2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】 宿坊の木つ端のごとき牛蒡かな 小川軽舟 宿房(しゅくぼう)は、…
俳句と写真 毎日の生活で、見た景=季語を探して、気ままに書いています。
2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】
2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】 宿坊の木つ端のごとき牛蒡かな 小川軽舟 宿房(しゅくぼう)は、…
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】 居待月死ぬる権利のありやなし 辻村麻乃 「篠」187号掲載 …
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】 寺町の花屋の大き芋茎籠 辻美奈子 寺町(てらまち)とは、寺院が集中して配置された地…
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】 東京タワー鉄鉄鉄秋日鉄鉄塔となす 小澤實 東京タワー今年で開業66年を迎える…
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】 秋声の溜り場としてフランス座 坊城俊樹 歴史あるフランス座(ふらん…
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】 秋海棠こぼれあかるき畳かな 仙田洋子 九月五日は各地か…
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華《まんじゆしやげ》 【秋―植物―仲秋】
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華(まんじゅしゃげ《まんじゆしやげ》) 【秋―植物―仲秋】 晩学に恋の句加へ曼珠沙華 歌代美遥 『ひらひらと』歌代美…
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】 自転車を鳥居に駐めて秋澄めり 塩見恵介 塩見恵介第3句集『隣の駅が見える駅』(…
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】 執着を離れ障子を洗いけり 岡田耕治 障子の洗い、障子紙を剥がす。単純作…
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】 三日月にぶらさがりたい夜である 津田このみ 私が個人的に月のマークで印象深いのは、「花…
2024.9.5一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】
2024.9.5 一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】 口径いくつ銃口いくつ蓮の実とぶ 月野ぽぽな 『句集 人のかたち』 左右社 刊行日…
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】 秋麗の神坐すあの木この木かな 谷口智行 谷口智行第四句集『海山』神話の国熊野の血を感…
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】 献杯は眉の高さに小鳥来る 広渡敬雄 句集『風紋』広渡敬雄著(角川文化振興財団)。…
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】 秋風がめくる心の一ページ 黛まどか 杉田久女に感銘を受け句作を始め、第一句集『B面…
2024.9.1一日一季語 露草(つゆくさ) 【秋―植物―三秋】
