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  • コロナの日々1

    9月24日、その二日前に行われた同窓会に出席していた友人から、「コロナにかかったけど、大丈夫か?」というメールが届いた。同窓会の夜、その友人といっしょの車に乗り帰ったのだった。そのメールを読むまで、ぼくは何ともなかった。ところが、そのメールを読んでしばらくしてから、鼻水が出だした。翌25日、朝起きると、のどが少し荒れている。気になったので一応病院で検査してもらおうと思い、電話した。「熱は何度ありますか?」と病院が聞くので、「現在36度3分です」と答えると、「駄目です。熱が出てから、かけ直して下さい」と言う。「えっ、今からやってもらえないんですか?」「熱が出てからじゃないと、検査できませんので」ということで、しかたなく仕事に行った。午後、職場のエアコンの風がえらく冷たく感じるようになった。夕方になり寒気がし...コロナの日々1

  • コロナ

    コロナ、症状は風邪と同じなんですね。身体は侵入してきたウイルスを、「これは風邪菌」「これはインフルエンザ」「これはコロナ」といって仕分けしているわけではない。侵入してきたウイルスは、風邪の時と同じく、鼻水や発熱や咳き込みや喉の腫れなどで対処しているのだと思います。味覚がなくなるという症状が出たのですが、おそらくこれは、咳き込みや鼻水のせいで副鼻腔炎になり、鼻で味覚を感じられなくなったからだと思います。コロナ禍以前に、同じく咳き込みや鼻水から副鼻腔炎になり、味覚がなくなったことがあるのですが、それと同じです。後遺症はどうなのかというと、あります。それはブログが書けなくなったことです。スマホやパソコンを前にすると、何も思いつかなくなるのです。ということで、この後遺症が治るまで、更新したりしなかったりの毎日にな...コロナ

  • コロナ

    とうとうコロナにかかりました。ここ数日、だるい毎日を過ごしています。ということで、しばらくお休みいたします。コロナ

  • 言霊

    日曜日にあった中学の同窓会での話。数十名集まったのだが、その中に小学生の頃から仲の良かった一人の男がいた。当時、彼は小学生の頃、クラスで唯一の坊主頭で、さらに白木みのる(『てなもんや三度笠』のちんねん役)に感じが似ていたこともあり、ぼくは彼のことを「チンネン」と呼んでいた。ところが、いつの間にかそれが広がり、同学年の誰もが「チンネン」と呼ぶようになった。彼はぼくを見つけると、ぼくの所にやってきた。「おまえが、おれにチンネンというあだ名を付けたんやったの?」「そうやけど」「おまえが変なあだ名つけるから・・・・」その件で、彼は散々文句を言った。文句を言い終わると、彼はかぶっていた帽子をおもむろに取り、ニヤッと笑ってこう言った。「本当にチンネンになったないか」言霊

  • 大谷選手のことなど

    ここ数日、大谷選手の試合、墓参り、また中学の同窓会などで、日記に費やす時間がとれなかった。三日ぶりの更新となる。むかし読んだ、「がんばれ!!タブチくん!!」(いしいひさいち著)に、ヤクルトの鈴木康二朗投手のことが描かれていた。鈴木投手は、選手としては華々しい活躍をしたわけではなかったが、あることで記録に残る選手となった。そのあることとは、王選手に756号(当時のホームラン世界記録)を打たれたことだ。タブチくんの中では、そのせいで実況中継も、スコアボードの選手名も、すべて「王に756号を打たれた鈴木」となる。これが気に入らない鈴木投手は、家の表札を「王に756号を打たせてやった鈴木」にするというオチがついていた。まさかマーリンズのバウマン投手が、「大谷の50-50を許したバウマン」と呼ばれることはないだろう...大谷選手のことなど

  • 妬みの神

    サラリーマンの世界では、家を建てたりマンションを購入したりした後で、何故か転勤になることが多い。以前ぼくが勤めていた会社は、市外に支店などを持ってないのでそういうことはないのだが、ぼくが最初に勤めていた会社は全国に展開していたのではよくそんなことがあった。ぼくが最初の会社にいた頃、一人の課長がいた。その課長は広島出身だったのだが、定年まで後5年を切った頃に、北九州に骨を埋めようと決心し、小倉にある高級住宅地に家を建てた。ところが、その1年後、広島転勤を言い渡され、泣く泣く家を手放した。また、ぼくの同期で、結婚してまもなくマンションを購入した男がいたが、その男も、前出の課長と同じく、1年後に関東に飛ばされている。某社営業マンの話。その人は、東京本社で華々しい活躍をしていた。ところが、彼は本社勤務をあまり喜ん...妬みの神

  • 慈悲心

    公園に行くと、いつもハトが寄ってくる。「当然、あんたも何かくれるんでしょ」とでも言いたげな顔をしている。お前らにやる餌なんか持ってないわい!だいたい、誰かがいい人ぶってハトに餌なんかやるもんだから、ハトが人を恐れなくなるのだ。昔、ある坊さんが、寺に鹿が来るたびに棒で叩いて、山に追い返したという。ある人が見かねて、「どうして罪もない鹿を叩くのですか?」と尋ねた。すると坊さんは、「こちらも鹿が憎くて叩いているのではない。ただ鹿が人を恐れなくなると、返って困るのは鹿のほうだ。ゆくゆくは悪い人間から殺されるだろう」と言ったという。これこそ本当の慈悲心である。いい人ぶる人は、ハトに餌をやるという行為が、ゆくゆくハトを不幸にするというということがわかっていない。いずれハト公害が叫ばれ、ハト駆除へと続いていくのは目に見...慈悲心

  • 日本一暑い町

    今、太宰府市が、日本一暑い町と言うことで話題になっている。ニュースで見ていると、いつも出てくるのが太宰府天満宮の参道だ。参拝客の多さ、および参道で売っている梅ヶ枝餅を焼く熱が、その暑さに拍車をかけているように見える。その太宰府天満宮の祭神は、菅原道真だ。菅原道真といえば、「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」という歌が有名な、平安時代の政治家であり学者だ。しかし、その歌以上に有名なのが、「白紙に戻そう遣唐使」である。いかに歴史嫌いの人でも、一度は目にしたことがある言葉だろう。これは別に菅公が言った言葉ではない。1000年以上後のアホな学生が、年表を覚えるために作った語呂合わせである。もちろん、遣唐使の廃止は菅公が建議したことなので、大いに関係のあることではある。さて、その頃は要職にあり羽振り...日本一暑い町

  • ぼくの日課

    朝5時台に起きだし、詩の編集などをする。6時台に30分ほど運動をする。それから風呂に入り、上がった後に地元ワイドショーで野球の結果を見る(ホークスが勝った時だけ。敗けた翌日は見る気がしない)。その後朝ドラを見る。10時前に仕事に行く。 夜8時半ごろ家に帰る。9時に食事をする。それから日記を書いたりする。早ければ、その日のうちに投稿する。遅い時は翌朝だ、日記を書く合間に、たびたびリビングに行き、テレビを見る。ここで寝落ちする。目が覚めたら、だいたい午前2時前だ。嫁さんはすでに布団の中にいる。イビキをかいている。それから布団に入る。午前3時にトイレに起きる。午前4時半にトイレに起きる。それから眠れん。これがぼくの日課だ。今日の歌は、クレージーケンバンドの名曲『せぷてんばあ』であります。ぼくの日課

  • かつて敬老の日だった日

    夜のNHKのニュースで、「明日は敬老の日です。65歳以上の高齢者は・・・」と言っていた。えっ、ぼくは高齢者なのか。敬老の日に祝われる側の人間なのか。どうも納得がいかない。ぼくの中の老人像は、幼い頃にいっしょに住んでいた祖父の姿だ。いっしょに住んでいた時期は、祖父が65歳から70歳にかけてだったから、ぼくの中に刷り込まれている老人像は、その頃の祖父の姿ということになる。祖父は、家の中ではいつもゴロゴロしており、「ひびき」や「わかば」といった安物のタバコばかり吸っていた。枕元にはコンデンスミルクの缶が置いてあり、祖父はそれを灰皿代わりにし、さらにそれを痰壺として使っていた。外に出るときは、杖をつき、ヨホヨボとしていた。ぼくは、現役で仕事をしているし、家の中ではゴロゴロせずにこういうものを書いているし、タバコは...かつて敬老の日だった日

  • ハイウェイ・スター

    静寂が好きなわけではないのだがいろんな音がない方が集中できる。ただしそれは外部の音であって心の中では常に音楽がかかっている。例えば学生時代、とあるデパートで仕分けのアルバイトをしていた時には、頭の中でいつもディープ・パープルのハイウェイ・スターがかかっていた。ノリのいい歌なので体が反応してしまい仕事がはかどる、はかどる、はかどる。あまりに仕事がはかどるので次から次に仕事が回ってきて休む暇もなかった。あげくに仕事を適当にこなしている他のバイト連中から、迷惑がられて妬まれて。だけどこちらの方がまっとうなわけだから一歩も引かなかった。おかげで職場はいつも一触即発の雰囲気だった。ハイウェイ・スター

  • 新・季節区分

    そろそろ北部九州の季節区分を変えないといけないですね。 春は2月中旬から4月中旬までとしましょう。春一番の後は、けっこう暖かいじゃないですか。 夏は4月中旬から10月中旬までとしましょう。半袖を着る季節は、全て夏でいいです。ビールも美味しいことですし。 4月中旬から4月末までを初夏としましょう。5月頭から6月中旬までを上夏としましょう。6月中旬から7月中旬までを水夏、または雨夏としましょう。7月中旬から9月下旬までを中夏、または炎夏としましょう。9月下旬から10月中旬までを下夏、または残夏としましょう。秋は10月中旬から12月中旬までとしましょう。本当はクールビズ明けの11月頭からにしたいのですが、朝晩が少し寒くなるので、それを加味して。 かつては11月頃がピークだった紅葉も、今は12月がピークになって...新・季節区分

  • 薄紅色の

    昨日の記事の最後は、23年前、ぼくがダニのことを書いている時に、テレビに映ったアメリカ同時多発テロ事件のことを書いている。最初あれを見た時、映画でもやっているのかと思ったものだった。翌日の記事にも、あの映像を見て「ブルース・ウイルスはいつ登場するんだ?」と思った。と書いている。それほど鮮烈な映像だった。 この歌は、あの事件を受けて出来たんだった。薄紅色の

  • 蚊ならまだ許せる ダニの痒さかな

    2001年9月11日の日記です。この日記を書いているときに、テレビからあの映像流れて来ました。脚のつけ根に、キスマークのように赤くなっているところがある。二週間ほど前に出来たものである。場所が場所だけに、キスマークなら男の勲章でもあろうが、実はこれダニに噛まれた痕なのである。毎年この時期になると、いつもダニに悩まされる。今現在ここと合わせて二ヵ所、ダニに噛まれている。あとの一ヵ所はお尻である。家にいるときは、あまり動かないので汗もかかないし、トランクス一枚でいるから患部に触れることもないので、あまり気にはならない。しかし、一歩外に出ると事情は変わってくる。汗をかくし、ズボンがいやというほど患部を擦ってくれるので、痒くてたまらなくなる。最初のうちは我慢していたのだが、一度痒さに負けて掻いてしまうと、もうたま...蚊ならまだ許せるダニの痒さかな

