2019年に死去したジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(故人)。彼による少年への性加害が改めて注目を集める中、元ジャニーズJr.の30代男性が、「週刊文春」の取材に応じ、被害を告白した。この男性が、メディアに対して、性被害を語るのは初めて。

 ジャニー氏を巡っては、ジャニーズJr.の少年への性的虐待を、英公共放送「BBC Two」のドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal of J‐Pop(J‐POPの捕食者 秘められたスキャンダル)』が取り上げて話題となっている。

日本では18日に放送された『Predator:The Secret Scandal of J‐Pop』(BBC Two)

複数のネットニュースがBBCの会見について報道

 3月17日には東京・丸の内にある日本外国特派員協会(FCCJ)で、番組レポーターのモビーン・アザー氏とディレクターのメグミ・インマン氏がオンラインで会見を開いた。  

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 この会見場には朝日新聞、毎日新聞、フジテレビなど国内主要メディアの姿もあった。

3月17日にBBCのスタッフによる会見が開かれた

 朝日新聞は同日、ニュースサイト『GLOBE+』に〈ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者「沈黙の壁あった」〉との記事を掲載。

「人々が声を上げられるようになること、そしてジャニー氏のような力のある立場の人が責任を問われることを望みます」

 という、インマン氏の会見での言葉を紹介した。その他、複数のネットニュースがBBCの会見について報道。事態は少しずつではあるが、動きつつある。