停留所でバスを待っていると、ぐううと大きな腹の音が鳴り響いた。 車がよく行きかう場所だが、今いるのは俺一人。日用品の買い出しのあとレストランで軽く食べ、帰る途中である。 俺が不審に思ったあとも、腹の音はぐうう、きゅるる、ぐうぐうと大きくなるばかりである
勇者のパーティは過酷だ。魔物が絶え間なく襲ってくる旅路を進み、街であらん限りの憂さ晴らしとして豪遊する。勇者は酒臭く、魔法使いはヤニ臭く、僧侶は女物の香水とイカ臭い。さらに言えば、王様からの支度金を勇者は全額ギャンブルでスった。退治した魔物の部位を売っ
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