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  • 水飴の夜

      朝になる前にそっと僕は帰らないと この夜は綺麗な夢にならないから 触れている間だけ過去を忘れてほしい この夜は何も言わずに目を瞑るから きっと、僕は息を忘れるほど 浮かれた夢の色に染められて 世界から取り残される 水飴に透かした様に ぼやけて見えたなら きっとこ...

  • フォロン展を訪れて

    どうも、私です。めりーです。 先日、ジャン・ミシェル・フォロンの展覧会に足を運びました。 彼の作品には、どこか夢の中をふわふわと漂っているような不思議な感覚があり、 淡くて優しい色彩、シンプルな線、静かで詩的な世界。そのどれもが、懐かしくて、少し切なくて、だけどなんだか心地良かっ...

  • 海底の花束

    成す術もなく、委ねた心は 抗うことすら、できないまま 甘い言葉に、溶かされていく 記憶の海に、溺れていく 傷は癒えずに 壊されていく 全てを 紅く染まる私を 汚し続ける、名もない人 毒に侵されて、朽ちる花 愛を知らぬまま、息を止める 灰と化していく、私を捨てて 綺麗な花を摘みにい...

  • レコーディング!

    どうも、私です。めりーです。 本日はバンドで初めて作った楽曲の「水飴の夜」レコーディングでした。 スタジオ練習を2時間してから3時間のレコーディングでしたので、お腹空いてクタクタでした。 レコーディング前に食べた、サンドイッチが一瞬で消えるぐらいの消費カロリーを削り、家に着いたら...

  • 「TaNaBaTa Night in Winter Vol.7」に行ってきました

    どうも、私です。めりーです。 私が大好きなバンド、TaNaBaTaのライブに参戦しに東京に行ってきました。 私とTaNaBaTaの出会いは12歳の頃、ニコニコ動画で、あにーさんのrainbow girlの歌ってみたで出会い、そこから東方サークルバンドをしている事を知り、私の思春期...

  • 今年度、初ライブ。

    どうも、私です。めりーです。 今日は今年度、初ライブ。 年明けて、すぐにライブなんてしたことなかったな、何て考えながら、スタジオに向かい 朝からライブに向けての調整をしました。 会場に着き、リハを終えて、対バン相手のドラマーが8年前によく一緒にライブをしていた方だと気づき、思わず...

  • 2025/1/4

      どうも、私です。めりーです。 年末年始は、相変わらずのんびりとした日々を過ごしていました。朝早く起きてはビールを一杯。昼間には適当に時間をつぶし、夜になると疲れ果ててソファに沈み込む、そんな生活が続いていました。 特別なことは何もないけれど、こういう時間も悪くはないなと...

  • アネモネ通りでつかまえて

    ゆらめく街の灯りは 薄い僕を照らしている 浮かんでいる僕の心は 雨水の日々を廻っている 夜くる前の静けさは 君のことを思い出す 重ねる春は麗らかに 僕のことを置いていく だんだんと独りが徐々に染み付いて 寂しさを埋めるように慰め合った 何度も感度を確かめて 朝になったら君とは さ...

  • 2025/1/1

    今年から日々の出来事や感じた事を書き留めていこうと思います。 昨晩は地元の友達と久しぶりに集まり、飲んで食べて、一人3000円で済む個人経営の居酒屋を見つけて感動しました。 そこで食べた、葬送のフリーレンに出てくるような、馬鹿デカハンバーグがとにかく美味しかった。 原作:山田鐘人...

  • スケープドール

    溢れだす白黒の海 心は深く私を染めていく 千切れゆく白黒の渦 胸の中まで深く刻まれた 抗うのをやめた 私の欠けた頭は 感覚を鈍らせていく 真っ黒な影が私を映し出す 汚れた心は色を通さない 割れた鏡に映る影ごと あなたの手で切り裂いてほしい 優しい言葉はいらない こんなに汚れた 私...

  • 夏色少女

    午前0時の ある日のこと 君は耳元で呟いた 「明日、君の街に行くから」と そう言って君は笑う 午前10時の ある日のこと いつもと違う道を二人で歩く 「目的地なんて決めなくていいよ」 桃色の水を飲んで君は少し笑う 潮風が君の髪を梳かし 紺碧の空に淡く溶け合う 遠退く夏の日差しは...

