デートで割り勘はアリ?年上彼氏・年下彼氏・付き合う前それぞれの本音

デートで割り勘はアリ?男女それぞれの本音

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デートの際、悩むことのひとつが“お会計”なのではないでしょうか? これは付き合う前なのか、年上か年下かなどでも変わると思いますが、必ずしも女性はおごりを求めているわけではないようです。そこで今回は、割り勘に関する男女の本音や、ありえなかったお会計エピソードなどを集めました! お会計問題に悩む男性の皆さんも、ぜひ参考にしてみてくださいね!

付き合う前デートでは割り勘派?おごられたい?

Q.お付き合いしていない相手の初デートでは、支払いはどうしたいですか?

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【全体】
男性がおごる 23.3%
男性が多く払う 18.3%
割り勘 49%

【男性】
男性がおごる 29.3%
男性が多く払う 18%
割り勘 40%

【女性】
男性がおごる 17.3%
男性が多く払う 18.6%
割り勘 58%

男性は40%、女性は58%が割り勘を希望しているという結果となりました。

男性の回答で最も多かったのは「割り勘」でした。ただ、「男性がおごる」「男性が多く払う」の合計が47.3%なので、「男性がおごる・多く払う」派の人が「割り勘」派よりも、若干多いことがわかります。

女性は、「男性がおごる・多く払う」派と比べてみても、圧倒的に「割り勘」派が多いという結果になりました。男性よりも女性のほうが割り勘を希望している人が多いようです。

世代・年齢別にみると…

性別・年代別に結果をまとめたものも見てみましょう。

まずは女性編です。「男性がおごる・多く払う」を選んだ女性で最も多かったのは30代で、次いで40代という結果に。「割り勘」を選んだ女性は、僅差ですが20代が最多でした。

次に男性編をみていきます。

「男性がおごる・多く払う」を選んだ男性は20代が最も多く、「割り勘」を選んだ男性は40代が多い傾向があることがわかりました。なんだか女性の場合とは対照的な結果になった気がしますよね。同世代の男女の間に価値観のずれが生まれていることがわかりました。

情報提供元・引用/株式会社ZWEI調査

「デート代は男性が支払うべき」という風潮、ホンネではどう思う?

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Q.「デート代は男性が支払うべき」という風潮、ホンネではどう思いますか?

【男性】
自分が全額でも問題ない 44%
自分が多めでも問題ない 31%
割り勘がいいと思う 20%
パートナーに全額払ってほしい 2%
パートナーに多めに払ってほしい 2%
その他 1%

【女性】
割り勘がいいと思う 37%
パートナーに多めに払ってほしい 30%
パートナーに全額払ってほしい 14%
自分が多めでも問題ない 10%
自分が全額でも問題ない 7%

男性がデート代を多く支払うという風潮に「同意するか」ではなく「自分はどうしたいか」を聞いてみました。

すると、男性で最も多かった回答が「自分が全額でも問題ない」で44%だったのに対し、女性で最も多かった回答は「割り勘がいいと思う」で37%と、男女で結果が分かれました。男性の「自分が全額でも問題ない」「自分が多めでも問題ない」、また女性の「パートナーに全額払ってほしい」「パートナーに多めに払ってほしい」を合計した「男性が多く払う派」の回答は、男性が75%なのに対し、女性は44%と大きな差があることがわかります。

男性が多く支払うという風潮に対して、「そういう考え方もあり」と肯定する一方で、いざ自分のこととなると「割り勘がいい」と望んでいる女性は多いようです。「割り勘がいいと思う」と女性が回答した理由としては、「対等でいたいから」と答えた人が多数でした。

情報提供元:株式会社モデル百貨

デートでは割り勘より「おごりたい派」の男性心理

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Q.男女が社会で平等な扱いを受けることについて、どう思いますか?

男性が少し優遇されるべきだ 7%
男女平等を目指すべきだ 78%
女性が少し優遇されるべきだ 8%
女性が優遇されるべきだ 2%
男性が優遇されるべきだ 5%

なぜ、20~30代の男性は多く支払おうとするのでしょうか。まず、男女平等についての価値観を調べたところ「男女平等を目指すべきだ」と答えた割合が約8割と最多になり、男性優遇を求める方は12%に留まりました。

Q.デートで女性が多めに支払ったら、どう感じますか?

うれしい・ラッキーだと思う 25%
うれしい反面、嫌われるかもとモヤモヤしてしまう 28%
男性が支払うべきだと感じ、自分を許せない 8%
お金を持っているほうが支払えばいい。気にしない 31%
その他 8%

ところが、同じ男性へ「デートで多めに女性から払われたとき、どう思うか」について質問したところ、約3人に1人が「うれしい反面、嫌われるかもとモヤモヤしてしまう」または「男性が支払うべきだと感じ、自分を許せない」と答えています。

男性にとって男女平等の考えは浸透しつつも、男性が支払うべきだという考えはまだまだ根強いようです。

デートでは割り勘派の女性心理

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Q.デートで自分が多めに支払ったらどう感じますか?

