お久しぶりです。皆様お元気でしょうか?私は先日ついにコロナに感染しましたが、元気です。ただ後遺症で味覚障害になり、食べることが唯一の楽しみなのに味覚を失って絶望しました。が、味が分からない今がダイエットのチャンスだと逆転の発想でサラダをむしゃむしゃと食べています。味のない草です。やっぱり早く味覚戻ってきてほしいです。こうやって雑記を書くのも1年以上ぶりで、投稿方法も忘れてしまっていました。お話も全...
8、終幕段ボールに囲まれたベッドの上でベーグルを齧る。トマトと生ハムの相性が抜群だ。美味しいブランチ、お昼のニュースの時間。物騒な話題、静かな休日、涙を浮かべる女性、穏やかに揺れるカーテン。『まさか夫が犯罪者だったなんて…』乾燥した唇の隙間から震える声を発する。被害者が実は加害者だと後に暴かれた時の絶望たるや。それなら最初から真実を知りたかっただろうね。家庭では良い夫、実は裏では色々と。よくある話...
はじめまして。? アルストロメリアTVXQのhmn小説。韓国の赤い東の神ふたりを愛でています。公式とは一切関係ない非公式です。甘〜性描写まで何でもありですのでご注意下さい。がっつり性描写には鍵をかけていますが、性描写が苦手な方は閲覧自体をご遠慮ください。無断転載や盗用は禁止です。コメントのお返事は基本的にお返しします。ネタバレや展開の質問にはお答えできません。返事不要の方は拍手からでも一言頂けると糧になり...
7、抃舞口から心臓が出そうなほど緊張する僕に対して、意外にもユノは目を丸くして驚いた。「ここまで聞いてまだ分からない?」馬鹿にした口振りではなく本当に不思議そう。分かるわけないだろ。むっと唇を噛み、無言で先を促す僕の頬を撫でた。「…あ、もしかして誤解してる?」「誤解?」ユノの言葉の意味が分からなくて見上げると「やっぱり」なんて苦笑いされてむかついた。そうやってすぐ子供扱いしようとする。「チャンミン...
※注意6、抃舞僕が12歳の時に姉が殺され、両親が自殺した。それから平和だった僕の生活は一変した。辛い事もあった。むしろ辛い事ばかりだった。でもユノがいたから生きてこられた。今もちゃんと笑うことができる。眠れない夜も、涙を流した夜も、悪夢に魘される夜も、ユノが父のように母のように抱き締めてくれた。ユノが怪我をするたび死んでしまうんじゃないかと恐怖したことは数知れず。それでも長い時間を経て大抵の事には慣...
5、 瞠目苦しいと思って目が覚めたら部屋に戻って来ていた。いつもの部屋だ。ほっと安堵。あたたかいベッドに寝かされている。体は綺麗になっている。濡れていないし寒くない。意識を失った僕は重かっただろうにここまで運び面倒を見てくれたユノは怪力だ。「チャンミン…」当の本人はといえば、さっき男を殴り飛ばした同一人物とは思えないくらいの死にそうな顔で僕を抱き締めていた。苦しい原因は彼の腕力だった。痛い。背骨折...
hmnを愛でるための世界。
hmnを愛でるための世界。
2、混沌空は青い。ユノは真っ黒。僕も真っ黒。まるでカラス。僕はゴミは食べないけど、紫外線を吸収してしまう。こんな格好だと浮くだろうと思うかもしれないがここはアメリカ。ぐるりと見渡せば周りには更に奇抜な格好がたくさん。カップル、友人同士、集団、家族、エトセトラ。まさにカオス。この国の縮図そのもの。こんな公園でさえそれを顕著に示す。そう、僕達のことなど誰も見ていないし気にしていない。「ふぁ…」欠伸がこ...
花が枯れている。ゴミ箱に捨てる。ミルクの空瓶、ティッシュ、ガム、ペットボトル、コンドームの残骸が入っている。それらの上に、ぽとんと落ちる萎びた
「スホ!」社長室から出た時、同期の女に呼び止められた。事務職の彼女に会うのは研修の時以来で、俺は軽く手を挙げた。「久しぶり」「今もしかして社長室から出てきた?」「え?ああ…うん」指差された重厚な扉を振り向き頷く。実はあれ以来すっかりチョン社長に顔と名前を覚えられた俺は、たまに社長の仕事に携わるようになった。とはいえ当然大きな仕事ではなく、シム先輩の手伝いと称して雑用をしているだけだ。シム先輩は新人...
※ユノ視点※糖度低め目が覚めた。時間を確認すると2:22を指していた。まだ深夜だ。同じ数字を指しているのが無性に不吉に思える。真っ暗な部屋で何も見えない中、スマホの画面が異質なほどに明るくて目がチカチカと痛い。目を擦り、すぐに画面を伏せる。再び暗闇がやってくる。どこかでサイレンが聞こえる。カンカンと近付くその音はやけに心臓に響いて不愉快だ。何も悪い事などないはずなのに、なんとなく不安を煽られる。ドッドッ...
こんばんは。生きています。今日は御礼とお知らせです。まず、3月は異動や期末ということもあり連日バタバタと忙しく過ごしておりましたが、あっという間に4月ですね。先週の大雨ですっかり桜も散ってしまいましたが、昼は春らしく暖かい日も多くて少しずつ初夏に近付いているのかなと思います。私はお花見したりピクニックしたりと、休日は比較的ゆっくり過ごしていました。3/31は天赦日と一粒万倍日と寅の日が重なる大開運日だっ...