2024.9.1一日一季語 露草(つゆくさ) 【秋―植物―三秋】 宵越しのなみだ堪へて螢草 五島高資 第5句集。 星辰(セイシン) 発行:角川…
2024.8.31一日一季語 蝗(いなご) 【秋―動物―初秋】
2024.8.31一日一季語 蝗(いなご) 【秋―動物―初秋】 母は母子は子の袋蝗捕り 岡田夏生 イナゴはイネの成育中または稲刈り後の田んぼで、害虫…
2024.8.30一日一季語 新涼(しんりょう《しんりやう》) 【秋―時候―初秋】
2024.8.30一日一季語 新涼(しんりょう《しんりやう》) 【秋―時候―初秋】 指が指に逢ふ新涼のバケツリレー 黒岩徳将 第一句集 「渦」 所収 港…
2024.8.29一日一季語 茶立虫(ちゃたてむし《ちやたてむし》) 【秋―動物―初秋】
2024.8.29一日一季語 茶立虫(ちゃたてむし《ちやたてむし》) 【秋―動物―初秋】 茶立虫建て付け悪き母の家 棚山波朗 チャタテムシの名前の由…
2024.8.28一日一季語 桔梗(ききょう《ききやう》) 【秋―植物―初秋】
2024.8.28一日一季語 桔梗(ききょう《ききやう》) 【秋―植物―初秋】 桔梗のひらけば急にお喋りな 辻美奈子 万葉集の山上憶良の「七種(ななくさ…
2024.8.27一日一季語 蒲の絮(がまのわた) 【秋―植物―初秋】
2024.8.27一日一季語 蒲の絮(がまのわた) 【秋―植物―初秋】 蒲の穂絮おとぎ話しを風にのせ 柴田靖子 因幡の国の気多の岬を通りかかっ…
2024.8.26一日一季語 鷹の山別れ(たかのやまわかれ) 【秋―動物―初秋】
2024.8.26一日一季語 鷹の山別れ(たかのやまわかれ) 【秋―動物―初秋】 朝風や山をはなるゝ鷹一つ 博子 日本でタカ科12種、ハヤブサ科3種が…
2024.8.25一日一季語 花畠(はなばたけ) 【秋―地理―三秋】
2024.8.25一日一季語 花畠(はなばたけ) 【秋―地理―三秋】 おほかたは穂に出て花圃の軽くなる 鷹羽狩行 草の穂という季語がある。お花畑と花畑の違…
2024.8.24一日一季語 草の穂(くさのほ) 【秋―植物―三秋】
2024.8.24一日一季語 草の穂(くさのほ) 【秋―植物―三秋】 穂草波新河岸川の舟着き場 水野加代 新河岸川河岸場跡とは、江戸時代に川越-江戸を…
2024.8.23一日一季語 秋出水(あきでみず《あきでみづ》) 【秋―地理―初秋】
2024.8.23一日一季語 秋出水(あきでみず《あきでみづ》) 【秋―地理―初秋】 自転車を停めて見てゐる秋出水 田原央子 台風が接近したときや大雨の…
2024.8.22一日一季語 初茸(はつたけ) 【秋―植物―初秋】
2024.8.22一日一季語 初茸(はつたけ) 【秋―植物―初秋】 初茸や禁断の地と言はれても 高橋澄子 世界には、立ち入ると恐ろしいことが起きるといわ…
2024.8.21一日一季語 寒蝉鳴(ひぐらしなく) 【秋―時候―初秋】
2024.8.21一日一季語 寒蝉鳴(ひぐらしなく) 【秋―時候―初秋】 例句が見当たりませんでした⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。 【季語…
2024.8.20一日一季語 草雲雀(くさひばり) 【秋―動物―初秋】
2024.8.20一日一季語 草雲雀(くさひばり) 【秋―動物―初秋】 風に鳴き風に鳴きやみ草雲雀 樺澤やすの 最寄駅の階段下で、毎朝、草雲雀の鳴き声を…
2024.8.19一日一季語 秋刀魚(さんま) 【秋―動物―初秋】
2024.8.19一日一季語 秋刀魚(さんま) 【秋―動物―初秋】 二年半ぶりの大漁初秋刀魚 西垣順子 北海道東部の根室市で8月16日、サンマが初水揚…
2024.8.18一日一季語 踊(おどり《をどり》) 【秋―生活―初秋】
2024.8.18一日一季語 踊(おどり《をどり》) 【秋―生活―初秋】 指の先よりも身の反り風の盆 鷹羽狩行 おわら風の盆(おわらかぜのぼん)は、富…
