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ノマカプのオリジナルとAPH(ヘタリア)のギルアサ、アンアサの二次創作BL小説のサイトです。

5年間ほどPixivで書き続けていた小説を移行しつつ、毎日1P分くらいの更新を続けています。 ゆえに…記事の数だけは多いです(*゜―゜)b 今現在1000記事以上っ!

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2017/11/11

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  • 捕獲作戦_決行_同室争奪の攻防

    そんなこんなでいざ部屋割り。 杏寿郎が言った通りまだ決まっていないようで、全員が揃ったところで幹事の宇髄が ──じゃ、全員揃ったとこで、部屋は勝手に二人組作って決めてくれや と言う。

  • 捕獲作戦_決行_最終打ち合わせ

    時を少し遡って宿に向かう車の中… ──まずは部屋だよな…… と、ハンドルを握りながら錆兎は少し考え込むように眉を寄せていた。

  • 捕獲作戦_決行_当日

    「いらっしゃいませ」 バスから降りると宿の女将や中居さん達ににこやかに迎えられる。

  • 捕獲作戦-決行-始まり

    ──錆兎先輩っ!飯行きましょうっ!! 1週間後に社員旅行を控えたある夏の日、当然ながら普通に仕事をいったん終えた昼休み。 元気な新入社員の後輩がにこやかに昼食に誘ってくる。

  • 捕獲作戦-開始-もしもお前が望むなら

    そうして二人テーブルをはさんで正面に座ると、 「ではあらためて。 会社案内とかにも顔を載せられているから知っているかもしれないが、企画営業部の鱗滝錆兎だ。 気軽に錆兎って呼んでくれ。冨岡が嫌でなければ俺も義勇と呼ばせてもらう。 これから2泊の間よろしくなっ!」 と笑顔で言うイケメン。

  • 捕獲作戦-開始-部屋の移動は速やかに

    義勇の荷物まで軽々と手にして移動する錆兎のあとを慌てて追おうとすると、いきなり腕をガシッと掴まれた。

  • 捕獲作戦-開始-部屋の移動は速やかに

    義勇の荷物まで軽々と手にして移動する錆兎のあとを慌てて追おうとすると、いきなり腕をガシッと掴まれた。

  • 捕獲作戦-開始-冨岡義勇は帰りたい

    産屋敷商事には今どき社員旅行なんていうものがある。 それも同期の交流を目的として、同年に入社した社員を本社から支社までいっしょに旅行するというもので、予算は社から降りるので幹事が手配する。

  • 捕獲作戦-開始-公明正大脳筋コンビ乱入

    不死川実弥の想い人、冨岡義勇はコミュ障である。

  • 捕獲作戦-開始-プロローグ

    暑い夏。日本の夏。 産屋敷商事の同期会の社員旅行は今年は何故か夏も真っ盛りの8月だった。 こんな暑い中で?真面目に?とうんざりはするものの、本社だけではなく普段は顔を合わせることの少ない各支社の同期に会うのは楽しみではあるし、なによりそこでの情報交換は仕事を進めるなかで有意義なこ...

  • 捕獲完了_目次

    捕獲作戦 - 開始 プロローグ

  • 錆兎の猫_後編

    いったん車を停めてある駐車場に戻って少年を助手席に乗せ、走りだす事30分。 下町の…おそらく駅からだいぶ歩くのであろう古びたアパート。

  • 錆兎の猫_前編

    ――近日中に猫飼おうと思う。 同僚でもある友人2人にそう宣言したのは退路を断つためだ。 つい先日、従弟の炭治郎が長らく2人で住んでいた祖父のマンションを出て行った。

  • 寮生は姫君がお好き1064_皇帝のお言葉

    ──お前は実家を見捨てるつもりか?! 心の中で頼りにしていた相手から優しく励まされたら善逸も立ち直るのかもしれない… そんな期待を胸に彼の籠っている部屋に案内した不死川の目の前で錆兎の口から出たのは耳がビリビリするくらいデカい声での叱責だった。

  • 寮生は姫君がお好き1063_最強の皇帝の到着

    ──実弥、銀狼の皇帝が来たけど… ──急いで通してくれぇっ!丁重になァっ!!

