日焼け止めを塗らないと肌はどうなる?皮膚科医が教える美白&UVケアの真実

“本気の”美白&UVケアで、春こそ美肌♡

紫外線が気になり始めるこの季節。UVアイテムはもちろん、美白ケアも積極的に取り入れたいところ! 改めて日焼け・美白のメカニズムをおさらいしつつ、今季イチオシの新作アイテムをご紹介します。

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【Q&A】まずは知っておきたい!UVケアと美白のハナシ

紫外線を浴びたときの肌の変化って? 美白ケアってそもそもどういうこと? 意外と知らない人も多いはず。改めて、その原理を解説!

教えてくれたのは…

まいこホリスティックスキンクリニック 山﨑まいこ院長
ホリスティックな視点で、身体の内側から肌の健康や心のケアまでをサポート。根本解決を目指す治療に定評があり、真の美しさを追求できると、業界人からも信頼の厚い皮膚科医。

Q.UVケアしないと肌はどうなる?

A.紫外線によってメラノサイトが刺激され、シミの原因となるメラニンが大量発生!

紫外線ダメージを吸収してブロックしてくれるのが、肌の奥にある細胞〝メラノサイト〟。このメラノサイトは一定の防御機能を超えた刺激を受けると、〝メラニン〟という色素の生成を活性化させます。それが紫外線による肌の炎症、日焼けです。そこからシミやシワなどにつながるので、そもそもメラニンを作らせないために、紫外線から肌を守る日焼け止めを塗ることが大切!

紫外線を浴びると肌にはこんな変化が!

①紫外線を浴びるとメラニンが生成される

メラノサイトは、紫外線の刺激を受けすぎると活性化。メラニン色素の生成を促し、肌の内部にたくさんのメラニンを作る。

②ターンオーバーによってメラニンが押し上げられる

ターンオーバーによってメラニン色素は皮膚の表面に浮き上がり、シミとなって出現。軽度であれば老廃物とともに剥がれ落ちる。

③紫外線の刺激で大量のメラニンが溜まる

メラニンが大量に生成されていたり、ターンオーバーが乱れている場合、肌内部にメラニンが蓄積。紫外線を受け悪循環に。

UVケアまずこれをおさえよう!

・毎日日焼け止めを塗って紫外線から肌を守る

メラノサイトを活性化させないために、日焼け止めを塗って紫外線をブロック!

・日焼けしてしまったら炎症ケアを

日焼けの炎症を加速させないために、抗酸化物質をスキンケアやインナーケアで取り入れて。特にビタミンCが効果的。

・日焼け止めはワンシーズンで使い切ろう

化粧品すべてに当てはまりますが、一度開封すると酸化が進み、品質が低下。なるべく早めに使い切って。


美白アイテムを取り入れると何が起こる?

いわゆる美白ケアというのは、①メラニンを作らせない ②作られたメラニンを押し出す ③メラニンをなるべく薄くする、大きく分けてこの3つのこと。最近の美白系化粧品は、メラニンを作らせる経路をブロックする作用があるものが多く登場しています。さらに肌あれ防止成分や、ハリ・ツヤをアップさせる成分など、多角的にアプローチできるものも増えていて進化がすごい!

美白アイテムを使うと肌にはこんな変化が!

美白ケアまずはこれをおさえよう!

・普段のスキンケアに美白アイテムをプラス1品

まずは美容液など取り入れやすいものからトライして。予防の観点でも年齢に関わらず早めに始めるのが吉!

・刺激の少ないものから試してみる

突然美白アイテムを取り入れると炎症を起こす可能性もあるので、低刺激なものや敏感肌用から取り入れるのがおすすめ。

 

次回、今こそ取り入れたい美のプロイチオシの美白アイテムを一挙にご紹介! 

CanCam2024年5月号「本気の美白&UVケアで春こそ美肌♡」より
撮影/岡本 俊(人物) ヘア&メイク/日高 咲(ilumini.) スタイリスト/たなべさおり モデル/加藤史帆(本誌専属) イラスト/きくちりえ(Softdesign) デザイン/岩見夏美(Beeworks) 撮影協力/橘 綾花 構成/小嶋明恵 WEB構成/齋藤奈々◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。商品についての問い合わせ先は、こちらから。