  • マニュアルどおり

    先日、嫁さんとファミレスに行った。時間が遅かったので、お客さんはほとんどいない。ということで、空いている席に行こうとすると、レジの人が「係のものが案内しますので、お待ちください」と入口のところで足止めを喰らってしまった。しばらくそこで待っていると、係の人がやってきた。「いらっしゃいませ。お客様何名様ですか?」「二人ですが」「二名様ですね。お好きなお席にどうぞ」好きな席に座っていいのなら、待たせる必要はない。全てマニュアルどおりなんですね。だから、こんな歌が生まれる。マニュアルどおり

  • 不幸の手紙

    『不幸の手紙』という名のハガキが届いたのは、ぼくが中学1年の時だった。詳しい文面は忘れたが、「〇日以内にX人の人にこれと同じことを書いて送って下さい。そうしないと、あなたに不幸が訪れます」といった内容だった。「変なハガキが来とるよ」と、ぼくは母に言い、内容を伝えた。「気持ち悪いね。誰から来とると?」と、母が聞いた。そこで表面の差出人のところを見たのだが、何も書いてない。その時、「えっ!?」思わずぼくは声を上げた。「どうしたと?」「宛名がお父さんになっとる。もう不幸は終わっとるやん。これ出した奴、馬鹿やねえ」父は、その手紙を受け取る9年前に他界していたのだ。しかし、この手紙を出した時、その人はどういう心境だったのだろうか。父を「困らしてやろう」と思っていたのだろうか。それともX人の数合わせで仕方なくだったの...不幸の手紙

  • 21年前の日記

    古い日記を見ていると、たまに「おっ!」と思うことが書いてある。昭和54年の今日、ぼくはバイト先で中原理恵に会っているのだ。(会ったというより、見たといったほうが正しいだろうが)当時ぼくは、東京のMというスーパーマーケットでアルバイトをしていた。彼女はその店に来ていたのだ。“東京ララバイ”がヒットした翌年である。イベントか何かでの来店かと思い、歌が聴けるかもと期待していたのだが、ただの買い物だった。その日の日記には、「中原理恵が店に来ている」というので店内に行った。レジのところにジーンズをはいた痩せた女性が立っていた。バイト仲間のKに「あれか?」と聞くと、「おう」と言った。「なーんだ、ただのねーちゃんやん」とぼくは思った。・・・と書いてある。そういえば、東京にいた頃、芸能人を何人か見たことがある。御茶ノ水駅...21年前の日記

  • 人生150年

    今読んでいる本に、午後11時から午前2時までは睡眠に充てたほうがいいと書いてあった。その代わり朝は早く起き、運動をしたほうがいいらしい。人間の体は、そうすることによって、健康が保たれるように出来ているということだ。なるほど、それで野生の動物は天寿を全うできるわけか。じゃあそうしようかと思っている。『ところで、人間の天寿というのはだいたいいくつくらいなんだ?』と、それを調べてみた。すると、人間は120歳は生きるということだ。さらに今後は150歳まで伸びるという。150歳とすれば、今の60代後半は、その頃の120代後半と同じ年齢観になる。ということは、その頃の人間は90歳頃からリストラにあったり、老後のことを考えたりしだすわけか。年金も120歳くらいにならないともらえなくなるだろうから、定年が100歳とすれば...人生150年

  • 楽しい超能力

    先日、本屋に向かっている時だった。途中にある店の前で、一瞬場が変わったような感じがした。「え?」と思って、店の中を覗いてみた。すると、店の中からぼくを見ている店の女の子がいるではないか。「こういう店に知り合いはいないはずだけど・・・」と思って、見ていると何とその子は手を振って近づいてきた。そして「やっぱり、しんたさんですね」と言った。よく見ると、昔ぼくがいた会社で、いっしょに働いていたアルバイトの女の子だった。「お久しぶりでーす」「こんなところで何をしよると?」「私ここに就職したんですよ」「そうなんか」「しんたさん、今どこにいるんですか?」「おれは今○○におるよ」・・・と、これまでの経緯を一通り話したのだった。しかし、知っている人と偶然会ったりする時というのは、どうして場が変わるのだろう?どういう風に場が...楽しい超能力

  • 頑固なばあさん

    物心ついた時から40歳までの間、ぼくは県の団地に住んでいた。その団地、ぼくが社会に出るまでは二階長屋だったのだか、社会に出た頃に、建物の老朽化ということで、高層団地に建て替えられることになった。それに伴い、建て替えるまでの約1年間、近くの市の高層団地で生活することとなった。その高層団地は13階建てで、出来て間もない団地だった。県住住民には、10階から13階までが割り当てられた。そこに一人、わがままなばあさんがいた。「私は足が悪いから、そんな高いところでよう生活しきらん」と言うのだ。13階とはいうものの、ちゃんとエレベーターも完備してあるので、1階や2階よりは湿気の少ないぶん過ごしやすい。しかも、日当たりは、低い階よりもずっとよく、健康的である。県のほうもそのへんを説明したのだが、ばあさんは頑固で、自分の意...頑固なばあさん

  • Forever Young

    2002年9月10日の記事です。若さというのは本当にいいものだ。いろんな冒険が出来る。いろんな無理が出来る。何よりも羨ましいのは、失敗してもやり直しがきく、ということだ。ぼくの歳になると、そうそう博打のようなことは出来ない。会社が嫌だと言って、すぐに辞めるわけもいかない。ミュージシャンになって一発当てようと思っても、そうそう門戸は開いてくれるものではない。この歳で歌手デビューしてミリオンセラーを狙うというのは、宝くじを当てることよりも難しいだろう。そういうことは若いからこそ持てる夢である。家のローン、車の維持費、養育費、税金、生命保険等々、こういうものに縛られている者にとって、それは夢のまた夢である。ぼくは、これらすべてに縛られているわけではないが、それでもこの歳なりの不自由さを感じている。つまり、夢を持...ForeverYoung

  • 八月葉月の虫の音は

    1,「八月葉月の虫の音はいとしゅうてならぬと鳴きまする」佐藤公彦(ケメ)の名曲『通りゃんせ』の一節だ。ぼくは当初、八月葉月の虫を、セミのことだと思っていた。しかし、これは旧暦のことだから、新暦では今時期ということになる、とわかったのはずっと後のことだった。今宵この歌のように、虫の音が夜を包んでいる。まあ、「いとしゅうてならぬ」と鳴いているのかどうかは知らないが、虫が鳴くのはメスを誘うためだというから、的外れではないだろう。 それにしても、秋の虫は「キンキン」鳴きまするなあ。疲れた頭によく響きまするわい。2,さて、その虫のことでちょっと考えたことがある。それはゴキブリのことだ。数日前に、駐車場をうろうろしていたので、踏み殺した。その前も、ぼくの部屋に侵入してきたので、叩き殺した。彼らはいつも積極的に殺されて...八月葉月の虫の音は

  • 目標

    何かの本で読んだのだが、現在日本のロボット産業が世界をリードしている要因は、日本人の器用さとか勤勉さというものあるが、何よりも「鉄腕アトム」のおかげによることが大きいということだった。なるほど、そのとおりかもしれない。ああいう、目標というか、指標というものがあったからこそ、この業界は道を外れずに進んでこれたのだろう。それはちょうど自転車の運転に似ている。例えば、自転車で道路の白線の上を走ったとする。目先の白線に気をとられると、フラフラして、なかなかまっすぐに進めないものである。ところが、目先の白線を気にせず、ずっと遠くの白線に目を置くと、白線にそれずまっすぐに走ることができるのだ。ロボット産業も、おそらくこの理屈で進んできたものと思われる。ずっと遠くの白線、それが「鉄腕アトム」なのだろう。目標

  • 23年前の日記より

    午前中のこと、一人のお客さんから電話があった。ある処分商品についての質問だった。あれこれ説明すると、「それがほしいんだけど、着払いで送ってもらえませんか?」と言う。「よろしいですよ。場所は?」と聞くと、その人はかなり遠くに住んでいた。「ああ、市外ですね。送料がかかりますけど、よろしいですか?」「あのう、ぼくお金が○○円しか持ってないんだけど、まけてもらえませんか?」「すいませんが、この商品はすでに安くなっているので、これ以上まけられないんですけど」「そうですか」そう言って、そのお客さんは電話を切った。それから30分後、またそのお客さんから電話があった。内容は同じだった。結局まけることが出来ないので、前と同じようにお断りした。すると、30分ほどしてまた電話が入った。内容は、またしても同じだった。同じように応...23年前の日記より

  • 8月31日

     8月31日がやってきた。社会に出てからも、「7月21日から8月31日までは夏休み」という気分が心のどこかに残っていて、どういても今日が夏休みの最終日という気持ちになる。そのせいか、8月の終わりというのは何か寂しいものがある。小学校に行っていた頃は、この寂しさから逃れるために「席変えもあるし、一ヶ月したら運動会、そのあとに遠足がある。11月には誕生日と起業祭(八幡の祭り。学校は休みになった)、それから一ヶ月すると楽しいクリスマスと冬休みじゃないか」と無理矢理楽しいことばかりを考えて、自分を慰めようとしていた。しかし、いつも「一年の中で2学期というのが一番長いし、季節は刻々と大嫌いな冬に向かっている」と思うに至り、心を重くしていた。中学・高校の頃は、小学校と同じのイベントに加え文化祭が加わった。それに中高の...8月31日

  • ライク・ア・ローリングストーン

    WOWOWで見ていた番組が終わったため、いったんそこを解約し、Netflixに加入した。一昨日と昨日が連休で昨日は台風で早帰り。ということで、とりあえず話題になった「全裸監督」を見た。はい、地上波やBS放送では見られない過激なものでした。 ま、それはともかく、ぼくは最終話のエンディングテーマに興味を引かれた。 その曲は、ボブ・ディランの『ライク・ア・ローリングストーン』だった。なるほどという選曲だ。都合のいいことに、この間ボブ・ディランの『ブルームーン』を紹介したとき、「せっかくだから、この歌も上げたいな」と思った歌が、その『ライク・ア・ローリングストーン』だった。 ただ、ぼくが紹介したかったのは、多くの人が知っている1965年発表のオリジナルバージョンではなく、1974年に発売されたアルバム『偉大なる...ライク・ア・ローリングストーン

