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  • 嗜み

    「たしなむ」と言うのは「その技芸を身につけている」という意味で、教養人がある程度モノにした、披露する価値のある芸事なのが普通の捉え方である、 アマチュア(愛好家)と言えるのは、本職ではないが一つの文化に関わる一員の姿勢を持って、筋道を踏んで取り組む人だろう、楽器演奏では誰かの耳に入れば、聴かれるに値する演奏にしようと意識する、古より引き継がれた文化は誰であれ大切にしたいもの、筋道も踏まず我流遊びの...

  • 2つのドップラー効果

    音波や光のように「波」を発するものが遠ざかっていくと波は引き伸ばされる、サイレンを鳴らす緊急車が目の前を過ぎ、遠ざかる方向になると音程が下がる、 また宇宙膨張により遠ざかる遠くの銀河は光の波長が延び、色が赤くなる赤方偏移を起こす、どちらも結果的には同じドップラー効果と言えるが、その起き方が違う、普通、緊急車は道路を走って(空間移動して)遠ざかるが、遠い銀河はその居場所である空間が延びて遠ざかる、こ...

  • you tubeでも人気のテレマン

    今はyou tubeに、古楽奏者によるゲオルク・フィリップ・テレマンの曲が数多く挙がっている 、こうして見るとバッハ・ファンには申し訳ないが、「楽しさ」で言うとテレマンが現在も人気第1位に思えてくる、奏者にとっても演奏する楽しみがありそうだ。 始めに、耳清めの意味でテレマンのトランペット協奏曲ニ長調TWV 51:D7を聴く、これは純粋なバロック趣味の作風で、trpはN.エクルンドの名演、you tube:Georg Philipp Telemann: ...

  • 電源ケーブルと電源ノイズ

    オーディオ・アンプ等の電源ケーブルは必要な電力を送るだけが役割で、音質云々には関係ない、付属のケーブルで十分余裕の許容電流であり、これ以上、大袈裟なケーブルに替える意味はまったくない、それでも『電源ケーブル試聴会』なんてやっているのだろうか?^^これが売れているのは、良くなると信じるマニアがいるのだろう; 上級のアンプは背面に接続部が設けられ、電源ケーブルを替えられるが、接続(接触)箇所が増えるより...

  • 地下鉄好き

    鉄道ファンにも種類が分かれる事は知られている、乗り鉄、撮り鉄、模型鉄はじめ、車両に興味があり、型式を憶えている人、鉄道関連品のコレクターなど凝り方はじつに様々、刑事ドラマ「相棒」の鑑識:米沢守役でお馴染みの俳優 六角精児氏は本当に「乗り鉄」なのだそうだが、ドラマ中でも鉄道好きの役どころだった、今はnhkの「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」という鉄道番組に出演中で趣味と仕事が一体化、マニア風なキャラでそれ...

  • まちなか寄席 2

    昨日は今月のお楽しみの1つ「関まちなか寄席」に行ってきた、会場は前回と同じで車で40分弱の所、前回の記事:まちなか寄席今回は春風亭昇太、松尾貴史の二人会で両人とも楽しみだった、チケットは発売初日に売り切れたそうだ。 岐阜県関市は刃物の街としては有名だが、ひっそり静かで、まさにローカル色豊かな印象が強く(って言っちゃ叱られるか;)、そこにお笑い界のトップで多忙を極めるであろう人達が今まで何人も来ている...

  • 楽譜を見ないで弾く

    楽譜を見ないで弾ければ、「暗譜できた」と言われがちだが、演奏が途中で止って続きがどうだったか思い出せないのは、本当の暗譜ではなく、指の動作感覚で憶えただけの「手憶え」だからである、(よくわからないが、反射神経だけで憶えた状態だろうか、繰り返しやった事は手が勝手に動くようになる、)途中で止るくらいなら楽譜を見たほうがよい、良い演奏さえ出来れば、楽譜ありでも何も問題ないのだが、今も演奏の場では「あんぷ...

  • オクターヴ弦を元に戻す

    先日、バロックluteで6コースのオクターヴ弦をナイロン釣糸に替えて、落ち着いた音になる、と書いたばかりだが、「リュート:6コースoct弦を釣糸に」舌の根も乾かないうちに、もとのNG弦に戻した; ナイロン釣糸が「落ち着いた音で良い」と思ったのは一時の錯覚で^^; やはり音が鈍すぎて「安もんくさいな」という感じ方が強くなってきた^^;少し時間を置いて冷静にならないとわからない、やはり音の善し悪しを決めるのは聴覚よりも...

  • K.ベーム:Brahms Sym No.4 【LP】

    かつて、ブラームスのSym No.4に親しみだした頃、数枚レコードは持っていたが、カール・ベームとVPOが一番良いなと思っていた、どういうところが良かったのか、今聴いてもわかるかどうか?超久しぶりに廻してみた。 音は幾分厚みが足りないが、DGらしいまとめ方である、HiFiサウンドとか、立体感のある・・云々じゃなく、演奏内容を明確に伝える、伝統のマスタリングに思う、ベームの演奏は強弱幅を大きく取り、弱奏音も筋の通っ...

  • 緊張との闘い

    緊張という敵は、闘って勝てるもんじゃない、味方につけるのが良い、 かつてクラギを始めて間もない頃、小さな発表会で簡単な曲でさえ、ガチガチになって指が自分の指じゃないみたいに動かなかった、人の目がいくつも前にあるというのは恐ろしい、誰もが初めはそうだと思う。その後も発表の場では弾けないというのは当り前だった;「ノーミスで弾けるだろうか」などと考えると余計にダメ^^;雑念は集中を妨げる;大事なのは人目の...

  • 刻一刻と・・

    時計の秒針を見ていると、ついさっきは10秒だったのが、今の瞬間は20秒・・過去の

  • デパートの記憶:総集編

    2月にも書いたが、岐阜県で唯一残っていた百貨店「髙島屋」が7月末で閉店する(開業は昭和52年だった)、 いつもこのデパ地下で馴染んでいた大判焼き(御座候)を一昨日家内が並んで買ってきて、髙島屋の包装紙に包んであったのが名残惜しい。もっと古い話になるが、子供の頃、デパートに連れてってもらうのは田舎暮らしだけに大変楽しみだった、昔は岐阜市街にも百貨店は数件あって、その周辺は商店街、映画館も建ち並んでいた、...

