ブサメン、低身長、低収入だが 毎日気持ち良く、幸せだ。 【コツ、秘訣、技】を 女性たちが教えてくれたからだ。 ※恋愛経験がそれほど豊かでない 男子に向けて書く。頑張れ。 いや「一緒に頑張ろう」
シンデレラに出てくる魔女のように、 お前の人生を変えてやる。 俺(ダン)はおっさんだけどな。 めんどくさいことばかり言うけどな。 でも魔法は12時を過ぎてもとけない。 女の子と、あんなことやこんなこと これからずぅぅっっとできるぞ。 お前を待ってる女の子のために、 お前は今動き出さなくてはいけない。 白馬の王子様に、お前はなれ!
167 発音は【スネ夫→】と同じではなく【マリオ⤵】と同じ。【ケリオ⤵】
モテそう、というかおそらく誰からも好かれるんだろうなと知らないなりに想像した。ケリオとは、まだ全部で5分程度しか関わったことがなかった。……Go姫(ごうひめ)の高校の同級生、サッカーをしている、かなりうまい……Go姫がくれた情報はその程度だった
無事おしっこを済ませたあとも膀胱やその他体のいたるところにわずかなうずきが残っていてまだ小さく震えていた。演奏後、今は特に胸のあたりで。想像を超えていた。和太鼓の迫力とその見事さだけでなくGo姫(ごうひめ)のあの姿が。それまでによく知っ
エビフライ=ケリオと出会ったのはGo姫(ごうひめ)が高校生のときだった。和太鼓部に所属していたGo姫に誘われその発表会に訪れた日のことだ。ケリオは職場も同じだが、高校もGo姫と同じであり、和太鼓部の発表会を友達数名と共に見に来ていた。ふだ
陰日向(かげひなた)なく1つ1つと誠実に向き合い、裏表なく誰に対しても朗らかに接するから、Go姫(ごうひめ)と一緒にいると安心するのだ。人間関係にありがちな【どっち派】とか【陰口】とかそういったわずらわしいことを想像する必要もなく。そして
休日掃除(草刈り)を始めたのはGo姫(ごうひめ)なのだそうだ。それを知ったのは少し後になるが、確かに活動の中心にGo姫がいたように見えた。誰もがGo姫に声をかけていた。皆はちょうど活動を終えるところだったようで、「ごうちゃん、またね」だとか「ご
髪を切った翌週、俺(ダン)はGo姫(ごうひめ)の家に向かった。処分すると決めた衣類や小物をBOOKOFFへ持って行くためだ。愛のムダ毛処理である。少し早く到着したがまあ大丈夫。Go姫の家の前の広場あたりでちょいと時間をつぶせばいい。いやむしろそうし
【愛のムダ毛】の処理。さあ次は【服の整理】だ。本当はオシャレでイケてる新しい服を買いに行きたいとも思うのだがそこはいかんせん……俺(ダン)もオシャレについては……うーん、力になれそうもない(汗)それについては別の誰かに頼るとして、ひとま
イケてるオーラを少しでも出したいかというとそれは少し不正確である。イケてる自分にもちろんなりたいけれど、それよりも先にとにかくはるかに切実に、まずは、まずは【イケてない感】を少なくしたいのだ。「ない」とノータイムでつっぱねられない程度に
でも残念なことに、そのような男は自分をアピールするのが上手ではないのだ。(気づいてもらえないのだ)人より前に出るようなことはしないし目立ったこともしない。誰も見ていないような場面で人知れずひっそりとゴミを拾ったりするようなところがあるから
結局最後は【気のいいヤツ】がいちばん良いと思っている。器用なヤツとか、間のいいヤツってほとんどの場合、最後の最後は裏切る。スマートだけど気のいいヤツもそれはもちろんいるけれど、でも全体としては少ない。大人になってから知り合った場合は特に
7人の女性たちは皆それぞれに魅力的な雰囲気をもった女性だった。俺(ダン)などから見ると、正直みいんなストライクコースにしっかりおさまっていた。(どうでもいい)オトナな空気感をまとった妖艶(ようえん)な美女をGo姫(ごうひめ)は選ばなかった。近寄
目の前に女性が7人いた。ほどよくすいている電車の車内。立っている人はほとんどいない。並んで腰かけ、小声で会話していた俺(ダン)とGo姫(ごうひめ)。その向かい側の座席に座っていたのは全て女性だった。7席全員女性。「フルコンプリートだね」
