クロマとはクロスマーケットの略。株式や為替、債券など各金融市場を横断するような話題のほか、イロハ的なことも書いていきたいと思っています。また、スタートアップ企業のストーリーなども載せていく予定です。
海外投機筋の円買い越し3.6万枚に急減、ドル円148円台に=10月第1週
海外投機筋の円先物ポジションは10月第1週に3.6万枚の買い越しとなりました。前週比2.0万枚減の大幅減で円安進行の一因とみられます。
0.50%の大幅利下げを決めた9月17─18日のFOMCの議事要旨をみると、意見がかなり割れていることがわかります。
企業決算などの発表は取引時間内がいいか時間外がいいか。立場によって議論が分かれるポイントです。
個別要因に頼らずシステムで勝つことができれば長続きすることができます。
「黒田バズーカ」、誰が名付けたか不明とされていますが、初出はたぶんこのロイターの記事です。
UPDATE:海外投機筋の円買い越し5.6万枚に減少、約3カ月ぶり方向転換=9月第4週
海外投機筋の円先物ポジションは9月第4週に買い越しが前週比0.9万枚減の5.6万枚となりました。約3カ月ぶりの方向転換です。
中東情勢が緊迫化していますが、米国債や金など「安全資産」への資金逃避はまだ限定的なようです。
日銀の野口旭審議委員の発言内容はハト派的で「現在、追加利上げの環境にはない」とした石破茂首相の2日の発言をフォローするような内容となりました。
当ブログを始めて1年が経ちました。備忘録を兼ねて過去記事の見出しをまとめました。
金が過去最高値圏で推移していますが、金は割高・割安が判断しにくい商品です。
UPDATE:海外投機筋の円買い越し6.6万枚、増加の勢い再加速=9月第3週
9月第3週、海外投機筋の円先物買い越しは増加再加速。日本株は5週ぶりに売り越し、円債も8週ぶりの売り越しでした。
自民党総裁選で石破氏が勝利しました。市場は株安円高で反応していますが、これまでの歴代首相と株価の関係はどうなっているのか調べてみました。
貴州茅台酒は中国景気を敏感に反映する株として知られています。
高市早苗経済安全保障担当相が「金利を今、上げるのはあほやと思う」と述べたことが話題になっています。
UPDATE:海外投機筋の円買い越し5.6万枚、増加の勢い鈍る=9月第2週
海外投機筋の円ポジションは9月2週、買い越しが5.6万枚に増加しましたが、増加幅は小幅で、勢いが鈍ってきました。
8月国債売買高、国内勢がほぼ総売り越し、海外勢が1.9兆円買い越し
8月の国債売買高は、国内勢が都銀を除いてほぼ総売り越し。一方、海外勢は1.9兆円の大幅買い越し継続。対照的な動きとなりました。
FOMCは0.50%の大幅利下げなのに米金利は上昇。円安が進み日本株も上昇しています。
本日のFOMCで0.50%の大幅利下げが決定されるとの見方が強まっています。米景気悪化懸念がその理由なら、なぜダウは最高値なのでしょうか。
UPDATE:海外投機筋の円買い越し5.5万枚、約8年半ぶり高水準=9月第1週
海外投機筋の円先物ポジションは9月第1週に、円買い越しが前週比1.4万枚増の5.5万枚に増加しました。約8年半ぶりの大きさです。
金は過去最高値、原油は弱含みの展開。コモディティ(商品)の代表的な2つが足元で明暗を分けています。
日銀の田村審議委員は、多くの日銀幹部が提示を避けてきた中立金利の具体的数値を「最低でも1%」とし、物価見通しが実現していくのであれば、段階的に追加利上げが必要との認識を示しました。
中川日銀審議委員の発言で円高株安になったとの声も出ましたが、内容は氷見野氏や高田氏と基本同じ認識でサプライズ感はありません。米討論会でハリス候補優勢とみられた影響の方が大きい可能性も。
4─6月期の金市場では、価格高騰で宝飾品需要が減少しましたが、OTC投資と中央銀行による積極的な購入が継続しました。
UPDATE:海外投機筋の円買い越しが一段増、円高進行に先行=8月第4週
8月第4週、海外投機筋の円買い越しは前週比1.5万枚増の4.1万枚に増加しました。約3年7カ月ぶりの大きさです。
金市場で中国の代わりに存在感を増しているのがインドです。
日銀の高田創審議委員も、すぐに追加利上げをしなければならないという考えではないようです。