長い一日が終わった。今日は疲れた。めちゃくちゃ疲れた。(…まさか本当に社長とシム先輩が付き合ってるなんて思ってもみなかったな…)でもよく考えれば多種多様の時代し同性同士でもありか。付き合ってるとなるとやっぱりコネの可能性もあることは否めないけどあのシム先輩だ。ちゃんと実力もあって社長に認められているに違いない。シム先輩も社長は仕事に厳しいって言ってたし。社長の秘密を知れてラッキーなんて思ってたけど、...
初めて来た時は社長に感動して。2回目に来た時は社長に驚愕して。そして、今。3回目は社長に恐怖している。スホは社長室の前で立ち尽くしていた。怖すぎる。昼間のこともあるし、このタイミングで呼び出されるなんて不安しかない。一体何を言われるんだろうか。いや、大方予想はついている。おそらく昼間のことだ。目が合ったかもしれないと思ってたけど、本当にバレてたのかもしれない。だとしたら…俺はどうなる?消される?口封...
俺は、チョン社長とシム先輩の噂を思い出した。以前から、付き合ってるんじゃないかと社内で密かに噂されている社長と秘書。目の前にはそれを決定付ける光景が広がっている。そうだ。すっかり忘れていたけど俺はふたりの関係を暴いてやると意気込んでいたんだった。ソファーに押し倒されたシム先輩の上にチョン社長。社長はシム先輩の首筋に顔を埋めていて、もぞもぞと動いている。「あっ。ユノ…」シム先輩の媚びるような甘い声。...
謎の感情に駆られて一方的に怒ってしまったお詫び…といってはなんだけど、今更ながらユノの歓迎会をしようかと思いついた。ユノはわけも分からないままこんなところに来て本当は困ってるのに一体何を歓迎するんだという話は置いておいて、まあ…とりあえず僕なりのささやかな気持ち程度に。歓迎会といっても一介のサラリーマンである僕が節約生活の中で盛大にパーティーをしたりフレンチや高いレストランに連れて行けるわけじゃない...
※スホ視点チョン社長のクールさとカリスマ性にすっかり心酔してしまった。「社長かっこよかったな…」初めて直接話した。スホとあだ名で呼んでくれた。それがこんなに嬉しいと思ったことはない。俺は頭が良さそうだと褒めてくれて、ぴったりな仕事だとも言ってくれた。営業ができなかった悔しさはもう完全に消えた。それどころか秘書という仕事に誇りを持った。チョン社長の格好よさに射抜かれた俺は、絶対に社長の専属秘書になる夢...
チャンミンは、むっとして眉を寄せた。普通「恋人だと思われても別に構わない」なんて言われたら、同性であっても褒められていると喜ぶものなのか?さっきの女なら甲高い声を上げる?でも……構わないって、気にしないってことだよね?そもそも僕とユノは恋人ではないけど、そういう問題じゃない。まあ男同士だけどチャンミンでも別に気にしないけどって、そう言う意味?ユノの言葉を、
翌日、約束通りユノと街に出た。パーカーにジーンズというシンプルな格好のユノは、どう見ても普通の人にしか見えない。ましてやユノが過去からやって来た王様だなんて誰も思うまい。それどころか、スタイルが良くて目鼻立ちの整ったユノはクールで涼しげな印象ですれ違う人がちらちらと振り返っているのを感じる。「…何だ?」「…何にも」そうだった、ユノはイケメンだった。ちくしょう。目立ちたくないのに。周囲の視線から逃れる...
チャンミンは夢心地だった。付き合ってからよくユノに言われた。「今まで散々アピールしてたつもりなのにチャンミンさんは鈍感だ。そんなに年も変わらないのに大人ぶってる。そういうとこも可愛いけど、俺ばっかり好きみたいだ」いつも拗ねたように言うユノの方が可愛いと思ったけどそれは秘密にしておいた。確かにユノほど口には出さなくても、それは恋愛経験があまりないから恥ずかしいだけで……本当はチャンミンもユノのことが大...
hmnを愛でるための世界。
皆さま、こんばんは!ついに2月も終わり3月になりますね。最近あんまり追えていないんですが、ユノ×SHINeeの子達がわちゃわちゃ絡んでいるのが可愛くて可愛くて癒されました。あとボッテガのグリーンを身に纏うユノがスタイリッシュすぎて…!はあ。幸せな空間ですね。そして、10万泊手ありがとうございます!(コメントで教えて頂いて知りました。笑)皆様が10万回もぽちぽち泊手を押して下さったんだと思うとよく分からないくらいす...
「…じゃあ…」しばらくしてユノの腕の中に大人しく収まっていたチャンミンは顔を上げた。その上目遣いにユノはドキッとする。出会った頃と変わらず男と思えないほど美人で綺麗なのに、表情は可愛くていつまでも心を鷲掴まれる。こんな人他にはいない。何より大切だと思う存在が身を委ねてくれていると思うだけでユノは嬉しくなる。「昼間の人は?あれは誰?」今回のことは誤解だった。それなら、女性と歩いてたのは一体何だったのか...
チャンミンはまるで自分が仲間外れにされているような気持ちになった。僕が知らないことをばあちゃんも知ってるのに、ユノはなかなか話してくれない。その理由が全く分からなくて悲しくなった。ついに我慢できず、ずっと頭に浮かんでいた嫌な予感を聞いた。「…もしかして、僕と別れたいの?」「はっ!?いや、そんなわけ…」あ。自分で言っておいて泣きそう。そう思った途端に本当に涙が出たらしく、ユノはぎょっと目を見開いた。「...
僕は膝から崩れ落ちそうになるのを何とか耐えて家まで走った。ばたばたと音を立てて階段を登り部屋に駆け込みベッドへ潜り込む。「はあ…」さっきの光景を思い浮かべるだけで頭が真っ白になる。ユノくんが、女性とふたりで歩いていただけ。ただの友達かもしれない。それなのに冷や汗が出て、ぎゅっと心臓を絞られるような痛みが襲う。これは嫉妬と不安だ。…あれは浮気?だって、ユノくんは僕に嘘をついた。バイトだって言って本当は...
