<そこで、民は出て行き、アラムの陣営をかすめ奪ったので、主のことばのとおり、上等の小麦粉一セアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで売られた(Ⅱ列7:16)。>サマリヤの町にききんが襲ったことに加えて、アラムの王によって包囲網が引かれて兵糧攻めを受けたため、町はハイパーインフレに見舞われた(Ⅱ列6:24、25)。ついには、食うに困って実の子どもを食べるというおぞましい事態にまで発展した(6:28、29)。そんな折、預言者エリシャに祝福の預言が届く。それは、町の物価が下がるというものであった(7:1)。にわかにこれを信じられなかった王の侍従は、<そんなことがあるだろうか。(2節)>と呟いたため…