【全4作品】フランク・ロイド・ライトが残した日本建築 フランク・ロイド・ライトの日本建築作品 帝国ホテル(※玄関部分のみ) 自由学園明日館 ヨドコウ迎賓館 旧林愛作邸 1.帝国ホテル(※玄関部分のみ) photo by *Yaco*/CC
有名建築家の設計した建築や、魅力的な建築、さらには資格のことや建築に関する知識などをわかりやすく発信していきます!!
代表作としては「乃木神社」「国立能楽堂」「角館町伝承館」などが挙げられ、神社・能楽堂・伝承館など多種多様な作品を手掛けたことでも知れている。また、大江宏の設計スタイルを述べる際には、決まって「混在併存」という言葉が用いられるが、この言葉は、戦後日本建築界で主流だった「日本伝統×モダニズム」の設計スタイルではなく「日本伝統+モダニズム」というスタイルを大江宏が採用したことを端的に示した言葉となっている。つまり、日本伝統とモダニズムを「融合」するのではなく「併存」させるスタイルを確立した建築家が大江宏というわけだ。今回は、そんな異色の建築家「大江宏」の建築作品6選をご紹介したいと思います。
内井昭蔵は、昭和末期~平成初期にかけて、数多くの公共建築を設計したことで知られる、日本を代表する建築家である。代表作としては「世田谷美術館」「大分市美術館」「高岡市美術館」などが挙げられ、美術館建築の名手としても知られている。また、内井昭三は設計活動において「健康な建築」というテーマを一貫して追求しており、人間が身体的・精神的に健康であることがベストであるように、「健康な建築とはどのようなものなのか」という事を生涯をかけて模索した建築家としても知られる。今回は、そんな日本を代表する建築家「内井昭蔵」の建築作品7選をご紹介したいと思います。
長谷川逸子は、日本人女性として初めて「大規模公共建築(湘南台文化センター)」の設計を担当したとされる、日本を代表する建築家である。今でこそ「妹島和世」や「乾久美子」といった、世界的に活躍する女性建築家が数多く存在しているが、その先駆けとなったのが「長谷川逸子」だ。代表作としては「湘南台文化センター」「フルーツミュージアム」などが知られ、シンボリックな公共建築を日本各地に設計している。今回は、そんな日本人女性建築家の先駆け「長谷川逸子」の建築作品6選をご紹介したいと思います。
吉田五十八は、住宅デザインを中心に、昭和期の日本建築界をリードしたと言われる建築家である。代表作としては「吉田茂邸」「五島美術館」「歌舞伎座」などが挙げられ、住宅建築から美術館、劇場まで多種多様な作品を手掛けている。吉田五十八が残した功績として特に大きいのは、日本伝統様式である「数寄屋造り」を独自に近代化し、日本伝統建築の魅力を後世まで伝承したことだ。建築史家・藤森照信は「吉田五十八がいなければ今頃、日本にある料亭・旅館などはすべて洋風建築になっていた」と言及しており、吉田五十八が日本建築界に与えた影響の大きさがわかる。今回は、そんな日本伝統建築の伝承者「吉田五十八」の建築作品6選をご紹介したいと思います。
宮脇檀は、優れた住宅作品を数多く手がけたことで知られる、愛知県名古屋市出身の建築家だ。代表作として「松川ボックス」「伊藤清永美術館」「和鋼博物館」などが挙げられ、住宅以外にも美術館や博物館など多種多様な作品を手掛けている。とはいえ、宮脇檀と言えばやはり「住宅建築の名手」として知られており、箱型コンクリートと木の架構を組み合わせた住宅を、シリーズ的に多数設計したことでも有名である(ボックスシリーズと呼ばれている)。今回は、そんな住宅建築の名手「宮脇檀」の建築作品4選をご紹介したいと思います。
清家清は、住宅作品をメインに、戦後日本の建築界をリードしたモダニズム建築科の一人である。代表作としては「斉藤助教授の家」「九州工業大学記念講堂」「東京工業大学事務局1号館」などが挙げられ、住宅作品だけでなく記念館や学校施設など幅広い作品を手掛けていた。作風としては、当時主流であった「モダニズム様式」に「日本伝統様式」を融合したような「和風モダニズム建築」を数多く手がけており、特に住宅作品は国内外で高い評価を得ている。今回は、そんな戦後日本の建築界をリードした建築家「清家清」の建築作品5選後ご紹介したいと思います。