  • リュート:6コースoct弦を釣糸に

    この13コースluteは先日、1,2コースをNG弦からGamutのナイロン弦に替えて、最適な鳴り方になった。 あと1つ気になっていたのが、6コースでオクターヴ弦(NG弦)が「パシャン」と目立って鳴りやすい事、たぶんリュート用のナイロン弦に替えても大して変わらない、そこで音が鈍くなる、釣糸のナイロンを試してみた、前に買ったナイロン糸、10号で1000mもある(絶対余るので、使う人に分けたい^^;)必要な分だけ切って、重さと長さ...

  • 1℃の違い

    新しいエアコンは0.5℃単位で温度調節が出来るが、楽器部屋のエアコンは13年経つ旧型で1℃単位である、 26℃だったのを25℃にすると随分下がった体感で、部屋に入ったとたん、「25℃」だなとわかる;快適温度付近の温度差には敏感;この付近の1℃の違いは僅かなようで、エネルギー差は大きい、一方屋外で、35℃が36℃になっても、とにかくやたら暑い、としか感じない;日差しや湿度によっても体感温度は変わる、温度設定を25℃にすると、除...

  • Mozart:古楽器 flとobによる協奏曲 K 314

    モーツァルトのfl協奏曲No.2ニ長調とob協奏曲ハ長調は同一曲:K314だが、先に書かれたのはob協奏曲でfl協奏曲No.2はその編曲になる、fl協奏曲No.2の依頼主に旧作の編曲だとバレて作曲料を値切られたとか; 両曲ともモダン楽器による演奏は多々あるが、flトラヴェルソ、バロックobによる演奏は極端に少ない、これら古楽器による演奏は掛け替えのない魅力なのだが、演奏は難しいとされる、手持ちにはflトラヴェルソの演奏で、有田正...

  • 休むとどれだけ腕が落ちるか

    楽器の練習を一週間ほど休む事もよくある、もうそろそろ練習しなきゃ・・とあまり追い詰めても精神衛生によくない;1週間程度の休みなら、すぐ取り戻せる、ギター時代に1か月くらい入院したときがあるが、再開したとき、いつも手にしている感覚が無かった;しかし2週間もあれば感覚も戻ってきた、 2018年度に自治会役員をやったとき、ほぼ毎日バカみたいに仕事があり、1日に3回出向く日もあった;こんな町内ほかにあるだろうか?...

  • 過剰スペックを削る

    かつては、ステレオ機でメーカー品の評判の良い物を買ったり、真空管アンプを試したり、周辺材を揃えたり、いろいろ注ぎ込んだが;スピーカーを自作した頃から方向が変わった、オーディオ店には行かず、電材店に行くようになった、今はこういう電材店も低迷ぎみだろうか? 皿に入れてレジへ行くのがお決まりこれ以上、高価品を使っても変わらない

  • 頑張っては出来ないけど

    うちは夫婦ともに心療内科に通う身で、「子が結婚して孫もできた・・人生一通りやることは済んだ」という、悠々自適な老夫婦にはなれないが、それなりに平穏な日が1日でも多ければありがたい。 長年、楽器を手にしているが、進歩するには気力と労力が要る、そう頑張ってはできないので、尻に火が付くような計画はしない;しかし、やるからにはゆっくりペースでも積み上げのある結果に持っていきたい、これだけは捨てたくない;無...

  • オーディオ界に明日は無い

    you tubeを見ていると、いわゆる従来的なオーディオファンらしい投稿もあれば、常識と思われていた事も「無駄」と一刀両断する投稿もあり落差が大きい、オーディオ界そのものが終焉する、という話もあって面白い、 you tube:もうとっくに終わっているオーディオの世界まあ、こういう見方もできるかと思うが、確かにオーディオ最盛期から殆ど技術は変わっていない、少なくとも自分が生きているうちは、機材は存続して使っているだ...

  • 音階練習と課題曲

    ピアノのハノンは両手でオクターヴ並行しながら弾くが、左手と右手では使う指も違うし、指くぐりの箇所も違う、これを1箇所も間違えず弾ける練習というのは筆者から見て拷問のように思えるが;;鍵盤を弾くかぎり一生もの?のトレーニングだとも聞く、一方「ハノンをやらずともピアノは弾ける」との見解もあるが、実際の曲でもオクターヴ並行は出てくる、そこをよく練習すれば弾けるようにはなるだろう、ハノンをやっておけば新しい...

  • 電線病

    オーディオ趣味でも、メーカー品を買い替えてはあれこれ組み合わせを試す、という人もあれば、自作したり機器内部まで手を加える工作派もある、揃えている機材を見れば一目でわかるだろう、 まず、スピーカーケーブルについて、大電流が流れるわけでもない、わずか1.5m前後の短距離に太いケーブルを使うというのは、電気工学的にも奇妙な光景である;ケーブルは損失なく(低抵抗で)電気を送るのが役割で、ケーブルの素材(銅線の...

  • 期待に応える演奏を

    岐阜のギターサークルによる演奏会(フェスタ)は今年、7月20日(土)に行なうこととなった、第1回が2000年だったので、25回目になる、 →拡大会場は第3回以降は定着して、ギター、リュートがよく響く、良いホールである、サークルが発足した頃に生まれた人が、新メンバーになっているかも?;初期からのメンバーもそれくらい若かったが、今や白髪まじりの年代^^;しかし不思議にそんなに時が経った実感がないのである?こういう場...

  • 心理効果による錯覚

    過去、職場仲間にオーディオに嵌まった人がいて、「銀ハンダを使うと音が良い」と言っていたが、銀ハンダで接続したのは自分で出来る外部箇所のみである、機器内のハンダ付けを全て銀ハンダで付け直したわけではない;回路の引き回しのごく一部を良材?に替えて「良くなる」などあり得ないと思った、 元々銀ハンダを使う意味は無く、普通のハンダで十分;カートリッジとアーム内の導線を繋ぐ、2cmほどのリード線にも超高級品があ...

  • どんな楽器も歌うように

    思えば手元には撥弦楽器ばかり、それでも歌うような演奏を常に意識する必要がある、ピアノなど鍵盤も同様、旋律楽器が1つもないので、ABS樹脂のアルトリコーダー(バロックピッチ A=415hz)を取り寄せた、樹脂製で A=415hzを出しているのはゼンオンだけなので選択の余地はないが、意外に木製風な良い音がするv *以前、木製のバロックピッチを持っていたが、本格的にやる事はないので売却した、昔、一度は憶えたフィンガリング(音...

  • 白いウルフ

    昭和の記憶になるが、大相撲の話、今年の3月場所、急に頭角を現わして、110年ぶりの「新入幕優勝」を成し、相撲ファンを湧かせた尊富士だが、怪我で5月場所は全休、名古屋場所では十両(たぶん2枚目)に下がっての出場となる、実力者なのですぐ再入幕すると思うが、こんな彼を見てふと思い出したのが、元関脇:益荒雄(ますらお)である、 Wikipedia:益荒雄広生当時横綱で君臨した千代の富士が「ウルフ」とあだ名されたのに対し...