デートの支払いに関する女性の心理の画像

許せない。彼とはもうデートしたくない 7%
お金を持って入るほうが支払えばいい。気にしない 43%

気にしないとは言いつつも、モヤモヤしてしまう 41%
むしろ女性も積極的におごっていくべきだ 3%
その他 6%

デートで彼より多く支払うことになった場合に感じることを質問したところ、2人に1人の女性は彼より多くの額をデートで支払うことに、抵抗があるようです。とはいえ女性の最多は「お金を持っているほうが支払えばいい。気にしない」と答えた43%。さらに、「女性もおごるべき」と答えた20~30代女性も7%に上りました。

男性がおごられ志向の女性から嫌われるのを恐れて、あるいは愛情表現から多く支払う一方、女性は男性が想像する以上に割り勘や女性からのおごりを許容しているようです。

おごる・おごられるときのポイント

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価値観がこのように多様化している今、どのような対応が求められているのでしょうか? 結婚相談所ツヴァイ・カウンセラーの藤城さんは「おごる・おごられる際のポイント」として以下のことをおすすめしています。

●おごる側

おごることはお相手に好印象を与えられる場合がありますが、ポイントは「おごったことを決して押し付けたり自慢したりしない事」ではないでしょうか。もし自慢してしまいそうであれば、いっそおごらないほうが印象が良いかもしれません。おごる場合には「僕が誘ったから」「僕が行ってみたかったお店に付き合ってくれたから」などと理由をつけて、相手に気を使わせないひと工夫ができるとよりスマートかと思います。

また、一部おごられることに抵抗のある女性もいます。もし断られたら、相手の表情をよく見て、自身より少なめの金額をお願いしたり、割り勘にするなど柔軟に対応しましょう。

●おごられる側

「おごられて当然」という考えや態度はやめたほうが好印象です。割り勘という前提でデートに臨み、もしおごってもらった場合はしっかり感謝の気持ちを伝えましょう。その後「コーヒーはお好きですか?」と次のカフェ代をご馳走したり、「次回は私に払わせてください」など一言付け足すのも良いかもしれません。また、割り勘を希望する方はその旨をはっきりと伝えましょう。

次はない!ありえない割り勘エピソード

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お会計問題は人によって捉え方が違うので、本当に難しいですよね。楽しかったデートが、お会計ひとつで台無しになってしまうことも…。続いては「ありえない!」と思ったデートや飲み会での割り勘エピソードについて女性に聞いてみました。

1.デートで細かい割り勘

  • 「初デートで相手がクーポンを使っていた」(26歳・会社員)
  • 「初デートで割り勘になったときや、数百円の会計でも割り勘にされたとき」(27歳・その他)
  • 「デートでご馳走してくれる流れだったのに、後日振り込みして欲しいと要求されたとき」(26歳・会社員)

食事代を全額おごってほしいとはいわないけど、一円単位まで細かく割り勘にされたり数百円のお会計まで割り勘にされたらスマートとはいえない…と感じる女性は多いよう。実際におごるかは別として、ちょっとくらいカッコつけてしてほしい…と思ってしまうようです。割り勘派の女性でもカフェ代など1,000円以下のお会計は彼にお願いしたい気持ちがあるようです。

2.デートじゃないけど…年上なのに割り勘

  • 「一回り年の離れている上司。お会計のときなぜか端数だけ毎回出させられる。気持ちよくご馳走してくれてもいいのに…と思う」(23歳・学生)
  • 「会社のおじさんで、たま~~~に何人かで飲みにいくとほぼワリカンくらいのお会計で、ほんの少しおじさんが多めに出すのに、めっちゃおごってやってるみたいな態度をされて、モヤモヤする」(28歳・会社員)

続いては、かなり年上なのにお金を出させる上司のエピソードです。謎に端数だけ出させられたりきっちり割り勘にされたり…これはモヤモヤしますね! ましてや上司に誘われて飲みに行った場合は、よりモヤっとしそう。

他にも、明らかに相手のほうがたくさん飲み食いしているのに割り勘だったり、高いデザートをひとりだけ食べた人がいるのに割り勘だったとき、複雑な心境になっている人が多いことがわかりました。考え出すとキリがないですが、毎回こんな感じだと損した気分になり、もうその人たちと飲みに行きたくなくなってしまうかも…。自分も同じようなことをしてしまっていないか、飲み会での行動を振り返ってみてくださいね!

デートで割り勘にしたくなる女性とおごりたくなる女性の違いは?

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◾️「やっぱり割り勘にしたくなる」瞬間

まずは「基本的に男性が多く払う・おごる」派の人が「やっぱり今日は割り勘にしたい」と思う瞬間を聞きました。

基本的にはおごる・多く払う派の「いや、今日は割り勘にしよう」と思う瞬間1位は「相手の女性の年齢が自分より上」と、確かに会計をどうすべきか非常に悩むシチュエーション。ただ、2位以降は「相手から感謝の思いを感じられない」「デートが楽しくなかった」「相手の所作・マナーが悪い」「相手と性格や話が合わない」と、軒並み「デートがいまいちだった」系の感想が並びました。

■「やっぱりおごりたくなる」のは…

さて、次は逆パターン。割り勘派の男性が、「やっぱり今日はおごるor多く払いたい」と思うのはどんなときなのでしょうか? 

1位は「デートが楽しかった」とき。次いで「相手とより関係を深めたい」「相手の年齢が自分より下」ということで、言いたいことは「おごるor多く払う派が、割り勘にしたくなる」の回答と同じ。男性が支払いをどうするかは、「相手の年齢」と「デートの満足度」が大きく関係しているようです。

【まとめ】

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その昔、バブル全盛期の頃に男性に求めるものといえば、高身長・高収入・高学歴の3高と言われていて、「彼氏がデート代をおごるのは当たり前」という意識が主流だったようですが、今では割り勘OK派な女性も増えていることがわかりました。とはいえ、割り勘OK派な女性でも、金額やシチュエーションによっては男性にお会計をお任せしたい複雑な心理があるようです。会話の内容や相手の性格から読み取れば、デートも上手くいくはず♡