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2019-12-11 (3)


ウメハラ選手&ボンちゃん選手の「DaigotheBeasTV」サブスク限定ぶっちゃけトーク動画がYouTubeで公開!!

ウメハラ選手とボンちゃん選手のサブスク限定動画が一般向けに公開されています。
その中で、2人が格闘ゲームというジャンルが今後もeスポーツとして生き残れるのか?生き残るためには何が必要なのかを語っています。
2人は動画の中で、ゲームの強さだけではなく発信力も身に着けて世間にアピールしていくことが重要だと語っています。


※この動画は2019年1月に公開されたBeasTVサブスク限定動画とのことです。








Q. eスポーツとして格闘ゲームは今後も盛り上がるのか?

ウメハラ『LoLとかフォートナイトとかすごくいいゲームだなと思うけど、ジャンルそのものはどんどん消費されていくじゃないですか。うわーこのゲームおもしれーっていうのは、遅かれ早かれなくなる。となると、プレイヤーしかない。』

ウメハラ『格ゲー業界が生き残るかどうかは、どんなプレイヤーが残るか。例えば、ときどって最初からちょっと面白いし、へんてこりんな奴だったから。真面目さもあったけど。今って、世間に与える印象って強くなったじゃないですか。真面目さとか、変わった人っていう、昔よりも魅力的になってるわけですよ。世間の目に。』

ウメハラ『eスポーツ業界に入ってきて、今はパッとしないけど、5年後10年後すごく魅力的になるってことがある。元々人気はあったけど、その前例を作ったのがときどだと思う。ときどを真似しろってわけじゃないけど、ああいう風になりたいなーみたいな。』

ウメハラ『ただゲームが上手けりゃいいみたいなのは、さすがに俺は甘えでしょって。もちろん俺たちはゲームで競うべきなんだけど、ゲームが上手けりゃいいっていうのは、競技者ぶるんだったらもっと厳しい世界に行けよって思っちゃう。例えば将棋とか囲碁とか何でもいい。スポーツの世界なら色々ある。俺も含めて好きなことをやって世間から認められないとか、ニッチなとこにいったの込みで注目して貰ってる。そこで急に競技者ぶるのは・・・。真っ向から競技として起きたわけじゃない。ハナからすごい厳しい競争の世界で生きてきた奴が、競技がすごければいいでしょ?って言うなら納得なんだけど、どこか気が付いたら「アレ?俺ってこの業界で競技者として扱われるんじゃね?」っていう気持ちを持っていると思う。全員が全員じゃないと思うけど、そういう奴が多いと思う。そこで「ゲーム上手けりゃいいでしょ?」って思うのは、ちょっと都合がいいなと俺は思っちゃう。もし実力一本で行きたいなら、子供の頃から野球とかサッカーやれよって思っちゃうから。トータルで見て、そういう変なこだわりが面白いなってとこで評価してもらってるわけだから、プレイを磨くのは当たり前で、なんでゲームなのかっていう矜持をアピールしていけないと、まあどう取り組もうと勝手だけど、その先には行けないんじゃないの?それは当たり前だよって。プレイだけが評価されないのはおかしいって言うのは、わがままだと俺は思っちゃう。』

ウメハラ『だから格ゲーっていうジャンルが生きるかどうかは、そのことを皆が自覚して、ゲームやってるだけじゃダメなんだなって思わないと安心できないなと思う。

ボンちゃん「ゲームだけやってりゃいいと思ってる人間は、さすがにもうほぼいないだろうけどね。プロゲーマーで俺らの格ゲーってジャンルでやってる人間だったら、外に発信していく能力の大事さは誰がどう見ても必須なものじゃない?去年だけ見てもメディアに出る回数もプレイヤーも増えてる。そこで聞かれて、答える力、何を話せるかっていうのはテレビとかに映るわけだから。その評価がそのまま世間の見た目になるわけだから。」

ウメハラ『結構いると思うんだけどね・・・。』

ボンちゃん「いまだに?」

ウメハラ『俺は正直、合わせてはいるけど、納得いかねえな・・・って思ってそうだなって感じ。』

ボンちゃん「3年くらい前ならまだわかる。さすがに今だったらもうわかるでしょ?ってとこまで来てると思う。たぶんそう思ってる人はメディアに出てない人。メディアに出てる人間は100%分かる。ゲームの結果だけでご飯が食べられるべき、そうあるべきっていう思考の人間は、生き残れないですよ。残念ながら。結果だけをずっと残せるならいいだろうけどね。たださすがにそんなに甘くない世界だと思うから。」

ウメハラ『まあルールもあるから・・・。毎年全員で100先くらいのやりますってなったら、かなりの信頼できる数字が出ると思うけど。』

ボンちゃん「その人間が勝てなくなった時のヤバさ、震えるよね。怖くならないのかな?自信があるのかな?発信していく力を身に着けないわけでしょ。自分が勝てなくなったらやめますっていう感じなのかな?」

ウメハラ『だと思うよ。』

ボンちゃん「じゃあいつでもプロゲーマーやめますよって思ってるってことだよね。」

ウメハラ『いざそうなった時にそうするかは別として、俺はそれでいいんだよって思ってそうだし、なんかその気持ちはわかる。俺は麻雀時代に、この世界で通用しなかったら野垂れ死にでいいじゃんって本当に思ってた。でも今考えたら、いざそうなったらそうは出来なかったなと今なら言える。やってる最中は、それぐらいの気持ちで、勝てなくて食えないのはいいじゃんみたいな。』

ボンちゃん「他のゲームの方が動いてるお金は大きいから、eスポーツというジャンルで見られた時に扱いが大きいのは賞金の高い方。」

ウメハラ『新ジャンルのeスポーツは、一攫千金は取れるけど、仕事になるのかな?ってのは思う。一瞬で億稼げましたとかは出来るけど、10年続けるのは難しそうだなって。』

ウメハラ『良い事か悪い事か分からないけど、ノウハウは生きる。格ゲー強い奴は、結構ずっと昔から残ってる。メーカーが少ないのもあるかもしれない。今はカプコンとアークと・・・みたいな。その会社が出すゲームの特徴って決まっちゃってるから、カプコンのゲームならこういう風にすれば勝てるのかな?みたいなのがある。だから本当は吸収力とか落ちてるかもしれないけど、勝てちゃう。オッサンなのに、経験がやたら生きる。あまりにも経験が強い。』