2024.8.17一日一季語 初嵐(はつあらし) 【秋―天文―初秋】
2024.8.17一日一季語 初嵐(はつあらし) 【秋―天文―初秋】 初あらし周防に一つつらき墓 宇佐美魚目 武藤紀子『宇佐美魚目の百句』(ふらんす堂)…
2024.8.16一日一季語 七節(ななふし) 【秋―動物―仲秋】
2024.8.16一日一季語 七節(ななふし) 【秋―動物―仲秋】 竹節虫の六節如意輪観世音 宮坂静生 長野県千曲市生まれ、松本市育ち。信州大学で近世…
2024.8.15一日一季語 台風(たいふう) 【秋―天文―仲秋】
2024.8.15一日一季語 台風(たいふう) 【秋―天文―仲秋】 台風と闘ひし傘携へて 木暮陶句郎 台風7号、16日に関東接近へ=猛烈な風や大雨に厳…
2024.8.14一日一季語 蜻蛉(とんぼ) 【秋―動物―三秋】
2024.8.14一日一季語 蜻蛉(とんぼ) 【秋―動物―三秋】 山の日に蜻蛉は翅を休めをり 中西道子 8月11日は「山の日」山の日は、 2014年 (…
2024.8.13一日一季語 白粉花(おしろいばな) 【秋―植物―仲秋】
2024.8.13一日一季語 白粉花(おしろいばな) 【秋―植物―仲秋】 白粉花のこんもり咲けり遊女塚 中山砂光子 江口(大阪市東淀川区)、神崎(尼崎…
2024.8.12一日一季語 蜩(ひぐらし) 【秋―動物―初秋】
2024.8.12一日一季語 蜩(ひぐらし) 【秋―動物―初秋】 蜩や自刃弔ふ五輪塔 末益冬青 五輪塔は仏塔の一種であり、平安時代中期に日本で建て…
2024.8.11一日一季語七夕(たなばた) 【秋―生活―初秋】
2024.8.11一日一季語七夕(たなばた) 【秋―生活―初秋】 船窓に顔ひとつづつ星祭 大島雄作 「星合(ほしあい)」とは七夕の織姫と彦星の逢瀬。…
2024.8.10一日一季語 荻(おぎ《をぎ》) 【秋―植物―初秋】
2024.8.10一日一季語 荻(おぎ《をぎ》) 【秋―植物―初秋】 居酒屋の昼定食や荻の風 小澤 實 荻の葉を揺らす風がたてる音のこと。荻は昔から秋…
2024.8.9一日一季語 鳩吹(はとふき) 【秋―生活―初秋】
2024.8.9一日一季語 鳩吹(はとふき) 【秋―生活―初秋】 喉もとのボタンをはづし鳩吹けり 加藤峰子 鳩吹、私は、鬼平犯科帳の中の、相模の彦十(江戸…
2024.8.8一日一季語 盆波(ぼんなみ) 【秋―地理―初秋】
2024.8.8一日一季語 盆波(ぼんなみ) 【秋―地理―初秋】 盆波にひとりの泳ぎすぐ返す 井沢正江 『お盆の時期には危険だから海に入ってはダメ』『…
2024.8.7一日一季語 立秋(りっしゅう《りつしう》) 【秋―時候―初秋】
2024.8.7一日一季語 立秋(りっしゅう《りつしう》) 【秋―時候―初秋】 新しき肌着にかへて今朝の秋 白鳥婦じゑ 立秋は二十四節気のなかでも特に…
2024.8.6一日一季語 茗荷の子(みょうがのこ《めうがのこ》) 【夏―植物―晩夏】
2024.8.6一日一季語 茗荷の子(みょうがのこ《めうがのこ》) 【夏―植物―晩夏】 茗荷の子貰ふ両手に余るほど 望月晴美 地下茎から出る花穂を食すの…
2024.8.5一日一季語 プール 【夏―生活―晩夏】 音もなくプールの底の青さかな 辻村麻乃 プールの底では、人は何も聞こえず、光は上ら差し込ん…
2024.8.4一日一季語 麦酒(びーる) 【夏―生活―三夏】
2024.8.4一日一季語 麦酒(びーる) 【夏―生活―三夏】 さまよへる湖に似てビヤホール 櫂未知子 8月4日は、ビヤホールの日ビアホールチェーンの…
2024.8.3一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】
2024.8.3一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 水遊びする子に先生から手紙 田中裕明 田中 裕明(たなか ひろあき、…
2024.8.2一日一季語 跣足(はだし) 【夏―生活―三夏】