  • 寮生は姫君がお好き1062_落ち込む善逸悩む不死川

    ──おら、寮生の康介の実家からの差し入れ品だぞ、遠慮せず食えよ ──ううん、いいよ…食べたくない…良ければ不死川さん食べて?

  • 寮生は姫君がお好き1061_裏取引

    「とりあえず…現状、資金も人材も心配なしで今後も桑島財閥に超恩売れるってお得じゃねえか?」

  • 寮生は姫君がお好き1060_後処理

    ──善逸の実家を潰すのは避けたいところじゃなぁ… 次の日、学園を休んだ不死川が一足先に入手してきた映像を見終わってため息交じりに呟く桑島老。

  • 寮生は姫君がお好き1059_戦勝祝い

    数日後…銀狼寮のダイニングでは古今東西のご馳走が並んだ戦勝祝いのパーティーが開かれていた。

  • 寮生は姫君がお好き1058_釈放と引き換えに…

    これでようやく放免か…と思えば、そうはいかないようだった。 ──でも、やったこたぁ、消えねえよなァ?! と、余計なことを言う不死川。 ほんっとに忌々しい男だ!と亜子は内心舌打ちをする。

  • 寮生は姫君がお好き1057_追及

    ひどく打ちのめされた気分で退散するところだった亜子だが、話はそれでは終わらなかったようだ。

  • 寮生は姫君がお好き1056_撃退

    ──…どうして…? 言ってることが違うじゃない…と、自分でもどうにもならないと思いつつ口を開く亜子。 ──違わないと思うが? と自寮の姫君を片手で抱きしめながら少しニヒルな笑みを浮かべるの信じられないくらいカッコいい。 これが手に入らないなんてありえない。 この際他の女がどうとか...

  • 寮生は姫君がお好き1055_皇帝のお言葉

    ──確かに姫君制度がバカバカしいと思うのはわかる しばらく考えた末に錆兎の口から出てきたのはとんでもない言葉だった。 そしてそれは亜子の気持ちを浮上させ、義勇を絶望の淵へと叩き込んだ。 何か言いたげな不死川は無一郎が目で制し、全員かたずをのんで錆兎の次の言葉を待つ。

  • 寮生は姫君がお好き1054_訴え

    ──とりあえ双方の言い分を聞こうか。 ゆったりと上座にあるソファに腰をかける銀狼寮皇帝錆兎。 金竜寮から戻ってすぐ取るものもとりあえずこちらに駆け付けたらしく、クラシカルな銀の鎖帷子にマントを羽織ったその姿は、まるでファンタジーの世界から抜け出して来たように煌びやかにして麗しい。

  • 寮生は姫君がお好き1053_道連れ

    銀狼寮の姫君を遠回しに非難したら、何故か金狼寮の寮長がキレた。 激昂して掴まれた手首は痛かったが、我慢できないほどではない。 JSコーポレーションからの資料によると、金狼寮の寮長の不死川は貧しい家の将来を背負った奨学生ということだから、ひどい暴力を振るって退学になるようなことは絶...

  • 寮生は姫君がお好き1052_皇帝帰還

    ──てっめえ、いい加減黙りやがれっ!! 必死に止める善逸に怪我をさせないで振り払う程度には、不死川の腕力が勝っていた。 そして振り払われた善逸が再度掴む間もなく亜子に掴みかかる。

  • 寮生は姫君がお好き1051_自己嫌悪

    新任教師柏木亜子は良く思われていない人物らしい。 みんな義勇に直接は言わないが、錆兎や炭治郎、その他周りの言葉や声音でなんとなくわかってしまう。

  • 寮生は姫君がお好き1050_口撃

    想像とは微妙に違う… 亜子は戸惑っていた。

  • 寮生は姫君がお好き1049_尋問かお茶会か…

    新任教師らしき女性の腕をつかむ不死川と怒った顔の炭治郎。 双方が義勇の顔を見て、しまった!という顔をするのとは対照的に、女性の方はなんだかホッとしたような嬉しそうな表情だ。

