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  • After Class のおしゃべり

    毎回稽古の後に皆さんとおしゃべりする時間を設けています。私も若い方々からいろいろなお話を聞けて嬉しいし、私からもお出かけした話などをしたいです。今日は修二会にいらした方のお話や来週京都に利休忌に行かれるお話を、私は区民センターで落語を初めて聞いてすごく楽しく笑ったこと等、たわいもないお話に花が咲きました。皆様とこういう時間を持ち、稽古のほとぼり?を覚まして良い時間と思います。時間は30分以内で‥‥ご用事のある方は自由にお帰りになります。稽古は8時半過ぎから始めるので私はお喋り時間も含めて、午後1時ころには終えたいのです。今日は四ケ伝の稽古ばかりしましたのですべて終えたのは2時近くになってしましました。AfterClassのおしゃべり

  • 「親鸞」アニメを見に行く

    主人が亡くなってから、いろいろ法事をするうちに私は信心深くなりました。命日には写経をしたり、お葬式をお願いしたお寺の法話を聞きに行ったりしています。我が家は浄土真宗です。五木寛之氏の「親鸞」上下二巻はだいぶ前に読みました。今回アニメで「親鸞」が見られるとのことで思い立って新宿に出かけました。結構すいていて、私くらいの年齢の方が多かったです。アニメは丁寧な作りで景色などとても美しく、私は最後の雪景色が印象的でした。人は必ず死を迎える、死後の「後生の一大事」とは何かと言う命題を与えられ修業。【やがて死ぬのになぜ生きるのか】生きることの意味、人生の目的は・・・・・雪の中少女が父母の粗末なお墓をお参りしている場面に親鸞が通りかかり、少女が「お坊さんも拝んでください」と言います。すると親鸞は「お墓に拝まないでいいん...「親鸞」アニメを見に行く

  • 宮脇綾子の芸術展 @東京ステーションギャラリー

    NHK日美で紹介された展覧会で、すごい行列ができていました。手芸好きの女性が多いのでしょう。私は不器用なのですが、芸術とまで言われるアップリケを見てみたいと出かけました。やはり素晴らしいです!野菜・魚・鳥などのモチーフが多かったです。実際によく観察してスケッチをしてからデザインを決めて制作されるそうです。どれだけ布があったのかと驚くほど生地の色、模様を切り取ってアップリケにしてあるのですが、その縫い方の細かい事驚きの連続です。例えば、ヒョロヒョロのゼンマイや、ひなげしの茎等も細ーく切った布を細かく細かく縫い付けてあるのです。布も木綿、麻、フエルト、タオル、ネル、レース、藍染め、紐等いろいろ、古そうな柄のものもあり、旧家から頂いたりしたようです。子育てなされつつ、40歳から始めたアップリケ。野菜はチラシのあ...宮脇綾子の芸術展@東京ステーションギャラリー

  • 筆の活用

    稽古が終わった次の日に灰を整えます。網で灰を篩った後、火箸で隅をかき揚げあらかた灰を整えます。そして使い古した太筆で五徳の上の灰を掃き、灰の表面を整えます。筆で整えるときれいに仕上がります。また茶入れの蓋裏の金箔は使い古しの小筆で、付いてしまった抹茶をはらいます。使い古しの筆は柔らかいので、灰を整えたり、抹茶をはらったりにはよい道具です。筆の活用

  • ペリカン万年筆

    主人の愛用していた万年筆で今私は日記を書いています。主人はペリカンのロイヤルブルーのインクを入れて、この万年筆で原稿・手紙・日記を書いていました。日記は5年日記で2005年から書いていました。同じ5年日記を私も主人の後を引き継いで、このペンで書いています。ボールペンに比べると太い字になりちょっと書きずらいのですが・・・5年日記なので毎日5行書けばよいのです。「去年の今頃はどんなことあったかしら?」「今の私の年に主人はどんなふうだったかしら?」など時々読み返したりしています。学生時代にはノートにいろいろ乙女チックな感情移入の日記を書いていましたが、今はさっぱりその日の出来事だけで、感情的なことは皆無です。日記は一日一日を過ごしてきた証しのようなもの、これからも書きます。ペリカン万年筆

  • 写経 @薬師寺東京分院

    今日は主人の祥月命日です。娘と写経をしてきました。私はもう8回目ですが娘は初めてです。初めての方には写経の説明が行われます。写経のマナーや墨の摺り方、書き方など娘と共に学びました。写経のお経は『般若心経」ちょっとの水で墨を摺り、筆も新しいのが用意されていて筆先を少しほぐして、書き始めます。下地にお手本があるのでその上をなぞって書きます。『般若心経』を書く薄い和紙は千年も持つという特別な物。説明の時間もあったので書き上がって薬師如来様にお供えし写経室から出るとなんと2時間弱もかかっていました。筆で書くのが何十年ぶりという娘も何とか書き上げ新しい経験が出来てよかったと言っていました。写経をすることで主人の供養が出来ました。写経@薬師寺東京分院

  • 大覚寺展 @東博

    一昨日上野で「大覚寺展」を見てきました。平安後期、嵯峨天皇の離宮として建てられたのが、のちに弘法大師空海を宗祖とする寺院となり大覚寺になったものです。まず国宝、後宇多法王が鎌倉時代に書かれたご宸翰があります。漢字だけで書かれ、空海の伝記を記されたものです。また亡くなる前に書かれた自らの後手印のある21か条の定め、これも国宝です。そして天皇家にゆかりのある五大明王像が平安時代に作られたもの(小ぶり)と室町時代に作られたもの(やや等身大)の二組が展示されていました。どれも明王様のお顔は強面。阿修羅像のように顔が三面、手も左右6本いろいろな持物を持っています。牛に乗っている明王様、人を踏んでいる明王様などです。真ん中には不動明王が座しています。そして今回私が見たいと思った、狩野山楽の18面に【牡丹絵】を描いた襖...大覚寺展@東博

  • 四滴の薄器を使って

    今日の稽古は茶通箱。このお点前はお濃茶二服点てるので時間がかかり、今日はお二人がされました。茶通箱は棗を濃茶器として使うので、お棚には四滴のものを飾りました。お二人ともしっかりお点前をされ、お客の方も合間合間の言葉がけもうまくされました。折角四滴を飾ったのでこれ使ってお薄の稽古もしました。わざわざ四滴を使ってお薄のお点前はあまりしませんが、今回は良いチャンスなのでお稽古しました。薄器の向きはどう置くか、清め方、抹茶の入れ方・・・等、思いがけなくいろいろ学ぶことが出来ました。とても寒い日でしたので、筒茶碗でお薄を点てられた方もいて、タイムリーにこのお稽古も出来ました。四滴の薄器を使って

  • MY Teabowl

    この頃、薄茶と軽い干菓子をお十時に頂いています。お茶碗はどうしてかバラバラに割れた抹茶茶碗を金継ぎで修復したものをMyTeabowlにして使っています。福寿草・水仙・南天の絵柄の素敵なお茶碗。しかし金継ぎも痛々しいのでお稽古には使えません。それでMyTeabowlとして食卓でお薄を点てて美味しくいただいています。手触りも滑らかです。金継ぎをしてくださったのは生徒さん、よくお上手に継いで下さったと感謝です!MYTeabowl

  • 貴人点と貴人清次点前

    今日は貴人点と貴人清次点前の稽古です。大事な方をおもてなしする気持ちで行うお点前です。貴人様お一人の時は亭主側の半東がお茶や拝見物を取次をし、お供さんがおられる貴人清次点前はお供さんが貴人様に取次をします。その後貴人清次花月をしました。これは予めお茶を頂く人を花月札で決めておいて、そのお茶碗で点てます。つまり貴人さんが頂く場合は貴人茶碗で、お供さんの場合は普通のお茶碗で点てるのです。人数の関係で私もお仲間に入り、亭主役に当たり、初めの道具の運び入れと、最後にお道具を水屋に下げる役をしました。お点前するのが好きであった私もお道具を持って立ったり座ったりの所作がぎこちなく皆様の目には目だるい事だったと思いますが、ご一緒に花月が出来て嬉しかったです。貴人点と貴人清次点前

  • 那波多目功一の世界 @郷さくら美術館

    御年91歳の日本画家、那波多目功一氏の展覧会です。副題に「花と生命のまなざし」とありました。一階には大きいサイズの絵が展示されています。チラシにある【さざ波】,光に照らされている湖に優しいさざ波が、色のグラデーションが美しいです。【月輪】漆黒の空に煌々たる月が、その周りには光の環、月輪が描かれています。見ているとまぶしくなるような気がします。下は木も草もない大地と濃い色の部分は海でしょうか。この作家は牡丹の絵が多くあります。中でも私が身につまされたのは【惜春】の牡丹。二輪は立派に咲いていますが、三輪はもう花びらがほろほろと散っています。花の命が過ぎゆく時を惜しむ心。「人生も同じこと…」とキャプションに作者の言葉がありました。さだめし私の今はこの花の中ではトップにあるあの花かしら?などと考えながら鑑賞しまし...那波多目功一の世界@郷さくら美術館

  • 書初め 2025

    書の会で今年も自由に書きたいものを書初めしました。私は「いろは歌」を書いてみました。47文字の平仮名を全部一個ずつ使った歌です。そして歌の意味も深いです。花は咲いても散ってしまう。そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなとあり得ない。人生という険しい山道を今日ももまたひとつ越えてはかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに。【諸行無常】を歌っています。日々常に変化して永久不変なものはない・・・・・明日のことは分からないなので今を大切に生きる「而今」…茶道の「一期一会」にも通じると思います。書初め2025

  • 初釜2025

    初釜は水曜クラス土曜クラスが一堂に会する機会なので、今年も全員が参加され嬉しい事でした。まず梅昆布茶を大福茶の代わり頂き、主菓子も頂きました。席を改め、全員がお薄を頂いてお点前を順にする員茶の式をしました。十種香札で何の植物か分かり難いものがあり皆さんで確認したりして進みました。私は立ったり座ったりが自信がなかったのでご指導かたがた裏方に徹しました。インフルエンサが流行っているのでお茶碗は勿論替えますし、茶巾も3碗ごとに替えます。員茶は何回もしているので皆様スムースにされました。お昼はちらし寿司を皆さん協力して作りました。前の晩、具を用意しておいたので盛り付けを彩りよく盛り付けて下さいました。あとはインスタントのお澄ましとフルーツ。今年は茶にまつわる作品展をしました。昨年信楽焼体験された方も何人かいらして...初釜2025

