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キジとら・サヨリ
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住所
高松市
出身
菊池市
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2017/03/03

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  • 怖えーわ、文豪

    人間失格と金閣寺を読んどいてなぁ~。 現在執筆中の明晰夢の主人公が、作者の僕に宿題を出した。「これから、俺が読む設定なのだから、太宰と三島を読んどけよ」……と。君にとって、作者は神様じゃないの? まさか君が、そんなオーダーを出すなんて、そ

  • 読者だけに見える小説の世界

    少し前。輪華りんかのイメージに沿った画像を、ネットから探して僕にくれた読者がいた。輪華りんかとは、僕の短編小説〝邂逅〟で、未来に転生したヒロインの名だ。華やかに輪廻転生を遂げる少女。その思いを込めて〝輪華〟と命名した。初めて手掛けた小説なだ

  • 花音の部屋

    人生とはプラマイゼロ。良いことがあれば、悪いこともある……でも、なんで今夜なの? キツネとタヌキに挟まれて、その上、増援が目前に。のんの部屋の前で、俺は謎の窮地に陥っていた……。 非常階段から六人……エレベーターから四人……か。ぞろぞろと

  • 明晰夢(読書部)

    一夜にして……という言葉がある。それが今朝の俺だった。教室に入った途端、俺に向けられた熱視線に歩みが止まる。ミュージシャンでもなく、アイドルでもなく、漫才師でもなく……言うなれば、ユリ・ゲラー(超能力者)でも見るような、好奇心たっぷりの眼差

  • サヨリの近況報告をば

    2024年の8月は、猛暑で始まり台風で終わる。 最大級とか暴風雨だとか、心の準備に余念はないのだが、空は台風の気配を感じさせない。天を仰ぐと青空までもが顔を出す。これが、嵐の前の静けさか……。30日午前6時。不安の朝が幕を開けた。 お昼

  • きょう何食べた?

    〝フックをかける〟という言葉がある。ビジネストークで使う言葉らしいのだが、ブログや小説の世界では、読者に興味を惹かせるパワーワードの意味を持つ。お笑いなら〝つかみ〟といった感じだろうか? 話は変わるが、同僚ワーちゃんが猛烈にプッシュしてい

  • 飼い猫信長と野良猫家康(ケイテイ)

    「おい、覇権(家康)と絶望(オリク)が睨み合ってるぞ!」 「えーーー! 家康の現役復帰かっ!天地がひっくり返るぞ!」 「世界地図が塗り替えられる……」 信長を挟んで睨み合う家康とオリク。地を這うような低い姿勢の家康とは対象的に、後ろ足で立

  • 本屋に本が無かった日

    久々に本屋に行くと、お目当ての本が何処にも無かった。 それは、よくある話である。でも、文豪と称される作家の作品なのですが? 誰もが知ってるタイトルですけど? それがとても、腑に落ちない。だって、そうでしょ? 三島と太宰だもの。いくら教養な

  • 誰もが時間に追い詰められる

    セリフが多いのか? それとも、無駄な描写が多いのか? 簡潔に2000文字を目標に、文章を短くしようと試みる。けれど、一行たりとも短くならない。むしろ、何処までも伸びそうで、今日もサヨリは元気です(汗) 連絡メールなら、必要な要素だけを簡潔

  • もしかして……ジャッキー・チェン?

    自己否定とか、自分を卑下ひげするつもりはまるでないけど、自分のよさが分からない。文章の話である。どんなに褒められても、具体的に解説してもらっても……冷めた自分が心の片隅でいつもつぶやく。 これの何処がオモロいの? こんなの誰でも書けるっし

  • のんちゃん親衛隊

    ふたりで石あかりを歩いた夜。 俺は彼女の部屋で一夜を明かした。そして俺は、出会ったしまった。〝のんちゃん親衛隊〟と呼ばれる謎の組織と。それを語るには、時計の針を昨夜まで戻さねばならない……。 ───俺とのんは、いい感じだった……。 石の

  • 明晰夢(勇者の覚醒)

    ───しまった! 本屋で手にした金閣寺(三島由紀夫)。レジ前で、それを買えない俺がいた。財布に10円玉が10枚しか入っていない……もう、最悪だ。頭を垂れたレジ前で、俺の右肩を誰かが叩く。若き体は感度良好! 首が右に向かって反応すると、ホッ

  • スマホのアラームが止まらないのだが?