  • 寮生は姫君がお好き1048_遭遇

    ──え?な、なにっ?!! いきなり聞こえて来た悲鳴の声は高くて、しかし声変わり前の少年のそれとは明らかに違う。 つまり、この学園にいるたった一人の女性、新任の女性教師のものと思われる。

  • 寮生は姫君がお好き1047_訪ねてきたのは…

    こうして無一郎が抜けて、義勇と善逸、そして炭治郎の4人でお茶会を再開する。 そうして20分ほど経った頃だろうか…。 「こんな時間に何の用事だったんだろうね?」 と、不安を隠せない様子の善逸。

  • 寮生は姫君がお好き1046_その頃の姫君達

    その夜、義勇は炭治郎の部屋で過ごしていた。 いつもなら当然自室にいる時間だが、今日は錆兎が金竜の姫君に助力を頼まれて金竜を混乱に陥れている金竜の寮長小郎の征伐に行っているので、一人は危ないと錆兎から炭治郎に預けられているのである。

  • 寮生は姫君がお好き1045_捨て身の復讐

    たとえ逆ハーどころか攻略対象者全員に逃げられようと、このままでは終われないっ! 絶対に…絶対に一矢は報いるっ!!

  • 寮生は姫君がお好き1044_鬱屈した怒り

    ほとんどホラーだった。 綺麗で可愛く可憐な容姿なだけに、余計にこの状況での満面の笑みが恐ろしい。

  • 寮生は姫君がお好き1043_追い詰められる魔女

    「お待たせ。 ごめんね、錆兎との約束で義勇は部外者に会わせられないから、話はよければ俺が聞くよ?」

  • 寮生は姫君がお好き1042_憎しみ

    柏木亜子は正直後悔していた。 教職員宿舎から銀狼寮までは遠い。 もちろん道は伸びているのだから迷子になることはないのだが、それでも暗い道を一人で移動するのはやや怖い。

  • 寮生は姫君がお好き1041_輝く援軍

    悔しいがその時の銀虎の寮長は実に凛々しくカッコよかった。 そもそもが宇髄は寮長の中でも屈指の顔の良さで体格も良い。 そのうえ洒落者だ。

  • 寮生は姫君がお好き1040_葛藤と覚悟

    そんな風に一瞬錆兎が考え込んだのを勘違いしたのか、 「馬鹿が~! 俺が孤立したかとでも思ったかっ!! 操られるだけ操られた挙句に美和のガキに寝返った馬鹿どもと違って俺は組織に買われているからなっ! ピンチになればちゃんと援軍が来るんだよっ!!」 と急に元気になった小郎が隙をついて...

  • 寮生は姫君がお好き1039_乱入者

    ──申し訳ありませんっ!いかなる処罰も受け入れますっ!! それはなかなか壮観だった。

  • 寮生は姫君がお好き1038_形勢逆転

    おそらく藤襲の他の寮長や高等部生達が見たら感動のあまり目を潤ませるであろうこの光景は、そのスピリットを根底から否定した小郎には不快なものとしか映らなかった様である。 口の端を歪めて嫌な笑みを浮かべて美和を見た。

  • 寮生は姫君がお好き1037_ボロボロな漢気

    ──おや、うちのを連れ帰ってくれたのか、将軍。 慌てた寮生とは対照的に、少し経って出てきた小郎は随分と落ち着いていて、にこやかに言う。

  • 寮生は姫君がお好き1036_進軍

    宇髄がそんな風に暗躍している頃、錆兎は寮生達を率いて金竜寮へと向かっていた。 錆兎の次に戦力があるであろう炭治郎は銀竜の寮生全員と寮長の村田と姫君の無一郎、そして金狼の寮長の不死川と姫君の善逸と共に自寮の姫君の護衛に残し、モブ三銃士も一人は姫君と残り、一人は銀虎の宇髄と行動を共に...