  • 朝の虹

    朝早く隣のお嫁さんからメールが入りました。〔虹が出ていますベランダから見られますよ〕と書かれています。急いで二階に上がり雨戸をあけると西側に見事な大きな虹が見えました。小雨が降っていますがこのような天候の時に見られるのかと。私は生まれて初めて朝虹を見ました。色も何色か・・写真はお嫁さんが送ってくれた写真です。美しく良いものを朝から見られて、今日は良い日になりそうです。朝の虹

  • 正月2025

    明けましておめでとうございます。1日には娘一家が来てくれました。孫たちも大きくなって今風のおしゃれな服装で来ました。例年のようにちらし寿司と他にシーフードサラダ・白和え・ぶりのイタリア風でおもてなし。そして最後に干支のお饅頭とお薄を出しました。皆にお菓子の取り方や、お薄の頂き方を言い、六瓢棗を見せて、これは六瓢を無病にかけて無病息災でという意味であること説明しました。また茶杓などお道具に銘を付けて気持ちを表すことなども。皆真剣に聞いてくれました。上の孫は茶道に興味を持ち始め習いたいと・・・2日は息子の家族が来てくれました。受験を控えている孫は最後おの追い込みなので来ませんでしたが、1日朝にお雑煮を一緒に頂きましたからお正月の挨拶はお互いに言うことが出来ました。おもてなしは1日とほぼ同じで、食後に抹茶とお饅...正月2025

  • 御先お参り

    ことしも明治神宮へ御先お参りに行ってきました。私は途中までバスで行くので西御門から入ります。そこまでの参道を玉砂利の音を楽しみながら進みます、両側は背の高い木に覆われ鳥のさえずりがにぎやかです。鳥居の前で一礼して本殿に入ると結構人が多くて驚きました。外国からの方も結構多いです。外国の方は拝むのでなく雰囲気を楽しんでいるようです。拝んで東門のほうを見ると早くもお守りなどを売るところがあり、長い行列ができていました。年々御先お参りする方が多くなったのでお守り売り場も暮れから開けたのでしょう。去年までは締まっていました。宝物殿方面の参道をまた鳥たちの声を聴きながらゆっくり進みました。こういう自然いっぱいの道を歩くのは最高です。宝物殿はお休みでしたが、いつもの自動販売機で「大納言お汁粉」缶を買い、ベンチに座って温...御先お参り

  • テレンス・コンラン展 @東京ステーションギャラリー

    チラシのデザインが興味を引き行ってきました。イギリスで”ホームスタイリング”を提唱したデザイナーです。ビートルズが活躍した時代人です。会場に入るとどこかの家の居間にでも入った感じで、日常のものが色々と並べられています。デザインの布、食器、台所用品ポットやザルなど、それに椅子やソファー、小箪笥、棚、机など家具、チラシの籐椅子もありました。とにかく日常使う品が大きなものから小さなものまでいろいろコンランがデザインされたものが展示されています。コンランはデザイン・ミュージアムを作ってしまったほどで、イギリスでは「Sir」の敬称が許された方でもあります。ビデオも残っていて【デザインが暮らしを豊かにすること、これが私にとって一番大切なことだった】と語っておられました。また、Plainsimpleuseful無駄なく...テレンス・コンラン展@東京ステーションギャラリー

  • X'mas会 @長男宅

    クリスマス当日、隣のお嫁さんから「ケーキを一緒に」と呼ばれました。玄関に入るとクリスマスの飾りつけでかわいい小物がいっぱい並んでます。居間に入るとここにも壁にもいっぱいクリスマス飾り、上からぶら下がっているものもあります。長男もお嫁さんも孫もサンタの帽子をかぶっています。お嫁さんはこういうイベントの設えが上手です。「アリッサ、クリスマスの曲を」と小型の機器に言うと♬ジングルベル♬かかります。机にはケーキが鎮座しています。丸いケーキを5等分に切るのにお嫁さんが大奮闘、ふわふわのショートケーキを皆で美味しく頂きました。先日は娘宅で、今日は長男宅で今年も無事にクリスマスを一緒に迎えることが出来て幸せです。感謝、感謝です。X'mas会@長男宅

  • 須田悦弘展 @松涛美術館

    本物と見紛うほどに精巧に作られた木彫作品の展覧会です。まず小ケースに「スルメ」が展示されてます。こんなところにスルメが?キャプション見ると「するめ」と。木彫での作品です。びっくりしました。するめの下には鏡も置いてあり裏側も見えますがまさに本物そっくり、色付けもそっくり。超越技巧作品です。会場の床の隅っこには雑草が(↑チラシにも載ってます)、これも作品です。壁から朝顔が顔を出しています。花は見事な形と色、細い茎や薄い葉っぱまでも木彫なのです。思わず係の方に「あの細い茎も木彫ですか?」とお聞きしてしまいました。後チューリップ・モクレン・ガーベラ・バラ・・・などの作品があり、小さな小さな色彩豊かな象もありました。また、大きな細長い囲いがあって、一人ずつしか入れないインスタレーションの作品もありました。とにかく須...須田悦弘展@松涛美術館

  • X'mas Lunch会 @娘宅にて

    娘からクリスマス昼食会にお呼ばれしました。最寄り駅の改札口まで孫が出迎えてくれました。娘の家に行くのは去年ぶり。テーブルセッティングはすでにされてます。孫たちの作ったpetitdish二種ともに、娘が作ったmaindish「炒めたひき肉の上にとマッシュポテトを載せオーブンで焼いたもの」でドーンと置くと華やかな昼食になりました。そしてレモネードが添えられています。テーブルの向こう側には小さな花のブーケがそしてみかんも並んでいて完璧なおもてなし!楽しく会話をはずまれながらとても美味しく頂きました。その後クリスマス時期なのでケーキ登場です。娘の家に来る途中で買ったそれぞれの好みに合わせてのケーキ。私はシンプルなチーズケーキ。孫が入れてくれた紅茶と共に頂きました。スマホでビデオを撮り、孫の実況も入りました。上の2...X'masLunch会@娘宅にて

  • 西洋美術史の巨人 高階秀爾 @NHK日美

    昨日のNHK日美で高階秀爾氏が名画の解説をされていました。今年秋にお亡くなりになりましたが、その一年前に収録されたものとのこと。お声も穏やかに分かりやすく解説されるお姿に私は感動いたしました。有名な著書「名画を見る眼」は若い時に読みました。名画を一つ一つ深く掘り下げての解説、絵画を見るときはこういう所もちゃんと見るのだということを知りました。ベラスケスの「ラスメニーナス」とファン・アイクノ「アルノルフィーニ夫妻の結婚」を【鏡】の扱いについての比較を時代変化と合わせて解説、マネの「オリンピア」の裸婦像について、ビーナスのような神なら裸婦でもよいが神でない人間の裸婦を描いたことは当時大変な話題になったこと、ルノアールの「ピアノに寄る娘たち」は平和な女性の姿の絵で室内にも飾れるような絵画、ルソーの「眠るジプシー...西洋美術史の巨人高階秀爾@NHK日美

  • 2024稽古納め 土曜クラス

    今回も行の行台子の稽古、年越しそば、一年の漢字の説明、平花月・…と言う流れでお稽古納めが出来ました。今日で両クラス共に無事、2024年稽古納めができ、ほっとしています。2024稽古納め土曜クラス

  • 2024稽古納め 水曜クラス

    今年も無事稽古納めが出来ました。まず18日に水曜クラスです。12月には行の行台子の稽古をしてきましたのでその稽古の後で、この一年の漢字をそれぞれ披露し、どういうわけでその漢字にしたかをお話ししていただきました。ちなみに私は【祝】で、傘寿の年で友人や身内、そして社中の皆様に盛大に祝っていただき有難く感謝の気持ちで選びました。その後年越しそばを頂き、平花月をしました。この平花月私は記録係でしたが、今年一番によく出来、良い稽古納めとなりました。2024稽古納め水曜クラス

  • 壷中日月長

    【壺中日月長】の短冊を掛けました。この言葉の由来は浦島太郎に似た逸話からです。ある役人が薬売りから「素晴らしい所にご案内します」と言われ「この壷にお入りを」と中に入りました。壷の中はなんと仙境でいろいろ仙術を修行し、戻るとなんと10年も経っていたというお話です。悟りの世界には時間がない…と言う教えです。これを茶道で軸などに掛ける意味は「茶室は時間と空間を超越した非日常な世界」ということを認識する事と思います。今朝稽古に使っている八畳に掃除機をかけていて、「ここがまさに壷中なのだ」と、はたと思いつきました。この八畳の壺中で仙術ならぬ茶道を励むのだと・・・・壷中日月長

  • 志村ふくみ100歳記念展 @大倉集古館

    寒いですがあまり天気が良い日曜日なので出かけたくなりました。朝刊の天声人語に「志村ふくみ展」のことを触れていたので、大倉集古館に行くことに。六本木1丁目からエスカレーターを5本ほどあがった道をスペイン大使館前を歩き5分ほどしたところに大倉集古館はあります。中国古典的な建物でホテルオークラが目の前にある閑静な所。建物内部も天井が高くレリーフもあり大きな扉等中国風。ふくみさんは染織家のお母様の影響で33歳の時その道に入られました。初めての作品が下の写真左です。そして99歳の作品が右です。その間70年間の作品が30点ほど展示されていました。蚕の細い糸から紡いで織っていくのですから大変根気のいる作業と思われます。しかもいろいろな糸を組み合わせ、デザインして模様というか図柄を織り出していくのです。糸も何十種類もあり...志村ふくみ100歳記念展@大倉集古館

  • はにわ展 @東博平成館

    東北から九州まで各地の埴輪が大集合展です。雨で寒い日なので会場はそう混んでないとみて出かけました。上野は幾組かの修学旅行の生徒や外国の方で結構混雑していました。目指す「はにわ展」はやはり多くの人が入場していました。写真を撮っても良いので皆さんスマホをかざしています。円筒形の埴輪から船型、家形そして人物・動物・・・・馬や鹿、鳥、魚もいます。振り返っている牡鹿が可愛かったです。人物埴輪は男も女もいて表情、手の動きがいろいろです。何かを捧げていたリ、踊ってたり。正座していたリ跪いてたり、琴を奏でていたり、鍬を担いでいたり、力士もいました。圧巻は身長1m30cmほどの武人達は5人揃い踏みで国宝・重要文化財2点それに遠くシアトルから来た武人もいます。兜をかぶり甲冑を付け刀を持ち、背中に矢を持っているものもいます。顔...はにわ展@東博平成館