    なんなんだよ、おめぇーは、よぉー! ピコン♪……数分おきに、スマホから鳴るアラーム音。それが、ずっと続くものだから、苛立いらだつ気持ちが爆発した。せからしか! 滅多に出さない九州弁までもが飛び出して、今日もサヨリは元気です(笑) アラー

  • 潮だまりの化け物

    小学生時代。僕には、釣りエサを買った記憶がまるでない。 1970年代。オトンを含めた大人たちは、マムシとか、ゴカイだとか……財力に物を言わせ、釣具屋でエサを買っていたのだが、そんなの海に行けばナンボでも落ちていた。お金を出して、これ買うか

  • 飼い猫信長と野良猫家康(ボス猫オリク)

    家康が海の木陰で涼んでいると、信長が少女を連れてやってくる。タマタマを消失してからいうもの、信長は謎の少女と仲良しになっていた。 「家康ぅ~」 「光秀か……」 「信長じゃ!」 茶トラとキジトラ。二匹の猫が合流すると、女の子は何処かへ消えた

  • 畑のスイカの試食感想(2024)

    ───満月だからスイカの話。 8月の満月は、アメリカの先住民たちから〝スタージョンムーン〟と呼ばれている。さらに、スーパームーンとブルームーンが重なる日。天を仰げば、今宵の月は大きく見えて、今日もサヨリは元気です(笑) 2024年8月1

  • ブログの投稿ルールを少し変えます

    〝ひろちゃん農園〟というYouTubeチャンネルがある。 コロナ禍で僕が畑を始めた頃。〝野菜の育て方〟で検索すると、検索結果にひろちゃんがいた。アラウンド・エイティーンのおばあちゃん(ひろちゃん)と、息子さんとの掛け合が面白い。プロ農家の

  • 石あかりロード

    喫茶グリムのドア横の壁には、沢山のポスターが貼ってある。 スポーツ少年団の入会募集とか、猫探しのビラとか、地区の催し物のお知らせとだか……。お盆が近くなると、夏祭りのお知らせで壁一面が賑やかだ。花火大会の写真に、ツクヨの心が踊っていた。

  • 明晰夢(ルービック師匠)

    三度の人生を経験した女。キタゾエが俺に手を差し伸べる。その手には、日本の未来を変える道があった。しかし、俺にはやるべきことがある。ひとりの女の死を看取りたい。だから俺は、キタゾエが差し伸べた手をためらった。 「どうしたんだい? ウチじゃ不服

  • ボッコちゃんに刺激を受けて

    ───金曜日は小説の話。 相棒からの小説は、先日書いた〝噂〟と書いてない〝ボッコちゃん〟だった。 どれだけ書籍に疎うとい僕でも、ボッコちゃんは知っている。だって、そうでしょ? 星新一先生は、ショート・ショートの神様だもの。知らない方が、

  • Cocoonのスキン「みるらいと」

    ───木曜日は雑談の日。 深夜、僕のブログを見ていた人はお気づきだろうか? 僕が夜な夜な、ブログデザインを弄いじくっていたことを……。なんかねー、男もブログもビジュアルが大事っしょ? 書いてる僕は手遅れだけれど、ブログだけでもスタイリッシ

  • 飼い猫信長と野良猫家康(タマタマが……)

    まだまだ暑い日が続く……野良猫には厳しい季節だ。 「楽しそうに泳いでるやんか……」 いつもの海の木陰から、海水浴を楽しむ人々と飼い犬を眺めて、ため息を漏らす家康がいた。今日の食事と暑さしのぎ。そえれは当然として、もうひとつ。家康には気がか

  • 八月十三日

    今年のお盆休みもいつも通り、八月十四日から十六日までの三日間だ。うちの会社は、お役人さんや大手企業とは事情が違う。働き方改革の恩恵を受けるのは、ルールを作った彼らだけ。庶民はね、そんなにお休みなんてもらえないよぉ~。十三日のお盆の入りですら

  • 困ったねぇ、畑が渇水!