  • 寮生は姫君がお好き1035_優秀な凡人の画策

    亜子が自分の携帯を取り出すと、宇髄は ──これ、借りていいか?直接話したい。 と上から手を伸ばしてそれを取り上げた。

  • 寮生は姫君がお好き1034_悪魔のささやき

    ──こんな遅くにごめんなさい… 動揺している様子をより鮮明にするため、上着も着ずにエントランスまで出てきた亜子。 さすがに肌寒いがそれもか弱さを強調するためだ。 自分で自分を両腕で抱きしめるようにすれば、いつでも気が利く宇髄はきっと ──大丈夫だぜ。それより寒いだろう?これを着ろ...

  • 寮生は姫君がお好き1033_不穏な成り行き

    『銀狼寮には手を出すな』 といきなり言われた理由は、寮長の錆兎の実家、渡辺家の恐ろしく影響力のある広い人脈ゆえだ。

  • 寮生は姫君がお好き1032_楽しい妄想

    打倒、銀狼寮姫君!! …を当面の目標にすることを決意した亜子。 明日からは本格的に落とすターゲットを錆兎に絞って、彼と一緒にあの女…もとい、あの女に似た銀狼寮の姫君を追い詰めて行こう。 なんならすべてが寮対抗のこの学園でライバルにあたる他の寮の姫君をやっぱり味方につけてもいい。

  • 寮生は姫君がお好き1031_魔女の怒り

    …ふふ~ん、明日こそは彼の笑顔は私のもの~♪ 藤襲学園の教職員宿舎の一室で、柏木亜子は鼻歌を歌いながらドレッサーを前に髪を梳かしている。

  • 寮生は姫君がお好き1030_出陣式

    錆兎が寮内の大広間についた時には、すでに寮生達は皆、前回の寮対抗戦略大会…通称姫君戦争時に着用していた銀狼寮のトレーニングウェアを着用の上、モブ三銃士の一人の仁の指示で運び込まれたソレ用の防具を身に着けた状態で皇帝を待っていた。

  • 寮生は姫君がお好き1029_戦闘時に姫君は安堵する

    今日は色々激動だった。 新任の女性教師の赴任初日。 最初は色々と不安だったが、我らが寮長、錆兎自身は新任教師の色香に揺らぐことなく、義勇を優先し続けてくれている。

  • 寮生は姫君がお好き1028_姫君のご利益

    「おぉっ?!すごいなっ!!」 立派な刺繍のマントを手に驚く錆兎に義勇はムフフッと嬉しそうに笑う。 「誰かが姫君戦争で虎の皇帝が虎の刺繍のマント着てたって言ってたから…うちも着たらカッコいいかなと思って、こっそり刺繍してたんだ」 と言う姫君は最高に可愛い愛おしい。 「ありがとうなっ...

  • 寮生は姫君がお好き1027_決戦前

    ──あ~、仕方ないっ!三銃士、誰か義勇と炭治郎を呼んで来てくれ。 結局錆兎は決断せざるを得なかった。 少なくとも知らなければもう少し放置できたものでも、こうして知ってしまえば学園の伝統と誇りを踏みにじろうとする輩を放置するのは、錆兎の心情うんぬんは置いておいても寮としての評価に関わる。

  • 寮生は姫君がお好き1026_御旗の覚悟

    「…錆兎、あの……」 案内の寮生に先導されて寮長室のリビングに入ってきた金竜の姫君、美和は、少し落ち着かなげにそこにいるモブ三銃士にチラリと視線を向けつつ口を開いた。

  • 寮生は姫君がお好き1025_金の竜からSOS

    「銀狼寮、恐ろしいな。 勝てる気がしてこねえ」 茂部太郎達の説明を受けたあと、宇髄は驚きを隠せないように小さく首を横に振りながら言った。 「統率取れすぎだろ。 他の寮でも優秀な寮生は居るが、これだけ優秀なのに自己主張がほぼなくて、皇帝ファーストな寮生なんて見たことねえよ。 しかも...

