ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:生き残るものが持つ反応の秩序


今日は何度くらいになるだろう?


昼はどれくらい暑くなり
夕方はどれほど涼しくなるだろう?


こんなことを考えながら
「どの服を着ようか」と考える


そして
気温に適応的な服を着ることが出来れば
快適に過ごせ
適応的な服を着なかった時には
後悔しながら過ごすことになる


このような場合において
うまい

うまくない
の間の差は
気温という外部に起因する


そこで
この外部を観察しながら
今日の気候をより正確に予測して
より快適に過ごせる服を選ぶようになる


この外部の成り行きを予測することで
さまざまなバイアスが生まれてくる


「こうなるはずである」という先入観が
経験の蓄積から生まれてくるのである


急に冷たい風が吹いてくると
「あれ、雨が降るのかな?」などと思い
雲の様子を見ようと空を見上げるのも
先入観が機能する場面の一つである


こうしたバイアスを
生命は背負い生きている


食べ物が豊富な時機に子育てをするには
「もうすぐ、トナカイの群れがやってくる」
「もうすぐ、虫が大発生する」
「もうすぐ、プランクトンが大発生する」等々の
予見が必要である


予見が当たれば
正確な予報を胸を張り生き残ることができ
予見が外れれば
変なバイアスに惑わされてしまったと後悔する羽目に遭う


より正確な予見を持ち
それにより的確に対応した実践を繰り返し
生命は生き延びて来た


でたらめに予見し
でたらめに何かを実践していたのでは
生き残れないのである


ここに
生き残れた生命の秩序がある


予見とそれに呼応した実践の秩序である


予定と実践
すなわち反応の秩序である

×

非ログインユーザーとして返信する

  翻译: