人気芸人「ぼる塾」のメンバー4人によるリレーエッセイ連載。
当連載を1冊にまとめた書籍『思い、思われ、食べ、ぼる塾』(小学館刊)が好評発売中!メンバーが書籍のお気に入りポイントや見どころ、沖縄撮影でのエピソードを紹介しているので、詳しくは下記の記事をチェック♪
今回は、田辺さんのおすすめグルメについて!
ぼる塾にとってホームの劇場である、「神保町よしもと漫才劇場」のある東京・神保町は、カレーの聖地としても有名!美食家・田辺さんのお気に入りの神保町カレーとは…?
「カレーの思い出」
突然ですが、私はカレーが大好きです。
「ラヴィット!」のスイーツロケでカレー屋さんが出しているジェラートを食べに行ったのですが、あんりとはるちゃんはカレーを食べているのを見て、「私もカレー食べたい!」と本気で怒っちゃうくらいカレー好きです。
子供の頃は、給食がカレーの日に夕飯にもカレーが出るとよく怒ってました。カレーのことで私怒りすぎですね。
うちのカレーは牛が定番だったのですが、なぜかすごく辛くて「ひぇー!!!」って声が出てしまうくらいでした。思い返すと家では甘口のカレーを食べたことがなかったなと思います。
カレー=辛いものだと思っていたので、小学校で甘口のカレーを食べたときに衝撃を受けました。
家のカレーも「甘くして!」と言えばよかったのに、なぜかずっとその辛いカレーを食べ続けていました。
思い返すと、祖母のカレーは芋が全部溶け込んでいてドロドロで、家のとは逆で激甘々甘々甘々でしたね!
多分、カレー界の中でいちばん甘いと思います。
なので、家で食べるカレーは、チョー辛いかチョー甘いかで、学校のカレーはその中間くらいでした。
私の中でカレーって、家と給食で食べるもの、というイメージがあって。
小学生くらいのときに行った、表参道の「クレヨンハウス」という絵本がたくさん売っているところにあるレストランで、2色カレーというものを食べました。今でもその記憶が残っています。
普段から食べていたカレーが両極端で、でもそれが正しいと思っていたので、その2色カレーを食べたとき、最初はおいしいという感覚よりも、「なんだか只者じゃないぞ!」という感覚でした。
もうクレヨンハウス表参道店は無くなってしまったそうですが、今は吉祥寺にあり調べてみると今でも2色カレーがあって、オーガニックの食材を使って作られているそうです!
当初からなのかはわかりませんが、もしも変わっていなかったら、私の初オーガニックはこの時かもしれないです。
それ以降もやっぱりずっとカレーは家か給食で食べるばかりでした。
しかし、酒寄さんと出会ってからその概念が変わりました。ごはんを食べようってなったときに、カレーは?となって、内心は「外で食べるものじゃないよ!」って思っていました。だけど、酒寄さんが教えてくれるカレー屋さんは本当にどこもおいしくて、家カレーとはまた違ったおいしさがあるんだということに気づきました!
そこからは取り憑かれたようにカレーを食べました。
南インドカレー、スマトラカレー、欧風カレー、スープカレー…
カレーをひと括りにしてはいけないなと。
辛いものはそんなに食べたことがなかったので、得意だとは思っていなかったけど、色々なカレーを食べてみて酒寄さんに「田辺さん辛みには強いと思うよ!」と言われてからは、食の幅が広がったようにも思います。
酒寄さんに神保町の「エチオピア」のカレーを食べさせてもらってから、またカレーのイメージが変わりました。
このサラサラで具沢山のカレー!食べれば食べるほど元気が湧いてくる!!!
