【キャプチャーボード不要】PS5でビデオクリップを4K/60fpsの高画質で録画する方法!録画後のSHAREfactoryでの便利な使い方もご紹介!【プレステ5】
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このブログでのPS5に関する最初の記事になります。
今回はPlayStation 5のシェア機能の一つであるビデオクリップに関する記事となります!
PS5の発売から1年以上経過していることもあり、既に録画の方法自体は多くのユーザーに知られていることかと思いますが、今回は自分独自の視点や自分が個人的に使っている方法も交えながらご紹介したいと思います!
PS5でプレイ時の映像からほぼ劣化無しの4K/60fps画質でビデオクリップを録画する方法・録画後の便利な使い方について
今回はこちらをご紹介!
※システムソフトウェア バージョン 22.01-05.10.00時点を基準とした記事になります
PS5での4K/60fps録画について
はじめに、PS5での4K/60fps画質での録画についてどういったメリットやデメリットがあるのかといったところからご紹介します。
メリット
まずはメリットから
・プレイ中の映像とほぼ同じ劣化の少ない画質でビデオクリップを録画出来る
PS5の多くのゲームではネイティブ4K (3840 x 2160)もしくはチェッカーボード4K (2560 x 1440)等のフルHD (1920 x 1080)よりも高い解像度に対応しており、60fpsターゲットの高いフレームレートで動作するゲームも少なくありません。現状チェッカーボード4K解像度の60fpsターゲットで動作するゲームが多い印象ですが、フレームレートを下げる代わりに解像度をネイティブ4Kにしたりレイトレーシングを有効にする等のグラフィックオプションが用意されているゲームも少なくはありませんね。
その他にも解像度をフルHDとネイティブ4Kの範囲内で動的に解像度が変化するダイナミック4K解像度が採用されているゲームもあります。
こういった、ゲームによって様々に変化する解像度・フレームレートのプレイ映像を4K・60fpsで録画することによって基本的にプレイ時とほぼ変わらない劣化のない見映えで録画することが出来ます!後方互換で動作するPS4のタイトルやPlayStation Plusプレミアムで配信されるPS1/PS2/PSPのクラシックタイトルにおいても同様に録画が可能です。
・YouTubeにアップロードしてもほぼ劣化のない映像で動画を残すことが可能
YouTubeでは1080pのフルHD画質の動画をアップロードした場合圧縮方式としてAVC1コーデックが使用されることも多く、この場合元の動画よりもノイズ等が増えてしまい結果的に画質が劣化してしまいます。スマートフォン等の小さい画面で観る分にはあまり気になりませんがPCやテレビ画面等で視聴した際には元の映像よりも結構な劣化を感じざるを得ない状態になってしまいます。これではせっかくの綺麗なゲーム映像が勿体ないですね。
しかし4Kで録画してYouTubeにアップロードした場合アップロード完了後の処理には時間が掛かってしまいますが最終的にVP09コーデックが使用され、元の映像からほぼ劣化のない映像で動画として残すことが出来ます!元が1080p画質のゲームであったとしても、4Kで録画してアップロードすることで1080pでアップロードした場合よりも劣化の少ない綺麗な映像を残すことが出来ますね。
PS4やPS4 Proの頃は本体のシェア機能では解像度やフレームレートがプレイ時よりも下がったりするといった欠点がありましたがPS5では多くのゲームがターゲットにしている解像度とフレームレートの上限 (4K/60fps)で録画出来る仕様になっているため、こういった欠点が解決されていると言えるでしょう。
デメリット・注意点
では次はデメリットと注意点について
実は4Kで録画することによるデメリットや注意点は結構多いです。
しかしながら、それぞれ細かい部分のデメリットといった感じなので上記にご紹介したメリットが充分に上回るユーザーの方が多いと思いますので事前の注意点程度の情報としてデメリットをご紹介させて頂きます。
・4K対応ディスプレイが必要
4K画質で録画するには、4K (3840 x 2160)解像度でPS5からディスプレイやテレビに出力している必要があります。なので環境は1080pだけど4Kで録って動画を公開したいといったようなことは残念ながら現状不可能となります。
・ブロードキャストと同時に録画することは不可能
PS4の頃から、シェア機能ではビデオクリップの録画とブロードキャスト (生配信)を同時に行うことが出来ました。それはPS5においても同様です。しかしながら、ブロードキャストと同時に録画出来るのは1080p画質での録画の場合のみであり4K画質での録画中はブロードキャストを行うことが出来ません。
なので、どうしても録画とブロードキャストを同時に行いたい場合は本体側で4K録画を行うと同時にキャプチャーボード経由等でPCからライブストリーミングするといった方法を使う必要があります。
・手動録画のみ対応
PS4の頃からシェア機能では手動録画をしなくてもシェアボタン・クリエイトボタンを押すことでその時点から最大60分前まで遡ってプレイ映像を録画するという自動録画を使うことが可能です。しかしPS5の4K録画では開始時点から録画開始操作を行い、制限時間が経過もしくは任意のタイミングで録画終了操作を行うことで録画を完了させる手動録画のみに対応しています。PS5での自動録画は1080p画質のみ対応となります。なので手動で録画操作をしていない場合は遡って4Kで録画することは不可能です。