    ───月曜日は畑の話。 水やりと少し雑草を刈ろうと思って、金曜日に畑に行った。お盆用のプリンスメロンもそろそろだろうて……うっしっし(笑) そんなぶらり散歩気分で、水やり準備の開始直後に地獄を見た。 ───水が……無い! 厳密に言えば─

  • 新人賞

    喫茶グリムで執筆に勤しんでいると、俺のスマホにメールが届いた。第五回「虹色出版 ニューフェイス発掘大賞」からの選考結果のメールだ。待ちに待ったメールなのに、どうしてもメールを開けない俺がいた。七月二十八日のことである。 「あら、飛川君。具合

  • 明晰夢(東京都知事)

    ───東京都知事だって? キタゾエは確かにそう言った。だがそれは、決して容易な道ではない。たとえ、未来を知っているとしても……でもそれは、茨の道だ。一度目の人生で、彼女に何があったのか? 俺はそこが気になり始めた。 「お前の一度目に何があ

  • 小説を読んでもらうのは難しい

    ───金曜日は小説の話。 小説を書くのは難しいのだが、誰かに読んでもらうハードルに比べれば、それは些細な問題だ。文章が上手かろうと、下手だろうと。物語が面白かろうと、そうじゃなかろうと。書き上げるまでの工程は、ぜんぶまるっと作者の手のひら

  • 宮崎で震度6弱「南海トラフ巨大地震注意」を発表

    2024年8月8日 16時43分ごろ、日向灘を震源に最大震度6弱(マグニチュード7.1)の地震が発生しました。被災された皆様、また、ご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 つい先程までネット情報を調べていましたが、現地の被害状

  • 飼い猫信長と野良猫家康(ヒトコワ)

    この数日、信長は違和感を感じていた。 ずっと誰かに見られているような、何者かに尾行されているような……そんな気がしていた。それがとても気持ち悪い……。それと同じ感覚に家康も、臨戦態勢を取っていた。飼い猫と野良猫とでは、危険予知能力に雲泥の

  • ラスト一行が禁句! 小説〝噂(荻原浩)〟を読んで

    ───火曜日はレビューの日。 相棒からの本が来た。ボッコちゃん(星新一)と噂(荻原浩おぎわらひろし)である。星新一先生はショート・ショートの神様で、荻原浩先生は……すんません、はじめまして(汗) で、どちらから読むかという、究極の二択に

  • 畑の水やりを10日放置した結果

    ───月曜日は畑の話。 畑に行くのは週二回。猛暑が続くが水やりをしない。草抜きもそこそこに……今年は放置プレイが甚だしいのだが、来年のために確認したいことがあった。畑の土の保水性である。水やりは、イチゴの状態を見て決めた。草抜きをセーブし

  • アケミの説教

    土曜日の夜、俺はゆきの部屋にいた。勿論、ふたりきりである。写真週刊誌が喜びそうな状況だけれど、フタを開ければ修羅場だった……。 「ア……アケミ?」 大きなテレビに映し出されたアケミの顔。ゆきはこのために、俺を呼び出したというワケか……。と

  • 明晰夢(四度目)

    ───リピーター? それは、人生のリピーターという意味なのか? キタゾエ……お前、もしかして……。人生を繰り返す、ひとりぼっちの無理ゲーを、共に歩む仲間がお前か? 「どういう意味だ? そんな怖い顔すんなよ、キタゾエ。俺がクレイマーじゃない

  • 小説もブログも、壁打ちからすべてが始まる

    ───金曜日は小説の話。 一年と少しだけ小説を書いてきた。一年前も、半年前も、同じことを書いたと思う。未だに自分の書いたものが小説と呼べる代物なのか? その疑問が僕の中に常にある。けれど、大問題というわけでもない。どうなんかいな?……実際

  • 熱中症には気をつけて

    ───木曜日は雑談の日。 今年の夏は危険だ。 なんつーか、命の危険を感じる暑さに、今日もサヨリは元気です(笑) アイキャッチに古い海の写真を使った。けれど、サヨリを海に連れて行くでさえ、はばかられる暑さが続く。どうなってんだよ? 僕らの

  • 飼い猫信長と野良猫家康(正解率50パーセント)

    ───明日から八月である。 梅雨が明けてからというもの、海の木陰で家康は夏の暑さをしのいでいた。猫カフェでバイトをしたい気持ちもあるが、老猫にお呼びがかかる場面など稀まれである。 ───平成の猫カフェじゃ、ナンバーワンとうたわれたワシなの

  • スイカの初収穫(2024)

    ───火曜日はレビューの日。 月曜日に畑に行くと、割れそうなスイカとプリンスメロンを収穫した。連日の日照り続きで一雨ひとあめ降れば、スイカもメロンも気持ちいいほど割れるだろう。そんな嫌な予感が働いて、今日もサヨリは元気です(笑) カゴに

  • 畑が50度超えているのだ……が?

    ───月曜日は畑の話。 今年は涼しい……七月の頭まで、僕はそう思っていたのだが……なんだよ、こんなの灼熱地獄じゃないか? 生命の危機すら感じてしまう……。ひまわりの花だって、しんどそうにしてるじゃないか。 これって、何度あるんだよ?!

  • ゆきの部屋

    俺が知るゆきの部屋。そこには、女の子の願望が詰まっていた。 まるで、お城の一室である。広い空間に置かれた家具の数々。所狭しと置かれたぬいぐるみと小物たち。そして、巨大なキャットタワーには、可愛らしいジュリアーノ(ゆきの飼い猫)。もちろん寝

  • 明晰夢(リピーター)

    「今日の帰りどうする? 本屋に寄る?」 教室の掃除当番をしながら、足立が俺に声をかけた。いつでもチャンバラ遊びができるよう、足立は箒を持っている。俺たちは学校帰りに本屋に寄ったり、駄菓子屋に寄ったり、スーパーの屋上に寄ったりと、真っ直ぐ帰

  • やっぱり、スマホは苦手だわ(汗)

    ───金曜日は小説の話。 音に敏感な人が世の中にはいて、自然の音しか受け付けない人もいる。絶対音感を持つ人は、音が楽譜になって見えるのだとか……そこまで極端ではないにしても、僕も雑音に弱いタイプ。最近、イラッとするのが通知音である───ス

  • 2024年版 猫の冷や冷や段ボールハウス

    ───木曜日は雑談の日。 去年まで使っていた、愛猫サヨリの冷房ハウスを処分した。内部スペースが狭く室温が下がりすぎるのだ。僕もだけれど、お年寄りを冷やすのはよくない。少し暑いくらいが丁度いい。僕の暑さへの耐性が強いのか? 事務所の室温はマ

  • 飼い猫信長と野良猫家康(軽い決断)

    梅雨も開けたある日。 縄張りを監視する家康のニャルソックだが、焼けるように熱い瓦の上になんていられない。野良猫のサマータイムの導入だ。日中は海の木陰で涼をとる。海に出たついでに、釣人から魚を分けてもらう。人間なんて、チョロい、チョロい。近

  • 畑のプリンスメロンが割れている

    ───火曜日はレビューの日。 今日は、昨日の続きでプリンスメロン。 去年と一昨年のマスクメロンは失敗だった。もうね、マスクメロンに疑心暗鬼。トラウマだ。でもね、一度でいいからメロンを作ってみたいのよ、好きだから(笑) つーことで、今年

  • 小玉スイカがやっぱり割れた(汗)

    ───月曜日は畑の話。 昨日は満月の夜だった。だからスイカの話を書くべきだけれど、スピンオフがお楽しみな読者もいる。だから今日は、一日遅れでスイカの話。畑の話とフュージョンさせよう(笑) 早速さっそくですが、残念なお知らせから。 梅雨

  • のんとゆいのビデオ通話

    地元の美容学校へ通うウチは、定期的にのんちゃんと連絡を取っていた。のんちゃんはガラケー派だけれど、両親が心配するという理由から、大学入学を期にスマホデビューを果たしていた。 のんちゃんは、大切な人だけにスマホ番号を教えるのだと言う。あの容

  • 明晰夢(昭和)

    二度目の人生、最初の朝。 俺は自転車の前で絶句した。そうだった、そうだった。この自転車は……確かに僕のだ。 「かーっ! これで学校に行けってか?」 六段変速の黒いボディ。ダブルヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、方向指示機まで完

  • ブログ読者からのリクエストが有り難い(笑)

    ───金曜日は小説の話。 〝のんちゃんのブログ王・スピンオフ〟にリクエストがあった。 急がないので、こんな話があったら……。 新作は、ブログ王の十年後の世界である。のんと放課後クラブの面々は二十八歳。ツクヨは二十歳の世界を描く。とはい

  • ブログのご紹介がありがたい

    ───木曜日は雑談の日。 ブログ界隈かいわいには〝交流〟と呼ばれる慣習がある。交流が親密になると、ブロガー同士が互いにブログを紹介しあうようになる。かつての相互リンク(死語)だったり、記事中でブログを紹介しあったり。BBS(掲示板)に書い

  • それだとて、今日もサヨリは元気です(笑)

    ───水曜日は猫の話。 「猫ちゃん、いくつ?」 「忘れた」 意図的に、僕は愛猫サヨリの年齢を考えない。永遠の十歳くらいで留めておきたい。そうでもしなけりゃ、やってられない。それなりの老猫だけれど、まだまだイケるっしょ? そんなぶらり散歩気