  • 90歳の義姉

    主人の姉が明日90歳・卒寿を迎えます。お一人暮らしをされていますがお元気で、ピアノを友とされ、ご自分で伴奏されながら歌曲を歌われます。歌曲と言ってもシューベルトの「魔王」や「菩提樹」をです。私の誕生日や、手紙の返事を兼ねて等、機会があると電話で伴奏つき歌曲を披露してくださいます。テレホンコンサートといっていますが、声は大きく高い声も出て90歳の方とは思われません。素晴らしいです。「電話でばかりでなく生でお聴ききしたいわ」と申しましたら「家にどうぞ」とのお返事。早速出かけましたら甥や姪もいらしていて卒寿祝いのコンサートになりました。お昼ご飯も用意していただき、お誕生ケーキも相伴させてもらいました。「魔王」の他、リストの「森のささやき」も弾いてくださいました。この曲楽譜を見ると#や♭がいっぱい付いていて8ペー...90歳の義姉

  • 迎賓館見学に

    年に一回会う友人と明治記念館でお昼をご一緒した後迎賓館見学に行きました。亡き主人の友人の奥様で女医さんです。開業していらっしゃるのでどうしても会うのは日曜日。私より7歳も年下ですが気さくな方で、この一年に積もる話題にいろいろお喋りを楽しみました。迎賓館見学は私は二回目ですが、彼女は初めてとのことでフランスのお城のような各部屋を巡りました。外国の要人をおもてなししたり、国際会議されたりするのに活用されているようでその写真がいろいろ飾られています。天井画や絢爛豪華なシャンデリア、大理石の柱、木組み模様の床、大きな鏡、そんな洋風なものの中に花鳥画の七宝作りの額、装飾の中に鎧兜や菊の御紋章、桐の紋章など日本的な物も混在しています。とにかく広く廊下も長いです。裏庭には噴水が、そして表側に出ると素晴らしい建物の全容が...迎賓館見学に

  • 炉開き2024

    急に寒くなってきました。炉開き日和です。初炭の後、善哉など頂いてお濃茶をして、薄茶は員茶の式で行いました。炉の炭は太いので最後まで赤々と燃え、最後まで美味しくお薄を頂くことが出来ました。初炭点前された方もお上手でした。お濃茶も頂き、員茶で全員薄茶を頂いてお点前をすることが出来、今年も無事炉開きを行えること出来ました。炉開き2024

  • 茶道の稽古とは?

    茶道の稽古を50年近くしています。時々「茶道ってなんだろう」と考えます。スポーツのように体を鍛えるものではありません。何かの社会的資格が得られるものでもありません。また作品が出来るわけでもありません。この頃思うんです。長く生徒さんをお教えしていくとその方がどんどん素敵になっていかれるのです。これはもしかして人間形成の稽古事かしら?と‥‥茶道をやはり長くしていてお教えもしている友人に手紙で意見を聞いてみましたら次の和歌がメールで送られてきました。茶の道を学ぶは【人間形成】と友は便りにしたためてをり茶の道は楽しく生きる生き方を教えると吾は実感してをりA子のうた二首確かに楽しくなければこんなにも長く続かせることは出来なかったでしょう。お教えする事は大変だけれど楽しい。大変だからこそ楽しみが深い。風炉から炉に設え...茶道の稽古とは?

  • 塩田千春つながるわたし I to EYE @中之島美術館

    この展覧会10月初めのNHK日美で取り上げられた時、大坂なのでなかば諦めていたところ、昨日の新聞に大きく取り上げられていたので思い切って新幹線に乗り今日見てきました。入るとまず赤い糸が無数に高い所からぶら下がっています。その中に赤いロングドレスが下がっています。赤い無数の糸でドレスに血を通わせている?作品。次の部屋には「巡る記憶」という題で、白い糸が蜘蛛の巣さながらに編み込まれてトンネルになっている大きな作品。糸がどれだけ使われたか、また編み込みに何時間否何日間かかったかとかかったのか気の遠くなるような作業の作品です!下には水が張られていています。次の部屋には高い所から赤い糸が無数に下がっている約5メートル四方の作品。その中に何枚もの人々の書いた紙が円を描くようにホチキスで止められています。「つながる輪」...塩田千春つながるわたしItoEYE@中之島美術館

  • 傘寿茶事

    10月20日に素敵な茶寮で社中の皆さんから茶事で祝っていただきました。懐石は茶寮でご用意して下さり、後は水曜クラス・土曜クラスの生徒さん皆が相談していろいろ役割を決められて立派になさいました。点茶盤を使った立礼でした。風炉茶事の流れで懐石を終えると初炭点前もされました。点茶盤の炭手前は社中では練習をしたことがありませんでしたが教則本で調べられたのかしっかりされて私は感激しました。後座では美味しいお濃茶を正客次客二人分点てられ・・・これも皆さんで考えられた応用です。お菓子は紅白のきんとん。茶銘は長松の昔。続きお薄でのお菓子は赤い亀甲と鶴の干菓子、華やかな永楽の赤絵のお茶碗で美味しく頂きました。お点前さん半東さんお運びの方など皆様がかわりばんこにされとてもスムースな動きでした。お軸は「寿」、お道具やお菓子など...傘寿茶事

  • 大円の草の稽古

    /今月で風炉の時期が終わります。そこで今日は「大円の草」の稽古をお二人の方がされました。この点前は奥伝ではないのですが、唐物茶入れと和物茶入れで二服濃茶を点てるものです。円能斎が考案されたもので、濃茶二服点てるのですから小一時間かかるお点前です。わが社中は上級者が多く、風炉の時期に仕上げようと稽古をしました。あとの方は中置の濃茶と薄茶の点前、と唐物の稽古をされました。長いお点前を二人の方がされた割に、9時前から始めて12時半には終えることが出来ました。皆様準備が早くできるので助かります。大円の草の稽古

  • フードコート

    大学一年の時、男性73人、女子Nさんと私だけのクラスに入れられました。私は小中高ずっと女子の学校で、男の兄弟もいなかったので、とてもショックで居づらかったです。そんな時Nさんにはとても助けられました。Nさんは同じ高校でクラスは違っていましたがとても優しい方でした。それでいまだに年一回会うことにしています。高校・大学と一緒なので話題も共通なのでウマが合うのです。武蔵小杉の某建物4Fのフードコートで昼食をともにしました。昨年もここで会いました。フードコートは席が沢山あって周囲は中華を扱う店、、麺類の店、コーヒー、ケーキの店などがあり、好きなものが選べます。そして時間を気にせずお話が出来、食後のコーヒーやお菓子なども頂けます。結局3時間近くもそこでお話をしてしまいました。帰りには「無印」のお店でNさんおすすめの...フードコート

  • 茶筅供養 @川崎大師

    川崎支部の茶友にご招待されて、茶筅供養と茶会に、社中の方がたと出かけてきました。受付をするとテントに案内されます。9時半から川崎大師のお坊様が行列して入られ、設えられた祭壇に座られ、茶筅塚の由来やその意義等を話され読経の中供養の儀式をされ、そして点火されました。そして我々は一人ずつ持ってきた古い茶筅を火にくべ、供養するのです。茶会は約30人グループで行動します私たちはAグループでした。案内の方についていきまず【濃茶席】。川崎大師のお坊様の席でお点前も半東さんもお坊様。源氏棚に華やかな水指、床には琵琶の香合が、お軸も紫式部に因んだ仮名文字の美しいものでした。次はまた案内の方についていき【茶友の薄茶席】です。美しい料紙を使った風炉先屏風。「光る君」でまひろの源氏物語を美しい料紙に書いて天皇に献じた大河ドラマの...茶筅供養@川崎大師

  • 熱海で、傘寿祝い

    小学校からの友人3人組で熱海に行きました。今年は皆傘寿なのでその祝いも兼ねての一泊旅です。まずMOA美術館へ。エスカレーターを何台か上っていき展示室へ。まず秀吉の【黄金の茶室】を見てから、今回は”明治の蒔絵”の展示でした。金粉や銀粉を蒔き付けて装飾を施す技法、明治になると殖産興業の一環として優れた蒔絵作品がでました。硯箱や卓、菓子器などが展示されていました。ホテルではウン十年ぶりで、温水プールで泳ぎ…と言っても私は水中ウォーキングの方が多かったです。次の日は海を眺めながらの朝湯のつかり、「起雲閣」を見学。お庭をぐるりとめぐらして建物があり、ボランティアの説明を伺いながら幾部屋もめぐりました。洋室もとても凝った造りでした。明治の文豪たちが執筆のため訪れたという由緒ある部屋も幾部屋もありました。そこから近くの...熱海で、傘寿祝い

  • 80歳を祝ってもらって

    私は9月に80歳になりました。自分では80歳になったこと信じられませんが、とにかく元気に80までたどり着けたことは幸せなことです!今日息子一家と娘一家が集まって、「うかい亭」というお豆腐料理が有名な場所で祝ってくれました。まず長男の音頭で乾杯、孫たちは洒落た飲み物を注文、私はウーロン茶で乾杯。ごま豆腐を先頭ににゆっくり進みます。孫4人もたまにしか会えまかったのでお互いいろいろ話が弾んだようでした。お豆腐料理は湯葉、揚げ田楽、豆水豆腐と続き、きのこご飯で終わり、デザートは豆乳ブランマンジュ。そして誕生祝ということでケーキがきました。ろうそくが8本立っていて♬happybirthday♬を歌ってくれました。ローソクの火を消すのになかなか吹いても力不足で消えず孫が助けてくれました。お話も弾んでとても良い会です。...80歳を祝ってもらって