155 誰かがいるとなおさら積極的にゴミ拾うようなズルい俺、おせっかいを焼きたくて
本当に【気のいいヤツ】や【優しくて】【思いやり】のあるヤツが【モテる】世の中であって欲しい。でも現実にはそうではない(ことが多い)。【性格のいいヤツ】が【モテるとは限らない】。現実には、ちょっと【ズルいヤツ】や【あざとさを兼ね備えたヤツ
【愛のムダ毛】《意味》⇒意中の女の子がお前に対して抱(いだ)く印象を悪い方向へ進めてしまう可能性が高いものや事柄。それらの総称。《例》⇒散髪してから期間の経過した髪の毛色あせたカバンすり減った靴古くなってしまった衣類など《使用例
特別ハゲてるわけでもなく、フサフサの清潔な髪の毛であっても【もうダメ】になった髪の毛であると認識するようにしよう。お前のLOVEの道には不要なものだ。(愛のムダ毛とでも言うべきか)意図する長さよりも伸びてしまったら爪やヒゲ(や鼻毛や鼻くそ)のよ
オシャレに関してまず初めは【こうすると良い】よりも【これをやってはダメだ】を押さえておくほうが重要だ。【ダメ】のトップは明らかに【不潔】だ。古今東西、地域、時代に関係なく。間違いなく。風呂に入らない、臭い、歯が汚い、髪の毛がギトギ
【パクる】といっても、良いものとそうでないものを【見抜く目】を持ち合わせていないわけだから、結局は【アドバイス】をもらっているだけなのだが。でも、お気に入りのあの子自身から「それが似合う」とお墨付きをもらった服を着ているのだから、もう本
(実際には)オシャレではないのだけどそれなりにオシャレっぽく見えるのはオシャレな人からアドバイスをもらっているからなのだ。もちろん毎月毎月、新しい服を買うわけではない。だが、ちょっとずつちょっとずつオシャレに見える服のラインナップが増えてき
「オシャレを誰のためにするのか」という問いかけに、知り合いのホストは「お客さんのために」とハッキリ答えた。服や靴、アクセサリー、髪の毛のセッティング、香水(匂い)、さらには肌の手入れやメイクまで、【自分自身の市場価値】を高めることは、ひい
恋愛の世界で自由自在に動き回っていないお方、要は、いまひとつモテないお方は大抵の場合、何かしらの【こだわり】を持っている。こだわりとはつまり、【自分自身の方法論】や【傷つかないための処世術】だったりする。いまひとつモテないお方は、
どんな髪型だとモテるか? とかイケてる感が演出される髪型は? とかそういうことはあまり考えなくても良い。(そこは正直それほど重要ではない)髪の毛や爪やヒゲ(ムダ毛)などをマメに、ていねいに、一生懸命にメンテナンスすればいいのだ。そういった(髪の
ハゲそのものがいけないのではなく手間ひまをかけて清潔にまとめていないのがいけないのだ。頑張って頑張って、間違った方向に手間ひまをかけているハゲもいるが(バーコードハゲとか)それは少数派であり、論外でもある。俺(ダン)が勝手に力になりたいと
人の【印象】を決める【外見的】要素。こんな研究がある。①髪の毛がイマイチだが、【服装】は ピシッとスタイリッシュにキメている。②服装はイマイチだが、【髪の毛】は ピシッとスタイリッシュにキメている。この対照的な2つのオシャレさんに対して
「ああ、この人は多分モテないな」と感じさせる人がいる。自分のことばかりをやたらとしゃべる人だとか、むやみに怒りっぽかったり、卑屈(ひくつ)だったり、理想や信念にこだわり過ぎていてそういった価値観を当然のように他者にも押しつける人だったり。
【大切にされている】と【相手】が【感じられる】ような金の使い方をしろ。……と言うけれど、そんなことはわかっているよ。そんな正論、聞かせてくれるなよ。金がいくらでもあるわけじゃないんだよ。どんなことをしたら女の子が喜んでくれるかとか
【大切にされている】と感じられるポイントは、女の子によって差がある。だからお前の前にいる女の子が【どの点を優先しているのか】それをいつも考えなくてはならない。【喜んでくれるかどうか】が判断基準であり、その子のツボに気づけたなら、それに関
