センス・オブ・ワンダー まるで地球の地肌の上をそのまま歩いているような。そんな感じがする旅だった。全てが壮大で、雲や太陽や微風に揺れる草原によって世界が回っているような。細かいことが本当にどうでも良くなって、解放されていくような。そういう感覚を抱いた。この世界には知らないことがたくさんある。広くて、多様で、自分の考えだけに囚われてしまうことが勿体無いと思うほど、それらは面白い。宇宙の一片に地球が存在するように、世界の一片に私は存在している。この壮大な世界は、この一生を賭けても全てを知ることはできないのだろうな。 そんなわかりきった事実を今更ながら、実感するのだった。透き通った空とエメラルドグリ…