  • まぁ、軽く読書の話ということで

    ───火曜日はレビューの日。 レビューとは、商品や作品についての感想をピンポイントで書くのが一般的だ。最近では〝薫る花は凛と咲く〟についても書いたのだけれど、相棒からの書籍は多種多様。僕がグレンラガンを好きだと知ると、スピンオフ作品までも

  • 畑のひまわり(2024)

    ───月曜日は畑の話。 この夏も、ひまわりが花を咲かせた。去年のこぼれ種から芽吹いたひまわり。ニョキッと畑のあちこちで、芽吹いた苗を集結させた。ひまわりの芽と雑草との区別。それは容易に判断できる。見栄えが全然違うのだ。 とはいえ、畑の雑

  • 白いヘッドホン

    土曜日。 今日は喫茶グリムで新メニューのお披露目会だ。メニュー開発に貢献した、ツクヨと忍の小四コンビも招待された。ふたりは朝からツクヨの部屋ではしゃいでいる。きっと忍は、俺に見せない笑顔なのだろうなぁ……。 「なぁ、オッツー。頼まれてくん

  • 明晰夢(序)

    あの頃に戻れたら…… これが還暦ブルーというものか? 六十歳を前にして過去の記憶が蘇る。大人の記憶は曖昧で、幼い記憶は鮮明だ。認知症になると自分を若く思い込む。それが理解できる年になった。受け入れたというべきか……。 人生を振り返る夜。

  • 生きた文章とは?

    ───金曜日は小説の話。 以前の僕は、執筆テクニックだけを追い求めていた。哀愁とか情景とかの類に興味もなかった。SEO(検索エンジン最適化)を駆使して、それっぽい文章にフックを絡めて記事を書いていた。なにはともあれ、検索上位表示が最優先。

  • 薫る花は凛と咲くをジジイが読んでみると……

    ───木曜日は雑談の日。 珍しく、今日は漫画の話でも。 このブログの前のブログでは、漫画の記事を書いていた。漫画ネタは集客力があるからだ。とはいえ、猫ブログに漫画はいらぬ。つーか、コンビニで立ち読み禁止になってから、漫画との接点がプツリ

  • ザブンとプール、二度目の夏

    ───水曜日は猫の話。 地球上に猫が誕生したのは13万年前。中東の砂漠を生息地としたリビアヤマネコだと考えられている。猫が水を苦手なのは、その影響があるからだ。そして、DNAに刻み込まれた生態は今も残る。猫はコタツで丸くなる(ならないけど

  • 腕のコリにせんねん灸

    ───火曜日はレビューの日。 腕の筋肉がパンパンだ、腕橈骨筋わんとうこつきんがガチガチなんだよ……痛い。もはやこれは職業病である。職業病であるが故、この筋肉を休めることは不可能で、今日もサヨリは元気です(笑) 床に転がる愛猫を眺めて我思う

  • 今年はミニトマトが豊作らしい(2024)

    ───月曜日は畑の話。 日曜日に畑に行った。 お目当てはきゅうりである。三日ほど行けなかったけれど、そこそこ採れるんじゃね? そんなぶらり散歩気分で、今日もサヨリは元気です(笑) 畑を見た瞬間に異変に気づく。一番最初に畝に植えたきゅうり

  • のんちゃん、初めてのさぬきうどん

    サヨちゃんを追いかけて、四国の大学へ進学したのんちゃんには夢があった。それは、サヨちゃんと本場のうどんを食べること。それが叶う前日の夜。わたしは、明日の予定をサヨちゃんに訊いた。そう……わたしがまだ、小学五年生だった頃の話である。 「サヨち

  • 琥珀と涼子の恋バナ

    お好み焼き屋のカウンター席で、私は緑川涼子みどりかわりょうこと談笑をしていた。涼子は同じ大学に通う親友だ。唐突に、涼子は私に質問を投げた。 「なんで琥珀こはくは、アイツなの?」 それは、涼子からの剛速球のストレートだった。 「なにが?」

  • 名作か? それとも迷作か?