ではでは、意を決して。身も蓋(ふた)も無い話をしようと思う。【ケチってはいけない予算】の【解答】にあたる話でもある。『自分が ・どういうつもりでいたか ・どうしてそうしたか ・どう考えていたのか ・どのように伝えたか それらが重要な
『新しい出費は【新しい誰か】のために。 誰かに喜んでもらうのは、 結局は【自分自身】のため』……そのように思えるならば恋愛はもはや、お前のすぐ隣にいる。恋愛って、つきつめると、自分以外の誰かを、ちゃんと【大切にできるかどうか】だ。
新しいことを始めるなら、その代わり【何かをやめなくてはならない】。【金も時間も有限】だからだ。何もやめずに、新たな展開に踏み出すと、しばらくののちに【窮屈な状況】が発生してしまう。金が少しばかり足りなくなる。時間が少しばかり足りなく
金(かね)が湯水のようにあるのなら話は簡単なのだが実際はそうではない。限られた所持金の中で、シビアに【優先順位】をつけながら金を使う。自分のためや人のために。食費や光熱費、趣味にあてる費用。通信費、生命保険、ローン、貯金。仕送りしている人
【恋愛を頑張りたい】と思っているなら【そこをケチってはいけない】という【予算】がある。それはいったい何だろうか?解答はもちろん1つではない。人によっても、状況によっても、それは異なってくる。だからなんとなくでかまわないのでいくつか解答
【最後の風景】というのは、何も【交際関係の終わり】だけを示しているわけではない。例えば【デートの終わり】。1日を【無意識に】締めくくってしまうようではもったいないということだ。人間心理として、【終わり良ければ全て良し】と受け止めるよ
ややこしいことを言っているとは思う。本心では別れたいと思っていても別れたくないという態度を示せとか。まあ、ややこしいよな。そんな中途半端な態度で臨んで、結果的に相手が、「じゃ、もう一度やりなおそうか?」などと、一転考えをひるがえしたり
交際を終える時には必ずそうする、と決めていることがある。変な話だが。それは【みじめにジタバタ】することだ。別れを善(よ)しとせず、未練タラタラな態度を表明するのだ。「わかったで。ほなサイナラ」といったふうに、スマートぶった態度で終わ
133 「いい加減にしなさいよ。 お尻、ぶっ叩かれたいの!?」
「ゴメン。じゃあ……そしたら俺たち……」俺(ダン)はどうにかこうにか最後の最後の確認をした。ナンオちゃんは、心底面倒くさそうだったが、あいまいにせず、必死に必死に食い下がった。わかりきっていたとしても、絶対にその言葉をもらわなくてはいけな
基本的に俺(ダン)は誰かにアドバイスするような類の人間ではなかった。もともとおせっかいな質(たち)ではあったけれども。自分に自信が無かったからだ。誰かに何かをもの申すなんて、俺にとっては考えられないほど高い壁の向こうにある非現実的な出来事で
ドSであると自覚している。例えば【女の子のおしり】を【ペンペン】と【刺激】したりするのは、もうなんとも言えず、幸せな行為だ。大好きだ。しかし、力に任せて徹底的にやっつけてやろうと思うかというと、そんなことは全く無い。それが面白いとは思わない
以前は、ほぼ毎日のようにやりとりしていた彼女からメッセージが来ない。連絡を取り合わない状態で2週間が過ぎた。こちらから話したいことがあったわけでもなく、連絡が無い理由もわかっていたので、心を無にして、仏のようにそのままたんたんと過ごした。
おそらくだが、彼女は今……【浮気をしている】……おそらくだが。彼女というのは【カノジョ】のことであり、恋人または相方、ガールフレンド交際相手などと呼ぶ人のことだ。彼女はいつも、週末は俺(ダン)と一緒に過ごしたがった。互いによほどの事情
シンデレラと王子様の初めての会話を意図せず特等席にて見ることとなる。トイレから戻ってきた俺(ダン)が、いつも通り最後尾集団へと向かい、いつも通りナンオちゃんの隣へ駆け寄ろうとした時のことだった。ジョッシュがナンオちゃんに話しかけた。運命
【変態】という名の【ガラスの靴】にその足がピッタリとおさまるお姫様。ジョッシュ王子の求めるシンデレラ。ララプロジェクトは急展開し、気づけば超絶クライマックス、最終盤であった。俺(ダン)の抱える、悩み、不安、不満、それら全ては、その進む