山口文象は「モダニズム建築」の先駆者、そして「和風建築」の名手であることでも知られていた、昭和期を代表する建築家である。さらに、戦前にはダムや橋などの「土木建築物」の設計を行っている一方で、戦後には数多くの住宅を設計しており「モダン住宅をリードした建築家」としても有名だ。代表作としては「黒部川第二発電所」「龍海院本堂」「林芙美子記念館」などが知られ、多種多様な作品を手掛けていることがわかる。今回は、そんな昭和期の建築界をリードした建築家「山口文象」の建築作品4選をご紹介します。
渡辺仁は、日本建築界が「歴史主義(近代化)」から「モダニズム」へと変遷していく時代に生きた建築家である。そのため、彼自身の作品にも「歴史主義建築」「帝冠様式建築(和洋折衷建築)」「モダニズム建築」など、多種多様な様式を持った作品が存在し、時代の流れに沿って様式を選択的に用いていた建築家としても知られている。代表作としては「服部時計店」「東京国立博物館本館」「原邦造邸」などが知られ、それぞれ時代の流れを反映した異なる特徴を持つ。今回は、あらゆる様式を選択的に用いた建築家「渡辺仁」の建築作品6選をご紹介したいと思います。
毛綱毅曠は、前衛的な建築を設計することから、安藤忠雄・渡辺豊和らと共に「関西の三奇人」と呼ばれた建築家である。代表作としては「反住器」「釧路市立博物館」「石川県能登島ガラス美術館」など前衛的な作品が挙げられ、基本的にはポストモダンをリードした建築家として知られている。また、本名は「毛綱一裕」であるが、建築家としてデビューした当時は「毛綱モン太」という名前で活動しており、さらに1978年には「毛綱毅曠」に戸籍名を変更しており、名前がよく変わる建築家としても知られている。今回は、そんな謎多き建築家「毛綱毅曠」の建築作品6選をご紹介したいと思います。
篠原一男は、住宅を中心として前衛的な建築作品を数多く手がけたことで知られる建築家である。東北大学で「数学科」を専攻したものの、後に建築に転向し、東京工業大学建築学科を卒業して建築家の道を選んだという、特異な経歴の持ち主だ。そんな経歴が影響してか、篠原一男が設計する建築は「幾何学的な形態を用いた抽象空間」が特徴的で、抽象空間を作ることで知られる建築家「安藤忠雄」に直接的な影響を与えた人物であるともいわれている。代表作としては「白の家」「日本浮世絵博物館」「谷川さんの住宅」などが知られており、今見ても前衛的だと感じるような作品を数多く手がけている。今回は、そんな前衛的な建築を数多く手がけてきた建築家「篠原一男」の建築作品5選をご紹介します。
伊東忠太は、「法隆寺」の歴史的価値を西洋建築と対比しながら論じたことで「日本建築史家の第一人者」として知られるようになった建築史家である。伊東忠太が残した功績はたくさんあり、明治期に「造家」という名称で世に通っていた建築を「建築」という名称に改めたのも伊東忠太である。また、伊東忠太は日本にとどまらず、アジア全体における建築の研究も行い「東洋建築史」の第一人者としても知られている。上記の通り建築史家としての功績が目立つ伊東忠太であるが、実際の建築物も多数設計しており、代表作としては「築地本願寺」「震災祈念堂」などが知られる。今回は、そんな建築界に多大なる功績を残した建築史家兼建築家「伊東忠太」の建築作品6選をご紹介したいと思います。
辰野金吾(たつのきんご)とは?1854 肥前国唐津(現・佐賀県唐津市)に生まれる1879 工部大学校造家学科(現・東京大学工学部建築学科)卒業1880 英国留学に出発1884 工部大学校教授就任1886 造家学会(現・日本建築学会)設立19
前川國男は、近代建築の父「ル・コルビュジエ」の下で建築を学び、日本モダニズム建築の先駆者として、戦後の日本建築界をリードした建築家である。代表作としては「自邸」「東京文化会館」「東京都美術館」などが挙げられ、特に美術館建築を数多く手がけている印象が強い。また、前川國男建築の特徴としては、コンクリートに直接打ち込んだ「赤レンガ風タイル」を外壁仕上げに使用することが多く、もし街中で趣のある赤レンガ風仕上げの建物を見たら、かなりの確率で前川國男が設計を務めているだろう(笑)。今回は、そんな日本建築界をリードした建築家「前川國男」の建築作品16選をご紹介したいと思います。
石山修武は、異端の建築家である。今の建築界で主流になっているコンクリートではなく「鉄」という素材を積極的に用いて、建築と工業製品の間にあるかのような作品を数多く手がける。これは、石山修武が師と仰ぐ設備設計家「川合健二」の影響が強い。代表作としては「幻庵」「伊豆の長八美術館」「リアス・アーク美術館」などが知られ、どの作品も、そこらの建築家が建てる建築とは一線を画す作品となっている。今回は、そんな異端の建築家「石山修武」の建築作品4選をご紹介したいと思います。
