掌編小説でお送りする一粒の涙の物語。さくっと読めるサコの世界観をお楽しみください。
見ていられない。今期の月9も映画も、アニメもバラエティも歌番組も、何もかも!オフィスの自動ドアを一歩出ただけで、ツンと突き刺すような外気が全身を締め付ける。こ…
人数分の会議資料をファイリングしながら、仕事から思考が逸れたことに気付いて首を振った。ゆっくり深呼吸を1つして、机の上に揃えた手帳と筆箱を重ねて胸に抱え持つと…
身体に纏わりつく異常な熱に意識が戻り、寝返りをうつ。深く眠った気分でいたが、まだ丑三つ時を越えた頃だろう。片足を持ち上げて、掛け布団の中に滞った、湿気を含む熱…
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