    ───金曜日は小説の話。 日曜日、新作の滑り出しを確定させた。とはいえ、いつも最初が難しい。いつまで経っても決まらない。下手すりゃ最後まで決まらねぇ(汗) プロローグと第一話の原稿を、そっくりそのまま相棒へ送る。締め切りなしの期限なし。

  • 喫茶アンデルセン

    ───木曜日は雑談の日 きゅうりってのは、放っておくと大変なことになる。どんどんデカくなって味が落ちる。その成長速度も早い。一本残らず収穫しても、三日もすれば、今日と同じ光景が目の前に広がるのだ。既視感(デジャブ)なんて甘い話じゃない。も

  • 飼い猫信長と野良猫家康(浮気発覚)

    降り続く雨の中、茶色い猫は屋根に通った。友達と会うために。しかし、家康が姿を見せることはなかった。雨雲を眺めて信長は思う。きっと晴れたら、家康も姿を現すだろうと。 翌朝。信長が窓の外を見ると、空いっぱいの青天だった。よし、晴れた。今日は家

  • パイロットの万年筆のインクが切れた

    ───火曜日はレビューの日。 ほ? マジで……。 万年筆が書けなくなった。いや、いや、いや……あれだぞ。今月、買ったばっかやん。6月12日の記事に書いたばっかやん? ない、ない、ない。壊れるには早すぎだ。 もしかして、これがインク詰ま

  • トウモロコシ(ゴールドラッシュ)を収穫しました 2024

    ───月曜日は畑の話。 2024年6月26日(水)。 トウモロコシ(ゴールドラッシュ)を収穫した。とはいえ、苗の成長速度がマチマチなのだ。五本だけの収穫だった。素人菜園の落とし穴(汗) 一昨年から書いているけど、僕はトウモロコシをその場

  • シュークリームが新メニュー

    のんがグリムでバイトを始めると、客層が一気に変わった。のん目当ての客が増えたのだ。来客増加は売上げに繋がるけれど、マスターは困り顔だ。にしても、今日はお客が少ないな……そっか、のんは早上がりの日だったっけ。そんな日は、のんは一度、アパートへ

  • 90分間の奇跡

    彼の顔は青ざめていた。 本日投稿予定のショート・ショート。その準備が整わない。ブログ公開時間まで、90分を切っている。なのに一行も書けていない。てか、書くことすら決めていないふうに見える。ザ・ピンチ! 絶体絶命とはこのことである。 「やる

  • のんちゃんのブログ王は、しれっと第二章へ突入しました

    ───金曜日は小説の話。 小説を書き上げた達成感の裏側で、モヤモヤした不完全燃焼な気持ちがあった。僕はプロじゃないのだから、ここは好きにやらせてもらおうか(笑) そんな気持ちで、描ききれなかったアレコレを、スピンオフで書き始めた。てか、こ

  • ショート・ショートの手直し開始

    ───木曜日は雑談の日。 ショート・ショートの手直しをします。 つい先日、相棒からの予告があった。ショート・ショートの手直しに着手したのには、きっと、今がそのタイミングなのだろう。そう僕は勝手に思っている。僕は彼に従うのみで、今日もサヨ

  • 飼い猫信長と野良猫家康(裏切り者)

    ───裏切り者……信長の心は怒りに震えていた。 屋根の上、仲睦まじく語らう猫。それは紛れもなく家康とケイテイの姿であった───それを目撃した信長は、怒りで身も心も震えていた。ジジイのくせして、お前は孫ほど若い女に手を出すのか? なぁ、家康

  • 苺の屋根の日焼け避け(クールホワイト)

    ───火曜日はレビューの日。 桃畑(摘果&袋掛)の最終日。 日差しが強くて苺(よつぼし)がイマイチ。日焼けしたのか実が固い。とはいえ味は上々で、今日もサヨリは元気です(笑) 去年は水が切れて枯れた苺だけれど、今年はまだまだ実をならす。

  • きゅうりに入ったやる気スイッチ

    ───月曜日は畑の話。 今年もどうやら失敗ですか? そんな、きゅうりが本気を出した。追肥と摘芯とのダブルパンチが、やる気スイッチを押したのだろうか? 気を抜けば……きゅうりである(汗) 今は自己消費で賄まかなえるのだが、三本の苗だけなら

  • 喫茶グリム

    パワースポットと呼ばれる場所がある。 ブログ王を完成に導いた場所は、八栗寺(四国八十八箇所第八十五番札所)の境内だった。境内けいだいにある青いベンチに座ると、不思議とアイディアが浮かぶのだ。そして俺には、もうひとつのパワースポットがある─

  • 猫砂袋でスイカ栽培にゃのです(笑)

    ───土曜日はショート・ショート。だけど、満月だからスイカの話。 六月の満月は、ストロベリームーンと呼ばれている。苺のお月さまの日。昨日も雨が降ったから、水やりに行く必要はない。ゆっくりとした土曜日なんて久しぶり。読書をして過ごしましょう