  • 寮生は姫君がお好き1024_顔合わせとご相談

    「全員の確認終了。 結論から言うと小郎の排除は了承。 ただし…それに関しての責任は両虎寮で取ること。 つまり、俺達は3年に協力を求める見返りとして、小郎の排除という3年の側の条件を受け入れたという形を崩さないこと」

  • 寮生は姫君がお好き1023_身バレ確認

    宇髄を寝室に残して錆兎は再度リビングへと戻ると、その場で待っていた自分以外の5人に事の次第を説明した。

  • 寮生は姫君がお好き1022_理性と感情による結論

    最悪巻き込まれたくないと協力を断られる可能性は考えていたのだが、条件を出されることは正直想定の範囲外だった。

  • 寮生は姫君がお好き1021_もう一人追加

    思い切り不機嫌な錆兎と笑顔だが目が笑っていない無一郎を前に不死川が居心地悪い思いで茶をすすっていると、突然錆兎が自身の胸ポケットから自分のスマホを取り出した。 どうやら何かメッセージが来たらしい。

  • 寮生は姫君がお好き1020_撃退

    義勇のスマホの着信音はもちろん炭治郎にも聞こえている。 なので、炭治郎はまず発信元が覚えのない番号であることを確認すると、

  • 寮生は姫君がお好き1019_動揺の姫君

    「…義勇さん、大丈夫ですか?」 と聞く炭治郎にこっくりと頷く義勇。 平気か平気じゃないかと聞かれれば、平気じゃないのは自分じゃなくて錆兎なんじゃないだろうか…と思う。 今日はなんだか気持ちの落差がとても激しい日だった。 昨夜…寮生の一人の茂部太郎が義勇をイメージした香水とやらを寮...

  • 寮生は姫君がお好き1018_怒りの寮長

    無言で退室した錆兎が部屋に戻ってきたのは、それからほんの十数分後だった。 戻ってきた錆兎の手にはスマホ。

  • 寮生は姫君がお好き1017_喧嘩を売る女

    ──まあ僕は可愛い性格はしていないから、電話でも録音はしておくけどさ と言いながら、無一郎が見せてくれたのは、たった今、柏木亜子から来たメールだった。

  • 寮生は姫君がお好き1016_夜中の緊急会議

    錆兎が義勇を炭治郎の部屋に送って行って戻ると、すでに錆兎の寝室の窓の外の木の上に不死川と無一郎が待機していた。

  • 寮生は姫君がお好き1015_水面下

    「じゃ、終わったら迎えに行くから。 お前の一人くらい抱えて帰れるから眠かったら炭治郎のベッド借りて寝てても良いぞ」

  • 寮生は姫君がお好き1014_破れる夢

    こうして4時限目が終わって面識が出来た二年生の教室のあたりに行くと、元気に出てきた学生達が亜子をわ~っと取り囲んできた。

  • 寮生は姫君がお好き1013_甘い妄想

    香水が確かに効果があるとわかれば後は簡単だった。 出した問題を解く学生達の間を回れば、皆が素直になっていく。

  • 寮生は姫君がお好き1012_秘密兵器は無臭の香水

    初日…胸元にリボンのついたフェミニンなブラウスにピンクのフレアスカートと言う清楚系ファッションで自信満々で藤襲の2年の授業に臨んだ亜子だったが、いきなり学生達の冷ややかな視線と態度の洗礼にあった。

  • 寮生は姫君がお好き1011_リアル乙女ゲーム

    …今まで女人禁制だった男子校…余裕ねっ!! 10月の後期から赴任することが決まって、亜子はそれまでにJSコーポレーション側が用意してくれた資料を頭に叩き込む。

  • 寮生は姫君がお好き1010_四畳半一間から3LDKへ

    私立藤襲学園は広大な敷地に立つ名門校だ。 そう、広大な敷地。 このせいで通うのにはなかなか不便な学校でもある。 なので小等部まではたいていは親が自家用機で送り、中等部と高等部は全寮制だ。

  • 寮生は姫君がお好き1009_モブの視界は広く細かい

    そんな風に香水一色で始まった朝だったが、何か違う…と茂部太郎が気づいたのは授業が始まってすぐくらいの時だった。

  • 寮生は姫君がお好き1008_モブ達の雑談

    うちの皇帝は世界で一番カッコいいし、うちの姫君は世界で一番可愛い。 それは東から日が昇り西に沈むくらい当たり前のことである。

  • 寮生は姫君がお好き1007_怒れる錆兎と突如現実に引き戻る村田

    「お前、そんな無責任ならもう寮長をやめろっ!」 鬼軍曹と恐れられている銀狼寮の寮長錆兎の強い怒りを感じさせる声と言葉にそれまで不自然とも思えるほどの笑顔があふれていた辺り一帯の空気が凍り付いた。