池原義郎とは、早稲田大学で長年教鞭を徹底たことでも知られる、日本を代表する建築家である。代表作としては「西武ライオンズ球場」「所沢聖地霊園の礼拝堂・納骨堂」などが挙げられ、競技場や美術館など多種多様な作品を残している。また「西武ライオンズ球場」を始めとして「西武遊園地」や「早稲田大学所沢キャンパス」など、埼玉県所沢市に数多くの池原義郎建築が残っており、所沢は池原義郎マニアの聖地ともなっている。今回は、そんな建築家「池原義郎」の建築作品7選をご紹介したいと思います。
高松伸は、1997年から16年に渡り「京都大学」で教授を務めていた経歴を持つ、日本を代表する建築家である。代表作としては「キリンプラザ大阪」「植田正治写真美術館」「国立劇場おきなわ」などが挙げられ、幅広いジャンルの建築作品を数多く手がけている。また、高松伸は「作風が変化していく建築家」として知られており、ポストモダニズム的な作品から、ガラスの箱で覆われた明快な作品まで、多種多様な建築物を設計している。今回は、そんな特徴を持つ建築家「高松伸」の建築作品12選をご紹介したいと思います。
吉阪隆正とは、近代建築の父「ル・コルビュジエ」の弟子としても知られる、昭和期を代表する建築家である。代表作としては「大学セミナーハウス」「江津市庁舎」などが挙げられ、コンクリートを使用した造形的な建築作品を数多く手掛けたこどでも知られている。また、吉阪隆正が早稲田大学構内に設立したアトリエ事務所「U研究室」からは、象設計集団や内藤廣など、現在建築界の第一線で活躍する建築家たちを数多く輩出している。今回は、日本建築界の巨匠「吉阪隆正」の代表作を4つご紹介したいと思います。
吉村順三は、モダニズム建築を数多く手がけた、昭和期を代表する建築家である。チェコ出身の建築家「アントニン・レーモンド」の下でモダニズムを学びつつ、そこに日本建築を掛け合わせたよう作風が特徴的な建築家だ。代表作としては「愛知県立芸術大学」「国際文化会館」などが挙げられる一方で、住宅・別荘といった小規模建築も数多く手がけていることでも知られる。今回は、そんな日本を代表する建築家「吉村順三」の建築作品7選をご紹介したいと思います。
村野藤吾は、昭和期に数多くの名作を手掛けた、日本を代表する建築家である。代表作としては「世界平和記念聖堂」「日本生命日比谷ビル」「丸栄本館」などが挙げられる。また、ホテル・市役所・教会・美術館など幅広い建築を設計している村野藤吾ではあるが、特に「商業建築」に関しては、今の建築界に多大なる影響を与えている。ます
仙田満とは、保育園や幼稚園など『児童向けの施設』を数多く手がけることで知られる、日本を代表する建築家である。代表作としては「国際教養大学図書館」「広島市民球場」などが挙げられ、幅広いジャンルの建築を設計していることがわかる。また、建築界の巨匠「菊竹清訓」の事務所に勤務していた仙田満だが、当時は「せんだいメディアテーク」などで知られる建築家「伊東豊雄」も共に菊竹事務所に勤務していたという。とんでもない顔ぶれである。今回は、このような経歴を持つ建築家「仙田満」の建築作品7選をご紹介したいと思います。
象設計集団とは、昭和期を代表する建築家「吉阪隆正」の事務所で働いていた「5人の建築家」によって設立された設計集団である。設立メンバーは「富田玲子」「樋口裕康」「重村力」「有村桂子」「大竹康市」の5人。2023年現在も「富田玲子」「樋口裕康」の2人は象設計集団で活動しており、「重村力」は象設計集団から派生した『いるか設計集団』の代表取締役を、「有村桂子」「大竹康市」に関しては、残念ながら他界している。象設計集団の代表作としては、沖縄県に建つ「名護市庁舎」がよく挙げられる。今回は、そんな象設計集団が手がけた建築作品6選をご紹介したいと思います。
菊竹清訓は、新陳代謝する建築・都市を目指す「メタボリズム」という、1960年代に起こった建築運動を主導した建築家である。メタボリズムの代表作としては、下記のような建築がよく挙げられる。菊竹清訓の「スカイハウス」黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」丹下健三の「山梨文化会館」また、菊竹清訓の著書『代謝建築論 か・かた・かたち』は、メタボリズムの概念を世に広めたとして、世界中から高い評価を得ている。今回は、そんな日本建築界に多大なる影響を与えた建築家「菊竹清訓」の代表作13選をご紹介したいと思います。