  • Digitalアンプ:アナログ盤試聴

    1734円のデジタルアンプを使って、今度はアナログ盤を再生してみた、接続はこのとおり、 プレーヤーは中古、スピーカーと昇圧トランスは自作、デジタルアンプとフォノイコライザーは最低価格帯、ローコストに徹し、ちょっと贅沢品はカートリッジ:AT33PTG/Ⅱのみ、フォノイコライザーは過去に買い置きしたもので今も出ている、設計:ドイツ、製造:中国だそうで、2439円だが、SN比の高い優れものである、高域が強いバランスなので...

  • リュート:絵画に見る改修の痕跡?

    百聞は一見にしかず、詳細に描かれた昔の絵からの情報は大きい、先日の「古色仕上げ」で取り上げたリュートの絵だが、アップで見てみると、かなり詳細で推測できる事がある、 → 拡大人物はただ持っているだけ、弾いているところではない、表面板はかなり年数が経ったようで古色化しているが、ネックとの繋がり部分ほか、色が明るくなった部分がある、描かれた時点では12コースのダッチヘッド型だが、前は11コースだったかもしれな...

  • 1734円のデジタルアンプ

    TV両脇のSP用にと取り寄せたデジタルアンプ、簡易なシステム向けだが、本体1734円でサイズは120×80×38mm、重量190gという、ちっぽけなものだが、トーンコントロールが付いている、DC12v電源アダプターは余っていたのが使えた、(電源アダプターが本機と同じくらいの値段である) ちょっと先般の記事を思い出して:オーディオ解説動画うちのメインシステムではDENONのプリメインPMA-600NEを使っているが、このデジタルアンプはどん...

  • 「元気出しなさい」と言うのは無意味

    うちは長年の心労が元で、夫婦共に心療内科にかかっている、共通の薬もあり、持って出るのを忘れたら家内のを分けてもらったりする、慎ましくもとりあえず普通に暮らしていられるのは、医療や福祉のおかげで、障害持ちの子に医師、看護師、ケースワーカーの人達が皆、親身になって対応してくれるからで、本当に有り難い、国の方針は切り捨て方向で、医療福祉機関や従事者の人は負担が大きいと思うが、それでも頼れる人がいる、とい...

  • 有用な弦(2)

    この13コースluteの高音はくっきりした鳴り方で、和音の色合いもよく聴けるのだが、 1、2コースにNG弦を張ると、細すぎるのが原因のようで、弾き方によっては「キン」とした音になりやすい、(他の楽器はNG弦でもいける)そこでピラミッドのナイロン弦を張ったところ、今度はボヤっとした音になりすぎて、この楽器らしさが埋もれて、つまらなくなる;(ピラミッド弦は振動不良も多い)弦による違いが出すぎて扱いの難しい楽器だ;...

  • Handel:王宮の花火の音楽【初版】 ほか

    ヘンデルは華やかな催しのための音楽を書くと天下一品!「王宮の花火の音楽」は国王の要望もあって、はじめ管打楽器のみの編成で屋外向けに書かれた、Wikipediaによると、1749年4月21日にロンドンのヴォクソール・ガーデンズで公開リハーサルが行われたが、1万2000人の観客を集め、ロンドン橋で交通渋滞を引き起こした。軍楽隊の編成で、序曲はオーボエ24、ファゴット12、コントラファゴット1、ホルン9、トランペット9、ティンパニ...

  • 古色仕上げ

    リュートの表面板はスプルースで、新品の頃はかなり白っぽい、年数が経つと徐々に褐色に変化してくる、昔の絵画を見ると、かなり古色になった楽器が多い、良い音の出る楽器は補修しながら長く使われたようで、風格がついてくる。たしかに気に入った楽器は何度でも修繕して使いたいと思う、他の物品でも言えるが、このリュートは2007年製作で自然の変化でこれだけ変色した、急速なほうである、柾目に沿って変化にムラが出てきた、リ...

  • たらこ茶漬け

    梅干し茶漬けは毎日でも飽きないが、 たらこも好きで久しぶりになる、例によって永谷園のお茶漬け海苔をベースに乗っけた、たらこは形の整ったのより、バラになったのが量が多くて安いv 網でそのまま焼けないのでアルミホイルに包んで焼く;スーパーに行けば、とにかく美味しくて安いものが狙いだが、ドラッグストアでもっと安いのがある、カップ麺の『金ちゃんヌードル』はスーパーでは140円台だが、近くのドラッグストアでは98...

  • ライプツィヒ新聞:1位と3位

    近頃話題にするヘンデルは当時のライプツィヒ新聞の作曲家人気投票で、2位だった事は書いた、1位 テレマン、2位 ヘンデル、3位 グラウプナー、4位 シュッテルツェル、5位 ハイニヒェン、6位 ファッシュ、7位 J.S.バッハ今日は1位だったゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)と、3位だったクリストフ・グラウプナー(1683-1760)の曲を取り上げる、ヘンデリアンの方もしばし、リフレッシュを、 3位、C.グラウプナーは現代も...

  • 気楽にやりたい時も・・

    リュートは弦をはじく楽器で、歌うように弾くのは難しい、その時の体調や気分が音に現われる、音楽性良く弾けたら、どんなに気分が良い事かと思う、そのためには、健康状態である必要がある、いつも「今の課題をやらなきゃ;」と追われるような気分でやっている、上達したい気があるなら、本当にやらなきゃいけない・・わかっている、 しかし、今の自分を考えると、若い生徒が頑張ってやるようなスタミナを注げる状況ではない、雑...

  • エアコン:順次世代交代

    エアコンの寿命は10年程度が平均で、劣化したら修理より買い替えがお薦めだそうだ、確かに家庭用はメンテナンス無しで使い続け、10年持てば大したもの、 ダイキンのアンケート結果拙宅で最初に使ったのはマルチエアコンで、1台の室外機で数部屋分まかなうタイプだったが、送風音だけ大きく、効きはイマイチだった;故障すると数部屋がダウン;2011年に全部屋、この同型機に取り替え、室外機も1部屋ずつになった、第2世代 Panasoni...