  • 緊急速報

    今、こういうのが来た。風が無茶苦茶酷く、仕事が2時までになった。緊急速報

  • 18年前の

    日曜日、仕事帰りに幹線を走っていると、1車線が封鎖されていた。工事でもやっているのかと見てみると、パトカーが数台止まっていた。事故かなとも思ったが、事故車などないので、事故でもなさそうだ。前方を見ると、前の車が次々と止められている。検問だ。ということは事件か。警察官がぼくの車の横に来た。「すいませーん。窓を開けてください」「何かあったんですか?」「はい。今日は18年前、海の中道飲酒運転事故があった日なんですよ」「ああ、あれから18年経つんですね」2006年8月25日、福岡市東区で飲酒運転による追突事故があった。追突された車は海に落ちてしまい、乗っていた3人の幼児が亡くなった。幼児3人死亡という悲惨さ。追突した男がそのまま逃げたこと。しかし、逃げ切れないとわかり、酔いをごまかそうとして大量の水を飲んでから現...18年前の

  • 運命の赤い糸

    1,ぼくと嫁さんの相性は、すこぶるいいのだそうだ。波長が合っているらしいのだ。しかし波長が合うというのは実に抽象的だ。いったい、どの時期のどの場面の波長が合っているというのだろうか。これまで何度も別れそうになったことがあるが、それでも別れなかったというのが『波長が合う』と言うのだろうか。さらに、それと“運命の赤い糸”は、どういう関係があるのだろうか。2,その“運命の赤い糸”に関しては、思い当たる節がないではない。あれは初めて嫁さんを見た時のことだった。昭和56年のこと、その年の4月下旬に創業する会社に、ぼくと嫁さんは入社した。その創業の2日前に、ぼくは初めて嫁さんに会ったのだった。その日ぼくは、所属している部署で、開業に向けての準備をしていた。仕事が一段落した頃だった。隣の部署の女の子が、じっとこちらを見...運命の赤い糸

  • 今日の一曲は「ブルームーン」

    ちょっと時期を外した感はありますが、今日の一曲は「ブルームーン」であります。歌っているのは、ボブ・ディランです。「歌っているのはボブ・ディランです」と言われると、多くの方が「え?」となると思います。 「風に吹かれて」や「時代は変わる」といった有名な曲は、どれも爺さんみたいなしわがれ声で歌っているのですから。実はディラン、9枚目のアルバム「ナッシュビル・スカライン」で、突然声を変えてしまったのです。ぼくは、そのレコードに初めて針を落とした時、「間違って違う人のレコードを買ったんじゃないか?」と思って、ジャケットを見直しました。しかし間違ってはなかった。ちゃんとボブ・ディランのアルバムになっていました。 本人はインタビューで「タバコをやめたら声が変わった」と答えています。が、普通タバコをやめたくらいで、声の質...今日の一曲は「ブルームーン」

  • 異邦人

    1977年3月、一浪後受験した大学に全部落ちた。編入を見据えて、短大を受けることにしたのだが、その学校は3月末に倒産した。4月、祖父が亡くなった。その後、何もしないわけにはいかないからと、とりあえずアルバイトの面接を受けたのだが、受けた面接26回すべて落とされた。全てに拒否され、それから外に出るのが恐ろしくなり、引き籠り生活が始まった。転機が訪れたのは、その年の8月だった。市が募集したアルバイトの採用が決まったのだ。8月末にアルバイトの説明会が行われ、配属が決まり、9月からの勤務先が決まった。これで短いようで長かった3ヶ月の引き籠り生活に終止符が打たれた。説明会が終わり、そこで知り合った人たちと、喫茶店に行くことにした。会場から外に出ると、空は真っ青に晴れ上がり、太陽がまぶしく感じた。毎日窓を通してしか空...異邦人

  • 国語

    「みんみんみんみん、せみがなくもくもくもくもく、くもがわくもうすぐたのしいなつやすみ」ぼくが小学校1年の夏休み前に、国語で習った文章だ。戦後に入ってからは国定教科書ではなくなったので、その教科書会社で掲載している文章が違うと思う。他に、この時期に習ったもので憶えているのは、「小さい白いニワトリ」くらいだ。「小さい白いニワトリ」というのは、ブタ、ネコ、イヌとニワトリの出てくる物語で、ある時パンを作ろうという話になった。ところが、「ブタはいやだと言いました。ネコもいやだと言いました。イヌもいやだと言いました」と誰も自分が作るとは言わない。しかたなくニワトリは、ひとりでパンを作った。さて、パンができた。で、ニワトリはみんなに聞いた。「このパン、誰がたべますか?」すると、「ブタは食べると言いました。ネコも食べると...国語

  • 部屋が散らかっている

    部屋が散らかっている。片付けようとは思っているのだが、どこから手を付けていいかがわからない。その大半が本で、あとCDだの楽器だのが部屋の中をゴロゴロしている。元々狭い部屋なのに、そのものたちがさらに部屋を狭くしている。こういう場合、まず大半を占めている本を片付けていけば、あとは自ずと片付くのかもしれない。だが、本を片付けようにも、書棚が目一杯詰まっているために、置き場がないのだ。現在ぼくの部屋には、大小の書棚が7つある。小さい書棚は、重ねたりクローゼットに押し込んだりして、なるべく邪魔にならないように配置しているのだが、それがもう限界なのだ。そのため、書棚を増やそうにも増やせない。こうなったら、読まなくなった本を処分するしかない。しかし、ただで処分するのももったいない。ということで、ブックオフなどの古書店...部屋が散らかっている

  • もうすぐ新学期

    1、もうすぐ新学期先日ラジオを聴いていたら、北九州市は来週の月曜日から、福岡市は来週の火曜日から、小中学校の新学期が始まると言っていました。もう夏休みは終わりなんですね。ぼくが今小中学生だったら、耐えきれないだろうな。第一、宿題が出来ないじゃないですか。ぼくは夏休みの宿題は8月21日から始めるものと決めていたので、26日から学校だと到底間に合わないです。9月1日、始業式の日に間に合わなかった時に「夏休みの宿題はできているんですが、持ってくるのを忘れました」とか、「夏休みの宿題は、授業が始まる日に持ってくるものと思っていました」などという言い訳をしたのだが、今の体制だと、そういった言い訳を一週間以上も続けなければならない。2、今日の一曲今日一曲は、ポール・マッカートニーの名盤『BandOnTheRun』から...もうすぐ新学期

  • 腹筋君

    高校時代、ある人から「飯を食わずに運動したら筋肉が付くよ」と聞いて、部活のある日には昼食をとらなかった。そのおかげで、脂肪が溜まらず、厚みのない皮膚の下にいる腹筋君が、しっかり顔を出していた。前に、そういう体に戻そうと、昼食を抜いて腹筋運動をやっていたのだが、厚みのある皮膚の下にいる腹筋くんは、なかなか顔を現さなかった。その後、16時間ファスティングを始めた。そのおかげで体重や体脂肪が極端に減り、一時は腹筋君も顔を出していた。ところがそれも1年は続かなかった。何をどれだけ食べていいと言われている8時間に、バカ食いしてしまったために、体重や体脂肪が徐々に増えていったのだ。腹筋君は再び顔を隠してしまった。それ以来、いろいろやっている。が、相変わらずだ。再来月に健康診断があるのだが、体重が少し増えただけで、メタ...腹筋君

  • もう一つの夏休み

    1,小学生の頃、夏休みを利用して、学期末の健康診断(身体測定)で見つかった虫歯、鼻炎、トラコーマなどの治療に行っていた。 虫歯の治療は嫌だった。病院は家の近くにあったので、暑い中を歩いて行かなければならなかったし、何よりも治療が痛かった。一方の鼻や目は、病院が駅前にしかなかったためバスに乗って行けるし、治療も歯に比べると痛くはなく、帰りに本屋に行くという楽しみもあった。 2, その頃、夏休みといえば海や山に行く楽しみもあったが、デパートに行って海をイメージしたディスプレイを見たり、BGMのハワイアンを聴いたり、通路に置かれた氷柱を触ったり、夏の演出を見聞きする楽しみもあった 。ぼくは、それだけでも十分夏だった。しかし、その演出もお盆までで、その後は氷柱もなくなり、ディスプレイも徐々に秋模様に変わっていき、...もう一つの夏休み

  • 魔法のブログ

    夜、実家に行ったら、「これ持って帰り」と言って、ビニール袋をくれた。中を見ると、カットパインが入っていた。昨日の記事のタイトルは『パイナップル』、まさか、ブログに載せたから手に入ったということではないよなあ。そうだとすると、このブログは『魔法のブログ』ということになってしまう。もし『魔法のブログ』ならば嬉しいが、ちょっと怖い。それがいいことであるのならいいのだが、例えば8月14日に書いた記事のものが、手に入ってしまうと大変なことになるからだ。 もう一つの家族-吹く風ネットぼくら家族が住むこの家にはもう一つの家族が住んでいる。彼らは老若や男女の区別なく酷く好戦的で無慈悲で野蛮でぼくらの姿を見つけるや否やきゃーきゃーと奇声を上げては...gooblog そう、家の中にもう一つの家族が出来てしまうのだ。これは嫌...魔法のブログ

  • バイナップル

    1,高校の頃、友だち数人で南九州にキャンプに行ったことがある。その旅で特に印象に残っているのは、宮崎で食べたパイナップルだ。それまでパイナップルは、パイ缶でしか食べたことがなかったのだが、その時初めて生で食べたのだ。そのパイナップル、輪切りにはしてなかった。芯を抜いたものをたて切りにして、割り箸に刺して売っていた。価格は100円くらいだったと思う。味のほうはシロップにつけているわけでもなかったので、それほど甘くは感じなかった。どちらかというと酸っぱかった。さらにえぐい。これを食べて、パイ缶というのは砂糖菓子だといことに気づいたのだった。しかし、このすっぱさとえぐさで、充分にのどの渇きが癒えたのを覚えている。2,小学生の頃の話だが、駄菓子屋に「パインアイス」というパイナップルを輪切りにした形の氷菓子が売って...バイナップル

  • 未来を垣間見る2

    ぼくがドローンという未来映像を垣間見た年でした。ある女子の夢を見たんです。その子が家で寝ているぼくの手を引っ張り、外に連れ出そうとする夢でした。「誰だこいつ?」と思って、顔を見てみると、初めて見る顔なんですね。その笑顔がえらく輝いていて、ぼくは一目惚れしてしまいました。それからずっとその顔がぼくの中から離れませんでした。数ヶ月後、高校に入学した日のことでした。同じクラスにその顔がいたんです。夢と同じように笑顔が輝いていましたね。その人と出逢ったことで、ぼくはその人に向けて、それまで作ったことのなかった詩や歌を作るようになり、将来こういう場所でそれらの作品を発表することになるのですが、手を引っ張り外に連れ出そうとした夢は、そのことを暗示していたのだと思います。きっとあの時の夢も、未来を垣間見るような夢だった...未来を垣間見る2