白井晟一は、谷口吉郎や前川國男といった日本建築界の巨匠と共に、昭和期を代表する建築家として知られる人物である。白井晟一が生きた時代は、ヨーロッパからモダニズム建築が入ってきて、いかにモダニズムと日本の伝統を融合するかというのが、日本全体の潮流であった。そんな中でも、白井晟一はモダニズム建築とは一線を画した、独自の造形による作品を多く手がけていることから「異端の作家」などと称されることもある。今回はそんな日本建築界の重鎮「白井晟一」の代表作6選をご紹介したいと思います。
「1901年 - 1969年」の明治から昭和期にかけて活躍した建築家である。モダニズム建築の巨匠「ル・コルビュジェ」の弟子としても有名で、その思想を引き継いだかのような彼が手がけるモダニズム建築は、国内外で高い評価を得ている。代表作としては「国際文化会館」「旧・神奈川県立近代美術館」などが挙げられるが、近年では坂倉準三が手がけた建築の老朽化が進み、現存している作品はかなり少なくなってきている。今回は、そんな中でもまだ現存している作品を中心に、坂倉準三の建築作品8選をご紹介したいと思います。
芦原義信は、劇場や博物館など、多くの大規模公共建築を手掛けてきた、昭和期を代表する建築家である。代表作としては「東京芸術劇場」や「国立歴史民俗博物館」などが挙げられ、日本を代表する建築物も複数手掛ける。さらに、芦原義信が60歳の時に刊行した『街並みの美学』では、建築本体だけでなく「都市景観をふまえた上での建築の在り方の重要性」を戦後の日本でいち早く述べており、建築界に大きな影響をもたらた。今回は、戦後の建築界に多大な影響を与えた建築家「芦原義信」の建築作品7選をご紹介したいと思います。
芦原太郎は、美術館・大使館・病院など幅広い建築作品を手掛ける建築家である。父である芦原義信は「東京芸術劇場」などを手掛けた昭和期を代表する建築家であり、いとこにあたる芦原信孝も建築家をしている。今回は、偉大な建築家「芦原義信」の血を継ぐ、長男「芦原太郎」が手がけた建築作品をご紹介したいと思います。
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ジョンソンワックス本社ビルとは? photo by Michael Barera/CC 表示-継承 4.0 設計:フランク・ロイド・ライト 住所:アメリカ・ウィスコンシン州ラシーン 竣工:1939年 用途:事務所 ジョンソンワックス本社ビル
自由学園明日館とは? photo by Kakidai/CC 表示-継承 4.0 設計:フランク・ロイド・ライト+遠藤新 住所:東京都豊島区西池袋2-20 竣工:1922年 用途:校舎 URL:公式ページ 自由学園明日館は、近代建築の三大巨
建築家・白江龍三とは? 引用 白江 龍三 株式会社白江建築研究所 登録建築家 白江隆三のプロフィール 生誕:1952年1月24日 年齢:72歳 出身:埼玉県 職業:建築家 白江龍三は、あの有名な「金沢駅」を設計したことで知られる
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タリアセンは、建築家フランク・ロイド・ライトの「自邸兼設計事務所」として1911年から建設が開始された建築物である。自宅・設計事務所の他に、このタリアセンにはもう一つ「建築塾」としての機能も備わっており、ライトの弟子たちが共同生活を営みながら、建築の実践と教育を行う場にもなっていた。そんなライトがエッセンスが詰まったこのタリアセンは、アメリカ内の2か所に存在している。一つは、アメリカ合衆国中西部最北の地・ウィスコンシン州に建つ「タリアセン・イースト(1911年~)」。※単にタリアセンともいう。もう一つは、アメリカ合衆国南西部のアリゾナ州に建つ「タリアセン・ウェスト(1938年~)」である。ライトとその弟子たちは毎年2回、隊を組んでウィスコンシン州とアリゾナ州を行き来していたという。