  • 週末は読書をしよう

    ───金曜日は小説の話。 毎日毎日飽きもせず、ブログで何かしらの文章を書き続けている僕だけど、実はその……えっと……まぁ……読む行為が苦手である。とてもとても苦手なのだ。単行本を読み終えるまで何日もの時間を要する。小松左京先生の〝日本沈没

  • 地獄で拾ったお土産

    ───木曜日は雑談の日。 二〇二四年六月十八日(火曜日)に桃の摘果と袋掛けが終わった。五月二日からのスタートだから、約一ヶ月半の道のりだった。今年は人手が少なかったのだが、去年と比較しても三日遅れでエンドです(笑) 人手不足は理解してい

  • 飼い猫信長と野良猫家康(エモいの使い方)

    いつもの屋根で家康はくつろいでいた。この一帯が家康の縄張りであり、見張りをするのに丁度いいのだ。そこのブロック塀の上、高々と尻尾を上げて歩く白い猫───ケイテイか……。家康は、ぼんやりとケイテイの姿を眺めていた。 「なぁ、家康ぅ~」 聞い

  • よつぼし苺の種のすべてが発芽か?

    ───火曜日はレビューの日。 五月七日にまいた種。小さな苺の種が発芽した……未だに自信がないのだけれど、苺の苗のカタチっぽくも見えてきた。きっとたぶん、苺だな? 前回、発芽を確認……否、確信した目は四粒中二粒だった。50パーセンなら上出来

  • プリンスメロン立体栽培

    ───月曜日は畑の話。 これまで話題にしなかったけれど、畑でプリンスメロンも育てている。もちろん種から発芽させていた。プリンスメロンを話題にしなかった理由は簡単である。育てる自信がまるでなくて、今日もサヨリは元気です(笑) だって、そうで

  • ツクヨの父の日

    今日は、六月第三日曜日───全国的に父の日である。 父の日だからって、我が家の夕食はいつもどおりだ。かろうじて、母の日の名残りはあるのだが、父の日はごくありふれた日曜日。けれどツクヨが我が家の一員となった今、状況が少し変わった。ツクヨには

  • 偽りの読書感想文

    ───彼女の気持ちを知るために、僕は、目を塞ぎ、耳を塞ぎ、口を塞いだ。彼女の名は、ヘレン・ケラー……。 夏休みの読書感想文。それが、僕のトラウマだ。 小学四年の春、新学期。島の小学校に新しい教師が赴任した。若い女の先生だった。新しい先生

  • 飼い猫信長と野良猫家康は苦肉の策

    ───金曜日は小説の話。 水曜日に投稿した〝飼い猫信長と野良猫家康(出会い)〟は、これまで温めた物語……ではなかった。締切に追い込まれた結果、偶発的に生まれたイレギュラーが彼らである。だって、そうでしょ? ポンポンといい感じのストーリーな

  • ブログ読者様からのリクエスト

    ───木曜日は雑談の日。 ブログを書き続ける最大の壁がネタである。それは、ブロガーすべてのラスボスと称しても過言ではない。書き慣れたブロガーが書き続けること容易い。けれど書くことを探すこと。それが事態をより困難にさせているのだ。だって、そ

  • 飼い猫信長と野良猫家康(出会い)

    ───四国のとある田舎町。 とある民家の瓦屋根の上で、二匹の猫が睨み合っていた……。 「おい、茶色のわけぇ~の! 誰の許可を得て、そこで座ってる?」 大柄なキジトラ猫が、スリムな茶トラ猫を威嚇する。 「うっせーわ。おっさんこそ目障りや!

  • パイロットの万年筆を使い始めて

    ───火曜日はレビューの日。 スマホとか、タブレットとか、パソコンとか……。 若い頃は便利な道具だった。覚え書きとか写真で記録とか……とても、とても、便利だった。そう、とても便利に使っていた……と……思う。けれど時期がくれば分かるよ、付

  • よつぼし苺の発芽を確認した……はず?

    ───月曜日は畑の話。 たぶんそう、きっとそう。 四粒まいたよつぼしの種。その二粒だけが発芽した……はず? 苺の発芽など見たことない僕である。自身を持って〝これが、よつぼしの芽ですのよ。ホホホホ……〟とは言えない。現段階で、この光景は憶

  • ツクヨのこと、どう思っているのかな?

