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2021-08-25 (33)


元カプコンの岡本吉起氏が、カプコン時代にカプコン愛を貫き通すことが出来なくなったきっかけを語った動画が公開されています。

岡本氏がカプコンにいた頃は、辻本会長の親戚が多く会社の要職を占めていたそうで、そこに疑問を持っていた岡本氏が辻本会長に質問して返って来た「あいつらはワシのこと裏切らんのや」という回答が、カプコン愛を貫き通せなくなったきっかけだったそうです。

親族以外は会社に貢献しても使い潰されるだけという社内の冷めた空気もあったようで、当時の辻本会長が心を鬼にして客観的な経営判断が出来ていれば、カプコンの歴史は大きく変わっていたはずだと語っています。





・どこの経営者もサイコパスが多いが、辻本氏も例に漏れずサイコパス。自分もサイコパス。サイコパスが一番就いている職業が経営者。悪く言うわけじゃなくて、それが普通。
・当時、辻本商店と呼ばれるほど辻本氏の親族が多かった。
・当時のカプコンは500人くらいで、辻本一族がなぜか各要職を占めていた。みんなあんまり優秀じゃないのに要職に就いていることに違和感を感じていた。
・ある時、なぜ親戚ばかり要職に置くのか辻本氏本人にきいた。『親戚の生活の面倒を見るのもワシの仕事や』というような回答を想像していて、それもそうかな・・・とか考えていた。
・実際に返って来た答えは想像の斜め上を行く「あいつらはワシのこと裏切らんのや」というもので、それに萎えてしまった。親族じゃない自分は裏切る可能性があると思われていると感じて会社に対する熱が冷めた。
・ずっと面倒を見てくれるかもしれないけど、どこかでコケたら梯子を外される可能性があると受け止めてしまった。その時の自分は、創業メンバーのつもりで会社を大きくして支えていくつもりだった。
・カプコンはアップダウンが結構あって、経営判断のミスが多々あったと思う。その時に建て直せたのは開発側の頑張りがあったから。立ち直ってお金が出来るとまた新しい投資とかビジネスに手を出して失敗してという繰り返しをしている時に会社の数字を良くしたのは、経営手腕が優れていたわけじゃなくて開発のおかげだと思う。
・若すぎるからとか学歴がないからとか経験がないからじゃなくて、親戚じゃないからという理由が寂しかった
・そういう事があって、取締役の誘いを一度断ったが、出世しないといけないと思う出来事があって受けた。
・辻本氏の親戚が上にいるのは銀河英雄伝説の帝国の腐りきった貴族みたいな感じに見えた。
・人事部からは初めて実力で取締役になったと言われた。
・採石場のベルトコンベアに例えて、上がるところまで行ったら落とすことをしているという話をしている人もいた。どれだけ功績をあげても外様と譜代の扱いは違うんだと思っていた。
・当時の辻本氏がどうすべきだった今になって考えると、心を鬼にして親戚を排除するべきだった。高い退職金を払って去ってもらい、一生分のお金を渡すとか。
会社の経営とはもっと客観的にすべきで、それが出来るのがサイコパス。後半は親戚もだいぶ外されてた。外しきれないのは残ってるけど、その人達が年を取りきるまでは社内でいいポジションにいた。ただ、全くの無能ではなくポジションと能力が合っていなかった。ちょっとポジションを下げれば良かったのにと思う。辻本氏がそれを出来てたら、今のカプコンは違う歴史を歩んでいたと思う。
・弟が入社した辻本氏の親戚が「どんな仕事でも難しそうにするんやぞ、簡単に受けたらあかんで」と話をしていた。なんやそれ・・・って残念な気持ちで聞いていた。


世界の岡本吉起Ch