30歳から転職を考える女性の中には、「これまで頑張ってハイペースで働いてきたけれど、そろそろ多忙な日々や競争に疲れてしまった……」という方も多いようです。疲れ切ってしまうと将来を考えずに突発的に辞めてしまいがちですが、「こんな会社辞めてやる!」と退職願を叩き付ける前に、まずはお茶を一杯飲みながら『AneCan』2月号の転職特集を参考にして、じっくり考えてみませんか?
「キャリアアップしたい」編はコチラ→ 30歳からの「転職」を成功させる方法~「キャリアアップしたい!」編
【1】一度非正規雇用になると、正社員になるハードルは上がります。
忙しい正社員ではなく、一旦ゆとりのある契約社員や派遣社員になりたい……。そのときに「今後一生、非正規雇用でもいいか?」ということは考えてみるべき。実際のスキルとしては、正社員より派遣社員のほうが高い、なんてことは珍しくないですが、一度非正規雇用になると、再び正社員に転職したくなったときにハードルが上がる現実もあります。また、非正規雇用から正規雇用を目指すなら、早ければ早いほど吉です。
【2】時間ができても、収入や人間関係が原因で精神的なゆとりが得られないことも。
精神にゆとりを持つならまずは時間にゆとりを……と考えている方。時間のゆとり最優先で焦って転職しても、収入や職場環境が合わない場合、精神的に不安要素が増えてしまうということも。「ゆとりが欲しい」という方は、いろんな会社を見ていくうちに、改めて自分の会社や今の働き方のよさに気づくこともあるので、転職活動は在職中に行うのがベター。客観的に今自分が置かれている環境と比べて、検討するのをおすすめします。
【3】面接時の転職理由に必要なのは「具体性・客観性・前向きな意欲」
例えば、「残業が多い」という理由で転職したい場合は、「月間100時間以上残業をしていたので、もう少し体調を整えて働きたい」など、具体性・客観性・今後への前向きな意欲の3つが感じられるように意識して伝えるようにしてみましょう。人間関係に関するトラブルは、企業にとっては不安材料となるため、たとえそれが原因でも転職理由としては伝えないほうが賢明。また、企業も30代を選考するなら結婚や出産を想定してはいますが、入社してすぐに辞めてしまうことは懸念事項となるので、「長く働きたい」という姿勢で臨みましょう。
特に、正規雇用→非正規雇用を考えている方は、一時の勢いにまかせず、じっくり熟考することが大切です。また、30代以降の転職は、エージェントや就職サイト経由のみならず、人の紹介というケースもとても多いんです。結婚後、パート勤務で前の会社に戻ることもあるので、安易に辞めず円満な退職を心掛けましょう。
次回は、一生使える資格や大好きな趣味を仕事にしたい、「手に職!」「趣味を仕事に!」派の転職のリアルをお届けします。(後藤香織)
「キャリアアップしたい」編はコチラ→ 30歳からの「転職」を成功させる方法~「キャリアアップしたい!」編
【あわせて読みたい】
※ちょっとのコツで簡単美味しい!正しいドリップコーヒーの淹れ方
※イライラ・落ち込みの原因、PMS(月経前症候群)を改善する方法教えます