味はどう!?「プラントベースフード」のメリットや市場規模、原料の大豆のすごさ、東京のおすすめレストランも【実食レポ】

【実食レポ】「プラントベースフード」のメリットや市場規模、原料の大豆のすごさ、東京のおすすめレストランも

昨今、健康志向の高まりと「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」の観点から注目されつつある「プラントベースフード」。「プラントベースフード」とは一体何なのか、味はどんな感じなのか、どのように地球や身体に優しいのか、気になることをプラントベースフードブランド 「2foods(トゥーフーズ)」さんに聞いてみました。

プラントベースフード、実食してみた。

SOYJOY×2foodsがコラボした期間限定のプラントベーススイーツ SOYJOY×2foodsヨーグルトパフェ「ハワイアンパイン」

様々な疑問を抱きながらも、まずは未知のプラントベースフードが使用されたパフェを試食してみることに。

ひと口スプーンですくってパクリ……すると、またひと口、もうまたひと口、とスプーンを持つ手が止まらない!空腹だったことも相まって10分足らずで完食。筆者はホイップ系のもったりした甘さが苦手なので、豆乳ヨーグルトの軽さがかなり気に入りました。甘酸っぱいラズベリーと爽やかなキウイのピューレ入り豆乳ヨーグルトにココナッツ風味がアクセントとなりGOOD!

このパフェに使用されているSOYJOY「プラントベース」シリーズバナナと、豆乳ヨーグルトは低GI食品。低GI食品は、糖質の吸収が穏やかで太りにくいと言われているもの。食べ応えがあるのに、ヘルシーだなんて最高のおやつです。

プラントベースフードとは?

2foodsが提供する「まるでたまごなドーナツサンド」

そもそもプラントベースフードとは、植物性由来原料からなる食品全般のことを指します。植物性の食品を積極的に摂取することで、環境にも自分の身体にも配慮した生活を送ろうとするニーズから生まれました。

ヴィーガンとは違う?

「ヴィーガン(完全菜食主義)」は、肉類、卵、乳製品、魚、はちみつなどのあらゆる動物性食品を摂らない食生活のこと。植物性由来の食品を積極的にライフスタイルに取り入れていこうとする「プラントベース」は「ヴィーガン」とは違い、動物性のものを取り入れないという意味は含まれません。

参考:デジタル大辞泉(小学館)

どうして広まっているの?プラントベースフードのメリット

  • 動物倫理:人間の生活のために動物を犠牲にすることへ反発する倫理観
  • 環境負荷:二酸化炭素排出量など、肉よりも植物の方が育成時の環境負荷が少ない
  • 食糧不足:人口増加に伴う食糧不足に対し、肉よりコストのかからない植物による解決
  • ヘルスケア:動物性原料を控えることで、肥満解消・美容効果・アレルギーの改善

このような観点からプラントベースフードを食生活に取り入れ始める人が増えています。考え方は人によって違いますが、大手ファストフードチェーンやスーパーでもプラントベースフードが買えるようになり、年々身近なものになってきています。

プラントベースフードの市場規模【世界・日本】

プラントベースの食品市場は、世界規模だと2020年には約294億ドル(日本円で約3兆7,605億)、2030年には1620億ドル(日本円で約20兆7,214億)に成長する見込みです。日本は世界に比べるとまだそこまで市場規模は大きくないものの、今後成長していく市場としても注目を集めています。

出典:bloomberg Intelligence

プラントベースフードの代表選手「大豆」のスゴさ

大豆ミートや豆乳ヨーグルトなど、いろいろ見てみると多くのプラントベースフードの原料になっているのは大豆。大豆は醤油・味噌・納豆・豆腐などに使われ、古くから日本人の生活に欠かせない材料ですが、魅力たっぷりの食材なんです。

魅力①良質な植物性タンパク質

大豆は「畑の肉」と言われるほど良質なタンパク質が豊富に含まれていて、脂質やエネルギーを抑えてタンパク質を摂取することができます。

魅力②環境負荷が低く、エシカル

大豆は世界の広範囲の地域で栽培が可能で、同じ量の牛に対し、大豆を生産するときに必要な水の割合はおよそ50分の1、エネルギーは20分の1と言われています。

(※)米国コーネル大学 デヴィッド・ビメンデル教授による

魅力③変幻自在

2foodsのハンバーガ-は、プラントベースのパティが使われています。

大豆は豆腐や豆乳、味噌、おからなど様々な形態に加工することができる汎用性の高い食材。食べ物(フード)+技術(テクノロジー)から生まれた「フードテック」の発達により、プラントベースフードの原料として再注目されています。

プラントベースフードが食べられるレストランカフェ【東京都内3店】

2foods(トゥーフーズ) 渋谷ロフト店

~4/28(木)まで大豆の多様性にスポットライトを当て、「実はすごい大豆の魅力」を伝えていくキャンペーン「ダイズーシティ・ウィーク」にて大塚製薬「SOYJOY」とコラボ中! 体に嬉しい大豆の栄養がたっぷり一食で摂取できるカラフルな<SOYJOY×2foodsヨーグルトパフェ>が食べられます。ほかにも、プラントベースのバターチキンカレーや、スパイシージャンクバーガーなど、ヘルシーかつジャンクな新ジャンルのフードをぜひ体験してみて♪

2foods 渋谷ロフト店 ■住所:東京都渋谷区宇田川町21-1渋谷ロフト2F

Cafe & Dining ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)

表参道に集う美意識の高い人たちに合わせてメニューがリニューアルされたCafe & Dining ZelkovA。ニューヨーク発祥の白米の代替え食材「カリフラワーライス」に、 プラントベースの「大豆ミートパティ」、「ファラフェル」をトッピングした体にも地球にもやさしい「ヴィーガンボウル」も食べられます。

Cafe & Dining ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ) ■住所:東京都港区北青山3-6-8 ザ ストリングス 表参道 1階

DEAN & DELUCA (ディーン&デルーカ)恵比寿

世界中から美味しいものを集めた食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」。ごはんのおかずに、今日のおつまみに、さまざまなシーンに合わせて野菜を楽しむプラントベース料理も多数ラインナップ。 ごはんやお酒の進むお気に入りのデリ惣菜を見つけてみてくださいね。

DEAN & DELUCA 恵比寿 ■住所:東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 アトレ恵比寿 3F
 

【まとめ】

「プラントベースフード」は環境にも身体にも優しいのに、自分が今まで食べてきたものと変わらないような風味や食感のものが多く、気軽に取り入れやすいもの。興味を持った方は、身近なところにあるプラントベースフードを見つけてぜひお試しくださいね!

取材協力/2foods 取材・文/佐々木菜摘