2024.8.2一日一季語 跣足(はだし) 【夏―生活―三夏】 すこし酔ひ跣足で歩く池袋 岡田史乃 「東が西武で西東武、高くそびえるサンシャイン♪」…
2024.8.1一日一季語 老鶯(ろうおう《らうあう》) 【夏―動物―三夏】
2024.8.1一日一季語 老鶯(ろうおう《らうあう》) 【夏―動物―三夏】 老鶯の思はぬ近さ楽しめり 橋本絹子 先日この句のように、姿が見えそうなほど…
2024.7.31一日一季語 泥鰌鍋(どじょうなべ《どぢやうなべ》) 【夏―生活―三夏】
2024.7.31一日一季語 泥鰌鍋(どじょうなべ《どぢやうなべ》) 【夏―生活―三夏】 膝すこし崩す向かひと泥鰌鍋 大崎紀夫 どじょうを食べる文化はか…
2024.7.30一日一季語 蛇(へび) 【夏―動物―三夏】
2024.7.30一日一季語 蛇(へび) 【夏―動物―三夏】 蛇のあと水に模様のあらはるる 松野苑子 蛇が泳ぐ際には、身体を大きくくねらせる力で水を後方に…
2024.7.29一日一季語 裸(はだか) 【夏―植物―仲夏】
2024.7.29一日一季語 裸(はだか) 【夏―植物―仲夏】 裸の子顔一杯に笑ひをり 上野章子 元気でくったくのない子供の姿が思い浮かぶ。 ⇒画像をク…
2024.7.28一日一季語 夏瘦(なつやせ) 【夏―生活―三夏】
2024.7.28一日一季語 夏瘦(なつやせ) 【夏―生活―三夏】 夏痩せかミロのヴィーナスAカップ 尾上有紀子 前2世紀ごろ古代ギリシアで制作された彫…
2024.7.27一日一季語 溽暑(じょくしょ《じよくしよ》) 【夏―時候―晩夏】
2024.7.27一日一季語 溽暑(じょくしょ《じよくしよ》) 【夏―時候―晩夏】 蓋あけし如く極暑の来りけり 星野立子 土潤溽暑。二十四節気「…
2024.7.26一日一季語 百日紅(さるすべり) 【夏―植物―仲夏】
2024.7.26一日一季語 百日紅(さるすべり) 【夏―植物―仲夏】 校門の閑散として百日紅 甲州千草 「百日紅」の名のとおり、初夏から秋までの長い間…
2024.7.25一日一季語 木槿(むくげ) 【秋―植物―初秋】
2024.7.25一日一季語 木槿(むくげ) 【秋―植物―初秋】 一日を終へたる安堵木槿にも 池田雅かず 木槿の花は、朝咲いても夕方にはしぼんでしまう一…
2024.7.24一日一季語 茘枝(れいし) 【秋―植物―仲秋】
2024.7.24一日一季語 茘枝(れいし) 【秋―植物―仲秋】 苦瓜(ゴーヤー)の終焉赤く染まりけり 田下宮子 近年の猛暑、ヒートアイランド対策として、…
2024.7.23一日一季語 雷(かみなり) 【夏―天文―三夏】
2024.7.23一日一季語 雷(かみなり) 【夏―天文―三夏】 雷鳴の遠ざかりゆく逢瀬かな 柴田佐知子 今日は15時頃仕事場で雷雨にあい、現場仕事は中…
2024.7.22一日一季語 大暑(たいしょ《たいしよ》) 【夏―時候―晩夏】
2024.7.22一日一季語 大暑(たいしょ《たいしよ》) 【夏―時候―晩夏】 全開に蛇口をひねる大暑かな 羽賀恭子 西日本、東日本は夏空の広がる所が多…
2024.7.21一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】
2024.7.21一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 塩舐めて酒酌む夏の盛りかな 斎藤信義 斎藤信義第5句集『光る雪』(文學の森)掲載句。日本…
2024.7.20一日一季語 蓮の花(はすのはな) 【夏―植物―晩夏】
2024.7.20一日一季語 蓮の花(はすのはな) 【夏―植物―晩夏】 不忍池ぽつぽつ蓮の花見えて 保坂加津夫 池の中から真直ぐに伸びて花を咲…
2024.7.19一日一季語 夕焼(ゆうやけ《ゆふやけ》) 【夏―天文―晩夏】
2024.7.19一日一季語 夕焼(ゆうやけ《ゆふやけ》) 【夏―天文―晩夏】 手の甲の青き血潮や大夕焼 辻村麻乃 この句から思い浮かぶのは、「手の…