  • 続々夏の風物詩

    14日の続きです。飼っていたひよこのおかげで、ゴキブリ恐怖症は何とか克服できたのだが、家の中にゴキブリがいるのはあまり気持ちいいものではない。 今のマンションに移ってからは見かけなくなったが、前に住んでいた家では、しょっちゅうお目にかかっていた。ある日のこと、日記を書いている時に、ぼくの足元をササーッとゴキブリが通り過ぎて行った。どこかに巣があるようだ。パソコンの中にでも住み着かれたらことなので、「ごきぶりホイホイ」を買ってきて、仕掛けた。次の朝見てみると、かかっていた。体長5センチほどの立派な体格をしていた。ゴソゴソとうるさいので、ふたを開け、日にさらしておいた。5分ほどで絶命したようだ。ゴキブリを殺す方法もいろいろある。とにかく叩くと汚いので、よりきれいな殺し方をいろいろと試してきた。東京にいる頃によ...続々夏の風物詩

  • 未来を垣間見る

    中3の頃だから、今から五十数年前になるか。夕方、外に出た時のことだった。いくつもの豆球のような光が、隊列をなしてぼくの頭の上をフラフラと飛んでいるのを見つけた。隊形は竹ひご飛行機の骨組みのようで、大きさはそれよりも何倍も大きかった。音はあったのかもしれないが、周りの音に消されて、よくわからなかった。「何だろう?」と思ったぼくは、その光の隊列を追いかけて行った。しかし光は二十メートルほど先の角を曲がった所で消えてしまった。しばらくその辺を探してみたが、見つからなかった。後日、その光ことを多くの人に語ったのだが、頭の中の映像を言葉で説明するのが難しく、そのたびにぼくは「中学の頃、UFOを見た」と言っていた。今月13日のこと。テレビで関門海峡の花火大会の中継をやっていた。午後7時を過ぎた頃だった。花火を打ち上げ...未来を垣間見る

  • 70年代歌謡曲

    一昨日、墓参りに行く途中に、アップルミュージックで編集された1970年代邦楽ベストをかけていた。70年代の邦楽といえば、だいたいこんなもんだろうという選曲をしていた。ところが中に「ん?」という歌が入っていた。黛ジュンの「自由の女神」という歌だ。嫁さんに、「この歌、知っとるか?」と聞いてみたら、「聴いたことはある」と言う。ぼくは初めて聴いた。家に帰ったあとにリストを見てみたが、知らない歌はこれだけだった。しかし、この歌を入れるのなら、これを入れてもいいだろうという歌がいくつかある。そのうちの一つがこれだ。そこには尾崎紀世彦の大ヒット曲「また逢う日まで」は入っているのだが、もう一つのヒット曲であるこの歌は入ってなかった。一人一曲で選んでいたわけではなさそうだし、これはぜひ入れてもらいたいな。70年代歌謡曲

  • 続・夏の風物詩

    ゴキブリ。小さい頃に親から「触ったら病気になる」などと吹き込まれたため、後々まで凄い恐怖心を抱いていた。ゴキブリを見ると、「死ぬんじゃないか」とまで思いつめていた時期もあった。それを克服したのは、小学校高学年になってからだった。ここでも何度か紹介しているのだが、当時ぼくは、ひよこを一羽飼っていた。飼い始めた当初は鳥の餌を与えていたのだが、そのうち勝手に虫などを捕まえて食べるようになった。ある日ゴキブリを見つけた。たまたま手元に蠅たたきがあったので、ぼくは恐る恐るゴキブリを叩いた。見事命中のはずが、かすっただけに終わった。しかし、ゴキブリはこの一撃でかなり弱っている。その時ぼくの後ろにいたひよこが、そのゴキブリめがけて突進してきた。そして嬉しそうに、そのゴキブリをムシャムシャと食べだした。「おい、死ぬぞ」と...続・夏の風物詩

  • やつらの足音が聞こえた

    高校2年の頃だった。土曜日の夜、テレビをつけたら、アニメのエンディングテーマがかかっていた。「えっ、何だこの歌は!?」凄くいい。アニメの歌にするにはもったいない。しばらく、その歌が頭から離れなかった。「今の歌、何という歌だろう?」現在ならサッサとネットで調べるのだが、当時はそれができない。ということで週明け、数人の友だちに聞いてみた。しかし「知らない」という。仕方なく、つぎの土曜日を待って、また同じ時間にテレビをつけた。そこで、初めてその歌の情報を得た。作詞は園山俊二、作曲者はかまやつひろし、『やつらの足音のバラード』というタイトルだった。その歌を知ってから、しばらくギターを奏で歌ったりしていたが、他の曲のコピーなどが忙しく、そのうちその歌のことを忘れてしまった。再びその歌と出会ったのは、それから30年以...やつらの足音が聞こえた

  • 夏の風物詩

    最近見かけなくなったもののひとつに、蠅とり紙というものがある。よく魚屋とかに天井から吊るしてある、両面がベタベタしたガムテープのようなものだ。ぼくの家は、高校の頃までポットントイレだったため、よくトイレからくそ蝿が飛んできた。トイレの中に蛆殺しなどを散布して、元から絶とうとしたのだが、なかなか追いつかない。しかたなくこの蝿とり紙を仕掛けていた。しかし、食卓の上で揺れている蝿とり紙ほど、汚く感じたものはない。頭の上を、蠅の着いた蠅とり紙が行ったり来たりしているのだ。もし、食事中に蠅とり紙が落ちてきたとしたら・・・。考えただけでも、恐ろしいことである。それにしても、よくあの状態で食事が出来たものだ。それだけ時代や人間が、野性的だったとも言える。夏の風物詩

  • 今年は蚊が少ない

    今年は蚊が少ない。外でも、家でも、あまり刺された覚えがない。平年なら、汗ばんだ体に蚊が何匹もまとわりつくのがうっとうしいのだが、今年はそれがない。7月の頭に何度か刺されたものの、それを最後に今月はまだ刺されていない。毎年この時期になると、蚊取り線香のにおいを嗅ぐのを楽しみにしているのだが、どうやら今年はこの季節の風物詩を味わうことが出来そうにない。さて、その蚊に刺された時だが、以前はよくムヒやウナコーワといった類の塗り薬を塗っていた。こういうのを塗ると、一時的にはスッとして痒みが治まる。しかし時間がたつと、また痒くなってくる。もう一度ムヒ等を塗るのだが、今度はあまり効き目がない。効き目がないとなると、変にこの痒みに執着してしまうことになる。刺された場所によっては、あまりの痒さにのた打ち回ることもある。ある...今年は蚊が少ない

  • 暑い日記

    1、『影枕』(18歳の頃に書いた詩です)何をしても情けない日々とうだる夏の暑さで狂ったような体が汗をしぼり出す。昼寝をするにしても涼む所はなくたまに吹き来る風に任せて寝息も荒く加減のきかぬ影枕あっちに行ったりこっちに来たりふう、まだ始まったばかり毎日毎日体温にも似た温度計(はかり)を見ては芋の子洗いの海もいや、登るに疲れる山もいやせめては風呂へと思っても浸かるだけではやり切れぬ暑い暑い、いや、面倒だ面倒だ加減のきかぬ影枕あっちに行ったりこっちに来たりふう、まだ始まったばかりまだエアコンが一般的ではなかった時代の、ぼくの夏の一コマだ。あの頃は、日の当たらない場所を探しては、そこで寝るという猫のようなことをしていた。寝ることで暑さを忘れるようとしていたのだ。2、昨今はというと、あまりに暑すぎて日影で寝ることも...暑い日記

  • もうすぐお盆ですね。

    オリンピックが始まってから、毎日寝不足の生活をしている。昨日のことだ。居眠りをこらえて仕事をしていたら、無意識のうちに、こんな歌を歌っていた。「こういう時、普段なら『マグマ大使』を歌うのに、何でまた『ど根性ガエル音頭』なんだろう?」などと思っていた。しばらくたって気がついた。ああ、もうすぐお盆じゃないですか。「お盆」→「盆踊り」→「ど根性ガエル音頭」と繋がったわけだ。音頭と言えば、この歌と同じく石川進が歌う『オバQ音頭』とか、天童よしみの歌う『大ちゃん数え唄』とかもあった。今回、ぼくの潜在意識が『ど根性ガエル音頭』を選んだのは、きっと大泉洋のCMのせいだろう。もうすぐお盆ですね。

  • 暑中お見舞い申し上げます

    『立秋』今日は立秋。暦の上では秋なのだが、実際はこれからが暑いのです。立秋というと、テレビでは決まってススキの映像を流しています。涼しいイメージを流しているつもりなのでしょうが、ぼくには、暑さでヘトヘトになっているおっさんのように見えてしまいます。『残暑』ラジオで言っていたのですが、残暑という言葉は、立秋の次の日から使う言葉なんだとか。つまり、明日からが残暑になるわけですね。これまでぼくは、残暑という言葉は立秋の日から使うものだと思っていました。認識不足でした。『暑中お見舞い申し上げます』ということで、この歌は今日までしか使えないわけです。キャンディーズの有名な歌ですが、このパートは知らない人が多い。暑中お見舞い申し上げます

  • 産医大で待たされた日

    今日、産業医大病院に行った。嫁さんが今月末に入院することになっているのだが、入院前の検査ということで行ったのだ。この病院、母の時もそうだったが、とにかく患者数が多く、いつも待たされる。今日も朝9時から行っていたのに、11時間半になってもお呼びがかからず。結局、検査が終わり病院を出たのは、午後1時を過ぎていた。ところで待っている間、スマホでこのブログを書こうと思っていたのだが、ああいう場所だと実に書きづらい。ということで、今日の記事は今書いております嫁さんを待っている時、こういうのを見つけた。島倉千代子が歌っていた「愛のさざなみ」だ。この歌、いろんな人がカバーしているが、これは味があっていい。調べてみたら、六角精児氏はこの曲を含めたCDも出しているということだ。次病院に行くときには、この人のアルバムを仕入れ...産医大で待たされた日

  • 昨日は

    昨日は本当にきつかった。その原因はオリンピックで、寝る間を惜しんで見ていたからだ。前の日、地元(北九州市)出身の二人、卓球の早田ひな選手、バトミントンの松山奈未選手の活躍を見て、柔道団体を見て、さらにメダルが取れそうなフェンシング女子を見ていた。結局寝たのは3時過ぎ。起きたのが6時だったから、3時間しか寝てないわけだ。流通の仕事をやっているので、日曜日は休みではない。夕方まで体と頭が上手く回らず、苦戦いたしました。若い頃はもっと無理がきいたのにな。中学・高校の頃は一週間ぶっ続けで「オールナイトニッポン」を聴いても平気だった。もちろん学校には行っていた。それで部活をやっていたのだから、やはり若かったんだろう。でも、そのイメージが今でも離れないようで、「3時間も寝れば大丈夫やろ」などと勝手に思い込んでいる自分...昨日は