  • 中秋の名月2024

    昨夜は中秋の名月でした。東京ではすっきりした空にぽっかり浮かんだ満月を堪能しました。すっきりと皓々と光っていました。思わず「お月さまー」と叫んでしまいました。今日の稽古では名月のしつらいをしました。色紙はだいぶ前に私が書いたものです。月型の円の紙を置いて残りには薄墨で夜空を表し、月に因んだ歌を書きました。今日の稽古では茶箱の「月」を拝見付きで稽古されました。茶箱稽古ではあまり拝見付きまではしていませんでしたが、やはりお客様にとってはお道具を拝見したいところです。そして「雪」「花」も拝見付きで稽古をしました。今日は35・1℃まで上がった蒸し暑い日でした。9月18日でこのような高温になるとは・・・早く本格的な秋になってほしいです。中秋の名月2024

  • こむら返り

    この頃夜睡眠中によく「こむら返り」を起こします。昨夜も起きました。痛ーいです!起き上がって足の指を体の方に引っ張り、痛さを我慢すること一分程。治まってきましたが、ふくろはぎはまだ固く優しく手で撫でているうちに少しは良くなってきました。立ってみると痛いです。筋肉が痙攣したのですから仕方ありません。今日になっても歩くと痛さが残っています。ネットで調べてみましたら、水分不足の外に冷え、カリウム・カルシウム・マグネシウムの不足、ビタミンB群の不足と書かれていました。マグネシウムって何だったかしらと調べると魚介類、大豆食品、わかめ等の海藻類でした。そう言えば海藻類は最近全くとってませんでした。ビタミンB群の中でナッツ類もとってませんでした。そこで今夜の夕食は色どりは悪いですが、下記になりました。鮪のすき身巻で海苔を...こむら返り

  • みたてのくみたて展 @高島屋

    「いろいろ面白いことを考える方がいらっしゃるなー」と、大変興味深く見てきました。作家の名前は田中達也氏。とにかく大評判、70人近くの行列に並んで入場券を買いました。ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアートです。サンドイッチを山に見立ててサイクリング、人のミニチュアも細かく生き生きと実際にサイクリングを楽しんでいる一団です。パンとウエハスを医療機器に見立てて、横たわっている人も医師もいて、臨場感が。波乗りしている波はプラスチックのハンガーを重ねたもの、サーフィンしているミニチュアの女性も上手にバランスとっていて髪もなびいているリアルさ。このほか、ホチキスの玉やクリップ、洗濯ばさみなど利用した作品も多くあり、作品の写真も数え切れないほどありました。アイデアが豊かで、細かい人物を器用にリアルに上手...みたてのくみたて展@高島屋

  • 兎追いし♬

    やさしい童謡をハーモニカで吹き始めました。「吹く」と「吸う」で音を出すので吸う時がちょっと苦しい、特に吸う音符が続くと苦しいです。肺の機能が衰えています。稽古しているうちに、吹くときにしっかり吹けば次の吸う音符が少しらくということ分かってきました。何曲か吹けるようになりました。中でも【故郷】は歌詞も素敵です。歌ってみましたら初めは三番までは苦しくなり歌えません。声もそんなに出ません。これでは良くないと毎日、♬お馬の親子とかカタツムリ♬など簡単な歌を出来るだけ姿勢よく顔を上げてて歌う練習をしました。やはり練習するうちに声が出てきました。喉も使ってないとどんどん衰えること自覚し、5衰えるところを4にくい止めるべく毎日歌っています。【故郷】の歌詞を筆で書いてみました。歌う、吹く、書く‥‥なかなか楽しい事です。兎追いし♬

  • 涼 夏を楽しむ展 @郷さくら美術館

    ネットでこの美術館のこと知りました。「さとさくら」と読むそうです。目黒川沿い近くにあります。現代の日本画専門の美術館で、昭和以降に生まれた日本画家の作品を収集・展示します。開館すぐに入ったので混んでなく、展示室は広々して真ん中に長椅子もありゆっくり作品を鑑賞できます。まず千住博「滝」があり、朝顔・睡蓮・海のうねり・中島千波「マッターホルンの雪山」・金魚・ニッコウキスゲの群生・阿波踊り・白樺林等【夏】のテーマの絵が並んでいます。どれも大きいサイズの絵で、迫力があります。眺めていると穏やかな気持ちになり、クーラーも効いているせいもありますがまさに【涼】を感じる絵です。そしてよかった事はその絵に対する画家の言葉もキャプションに添えられていたことです。読むことで何か親しみを感じることが出来ます。絵葉書もあり、何枚...涼夏を楽しむ展@郷さくら美術館

  • アートアクアリウム @銀座三越

    アートアクアリウムとはどんなものかと興味津々で出かけました。久しぶりの銀座です。入場料は高いです。外国の旅行者の方が多く見えていました。中は暗く目が慣れてから廻りました。まずランタンが両側にかかっている日本的な通りを進むと、沢山の長ーい円筒ガラス鉢が何本もあり、中には金魚が沢山泳いでいます。いろいろな色のライトが当たっていて幻想的!石灯籠の中にも金魚が。いろいろな形の水槽が幾重にも並んで、上から滝のように水が流れて金魚が気持ちよさそうに泳いでます。いろいろな種類の金魚が水族館のように展示されて説明も。ブルドッグの顔をした金魚もいましたし、すごい出目の金魚もいました。上から風鈴がぶら下がっている通りにも各種の金魚がそれぞれの丸い水槽に収まって泳いでいます。最後は大きな大きな金魚鉢の中に華やかに金魚が…赤いラ...アートアクアリウム@銀座三越

  • 尾張徳川の至宝展 @サントリー美術館

    「さすが徳川家!」と、うならせる展覧会でした。入り口には甲冑が鎮座しています。紐で身を守る小金属片をつなぎ、その紐の細かさと結び方の美しさに驚きます。17世紀のすごい芸術品!藤原公任・藤原定家の書が、そして宮本武蔵の「蘆葉達磨」の絵。続いて茶道具です。大名物の小ぶりの唐物茶入の名品がいくつか、織部茶碗は白い地色には黒で、黒の地色には白で織部独特の模様が描かれていて逸品です。能のコーナーでは衣装が大変素晴らしかったです。デザイン、刺繍の素晴らしさにびっくりです。打掛も見事でした。香木と香道で使う道具・・・香を切ったり削ったりする小刀の柄にも蒔絵が施されています。あとは姫様の嫁入り道具の数々。貝合わせの貝には繊細に色彩豊かに宮中の景色や人物が描かれています。雅です!硯箱や文箱には細かく蒔絵がびっしり描かれてい...尾張徳川の至宝展@サントリー美術館

  • 投げ込み・無言花月

    今年八月の稽古は休みにしました。昨日今年前半最後の稽古で「投げ込み無言花月」で「締め」にしました。結構集中力が要ります。お点前をして月に当たり自分で点てたお薄を頂いたり、続けて花になったり・・・それを無言でするのですから、目くばせや手話のような動きをするなど結構楽しめました。コロナで濃茶付きの花月が出来ませんので、薄茶で出来るものを楽しんでいます。五人揃ってするゲームのような感覚で皆様楽しまれています。投げ込み・無言花月

  • 信楽焼の湯呑み

    本場で信楽焼体験をされた方から素敵な湯呑を頂きました。そこの先生の作品です。小ぶりで四角い形ですが、上部は飲みやすく丸みになっています。そして内部は透明な釉でしょうか、つるつるしています。信楽と言えばざらざら感をイメージしますが、中がつるつるしているので洗いやすいです。そして入っていた箱に【杖朝】の文字がありました。銘なのかと思います。初めて聞く【杖朝】。調べましたら中国の「礼記」からの言葉でした。「五十杖家」「六十杖郷」「七十杖於国」・・・・そして「八十杖朝」五十歳では家で杖を、六十歳では村里で杖を、七十歳では国郡で杖を、そして八十歳では朝廷で杖をついても良いということでした。私ももうすぐ八十なのでこの銘を付けて下さったのではと感慨深く、感謝です。猛暑の日々、早速この湯呑みで水分補給をしようと思います。信楽焼の湯呑み

  • リュウゼツラン(竜舌蘭)を見に

    朝刊に日比谷公園のリュウゼツランが花をつけたとの記事がありました。このラン、何十年に一回咲くという植物で、TVでも取り上げられていました。そこで、肉眼でしっかり見ようと出かけました。日比谷公園は思いのほか広く探すのにちょっと大変でしたが、ちょっと開けたところに来たら遠くに発見!はやる気持ちで近づくと、高ーく伸びた茎に花がかたまっていくつか咲いています。花というイメージはちょっと違います。スマホで拡大して撮りましたが本当に珍しい形。茎が6月半ばから急にどんどん伸びてやく7メートルほどにもなって花が咲く・・・・何とも超珍しい植物でした。リュウゼツラン(竜舌蘭)を見に

  • 桐小卓を使って

    裏千家を勉強していた祖母の道具に「桐小卓」があります。「桑小卓」と形はそっくりですが高さが違います。この棚で変わっているのは最後に柄杓を飾り残す形↑です。蓋置は(今回は蟹を使いました)水指の左手前にそして建水を下段に飾るところです。桑小卓では柄杓を伏せて柱の立てかけるのですが、桐小卓は高さが低いので伏せてはおけません。そこで上向きに立てかけました。最後に結び帛紗花月をしました。帛紗の結び方、ほどき方は忘れてしまって毎回本を見て予習しておきます。コロナ以降、濃茶付きの花月は出来なくなり、薄茶というと平花月、結び帛紗花月・投げ込み花月・無言花月・貴人清次薄茶花月・・・くらいしか稽古できなくなりました。お茶碗を3碗置いておいてコロナ対応の花月を楽しみました。花月は皆様楽しんで稽古されます。桐小卓を使って

  • 笑顔には笑顔

    PCの表紙に主人の写真を使っています。今は夏ですから半袖姿の写真。ヨーロッパ旅行した時の写真で、ライン川沿いです。撮ったのは私。いい笑顔です。毎朝PCを開けるとこの写真で出迎えてくれます。この笑顔で私も笑顔に。笑顔には笑顔なんですね。笑顔には笑顔

  • 七夕の点前

    明日が七夕なのでその設えで稽古をしました。軸は和漢朗詠集の七夕の和歌・留精棚にカササギ絵の茶碗と銀河ガラス薄器。カササギ達が天の川に羽を広げて舟橋のようにして、織姫と彦星を逢わせたという伝説があります。そののち、釣瓶水指を使って洗い茶巾の稽古と、流し点の稽古をしました。最後には4人で花月もしました。4人なので全員役が周りお薄頂きお点前をしました。乞い札の場面も何回か…その稽古にもなりました。平花月は皆様とても慣れてきてササっと出来ました。七夕の点前