こんばんは!チャンミン誕生日おめでとうー!とりあえず滑り込みで更新しました!笑今日の花言葉は「アルストロメリア」です。いつも通り、くだらない雑記をお届けします。今日はすっごく寒いですね。先週は春が来たのかと思ったのに急に冬に逆戻りの極寒で鼻水止まりません。しかし周囲の花粉症の友人達が苦しみ出しておりますので、やはり春は近いと感じます…。この1年本当に色々あり…去年や一昨年に比べると心境や環境に大きな...
僕の恋人は年下の男の子。思わず皆が振り向いて見惚れてしまうくらいに端正な顔立ちと抜群のスタイルをしていて、とてもかっこいい。僕に甘えてくる姿は可愛くて、心がくすぐったくなる。積極的に僕を攻める姿は雄々しくてその男らしさにくらくらする。色々な一面を見せてくれるたびに僕は心臓が破裂しそうなくらいにときめいて、どうしようもないくらいユノくんをまた好きになる。初めて会った時から興味があった。外の暑さで額に...
すっかり完治したユノは呑気にお茶を飲んでいる。「自分では問題ないと思っていたが予想以上に疲労が溜まっていたらしいな」「そんな他人事みたいに…」「死ぬかと思った」風邪くらいで死ぬのは流石に大袈裟だと思うけど、まるで他人事のような物言いに意外と鈍感なのかもしれないと僕は呆れた。「あ、茶柱」「茶柱なんかより自分の体のことだろ…。次から無理せずにすぐ言って。遠慮とかしなくていいから」「ああ」「ユノって…王様...
ユノは26歳の時、何者かによって毒殺される。「毒殺……」ぎゅっとスマホを握る手に力がこもる。(それって…殺されるってことだよね?)逆にそれ以外ない。まさか、歴史上ではユノは殺されていたとは。チャンミンは信じられない気持ちでユノに関する史実を読み進める。今までユノに聞きたいことは実際いっぱいあったけど、まずは現代の知識を教えることに必死でユノの過去については何も知らないままだった。もう、ユノが嘘をついて...
彼は光だ。まるで太陽のようにエネルギーに溢れていて、僕にないものを持っている。僕には眩しすぎてたまに暑苦しいくらい。僕はそんな彼をいつも近くで見ていることしかできない。ユノが主役を務めたドラマの撮影が無事終了して、応援のためにクランクアップに立ち会っていた僕も打ち上げに呼ばれた。僕なんかが行っていいのか。「明日は朝早いし僕は帰ります。ユノもあんまり遅くならないようにしてくださいね」明日は朝から2人...
今朝はアラーム音で目が覚めた。いつもならユノに叩き起こされるから一瞬「あれ?」と思ったけど、もしかしたらまだジョギングに行ってるのかもしれないと思い至って朝の支度をする。ランニングシューズ買ってから更にやる気出てみたいだし。ユノの分の朝食も準備しておいて、ゆっくりコーヒーを飲みながらニュースを見ていると一人の時間を過ごすのはかなり久しぶりだと気付いた。(なんか静か…)ずっと一緒にいるわけではないし一...
2週間ほどが過ぎた。ユノは相変わらず早起きで、トースターの使い方も覚えてパンを焼き、電気ケトルでお湯を沸かしたところで僕を叩き起こす。「チャンミン、朝だ。起きろ」「……起きるの早すぎ……」おかげで朝に弱い僕でさえぼやきながらもアラームが鳴る前に起きるようになり、朝食はトーストとコーヒーだけだったのに最近ではサラダやヨーグルトもちゃんと用意するようになった。ユノと話をしながらゆっくり食べる。一方ユノ...
こんばんは。珍しく2日続けて雑記を書いております。昨夜のユノのインスタライブ完全に見逃しました。が、やっぱりユノのセンイルカップホルダー欲しい!と思って、急遽コリアンタウンをぶらぶらしてきました。1年ぶりのカップホルダー巡り♩いくつか種類があって迷ったんですけどこちらをゲットしました★左側のユノは長編アイコンとしても使わせてもらっていたお気に入りなので興奮しました。あんまり調べずに行ったので現地でリサ...
出勤早々、同僚がチャンミンの顔を見て眉を顰めた。「おはよう。なんかシム疲れてない?」「え?あー…そう?」チャンミンは内心ぎくっとした。確かに疲れてはいる。この週末色々ありすぎたから疲れは全く取れていないが、開口一番に言われるなんて相当顔色悪いんだろうか。「何かあったのか?」「いや別に何も…」「まあ…月曜日だしな」まさか王様を拾って一緒に住むことになったなんて言えるわけない。数日の間に僕の環境は変わっ...
こんばんは!ユノ誕生日おめでとうー!!!生まれてきてくれてありがとう!!!同じ時代に生きることができて感謝です!今夜は疲労×疲労=ハイテンションです。ばたばたしている間に2月になってしまいました…。最近仕事が忙しく、更新が不定期になってしまって本当にすみません。毎日楽しみにして下さってる方には申し訳ないです(TT)コメントは有り難く読ませて頂いておりますのでいつでも大歓迎です。癒しです…。こんなクズを応援...
チャンミンは4人家族で、両親と妹がいる。大手商社に勤める父は家族を連れて海外にいるが、数年後にはまた戻ってくることが決まっているのでせっかく購入した家を手放すのも面倒だとチャンミンが掃除をして綺麗に保っていろという約束で、一人で3LDKのマンションに悠々と住んでいる。一人で住むには広すぎるし掃除が面倒だと思っていたけどこんなところで役立つとは。「この部屋使ってください。あ、そこの棚だけは鍵かかってます...
人生は選択の連続だ。今までは楽な方ばかりを選んできた。程よく努力しながらも、人並みになるように。ならたまには自分の感情に従って、気の向くままに行動してもいいんじゃないか。ぽかんとしているユノの顔を見て、自分でも何言ってるんだって思ったけど。何も考えなしで決めたわけじゃない。普通なら正直人を養う余裕はあんまりないかもしれないけど僕は今
僕の白いタートルネックと黒いデニムを着ただけのユノ。細身だけど筋肉がついた体にぴったり合っていて、足が長いからデニムが恐ろしく似合う。昨日のゆったりしたあの派手な服や部屋着よりもよっぽどしっくりきてる気がする。じと、とユノを見つめるときょとんとしている。「?」おかしい…身長は変わらないのに。僕が着るとひょろっとした印象になるのにユノだと同じ服でも違って見える。不躾にも見れば見るほど整った顔立ちをし...
ユノのせいでびしょ濡れになった洗面所をキレながら拭いて、自分も寝る支度をしてからこっそり部屋を覗くと、ユノは爆睡していた。「めっちゃ寝てるし………」危機感がないのか何なのか。しかも衝撃的なほどの寝相の良さで、すーすーと寝息を立てている。突然拾った得体の知れない人間がちゃんと寝ていることに対して安心したような気が抜けたような。………僕って本当にお人好しだ。僕の金曜日の夜を引っ掻き回した本人は気持ち良さそ...
王様の不遜な態度と横柄な言葉で警察官には全く相手にしてもらえず、悪戯やら痴話喧嘩やらと散々言われた挙句に追い出されて家に逆戻り。当の本人はといえば車内でご立腹だ。 「何だあいつの態度は!?」「はあ…」ほぼあんたのせいだろと内心思うけどツッコむ元気がない。どうやら車には慣れたらしく、自ら覚束ない手付きでカチッとシートベルトをしながらぶつぶつ文句を言っている。行きは「こんなものが必要なのか」と窮屈そう...
「王様…?」「そうだ」 ぽかんと間抜け面を晒して立ち尽くす僕と、堂々と頷き自分を王様だと言い張る男。その額には冷えピタ。そのせいか、僕が貼ったんだけど威厳は全くない。王様。王様とは。
散々な金曜日だ。「はあ、疲れた………」ただでさえ疲れているのに更に疲れた。一週間仕事を頑張ったのに何だこの仕打ちは。チャンミンは濡れた玄関を片付けて部屋に戻り、数十分経っても未だぐっすり眠りこける半裸の男を見る。どうやら体調が悪いわけではなさそうで顔色は良くなってきたから安心したけど、念の為にと額に冷えピタを貼った。引き締まった体と端正な顔立ちに長方形の冷却シートの組み合わせが合ってなくて間抜けだ。...
昔からそうだった。人見知りだし放っておけばいいのに好奇心が勝った時は自ら首を突っ込んでしまって厄介な事に巻き込まれることが多かった。そんなことを思い出しながら、チャンミンは目の前で倒れている人を見下ろした。しとどに濡れた前髪から垂れた雨粒のせいでまつ毛に水滴が溜まり何度か瞬きをする。………何この人?ていうか何この格好?「コスプレイヤー…?」チャンミンの頭に疑問符が浮かび、首を傾げた。目の前にいるのは、...
淡々と過ごすだけの毎日がつまらなかった。同じことの繰り返しで代わり映えのない日々。目立たない僕はこの世界の脇役で、上に立って光り輝く主役は別世界の存在。それは死ぬまで同じで、運命が変わることはない。そう思っていた。シム・チャンミンの生活は至って普通だ。いつも同じ時間に起床して、朝食は必ずトーストとコーヒー。何故なら簡単だから。テレビの音をBGMに新聞を読み、ゆっくり支度をして余裕を持って家を出る。駅...
こんにちは。しばらくお休みを頂いていました。その間も、お話を読んで下さりありがとうございます(TT)お察しの通り(?)新年早々瀕死状態だったんですが、ぼちぼち復活していきたいと思いますのでゆるくお付き合い頂ければ嬉しいです。更新は明日から毎日6:00を予定しています。あ。ユノのソロ曲たくさん聴いてます!語彙力が低下して「すごい」の一言しか出ませんでしたが、ユノの全てが詰まってて、情熱や愛を感じる素晴らしい作...
「ポルトガルに行きたい」今回はチャンミンの一言から始まった。バリ島以来お互い仕事が忙しくて海外には行っていなかった。旅行自体も久しぶりだ。「何でポルトガル?」ユノは首を傾げた。そういえば前回も旅行の候補に挙げていたことを思い返すが、
「ポルトガルに行きたい」今回はチャンミンの一言から始まった。バリ島以来お互い仕事が忙しくて海外には行っていなかった。旅行自体も久しぶりだ。「何でポルトガル?」ユノは首を傾げた。そういえば前回も旅行の候補に挙げていたことを思い返すが、
※ユノ視点昔から何にも興味が湧かなかった。表面上では楽しいふりをして心の底は冷え切っていた。いや、唯一興味が惹かれたのは人が命を終える瞬間だった。だから俺はそれを見ることに固執した。死ぬために生まれた人間がその生涯を閉じる時、最初で最後の輝きを見せる。泣く者、命乞いをする者、怒る者、たまに笑う者も。狂ってるよな、みんな。もちろん俺も。いや、俺だけかな?空気を汚してこの地球を食い散らかして我が物顔で...
hmnを愛でるための世界。
hmnを愛でるための世界。
おはようございます。新年早々仕事がハイパー忙しすぎて瀕死の青柳です。忙しいと毎日は早く終わるんですけど心がすり減っていきますね。実は、新年のご挨拶で新連載のお話をお知らせして3話まで更新したんですが、どうしても納得いく続きが書けなくて時間が掛かりそうなので一旦全部下げました。所謂、普通にスランプです(笑)消えてんじゃねーか!と驚かせてしまった方は申し訳ありません(TT)私自身は気の向くままにお話を自由...
絶望のチャイムが鳴る。チャンミンは焦った。「あ……」やばい。どうしよう。教科書を家に忘れてしまった。こんなことなら予習なんてしなければよかった。先生が怖いから当てられた時のために持って帰ったのに、不要なことをしてしまった。もっと早く気付けたら他のクラスに友人に貸してもらえたのに、既にチャイムは鳴り終わって、皆もう席に座り始めてしまっている。「授業始めるぞー」ああ、数学の先生が教室に入ってきた。どっ...
散々な金曜日だ。「はあ、疲れた………」ただでさえ疲れているのに更に疲れた。一週間仕事を頑張ったのに何だこの仕打ちは。ベッドの上にはぐっすり眠りこける半裸の男。どうやら体調が悪いわけではなさそうで顔色は良くなってきたから安心したけど、念の為に額に冷えピタを貼った。どことなく間抜けだ。これだけ見るとどんな状況だとツッコみたくもなるけど、チャンミンはあくまでも倒れていた人間を介抱しただけに過ぎない。単に雨...
昔からそうだった。面倒くさがりだし放っておけばいいのに、好奇心が勝った時は自ら首を突っ込んでしまいその結果巻き込まれることも多かった。チャンミンは目をぱちぱちと瞬きさせて、目の前で倒れている人間を見つめた。………なにこの格好?「…コスプレイヤー…?」目の前にいるのは、コスプレイヤーのような格好をしている男。赤地に金色のマークをあしらったド派手な格好は私服とは思えない。何かの衣装だろうか?いやそんなこと...
淡々と過ごすだけの毎日がつまらなかった。同じことの繰り返しで代わり映えのない日々。目立たない僕はこの世界の脇役で、上に立って光り輝く主役は別世界の存在。それは死ぬまで同じで、運命が変わることはない。そう思っていた。シム・チャンミンの生活は至って普通だ。7時に起床して、朝食は必ずトーストとコーヒー。何故なら簡単だから。テレビの音をBGMに新聞を読み、ゆっくり支度をして8時には家を出る。駅まで十数分を歩き...
あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します。年が明けてから既に数日経っておりますが…皆様いかがお過ごしでしょうか。私自身短い休みでしたが元旦はSMTOWNの無料ライブもちらっと観ながら、ゆっくり休んでリフレッシュできました。お休み中も小説を読んで拍手を押して下さった方、ありがとうございます(TT)!ちなみに仕事は今日から始まっております(笑)やっぱり新年を迎えると目標を立てたり気持ちを入れ替...
ユノは夏が嫌いだが、かといって冬が好きなわけではない。どちらかといえば冬の方がマシだという程度で、暑いよりは寒い方が得意なだけ。つまり冬は寒いから今のようにこたつから出られないのも仕方ない。「ううーっ!寒い!」ひんやりと冷たい床をパタパタと走って急いでこたつに入ったこの美しい男とは、灼熱の夏に出会った。だから今年はほんの少しだけ夏も悪くないかと思えた年だった。茹だるような暑さの中、涼やかな古書店...
こんばんは。もうすっかり年の瀬。年末ですね。毎年思うんですけど、クリスマスからの急に年末ムードすごいですよね。クリスマスツリーを薙ぎ払って門松やしめ縄へ切り替える速さに笑ってしまいます。そんな私はがっつり30日まで仕事なので、日に日に朝の満員電車から同志達が減っていくのを寂しいような妬ましいような、座れて嬉しいような複雑な気持ちで見守っております。本当は家で一生寝たいです。追加公演や15周年記念イベン...
後日チャニョルにあの後どうなったかを聞いた。あの後というのは、チャニョルが俺に無理矢理キスをしたところを周りに目撃されて俺とチャンミンが逃げた後のことだ。チャニョルは至ってけろっとしている。「あー。あれですか。ユノさんがキス上手いって自慢するから試してみたって言っときました」「は!?」「皆から質問攻めにあって大変だったんですよー?なのにユノさんチャンミンだけ連れて逃げるし、チャンミンのせいで髪ボサ...
何事だと言わんばかりの突き刺さるような周囲の視線を躱して控室に戻ったが「すぐに帰りたい」というチャンミンの要望に応えてメイクも落とさずに帰宅した。後はチャンミンによって髪をボサボサにされた上に放置されたチャニョルに任せよう。俺の家に帰り、ようやくチャンミンとふたりきりになれたが、当の本人はむすっと黙り込んで頬を膨らませている。「あー…えっと、チャンミン?」「………」「チャンミン…?」「…何ですか」「...
ユンホの唇は冷たいのに吐息は熱くて、数日ぶりのキスにチャンミンは酔いしれた。「ん、ふ……」寂しさを埋めるかのようなキスに幸せでいっぱいになり、少しずつ熱を取り戻していくユンホにチャンミンは力が抜けてしがみつく。唇を離すと抱き締め合ったままユンホは微笑む。「あ。ケーキ食べただろ?甘い味する」「うん…。またユノとは新しくケーキ買おうと思って食べてた」ちらっとテーブルの上に置かれたケーキを見たユンホが申し...
街はイルミネーションで彩られ、駅前はクリスマーケットで賑わい、至る所でクリスマスソングが流れて道ゆく人々もそわそわと浮かれている。チャンミンも例に違わずその内の一人だった。しかも、今年のクリスマスは金曜日。翌日の仕事を気にすることなく思いっきりクリスマスを恋人と満喫する事ができると、チャンミンは前々からカレンダーを見てはにやついていた。今年は外食ではなく家でゆっくり過ごそうと前から話していたから...
突然記憶が繋がり、思い出した。前から既視感はあった。だからチャニョルと前にどこかで会ったことあるんじゃないかってずっと思ってたけど、どうやら違ったようだ。俺はチャニョルの目を見つめた。「…セリンに似てる」「……!」「チャニョル。もしかして……パク・セリンを知ってるか?」自分で言いながら気付いた。そうだ、そういえば名字も一緒じゃないか。何で気付かなかったんだろう。それくらい俺の中では記憶が薄れてしまって...
ひとつになれた幸せな夜が明けた翌日からその問題は発生した。というよりも、目覚めた瞬間すぐ分かった。俺は腕の中でぐっすり眠るチャンミンをじっと見つめていた。安心したようなその寝顔は幼く天使のように愛らしい。写真に収めたい。やがてチャンミンら身じろぎをして「ん…」と鼻にかかった声を上げながら目を開いた。「おはよう」「…おはようございます…」チャンミンはとろんとした顔つきで、どこか照れ臭そうに微笑んでくる...
hmnを愛でるための世界。
「……………」「……………」しばらく玄関で立ち尽くしたまま、何度か瞬きをした。目の前に見覚えのない女性がいる。(えっ?誰?)純粋に驚いた。頭の中で疑問符が乱舞する。(俺、部屋間違えてないよな?)お互い無言で、相手は恥ずかしそうに俺を見つめている。俺はまじまじと女性を見た。ブラウンのロングヘアに…。その赤いワンピースは見覚えがある。俯きがちなその顔立ちは可愛くて、背は高い。あれ?大きな瞳と、きゅっと噛み締められた...
こんばんは。最近書きたいことがいっぱいあったんですけど、仕事で疲れてあまりに眠すぎたので夜な夜な寝落ちていました。しかも寝惚けて投稿間違えたり時間ミスしたりということが多くてごめんなさい(TT)ランキングの反映もわけ分かんないことになってるようなんですけど直し方が分からないので無視してください!笑今日はゆっくり過ごしながらお話も書けたので、明日はちゃんと6:00に更新できそうです!多分!と、つまらない前...
僕はどん底に落ち込んでいた。ユノさんと付き合うようになってから僕の生活は一転した。仕事は至って順調で、ユノさんも応援してくれるし「チャンミンが一番可愛い」なんて褒められれば、単純な僕はますます頑張った。自分に自信のなかった僕が皆の期待に応えられるということが嬉しかった。仕事が終わればユノさんの家でゆっくり過ごし、たまに泊まってベッドで一緒に眠るという幸せな時間を送っていた。スキンシップやキスに...
恋愛のせいで腑抜けになったなんて言われないように、どんなにプライベートで甘い雰囲気になっても仕事では一切手を抜かない。かなり薄くなってきたチャンミンの額に残る火傷の跡をなぞる。「…だいぶ薄くなってきたな。ちゃんと消えたらいいけど。若いから大丈夫かな」「はい」淡々と頷くだけのチャンミンに小さく笑ってしまう。この話では、俺に心配させまいとしてるのか責任を感じないようにか、チャンミンは頑なに平気としか...
俺は悶絶の日々を過ごしていた。無事に結ばれてからのチャンミンは、あの時見せてくれたとびっきりの笑顔を頻繁に俺に向けてくれるようになった。その破壊力は慣れるどころか毎回増している。本人曰く、今まで俺のことが好きすぎて緊張してなかなか話せない上に笑えなかったらしい。憧れの人に会えるのが嬉しくてにやけてしまうから必死に平静を装ったら無表情で愛想がないように見えてしまったと。何だそれ?そんな奇跡あるのか?...
おはようございます。今日は連載の更新お休みします。次からはユノ視点の予定ですが、元々ユノの片思いストーリーだったのであんまりネタが残ってなくて、区切りのいいところで終わる予定です!多分今からイチャイチャします。今回はお話の代わりに、タイトル通り以前タイに行った時の旅行記と短編「魅惑のイランイラン」について補足します。私は海外旅行に行くのが好きで、多い時には年8回ほど行っていました(そのうち3回くらい...
hmnを愛でるための世界。
僕はちっぽけなプライドを捨てて、ユノさんを引き止めることに全力を投じた。ドンへさんにもユノさんを担当に戻してほしいと頼み込んだ。「チャンミンお前…そんなにユノがいいのか?」「…はい。ユノさんがいいです」「は〜。変わったね…。いや、何も変わってないか。初めからチャンミンはユノを指名してたもんな」「………」そういえばそうだった。僕は初めからユノさんに憧れていたから。ただ、僕の中で憧れが恋に、僕たちの関係が変...
何も考えていなかった僕はユノさんに言いたいことも気持ちの整理もつかないままにひたすら追いかけた。外に出るとユノさんの後ろ姿が見えた。ただ、いつも鏡越しにばかり見ていたユノさん。その背中を見て焦燥感に駆り立てられた。ユノさんが行ってしまう。行かないで。「待って!」「……シムさん?」驚いた様子でユノさんが立ち止まって振り向いてくれたから、急いで駆け寄った。「ま、待ってください!」久々に走った運動不足の体...
何故だかユノさんの話が無性に気になって、ユノさんが帰ってしまったことが気がかりでその日の夜はあまり眠れなかった。次の日僕は朝早くに仕事へ向かった。昨日遅くなったことを謝って、ユノさんの話を聞こう。あんなに改まって言うなんて、もしかしたら何か大切な話かもしれないから。1人で待っていると、ユノさんが来た。ドアが開く音にさえ僕の心臓は跳ねる。もう担当になってもらってから数ヶ月経つのに、いつまで経っても僕...