  • 手直しで快適に

    楽器の不具合など、自分で補修出来る事は小まめにやるのがわりと好きなほうで、衣類なども手縫いでちょっと直せば具合よくなる、糸の

  • J.Lindbarg:R.ヴィゼのテオルボ作品

    久しぶりにテオルボ・ソロのアルバムを取り寄せた、ヤコブ・リンドベリによる新盤で、ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃~1725)の作品集、 ヴィゼはルイ14世に仕えた宮廷楽士の1人で、ジャン=バティスト・リュリの流れを汲むヴェルサイユ楽派になる、テオルボ、バロックギターの作品が多く、リュートの作品もあるが、その作風は、エヌモン・ゴーティエに始まって栄えたフランスのリュート楽派とはスタイルが異なっている、フランス...

  • 鏡はなぜ光を反射するのか

    タイトルを科学的に説明せよと言われても簡単ではない、「ピカピカ光沢があるから、」では答えにならない;虚像がはっきり見えるのは全ての色を入射角と同じ角度で真っ直ぐ反射するからである、 鏡というとガラスを思い出すが、滑らかなガラス面に銀白色の銀やアルミニウムを蒸着させると金属面を鏡面状態にしやすいからで、ガラスは無くともアルミニウム板を滑らかに磨いても鏡になる、「金属光沢=鏡」である、すばる望遠鏡:主...

  • 歪み・濁り・ノイズ

    タイトルの言葉はいずれも、本来クリアな音が汚れた状態を表わすが、楽器の中にはあえて、ノイズとも言える音を加えて独特の刺激を持った音色にしたものがある、三味線は一の糸(一番低い弦)の開放弦に接触する「さわり山」が設けられ、弦の振動が当ってシャーンという三味線ならではの音を出す、 薩摩琵琶もナットやフレット(柱)に幅を設け全ての箇所でサワリ音を出す、インドのシタールもサワリ音の仕組みがある、リュートも...

  • 送信と受信の不思議

    昔ながらの無線機で話す場合、送信ボタンを押して、「・・・・です、どうぞ」と言ってボタンを離す、次は相手が送信ボタンを押して話す、送信機と受信機が互いに交替できる機能である、 携帯電話同士で話をする場合、携帯電話は常に送信と受信、両方が働いている、同時に喋って会話が被る事もある、一方が電話を切ると相手からの送信電波が無くなって何も聞こえなくなる、送信→受信の前後関係があって、これもわかる、PCの音声を...

  • オーディオ解説動画

    オーディオ神話の世界から、実際の世界へ引き戻してくれる解説動画などないか探してみたら、ここが目を引いた、 you tube:創造の館 オーディオ(一覧ページ)いろいろ知識を増やせる部分もあるが、これで、今後迷わず正しい選択ができるわけではない^^;結局、何が必要か決めるのは自分である、という結論になろうか、you tube:質問コーナー10~オーディオ機器の価値は何か真空管アンプ特有の良い音というのは存在しない、良い...

  • 依存症(中毒)になる曲

    何度聴いても飽きる事なく、しばし時が経つと聴かずにいられないような曲がある(どなたにもそんな曲の何曲かあるかも?)、理由はと聞かれても、自分の波長に合うと言うしかない、聴くと満たされる薬のようなものだが、巷で言う「ヒーリング音楽」とはまったく意味が違う、 筆者の場合、そういう曲は主題が簡潔、素朴だったり(ぶっきらぼうだったり)する曲が多い、先日のバッハ、チェンバロ協奏曲No.1 BWV1052もそんな1つだが...

  • 機械腕時計とカメラ

    先日の'80年代レコードプレーヤーDP-47Fは「電気式」を駆使した製品だったが、 今日はもっと前の60~70年代、機械式の製品について、昭和の懐かしい物品に機械式腕時計がある、クオーツ時計が出てくる前、腕時計=高級品だった、ハイドンの時代には振り子時計は勿論あったので交響曲No.101「時計」の第2楽章は当時から振り子のイメージである、you tube:Symphony No. 101 in D Major, Hob. I: 101

  • ヘンデリアン感染?

    はじめに、ヘンデリアン クイズ2です、すぐお解りでしょうがこのフーガ、 mp3: Fuga(冒頭部分)始まりの第一印象、誰の曲にきこえるでしょう?さて、ピアノさんのブログを拝見していると、なんだかヘンデルに嵌まった・・という声が広がっているような?いったいどこで火がついたのか^^;ヘンデルと言えばまずお馴染みなのが『水上の音楽』、この組曲は入念に書いたような凝った書法ではなく、閃くままに速筆で書いたように思え...

  • ピッチの合わない弦

    先日の記事:有用な弦(1)の続きになるが、昔、クラギで使ったAUG社のナイロン弦など、酷く音痴な弦が多く、12ポジションで半音の半分くらい狂うのがあった(レアな不良品サンプルとして取って置きたいような^^;)製品検査などせず、そのまま出していたのか、これはナイロン線の太さにムラがあるからで、原材料を供給する繊維メーカーは

  • 駅弁まつり

    いつものスーパーでは、定期的に全国の駅弁を集めた「駅弁まつり」をやっていて、食品売り場の前に特設される、 カニ、イクラ、アナゴ、牛肉等々、各地の名産物をメインにした弁当は数々あるのだが、子供の頃、列車の長旅で記憶に馴染む「幕の内弁当」を一度も見かけたことがないのが残念である、どこでも幕の内タイプの駅弁はあると思うのだが、まあ、幕の内は通常の売り場にいつも置いてあるので、そこで買えるのだが;特定の駅...

  • 価値は自分で判断

    楽器の関連品とか、音響機器など、いろいろとマニアックに陥りがちな分野があるが;それが本当に有用かどうかは業界の売り文句や、嵌まった人の言う事は気にせず、自分で判断すればよい、「良くなった気もする?」あるいは「良くなったのか悪くなったのか微妙?」なんて事に費用をつぎ込むのは無駄、実質価値のはっきりした物に絞る。 大して意味のない所にコストをかけ、高級化した製品も多い中、'80年代のDP-47Fは、はっきり他...

  • 有用な弦(1)

    現在、リュート用に実用的で、バカ高価じゃない弦を作っている先進的なメーカーはAquila社だろう、大抵のメーカーは原材料を大手繊維メーカーから仕入れていて、ナイロンやフロロカーボンなど元は同じものだったりする;クラギの弦など銘柄のパッケージが違うだけで「音が違う」云々はプラセボかもしれない?聴く側になると「○○製の弦を使っているから良い」なんて区別つかない。Aquila社は自社に繊維メーカーが備えるような「押し...