2024.7.18一日一季語 尺蠖(しゃくとり《しやくとり》) 【夏―動物―三夏】
2024.7.18一日一季語 尺蠖(しゃくとり《しやくとり》) 【夏―動物―三夏】 尺蠖の道ひろびろと使ひけり 堀切克洋 堀切克洋句集『尺蠖の道』堀切…
2024.7.17一日一季語 万緑(ばんりょく《ばんりよく》) 【夏―植物―三夏】
2024.7.17一日一季語 万緑(ばんりょく《ばんりよく》) 【夏―植物―三夏】 万緑に埋るる御師の句碑を祝ぐ 粕谷容子 神代植物園に写真の会の方と…
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】
2024.6.28一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 捨て票になるやも青葡萄仰ぐ 田中藤穂 今回の都知事選挙、投票をし…
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】
2024.6.27一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 大くらげ腰骨折れしまま泳ぐ 田中呑舟 珍しいことやあり得ない物事のたとえとして、「ク…
2024.6.26一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】
2024.6.26一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】 姫路城より翡翠の急降下 山田六花 400年以上の時を越え、日本の宝から…
2024.6.25一日一季語 焼酎(しょうちゅう《せうちう》) 【夏―生活―三夏】
2024.6.25一日一季語 焼酎(しょうちゅう《せうちう》) 【夏―生活―三夏】 余白ある黒字のラベル米焼酎 永田満徳 白岳しろ【公式】noteより引…
2024.6.24一日一季語 夏服(なつふく) 【夏―生活―三夏】
2024.6.24一日一季語 夏服(なつふく) 【夏―生活―三夏】 白服のマネキン真夜の町見をり 高杉風至 ショーウインドーの中からこのマネキンは、何…
2024.6.23一日一季語 草矢(くさや) 【夏―生活―初夏】
2024.6.23一日一季語 草矢(くさや) 【夏―生活―初夏】 女なり草矢うちつつ五黄の寅 兵泉美 NHKの朝のドラマ『虎に翼』の主人公の名は「寅子」…
2024.6.22一日一季語 梅雨晴(つゆばれ) 【夏―天文―仲夏】
2024.6.22一日一季語 梅雨晴(つゆばれ) 【夏―天文―仲夏】 梅雨晴れ間長生きをして長電話 芝尚子 昭和七年生まれの母。今の地に引っ越してきたの…
2024.6.21一日一季語 黴(かび) 【夏―植物―仲夏】
2024.6.21一日一季語 黴(かび) 【夏―植物―仲夏】 黴の壁外人ヌードピンナップ 塩見恵介 大学生の頃の友人の下宿など思い出します。週刊誌の特別…
2024.6.20一日一季語 合歓の花(ねむのはな) 【夏―植物―晩夏】
2024.6.20一日一季語 合歓の花(ねむのはな) 【夏―植物―晩夏】 枝も葉も風の揺り籠ねむの花 林翔 夜になると小葉が閉じて垂れ下がることが知ら…
2024.6.19一日一季語 桜桃忌(おうとうき《あうたうき》)【夏―行事―仲夏】
2024.6.19一日一季語 桜桃忌(おうとうき《あうたうき》) 【夏―行事―仲夏】 ぐい呑みの志野に紅さす桜桃忌 神蔵器 志野焼は、室町時代の茶人…
2024.6.18一日一季語 夏の雨(なつのあめ) 【夏―天文―三夏】
2024.6.18一日一季語 夏の雨(なつのあめ) 【夏―天文―三夏】 夏の雨ラジオ体操休息日 市橋香 小学校の時、学校や、近くの公園へ早起きをして…
2024.6.17一日一季語 白鷺(しらさぎ) 【夏―動物―三夏】