主に【おしり】の話だが、ジョッシュがドMでペンペンされ好き。俺(ダン)がドSでペンペンするの好き。ビジュアルを含むありとあらゆるスペックで、俺はジョッシュに劣っていたが、ペンペンの1点に関してだけは勝(まさ)っているような気がした。(何と言って
慰霊碑に【おしっこ】?慰霊碑に?慰霊碑って、亡くなった方に対する敬意を具現化し、形にしたものだぞ。その慰霊碑に、【おしっこ】って?変態でドSな俺(ダン)だが、たいていのことをうすら笑って、グダグダと生きている俺だったが、そのような
【変態】の話は面白い。【変態】の話はどこかほっこりする。……と思うのは俺(ダン)だけだろうか。犯罪に関わるような変態ではなく【変わり者】の延長としての変態。自分自身がそうだからなのだろう。【変態】の話が好きだ。ジョッシュはまさにそ
女の子はセックスするとその後、相手の男のことを以前よりももっと、ずっとずっと強く好きになる確率が、とてもとても……非常に高い。……それは女の子自身の【意思】や【考え方】とは関わりなく。……それは脳の機能や体内のホルモンの作用(悪さ)のため
好きだから⇒セックスするではなく、セックスすると⇒好きになる脳内の【補正機能】が働いて、【順序が逆】であっても、人はそれに【気づかず】心が動く。思えば人の心というものは実はかなりあいまいなものだ。【7秒間よりも長く】【目と目を合わ
とは言え、俺(ダン)にも理性はある。ヤりたくてしかたないわけではなく、ヤってみたら面白いかも、ぐらいに思っただけである。ヤったらマズいということは容易に想像できた。いわゆる【後腐(あとくさ)れ】というヤツだ。ナンオちゃんは、今まで以上に俺
ナンオちゃんが、【最も悲しそう】に見えたのは、俺(ダン)が、ナンオちゃんの誘いに反し【カラダの関係】を拒んでいる時だった。平たく言うと、ナンオちゃんは俺とセックスしたいと思っていたのだろう。それはそうだ。何にしてもつき合っていたのだから。
俺(ダン)が思いのほか【うまく】やっているとララは判定したのかもしれない。初めはほぼゼロだったメッセージのやり取りが始まり、稀(まれ)にだが、実際に会うこともできるようになった。ナンオちゃんにバレずにララと会った。広い意味では【浮気】ともい
【女性の影】を消す。今回に関しては、ララの存在をナンオちゃんに感じさせないように気をつけるということだ。髪の毛や匂いに配慮をしたララ。【細心の注意】が行き届いている。ララは策士(さくし)である。……と、言おうと思ったが、それは少し不
そしてララは俺(ダン)のうちに来た。転居先を決める時の手がかりとして、俺のうちを見ておきたかったと言う。それに今日なら、まず間違いなくナンオちゃんとバッティングすることもないし……ということで…………初のララ来宅だ!万が一髪の毛を残した
エラそうに【細心の注意】とか言ってしまったが、それはララの考え(助言)によるものである。俺(ダン)はそのように細かいことを気にできる性格ではない。ビビリで気は小さいが、小さいことを考えるのは好きではないし、苦手でもあるのである。(あるのである)
ほぼ事件といえる【いやがらせ】を軽快にスルーできたのは、計画的、かつ鋭く先読みする思考とともに、住まいの取り壊しの時期が重なるという幸運が関係していたとわかった。ペンキをかけられたドアとポストは、現状復帰の必要性は無く、大家さんに怒られる
個人的に個別に、東北地方被災地域へうかがっていた俺(ダン)やララだったが、その活動は徐々につながり、重なりあい大きなものへと発展していった。想いの近しい者同士で、手を取り合い復興支援の社団法人を立ち上げることとなる。活動は多岐(たき)に渡った。
俺(ダン)とララの馴れ初めだが俺たちは、【宮城県、南三陸町】のある復興商店街で出会った。知ってる人もいるかもしれない。【さんさん商店街】というところだ。今は無い。もう失くなってしまった。今現在はリニューアルされた商店街が存在するが、
112 【化粧品を変えた】(なんで?)【髪型を変えた】(なんで?)