  • 楓ちゃん

    17年前、ブログのネタ探しをしていた時に、大正末期から昭和初期にかけて『楓物語』という童話があったというのを知った。主人公「楓」を中心に、友人の「弁太」や「久良子」たちと繰り広げる話だという。その物語が刊行されたのは1925年。それから59年後、その物語はアニメになり。大人をも魅了するようになる。これがその楓、弁太、久良子の3人です。おそらくこのアニメが大正時代のものだったら、「久良子が立った」と言っていただろう。それを考えると、このアニメが昭和のものでよかったと思う。「楓物語」当時の子供たちは、アルプスに対する情報は今ほどなかっただろうし、アニメもなかったし、もちろん「おしえて」なんて歌もなかったから、どこまでこの物語を頭の中で膨らませることができただろうか。登場人物の姿を、どう想像していただろうか。ま...楓ちゃん

  • 人間は夏向きの動物だ

    人間というのは、基本的に夏向きの動物だと思う。夏は生まれたままの姿で過ごせるが、冬はそこに体毛がわりの衣服を身にまとわなければ過ごすことはできない。逆に全身毛に覆われた動物は、冬向きだといえる。彼らは年中防寒着を着ているようなものである。よく夏場に犬が歩いている姿を見かけるが、「ハアハア」言って、いかにもきつそうに見える。しかし、冬場は溌剌としていかにも楽しそうだ。まあ、最近の犬は人間と一緒に生活をしているためか、暑さ寒さには弱いと聞くが、少なくともエアコンが普及する以前の犬はそうだった。それを考えると、あのたてがみふさふさのオスのライオンなんかはたまらんだろうなあ。ファミリーのメスや子から一歩離れているのも、案外「お父さんは暑苦しいからあっち行って!」と言われているからかもしれない。人間は夏向きの動物だ

  • 閑かさや

    今まであまり意識しなかったのだが、街の騒音というのは凄いものがある。車の音・工場の音・工事の音・電車の音・船の音・電化製品の音など、いろいろな音がミックスされて、街の音を作っている。言い換えれば、音が垂れ流し状態になっているということだ。もし江戸時代の人が現代に来たら、耳を悪くしノイローゼになるかもしれない。江戸時代は、上に列記した音がまったくなく、あるのは風の音・波の音・鳥の声・虫の声ぐらいだったろう。大八車を引いて大声をあげ、暴走行為をする若者もいなかったと思う。当時の騒音といえば、蝉の声ぐらいか。自然環境のよさや、昆虫採集などの人為的な淘汰がなかったおかげで、今以上にうるさかったのかもしれない。それでも、「お代官様、蝉の声がうるそうてかないませぬ。何とかしてくだされ」と訴えるようなことはなかっただろ...閑かさや

  • よろめいている

    ぼくが中学生の頃、「おさな妻」というドラマがあった。麻田ルミ主演で、制作は東京12チャンネル(現テレビ東京)だった。当時福岡にはテレ東系のテレビ局がなく、既存の放送局で土曜日の昼間に放映されていた。(あの「大江戸捜査網」も、土曜日ではなかったが、「おさな妻」と同じく既存の放送局で放映されていた)時々そのドラマを見ていたのだが、タイトルのわりには健全な内容だったように思う。そのドラマの中に、気になるセリフがあった。それは「二人はよろめいているの」という言葉だ。当時「よろめいている」という言葉の意味が理解できず、国語辞典にその解答を求めたことがある。そこには「誘惑にのる。浮気をする」といったことが書かれていた。しかし、ドラマ「おさな妻」を見た限りでは、そういう意味で使われているようには思えなかった。どちらかと...よろめいている

  • 午後6時55分

    子供の頃、日曜日を除く毎晩6時55分から7時まで、テレビで5分間のアメリカ産アニメをやっていた。 一番古い記憶は『とびたせフィリックス』だった。詳しくは憶えていないが、いつも黒猫が腹を抱えて笑っていた記憶がある。その頃駄菓子屋にフィリックスガムが売っていたな。その時間帯のアニメで憶えているのは、『少年シンドバッド』だ。少年とオウムが船に乗って冒険をするアニメで、腰に巻いているマジックベルトを締めたら急に強くなり、悪党をやっつけるという内容だった。 しかし、ぼくが憶えているのはその内容ではなく、主題歌だ。 アニメが始まった当初は、鉄腕アトムみたいに少年合唱団が主題歌を歌っていたのだが、途中から急にGSものに変わった。なんか無理矢理感があって、子供ながらに違和感を感じたものだった。先の歌がGSもので、後の歌が...午後6時55分

  • 指導!

    昨日に続き、今日も寝不足だ。最近なんで寝不足になっているのかというと、もちろんオリンピックだ。今回は野球もないし、あまり見ないだろうと思っていたが、始まってしまうと、やはり見てしまう。今日は休みということで、昨日の夜から、柔道や体操をずっと見ていた。寝たのは4時過ぎだった。昼間に起き出し、それからこの記事を書いているので、更新がこの時間になってしまった。それはそうと、今回の柔道は、反則による勝敗が多いような気がする。反則負けしないように(つまり指導をもらわないように)と雑な攻撃ばかりやっている選手がいるし、反則で勝ちに行こうとしている(つまり相手が指導を与えられるような仕掛けばかりやっている)選手がいるし。判定柔道なんかやめて、誰でも見てわかる一本柔道にしてくれんかなあ。 指導!

  • ヘンなビートルズ二つ

    今日は何も出てきません。というより、寝過ごしたために時間がない。古い日記でもアップしようと思ったが、それを探す時間もない。ということで、ヘンなビートルズを紹介します。ビートルズと言っても、ビートルズではない。ビートルズをカバー、それも変な日本語でということであります。では。初めて聴いた時は、「なんじゃこれは!?」という感じがしました。が、当時そこそこヒットしましたね。 ディープ・パープルのカバーで一世を風靡した王様が奏でるビートルズです。ヘンなビートルズ二つ

  • ある日のチャット

    十数年前にやっていたチャットの切り抜きです。朝食後にどうぞ。S太:中学の頃、猫のウンチを握ったことがあってね。M子:うわ。S太:これが臭いんよ。M子:確かに。まだ牛糞の方がマシかも。S太:当時うちの風呂はまだ石炭釜でね。M子:どこもそうだったよね。S太:ウンチはその釜にくべる石炭の中に混じっていた。M子:へえ。S太:石炭をくべようとしてつかんだら、S太:これが柔かい。S太:『えっ?』と思って見てみると、黒いけど石炭じゃないんよね。S太:で、におってみるとえらく臭いやん。S太:その頃、家の近くに野良猫が住みついててねS太:しょっ中うちの風呂場横にあった石炭置き場に来てたんよ。M子:なるほど。それでそのウンチはどうしたの?S太:捨てる所もないし、仕方なく火の中に放り込んだ。M子:やけくそだね(笑)S太:困った...ある日のチャット

  • 必殺シリーズのこと

    中学生の頃から必殺シリーズが好きで、『必殺仕事人Ⅲ』まではよく見ていた。なぜⅢまでだったのかというと、その後は仕事で帰りが遅くなり、見られなくなった。一応ビデオに録画はしていたが、だんだん見るのが億劫になり、見なくなった。ということです。その必殺、どのシリーズが好きだったのかというと、中村主水シリーズも良かったのだが、一番好きだったのが、田村高廣・中谷一郎主演の『助け人走る』(1973~1974)だ。両者の掛け合いがよく、共演の山村聰や野川由美子もよかった。またエッチな場面も多く、クラスのほとんどの男子がこれを見ていた。その頃は、ビデオデッキがまだ普及しておらず、何度か見逃している。いつかは全話見たいと思っていたのだが、サブスクでそれが見られるのを知り、現在見ている最中だ。ちなみに、その頃のテレビ番組はと...必殺シリーズのこと

  • クワガタ君

    数年前の話だ。夏の太陽が照らす明るい外から蛍光灯の照らす薄暗い建物の中に一歩、二歩と入って行く。三歩目だった、足下に気配を感じたのだ。目が慣れないせいでよく見えないが黒い何ものかが動いていた。「ゴキブリか?」と思ったぼくはそれを踏みつぶす覚悟と準備をした。待てよ、それにしては大きすぎる。しかも動きがやけに鈍い。数秒後、建物の暗さに慣れた目でゴキブリにしては大きすぎる、動きの鈍い何かをよく見てみた。「おお、これは!」思わず声が出た。オスのクワガタ君の成虫ではないか。体長7~8センチはある大物だ。ぼくはそのクワガタ君を手に取った。いったいどこから逃げてきたのだろう足や体には綿ぼこりがついていた。しかし踏みつぶさなくてよかった。クワガタ君を売る気も飼う気もないぼくは彼の処遇を建物の受付に任せることにした。その後...クワガタ君

  • クールな恋

    今日も調子に乗ってGSやっていきます。今日紹介する歌は、これです。この歌をゴールデン・カップスが歌っていると知ったのは十数年前だ。てっきり『巨人の星』の中だけで歌われている曲だと思っていたので、意外だった。調べてみたら、レコードの発売は1968年だ。アニメ『巨人の星』で、この歌を歌っていたオーロラ三人娘が登場したのは、70年頃だったから、カップスの方が先で、オーロラ三人娘が劇中でカバーしたことになる。しかし、この歌が名曲『愛する君に』のB面だったとは、動画でこのジャケットを見るまで知らなかった。参考までに、こちらがオーロラ三人娘バージョンです。気持ち悪い歌い方ですね。デイブ平尾(ゴールデン・カッブス)さんの方がはるかにいい。クールな恋

  • GSベスト10

    1、昨日の続きです。小学生の頃にザ・サページの歌を聴いた時、特に何も感じなかったのは、当時サページに興味がなかったからだ。なぜ興味がなかったのかというと、彼らの髪が短かったからだ。当時GSメンバーの髪はほとんどが長く、ぼくの中では、それが若さの象徴で、短い人には若さを感じなかった。髪の短いGSの代表がブルーコメッツで、ぼくらは彼らのことを『おっちゃんグループ』と呼んでいた。2、MDでGSベストを編集した話だが、その時の5位は、昨日紹介したザ・サページの『いつまでもいつまでも』だった。では、その時のベスト10は何だったのかというと、10位はザ・タイガースの『廃墟の鳩』、9位はザ・ランチャーズの『真冬の帰り道』、8位はゴールデン・カップスの『長い髪の少女』、7位はザ・ジャガーズの『キサナドゥの伝説』、6位は「...GSベスト10