日銀が公表する外国銀行在日支店の本支店勘定が7月末分まで更新されました。円キャリートレードの近似値とされるデータですが、派手な増減はみられませんでした。
宝くじの還元率は100%以下なので本来買い占めても割に合いません。ただ、今回のMEGABIGのように非常に高い期待値が発生するケースがこれまでにもありました。
UPDATE:海外投機筋が3週連続で円買い越し、日本株は6週ぶり買い越し=8月第3週
海外投機筋の円先物ポジションは3週連続の買い越し。日本株先物は6週ぶりの買い越しでした。
金とダイヤモンド。その輝きで古くから人々を魅了してきましたが、投資商品としてはかなり違いがあります。
米不足でお米の値段も上がっています。7月の全国総合CPIも押し上げました。
氷見野日銀副総裁「金融資本市場は依然不安定」、とは言うものの強気認識も
氷見野日銀副総裁は28日、「金融資本市場は引き続き不安定」との認識を示しましたが、経済物価や金融システムについては比較的強気な内容でした。
パウエルFRB議長が9月利下げを示唆。海外投機筋の円先物ポジションも買い越しに転じています。「時は来た!」のでしょうか。
UPDATE:海外投機筋の円買い越し増加、日本株先物は売り越し継続=8月第2週
8月第2週の海外投機筋の円先物ポジションは、買い越しが2.35万枚に増加しました。前週比481枚の小幅増加ながら2週連続の買い越しです。
海には地上の埋蔵量の2万倍とも言われる金が眠っています。
本日から開かれるジャクソンホール会議。市場関係者にはお馴染みですが、おさらいのために、どのような会議なのか、また今回の注目点について簡単にまとめてみました。
インタビュー:Brinc Japan岡澤代表「市場の価格発見機能が低下、株暴落はまた起きる」
Brinc Japan代表取締役の岡澤氏は、金融市場の価格発見機能が低下しており、株価の暴落は今後もまた起きる可能性があるとみています。
7月の国債売買高は海外勢が1.5兆円の買い越しでトップ。国内勢もほぼすべての主体で買い越しでしたが、大手銀行や生損保は比較的低水準でした。
UPDATE:海外投機筋が円買い越し転換、日本株は大幅売り越し継続=8月第1週
8月第1週、海外投機筋の円先物ポジションが買い越しに転じました。約3年5月ぶりです。日本株は売り越し継続、円債は大幅買い越し。
9月のFOMCでの利下げ幅予想は、最近の米経済指標を受けて0.25%予想が再び主流となってきたようです。
日米最初の「為替レート」(後編): 裁定取引で日本から金が大量流出
1858年の日米修好通商条約で通貨としての交換レートが正式に決まりましたが、金銀の交換比率が日米で違うために、日本から金が大量に流出する事態になりました。
日米最初の「為替レート」(前編): 3倍も日本有利な交換比率
日米で最初の「為替レート」が定められたのは黒船来航翌年の1854年。日本が3倍も有利な「不平等条約」でした。
MSCI銘柄入替、日本は採用1・除外6 中国株の大量除外続く
MSCIの8月定期見直しでは、日本株は、新規採用1、除外6銘柄となりました。中国株は除外60・採用2と引き続き大幅除外が続いています。
UPDATE:海外勢の巻き戻し継続、一段と円高株安に=7月第5週
海外投機筋の円売りポジションは8月6日までに1.1万枚に縮小しました。21年3月以降の売り越し局面で最低水準です。
金と原油は何故売られたか、「令和版ブラックマンデー」の波及経路
「令和版ブラックマンデー」では金と原油も売られました。金は「安全資産」とされますが何故でしょうか。
令和版「ブラックマンデー」における需給的な「主犯」は円キャリートレードの巻き戻しとの見方が多いようですが、公式なデータがないため、よくわからないところがあります。
為替介入、4月29日に過去最大5.9兆円、5月1日に3.8兆円
為替介入の4─6月期の日次ベースが明らかになりました。市場予想通り4月29日と5月1日でした。
UPDATE:「ブラック・〇〇デー」まとめ、令和版「暗黒の月曜日」を追加
「ブラック○○デー」と呼ばれる曜日は、日曜を除いた全曜日であります。5日の令和版「ブラックマンデー」を追加してUPDATEしました。
