、新たな視点が見つかることや、 別な自分に会えることを楽しんでいますが、 時々には、脳がパンクするのではないかと、 こんなことを感じてしまう日もありました。 脳内だけが忙しい日々を送るというのも、長期間に渡れば、 疲れてしまうものなのかも知れません。 今日の私は、今回の成長期を振り返りながら、 短期間での自分の大きな成長に驚きながらも、 時々書き留めた、少しだけ疲れたという文字を見つめました。 成長期という時期にいるからこそ、 意図的に何も考えない時間を作ることも大切なのかも知れません。 脳内へ余白を作れば、 また新たな成長がスムーズな形で訪れるとい…

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