・保存形式がWebM形式のみ
PS5の録画機能の保存形式では一般的に動画編集や動画アップロード等で扱いやすいMP4形式と、YouTube等の動画サイトへのアップロードに特化したWebM形式の2種類から選択することが可能です。しかしながら、4K録画の際は形式がWebM形式に限定されます。この形式に限定されることで、PC等に移して動画を再生したり動画を編集したりすることにおいて不便になる可能性があります。幅広く対応しているMP4形式と比べ、WebM形式に対応していない動画編集ソフトやウェブサービスが多いと思われるので4Kのまま動画編集してアップロードする場合はPS5内の動画編集アプリSHAREfactoryを使用することになります。また、PS5で扱える動画の長さは最大60分なのでこういった制限が掛かることによりPCを使って動画編集で複数動画を繋いで60分以上の動画を作成することが不可能になるといった欠点が発生します。
・Twitterへのアップロードが不可能(解決法あり)
4K画質で保存した状態では1080p画質の録画では対応しているTwitterへのアップロードが不可能になります。しかし、SHAREfactoryを使用することでTwitterへのアップロードが可能になりますので本記事内でその方法も後述にてご紹介します。
・ファイルサイズが膨大
解像度が高い高画質な動画にはつきものですが、やはり動画の容量が大きいです(笑)
60分近い動画を作成した場合は一本で十数GBを超えることもしばしばあります。容量が大きくなることで動画のアップロード時間も大幅に増えてしまいますね。
また、PS5におけるビデオクリップは全て本体ストレージに保存されるので何本も録画しているとすぐに本体ストレージの容量が足りなくなることだと思います。なので、4Kで録画した分はYouTubeにアップロードもしくはUSBストレージにコピーして本体ストレージから削除することをおすすめします。
以上が4Kで録画する際のデメリットとなりますが、どうしてもブロードキャストと同時に録画したいといったユーザーやどうしても録画した分をPCの編集ソフトでそのまま4K画質で編集したいといったユーザーではない限り大きなデメリットにはならないことだと思います。画質を重視するユーザーにとっては充分メリットが上回ることだろうと思いますね。
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録画方法
ではここからは録画方法のご紹介です。
普段自分が使っているおすすめの設定や方法を基にご紹介させて頂きます!
事前の設定
録画操作の前に、初期設定では4K録画に対応した設定にはなっていないので設定変更が必要です。また、4K対応のディスプレイ/テレビに接続して4K解像度で画面出力していることを確認して下さい。
まずは本体のトップメニューから「設定」→「キャプチャーとブロードキャスト」を選択します。
「キャプチャー」→「ビデオクリップ形式」を選択します。
「録画解像度(手動時)」を「3840 x 2160」に設定します。これで4K録画設定は完了です。
マイクを接続して実況動画を録りたい場合は「マイクの音声を含める」もオンにしておきましょう。
次に、4K録画をするにあたって個人的におすすめな設定をご紹介させて頂きます。
「キャプチャーとブロードキャスト」→「クリエイトボタンのショートカット」の設定で「ボタン割り当て」を「ビデオクリップ向け」に設定しておくことをおすすめします。
これでクリエイトボタンを一回だけ押すことでスクリーンショットを撮影することが可能になり、クリエイトボタンを2回早押しすることで4K録画を開始/完了させることが出来るようになります。
事前の設定はこれにて完了です!
では次は録画中について
録画開始/完了
上記にご紹介した設定によりビデオクリップ向け操作になっている場合を前提に録画方法をご紹介します。
では、クリエイトボタン2回早押しで録画開始です!
録画開始直後は画面上部にタイマーが表示されます。
3秒ほど経過するとタイマーの表示が消えます。
このタイマーは録画開始からどれぐらい経過したかを示すものになっており、PSボタンを長押ししてメニューを表示することで画面上部に再びタイマーが表示され途中で録画時間を確認することが出来ます。このメニューを表示している間は録画が一時停止しているのでタイマーが進むことはありません。クリエイトボタンを長押し(ビデオクリップ向け操作時)することでもタイマーを確認することが出来ますがこの場合確認中もタイマーの時間が加算され録画が続くことになるのでPSボタン長押しでの確認をおすすめします。
録画時間が制限時間(最大60分)に達すると自動で録画が完了しビデオクリップが保存されます。
任意のタイミングで手動で録画を完了させたい場合は再びクリエイトボタンを2回早押しします。
録画が完了すると画面右上にアイコンが表示され、録画操作は完了となります!
録画した4Kビデオクリップをキャプチャーギャラリーにて確認する際、サムネイルの右上に「4K」のアイコンが表示されます。
録画後の便利機能
さて、上記で4K画質でのビデオクリップの録画方法を一通りご紹介させて頂きましたがここからは録画した後に行える機能についてご紹介していきたいと思います。
SHAREfactory
PS4の頃から好評のSIEによる純正動画編集アプリSHAREfactoryですが、こちらはPS5での4Kビデオクリップにもしっかり対応しています!