カレー=肉のイメージが強かった私ですが、ここで豆カレーというものも覚えました。
当時、新宿の西口に豆カレーと鶏皮カレーが500円のお店があって、私と酒寄さんはしょっちゅうそのカレーを食べに行っていました。
上野御徒町にも私と酒寄さんのお気に入りのカレーのお店がありました。
「アーンドラ・キッチン」というところで、そこでは南インドのカレーが食べられるのですが、見たことないチャパティというものがありました。一見クレープのようなもので、発酵させず焼いたものです。ナンのふかふかとはまったく違ってもっちりとした感じです。
私はお米にはこだわりが強く、炊き立てで少し粘り気もあって艶やかなお米が大好きです。
しかし、ここの南インドカレーと出会ってから、カレーには日本のよりも細長いお米のほうがすごく合うんだな!と思いました。日本のカレーにはもちろん日本のお米があるけど、その土地のカレーにはその土地であったものがちゃんとあるんだなーと思いました。
では、ここから私がハマっているカレーを紹介しましょう。
こちら!「キッチン南海」のクリームコロッケカレー。
見て!このビジュアル!!!!
ここのクリームコロッケは、多分だけど世界一熱い!!!
ちょっと辛めのルーに、このクリームコロッケのまろやかさが合わさって最高なんだよね!!
あと、こちら!旧ヤム邸のカレー。
いつもスパイスライスが人気で品切れでね!この前たまたま行ったら食べられたの!!
明太子と青菜のライス!スパイスライスそのものも本当においしくて。
4種類ルーがあるんだけど、いつもどれ食べるか迷っちゃう。
最終的に良きタイミングで謎のスープみたいなのがあってそれと混ぜて食べるんだけど、それも本当絶品なの。
細かく味を伝えたいけど、とにかく言えることはおいしい!!ってこと。あと中毒性!食べながら、次いつ来ようかしら?しか考えられなくなっちゃう!元々は大阪にあるお店なんだって。
カレーのこと考えてたら、カレー食べたくなってきた!ばぁーい。(田辺)
★ぼる塾連載は毎週日曜夜配信予定です!お楽しみに★
本連載から36回分のエッセイを厳選セレクトして掲載。巻頭には32ページにわたり、沖縄で撮影されたほっこり癒される4人のグラビアを収録。その他、ぼる塾自身が初めて語った「ぼる塾」についてのロングインタビューなど、ぼる塾の魅力が詰まった永久保存版!
書名:思い、思われ、食べ、ぼる塾。
定価:1,980円(税込)
体裁:288ページ ※とじ込みスペシャルステッカー付き/B6 変形判
発行:小学館
▼沖縄ロケのバックステージ動画もCanCamYouTubeチャンネルにて公開中!
▼バックナンバーはこちら!
第13回 あんりさんの回「あんりが分析!田辺さんがモテる理由」
第17回 あんりさんの回「できなかったことより、できたこと」
第21回 あんりさんの回「みんなへ伝えたいありがとうの気持ち」
第64回 はるちゃんの回「自分のわがままを詰め込んだYouTube」
第71回 田辺さんの回「初のDIYと初のSexy Zoneツアー」
『猫塾』と『しんぼる』が合体したお笑いカルテット。現在、酒寄希望さん(写真左)が育休中のため、きりやはるかさん(中央左)、あんりさん(中央右)、田辺智加さん(右)のトリオで活動中。
『猫塾』と『しんぼる』が合体したお笑いカルテット。現在、酒寄希望さん(写真左)が育休中のため、きりやはるかさん(中央左)、あんりさん(中央右)、田辺智加さん(右)のトリオで活動中。
酒寄さんが育休中にnoteで書き綴った、笑えて心温まるぼる塾エッセイが書籍化!『酒寄さんのぼる塾日記』(¥1400/ヨシモトブックス)発売中。
©吉本興業/マガジンハウス
芸能界でも指折りのスイーツ通で知られる田辺さん初の書籍。『あんた、食べてみな! ぼる塾 田辺のスイーツ天国』(¥1,430/マガジンハウス)発売中。
『ぼる部屋』毎週木曜 24:15-24:25 KBC 九州朝日放送にて放送中。
『ラヴィット!』毎週月曜~金曜 8:00-9:55 ※月曜レギュラーTBS系にて放送中。
★公式YouTube 『ぼる塾チャンネル』
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酒寄さん@jiujixiwang
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