「はあー…疲れた…」チャンミンは重いため息を吐いた。ゾンビのような顔をして屍のようにいつもの如く満員電車に揺られながら帰路に着く。平日は休日までのカウントダウンに過ぎない。そんな日々の繰り返しだった。(部長め…散々こき使いやがって)心の中で悪態つきながらも、今日も仕事のストレスで疲労困憊。そのためか、誤って一駅手前で下車してしまった。もう次の電車まで待つのが煩わしくて、たまには気分を変えて歩いて帰るか...
何気ない会話の中でユノさんに好きな人を聞かれた時、チャニョルが何か吹き込んだに違いないと気付いた。まさか本人に言うなんて、あいつ…後で叱ってやる。「誰?どんな人?って、俺が聞いてもいい?」「え、あ…」「ごめん、シムさんがどんな人好きなのか気になって」「…えっと…」もうやめてください。拷問すぎる。顔から火が出て死んじゃう。「……俺の知ってる人?」「……た、多分……」僕は、恥ずかしさのあまり本人を目の前にして
こんばんは。今日部長に「目死んでるで」と言われた青柳です。探偵ナイトスクープ見ながら今ぽちぽち打ってるんですが、都美人というお酒の酒柱が面白すぎて涙流しながら笑っています。そんな感じで、珍しく2日連続で雑記を書いております。見返してみると、雑記は月に3〜5回くらいしか書いてなくてブログなのに頻度低いなと一瞬思ったんですけど週1ペースだと考えたらめっちゃ普通でした。たいして面白味もない内容ですみません!...
「チャンミンさん、すごいセクシーでしたね!」(…セクシー…?)恋愛や好きな人のことを直球で聞かれたせいか、インタビュー後の撮影はいつもより緊張したのに周りからは評判が良かった。しかも色気があったなんて今まであんまり言われたこともないのにやたらと褒められた。初めは右も左も分からず始めた仕事だったけど今では楽しいと思うし、お世辞でも褒めてもらえると戸惑いながらも自分を少しだけ誇らしく思える。素直じゃない...
こんばんは。仕事で疲れすぎて瀕死の青柳です。もはや疲れすぎて、ダイエットしたいのに暴食が止まりません。帰宅してすぐ作り置いていた味玉とポテチとチョコを食べてから「さて、晩御飯なに食べよっかな」と冷蔵庫を漁ってる有様でそんな自分に戦慄しました。体重2kg増えました。この前は編集しようとしたら間違って雑記を消してしまったんですが、その時は先輩にLINEで「友達は陰性です」と言おうとしたら「友達は陰茎です」と...
僕の不毛な片思いは平行線だった。ちなみに表向きは彼のことをチョンさんと呼んでいたけど、ファンになった時から実はユノさんと呼んでいたからそれを絶対に言い間違えないように注意していた。だって急に名前で呼んだら気持ち悪いだろうし、かといって名前で呼んでいいですか?とも聞けず。最初は出来る限りユノさんの名前は呼ばないようにするなんて無駄な努力もしていた。それでも、やっぱりずっと憧れていた人に仕事のたびに...
※チャンミン視点未だに信じられない。現実味がなくてこれは夢じゃないかと思ってしまう。「これからユノって呼んで」「ユ、ユノさん…」恐る恐る名前を呼べば目の前でユノさんがにっこり笑う。ああ、かっこいい。「チャンミンって呼んでもいい?」「は、はい」僕が吃りながら頷くとユノさんは嬉しそうに微笑んでくれる。ああもう、どうしよう。死んでしまう。「ずっと俺もチャンミンって名前で呼びたかったんだ」僕も本当はずっと...
撮影を終えたシムさんが、約束通りちゃんと待っていた俺を見た時の顔。「お疲れ」「…チョンさん」安心したのかほっとして眉を下げて嬉しそうに笑う姿に俺の心は今日何度目かの蜂の巣になった。(いやいや、いきなり可愛すぎるだろ!)今まで全然何考えてるか全く分からなかったのに急に分かりやすい。誰がどう見ても浮ついているのが分かる。それがあまりに可愛くて、そのまま抱きしめて2人っきりになりたかった。それに今までのこ...
こんばんは。先輩にLINEで「友達は陰性です」と打とうとしたら、「友達は陰茎です」と誤爆した青柳です。4月6日のシムの日にこのブログを開設して、はや8ヶ月が経ちました。いつも拍手やコメント等、応援して下さりありがとうございます!そして分かってるつもりで分かってなかったんですけど、地獄の日(第1回目)は12月30日(例のあの日です、仕事終わりに衝撃すぎて忘年会の間ずっと喚いてました)だから今月末じゃないですか。もう...
怖くて逃げようとした俺はシムさんによって見事に引き留められて、今はシムさんと向き合っている。「俺、シムさんのことが好きなんだ」シムさんが追いかけてきてくれて俺がいいと言ってくれたことが嬉しくて愛おしさが溢れた。そのせいで溜めに溜めて諦めて飲み込んだはずの感情は自分でも頭で理解する前にするっと口から溢れ出た。打算的に生きてきたつもりだったのに本能的に告白してしまった。告白はシチュエーションに拘って...
(あー。ダサいな、俺)あれだけ告白するだのと色々豪語しておいて結局逃げるなんて格好悪いにも程がある。それは十分分かってるけど、シムさんに傷をつけた罪悪感と失恋した失望感で右往左往してどうすればいいか分からなくなった。謙遜でも見栄でもなく、俺は昔はモテていた。男女問わず告白されることも多くて、良くも悪くもそれに慣れていた。それが普通だと思ってたから、自慢と感じるわけでもなく、そういうものだとたかを括っ...