  • いつまでもいつまでも

    YouTubeの動画をここに貼るようになったのは、ある歌をここに載せたいと思ったからだ。ある歌とは、拓郎さんの歌でも、陽水さんの歌でもなく、替え歌だ。ただその替え歌を、別人が歌っているのではなく、本人がその替え歌を歌っている動画だ。その歌とは、『ブルー・シャトウ』で、その替え歌とは有名な「もりとんかついずみにんにくかーこんにゃく、まれてんぷら・・・」だ。いつだったか、この替え歌を、本家のブルーコメッツがテレビでやってくれたことがあった。その動画をここに貼りたかったわけだ。しかし、素人の方が歌っているのはあるが、本家のものがないのだ。ないものは仕方ない、というので載せたのが、ザ・タイガースのサリー(岸部一徳さん)が歌う『こっちを向いて』だった。今日は別のGSの名曲をお送りいたします。ザ・サページの名曲『いつ...いつまでもいつまでも

  • いつまでもいつまでも

     YouTubeの動画をここに貼るようになったのは、この歌をここに載せたいと思ったからだ。この歌とは、拓郎さんの歌でも、陽水さんの歌でもなく、ただの替え歌だ。ただその歌を、別人が歌っているのではなく、本人がその替え歌を歌っている動画だ。その歌とは、『ブルー・シャトウ』で、その替え歌とは有名な「もりとんかついずみにんにくかーこんにゃく、まれてんぷら・・・」だ。いつだったか、この替え歌を、本家のブルーコメッツがテレビでやってくれたことがあった。その動画をここに貼りたかったわけだ。しかし、素人の方が歌っているのはあるが、本家のものがないのだ。ないものは仕方ない、というので載せたのが、ザ・タイガースのサリー(岸部一徳さん)が歌う『こっちを向いて』だった。ということで、今日は別のGSの名曲をお送りいたします。ザ・サ...いつまでもいつまでも

  • シークレットエイジェントマン

    この歌を聴いてみてください。 知らない方のために記しておくと、この歌は、RCサクセションの『COVERS』というアルバムに入った、『シークレットエイジェントマン』という曲だ。最初と最後の女性の声は、大韓空港機爆破事件(1987年)の実行犯の一人金賢姫で、これだけでも、当時相当話題になった。だが、ぼくが注目したのは忌野清志郎と一緒に歌っている女性だ。このおどろおどろしい声の持ち主は、おわかりのとおり坂本冬美なのだ。このアルバムが発売されたのは1988年だから、彼女がデビューした翌年ということになる。ぼくはそれまで演歌をあまり聴いたことはなく、坂本冬美も名前だけは知っていたのだが、歌は聴いたことはなかった。しかし、この声を聴いて彼女を好きになり、『夜桜お七』がヒットした後に、この人のベストアルバムを買うことにシークレットエイジェントマン

  • 不細工なネコ

    昔はこんな不細工なネコをよく見かけたものだ。だが、最近このへんはノラが少なくなったせいもあって、あまりこういうネコを見なくなった。さて、このネコの写真だが、先日近くの神社で撮ったものだ。神社の階段を上っていくと、ちょうど踊り場の所で、大の字になって寝ていた。そこで、ちょっとちょっかいかけてやろうかと思った。しかし、参拝前である。畜生を触った手で、神様を拝むなんてもってのほかだ、と思い直しやめておいた。境内には本殿ほか、いくつかの神社があったので、一つ一つ拝んでいった。そのため、すべてが終わるのに30分ほどかかった。もちろんその間はネコのことを忘れていたのだが、参拝を終えてから、「そういえばさっきネコがいたなあ」、と思い出した。しかし、いくら何でも30分も経っている。さすがに、もうネコはいないだろうと思って...不細工なネコ

  • 晴れてよかった

    昨日は天気予報通りで、雷雨となった。「夕方の祭りは大丈夫なのか?」と心配していたが、3時ごろからなんとか晴れ、出かける頃には完全な夏空になっていた。祭り(黒崎祇園山笠前夜祭)の方だが、昨日仕事だった嫁さんを6時に迎えに行き、家に帰ってからタクシーで会場まで行った。久しぶりにタクシーに乗ったのだが、タクシー代がえらく高くなっており、ちょっと前までは1000円程度で行けていた場所なのに、昨日は1500円を超えていた。午後7時過ぎに会場に着いた。かなり多くの人が集まっていた。祭りはすでに始まっていたのだが、山笠が集結しているだけで、まだ動きはなく、衆議院議員、参議院議員、県議会委員、市議会議員などの政治家の挨拶が、延々と続いていた。こんなのが余計なんですね。さて、祭りです。始めて日の浅いX(旧Twitter)に...晴れてよかった

  • 夏祭り

    只今午前6時前天気予報によると、今日は午前9時ごろから雨になり、雷も鳴ると言っていた。が、今は晴れていて、元気に蝉も鳴いている。今夜は祭りで、それを見に出かけようと思っているのだが、このままこの天気が続いてくれんかなあ。今日は地元黒崎祇園の前夜祭だ。本番は明日からだが、商店街を練り歩く本番よりも、メイン通りを通行止めにして、コンテスト形式で演舞する前夜祭の方が、盛り上がっているような気がする。夜、ぼくは嫁さんと祭りの会場に出かけた。小雨は降っていたものの、かなりの人出だ。近郊に大型店が次々と進出し、さらにそごうが潰れ長崎屋が潰れトポスが潰れ、最近は閑散としている繁華街だが、今日は違った。まるで昔に戻ったような賑わいだった。幼い頃に住んでいた場所であり、学生の頃の数々の思い出の詰まったこの街に対するぼくの思...夏祭り

  • チェルシーの唄

    明治のチェルシーの販売が今年の3月末で終了しました。発売開始した頃はよく食べていたものです。中学の修学旅行の時には5つほど買って、持っていった記憶があリます。ただ、そこまでだった。それ以降はあまり食べたことはなく、発売当初にあった思い入れもなくなりました。発売終了のニュースを聞いた時には「まだ売っていたのか」と思ったくらいです。お菓子そのものはその程度なのだが、このCMソングにはけっこう思い入れが強かった。テレビで流れるこのCMソングを、ラジカセでマイク録音し、いつも聴いていたものです。その頃この曲は、シモンズが歌っていました。このCMソング、後に南沙織なども歌っていたけど、この歌ぼくの中ではやっぱりシモンズなのです。あのハーモニーを聴くと、なぜかしあわせな気分になれるのです。ところで、この歌の作曲は小林...チェルシーの唄

  • イメージという言葉から

    この人はこんな人だろうと思っていると、裏切られることがよくある。例えば、「真面目な人だなあ」と思っていたら、実はとんでもない食わせ物で、裏で嫌がらせをされていたとか、逆に「嫌な奴だなあ」と思っていたら、実はとてもいい人だったとか。ぼくはさそり座生まれのせいか、イメージで人を判断してしまうくせがある。「もっと人をよく見よう」という思いから、姓名判断や人相学を勉強したりもした。そのせいか、初対面の人に対しては、あまり自分をさらけ出すようなことはせず、その人の観察ばかりやっている。よく人から「人見知りする」とか「シャイ」だとか言われるけれど、そんな単純なものではないのです。言い換えれば、そうぼくに言う人も、そういうイメージでぼくを見ているのでしょう。考えてみたら、だれもがイメージで物事を見ているんですよ。何も人...イメージという言葉から

  • 昨日『めざまし8』で

    昨日は祝日で、毎朝見ているNHKの『あさイチ』がお休みだった。そこで『めざまし8』を見ていたのだが、こんなのをやっていた。このブログで、時々うどんのことを書くことを書いているが、その舞台のほとんどがこの『資さんうどん』だ。資さんうどんとの付き合いは長く。社会に出てからのことだから、40年以上になる。その40年の中でも、一番多く通ったのが、40代から50代にかけてだった。その頃勤めていた会社(ショッピングセンター)の敷地内に、資さんうどんがあったのだ。そこでいつも昼飯を食べていた。また、社内の飲みごとがあった時には、締めのうどんとして、いつもそこに立ち寄っていた。 その後、会社を移り、外回りの仕事をしていた頃は、いつも行っている取引先の真ん前に『資さんうどん』があり、昼飯はほぼそこだった。以前ブログに、うど...昨日『めざまし8』で

  • オーブンシャ

    これはいつ頃の日記だったろうか?「落ちこぼれの歌」オーブンシャのいう通りにしても、成績は伸びなかった。一夜漬けを教えてくれなかったからだ。オーブンシャのいう通りにやって、計画書作りが嫌になった。しかし「就寝」という言葉をこれで覚えた。「赤尾の豆単」のかわりに、「チビっ子猛語録」を読んでいた。オーブンシャの中間・期末対策は、ぼくらの学校の範囲とは違っていた。「ラジオ講座」の時間帯は、朝鮮語放送の声のほうが大きかった。むかし使っていた日記ノートに書いてあった。すべて旺文社の批判だ。現在あるかどうかは知らないが、ぼくが学生の頃は「○○時代(旺文社)」と「○○コース(学研)」という雑誌があった。ぼくは「時代」のほうをとっていた。小学生の頃はろくに勉強もせず遊んでばかりいたので、それを反省したのか、「勉強しよう」と...オーブンシャ

  • いきじびき

    この間、NHK『あさイチ』で、脳卒中の特集をやっていた。4年前に、ぼくは脳梗塞で入院したことがあるのだが、一番の関心事は、再発を予防するための方法だ。そのために何か情報を得ようと、いつもこの手の番組は見ている。さて、その番組の中で、脳卒中のチェック方法として、次の三つを紹介していた。口を「イー」と横に広げる。片方が動かない場合は疑いがある。両手を伸ばし肩の高さに上げ(この際手のひらを上に向ける)、目を閉じて10秒数える。その際、片方の腕が下がった場合は疑いがある。「いきじびき」と繰り返し言ってみる。うまく言えない状態が続いた場合は疑いがある。それらの疑いがある場合は、ただちに救急車を呼んで、病院に行ってくれということだった。「イー」や手を上げるのは知っていたが、「いきじびき」と言うのは初めて聞いた。ぼくの...いきじびき

  • 夏は泡盛だ

    この時期に飲む泡盛は非常にうまい。頭からアルコールが抜けていくのがよくわかる。その時の爽快なこと。やはり泡盛は夏の酒なんだ。三十数年前の社員旅行で、沖縄に初めて行った時の話だ。初日、バス観光を終え、ホテルに着いたのは4時過ぎだった。7時から宴会があるのだが、まだ少し時間があった。友人から「宴会までどうやって時間をつぶそうか?」と聴かれたので、「沖縄に来たんやけ、泡盛飲まんと始まらんやろ」とタクシーに乗って国際通りに向かった。小料理屋を見つけたのでそこに入ることにした。「いらっしゃいませ。何にしましょうか?」「泡盛お願いします」「25度と50度がありますが」「初心者だから25度にして下さい」「水割りにしましょうか?」「いや、ロックでお願いします」運ばれてきた泡盛を一口飲んだとたん、ぼくたちは「なんかこれ、ラ...夏は泡盛だ