  • 寮生は姫君がお好き1006_狂った寮長

    「…おい、村田を知らないか?」 高等部の校舎に戻った錆兎は銀竜の寮長である村田を見なかったか、まずは同学年の自分の教室の自寮生達に尋ねる。 すると寮生達はなんだか意味ありげに顔を見合わせた。

  • 寮生は姫君がお好き1005_不穏

    あれだけ警戒していたのにあっけないほど平和な時間が過ぎ、いつものように弁当を手に義勇を迎えに中等部に向かう錆兎。 授業終了が5分ほど長引いてしまったので、お腹を空かせているかもしれないと思えば自然と足も早まっていく。 まあ、いつもはこの時間は義勇を錆兎に任せて、炭治郎はさっさと食...

  • 寮生は姫君がお好き1004_嵐の前

    今日は自寮の姫君が特に可愛い。 もちろん我らが姫君はいついかなる時も世界で一番可愛いが、今日は特別だ。 なにしろ1週間ぶりの登校である。 錆兎が毎日続けている姫君のお手入れにも力が入るというものだ。

  • 寮生は姫君がお好き1003_茂部太郎と姫君印の香水

    ぜひ姫君に献上したい物があるので直接会って話をしたいという茂部太郎の要望で、錆兎は自分の方が彼の部屋に出向く。

  • 寮生は姫君がお好き1002_寮長の懸念

    寮長錆兎は目に見えて不機嫌だった。 姫君は今ここには居ない。 だからそんな素の感情を表に出せるのだ。 居たら内心機嫌が悪かろうと絶対にそんな素振りを見せる彼ではない。

  • 寮生は姫君がお好き1001_姫君の香水の完成─全てはここから始まった

    ──射人っ、仁っ、届いたぞっ!! 茂部太郎が通う藤襲学園は二期制なので、前期と後期の間に秋休みと言う少しばかり長い休みがある。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章54_軍曹の本領

    ──アルフレッド・F・ジョーンズ!貴様は何を逃げてるんだっ!! 憧れの相手から優しく励まされたらアルフレッドも立ち直るのかもしれない… そんな期待を胸に彼の籠っている部屋に案内した香の目の前でギルベルトの口から出たのは耳がビリビリするくらいデカい声での叱責だった。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章53_正義の味方到着

    ──香、銀狼のカイザーが来たけど… ──通して、プリーズ!!

  • 寮生はプリンセスがお好き10章52_落ち込むゴリプリ悩む香

    ──今日は食ってもOKだけど? ──ううん、いいよ…食べたくない…

  • 寮生はプリンセスがお好き10章51_裏取引

    「とりあえず…現状、資金も人材も心配なしで今後も王財閥に超恩売れるってお得じゃね?」 香がそう持ち掛けているのはギルベルトではない。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章50_後処理

    ──ディックの実家を潰すのは避けたいあるな… 香が一足先に入手してきた映像を見終わってため息交じりに呟く王耀。 今回の騒動は香の責任の範囲外だ。 むしろ協力した特権で他に出回る前に映像を入手出来たことは褒めてもいい。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章49_戦勝祝い

    数日後…銀狼寮のダイニングでは古今東西のご馳走が並んだ戦勝祝いのパーティーが開かれていた。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章48_判決

    悲報…心配をしながら慌てて帰還したら、プリンセスが黒幕の手下と談笑中だった。 いや、別に相手に洗脳されているとかではなさそうだったので良いのだが、とりあえず相手は女だから優しい言い方をしてやれと言われるともにょる。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章47_失敗

    それからは怒涛だった。 まず画像を見終わってすぐくらいにギルベルトが血相を変えて帰ってきた。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章46_証拠映像

    ──えっと…カイザーは特にプリンセスについて触れてませんっ そう言っていきなり持参のタブレットで動画を流したのは、本当に存在感がなさ過ぎてそこに居ることも忘れそうな銀狼寮の寮生だった。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章45_弁明