久しぶりに会うララはやはりきれいだったが、違和感満点であった。違和感の中心は【髪型の変化】だ。以前は少し赤みがかった茶髪のロングだったのだが、バッサリと短く……なんという髪型だろう?肩よりも上、首のところは少し刈り上げている感じ。おか
(あの意固地(いこじ)なナンオちゃんがそんなに簡単に変わるとは思えない)疑問と同時に【不安】もあった。こんな状況がいつまで続くのかという不安。本当に別れられるのか、という不安。ナンオちゃんとの関係は良くはなかったが、すぐに終わるという
トラブルを回避するためには【相手と同じように考える】必要がある。想像力が肝心だ。男と女は、多くの場合、考え方や感じ方が異なる。だからこそ、相手に歩み寄らねばならない。そしてたくさん話しあわなくては。俺(ダン)とナンオちゃんの場合【
逆に本命でない女の子とヤると……起こりうる未来をララは語ってくれた。全員ではないけれど、でも高い確率で、【女の子は夢中】になるよ。メンドくさいことになるよ。カラダを許した代わりに、【男を束縛する権利】を得たとほとんどの女の子は考えるよ
ただでさえ、【恋愛初期】というのは【体内のホルモン】や【脳内物質】の影響で、頭がおかしくなってしまいがちな時期だというのに。そんな【恋愛幸せ期】が【性の力】でさらにさらに強まってしまう。【マシマシ】にパワーアップされ、少しばかり狂ったよ
「もしもHしたら、簡単には逃げられなくなるよ。そしたら私たち、もうつきあえなくなっちゃうからね」それは脅しではなく、お願いといったような響きをもって聞こえてきた。ララは真剣に言葉を届けてきた。【一線を越える】という表現があるが言葉の通
【最後まで】はしないようにした。いつまでも【コドモ】な関係を維持した。ララとの約束を強い意志で守ったのだ。(本当は別にしたくなかっただけだが)かたやナンオちゃんは、おそらくというか、やはりというか、そういうことがしたかったのだろう。
【わざと嫌われる】のはそれほど難しいことじゃなかった。相手をねぎらうような【声かけ】や【気づかい】を全て封印。髪を切っても無視。オシャレな着こなしも無視。重たそうな荷物を持っていても無視。ナンオちゃんのすることなすこと全てに対して【
「あなたは運命の人だと思っている」「あなたと出会って私は変わった」「これから先は、今までの自分を全て棄(す)てて、生まれ変わったように生きていきたいと思っている」温和でおっとりしていて、感情をあまり表に見せないララの言葉だ。泣き出す
浮気を成功させるための注意点を好きな子からアドバイスされる。それは珍奇(ちんき)な経験であった。腑に落ちない点は他にもあった。ナンオちゃんをだましてつきあい始めるというのは、まあうまくいくだろう。その同じアイデアを俺(ダン)も思いついて
(これから、好きでもない女の子とつきあうことになるわけだけども、でも同時に俺(ダン)は、好きな子とつきあう方向にも向いているのだぜ)決戦の場に向かいつつ、心の中でそんなことを考えていた。ちょいとばかし浮かれつつ。ナンオちゃんをだましきって
「キスはいいけど【最後】まではダメ。しないでね、ゼッタイ。いい? 約束だよ」ララはくり返しくり返し念を押した。最後まではダメ。ゼッタイ。最後まではダメ。ゼッタイ。最後まではダメ。ゼッタイ。それこそ大げさじゃなく100回ぐらい聞かされた。
相手をやっつけると言っても何も力でねじ伏せることだけが【やっつける】ではない。ララはナンオちゃんの攻撃対象となっていることを自覚していたが同時にナンオちゃんの目指すところもわかっていたようだ。この手のタイプ(ナンオちゃん)は、じわじわと
「ナンオさんはね、私をやっつけるのが目的だから、心配いらないと思うよ」(やっつけるって……)……やっつけるって、それが1番問題なんじゃないか!!!それが1番良くない結末だ!!!最も避けたいと思う未来は誰かが傷ついてしまうような未来だ。
098 (私をやっつけるのが目的だから、心配いらないと思うよ)
『私からダンを奪うのは無理ですよ。絶対に無理です。ナンオさん、あなたのことなんて少しも怖くありません。したいようにしてくれていいですが、あなたのしたいことは、コソコソと軽犯罪を行うことですか。まわりくどいやり方は時間の無駄です。直