  • 古典派:マイナーな傑作

    モーツァルトはウィーンに移ってから、フリーランスの作曲家になった、仕事を得るには誰よりも魅力的な曲を書き、名声を維持する必要があったと思う、我々が傑作の数々を聴けるのもその状況のお陰かもしれない、このブログを始める前からになるが、殆ど名が知られていない、いわゆるマイナーな作曲家で優れた人の作品を積極的に取り上げるレーベルが現われた、それまで老舗のレコードレーベルは有名作曲家を有名演奏家で出す、とい...

  • 楽琵琶と雅楽

    『琵琶』というと一般には薩摩琵琶の響きがイメージされると思うが、薩摩琵琶は柱(フレット)の手前を押え、柱の上面に絃の振動が当り、ビシャーンというサワリ音を出す、 撥の形状も奏法に応じたものになっていて、構えの角度は上向きに立てている、また柱の間を押さえ込んで音程を操作する、高い絃のみ複絃に張られるタイプもあり、絃がぶつかるようなスペーシングで、より刺激感のある音になる、you tube:

  • バロックluteの下行スラー

    バロックluteでトリルを行なう場合、押えた弦を軽く引っ掻きながら指を離す下行スラーと、指で素早く押える上行スラーの繰り返しになるが、特に技術的注意が要るのが下行スラーである、下行した音が、①ほかの指で押弦された音、②解放弦の音、の2つに分かれるが、②は離す時点で弦高は高めになる、弦の押え込みが深い分、引っ掻きも強くなりやすく、トリルが乱暴になったりする、①と②どちらであっても同様に滑らかに出来る必要がある...

  • バッハのコンチェルト:甘口と渋口

    バッハの鍵盤作品には「お経のような」とも言われる;渋いタッチの曲があるが、人の感性の奥底に響いて虜にする力がある、それは弾いておられる方、実感だと思う、*モーツァルトの映画で、バッハの曲を試奏した彼は「バッハは自分のために書いたんだ・・」と感銘をうけるセリフがあったが、本当にそう思ったかもしれない、その後バッハやバロック作品をリスペクトした曲を書いている、コンチェルトと言えばソロ楽器が魅了する曲に...

  • 昭和のカーライフ

    筆者が運転免許を取った頃、家には親父が買ったこの車があって、しばらく乗っていたが、ボディがデカくて車庫入れが面倒だった、 この頃はお気に入りのクルマを買って乗るのが趣味の1つのようだった、職場の駐車場にもそんなご自慢の車が競うように並んでいた、6気筒のスカイラインが特に人気だった、セルフスタンドはなく、オイル交換など頼んだ待ち時間、タイヤゴム臭い店内でコーヒーサービスもあった、カーライフ全盛期の記憶...

  • ヘンデリアン クイズの正解

    19日の記事:ヘンデリアン クイズの答えです、 mp3: No.1 No.2 No.3 No.4上記のうち、ヘンデル以外による曲:正解はNo.1でした、No.1の作曲者はウィリアム・ボイス(英:1711-1779)で交響曲No.6 ヘ長調の第1楽章、No.2~4はヘンデルの合奏協奏曲の冒頭楽章、インスピレーションで見抜いたハナコさん、お見事v!しかし、ちょっと意地悪なクイズで、全部ヘンデルに聞こえる、というのもほぼ正解と言える、W.ボイスがヘン...

  • 装飾は「飾り」じゃない

    23日の記事、楽器が教える昔の音楽で、老弾さんから「装飾」に関して詳しいコメントをいただいたので、続編を書く事にした。いつもバロックや古典でも装飾の必要性について書いているが、「装飾」と言っても単に付け足しの飾りではなく、作品の重要な構成要素となって音楽を完成させる、というものになる、もちろん曲によっては、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」のように、書かれた時点で即興性や装飾的な要素も含み、必要な内...

  • ラッキョウの転がし漬け

    ほぼ毎日のようにお茶漬けを食べるようになった、いつもお椀を使っていたが、茶漬け専用になる茶碗を買ってきた(一応有田焼らしい)、上が開きぎみなのが良い、 これでお茶漬けライフ充実^^vところで塩味ものの合間に甘いおかずを食べると口直しになって食が進む、甘酸っぱいラッキョウ漬けもそんな1つ、昭和の記憶はちっぽけな事でも執念で思い出すが^^;旧家に居た昔、親父がラッキョウ好きで、毎年季節になると生のラッキョウ...

  • 楽器が教える昔の音楽

    現代のピアノは大ホールにも響く設計がされており、十分なハンマー打撃を得るために鍵盤の手応えは重くなるが、チェンバロの鍵盤は弦をはじくだけの構造で非常に軽い、ピアノに馴れた手には手応えが軽すぎて弾き辛いかもしれない、チェンバロでは無段階の強弱の表現は出来ないが、軽い鍵で細やかな装飾演奏はしやすいと思う、リュートは弦のテンションが1本あたり、クラシックギターの1/2~1/3くらいと非常に緩く、これが軽量の本...

  • ストピ,音楽カフェ

    ストリートピアノが置いてある所は各地に多いようで、ロビーなど響きの良い場所にあったりする、たまたま立ち寄った腕におぼえのある人が、さりげなく弾いて去っていく、やる気で構えた

  • ヘンデル:オルガン協奏曲

    ヘンデリアンのわりには、今まで記事が少なかった;バッハやヘンデルの曲は子供の頃から、おそらくラジオなどで、何の曲かも知らずに聞こえてきたのが印象強く耳に残っていて、レコードを買って聴くようになってからも、懐かしいという感じがした。今日はヘンデルのオルガン協奏曲から、ヘ長調op.4-4(HWV292)は代表的な曲として親しんできた、この演奏はClaviorganumという、オルガンにチェンバロを連動させた楽器を用いていて興...

  • この世界は歴然と有る?

    誰しも、毎日あくせく暮らして、目の前の事や当面の事しか考えるヒマはないかもしれない、過去にも同じ様な事を書いたが・・何だかわからないが、前々から宇宙ってのがあって、いろんな物体がある、さらに地球とか人間とかは「何故存在するのか?」と考えたことはないだろうか、なぜ「何も無し」じゃないのか、我々が居ようと居まいと、地球も太陽も星も歴然と存在するならば、「有るものはしょうがない」と言うしかないのか;空に...

  • ヘンデリアン クイズ

    ヘンデル好きの方にクイズです。これであなたの

  • 楽器のレパートリーと立ち位置

    現代のピアノやクラシックギターは厳密に言うと、その構造が完成したのちに作曲された曲が正式のレパートリーと言える、進化した末の楽器なので、それ以前の作品も包括して演奏する機能を持つ、とは必ずしも言えない・・「別の楽器になった」と言うべきだろう、ピアノはバロックまで遡ってレパートリーとすれば、膨大過ぎるほどになるが、歴史的研究に基づく演奏はチェンバロなど古楽奏者に任せて、ピアノ音楽として新たな価値を吹...