  • rewrite

    青い春を知らない僕たちは 笑えない日々の中、彷徨っている 光が射さない、部屋の中で ただ祈るばかりだ このままでは大人になれない僕たちは 止まない雨の中、闇雲に進む 色彩の渦に巻き込まれても 僕が手を取って歩くから わかっていても 止まれなくて いつか同じ 景色を見る日まで 君と...

  • ライラ

    いつしか枯れる花 散り際までいたかった 触れることも見ることも できないまま夕闇に消えた 朝を何度迎えても あなたの影は決して消えなくて 点々と灯る街灯 夜を照らすには足りなくて 花束を投げ捨てて ゆらゆら浮かんでいた 感傷的なこの夜に ふらふら逃げ出して 夢なら醒めないでと 祈...

  • ソラノイロを知る日まで

    色の交わらない水彩絵具 溶け合うまで、眺めていた 悲しいことがあっても 素敵なこと見つけようよ 痛みを忘れるぐらい 夢中になれるから 夢が醒めて、霞んで消えても 何も感じなくて、遠くなっても 消えない色がある 素敵な色を見つけるまで、何度でも歌い続けるよ 序曲は鳴り響く 君の...

  • アンハッピーバニラ

    ベランダに飾ったゼラニウム 少しで真っ赤に咲くらしい 溶けそうなアイスクリームを片手に持ち 少し照れてる少女は 不思議な夢の中で堕ちる ふわふわに膨れたスフレの味 なんだかわからなくなっていく 困らせたくないから明るく振る舞う 気づいたら蕾が 真っ赤に咲いちゃ...

  • シクラメンの花が落ちる頃に

    シクラメンの花が落ちる頃に 寂寞とした心を溶かして 肌を劈く風が、過去を切り離し 約束の言葉を解いて 真っ白に塗り潰された視界は 何も映らないほどに綺麗だから 塞ぎ込めるぐらい、モザイクで覆い隠して 届かない声も、戻らない君さえも 壊しても、探しても、叫んでも、見つからないけど ...

  • 夏の終わりを告げる

    細い指先が水面に透けて 乱反射した、夏の光が 砕けて、君を包んでいく その姿に見惚れていた あとどれぐらい、短い季節を 君と共に過ごせるのだろう そして君が思い出になっても 全部溶けずに残っていく 色褪せることもなく このまま鮮やかにずっと バス停から見える景色を ふたり占めした...

  • アザレア

    会えない夜にはそう 君の声が聞きたい なんてね。 言えないくらい 私は臆病なの 木漏れ日が砕けて 光がそっと差し込んだ 白いアザレアが咲いて 梅雨明く頃に会えたなら 消えそうな切なさが揺れて 世界の色が変わっていく 君の声を探す 迷わないように辿るけど 消えてく言葉だって 無くさ...

  • 透明な宇宙

    宙に浮いた、空っぽの私を包み込むのは 透明な宇宙 ふたしかな君は炭酸のように弾けて消えた 見えるもの全ての色を失っても、残るのは静けさだけ 色を失っても、この世界は美しい あなたにはわたしの事は映っていなくて 遠すぎて、触れることさえも許されなくて 透明な宇宙の果てで一人きり 寂...

  • また、同じ夢を見ていた

    君はそっと呟いた また同じ夢を見ていた 冷たい床に頬を預けて 眠らない街で日々を過ごした ありふれた日々の中では 何も満たされなくて その先にいる、君を眺めていた どうして、日々の中で 分かち合えない事があるだろう 君が零した、救いきれない 嘘は全部忘れてあげるから 苦いのをあり...

  • ラムネガール

    揺れる、陽炎 霞んでいく君の声 時は絶えずに、2人を幻想にさらっていく 濡れた瞳の奥で光を感じて、そっと抱きしめた 君の霞む姿と声が 薄れてしまう、その前に 君と過ごした日々は、短い夏みたいで 触れたら、消えてしまいそうで ラムネを飲み干した、君の横顔は 淡く見えて綺麗だった ガ...

  • パレット

      繰り返されていく日々に パレットに色を足してみた 原色の粒子が混ざり合ったら 君は違って見えるだろう   溢れる感情の淵を 手のひらですくっても 零れてしまうだけで   薄れていくあの日のことも 君の言葉でさえも 全部溶けていくのだろう 少しずつ合わさっていく 動き始めた季節...

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