ここでは自分がよく使うSHAREfactoryで使える機能をいくつかご紹介させて頂きます。
・4Kビデオクリップを編集し、そのまま4K画質で出力
4K画質のビデオクリップにおいても、1080p画質のクリップ同様に複数のクリップを繋げたりトリミングしたり、プリセットや自前のステッカー・音楽を追加したり等便利な編集が可能です。
最初にデメリットのところでご紹介したように、4KのビデオクリップはWebM形式専用なのでPCでの動画編集が難しい場合があります。なのでPCでの特殊な編集を必要としない限りはSHAREfactoryで動画編集して実況動画を4Kのまま作成するといったことが可能です!
しかし、4Kで出力する際には少し注意点があります。
動画出力の際、以下の設定が必要です。
SHAREfactoryで編集を終えた後、OPTIONボタンでメニューを開き「エクスポート設定」→「最高品質 (WEBM 3840x2160)」を選択して確定します。
この時、□ボタンで選択して×ボタンで確定するのをお忘れなく!
(若干操作がややこしいです(笑))
この設定を終えると、あとはメニューから「ギャラリーへエクスポート」を選択すると4K解像度での書き出しが始まります。
4K画質の場合、書き出し完了までの速度はおおよそ動画全体の長さの0.75~1.0倍ぐらい掛かります。少し速い時もあれば動画全体の長さまるまる同じ時間ぐらい掛かることもあります。
これで書き出しが完了すれば、あとはYouTubeにアップロードするだけです!
さて、SHAREfactoryを使った書き出し機能はこれだけではありません。
・4Kビデオクリップを編集し、MP4形式で出力(1080p画質で出力)
4K画質のビデオクリップは強制的にWebM形式で保存されますが、SHAREfactoryではそれを最終的にMP4に変換して出力することも出来ます!
出力された動画は1080p画質になってしまいますが、これにより出力後は通常の1080p画質のクリップ同様に扱えるようになるので元のクリップが4KでもTwitterへのアップロードやPCに移して動画編集が出来るようになります。
設定は、上記の4K出力の際にも行った「エクスポート設定」を書き出し前に開きます。
「最適な互換性(MP4)」を選択して確定し、そのまま同様に出力します。MP4形式での出力の場合は書き出しに掛かる時間はだいたい動画時間の0.5倍ぐらいなので4K出力の時よりも速く出力を完了することが出来ます。
この機能を使うことで4Kで録画したけどやっぱり1080pにしてでもPCで編集したいって場合や4Kで録画したクリップの一部を切り抜いてTwitterにアップしたいといったような用途にも対応することが出来ます!
以上、SHAREfactoryを使った便利機能のご紹介でした。
SHAREfactoryによる動画の編集機能自体に関しては今回は割愛させて頂きますが、またそのうち自分が使っている編集機能に関して投稿させて頂こうと思います。
YouTubeへのアップロード後について
完成した4KビデオクリップはSHAREfactory内もしくはキャプチャーギャラリーからYouTubeへアップロードが可能ですね。USBストレージにコピーしてPCからYouTubeへアップロードするといった方法を使うことも出来ます。
ここではアップロード完了後の注意点に関して少しご紹介させて頂きます。
YouTubeへの4K動画のアップロード後は基本的に
①SD画質処理→②HD画質処理→③4K画質処理
という順番で処理が行われますが、①が終わった時点で動画は視聴可能になります。①完了後、②が終わるまでの間は正直見るに堪えない低画質な状態となってしまいます。②が終わるとようやくまともに見れる画質にはなりますが1080p動画をアップした際と同様の画質(圧縮もAVC1コーデックになることが多い)なのでこの時点では4K画質でアップした恩恵がないです。
そして、②完了後に③が完了するまでの間がかなり多く時間が掛かります。場合によっては24時間以上数日掛かったりすることもありますね。③が完了すればようやく劣化の少ない高画質な動画がYouTubeで視聴出来るようになります。③の処理が完了していれば、視聴端末側で1080p設定にしていたとしてもAVC1コーデックで圧縮された動画とは違ってVP09コーデックの劣化の少ない綺麗な映像になります。
個人的におすすめしたいのは、②が完了するまでは非公開もしくは限定公開でアップロードし、②が完了した時点で公開することです。
最初から劣化の少ない4K画質で公開したい場合は③が終わるまで非公開もしくは限定公開にしておいて完了後公開すると良いと思いますがその場合アップロード完了後から公開まで結構時間が掛かってしまいますね(笑)
現実的に考えると昨今のYouTubeはスマートフォンでの視聴者が圧倒的に多いので②が完了した時点での公開で問題ないかと思います。
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最後に
以上、PS5の本体だけで4K画質で録画・動画作成する方法となります!実際に使ってみないとわからない部分を付け加えてご紹介させて頂きました。
2年半ぶりのブログ更新再開後最初の記事になりましたが、今後も実際に使ってみてわかったPS5の機能のこと等を投稿していければと思います。
記事の最後に、今回ご紹介した機能を使って作成しアップロードした4K動画のうちの一つをご紹介させて頂きます。実況のクオリティは期待しないで下さい(笑)
それでは!