2月1日のキャンプインを前に、未だに契約更改が終わらないロッテ・佐々木朗希(22)。その佐々木が「日本プロ野球選手会」を脱退していたことが、「週刊文春」の取材で分かった。
日本プロ野球選手会は、個人事業主である選手と雇用者である球団との待遇改善交渉などを行う労働組合。1980年に社団法人として法人格を取得し、85年には現在の東京都労働委員会から認定を受けて労働組合となった。
「加入は任意ですが、メジャー帰りのベテランなど特殊なケースを除き、ほとんどの選手は加入しています。にもかかわらず、佐々木さんは2023年シーズンから選手会を脱退しているのです。現在、若手で加入していないのは彼だけです」(選手会関係者)
佐々木の脱退についてロッテ球団に尋ねると、「自分の判断で決めたと聞いています」と回答があった。
佐々木のメジャー挑戦に対して選手会からは怒りの声
昨年12月、ポスティング制度による今オフのメジャー挑戦を希望していると報じられた佐々木。制度の申請期限を過ぎたため、今オフの渡米の可能性は限りなく低くなったが、
「佐々木はその後も、2024年オフの移籍を容認するよう球団に求めた。しかし、吉井理人監督が『球団に対してもうちょっと恩返ししてからじゃないと』と言うように、球団側は『時期尚早』との考え。そのため交渉が長期化しているのです」(スポーツ紙記者)
だが、佐々木のポスティング制度を使ったメジャー挑戦に対し、選手会からは異論が出ているという。
「選手会会長の広島・會澤翼さんは『名前も聞きたくない』と怒っています」(前出・関係者)
なぜ選手会からは怒りの声があがっているのか。そして、「週刊文春」記者が會澤会長を直撃すると――。
1月24日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および25日(木)発売の「週刊文春」では、選手会の怒りの理由や會澤会長が記者に語ったこと、佐々木より前に選手会を脱退していた現メジャーリーガーや、その選手と佐々木との共通点などについて詳報している。
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