自転車製造業で財を成したフレデリック・C・ロビーの邸宅として、2010年にアメリカ第三の都市・シカゴに建設された個人住宅「ロビー邸」。ロビー邸は、フランク・ロイド・ライトが提唱した革新的な建築思想「プレーリースタイル(草原様式)」の最高傑作とも言われる、ライトの代表作である。建築全体は、周囲の豊かな自然環境に溶け込むように高さが抑えられ、限りなく続く地表と並列するように水平ラインが強調されている。さらに平面的にも、大きなバルコニーやテラスを設けることで、周辺環境と建物内部との連続性を演出。建築全体がまるで草原に溶け込むような構成となっている。そんなロビー邸は、2019年7月に「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」として世界遺産に登録されている。
ミース・ファン・デル・ローエは、「ル・コルビュジェ」「フランク・ロイド・ライト」と共に近代建築の三大巨匠の1人として知られる、モダニズムを代表する建築家である。ミースが残した「Less is more(より少ないことは、より豊かなことである)」という言葉は、モダニズムの思想を端的かつ象徴的に表した言葉として、建築界で語り継がれている。ミースの代表作品としては、住宅建築の傑作「ファンズワース邸」や、現代の超高層ビルの走り「シーグラムビル」、モダニズム建築の代表作「バルセロナ・パビリオン」などが挙げられる。また、モダニズムの源流となった教育機関「バウハウス」の3代目校長を務めたことでも知られており、理論と実践の両面からモダニズムと向き合った建築家であったことがわかる。1959年にはRIBAゴールドメダル、1960年にはAIAゴールドメダルという世界的権威のある建築賞を受賞した後、1969年にその壮絶な人生に幕を閉じた。
アメリカ合衆国イリノイ州・シカゴの中央部に位置する、私立の理工系研究大学「イリノイ工科大学」。このイリノイ工科大学のキャンパス内には、建築学科のスタジオとして建設された「クラウンホール」という近代建築が存在している。クラウンホールを設計したのは、近代建築三大巨匠のひとりとして知られる建築家「ミース・ファン・デル・ローエ」である。ミースは、ナチスの独裁政権から逃れるためアメリカに亡命した後、イリノイ工科大学・建築学科の主任教授に就任。加えて、同大学のキャンパス全体計画を担当している。そのため、イリノイ工科大学内にはミースが設計した建物が複数存在するのだが、その建築群の中でも特に高い評価を得ているのが、このクラウンホールなのである。
ベルリンの中心地に、複数の棟に分散する形で存在している「ベルリン国立美術館」。そんなベルリン国立美術館群を構成する建物の一つに『新ナショナルギャラリー』と呼ばれる近代建築が存在する。この建物を設計したのは、近代建築三大巨匠のひとりとして知られるドイツ出身の建築「ミース・ファン・デル・ローエ」である。新ナショナルギャラリーは、8本の十字柱、グリッド状の梁、建物全面を覆うガラス、という最小限の要素によって構成されており、モダニズムが追求したユニバーサルスペースを見事に具現化している。また、この建築はミースが亡くなる前年に竣工したことでも知られており、彼のエッセンスが詰まった最高傑作としても名高い。
トゥーゲントハット邸は、チェコ第2の都市としてして知られる観光地「ブルノ」に建つ住宅建築である。建築の設計は、近代建築三大巨匠のひとりとして知られるドイツ出身の建築家「ミース・ファン・デル・ローエ」が担当。この邸宅は、ミースの代表作であると共に、近代建築の特徴を顕著に表したモダニズムの最高傑作としても知られており、2001年にはユネスコの世界遺産にも登録されている。敷地は、ブルノの傾斜地に位置しており、その傾斜に沿うように、白く純粋な形状をした3階建ての建物が建てられている。建物内部には、コルビュジェが提唱した「近代建築の五原則」の一つ「自由な平面」を具現化するなど、近代建築家・ミースのエッセンスが詰まった構成となっている。
シーグラム・ビルディングは、1958年にアメリカの都市・マンハッタンに建設された、高さが約157mにも及ぶ超高層ビル建築である。建築の設計は、近代建築三大巨匠のひとり「ミース・ファン・デル・ローエ」と、モダニズム・ポストモダンを牽引した建築家「フィリップ・ジョンソン」の2人が共同で行われた。この建築は、モダニズムが追求した「ユニバーサルスペース」「インターナショナルスタイル」「機能主義」といった概念をほぼ完璧に具現化しており、モダニズム建築の極致とも言われている。さらに、シーグラム・ビルディングは、現在世界各地の都市で展開されている超高層ビルのプロトタイプ(原型)になったことでも知られており、現代社会に大きな影響を与えたとされている。