    午前零時のダイニング。 ドアを開くとオトンがいた。ニヤニヤしながら、ひとり淋しく缶ビールを飲んでいる。酒のつまみはイカの足。テーブルの上に350mlの空き缶が二本あった。つまり、手にしているが三本目。飲み過ぎだ……。 両手で抱えたスマホ

  • 悪魔の罠、大気圏再突入

    ───ピピピピピピ……!!! 大気圏再突入、警報機の悲鳴、PC画面の表示領域から語りかける宇宙飛行士。 「ジャッキー!」 夫が死んでしまう───イザベラは絶叫した。画面に向かって、愛しい夫の名を叫ぶ。ジャッキーの横で新たな表示領域が展開

  • オールA? 文体診断ロゴーンやってみた

    ───金曜日は小説の話。 去年の今頃、僕はショート・ショートを書いていた。いきなり小説なんて化け物なんて、書ける自信がなかったからだ。今の僕にはハードルが高い。だから、短い物語で練習しよう。ブログ王の構想を練りながら、短いお話を重ねれば、

  • ホオズキカメムシがサツマイモに(汗)

    ───木曜日は雑談の日。 今年はカメムシ要注意! 去年の100倍くらい湧いている。 ペットボトルで作った捕獲器を手に持って畑の野菜を調査を開始。すると、ピーマンにホオズキカメムシが集たかっていた。え?……ピーマンなん? 僕の中でカメムシ

  • 白い猫

    ───僕は毎朝、電車の中で彼女を探す。 初めて彼女を見たのは高1だった。同じ時刻、同じ車両に彼女は乗っていた。名前も知らない彼女の姿。それを探すのが僕の楽しみになっていた。高3になった今でも続いている。見てるだけ。それで幸せ。もう、立派な

  • 釘も使わずパレットすのこを本棚に

    釘も使わずパレットすのこを本棚に ───火曜日はレビューの日。 辞書から始まり、小説、専門書、絵本、コミックスに至るまで。読者の方々から書籍をもらう。その中には、とある公園のパンフレットまで。そのすべてが、小説の肥やしにしてください。書き

  • 春じゃが(十勝こがね)収穫

    ───月曜日は畑の話。 十勝こがね……常連のみさんは、この名前を覚えているだろうか? 二月二十七日(火)に植えたじゃがいもを。今日の昼休み、ようやくの収穫である(笑) 芽が出るまでに時間を要して気をもんだ。けれどもそれから、さして何をす

  • ツクヨの桃を召し上がれ

    「お前もひとつ、選んでみるかい?」 じいちゃんの気まぐれがブランド商品を生み出した。 草刈り、摘果、袋掛け。五月に入ると親戚の桃畑が忙しい。昨今の人手不足と農家の高齢化問題とが相まって、中二になった俺にもお鉢が回る。日曜日なのに桃畑。脚

  • 透明人間と呼ばれた男

    目立たたない人がいる───あれ、いたの? な体質の人。オレもそんな人間だ。ただ違うのは、オレの存在が極端に認識されないことである。透明と言えば聞こえもよいけど、無味無臭な透明人間となれば話も変わる。 いつもそう、いつだってそう。オレの名が

  • 小説アイディアのパクりパクられ問題について

    ───金曜日は小説の話。 僕の相棒は心配性である。とてもとても心配性である。それは、キャリアと経験に基づいて、僕よりもずっと先を見据えているから。著作権についてもそうである。とはいえ、何も知らない僕である。知らぬ間に、無意識に、ちょっとし

  • ダイソーの強粘着ふせんで高齢者の記憶をサポート

    ───木曜日は雑談の日。 あれ……何だっけ? 記憶のペンより頭の中の消しゴムが勝る。それは、今始まったことではないけど、電動か? ってくらい消しゴムの性能が上がれば、文字書きとしては致命的だ。思い出す時間と労力が半端なくて、今日もサヨリ

  • もう、限界……

    ───水曜日は猫の話。 猫の話などナンボでも書ける。 真ん中もっこり水曜日、その考えが甘かった。月曜日から日曜日までの一週間のお題の中で、僕の時間を著しく圧迫するのが水曜日。老猫だもの……変化もなければネタもない。そして、このご時世であ

  • ぬるっと読めた! 大怪獣のあとしまつ <書評ではありません>

    ───火曜日はレビューの日。 僕は本を読まない人だ。 こんなことを書いてしまうと 「おめぇ~! それでよくもまぁ~〝小説なんて書いています〟なんて言えるよな?」 そんなご指摘を受けそうだけれど、残念ながら事実である。小説どころか漫画す

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