  • 梅干し茶漬け

    永谷園に梅干し茶漬けは前からあるが、香料が

  • ピアノで弾くバロック

    プレ・インベンションには、バロック、古典派の小品が集められており、各時代の奏法もいくらか学べる内容かと思うが、これは教える先生の方針も影響してくるかも?ここに含まれる、ヘンデルのHWV437、サラバンドは変奏になっていて、テーマは「スペインのフォリア」をヘンデル流にしたような趣きでもお馴染み、 この演奏では第2変奏でダンパーペダルの効果を前面に出しているようだが、近代的ピアノ音楽として聴かせることになる...

  • トリルの数と速さ

    先日の「バロックのトリルは上接音から始める」というのは何時頃まで続いたのか? ヘンデル:チェンバロ組曲よりyou tube:Handel: Harpsichord Suite Set I No. 2 in F major, HWV 427 (連続再生)はっきりわからないが、古典派の初期までは続いたようだ、レオポルト・モーツァルトのtrp協奏曲より、楽譜には「tr」とだけ記されている、you tube:Leopold Mozart - Trumpet Concerto in D-major (1762)古典派後期頃か?トリルを...

  • 大相撲チケット先行抽選

    5月場所はなんと、尊富士と朝乃山が怪我で休場ということで、楽しみ半減;初日は横綱,大関が全滅!照ノ富士と貴景勝は2日目から休場、2人とも満身創痍か、新鋭力士含めて皆、力が拮抗しているようで、大関も安泰ではいられない、 大相撲公式ファンクラブの「関脇コース」というのに入会した、関脇以上なら、チケットの一次先行抽選に申し込みができ、先日、当選の通知がきた、まあファンクラブに入る料金で、優先的にチケットが当...

  • ヘンデリアン

    モーツァルト大好きという人達を「モーツァルティアン(Mozartian)」と呼ぶが、ベートーヴェン命!って人は「ベトヴェニアン」だろうか、ハイドンだったら・・「ハイドゥニアン」?ヘンデル好きな人はヘンデリアン(Handelian)になるらしい、 じつは筆者も隠れヘンデリアンで・・(べつに隠れなくていいか;)、どの曲を聴いても優美で、つまらない曲というのはないし、さすが、当時のライプツィヒ新聞の人気作曲家投票で、第2...

  • バロックのトリルは上接音から

    盛期バロックにおいては、トリルは主要音の上接音から始めるのが当時の奏法(音楽趣味)で一貫したものだった、演奏上、些細な事ではない。 (*初期バロックの頃はトリルは主要音から始めたが性質は異なるだろう、)バッハのフランス組曲 BWV618のアルマンドを例にすると、楽譜は当時から複数の筆写譜があり、装飾記号が一切書いてないものもあるようだ、(バッハの原譜は見つからなかった)、単に

  • 新製品の巻弦

    リュート用の低音弦については度々話題にしてきた、各メーカーにより、様々な素材の使用と構造が考案されてきたが、鳴り方の理想は低音がよく出て、適度な余韻で止るものになる、総じて「使えない」と言えるのが外径が太すぎる弦である、これらのガット製は太いがゆえに硬質で、十分な振動をしない、 ルクスラインは金属線が埋め込み巻きで、さらに硬化させている、硬い素材を変形させるというのは

  • いつもどおりが一番

    昨日も美味しくご飯を食べて、楽器が弾けて、ブログ書いて、よく寝た・・健康チェックにもなる、こんな1日が続けばありがたいv 夜食は小寒かったので掛け蕎麦にした、ご覧いただき、ありがとうございました。にほんブログ村...

  • 再開組

    いつも、演奏についてごちゃごちゃ書いているが;自分が気を抜かない戒めと、楽器のブロ友さんを応援したい気持ちで書いている。 楽器演奏のブログでプロフィールを拝見すると、長いブランクがあって、再開したという方がけっこうおられる、楽器以外にもいわゆる再開組の方は多いだろう、過去に教室などで学んだ特技を掘り起こし、心に豊かさを求める意識は共通なのだろうか、○十年ほど前、子供がピアノを習った頃は、着いていっ...

  • ピアノのペダル

    ピアノのペダルは、英国の John Broadwood が1783年に特許を取得したことにより、現在我々が知るような機構が誕生したそうだが、すぐに普及したわけではないだろう、よってそれ以前に作曲された鍵盤作品はペダルを必要としないように書かれている、 右はペダルを備えたフォルテピアノモーツァルトの多くの鍵盤作品もチェンバロやペダルなしのフォルテピアノが使われた、当然チェンバロが主流だったJ.S.バッハの頃もペダルは存在し...

  • 進歩のある練習:右肩上がりに

    まともな音楽にするには、どう演奏すべきかわかっていて、結果が良いのか拙いのかもわからないといけないが、どうも独りでは安易な姿勢に甘んじやすい;演奏がどうであれ、大人同士では互いに批評するのは遠慮して、そっとして置かれる; いつものように楽器をいじって、何年やっても平行線・・ではやり甲斐もない、少しずつでも右肩上がりじゃないと;お付き合いするなら上昇志向の人が良い、雑にあれこれ弾き散らかしても得るも...

  • Mozart:Ave verum corpus(F.リスト編)

    モーツァルトの唯一無二ともいえる、心満たされる合唱曲 K.618だが、F.リストがピアノソロとオルガンに編曲している、当然、強弱演奏可能なピアノは1音ずつが勝負と言える絶妙な演奏が求められるだろう; リストのピアノ編(嬰ヘ長調)の楽譜をいくつか探ってみたが、(無料楽譜)pdf:Ave-verum-corpus-k618-liszt-1pdf:Ave-verum-corpus-k618-liszt-2この2例は同じ表情指示が書き込まれている、これはリストが編曲の際に書いた...

  • 進歩のある練習:部分練習

    楽器を弾かず、まず楽譜だけ見て、こう演奏すべきというのが頭に出来て、それを実現するのに必要な技術を修練する、というのが順序だが、つい曖昧になりがち; 自分にはまだ「どう演奏すべきか」がわかる下地がない;根を詰めるほど変なものになっていき、録音してもゴミ箱行き、しばしクールダウンしてやり直しになる、一番の課題は音楽を掴める事、良い演奏を聴いて言葉では言えない表現の感覚をいただくのも方法かと思うが、そ...