5日は令和版「ブラックマンデー」と呼べるような世界的株安になりました。日銀の追加利上げを単独要因とする見方もありますが、相場展開をみる限り、そうではなさそうです。
UPDATE:海外勢先物の円売り越し減・日本株売りが継続=7月第4週
7月第4週は海外勢先物の円売り越し減少・日本株売りが継続。需給的に円高株安を主導する格好となりました。
海外投機筋の円売り越し7.3万枚に減少、半年ぶり低水準=7月第4週
7月第4週、海外投機筋の円売り越しポジションは7.3万枚まで減少。円高を主導しました。円ショートポジションの巻き戻しが目立っています。
日銀金融政策の主な変遷を1994年の金利自由化以降に絞ってまとめてみました。
9月の米利下げは、FOMC声明文ではなくパウエル議長会見の中で示唆されました。「確実」とは言えないのかもしれません。
6月27日─7月29日の為替介入額は5兆5348億円、市場推計とほぼ同規模
6月27日─7月29日為替介入額は5兆5348億円だったと財務省が発表しました。市場推計とほぼ同規模ですね。
日銀が決めた「ダブル引き締め」。今後の政策見通しやマーケットへの影響などを3つのポイントで考えてみました。
財務省の神田真人財務官は明日31日付で退任。三村淳新財務官は日米中銀会合のビッグイベントにいきなり直面することになります。
UPDATE:海外勢が円売り越し減・日本株売り、円高株安を主導=7月第3週
前週までの円高株安は需給的にみれば海外勢が主導したとみてよさそうです。
米大統領選は金や原油市場にどう影響するのか。過去のケースから考えてみました。
明日からパリ五輪が開幕。金価格の高騰で金メダルの「お値段」も上昇しているようです。
日銀の国債買い入れ減額の規模やスピードは、金融機関の経営に重大な悪影響を与えない程度の緩やかな内容になるのではとみています。
6月国債売買高を見る限り、日銀の代わりに国内勢が国債を買う姿(兆し)はまだ見えてません。
UPDATE:海外勢先物、円先物売り越し減、日本株は大幅買い越し継続=7月第2週
7月第2週は、海外投機筋の円売り越しが大きく減少しました。日本当局の為替介入に伴い、過去最大水準に膨らんでいたポジションを巻き戻したとみられます。
7月のベージュブックでは経済活動の縮小を報告した地区が前回のゼロから2に増えました。9月米利下げを後押しする内容だったとみられています。
トランプ氏の経済政策における最優先課題は通貨問題である可能性が高そうです。
ドル建て金先物価格が再び史上最高値を更新しました。需要主体に変化もみられますが、底堅い買いが継続する構図は変わらないようです。
12日に2兆円超規模の為替介入が実施された可能性があることがわかりました。11日の3兆円超に続き連日の介入実施となった可能性があります。
UPDATE:海外勢先物、日本株買い越し 円は小幅減=7月第1週
7月第1週の海外投機筋の円売り越しは18.2万枚となりました。前週から小幅減少しましたが、依然として過去最大に迫る水準です。
為替介入を3兆円超の規模で実施か、11日夜 「財政等要因」から推計
日本の通貨当局は11日夜に3兆円規模の為替介入を行った可能性があることがわかりました。
再び為替介入をうかがわせるドル円の動きになりました。今回も実施の有無は公表されてませんが、推測・推計する方法をいくつか取り上げてみました。
パウエルFRB議長の2日間にわたる議会証言が終わりました。利下げ開始にまた一歩近づいた印象です。
「債券市場参加者会合」では、日銀の国債買い入れ減額の規模について意見が分かれたようです。
UPDATE:海外投機筋の円先物売り越し18.4万枚、過去最大に迫る=6月第4週
海外投機筋の円売り越しポジションは18.4万枚に増加。07年に記録した過去最大18.8万枚に迫りました。
今週の見通し:株高の持続力、パウエル議長証言や米CPIが焦点
6月米雇用統計が「弱め」との評価で円安は小休止でしょうか。パウエル議長の議会証言や6月米CPIが注目です。
6月米雇用統計の内容はまちまちでしたが、過去分の下方修正がインパクト与えました。足元の景況感は弱めでほぼ決まりのようです。
CFTCの先物データは米国の祝日の関係で9日に掲載します。
今晩発表の6月米雇用統計。景況感を決定づける「最後」の経済指標となるかもしれないとみられているようです。
