元TOKIOの山口達也容疑者が9月22日、東京・練馬区で酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されていたことがわかった。

 午前9時半ごろのことだった。練馬区桜台の交差点で山口容疑者が運転するバイクが信号待ちをしている車に追突。警察が駆け付け、山口容疑者の呼気を調べたところ、アルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。容疑を認めているという。

 山口容疑者は2018年に発覚した女子高生への強制わいせつ事件の犯行現場でも飲酒しており、アルコール依存の疑いも取り沙汰されていた。当時の事件を報じた「週刊文春」2018年5月17日号の記事を再公開する(記事中の日付、肩書、年齢等は掲載時のまま)。

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 山口達也の退所で幕引きにはならない。被害者は山口がMCを務めるEテレのバラエティ番組「Rの法則」の出演者だった。山口以外のレギュラーは全員未成年という特殊な環境で、何が起きていたのか。ひとつ言えることがある。事件は起こるべくして起こったのだ。

2018年の謝罪会見での山口達也容疑者

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「出演タレントは、山口達也以外はすべて10代の男女。業界では“合コン番組”、“出会い系番組”と揶揄されていて、実際に出演者同士で何組もカップルが出来ています。当初はAKB48や乃木坂46のメンバーも出演していましたが、“風紀が緩すぎる”と番組から撤退したと言われている。芸能事務所としては、なるべくタレントを出演させたくない番組の一つでした」

 芸能事務所関係者がそう語るのは、山口と被害者の女子高生Aさん(17)を繋ぐ“接点”となったNHK・Eテレのバラエティ番組『Rの法則』である。

『Rの法則』(Eテレ2018年4月19日放送回)

『Rの法則』は、10代の若者、とくに女子高生が興味を持つテーマを、「R's(アールズ)」と呼ばれるやはり10代の番組出演者たちが街に出てリサーチし、その内容をもとにスタジオでトークを繰り広げる「教養バラエティ番組」。

「R'sは20歳になったらメンバーを卒業するというシステムで、10代のジャニーズJr.や女性タレントなどで構成されていました」(同前)

 山口は2011年の番組スタート時からMCを務め、Aさんは「R's」のメンバーだった。

 事件は2月12日の夜9時すぎ、山口の自宅である六本木の高級タワーマンションの一室で起きた。