「耳をすませば」が好きで何回も観たことがあるけど、中学生で夢や進路に対する焦燥や不安を感じるあの様子がいまいち理解できない。まあ確かにテスト期間中に違うことしたくなるみたいな気持ちは分かる。だから勉強しなきゃいけない時期に雫が小説書きたくなるのもわかる。でも書いたやつを好きな人のじじいのところに持ち込み、読み終わるのをじっと待って泣いたりうどん食ったりするの、ずっと意味がわからないなと思っている。 中学のときといえば、あれはなんだったんだろうという不気味な事件がある。中3の夏、プールの授業があった日、濡れたプール道具を持ち帰ろうと廊下の荷物掛けに向かったが、いくら探してもプールバッグが無い。ハ…