  • このブログを始めてから

    2012年にこのブログを始めて、よくまあ書くネタをひねり出してきたと思う、無駄話率99%^^;懐かしい昭和話のカテゴリを設けてからもだいぶ経つが、ぶっちゃけ、音楽や楽器より、この話を書くのが楽しい^^ 昭和の記憶(2016~) 昭和の食卓(2020~)*音楽は初期記事の頃とはだいぶ好みが変わった;良い事だけを拾うと、時代は大きく進んだ、特に宇宙・天体に関しては、新たな扉が開かれた、これまで誰も見る事ができなかったもの...

  • 進歩のある練習:自分を知る

    良く出来た美術工芸品を見て楽しむ、という趣味もあるが、楽器演奏というのは毎度、自分で良いものを作らないといけない、聴くのは奏者自身だけだとしても、ちゃんと音楽になっていないと、粗末な出来の物品を眺めるのと同じで普通は満足できないだろう、たとえド素人でも、楽器をやるからには、聴くに値する演奏をしなきゃ意味がない、 自分を知る:一通り楽譜を辿れるようになったら「弾けた」という錯覚に陥りがちで、まるで成...

  • 疾風怒濤期の短調Sym

    『疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)』とは18世紀後半にドイツで見られた革新的な文学運動「理性に対する感情の優越」を指すのが本来で、音楽の分野にはのちに便宜的に用いられた呼び名らしい、文学の潮流とは年代も一致せず、統合されるものではない、ハイドンで言えば、1768~1772年頃の作品で、その前後期とは異なる作風がこれに当る、他の作曲家も同時期、「感情の優越」と言えそうな短調交響曲を多く書いており、1...

  • ゼロポジション

    ギターやリュートで言う、1ポジションは1指が1フレットに来て、手の平もそれを基準とした位置になる、 バロックluteでハ短調の曲など弾く場合、6コースの1フレットを1指で押え、B♭にする事が多い、この場合高音弦は2~4指で押えるしかなく、結果、手の平は1フレットよりナット上に近いOポジションと言える位置にくる、裏の親指はペグボックスに接する位置になる、*7コースの3フレットも同音のB♭だが、Case by caseで使われる、*ハ...

  • J・クリスティアン Bachの鍵盤協奏曲(更新)

    大バッハの息子達の中で大物で魅力なのは多感様式のC・P・エマヌエルだが、末息子であるヨハン・クリスティアンも大成した一人、エマヌエルとクリスティアン、2人だけでも聴くべき曲は多数あると思うが時間がない; Johann Christian Bach(1735-1782)クリスティアンも鍵盤協奏曲を多く書いているが、大別して、兄エマヌエルの影響を受けた曲とジュゼッペ・サンマルティーニの影響を受けたイタリアのスタイルがある、*G.サンマル...

  • ギターサークルのフェスタ

    今年も地元クラシックギターサークルによる最も大きな発表会(フェスタ)への参加募集が4/21に始まり、早くもエントリーはいっぱいになった、当日は7/20(土)になる、 クラシックギターサークル「ときめき会」HPエントリーの曲目も発表されている(→ゲストブック内)、主催サークルのメンバー以外に、近隣でお付き合いのあるサークルにも参加枠を用意している、参加対象は「クラシックギターおよび関連する古楽器を含む」とされ...

  • 左腕の矯正

    目下、リュートで目指しているのは、ちゃんと音楽的に聴いてもらえる演奏で、難しくない曲をバタバタ、ギクシャクせず、きれいに弾くこと、そのためには頭に良い演奏が浮かんでいる事も必要、 いつも技術面で問題なのが、長年の癖で左肘が後ろに引っ込んでしまう事、これに注意するために、手首から紐を垂らし、腕が引っ込んでいないか、わかりやすくした、ビーズを錘にさげただけ、*弾いている最中には見ない、弾く前と弾き終り...

  • ティンパニが奏でるテーマ (更新)

    現代の楽器に対し、バロック期の楽器は仕掛けが単純で、限られた音しか演奏出来ない楽器もあった、トランペットは1本の管があるだけで、主に自然倍音のみしか出せなかった、 2つで1対のティンパニは長い間、主音と属音の2音のみ出せる音程打楽器だった、こうした楽器の機能に合わせて曲は書かれていたので、明快、シンプルに奏でるのがこれらの楽器の持ち味でもあった、バロック期にはティンパニの2音にあわせたテーマで作られた...

  • レパートリーの拡大

    先日のレパートリーの維持の続きで、新しいレパートリーも広げていきたい、いつも言うように、リュートは手で直接弦に触れ、音を作る楽器、しかも鍵盤曲と比べ、音の数が少ない;ゆえに、1つずつの音を精密に紡がないと、整った音楽にならない、短期間に次々とレパートリーを増やすのは難しい、ある程度、何時何時までにという目標を持って練習を重ねるが、週に1曲はおろか、月に1曲も難しい;まず自分が聴いて良いと思えなきゃ満...

  • Haydn:Sym No.44「哀悼」の名演

    先日のハイドン:疾風怒濤期の緩叙楽章 3のスピンオフ?で、今日はNo.44「哀悼」について、ハイドンの短調Symの中でも、急楽章の緊迫感とハイドン自身も気に入っていた第3楽章Adagioの素晴らしさ、内容的にも均整のとれた疾風怒濤期の傑作で、昔からよく演奏される、2032年完成を目指して全集録音を進めている、G.アントニーニもまだNo.44は収録していないが、演奏会では取り上げているので間もなくかもしれない?機が熟した演奏を...

  • レパートリーの維持

    練習を重ねて曲が発表会など終えたらそれっきり、というのはあまりにも勿体ない、これは始めの一歩でもある、1つの曲を良い演奏に高めていくのに終りはない。 先日、師匠だけが聴き手のオンラインリサイタルをやって、短い曲を5曲弾いた、全部で10分足らずだろうか、それでもしんどい^^;しかし何度も弾き込んで、少しでも良くしていくと、その曲は弾く度に魅力で飽きることはない(無名の作者でも)、レパートリーとして維持した...

  • 言語と音楽

    日本語は一文字ずつ発音するような言語で、世界でも珍しいだろうか、「ありがたき、しあわせにござりまする」一方西洋の言葉はスペルで出来た単語が1つの発音のようにまとまっていて、話し方には意志が現れた抑揚がつく、「I'm thankful and happy」言語の性質は音楽にも現れる、このバッハの旋律も、スラー、レガート記号で繋がれた音は1つの単語のように感じて演奏すべきだろう、 しかし日本の高齢層に多いだろうか、音符を1つ...