そして3日目。ついに事件が起こる。ララ宅が特定されたことを告げる2日目のメッセージに対してララは【無視】という対応をしたという。負けを認めて【降参する】以外の対応はどのような対応も【無意味】であると判断したらしい。ナンオちゃんは、
好きな子のことをほとんど知らないのになんでその子のことが好きなんだろう?……と思ってしまうほどに、俺(ダン)はララのことを知らなかった。ララの家も、最寄り駅も、味の好みも、趣味も、特技も、体重も、スリーサイズも、パンツの色も……俺と会
傾向として【ストーカー気質】である俺(ダン)は、知り合ってから間もない女の子のことを少しでも知りたくてあの手この手をあれこれ駆使する。その子のSNSを毎日のように見に行くなどは、まあ当たり前過ぎる行為だ。わずかな手がかりをもとに情報をかき集め、
2日目には犯罪とはいえなかった事態だが3日目には【犯罪】へと発展した。特定されたララの家で事件は起こる。俺(ダン)は心の限界ギリギリラインを越えそうなあたりでうろたえまくったが、ララは冷静だった。(まだ大丈夫)ララは冷静に推理を伝えて
どこからが犯罪なのだろう?【フェイク画像】を作ったとしてそれを個人が自分のプライベートな空間で1人眺めているだけならば、まあ犯罪じゃないかな。誰かを尾行して、その人の住まいを特定したとして、それもまあ……俺(ダン)、そんなこと、中学生
(ラ、ララの背中!!?)(なんで!!?)電話でララから説明してもらっていた内容は1日目の出来事までだった。ナンオちゃんから強烈なメッセージを受け取り、ララが堂々と返信した。だから俺(ダン)は、ヤバいことが起こっているとは感じていたが、それ
約10年前に好きになった女の子はヘタレな俺(ダン)とは正反対だった。ふだんはほわっとやわらかなのだがいざとなると毅然していて強い。自分のペースを崩さなかった。1日目の攻撃的なメッセージに対しても、臆することなく対応。あいまいなままにしなかった
「この写真は、ダンの体じゃないよ」(お、俺(ダン)のカラダ?……)(……なんかエロい)約10年前の当時、ララと俺はプラトニックな関係で裸を見せたことなど当然なかった。季節は冬であり、当然衣服は厚めであり、それを脱ぐ機会もなかった。肩
それは、とてもおかしな画像だったのだが、そのおかしさにに気づけたのはおそらく俺(ダン)だけだろう。ナンオちゃんを除けば。……と思ったのだが、なんとララも【おかしさ】を感じていたという。(この画像はおかしい)ララのもとに送られてきた画像
こんなにビックリすることって人生でも、そう何度も無い。(なナンオちゃん……これ、マジか!?)まずは一瞬、理解不能だった。よくわからないまま画像を見つめた。ぬらっと固まりかけた思考だったが、その後、画像の意味するところを理解するにつれ
イタイオンナとともにスキナオンナのほうも、どうやら気の強い女性であるらしい。というか、ほとんどの女性はいざとなると【強い】。ほとんどの男性よりも。【かよわさ】といううす皮をまとってはいるが本来的には強い。弱くはないのである。でも
本編の途中だが、少しごあいさつ。ブログ名【ダンディで理屈っぽいアドバイス】とか言いつつ、ここしばらくちっともアドバイスが無いじゃないかと怒られそうなほど、ダラダラと昔話が長引いてしまいゴメンナサイ。文章としてまとめるのが、なんかホント
(返り討ち?)か、か、か……返り討ち?……返り討ちですか!!?……まさかララから、そのような言葉を聞くことになるとは。俺(ダン)はもう……事態を理解するところまででもう本当に精一杯だった。今でもそうだが、当時(約10年前)の
直接対決行動力のある女性攻撃的な気性勘違い勘違い勘違い強い怒り怒り?勘違い思いこみ想像以上勘違いなのに勘違いなのに勘違いなのに嫉妬?防衛本能?敵の排除……………………言い訳することすら忘れ言葉
くり返しになるが、当時(約10年前)、俺(ダン)は、浮気はしていなかった。(今現在はしまくっているが)まっすぐに、一途に、ピュアなハートで、1人の女性を想っていた。ララのことだけが好きだった。それでもナンオちゃんは、【俺が浮気をした】