2024.6.17一日一季語 白鷺(しらさぎ) 【夏―動物―三夏】 きぬぎぬの白鷺さほど白くはなし 河西志帆 きぬぎぬ 衣衣 後朝衣を重ねて掛けて共寝をし…
2024.6.16一日一季語 夏シャツ(なつしゃつ) 【夏―生活―三夏】
2024.6.16一日一季語 夏シャツ(なつしゃつ) 【夏―生活―三夏】 漁具店の魚拓に並ぶアロハシャツ 北島和奘 実際に見た景なのであろう。トローリン…
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
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2024.9.15一日一季語 牛蒡引く(ごぼうひく《ごばうひく》) 【秋―植物―三秋】 宿坊の木つ端のごとき牛蒡かな 小川軽舟 宿房(しゅくぼう)は、…
2024.9.14 一日一季語 居待月(いまちづき《ゐまちづき》) 【秋―天文―仲秋】 居待月死ぬる権利のありやなし 辻村麻乃 「篠」187号掲載 …
2024.9.12一日一季語 芋茎(ずいき) 【秋―植物―仲秋】 寺町の花屋の大き芋茎籠 辻美奈子 寺町(てらまち)とは、寺院が集中して配置された地…
2024.9.13一日一季語 秋の日(あきのひ) 【秋―天文―三秋】 東京タワー鉄鉄鉄秋日鉄鉄塔となす 小澤實 東京タワー今年で開業66年を迎える…
2024.9.11一日一季語 秋の声(あきのこえ《あきのこゑ》) 【秋―天文―三秋】 秋声の溜り場としてフランス座 坊城俊樹 歴史あるフランス座(ふらん…
2024.9.10一日一季語 秋海棠(しゅうかいどう《しうかいだう》) 【秋―植物―初秋】 秋海棠こぼれあかるき畳かな 仙田洋子 九月五日は各地か…
2024.9.9一日一季語 曼珠沙華(まんじゅしゃげ《まんじゆしやげ》) 【秋―植物―仲秋】 晩学に恋の句加へ曼珠沙華 歌代美遥 『ひらひらと』歌代美…
2024.9.8一日一季語 秋澄む(あきすむ) 【秋―時候―三秋】 自転車を鳥居に駐めて秋澄めり 塩見恵介 塩見恵介第3句集『隣の駅が見える駅』(…
2024.9.7一日一季語 障子洗ふ(しやうじあらふ) 【秋―生活―仲秋】 執着を離れ障子を洗いけり 岡田耕治 障子の洗い、障子紙を剥がす。単純作…
2024.9.6一日一季語 三日月(みかづき) 【秋―天文―仲秋】 三日月にぶらさがりたい夜である 津田このみ 私が個人的に月のマークで印象深いのは、「花…
2024.9.5 一日一季語 蓮の実(はすのみ) 【秋―植物―晩秋】 口径いくつ銃口いくつ蓮の実とぶ 月野ぽぽな 『句集 人のかたち』 左右社 刊行日…
2024.9.4一日一季語 秋麗(あきうらら) 【秋―時候―仲秋】 秋麗の神坐すあの木この木かな 谷口智行 谷口智行第四句集『海山』神話の国熊野の血を感…
2024.9.3一日一季語 小鳥(ことり) 【秋―動物―仲秋】 献杯は眉の高さに小鳥来る 広渡敬雄 句集『風紋』広渡敬雄著(角川文化振興財団)。…
2024.9.2一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】 秋風がめくる心の一ページ 黛まどか 杉田久女に感銘を受け句作を始め、第一句集『B面…
2024.9.1一日一季語 露草(つゆくさ) 【秋―植物―三秋】 宵越しのなみだ堪へて螢草 五島高資 第5句集。 星辰(セイシン) 発行:角川…
2024.8.31一日一季語 蝗(いなご) 【秋―動物―初秋】 母は母子は子の袋蝗捕り 岡田夏生 イナゴはイネの成育中または稲刈り後の田んぼで、害虫…
2024.8.30一日一季語 新涼(しんりょう《しんりやう》) 【秋―時候―初秋】 指が指に逢ふ新涼のバケツリレー 黒岩徳将 第一句集 「渦」 所収 港…
2024.8.29一日一季語 茶立虫(ちゃたてむし《ちやたてむし》) 【秋―動物―初秋】 茶立虫建て付け悪き母の家 棚山波朗 チャタテムシの名前の由…
2024.8.28一日一季語 桔梗(ききょう《ききやう》) 【秋―植物―初秋】 桔梗のひらけば急にお喋りな 辻美奈子 万葉集の山上憶良の「七種(ななくさ…