  • 正しい日本語と適切な言葉 2

    いつも行っているスーパーで、最近はセルフレジで支払いを済ませるが、操作の最後に・・「カードとレシートを受け取り、済みましたボタンをタッチしてください」という音声ガイドがひっかかる、「済みましたボタンにタッチ・・」ではないか、会話中に助詞の一文字をうっかり誤る事はよくある、しかし文章や音声データで残される場合 、誤りは直すべきだ、 以前、このような、動名詞になっていない例などいろいろ書いた、正しい日...

  • 様々な音楽の集まり

    我々アマチュアが参加できる集まりもいくつかあり、まず多いのは同じ楽器の人達で作るサークル、教室の生徒同士も集まりであり、定期的な例会や発表会も催す、 ほかに多種の楽器の人達を対象に、会員制の団体もあり、筆者に近い所では名古屋バロック音楽協会という古楽器愛好家の集まりがある(プロ、アマは問わない)、チェンバロ、リコーダー、flトラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロックvn、声楽、等々・・もちろんリュー...

  • ハイドン:疾風怒濤期の緩叙楽章 3

    続編で書いている記事だが、また日が空いてしまった、 前の記事:ハイドン:疾風怒濤期の緩叙楽章 1ハイドン:疾風怒濤期の緩叙楽章 2今日は有名曲のNo.44「哀悼」とNo.51、No.51のほうはあまり演奏される機会はない曲だが、非常に充実した好きな作品である、まず、No.44ホ短調「哀悼」、全楽章聴きたい傑作だが、意外だったのがホ短調という調がSymに使われた例が殆ど無く、次の例がブラームスのSym No.4になるという事、No.44ほ...

  • 蕎麦も美味い煮干つゆ

    江戸の話で、蕎麦通はつゆをちょんとしか付けない、「粋な食いっぷりを人に見せたくて蕎麦屋に入る」とか・・そんな人が死ぬ間際に「一度でいいから、つゆをたっぷり付けて食いたかった」とか落語の枕にあるが、粋を装うのも痩せ我慢である;オシャレもそうかも、スリムに見せたくてきつい服を着るのも辛抱である;ステージ衣装がそうだと余計に緊張するかも、どーんとさらけだして、ラクな衣装が良かったり^^;; さて麺つゆの話、...

  • 公開の場での演奏:雑感

    人の集まる場での演奏で緊張しないためには、場数を踏むことだとよく言われる、それもあるが、それ以前に重要なのは十分に十分に練習して余裕で弾けるようにしておく、これで思い通りに一度でも弾けたら自信になると思う、それまで緊張でうまく弾けた事がなかった人も、これがハードルを超えた時になろうか、こういう場数が増えれば良い、 練習が足りないのが緊張する一番の原因で、演奏で不安がよぎると、いつもの自分が何処かへ...

  • 録音テスト:新楽器

    昨年末に出来た、13コースluteはまだ録音して聴いた事がないので、どんなもんか取ってみた、ブログをご覧の方にだけ内々にさらけだす;いつも言っている「まず頭で良い演奏をする」というのが十分出来ておらず、ミスも多く強弱コントロールが凸凹;もっと落ち着いてゆったり取り直したい、前半の最後、1箇所のみ弾くコントラAをちょうど良く弾くのに集中が要る;*作曲者はリュート教師だった人で、ヴァイスに続く世代らしい、mp3:...

  • 楽譜との向き合い

    昭和の頃はその辺の書店の楽譜コーナーに行くと、いろんな名曲をギター1本で易しく弾けるように書かれた楽譜が置かれていた、主立った旋律を拾い、バス音をつけただけの素人が書いたようなイイカゲンなものがあった;ピアノ譜にもそんなのがあったような、日本楽器名古屋店ともなれば、そんな類いの楽譜は置かなかっただろうと思うが・・当時は音の間違った楽譜などはあっただろう。 管弦楽作品をギターやリュート1本に編曲するの...

  • 伝染性膿痂疹(とびひ)

    子供の頃から皮膚が弱いと言われていて、細菌感染、アレルギー、何でもありだった、小児科より皮膚科に通った記憶のほうが多い、『ものもらい』ができて眼科にもよく行った、歳を食った今も、やたら皮膚疾患にかかりやすい;(ただ、アレルギーでも花粉症だけは未だかかった事がない) 先日は『接触性皮膚炎』について書いたが、毛糸の服が肌に触れると不快で嫌がっていたのを思い出す、ハイネックなんて着た事がない、このほか今...

  • 修正と積み重ね

    歳だけはほっといても重なっていくが;残り時間、少しでも実りあるものにしたい、楽器の練習は本当に積み重ねになっているだろうか?ただ同じ事を繰り返していても進歩はない、ギターやリュートは直接弦に触れ、音を手作りする楽器である、良い奏法を学ばず、美意識も不足していると、いくらでも汚い音が出る;楽器を所有している人工は多いと思うが、音楽として聴ける演奏が出来る人は一握りかもしれない、聴ける演奏に高めていき...

  • リュート奏者ウォッチング

    you tubeを開くと、リュートの演奏も数多く見られるが、良い参考となるもの、問題ありなもの・・と様々、前にも書いたように、音楽的な良いエッセンスを拝借できる演奏もあるので、それを聴くのは有意義で、自分がやっている曲を頭でイメージ演奏する際の栄養素になる、技術面でも良い模範となる動画が見られる、「ぼーっと聴いてんじゃねえよ!」と誰かさんに叱られそうな見方ではいけない^^;せっかくの良い演奏、舐め尽くすよう...

  • お気に入りスーパー

    幼児の頃、買い物は近くにある、国道沿いにポツンとある八百屋兼雑貨屋で殆どの日用品を買っていた、生鮮食料品も置くので店には蝿取り線香の匂いが染みつき、店の匂いだった、 酒、煙草もあれば、お菓子の類や夏は玩具花火など子供向けの品や文房具もあり、まさに万屋(よろずや)で、今のコンビニ以上の品揃えだった、やがて店内が広く、食料品中心で品数が豊富なスーパーの走りというべき店が増えていった、市内に一軒、そんな...

  • 締めくくりは大事

    バロックlute曲では、フレーズの終りや終結部分を装飾的に終わる曲が非常に多い、これは粒を揃えて、はっきり滑らかに聴かせないといけない、またバロックlute独特の奏法を使う事が多い、これは課題曲としてやっていた曲で、A.ロジーのCiaconaを短縮版にしたものだが、変奏は毎回この終り方である、トリルのあとの修めは ・指を4→5コースへと滑らせて弾く(音を重ねる)、そして音が凹凸しないよう滑らかに繋ぐ、軽やかに決めるに...

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