  • 雑感

    主人が亡くなって5年経ちました。一人の生活は気兼ねなくマイペースで過ごせるのでそれもまた良いと思って過ごしてきました。しかし、何かにつけ「あー主人が生きていたらなー」と思ってしまいます。TVで海外であれ国内であれ昔行ったことがある場所が出ると、「行った行った!わね」と共感してくれる人が欲しいのです。又、美術鑑賞が趣味であったので、見たことがある絵画や美術館などが出ると「この絵見たわね」「あの美術館遠かったわね」等話す相手が欲しいのです。そんな時は主人の写真に向かって語り掛けますが、一方通行でしかありません。50年も一緒に過ごしてきたので共通する思い出は沢山あります。それを語り合う相手がもういないことが悲しいのです。私も歳をとってきたからそう思うのかもしれませんが。しかしそんなとき思うのです。母も義理の母も...雑感

  • 三島喜美代氏を悼む

    先日展覧会を見に行ったばかりの三島喜美代氏がお亡くなりになったという記事を今朝の朝刊で見てびっくりしました。ビデオでのお話がとても親しみがあり、内容も分かりやすく、絵画を描くということに興味を持たれた経緯や、今回の展覧会に出品されたような作品を作るようになった経緯などゆっくりお話されて芸術家というよりどこにでもいるおばあちゃんと感じました。「私のアトリエはゴミばかりなんですよ」と笑っていらしたお顔が印象的でした。展覧会で見た作品のあの発想力は素晴らしく、今まで誰も作られなかった独創的な作品を世に出されたことは敬意を感じます。展覧会に行けてよかったです。心からご冥福をお祈りいたします。三島喜美代氏を悼む

  • 三島喜美代 未来への記憶展 @練馬区立美術館

    NHK日美アートシーンで紹介された展覧会。新聞紙や缶を陶器で作るというユニークな作品展です。1932年生まれの女性芸術家です。インタビューもとても好感が持てる方でした。7月7日までとのことで雨の日曜日、早速出かけました。初期の作品は抽象画やコラージュ油彩画の作品が多かったです。60歳ころにシルクスクリーンで印刷物の文字を陶に転写して焼成する立体作品を作られるようになりました。全く新しい発想です。陶による新聞や空き缶、広告チラシ、段ボール箱などが並べられています。ゴミ箱の空き缶は圧巻です。リアルなのですがよく見ると陶製なのです。実際に空き缶作品に触ってみられるところもありましたが、ちゃんと重みがありました。飲み口を覗くと空っぽです。正に空き缶。新聞紙も折り曲げられていますが陶製・・・そして段ボール箱にもびっ...三島喜美代未来への記憶展@練馬区立美術館

  • マット一つで心が晴れる

    台所の流し前のマットを、隣のお嫁さんが下さいました。「父の日のプレゼントに」と言って。主人はもう6年前に亡くなっているのにそういう口実で下さるのです。前のマットはもう長く使っていたものなので気を利かせて下さったのです。表面がつるつるしている花柄のマットです。汚れたら水拭きが出来る新素材マット。マット換えただけでなんだか気持ちが晴れやかに・・・・長く生きていると周りは古くからあるものばかり、時にはパッと新しいものに替えるとこんなにも晴れやかになろうとは、思ってもみないことでした。思いがけないプレゼントだったことも加味して晴れやかになったのだと思います。ありがとう!!マット一つで心が晴れる

  • 行雲棚

    久しぶりに行雲棚を出しました。鵬雲斎お好みの棚で、松、桑、梅、桜、椿などいろいろな材質で作られています。雲の形が透かし彫りされてます。風炉でも炉でも使える棚ですが何となく風炉の時期の方が使い易く感じます。そして今日貴人清次点前を練習しました。貴人さん役に座られた方は「お棚を真横からみるといろいろな材質色が見えて興味深いです」とおっしゃいます。貴人清次点前をお濃茶とお薄でしました。これは清次さん(お供さん)が貴人の茶碗等を取次ます。お濃茶とお薄では点前が少し違います。この違いもちゃんと考えると理にかなっていることが分かります。お点前はいろいろ考えられて作られた手順、「何故ここでこうするのか?」等しっかり考えると自ずと分かってきます。生徒の皆様はそう言うところを考え納得しながらお点前が出来るようになってきまし...行雲棚

  • 唐物茶入れの瓶子蓋

    唐物茶入れを使用するお点前をしています。我が家の唐物茶入れの形は文琳、蓋は瓶子蓋です。瓶子蓋の時は蓋を開けたらその蓋を返して置きます。瓶子というのはお酒を入れる徳利のようなもので細長く胴が張って口は小さい器です。神棚にお供えをするお神酒徳利の形。我が家の仏壇に似たような一対の瓶子があります。↑唐物でも瓶子蓋でないものはいろいろあります。美術館のカタログで調べましたら茄子茶入・漢作肩衝は瓶子蓋でした。そこでなぜ瓶子蓋は開けて置くとき返す…つまり蓋裏を見せて置くのか?蓋をしている時は瓶子は伏せた形です。蓋を返すと本来の瓶子の形になるからかしら?そして平に蓋が置けるからかしら?と。唐物茶入れの瓶子蓋

  • 自然光でお稽古

    普段稽古は日中でも明かりをつけてしています。「本来お茶室は暗いのよね」という話になって、試しに明かりを消して自然光で稽古してみました。午前9時半頃で朝日が20cmほど畳に当たっている時間体です。なんだか落ち着いた感じ、お点前さんの影が塗り壁にぼんやりと映っています。黒楽茶碗、茶入れ、風炉、建水が光っています。茶入れには庭・お客の姿も映っています。お客は逆光なのですが、お点前さんの姿は自然光で明るく見えます。お道具拝見は自分の陰で見にくく、返って丁寧に見ます。いつもの上からの明かりでなく、自然光では色々見え方、感じ方が異なるようです。自然光でお稽古

  • 宇野亜喜良展 @東京オペラシティアートギャラリー

    今日のNHK日曜美術館で「宇野亜喜良華麗なるイラストレーション」を見ました。90歳で現役イラストレーター・グラフィックデザイナーです。宇野氏の分かりやすいお話がとても良かったので早速見に行きました。笑わない少女・物憂げな表情の少女のイラストが有名です。会社や演劇・映画の広告ポスター、本の表紙、小説の挿絵、俳句からイメージした絵など幅広くてがけられています。いわゆる画家というより商業美術家です。今回200点以上もの作品が展示されていました。そのようなイラストも宇野氏が発想豊かに自身の考えを可視化したものです。細かく画面には人物のみならず動物や魚鳥等もびっしり描きこまれてるものもます。上のイラストは「恋する魔女」のもの。とにかく発想力・想像力が見事です。イラストの女性は皆物憂げでスレンダーでした。番組では友人...宇野亜喜良展@東京オペラシティアートギャラリー

  • 初風炉

    連休も明け今週は初風炉です。やはり半年ぶりの風炉ですからちょっとセレモニアルな雰囲気でしました。茶事の流れで懐石・炭手前は略して、濃茶をして続きお薄をしました。濃茶は各服点で、続きお薄に入ります。花月札で役を決めて濃茶点てる方、濃茶の正客役、薄茶を点てる方、薄茶の正客役…というように。風炉の柄杓は小さいので各服点を練るときひと杓で二碗分というのが少なく、再度お湯を加えていらっしゃいました。臨機応変で良かったと思います。その後、四畳半花月を楽しみました。最後正客と亭主の方の席の移動も上手に収まりました。初風炉

  • 傘寿茶事に招かれて

    新緑まばゆい五月晴れの良き日に上総一ノ宮で不白流の先生をしている高校時代の友人Aさん宅で茶事を招かれました。そして茶道はしていないけれども親しかった友人Kさんも加わり3人の傘寿を祝ってくださいました。私はAさんのお相伴でKさんと伺いましたが、私は恐縮しながらも正客になりました。立礼の席での茶事は初めてでしたが足は楽で嬉しいでした。流派は違っても源流は利休様ですから茶事の流れは同じ。先生をしているAさん社中の方がたが懐石・濃茶・お薄で、素晴らしいおもてなしをして下さいました。Aさんは茶道、華道、書、短歌、料理がお得意の才女です。懐石では「海老しんじょ」や「八寸」「お菓子」を手作りされ、どれもとても素晴らしいお味でした。懐石後にはお手作りの金粉が載っている美味しいお饅頭に美味しいお濃茶を、そして社中の方が作ら...傘寿茶事に招かれて

  • 胡蝶蘭

    昨年、母の日に隣の長男夫婦から贈られた胡蝶蘭が、今年花を付けました。しかも3個も‥‥まだまだ小さいつぼみがいくつかあります。今まで、2年目に花が咲いたことはありませんでした。カーテン越しに置いたのですが、今年は日の当たり方が良かったのか、水やりが良かったのか分かりませんが嬉しいです!早速隣に知らせましたら、お嫁さんからLINEで「お母さんが愛情込めて手入れしてくださったのでお花も嬉しくて咲いているんですね」と。その言葉でもまた嬉しくなりました。胡蝶蘭

  • 逆勝手

    向切逆勝手の、濃茶と薄茶を稽古したので、応用編として「内流し」「外流し」の稽古をしました。水指前に置く棗と茶筅を、「内流し」ではお客様が良くみられるように炉縁に流しておきます。お茶室によっては炉の左が板になっている部屋があります。「外流し」はその板に棗と茶筅を流して置きます。今回は長板や敷板を利用してそれらしく設えました。これ等のお点前ではお客様が棗や茶杓が良く見え、お点前をする方も斜めに向いてするので主客お話がしやすいです。お稽古も今まであまりしたことがないお点前をすると、皆様何か楽しそう・・・でした。逆勝手

  • 根津神社のツツジ

    気温がなんと26.8度にもなった今日、ツツジを見に根津神社まで出かけました。JR駒込駅ホーム脇にもツツジは沢山咲いています。そこからバスに乗って向ヶ丘一丁目で下車。交差点には根津神社の案内表示があり、それに沿って歩くこと3分ほどで着きました。大きな神社です。まずお参りをしてからお花見です。今年は早いそうでほとんどの木が満開、赤・ピンクが主で華やかです。黄色い花やオレンジ色の花も1,2本ありました。花は小ぶりでびっしりついています。サツキかツツジか見分けられませんがとにかく小山のような所に咲いていて階段を上って上から見ると素晴らしいでした。やはり同じ種類の花木がまとまって咲いていると見事です!災厄に会わないよう朱の鳥居のトンネルも歩き、帰りは根津駅からメトロで帰りました。根津神社のツツジ

