FCRのセッティング-ジェットニードルクリップ段数変更22/10/16
CBX1000のFCRセッティングです。セッティングをすると言っても現状で大変満足しているので、
知見の為に変更です。
クリップ段数を【2】から【3】に変更しました。
非常に良いです。
クリップ段数は当分【3】にする事にします。
季節を跨いだり、時間をおいてクリップ段数を変更すると、
バイクの乗り味が非常に変化して良くなったと感じる事が多いです。
本当は良くなっていないのかもしれません。しかし、変化が非常に大きいのと、
変化を感じ取りやすいなと思います。
また、スロットル開度の担当範囲が1/4から1/2程度辺りなので、よく使うエリアに該当します。
ジェットニードルのクリップ段数の変更はFCRのセッティングを楽しみやすい項目だと思います。
そのあとは合わせてエアスクリューの戻しを変更して本日は終了となります。
他には、加速ポンプの吐出タイミングを0.3㎜爪を縮めて早めてみたり、パイロットスクリューを締めたり戻したりして様子をみたりしました。
CBX1000のFCRセッティング
【現在のセッティング】
SJ-42
AS-2.00分
PS-3.00分
JN-90FXM#3
MJ-125
加速ポンプダイヤフラムKLX250
加速ポンプ吐出大ミング1.6mm
ASウオタニSP2-点火【1】
以前は、あまり良くないなと思う所にセッティングが来ています。
その日の気分的な物だったり、季節だったするのかなと思います。
おおむね、ジェットニードルのクリップ段数を【2】から【3】に変更して、
それに合わせてスクリューを触ったという感じです。
最近は加速ポンプのタイミングで加速感というか吹け上がりも変化するなと思っています。
私のCBX1000は旧型のFCRを装着しているので、加速ポンプが2基ある状態です。
単気筒用の加速ポンプダイヤフラムにしているのですが、それでも空燃比計を見て加速ポンプが効いているであろうなという値を見てみると10.0台を指していたりするので、このあたりは少々検討が必要かな思っております。また、冬に向けてMJも130か132に変更するかは次に高速走行する時に検討出来る状態にはしておきたいなと思っております。
作業写真
私は裏山の車の通りが少ない道をセッティングコースにしています。全開走行は出来ませんが、
少なくとも近隣住民の方が通報されたりなどは無いエリアです。
また、ライダーと出会う事もほとんどないので、のんびりと一人でFCRのセッティングを楽しんでいます。
FCR初心者向け-セッティングは加速でみる
安定した状態の空燃比からスロットルを急開した時の様子でセッティングする方が最近はよいなと思っています。私のCBX1000は空燃比計を装備しているので、安定している状態のパーシャル空燃比が分かります。あまり空燃比に囚われてもいけないなと思っているのですが、ついつい囚われがちになってしまいます。最近ではスロットルを開けた時にレスポンスが素晴らしい状態=吹け上がりが良くて気持ちよく加速する状態かどうかをメインにセッティングするようにしています。
パーシャルで12.5をキープできる状態にしていてもスロットルを急開すると加速感が物足りないような状態になったりもします。ハイスロを入れてスロットルを大きく急開するともたついたような加速になったり、失速したりします。というわけでパーシャルの空燃比は概ね11台から12.0前後程度に落ち着くようにしています。そんな風にすると気持ちよくバイクに乗れる状態になりやすいなと最近は思っております。現在のスロットル開度からあるスロットル開度に開けた時に気持ちよくふけ上がるかを見るようにしてくださいませ。例えば、スロットル開度1/4から1/2に急開した時の吹け上がりはどうか?
ギヤはどれくらいまで適正か?などを試走でみればざっくりとですが、納得いくセッティングになると思います。濃い薄い、空燃比、プラグの焼けなど色々と判断する基準のようなものはありますが、
少なくとも加速感が素晴らしいかどうか?を基準にするのは間違っていない指針だと思います。
概ね薄過ぎて壊れるような状態はまともに走行できる状態がスロットル低開度で調子が良くて中域から全開で薄過ぎる状態だと思います。無理矢理ひっぱって走っている状態だと思います。
壊れる程度に薄いセッティングはまともに走れない状態だろうなと思います。
初心者のうちは気にしなくてもよいと思います。CBX1000であれば、メインジェットを125~130を入れておけば薄過ぎて壊れるなどはほぼないと思われます。
FCRのセッティング-ジェットニードルクリップ段数変更22/10/16【まとめ】
正直言って、前回のクリップ段数【2】でも悪い感じではなかったのですけど、
【3】の方がセッティングした日においては【3】の方が良い感じでした。
とにかく気になったら触ってみる事が大事だなと思っています。
私はFCRのセッティングはABテストだと思っています。前回と今回のセッティングで良い方を選ぶという具合です。本当は悪くなるまでクリップ段数を触っていくのが望ましいのですが、かこの履歴などからみて予測したり時間の都合で試すのは次回という風になったりもします。
今回はある程度、クリップ段数を変えたらセッティングがよくなるかもしれないという風に思っていました。すでに現在のセッティングでもある程度詰めている状態なのでクリップ段数を【4】にすると今度は重すぎて走らないと思います。ひょっとしたらよくなるかもしれませんが、そういった点は履歴と空燃比計の数値を参考にしてジェットの交換をするかどうか考えるようにしています。
本当はダメな所までテストするのが正解です。
これ以上クリップ段数を下げると切り上がりを触っている意味がないです。
クリップ段数だけの変化になるかは不明なので近日中に実験をしてみる必要はありそうです。
90FXM#3=90FTM#1
FCR-ジェットニードル切り上がりの比較。スモールの規格90FXMと90FTMの太さを見てみる。
クリップ段数の変更は空燃比がどうのこうのというよりは感覚で選べる位走行フィーリングが変化するので、自分にとってお気に入りのクリップ段数をみつけてからセッティングに臨むのがよいと思います。それでは皆様もベストなクリップ段数をみつけてくださいませ。
シーユーアゲイン!