バルセロナ・パビリオンは、1929年にスペイン・バルセロナで開催された「バルセロナ万国博覧会」のドイツ館として建設されたパビリオン建築である。建築の設計は、近代建築三大巨匠の1人として知られるドイツ出身の建築家「ミース・ファン・デル・ローエ」が担当。この建築は、万博のパビリオン(仮設建築)として建設され施設であるため、万博終了後にはすぐに解体されてしまった。しかし、モダニズム建築の特徴を象徴的に表したミースの代表作として高い評価を得ていたため、ミース生誕100周年に当たる1986年に当時の姿のまま正確に復元され、現在は「ミース・ファン・デル・ローエ記念館」として公開されている。ミースの初期の代表作であると共に、モダニズムの傑作としても知られる建築作品である。
ジャン・ヌーヴェルは、「プリツカー賞」や「RIBAゴールドメダル」といった世界的権威のある建築賞を総なめにする、フランス出身の建築家である。フランス・パリの国立美術学校「エコール・デ・ボザール」在籍中に自身の事務所を設立し、設計活動を開始。その後、1981年に実施された「アラブ世界研究所」の国際コンペで最優秀賞を獲得。この作品によってジャン・ヌーヴェルの名は世界に轟くこととなる。そんな、ジャン・ヌーヴェルの代表作には「アラブ世界研究所」はもちろんのこと、「ケ・ブランリ美術館」や「トーレ・アグバール」など、前衛的な建築作品が数多く挙げられる。これらの作品の共通点は、ガラスと光を巧みに利用している点にある。このことから「ジャン・ヌーヴェル=ガラスと光を巧みに扱う建築家」というイメージが建築界では浸透している。
電通本社ビルは、日本屈指の広告代理店「電通」の本社ビルとして、2002年東京都港区東新橋に建設された超高層ビルである。建物全体は、約213mの高さを誇る「オフィス棟」、商業施設や劇場などが入る「カレッタ汐留」、貸事務所が入る「汐留アネックスビル」、講演会などを行える「電通ホール」の4棟で構成されている。建築の設計は、スーパーゼネコンの一角を担う「大林組」と、フランスを代表する建築家「ジャン・ヌーヴェル」、アメリカの建築家「ジョン・ジャーディ」の三者が共同で行った。プロジェクト全体のコンセプトは「クリスタル&ロック」。岩のように強固な地盤の上に、クリスタルのように鋭い高層棟を建てるという意図が明快に表れたコンセプトとなっている。
トーレ・アグバールは、アントニ・ガウディの建築作品が数多く存在することで知られるスペイン第二の都市「バルセロナ」のシンボルとして知られる超高層ビル建築である。トーレ・アグバールという名は、スペイン語で塔を意味する「トーレ(torre)」と、バルセロナの水道会社の名称「アグバール(Agbar)」を組み合わせたものである。建築の設計は、世界各地で数多くの大型プロジェクトを手掛けるフランスの建築家「ジャン・ヌーヴェル」が担当。水道会社のオフィスビルとして建てられたトーレ・アグバールは、「水」という自然要素をモチーフとしてデザインされている。そういわれてみると、確かにトーレ・アグバールの独特な形態は、噴水や間欠泉のようなイメージを誘発するし、不規則に仕上げられたファサード面は、風に揺らぐ水のようにも見える。
ルーヴル・アブダビは、フランスに建つ世界一有名な美術館「ルーヴル美術館」の姉妹館として、2017年アラブ首長国連邦の首都アブダビに設立された美術館である。この美術館では、フランスを代表する13の美術館(ポンピドゥーセンターやケ・ブランリ美術館など)から300点にも及ぶ収蔵品を借り受け、さらに独自に収集した作品なども併せて多彩な展示を行っている。ルーヴル・アブダビの設計は、フランスを代表する建築家「ジャン・ヌーヴェル」が担当。アラブの歴史的な街並みにみられる箱型低層建築の集合体(55棟)が、ここでは直径180mのドーム屋根によって覆われており、一つの街のような空間を生み出している。さらに、巨大なドームは、ステンレスの骨組みの上下に4層ずつ、幾何学的形態をしたアルミニウムのレイヤーが被せられており、計8つのレイヤーを透過して建物内部に届く光は、まるで森の中の木漏れ日のような幻想的な光へと変化する。