【浮気をされた時】の【対応、反応、感じ方】には、男女の間で大きな差がある……という説明から、反省会は始まった。アイダちゃんの言葉に耳を傾ける。それは興味深い話だった。浮気をされた時、どう考えるか?男と女の違い……浮気をされた時……
当然の流れとして俺(ダン)は反論した。「ナンオちゃん、言わされてるわけじゃないよ全部俺自身の言葉だよ!全部本心だよ!」と。でもそれは全く届かなかった。「わかってる」とでもいうようにナンオちゃんは大きく2回うなずいてそののち、本当に歌を歌
怖ろしき瞬間。浮気をしたわけではないけれど、状況的には、まさにそれそのもの。許しをこい、これよりその裁定が下る。ナンオちゃんから、言葉がついに発せられる。……それは……その言葉は……想像していたものとは異なっていた。「ダンくんは本当に
怒り散らされるものと覚悟していたが、意外なほどに、ナンオちゃんは落ち着いていた。俺(ダン)のことを責めるような語調ではなく、しかし、くり返しくり返し、同じことを言った。「ララという女は何者なの?」俺たちはカラオケボックスへ移動した。
約1時間半待ったのち、ついに携帯電話が鳴った。電話の主(ぬし)は(予想に反し)ナンオちゃんではなかった。ナンオちゃんではなかったが、ナンオちゃんの現在地、行動、考えていること、そして……【本気度】【明確な意志】それらは短時間のうちに伝わって
本当の本当に怒った時、人はいったいどうするだろう?例えば、刃物や流血沙汰(ざた)など、テレビのニュースで目にするような事態はこのようにして起きるのだろうか?ナンオちゃんからの連絡を待つ間俺(ダン)は、おぼろげな気分でそんなことを考えていた。
(とにかく直接会って謝るしかない)……大部分は誤解であったけれど、でも、思わせぶりにふるまってしまったのは俺(ダン)が悪い。謝らないと。なるべく早く。アイダちゃんも同意見だった。【直接会って話す】問題は、どのようにして、その場をセ
恋をすると幸せである一方で恋をすると周りが見えなくなる。苛烈(かれつ)な恋は【物ごとを正確に判断できなくさせる】苦言(くげん)は聞こえづらくなり、都合の良い甘言(かんげん)ばかりに耳を傾ける。【苦言は薬なり 甘言は病(やまい)なり】というこ
どうしたらいいのかは全くわからなかったが【非常にマズい事態】だということは痛感していた。おそらくこれは、メッセージのやりとりだけで解決できるような状況をはるかに超えている。どうにか機会を設定して、直接会って話さなくては。時間が経
攻撃力のある文字列が並んでいた。それは【嫉妬】のようなものであると感じとれた。ナンオちゃんが怒っている、というのはすぐにわかった。「こないだ女と会ってたって?」「予定があるって言ってたよね?」「なに? 女と会うのが予定?」「練習会に
本当に、別に隠すようなことではないと思っていた。本命は間違いなくララだったし、特にやましいことも無く。まあ…………順序でいうと【ララより先に】声をかけてくれたナンオちゃんを除いたら……だが…………ナンオちゃんだけには、やはり知られ
ペラペラとしゃべるようなことではないが、何としても隠すべきことだとも思っていなかったので、ララを【口止め】したりはしなかった。そしてララも同じ考えだったようだ。ペラペラとしゃべるようなことではないが、何としても隠すべきことだとも思って
【自分の思い通りであって欲しい】と、好きな人に望む感情が押し進められるとそれは【嫉妬】になる。嫉妬が進むと【怒り】に変わってしまうこともある。そうなる前に、手を打ちたい。感情のコントロールだけでなく、コミュニケーションが肝心だ。幸
069 人を好きになるというのは、場合によっては【 な感情】
【好きな人が、自分の思い通りになるよう願う】のは、いたって当たり前のこと、圧倒的に自然なことなのだが、声を大にして、それを言うかどうかはまた別の話だ。ほとんどの人は、その本音を口にはしないだろう。口にはしないが、でもほとんどの人は、
人を好きになるというのは、表層的には、【その人を思い通りにしたい】という独善的な感情でもある。独善的(どくぜんてき)というのはつまり【ひとりよがり】ということだ。もちろん、無償の愛や、利他的な慈愛、奉仕の精神もある。【相手の幸福を喜ぶ
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