  • プロポーズ大作戦

    先々月、「浪花のモーツアルト」ことキダ・タローさんが亡くなられた日のことだった。その日、たまたまCDを聴いていたのだが、こういう曲が流れてきた。ぼくが高校時代に見ていたバラエティー番組『プロポーズ大作戦』のテーマソングで、これは、そのキダ・タローさんが作曲した歌だ。「キダさんはどんな曲を作ったのか?」と聞かれて、ぼくが自信を持って答えられる曲はこれしかない。話は変わるが、同じ頃、他局で『パンチDEデート』というのをやっていたが、あの頃は、こういった視聴者参加型の男女をくっつける番組が多かった。今のひな壇番組よりずっと面白かった。桂文枝さん西川きよしさん、どちらもご健在なんだから、『パンチDEデート』やってくれんかなあ。プロポーズ大作戦

  • 緊急アラート

    夜中の1時50分、突然緊急アラートが鳴った。家にある5台のスマホが一斉に鳴るのだ。一台でさえ大きな音なのに、5台まとめて鳴ると大音響になってしまう。おかげで目が覚めてしまい、再び眠りにつくまで、かなりの時間を要してしまった。最近ずっと寝不足で、仕事中につい居眠りしてしまう。座っていての居眠りならただの居眠りですむが、こちら立ち仕事なので危険を伴う。前に一度、居眠りでよろけてしまい、横にあった段ボールに当たって、こけたことがある。そばにいた人から「大丈夫ですか。救急車呼びましょうか?」と声をかけられた。さすがに「居眠りしてこけたんです」とは言えないので、「大丈夫です。段ボールを取ろうとして、バランス崩しただけですから」と言っておいた。とにかく、老人と呼ばれる歳になってから、「こける」とすぐに病気や救急車と結...緊急アラート

  • テレビマンガのエンディングテーマ

    『バン・ボ・ボン』という歌を知っていますか?と、突然質問形式で日記を始めたが、このブログを読んでくれている年代の方なら、誰もが一度は耳にしたことがある歌だと思う。この歌の出だしは、「♪青い、青い空に、バンボボボン」。もうおわかりだと思う、「アタックNo.1」のエンディングテーマである。では、もうひとつ。『みなし児のバラード』は?これは凄いタイトルである。おそらく今なら、こういうタイトルはつけられないのではないだろうか。この歌は「タイガーマスク」のエンディングテーマである。「♪あたたかい人の情けも胸を打つあつい涙も知らないで育ったぼくはみなし児さ」あの威勢のいい主題歌からはちょっと想像できない、暗いエンディングである。次はすぐにわかると思う。『カランコロンの歌』そう、「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディングテーマで...テレビマンガのエンディングテーマ

  • お盆

    イオンに行くと、もうお盆のコーナーを設置している。おそら新盆に合わせてのことなのだろうが、こちらの方は旧盆だから、1ヶ月以上も先の話だ。この時期に落雁などを見ても、何かピンと来ない。 明治に入るまで、お盆はどこの地域も旧暦の7月13日〜16日に行われていた。今のような新盆と旧盆になったのは、新暦が採用されてから後のことで、それ以降、日付を合わせて行われる地域と、旧暦に近い1カ月後に行われる地域とに別れたのだという。 なお、沖縄は今でも旧暦の日付でやっているようだ。30年以上前の話だが、その年の9月に沖縄に社員旅行に行ったことがある。その時ラジオで「お盆ですね」と言っていた。それを聴いて、「えっ、今がお盆?」と驚いたことがある。 しかし、そのおかげで、エイサーを見ることが出来、ちょっと得した気分になった...お盆

  • LP盤

    昨日書いた「シングル盤」の続きとして、「LP盤」のことを書こうと思ったが、シングル盤よりもはるかに多く持っているので割愛します。 いちおう思い入れが強いアルバムを書くとすれば、シングル盤でも触れたザ・タイガースのサントラ盤『世界がボクらを待っている』。これは生まれて初めて買ったLP盤で、小学5年の時に買った。最初はそれまでに出ているタイガースのシングル盤をすべて買おうと思い、それまでに貯めたお小遣いやお年玉を持ってレコード屋に行ったのだが、そこで見つけたそのアルバムにはそれまでに出たシングル曲がほとんど含まれていた。「こっちのが得やん」ということになり、それを買い求めたのだった。映画のサントラ盤だから、そこで歌はもちろん、映画のワンシーンのセリフなんかも入っているわけで、岸部一徳さんの若い頃の声がそこで聴...LP盤

  • シングル盤

    ぼくが初めて自分の意思で購入したシングル盤は、クレージーキャッツの『スーダラ節』で、赤いドーナツ盤だった。 それからしばらくシングル盤を買ってない。買っていたのは、『狼少年ケン』『スーパージェッター』『パーマン』といった当時人気のあったテレビマンガのソノシートだった。 小学4年の時、久しぶりにシングル盤を買った。ザ・スパイダースの『いつまでもどこまでも』だ。あの頃、井上順が好きだったのです。以降、ザ・フォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』、ビートルズの『ヘイ・ジュード』と続く。 5年生の時に買ったのは、ザ・タイガースの『シー・シー・シー』と、そのタイガースの映画『世界はボクらを待っている』に出ていた久美かおりの『くちづけが怖い』。久美かおりはこの歌で、その年のレコード大賞最優秀新人賞をとっている...シングル盤

  • リンゴがひとつ

    暇があれば、サブスクで『寺内貫太郎一家』を見ています。(現在はU-Nextで)この間第11回を見たのだが、ドラマの中で役名ではなく実名で呼び、生放送を匂わすシーンがあった。貫太郎(小林亜星)と息子周平(西城秀樹)とのお決まりの乱闘シーンがあるのだが、勢いで食器棚が倒れてしまった。すると、そこにいた貫太郎の妻里子(加藤治子)が動かなくなった。心配して里子の周りにメンバーが集まった。思わず貫太郎は「加藤さん大丈夫ですか?」と言った。また、貫太郎の母きん(樹木希林)も「加藤さん、ケガしちゃった」と言った。しかし、これは台本通りだったらしく、すぐに貫太郎がわびを入れながら、真相を話した。生放送を匂わすシーンは、その騒動の最中にあった。突然ディレクター(?)が出てきて、「秀樹、うた」と言ったのだ。周平とミヨコ(浅田...リンゴがひとつ

  • ミニバンド

    四十幾つの頃だったか、クリスマス時期だったと思うが、その時見に行った吉田拓郎さんのコンサートで、ミニバンドが出たことがある。おそらく予告はしていたとは思うのだが、当時は拓郎のコンサートが福岡であると聞けば、内容を確認せずに闇雲にチケットと買っていたので、ぼくはミニバンド出演のことを知らなかったのだ。それゆえに、すごく嬉しかったのを憶えている。ぼくにとっては、いいクリスマスプレゼントをもらったわけだ。ミニバンドとは、『たくろうオンステージ』など、初期のアルバムやライブで参加していた二人(井口よしのりさんと、田辺かずひろさん)のことだ。初出『夏休み』のバックコーラスは、ミニバンドが務めていたのだった。そのコンサート、ラストにやってくれた歌が、これだった。この演奏が始まった途端、ぼくは思わず涙ぐんでしまいました...ミニバンド

  • 朝の日記

    1,今更だが、『虎と翼』の涼子様(桜井ユキ)は、『コンフィデンスマンJP』の巣鴨ギンコだったんですね。どこかで見た顔だと思っていたが、あのドラマの詐欺師だった人か。いや、嫁さんが入院(昨日退院)していなかったし、見たい番組もなかったので、以前録っていたものを見返していて気づいたのだ。まったく違う役(現在は華族の役)をやっているのでわからなかった。これは知っていたのだが、『虎と翼』の多岐川幸四郎(滝藤賢一)は、『探偵が早すぎる』の探偵千曲川光。破天荒なキャラはよく似ている。こういった役は滝藤さんしか出来ないんでしょうね。欲を言えば、せっかく滝藤さんが出ているのだから広瀬アリスや水野美紀や桐山漣も『虎と翼』に出てくれんかなあ。2,一昨日の日記に、中古車を買ったことを書いたが、今日は、宗像大社にお参りに行こうと...朝の日記

  • FUN

    前の会社にいた頃、井上陽水さんの先輩に当たる方が社内にいた。その方が高校のOB総会に行った時、陽水さんも参加していたという。宴もたけなわになった時に、その先輩の仲間の一人が「おい井上、何か歌え」と言った。陽水さんは先輩の頼みを断ることが出来ず、その場で『少年時代』を歌ったという。何とも羨ましい話だ。その方は、「おれの持っている陽水のレコードは、陽水のサイン付きだ」と言って自慢していた。その陽水さんの歌で、すごく気に入っている歌がある。アルバム『氷の世界』に入っている『FUN』という歌で、雨を歌った最高の歌だ。自分で編集した『プレイリスト陽水』の中にトップで入れている。ところがこの歌、一般的にはあまり良い評価をもらってないようで、かつてNHKで『氷の世界』の特集をやった時、ランキングは下の方だった。なんで、...FUN

  • ややこし、ややこし

    今日は何かと忙しい。午前中は隣の区にある大病院に再診へ。その後、銀行周り。家に帰ってから、保険更新の書類を書き上げ、その書類を出しに郵便局へ。午後からは先日買った中古車納車のために中古車センターへ。その後、調子の悪いパソコンの買い替えの検討のため家電量販店へ。それが終わると、昨日から嫁さんが検査入院していて家にいないため、晩飯の買い出しへ。と今日は何かと忙しい。こんな気分かな↓笠置シヅ子の『買い物ブギ』ですが、何とこれ、完全版じゃないですか!言葉狩りのせいでカットされてしまった歌詞が、ここにはちゃんと入っております。ややこし、ややこし

  • ハートのささやき

    1976年だったか77年だったか、オールナイトニッポンを聴いていたら、パーソナリティが「次の曲は、ウィングスの新曲『ハートのささやき』」と言った。「ウィング、新曲出したんだ」と思い、ワクワクしながら曲がかかるのを待った。イントロが流れた。ぼくはガッカリした。「これ新曲じゃない」『ハートのささやき』、原題は『MaybeI'mAmazed』で、ポール・マッカートニーのソロデビューアルバム『McCartney』に収録されている。そのアルバムにおけるこの曲の邦題は『恋することのもどかしさ』だった。新曲じゃなくてガッカリしたものの、元来ぼくはこの歌が好きだった。メロディーラインもポールらしくていいのだが、何よりもいいのが、この歌の中でポールが当時ぼくの好きだった人の名前を絶叫してくれていることだ。もちろん名前を言っ...ハートのささやき