カタール国立博物館は、中東の国カタールの歴史を伝えるための施設として、2018年に首都ドーハに建設された国立博物館である。建築の設計は、世界的に活躍するフランスの建築家「ジャン・ヌーヴェル」が担当。建物全体は、沿岸のような水が存在する砂漠地帯でのみでしか生まれない薔薇型の鉱物結晶「砂漠の薔薇」の形態をモチーフにデザインされており、巨大な円盤を縦横ランダムに組み合わせたような形態となっている。また、その円盤は外形のみならず内部空間すらも形作り、世界的にも類を見ない異質な建築空間が生み出されている。巨大な円盤が交差するこの複雑な形態の実現には、最先端の建築技術が導入されている。これも、石油や天然ガスなどの天然資源に恵まれた国・カタールだからこそ実現しえ得た建築作品なのだろう。
ケ・ブランリ美術館は、ヨーロッパ以外の地域(アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ)の美術品や資料を展示するための施設として、2006年フランス・パリに開館した美術館である。本美術館は、フランス・パリの象徴であるエッフェル塔の足元に計画され、建物の周囲にはフランスのランドスケープ・アーキテクト「ジル・クレモン」がデザインした庭園が広がっている。建築の設計は、フランスを代表する現代建築家「ジャン・ヌーヴェル」が担当。建物全体は、1階部分がピロティ空間として空洞化されており、人々の流れや風の流れが建物によって途切れないような構成となっている。さらに、ケ・ブランリ美術館のファサードには多様性があり、太陽が当たる南側は鱗のようなルーバーで覆われているのに対して、北側はガラス面から複数の箱が飛び出したような異質な外観を呈している。前衛的建築家ジャン・ヌーヴェルが手がけた建築作品の中でも、特にユニークな特徴を持つ建築物である。
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みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、上野公園内にある東京国立博物館・本館の建築的特徴を解説していきたいと思います。帝冠様式の格式高い建築物です。是非最後までご覧ください。
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、東京国立博物館の一施設である東洋館の建築的特徴を解説していきたいと思います。日本モダニズムを代表する魅力的な建築物です。是非最後までご覧ください。
東京文化会館の概要 設計:前川國男 住所:東京都台東区上野公園 竣工:1961年 用途:コンサートホール URL:公式ページ 東京文化会館は、上野公園の一角に所在する、クラシック音楽のコンサートなどを行う目的に建設されたコンサートホールであ
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、東京・上野公園内に建つ前川國男建築「東京都美術館」の建築的特徴を解説していきたいと思います。前川國男のエッセンスが詰まった建築作品です。是非最後までご覧ください。
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、東京・池袋に建つ複合文化施設「東京芸術劇場」の建築的特徴を解説していきたいと思います。池袋の象徴的存在にもなっている建築物です。是非最後までご覧ください。
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、池袋駅西口バスターミナルに隣接する位置に建つ「池袋西口公園 GLOBAL RING」の建築的特徴を解説していきたいと思います。今や池袋の象徴的な存在にもなりつつある建築物です。是非最後までご覧ください。
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、東京・池袋に建つ有名建築物10選をご紹介したいと思います。隈研吾・芦原義信・フランクロイドライトといった、名だたる建築家の作品を多数紹介しているので、是非最後までご覧ください。では早速本題に入ります。
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は、森の都として知られる熊本の玄関口「熊本駅」の建築的特徴を解説していきたいと思います。是非最後までご覧ください。
みなさんこんにちは、本サイト「建築LIFE」を運営しているたけです。今回は「坂の街」として有名な、広島県尾道市・千光寺山頂上に建つ「千光寺頂上展望台PEAK」の建築的特徴を解説していきたいと思います。世界的建築家・青木淳による魅力的な展望施設です。是非最後までご覧ください。