  • 同期会

    私は高校時代に卓球部に入っていたので、大学も卓球愛好会に入っていました。愛好会ですから学外の卓球場(当時は大井町)で練習します。夏には軽井沢で合宿もありました。卓球の腕は下手でしたが楽しく過ごしていました。現代の卓球は別のスポーツのようで、その頃はサーブの技もありませんし、ラケットもペンホルダーが主流でした。その愛好会の同期会がありました。皆80歳前後です。亡くなった方も4,5人いらっしゃいます。地方にいらっしゃる方も‥その日は6人青山のイタリア料理店に集まり、いろいろと楽しく過ごしました。今も趣味で卓球をされている方もいます。後日、写真が送られてきました。素敵に齢を重ねてきた面々が写っていました。私は80歳を区切りにこれが最後の同期会かと思って参加しましたが、また来年もしましょうとのこと、元気に再会を願...同期会

  • ライトアップ木島櫻谷展 @泉屋博古館

    雲一つない快晴であったので六本木まで出かけました。気温も高く、Tシャツにブラウスを羽織ってちょうどよいくらいでした。この画家は「寒月」を以前に見てから注目していました。今回は「四季らんまん」と称して「雪中梅花」「柳桜図」「燕子花図」「菊花図」の四季の大きな屏風がズラッと展示されていて圧巻です。「燕子花図」屏風と言えば根津美術館にある尾形光琳の屏風が有名です。櫻谷の「燕子花図」屏風も金地に流れるように描かれている構成は似ています。青と草色の色も似ていますがガクの白が目立ってます。しかも胡粉が盛り上がった感じの白。後、得意の動物画が何点かあり、鹿やタヌキ、リス、イノシシ、ライオンの絵などもありました。何かのにおいを嗅いでいる鹿の表情はかわいく、毛並みは一本一本細く細かく描かれています。ライオンは昔見た竹内栖鳳...ライトアップ木島櫻谷展@泉屋博古館

  • 逆勝手点前

    今月は上級の方は【真の行台子】の稽古です。その他の方は八炉の稽古をしました。台子はそのまま置いておいて出来る稽古は何かしらと考え、逆勝手稽古にしました。風炉先屏風をいろいろな向きにして、まず【向切】の設えにして本勝手と逆勝手の稽古です。お点前する方の右にお客が座るのが本勝手。お点前する方の左にお客が座るのを逆勝手と言います。八畳をうまく仕切ってするのでお客様は窮屈な所に座ることになりますが、稽古なのでご勘弁を。逆勝手でお濃茶点前をしたことが今までありませんでしたが、やってみると中蓋とか中仕舞など色々出てきてつまずきながらも良い頭の体操で楽しく稽古できました。逆勝手点前

  • 学びが学びを産む

    裏千家の冊子「淡交タイムズ」4月号家元の巻頭言に私は『そうそう‥」と同感した箇所↓がありました。最後の〆の文です。【あることを一途に研鑽をしていくうちに学ぶべきいろいろなものが自然にやってくる】この文です。茶道でもお点前を何回もしているうちに、「ここはどうしてこうするのだろう?」とか疑問がわくことがあります。また他所のお茶会に行った時に使われていたお道具について調べたり、いろいろと知りたくなります。そして調べたりして新たな学びが広がっていきます。そしてだんだん深く学びたくなります。つまり学びが学びを産むことになります。茶道を長く学んできたお陰で、私はこの歳になっても学ぶ材料が沢山あることは幸せです。学びが学びを産む

  • 今年の花見

    3月末あたりから十何年ぶりに風邪をひいてしまいました。熱はなく今は咳だけが残っています。遅かった桜も開き、このところの気温で今週末が満開のようですが、今年は、隣の桜の木と、TVのお花見情報でお花見することにしました。隣の桜は孫が生まれた時に植えたもので、それが今は背も高く花も沢山つけています。毎年私は目黒川沿いの桜を見に行くのですが、TVでよく映っていますのでそれを見てお花見に行ったつもりにします。ちなみにこの写真は主人の最後のお花見・・・今年の花見

  • 娘の誕生会

    春生まれの娘の5X歳の誕生を祝いました。社会人2年目の孫が日本橋の某フランス料理のお店を予約してくれました。私、最近は日本橋あたりは行ってないので”おのぼりさん”状態です。一階にあるこのお店やはり洒落ています。コートを預け席に案内されます。大きな窓から外を歩いている人や車が目の高さで眺められます。テーブルセッティングにもワクワク感が。まず春色の飲み物、私はジンジャーエールで乾杯!あとは前菜・スープ・メインディッシュと続き、最後はワゴンケーキがきて好きなものをいく種類でも選べるのです。私は桜色のシフォンケーキとプリンを選びました。ゆっくり食事が進みいろいろお喋りしてなんと3時近くまでになってしまいました。社会人になった孫のおごりで、赤ちゃんから世話してきたこの孫もこんなに大きく立派に成長したこと感慨深かった...娘の誕生会

  • 貴人清次花月

    今日の稽古は途中お帰りになった方もいらしたので、4人で貴人清次花月をしました。四人では乞い札をすることが多いです。その練習にもなりました。私は貴人の札を取り、次客の方にいろいろ取り次いでいただき楽しました。しかし仕舞花に当たりました。貴人が仕舞花になったので札を持って点前座に。お供に方にお薄を点てて、貴人茶碗で仕舞付け・・・・”己が水”と言って自分の茶碗ではお湯は使わずすぐ水で茶筅通しします。お供の茶碗の仕舞付けもして敷き合わせに建水・供の茶碗・千鳥板を置いて自席に戻ります。思いがけず点前をする機会を得、立ち居振る舞いがピシッとは出来ませんでしたが楽しかったです。貴人清次花月

  • 朝倉彫塑館 @谷中

    NHK日美で朝倉彫塑館を取り上げていましたので早速出かけました。明治から昭和にかけての彫刻家”朝倉文夫”が、アトリエ兼住居としていた場所が会場になっています。兄”渡辺長男”がすでに彫刻家になっていてその兄を頼って文夫も芸大で彫刻を学びました。中に入ると天井が高く明るく広いアトリエにびっくりするほど大きな小村寿太郎の像が鎮座しています。大熊重信像や、松井須磨子像のほか女性像等が静かに配置されています。アトリエから廊下伝いに行くと中庭には大きな池があり鯉が泳いでいました。この池、「仁」「義」「礼」「智」「信」の五典石が配置されているこだわりのある池です。そして書斎や居住されていたお部屋がいくつも池を囲むようにあり、二階に上がるとまたそこにはいくつかの部屋があり、窓からは大きな池が見下せます。そして猫の彫刻があ...朝倉彫塑館@谷中

  • 濃茶二服点てるお点前

    一点前で濃茶を二服点てるお点前は、「大円之草」と「茶通箱」と「貴人清次濃茶点前」の3項目です。茶巾のたたみ替えや茶筅通し、中仕舞有り無しなどがそれぞれ違うのでその勉強のため今日は「茶通箱」と「貴人清次濃茶」を稽古しました。「大円之草」は2月に稽古しました。濃茶二服なのでお点前には時間がかかり、最後に建水をもって立つときに苦労される方も・・・・「茶通箱花月」や「貴人清次花月」もしたくなりました。おいおい稽古しようと思います。濃茶二服点てるお点前

  • 初炭点前

    今日の稽古は初炭点前から始めました。点前通りに炭を入れ、お香をくべて部屋全体に重厚な香りがします。次の方は茶通箱のお点前をしました。炉の火がだんだん赤々となってきて、お客様の席からもそれが分かります。我が家の炉檀は赤銅ですので、赤くなりつつある火が写ってとてもきれいです。黒と赤と枝炭の白の炉の中の宇宙!思わずシャターを押してしまいました。初炭点前

  • ひな祭り

    今日はお雛祭りの日です。昨日の稽古ではそれに因んだお道具を使って「総飾り」「流し点」の稽古等しました。お軸はお雛様の絵、お茶碗はお雛様、棗は津軽塗、蓋置はボンボリ、お棚は更好棚・・・・そしてお菓子はなんともかわいいお内裏様とお雛様です。総飾りでは最後に帛紗を飾り残してさらに華やかさがでました。お菓子はお内裏様とお雛様を並べると、「うわーかわいい」と歓声が。黒ゴマの目が何ともいろいろな表情を想像させます。「頂いてしまうのが申し訳ないよう」…と言われながらも皆様美味しく賞味されていました。お雛祭りはこの歳になってもなんだか楽しいです!ひな祭り

  • 名古屋旅の続き 名古屋城

    折角名古屋まで来たので、名古屋城を見ることにしました。地下鉄を降りてお城までの道を期待しながら歩きます。観光客も結構多く、また大勢の若い着物姿の女性や男性が、多分大学卒業の祝う会でもあったのでしょう。皆きゃぴきゃぴしています。日本晴れを背景にいよいよ天守閣が見えてきました。やはり圧倒されます。金のしゃちほこがキラキラと輝いていて、立派です!石垣のラインが美しくその上にそびえています。来る途中も石垣の積み方のすばらしさ、シャープな稜線に見とれてました。今では城の内部には入れないので、その横に立派な本丸御殿が建てられていて、中を見学しました。虎の襖絵でめぐらされた対面を待つ部屋、床に松を配した表書院・・等々、もちろんレプリカではありますが大層な御殿であったことは分かります。欄間や飾り金具などの意匠のすばらしさ...名古屋旅の続き名古屋城