あの時のことがフラッシュバックのように蘇る。
ジェットコースターは急降下して脱輪し、地面に激突して壊れた。不安定な恋だとは分かってたけど、心のどこかで期待してた。でもシムさんが好きなのは俺じゃなかった。顔を真っ赤にして恥ずかしそうにチャニョルに好きだと伝えるシムさんを思い出すと、胃の辺りがむかむかした。言葉にできない不快感だった。前にチャニョルにシムさんのことを言われた。やっぱりあれはチャニョルの牽制だったのかと今更になって確信する。色々考...
おはようございます。12月になりましたね。今年も1ヶ月切ってて恐怖です。秋って大好きな季節なんですけどいつもすぐに過ぎ去ります。既に漂う年末感…。本日の更新はお休みです。とりあえず毎日更新を心がけているものの、色々と忙しくて追いつかず…。でも適当には書きたくないし、無理に書くと義務みたいになって嫌になるし、お話を考えると時間がかかってしまうので、たまに更新しない日もあるかと思いますが、よろしくお願いし...
二度目の告白も失敗した。シムさんが作ったつまみを食べながら酒を飲み、2人ともほろ酔い気分の良い雰囲気になったタイミングを見計らってようやく告白したのにシムさんが酔いすぎたのか寝てた。一度のみならず二度も失敗するとは。なんて展開だと絶望したけどまた更に距離が縮まったと感じたし俺とシムさんの間には確実に信頼関係が存在すると確信できた俺は変にポジティブになった。実際、警戒心の強いはずのシムさんがまた俺の...
「お邪魔します」「いらっしゃい」丁寧に靴を揃えて俺の部屋に入るシムさんを見た時、やっと念願が叶ったと小さな達成感が芽生えた。来てくれたのは2回目だけど、前来た時は完全に眠りこけていたシムさんを俺が背負って連れ帰ってきただけ。でも今回は違う。自らの意志でシムさんが来てくれたことが信頼してくれているようで嬉しい。いやいや安心するのは早い。まだ何も始まってない。前回はシムさんへの恋を自覚して、今回は告白...
翌日、夕方に駅前で待ち合わせることになり俺は早めに到着した。部屋も片付けたしビールも用意しているから、後はスーパーで買い物するだけ。我ながら準備は完璧。服も、気合いが入ってると悟られないようにさりげなくオシャレに見えるものを馴染みのスタイリストに聞いた。彼は一体どんな風の吹き回しだと驚いていたけど無視した。そわそわと立つ俺はかなり不審者だったかもしれない。それくらい楽しみや緊張や色々な感情を抱いて...
こんばんは。いつもお話を読んで下さりありがとうございます。コメントや拍手、応援めちゃくちゃ嬉しいですー!新曲ダウンロードしました。朝に聴くとちょっと気分がすっきりするような、心の底から陽気がこみ上げるような爽やかな曲でしたね。XV展も始まったみたいなので、どんな感じなのか気になってます。今日は雑記をつらつらと書きます。まず、11/22(日)に更新した次回作アンケートが11/30(月)までです。もし投票まだの方いら...
人生初めて試みた告白は見事失敗したけど、俺は逆にリベンジに燃えた。すぐに立ち直ってよし今度こそ言うぞなんて子供のように意気込んでいた。何故なら、シムさんはもしかしたら俺のことを好きなんじゃないかと多少は自惚れていたからだ。根拠は全くないしプライベートのことは分からないけど、真剣に告白すれば気持ちが揺れてくれるんじゃないかとか、あの照れたりする可愛い反応はひょっとしたら…と淡い期待を勝手に寄せてしま...
だいぶ秋は深まり肌寒くなってきた。まだ炬燵を出すには早い季節。夏から言っていたように紅葉を見に行こうと計画したものの、連日観光客で平日も朝から大行列とテレビで報じられている。行きたいけど、人混みが苦手な俺とチャンミンさんはなんとなくタイミングを失い、近所を散策して色付く木々を眺めるに止まっていた。縁側から眺めるおばあさんこだわりの庭でも密かに紅葉が楽しめて、ドウダンツツジが赤く色づいている。俺は草...
初日の撮影は慌ただしかったけど充実していた。専属になったのはかなり久しぶりだから、こんな風に出張も数年ぶり。1人で撮影現場だった海辺を散歩する。靴を脱いで素足で砂浜を歩くと、足の裏に柔らかな砂の感触があって心が落ち着く。適当に砂浜にそのまま腰掛けて、なんとなく海を眺める。このあたりはサンセットが綺麗らしい。もう少しで陽も沈むし、せっかくだから見よう。だんだん沈んでいく夕陽がまるでこの世界の理その...
いつも撮影は主に屋内やスタジオが多いから、屋外は新鮮だった。俺も邪魔にならないように、でもシムさんの表情がよく見えるようにしっかり観察…いや見学した。「いいですよー!ちょっと歩いてみましょう!」カメラマンの声に合わせて自由に動くシムさん。カシャカシャとシャッターが切られる。「目線こっちにお願いします!」大きな目がこっちを向く。こう見ると爽やかな青年だ。シムさんと砂浜デートしたら、こんな優しい笑顔を...
シムさんの好きな人は、もしかしてチャニョルじゃないのか。俺が「多分」知っているなんて言い方をするくらいだ、それしか思い当たらない。いや、過去に俺が担当してきたモデルやアイドルはたくさんいる。断定はできないけど、俺が担当した子達をシムさんが知るはずない。となるとやっぱり共通の知り合いは…。どうしようもない疑念は膨らんでいき、破裂寸前の風船のように俺の心を占める。かといって「チャニョルか?」なんてシム...
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