    「…とりあえずお話を承ります。 こんな時間に訪ねて見えたのはどういうご用件ででしょうか?」

  • 寮生はプリンセスがお好き10章44_手強い敵

    想像とは微妙に違う… アンは戸惑っていた。 てっきり周りの男どもにメソメソべたべたするしか能がないやからかと思っていたが、銀狼寮のプリンセスは凛とした佇まいで落ち着いていてどこか気品のある、寮長に継ぐ第二の銀狼寮の主だった。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章43_尋問かお茶会か…

    うん?これは何が起こっているのだろう…と、目の前の光景の意外さにアーサーは小首をかしげる。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章42_遭遇

    ──え?な、なにっ?!! いきなり聞こえて来た悲鳴の声は高くて、しかし声変わり前の少年のそれとは明らかに違う。 つまり、この学園にいるたった一人の女性、新任の女性教師のものと思われる。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章41_その頃のプリンセス達

    その夜、アーサーはモブ三銃士の一人のマイクと共にルートの部屋で過ごしていた。 いつもなら当然自室にいる時間だが、今日はギルベルトが金竜のプリンセスに助力を頼まれて金竜を混乱に陥れている金竜の寮長ロディの征伐に行っているので、一人は危ないとギルベルトからルートに預けられているのである。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章40_捨て身の復讐

    たとえ逆ハーどころか攻略対象者全員に逃げられようと、このままでは終われないっ! 絶対に…絶対に一矢は報いるっ!!

  • 寮生はプリンセスがお好き10章39_鬱屈した怒り

    ほとんどホラーだった。 綺麗で可愛く優し気なだけに、余計にこの状況での満面の笑みが恐ろしい。 怯えるアンを前にフェリシアーノはしばらくニコニコしていたが、 ──話すこと…ないみたいだね? と言うと、華奢な手で銀の呼び鈴をチリンチリンと鳴らした。 それで開いたドアから入ってきた人物...

  • 寮生はプリンセスがお好き10章38_追い詰められる魔女

    「お待たせ。 ごめんね、ギルベルト兄ちゃんとの約束でアーサーは部外者に会わせられないから、お話はよければ俺が聞くよ?」 待たされたのはほんの5分ほどだったが、ギルベルトが金竜から戻ってくるまでという時間が区切られているアンにとっては非常に長く感じた時間。 しかもそれだけ待たされて...

  • 寮生はプリンセスがお好き10章37_憎しみ

    アン・マクレガーは正直後悔していた。 教職員宿舎から銀狼寮までは遠い。 もちろん道は伸びているのだから迷子になることはないのだが、それでも暗い道を一人で移動するのはやや怖い。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章36_輝く援軍

    悔しいがその時の金虎の寮長は実に凛々しくカッコよかった。 金色の虎の刺繍のマントをたなびかせ、剣を掲げて寮生達に号令を下している姿はギルベルトの目から見ても本当にカッコいい。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章35_葛藤と覚悟

    そんな風に一瞬ギルベルトが考え込んだのを勘違いしたのか、 「馬鹿が~! 俺が孤立したかとでも思ったかっ!! 操られるだけ操られた挙句にシャルルのガキに寝返った馬鹿どもと違って俺は組織に買われているからなっ! ピンチになればちゃんと援軍が来るんだよっ!!」 と急に元気になったロディ...

  • 寮生はプリンセスがお好き10章34_乱入者

    ──申し訳ありませんっ!いかなる処罰も受け入れますっ!! それはなかなか壮観だった。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章33_形勢逆転

    おそらくシャマシュークの他の寮長や高等部生達が見たら感動のあまり目を潤ませるであろうこの光景は、そのスピリットを根底から否定したロディには不快なものとしか映らなかった様である。 口の端を歪めて嫌な笑みを浮かべてシャルルを見た。

  • 寮生はプリンセスがお好き10章32_ボロボロな漢気

    ──おや、うちのを連れ帰ってくれたのか、軍曹。 慌てた寮生とは対照的に、少し経って出てきたロディは随分と落ち着いていて、にこやかに言う。

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