  • 西田 俊英 展 @名古屋松坂屋美術館

    先日のNHKEテレ日曜美術館で「西田俊英展」を取り上げていました。西田俊英画伯は武蔵野美術大学を退官後、屋久島に一年間滞在し、原生林にいたく魅了されて「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマに壮大な物語を絵で表現されました。高さ3m長さ40mもの大作です。屋久島は雨が多く植物は大きく育ち、岩や石は苔がびっしり生えてまさに太古の原生林のようです。西田画伯が巨樹を前に素描されている様子もTVで写されました。巨樹と対峙していると自分は本当に弱いと実感「人間が人間に帰る」気持ちになると、そして涙まで出てくるとおっしゃっていました。その放送を見て私はその絵がとても見たくなり今日名古屋まで出かけました。やはり、混んでました。絵の大きさに圧倒され原生林の描写が大変丁寧に細かく描かれていて水辺には蟹やカエルなど、また苔...西田俊英展@名古屋松坂屋美術館

  • 朧月

    今朝5時半に起き、西の空を見ると【朧月】が見えました。朧月の概念は知っていましたが、実際にこの目で見たのは初めてと思います。♬菜の花畑に入日うすれ・・・♪の歌に出てくる♬さながらかすめるおぼろ月夜♪です。昨日までの雨で靄がかかって空全体がかすんでるところに見える月・・しかも今日は月齢17.2、満月に近い朧月!幻想的でした。「あーこれが朧月なんだわ」と感激!!79年間生きてきて今日が初めて見る、というか認識した朧月!ネットで調べると昼夜の気温差の激しい時に起こるとあります。昨日が雨で大変寒い日でしたが、今日はだんだん暖かくなりそうです。水分が多く含まれた空で気温差があったので靄や霧が出来たのかと納得しました。ちなみに6時前再び西の空を見ましたがもう朧月ではありませんでした。良いタイミングで見られ嬉しかったで...朧月

  • 職人技のすばらしさ

    今日の稽古で茶通箱をしました。桐の茶通箱に2個の茶器を入れてするお点前です。お道具の拝見の時、茶箱をじっくり拝見されている方がいらっしゃいます。特に模様もなく桐の素地だけの箱です。そしてその方が言われました。「木釘と木組みで作られているのですね」と・・・・よく見ると蓋上に16個の木釘が見えます。身のほうにも木釘がいくつもあり、木組ではめ込まれた箇所も見えます。茶通箱をこのように丁寧に拝見したことはありませんでした。目から鱗…とはこのこと。この歳になって大いに私は反省しました。木釘と言えば先日NHKTVで、瑠璃光寺五重塔の修復工事を放映していました。その時檜皮葺の屋根工事の宮大工の方が木釘で檜皮を止めるとおっしゃり、口の中に木釘を沢山ほおばりそのくぎを一本ずつ出して打ち付けておられました。私は「すごい!」と...職人技のすばらしさ

  • 指導方法

    今朝、TVで野球選手や、バスケットボールの選手などの今風の指導法について昔とずいぶん変わってきたことを言っていました。昔は根性とか厳しい練習などで選手を鍛えていましたが、今は科学的な指導です。ビデオで選手の姿を見せてもう少し肘を上げてしたらどうか等可視化で納得させて改善する指導方法です。茶道の世界でも私が若い頃は先生の言われた通りに稽古していました。稽古が上達するには”素直さ”が一番と言われていました。たとえ疑問があってもそのまま心に留めるといったことでした。稽古していくうちに分かるという感じで、それはそれで正しかったと思う面もあります。同門の先輩の方に分からないことは教えて頂いたことも多かったです。今は生徒さんはどんどん質問されます。「この間、教えて頂いたことと違いますが・・」と言われて私のミスと気づき...指導方法

  • 写経

    2月は母と、主人の命日の月です。ふたりとも寒い時期に旅立ってしまったのです。2月になると何だか寂しくなります。そこで薬師寺東京分院に行き、般若心経を写経してきました。墨をゆっくりすって、般若心経の意味のプリントを読んで書き始めました。260余字を前半は母の事を思い出しながら、後半は主人のことを思い出しながら書きました。良い思い出しかありません。そして結局「ありがとう」という言葉ばかりです。約一時間かけて書き上げました。正面には薬師如来様が鎮座されていて、書き終えた写経はお香にかざしてから納めます。帰りは写経の余韻からか混雑した電車で帰る気にならず、五反田からバスで、座って渋谷までゆっくり街の景色を楽しみながら帰りました。写経

  • 巣鴨とげぬき地蔵へ

    だいぶ前に友人を誘って行こうとした時、友人が「おばあちゃんの原宿でしょ。行きたくない」と言われてしまいました。でも昨日行ってみたくなり巣鴨に降り立ちました。大変な賑わいです。”地蔵方面”の案内のほうに出ると広い道の両側がアーケードになっていて、その屋根が太陽光発電のパネルがズラッと載せられています。豊島区すごい!と思いました。地蔵商店街の両側はいろいろなお店が並び、塩饅頭のお店は長蛇の列です。赤い下着を売っているのお店もあります。高齢者用の衣料品のお店も漬物のお店、地方の食品を扱うお店等、この商店街が驚くほどずっと長ーく続いてます。時間によって車が来なくしてあるので安心して散策できます。途中にお目当てのとげぬき地蔵と称する高岩寺がありました。お参りして出ると、そこに行列している人々がいます。洗い観音様にお...巣鴨とげぬき地蔵へ

  • 庭仕事

    寒い日々ですが、紅葉や蝋梅の枯れ葉があちこちの落ちていたのできれいにしました。また菊の枯れたものなども…小一時間ほどの仕事で45Lのごみ袋にほぼいっぱいになりました。驚いたのはこんな寒さの中蔓桔梗が一輪咲いていたことです。咲く時期を間違えたのか、暮れに蔓桔梗のつるを大分切ってしまったためか?小さいながらも凛ときれいな青紫の花、けなげで綺麗です。紅梅もほぼ満開、蝋梅も少し咲き残っています。センリョウはとても長く実を付けていて鳥がちょいちょい食べに来ます。茶花の椿は花付きが悪く、蕾もまだ堅いです。庭仕事

  • 行之行台子

    教室の皆様熱心にお稽古に励んで下さっていて、みな上級のお点前が出来ます。そこで炉の期間に上級以上のお点前をどんどんしようと考えています。私も今年80の大台になるので、できうる限り奥伝のお点前を皆様にしっかり稽古して頂こうと思います。そこでまず1月・2月は「行の行台子」の稽古です。長いお点前なので一日に3人までの方に奥伝の稽古、後の方は竹の台子で薄茶点前やお濃茶点前をしてもらいました。3月以降も大円草、真の行台子、大円の真と順々に稽古していこうと思います。お教えする責任もありますから頑張ります!行之行台子

  • 満月

    今朝、いつものように5時半に起き襖を開けるとなんだかとても明るい。本棚に飾ってある写真もしっかり見えます。そして窓の外を見たらくっきりと満月が煌々と輝いています。月の光ってとても明るいのですね。晴れているのか濃紺の空にくっきりとまん丸のお月様が。「お月さまー」って叫びたくなりました。朝刊を見ると月齢14・6月の入りが7時16分とありました。そう言えば日本で打ち上げた月探査の宇宙船が無事月に着陸したというニュースがありました。あーあの月のどこかにそれがあるのだわと。また昨年のお茶会で床の間にかけた“吾心似秋月”を思い出しました。お月見にぴったりの秋の月のような心でありたい・・・・というような意味です。清らかで明るく美しい月のような心・・・・まさにそうありたいです。満月

  • みちのく いとしい仏たち @東京ステーションギャラリー

    久しぶりの雨ですが午後から上がるというので東京駅まで出かけました。この展覧会、チラシを見てこの仏さまたちに会いに行きたくなったのです。みちのく(青森・岩手・秋田)のお寺に伝わる民間仏様たちです。運慶や快慶など有名な仏師によって作られた仏像とは全く違います。みちのくでは自然環境が厳しく林業や農業漁業など大変苦労な土地柄です。そこで村に小さな祠(ほこら)お堂に仏師でもない木工する人々が仏像や神像を彫り、祭ってよりどころにしていたそうです。とても素朴で拙さの残る仏様たちは威厳さは全くありません。優しい目、穏やかな表情で笑みも浮かべています。お不動様も怖いイメージで彫られてますがユーモラスさを感じさせます。村人と同じ目線で守って下さる感じです。仏様たちのお顔も「あーこういうお顔の方実際身近にいらっしゃるわ」と思わ...みちのくいとしい仏たち@東京ステーションギャラリー

  • 新春コンサートに

    東京都後援のコンサートに行きました。日中の気温が7℃、とても寒く北風のある日でしかも夜。出かけるのはどうしようか迷いましたが完全防寒して出かけました。都が主催する中学生作文コンクールの表彰式も兼ねています。第一部ではその表彰式や優秀作品のご本人の朗読もありました。「東京の食」が今年のテーマだったそうです。エシカル消費という言葉初めて聞きました。第2部はコンサート。千住真理子さんと若手のアーティスト3人の演奏です。クラシックが主で私の好きなショパンの「英雄」はじめ、椿姫歌曲の「乾杯の歌」、ピアノ演奏ラフマニノフのプレリュウード、バイオリンで「愛の喜び」「愛のあいさつ」そして最後は「ツゴイネルワルゼン」の圧巻の演奏でした。歌曲は男女お二人のメゾソプラノ・テノールの熱唱。ピアノの方はずっと伴奏やご自身の演奏で大...新春コンサートに

  • 書初め2024

    月一回の書の稽古日です。先生が亡くなられたあと自主グループでしていますが、徐々に人数が減り今は3人です。今日書初めをしました。「雲外蒼天」…・将棋の藤井聡太さんが八冠をおとりになった時におっしゃった言葉です。この言葉を書初めすることに暮れのうちに決めました。それぞれ自分でどういう書体で書くか、紙の大きさはどうするか等、自由に書きます。私は楷書は上手下手がはっきりと表れるので苦手、草書で書きました。予め書体の辞書で調べて6Bの鉛筆で練習をして出かけました。何枚か書いて良いと思ったものに赤の印泥で印を押すと作品になります。私は時間が余ったので「雲龍」と干支にちなんで書きました。書き終わってそれぞれの作品を並べて鑑賞会です。色紙に書かれた方や楷書で書かれた方もいらっしゃいます。月一回の稽古ですが三人にとっては貴...書初め2024