足元の株高と円安の連動は円キャリートレードが仲介しているとの見方がありますが、現在入手可能なデータでは確認はとれません。
5月JOLTSとパウエル発言。どちらも特段方向性を示唆するような内容ではありませんでしたが、意外に市場は反応しました。
新紙幣発行、タンス預金の行方は? 金なら19分の1のスペース
新紙幣の発行が3日から始まります。注目ポイントの1つはタンス預金の行方です。
UPDATE:海外投機筋の円先物売り越し17.3万枚、今年2番目の高水準=6月第3週
6月第3週、海外投機筋は円売り越しポジションを17.3万枚に増加させました。今年2番目の高水準です。
WGCの調査では、中央銀行の29%が今後12カ月で金準備を増やす意向を示しました。先進国の中銀はインフレや金融危機への警戒を強めているようです。
日本の為替介入が実施されれば、資金手当てのために米国債が売却され米金利が上昇するのか。22年と24年のケースで検証してみました。
6月日銀決定会合の主な意見について、タカなのかjハトなのか、見方が分かれているようです。果たしてどちらなのか色分けしてみました。
UPDATE:海外投機筋の円売り越し増、日銀国債減額決定でも=6月第2週
6月第2週、海外投機筋の円売り越しポジションは14.7万枚に増加。同週は日銀が国債買い入れの減額方針を決定しましたが、円安は止まらず、投機筋の円売りも一段と増加しました。
今週(6/24─)は、ドル円が160円に再び接近する中、為替介入が焦点です。次回会合まで日銀オペ(24.28日)は減額しにくいでしょう。
CFTCの先物データは米国休日の関係で、今週分は24日発表になります。
日本が米国の為替操作監視リストに、「逆介入」で警戒には及ばず
米国の為替報告書で、日本が再び「監視リスト」に入りました。しかし、これで介入がやりにくくなるということはないと思います。
国債の年限短期化。その背景には日銀が国債購入を減らす代わりに、銀行が買い手として期待されていることがあるようです。
プライマリーバランス(PB)の黒字化とはどういうことなのか。聞いたことはあるけど、いまいちよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
これも金価格高騰の影響なのでしょうか。火葬後の遺灰に含まれる金などの貴金属を取り出して売却する自治体が増えているそうです。
UPDATE:海外勢先物、投機筋円売り越し13.8万枚に増加=6月第1週
6月第1週、投機筋の円売り越しは13.8万枚に増加しました。同週は米経済指標次第の展開でやや荒れましたが、ドル円は154円台から157円台まで切り返しました。
日銀は国債買い入れ減額の方針は決定しましたが、具体策は次回7月の会合で決めるとしました。ちょっと早いですが、次回会合の注目点をまとめてみました。
市場の米利下げ予想は年内2回。FOMCのドットチャート(24年1回)よりもインフレ鈍化が示された5月CPIを重視した格好となりました。
本日のイベントではFOMCよりCPIの方が市場に与えるインパクトは大きいのではないかとの声が出ています。
金価格が前週末に大幅安となったのは、中国人民銀行の金購入が5月にストップしたことが明らかになったためでした。方針転換したのでしょうか?
UPDATE:海外勢先物、投機筋円売り越し13.2万枚に減少=5月第5週
日本株と円債の先物動向と、週の見通しを加えてUPDATEしました。海外投資家の先物売買は5月第5週に、投機筋の円売り越しが13.2万枚まで減少しました。
スイス、スウェーデン、カナダ、そして昨日のECBと利下げが相次いでいますが、株の反応はいまいちさえません。
4月の米雇用動態調査(JOLTS)は文字通り市場を揺らしました。最近では米雇用統計よりも注目度が高いとの声もあります。
為替介入総額、神田財務官は18.9兆円で歴代2位に 円買いなら断トツ
歴代財務官と為替介入実施額を更新しました。神田財務官は18.9兆円で2位となっています。
フランスの国債が格下げされました。格下げの連鎖も懸念されるため、格付けについて簡単にまとめました。
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