2024.8.27一日一季語 蒲の絮(がまのわた) 【秋―植物―初秋】 蒲の穂絮おとぎ話しを風にのせ 柴田靖子 因幡の国の気多の岬を通りかかっ…
2023.9.17一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】 「銀化」創刊色なき風聚め千年待つとせむ 中原道夫 銀化は平成10年10月10日に…
2023.9.16一日一季語 秋刀魚(さんま) 【秋―動物―晩秋】 殿様がよろこぶやうにした秋刀魚 北大路翼 北大路翼の第4句集『流砂譚』 邑書林 2…
2023.9.15一日一季語 鶏頭(けいとう) 【秋―植物―三秋】 鶏頭の両手で測る頭蓋かな 森泉理文 トサカ系、クリスタータグループに分類される鶏頭…
2023.9.14一日一季語 カンナ 【秋―植物―三秋】 皆どこに往つたのか白昼のカンナ 奥坂まや 奥坂まや 第4句集『うつろふ』「うつろひゆくもの」…
2023.9.13一日一季語 菊(きく) 【秋―植物―三秋】 金輪際兵とならずに菊として 坊城俊樹 句集「壱」より「壱」こそが宇宙創成のビッグバンであ…
2023.9.12一日一季語 螇蚸(ばった《ばつた》) 【秋―動物―初秋】 きちきちを捕ったと猫が見せにくる 山田六甲 室内飼いの猫でも、ベランダや室…
2023.9.11一日一季語 秋の蝶(あきのちょう《あきのてふ》)【秋―動物―三秋】 秋の蝶付けてくれたる形見分 大島雄作 日本では、昔から「死者は蝶…
2023.9.10一日一季語 紫式部の実(むらさきしきぶのみ) 【秋―植物―晩秋】 遊行僧空也の行方実むらさき 野見山ひふみ 空也は、観想を伴わず、ひ…
2023.9.9一日一季語 重陽(ちょうよう《ちようやう》) 【秋―植物―晩秋】 重陽や坂の奥からバスが来る 野名紅里 初句集 トルコブルーより古くは…
2023.9.8一日一季語 木の実(このみ) 【秋―植物―晩秋】 木の実降る根方に小さき道祖神 岡本尚子 村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を…
2023.9.6一日一季語 石榴(ざくろ) 【秋―植物―仲秋】 実柘榴や本堂に釣る巨き魚鼓 芦澤一醒 魚鼓 (ぎょく) は、魚板と同じ意味。魚の形に…
2023.9.5一日一季語 狗尾草(えのころぐさ《ゑのころぐさ》) 【秋―生活―三秋】 利かん気の人を遠目に猫じやらし 杉山久子 第四句集 「栞」よ…
2023.9.4一日一季語 九月(くがつ《くぐわつ》) 【秋―時候―仲秋】 公園に静けさもどる九月かな 島田教夫 2023年の夏休は、各地で違いがある…
2023.9.3一日一季語 露草(つゆくさ) 【秋―植物―三秋】 空のいろ湖のいろとも露草は 今井妙子 鮮やかな青色の色水ができり露草。古名を「つきくさ…
2023.9.2一日一季語 相撲(すもう《すまふ》) 【秋―行事―初秋】 水入りの大一番の草相撲 三村純也 宮中において旧暦7月に相撲節会が行われたため…
2023.9.1一日一季語 秋の空(あきのそら) 【秋―天文―三秋】 どこまでも正解のない秋の空 岡田耕治 秋の空といえばさわやかで、澄んだ青のイメ…
2023.8.31一日一季語 秋茄子(あきなす) 【秋―植物―三秋】 秋茄子や夫とふたりで立つ厨 与川やよい こうした景は、端から見ていてもほのぼのし…
2023.8.30一日一季語 二百十日(にひゃくとおか《にひやくとをか》) 【秋―生活―仲秋】 枝少し鳴らして二百十日かな 尾崎紅葉 29日(火)6時現在…
2023.8.29一日一季語 糸瓜(へちま) 【秋―植物―三秋】 保育所の育ち過ぎたる糸瓜棚 原茂美 先日、買物のルートにある幼稚園のネットフェンスに…
2023.8.28一日一季語 臭木の花(くさぎのはな) 【秋―植物―初秋】 行き過ぎて常山木の花の匂ひけり 富安風生 葉や枝に独特のにおいがあり、葉を擦っ…