  • 長女との昼食会

    長女は暮れから風邪をひいて高熱が出ていて正月にも来られませんでした。今日、回復祝いと称して一緒に昼に外食をしました。孫もついてきて3人で昼食をとりました。休日でしたので早目に待ち合わせ、デパート9階のレストランに入りました。窓から富士山がくっきりと見え嬉しくなりました。一人づつ大皿に肉料理・サラダ・赤米が彩りよく盛られているものを選びました。量が多かったですが皆と話しながら頂くと美味しく、ほぼ完食しました。病み上がりの長女も完食していたので安心しました。デパート内を散策した後、駅近くのお店でケーキと紅茶を頂きここでも2時間近く話してしまいました。孫は昨夜作ったというチョコレートがサンドされたクッキーを持って来てくれました。この孫は料理がとても上手です。こんなにゆっくりいろいろ話すことが出来、楽しかったです...長女との昼食会

  • 初釜2024

    暖かい晴天の今日、初釜をしました。今年は年明け早々惨事のニュースが飛び込んできて、胸が辛くこんな時期に初釜などして良いかしらと思いました。一寸先は本当に分からないこの世、であるならば出来るときにすると決め、皆様にはこんなご時世に初釜が出来ることを有難いと感謝の気持ちでしましょうと言いました。まず初炭手前をして頂きました。その後川崎大師の甘酒を持って来ていただいたのでそれを美味しく頂き体が温まりました。今年は員茶之式で皆様が順に初点してお薄も頂くことをしました。十人全員が行うとやはり時間もかかりました。途中で建水を変えたりコロナの続きですからお茶碗を洗ったり茶巾を変えたりして中断、そして再開しました。目付・札元の係の方もきれいに札を並べられお役を立派に果たされました。その後手製のちらし寿司と果物を頂きました...初釜2024

  • 2024正月

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。1日、2日と長男・長女の家族が年始に来てカキフライ等でおもてなしをしました。長女の孫たちは寒がりやでガスストーブが気に入って食後はその前ですわってお茶を。なんだか懐かしい雰囲気。次の日は長男一家が来てやはりカキフライ等でおもてなしをしました。その後4日が誕生日の孫のお祝いで、ケーキをみんなで頂きました。中学一年の孫ですが背は私を越えてこれからまだまだ伸びるでしょう。長男一家はスポーツ一家で、皆バレーボールをしています。そして今日3日は近くの氏神様にお参りしてきました。舞台では笛や太鼓の演奏があり、古いお札を燃やすため焚火もありました。これで2024年の新年の私の行事は終わりです。明日からは初釜の準備に取り組みます。2024正月

  • 2023大晦日

    今年も大晦日を迎えました。主人が亡くなって一人で迎える5回目の大晦日・・・・もう5年も経ったなど考えられません。しかし自分の白髪頭をみるとそうかなと思います。お葬式の写真を見るとまだ黒い髪です。5年で8分ほど白髪になりました。やはり5年も経ったのだと納得します。今年も風邪一つひかず元気に過ごせたことは良かったです。これは睡眠を十分とって食事も三度三度美味しくいただき、ウオーキングもして規則正しい生活が出来たからかと思います。又茶道が張り合いになっていたことも。楽しく張り合いがあることは大切!遠州流の当代お家元の本に茶道を学ぶ目標を、①お茶を楽しむ②学ぶ心③生きがいとなるをあげていらっしゃいました。②の学ぶ心は書物を読むばかりでなく、先生や先輩、後輩、自分より年上の人の姿から生き方を学ぶということもと補足さ...2023大晦日

  • 恒例のお先参り

    今年も明治神宮にお先参りをしてきました。お先参りをする方が年々増えているような気がします。外国の方も大勢いらっしゃいました。元旦には長い行列ができるので、高齢者の私はお先参りが恒例になってきました。お参りの後宝物殿の方まで歩きましたが、休館でした。そこで、そのそばにある自販機で温かな缶お汁粉を買いました。むかし主人とお先参りをした時もここで缶お汁を買って芝生に座って飲んだものです。ちょうどよい温度のお汁粉、美味しく元気が出ました。今年のお礼と来年の無事、健康を祈念し、神宮の大きな樹木の下を歩き森林浴も出来、清らかな気持ちになりました。恒例のお先参り

  • X'Mas Card

    今朝、新聞を取りに行くと新聞と共に封書が・・・・「ばばちゃんへ」と書かれています。隣の孫からのX'MasCardです。開けるとなんとその柄がすごい!野点していて、お客様は大勢の小人のサンタさん。茶道をしている私のために選んでくれたCardです。良く見つけてきたと感心しました。中には家族がみんなで寄せ書きし、イラストも。嬉しいクリスマスの日でした。ちなみに右のカードも娘のほうの孫からのものです。私が猫好きなので選んでくれたそうです。孫たちも大きくなりいろいろ予定があるのですが、午後にお嫁さんと高校生の孫がケーキ持参で来て一緒に頂きました。X'MasCard

  • Holiday Seasonの過ごし方

    お正月まであと一週間、お正月休みを含めれば10日ほど私にとっての休日となります。一人暮らしになって5年目。暮れだからと言って大掃除をしたり、買い出しに行ったりはしなく、平常通りの生活をしようと思います。むしろお茶の稽古日もなく自由な時期!有効に使いたいです。年賀状も書き終えたので、昨日は図書館で休み中に読みたい本を借りてきました。長い小説はこの頃ちょっと苦手。エッセイ―や生き方本,詩集、それに茶道の本も加えて‥‥詩集は気に入った詩を筆で書くためです。書の稽古でも今は高野切れ第三集を2回目稽古していますので墨が余った時に気に入った詩や、短歌俳句などを書きます。また、暮れの町の賑やかな雰囲気にも浸りたいし、お正月には長距離ウォーキングも計画しています。もちろん近くの神社にも参拝へ。子供たち一家も来ることですか...HolidaySeasonの過ごし方

  • 稽古納め 2023

    今日稽古納めをしました。一年間お世話になった茶筅を薄茶で茶筅荘で供養しました。皆様でお薄を頂いた後は炉縁の周りに集まって般若心経を唱えて終えました。そして今年の漢字をそれぞれご披露、その漢字を書いたご由緒を聞きました。その後早目ですが年越しそばを頂き2023稽古納めが無事終了!稽古納め2023

  • 日々の積み重ね

    2023年もあと半月・・・・カレンダーを見てつくづく思いました。えッ、こんなにも沢山の日々を過ごしてきたのかと。元旦から桜が咲いた春、猛暑の夏、いつまでも暑かった秋、そして師走。確かにこのように2023年の毎日を過ごしてきました。今年は春には生徒さんが茶事や還暦茶会にご招待頂きました。秋には立礼茶会をして大勢のお客様に来ていただきました。茶友からのお茶会にもまいりました。お茶三昧の年と言っても過言ではありません。ですから私の今年の漢字は【茶】です。カレンダーを見て、一日一日の積み重ねで今日まできました。一日は貴重です!改めて日々大切に過ごさなければと・・・日々の積み重ね

  • 横浜赤レンガ倉庫へ

    12月のわりに晴天で暖かかったので横浜まで行きました。みなとみらい線の日本大通り駅で下車。気持ちよく歩いて行くと海が!船も見えます。横浜グランドインターコンチネンタルのケーキを切った形の建物も見えます。大観覧車も。広々とした海に面した象の鼻パークを歩いて橋を渡って赤レンガ倉庫に着きました。外観がまさに倉庫・・しかし中に入って驚きました。二階はお店がびっしりとあり、若い人には魅力的なものがいろいろ売っています。ウィークデイなのにすごく混んでいます。いろいろお店を見てまわり、すごく楽しかったです。青空に倉庫の赤が美しく、また横浜を一人散策しようと思いつつ帰りました。横浜赤レンガ倉庫へ

  • 会記の大切さ

    茶友のご自宅でのお茶会に行きました。「早変わりの趣向で」とご案内にはありました。席入りすると大きな素敵な土瓶がデンと点前座の右に置かれて炉縁は桑。広間ですが台目席の設えになっているのです。鐶付が華奢な肩付釜がどっしりと据えられています。お軸は「釣り狐」の絵に歌が遠州文字で流麗に描かれています。お花はお庭の椿。お菓子が二種ありますが一つは四角い薄焼きのお煎餅…これは狐の好物なので見立てて仙台から取り寄せられたそうです。お薄も高麗のお茶碗で美味しくいただきました。そしていったん席を出ます。二席目の入ります。前とすっかり違った設えです。お軸もお花も香合も点前座には四方棚が。炉縁も塗物に変わっていました。正にこれが「早変わり」の趣向でした。一室で二度楽しめる趣向です。コロナ後ならではの苦心のご趣向。お軸は「払子頭...会記の大切さ

  • 大坂 藤田美術館

    中之島美術館に行ったついでに藤田美術館にも行きました。大阪は土地勘が全くなく、地下鉄も全く分からないので中之島美術館からタクシーで行きました。この美術館にはずいぶん前にも一度行ったことがありますが、まったくの変わりようです。前はお蔵のようなところが展示室でした。しかしその時曜変天目が出品されていて、「懐中電灯で見ますか?」と言われ懐中電灯の明かりを照らして見せていただいた覚えがあります。今は明るい新しい建物に変わっています。切符売り場はありません。現金ではだめで係員の方にクレジットカードから1000円入館料として引き出されました。キャッシュレスです。違和感も覚えつつ、もうそういう時代なのかと驚きました。いろいろスマホを当てると説明がされたり写真が撮れると説明を受けて中に入ります。中はうす暗く3室で、絵画、...大坂藤田美術館

  • 長沢芦雪展 @大阪中之島美術館

    NHK日曜美術館で11月26日「シン芦雪」を見ました。芦雪と言えば和歌山の無量寺の「龍」・「虎」襖絵を思い出します。前にも「応挙と芦雪」展(2006年)や「とら・虎・トラ」展(2013年)でも見ていますが、またあの迫力ある「虎」「龍」に会いたくなり大阪まで行きました。中之島美術館は真っ黒な四角い建物…中に入ると「ターナー展」もやっていたのでチケット売り場は長蛇の列!芦雪は応挙に師事して初期はきちんとした花鳥画や人物、動物画を描いています。描写が写実的で丁寧に繊細に描かれ美しく素晴らしいです!しかしそれに飽き足らず、大胆な発想と構図で独自の芦雪ワールドを展開していきます。期待していた「虎」の襖絵が前期展示で見られませんでした。残念!!しかし「龍」」の方は見られ、迫力感を堪能。「牛図」や「群猿図」も楽しめまし...長沢芦雪展@大阪中之島美術館

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