  • 話題になっている歌

    連続テレビ小説『虎に翼』の中で寅子(伊藤沙莉)がうたっている歌、『モン・パパ』というんですね。ずっと以前に聴いたことはあるのですが、曲名まで知らなかった。この歌、今何かと話題になってますよね。高校時代から気になっていた歌の一つに、『アラビヤの唄』というのがあった。高校の体育祭で、なぜかその曲があるチームの応援歌として用いられていたのだ。「何だ、この歌は?」と興味をそそられたわけだが、当時は今のようにネットなどなかったから、容易にその歌の情報を調べることが出来なかった。ようやくその歌の情報を得ることが出来たのは、四十代の後半、ネットが普及してからだった。調べていくうちに、歌っているのが二村定一という方だとわかった。その時にネットでその方の歌を何曲か聴いたのだが、その何曲かの中にこの『モン・パパ』が入っていた...話題になっている歌

  • 亜麻色の髪の乙女

    20年以上前の話だ。その頃働いていた店のBGMで、聴いたことのある歌が流れていた。歌っているのは女性だった。そこにいたパートさんに、「この歌、『亜麻色の髪の乙女』やろ?」と聞いた。するとパートさんは、「そうです。今すごく流行ってますよ。しんたさん、こんな新しい歌、知ってるんですか?」と意外そうな顔をして言った。知っているもの何も、その歌は数あるGSの歌の中で、ぼくが一番好きな歌だった。「小学4年生の頃に流行っとったんよ」「えっ、この歌、そんなに古い歌なんですか」確かに古い歌だ。島谷ひとみ版のこの歌が発売されたのは2002年。GSのヴィレッジ・シンガーズがカバー(元歌は青山ミチ『風吹く丘で』)したのが1968年だから、34年前の歌ということになる。34年前。ぼくが生まれた年が1957年、その34年前は192...亜麻色の髪の乙女

  • 幻の名曲

    高校時代に仲間内で、「幻の名曲」と呼んでいた歌がある。吉田拓郎さんの『僕の旅は小さな叫び』という歌だ。何で幻だったかというと、実はその歌はテクニクスオーディオのCMソングで、その商品を買わなければレコードが手に入らなかった。つまり非売品だったわけだ。その商品を買えばことは簡単なのだが、当時のオーディオは高額で、高校生ごときに手が出るような代物ではなかった。レコードが手に入らないなら、ラジオの音楽番組にリクエストするしかない。ということで、何度かリクエストしてみたが、非売レコードで、しかもCMの曲をかけてくれる番組なんてなかった。結局われわれ庶民は、さわりしか聞くことができなかった。ということで当然誰もがその歌のさわりしか知らず、それゆえにその歌は幻化してしまった。というわけだ。とはいえ楽譜は出ていたので、...幻の名曲

  • うろ覚え

    昨日の記事を投稿した後で、ぼくはあることに気がついた。例の拓郎さんの『イメージの詩』のことです。LINEの背景画像に添えた出だしの歌詞、「これこそはと信じれるものが」ですが、あれ「ら抜き」だったんですね。あの歌を初めて聴いてから50年余り、ぼくはずっとこの詩は、「これこそはと信じられるものが」なっていると思い込み、そう歌っていた。当然今回の画像にも、そう載せていた。投稿したあと、『イメージの詩』を聴いていたら、ぼくが「信じられるものが」と思い込んでいた出だしのところを、拓郎さんは「信じれるものが」と歌っているではないか。ぼくがこの歌を初めて聴いたのは、アルバム『青春の詩』に入っているオリジナルではなく、ライブ盤『ともだち』に入っているものだった。もしかしたらそちらが「信じられる」となっているので、そう覚え...うろ覚え

  • LINEのプロフィール画像

    ぼくのLINEのプロフィール画像の背景には、これまできたないノラ猫の写真を貼っていた。めったに使わないLINEなので、プロフィール画像などあまり気にしたなかったのだが、ブログなどの画像を作るアプリを入れたので、LINEの背景も作ってみようと、やってみた。で、出来上がったのが、これです。で、プロフィールを開くとこうなる。(白背景がなぜか灰色になってしまう)吉田拓郎さんの『イメージの詩』の出だしの歌詞を添えてみたが、勝手に使ってよかったんかなあ?LINEのプロフィール画像

  • ゲッティング・ベター

    ビートルズの曲の中でどれが一番好きかと聞かれると、答えに窮してしまう。アルバムなら『ラバーソウル』と即答できるのだが、一曲に絞れと言われるとね。ただ、タイトルで選ぶなら、即答できる。それは『ゲッティング・ベター(GettingBetter)』でだ。ビートルズの最高傑作と言われているアルバム、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のA面4曲目(懐かしい表現でしょ?)の曲だ。高校3年の時に落ち込んでいたことがあったのだが、その時勇気づけられた歌が、その『ゲッテイング・ベター』だったのだ。それまでビートルズといえば、ぼくの中では、ただ漠然と聴く音楽だった。ところが、ひょんなことから『ビートルズ詩集』なるものを手に入れて、それを読んでいくと、「よくなっていく」というタイトルを見つけた。それが...ゲッティング・ベター

  • 田んぼ

    パソコンの中に入っている写真を整理していたら、田んぼの写真があった。「いつ、どこで撮った写真だろう?」データでは2005年5月となっている。日にちが不明なので、当時の日記を調べてみると、5月31日に『鞍手町の長谷観音(奈良や鎌倉の長谷観音と同じ木で造られたもので、国宝になっている)にお参りに行った』と書いてある。その写真はその時のもので、当時の携帯電話で撮ったものだろう。長谷観音に参拝する時は、いつも寺の前にある食堂に駐めているが、そういえば、その食堂の裏は田んぼになっている。写真の田んぼの場所は、おそらくそこだろう。日記をつけていると、こういう時に役に立つ。少し前までは、ぼくの家の近くにも、こんな田んぼがあった。しかし、気がつけばそのへん一帯は宅地に変わり、こういう田んぼを見るためには、車を走らせなけれ...田んぼ

  • 雨が降る

    【詩】これでもかと雨が降る|新谷雅先これでもか、これでもか、これでもか、これでもか、これでもかと雨が降る。辺りは水煙で真っ白だ。普段は人通りの多い昼日中、今日は誰も歩いてない。これでもかっ...note(ノート)朝起きてから、ここに「雨が酷いですわ」と書こうとしたが、今、雨は降ってない。しかし、この時期、降る時はしつこく降るんですね。今日も天気予報は雨。そういえば、以前、梅雨はなぜ6月じゃなく、7月に雨が多いのかということを、当時のブログに書いたことがある。『七月の雨』すべては六月に起きている。今も陰暦を使っているものと、勘違いした神様が、「ああ今月は水無月かそれなら当分雨はいいや」と晴れ間の数を増やすんだ。下界はしばらく我慢をするが、さすがに七月間近になると、空梅雨などと騒ぎだす。雨乞い神事がおこなわれ...雨が降る

  • 2001年7月31日の日記

    古い日記を見ていたら、こういうのがあった。【エンゼルスの入団テスト、誰か受けてみませんか?】今日iモードでニュースを見ていたら、「エッ?」と思うような記事が書いてあった。メジャーリーグのアナハイム・エンゼルスが、8月29日に福岡で入団テストをするというのだ。それもどういうわけか、八幡東区の桃園球場で。だいたい、桃園球場は高校野球ぐらいしか使ってない球場である。オフのときは、ガラの悪いにいちゃんがたむろしている場所である。エンゼルスは何を好き好んで、北九州を、それもあんな球場を選んだのだろう。普通は、東京かその近郊でやるはずなのに。そのほうが、全国から人が集まるだろう。強打者の多いダイエーの本拠地だから選んだのだろうか?福岡は新庄の出身地だから、ああいうキャラクターの人間が多いと思ったのだろうか?謎である。...2001年7月31日の日記

  • 腰痛持ちブルース

    ぼくは腰痛持ちである。元々が立ち仕事である上、重たい荷物を抱えたりしなければならないので、腰にかなりの負担がかかってしまったのだ。さらに40代以降は、パソコンの前に座ったまま動かない生活まで加わった。同じ姿勢のままでいることが、腰や肩に負担がかかるということを体験的に知ったのは、ついこの間のことである。それまでは、正しい姿勢をとり続けていることで、腰痛や肩こりは治ると思っていたのだから、何と長い間、腰や肩に悪いことを続けてきたことか。6月に入ってのことだが、また腰に鈍い痛み、というより重いだるさが出てきた。まあ、雨期という特別な気候のせいもあるのだろうが、要は運動不足である。そこで、だるさを軽減しようとして、つい無理な体勢をとったり、よかれと思って変な体操をやったり、自己流のマッサージをやったりしている。...腰痛持ちブルース

  • 体にいいこと

    昔の日記を読んでいたら、この食べ物で便通がよくなったとか、お茶で顔を洗ったらシミが減ったとか、塩で頭を洗ったら白髪が少し減ったとか、体のために良さげなことが書いてあった。その最後には、決まって、これからこういうことを日課にして、若さを取り戻そうと書いてある。ところが、そういうことを書いて満足したのか、それ以降そういうことをやりましたという記録は一切ない。また、そういうことをやった記憶もない。そんな中、今もまだやり続けてやっているのは、スワイショウとファスティングくらいだ。おそらく面倒くさくなく、お金がかからないので、続いているのだと思う。体にいいこと

  • 窓から見える風景

    午前5時前に目が覚めた。空がまだ薄暗い中、鳥たちはすでに目覚め、朝のさえずりを聞かせていた。それからほどなく夜は明け、朝の風景がぼくの部屋の窓一杯に広がった。ぼくの住むマンションの真正面には公園がある。昔からある公園だ。小学6年の時の話。数人の友だちとブランコで遊んでいた。そこにクラスの女の子がやってきた。ぼくは格好つけて、ブランコから飛び降りた。ところが、着地の時にバランスを崩してしまい、こけてしまった。翌日、クラスでそのことが話題になり、ぼくはクラス中の笑い者になってしまった。ブランコは、今も変らず同じ位置に設置してある。中学の頃、その公園に牛が繋がれていたことがある。ぼくと友人は、恐る恐る、その牛に近づいていった。ぼくたちと牛との距離は、およそ1メートルになった。そんなに近くで牛を見るのは、生まれて...窓から見える風景

  • ひとりぼっち

    『ひとりぼっち』気がついてみればいつもひとりぼっち気楽につきあっていけそうな皆さんですがね振り向いてみれば誰もいなくなってねそんな毎日がぼくをつつんでる寂しいというのが本音なんだけどいつもひとりっきりで強がってみてねひとりぼっちなんですね、もともとがそうそう、どこへ行ってみたってねだから今だけは笑っていましょうよね、今夜はとてもビールがおいしいんだからひとりぼっちの部屋で乾杯してね青春、ああこれがぼくの青春でしょうよ寂しげな街がぼくによく似合うなんてかっこいいこと言っているけどつまりひとりぼっちのいきがりでしてねさよなら、また明日逢いましょうよ気がついてみればいつもひとりぼっちそんな毎日がぼくをつつんでる考えてみれば、いつもぼくはこうなのだ。上の詩の通り、気が付いてみたらいつもひとりぼっちなのだ。泣き言で...ひとりぼっち

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