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2024第15節神戸(ホーム)戦 [リーグ]

監督の現時点でのベストメンバーを選択し、この過密日程のなかで勝ち点を落とそうものなら批判が集まることは容易く想像できるが、粘り強く戦って1-0で神戸を下した。サイコー!

前半はお互いが様子見だったのか探り合いながらの戦いに見えた。それでも押され気味だったのか鹿島で、まずは前半を無失点で終えられたことが勝因のひとつ。

ファウルを流すというよりかは、見えてないのでは?と思うことがしばしばある清水主審の笛は、ラフプレー上等のチームとは相性がすこぶるいいので町田、福岡、湘南なんかで当たると最悪なのだが、神戸は逆に戸惑っているようにも見受けた。

鹿島もセルフジャッジが多くて、前半ならいざ知らず、後半に入ればそういうもんだと受け止めて足は止めてはいけないのだが、何度かヒヤリとする場面もあり。致命傷にならなくて済んだ。まあ、武藤がカウンターを潰したプレーはイエロー2枚目で退場が妥当だったけども。

堅いゲームになって、先に失点すれば鹿島に追いつく力はないだろうと見ていた。なので悪くてもスコアレスドロー、勝つなら1点と集中しながらの観戦だったが、後半にスローインから鈴木が抜け出した名古へスルーパス。

綺麗に通って名古がお手本通りにファーへシュートを打ち、こぼれたところに上がって来ていた濃野がミスらずに仕留めて貴重な先制点。あの時間帯でも上がって行けたこと、相手に当てずにしっかり決め切れたことが素晴らしい。MyMVP。

控えが頼りないせいで休ませることも出来ないが、水曜日のルヴァンカップの出場停止の分まで活躍した。

仲間と名古、師岡のランと裏への抜け出しも効いていた。ポポヴィッチの言う日程とか諸々余計なことは考えずに目の前の一戦を戦うこと、という言葉を実践している。コロナ前に戻ったかのように3枚しか交代しないポポ采配で、仲間も最後まで走り切った。

今でもヴェルディ戦で3点追いつかれて引き分けたダメージは個人的には持っているが、それが教訓となり、試合終了まで集中力を切らさないことと、優遇人事がなくなって強度を極端に落とすことがなくなったことを思えば怪我の功名と言ってもいいのだろうか。

ここ数年ずっと勝てずにイライラとさせられていた川崎、広島、神戸に勝つことが出来て、ちょっとずつ生まれ変わって来ているのかなという手応えも感じる。ただ、サブとの差がどんどんと広がっているようで、主力が欠けた時には一気に崩れてしまいそうな不安も・・。

とりあえず夏場の補強まではなんとか乗り切り、あわよくば首位を奪取、奪い切れなくてもこの位置をキープして反撃の届く範囲で踏ん張りたい。

さすがにスタメン組には安西でさえ疲労が見えてオーバーラップも少なめ。鈴木は初手からバテバテで簡単な落としでもミスするし、少しボールが逸れるだけで追うのも諦める。自分の要求と違うと相手に責任を押し付けるのはやめた方がいい。

チャンスになりそうなところで「自分が決めてやる」というプレーよりも、味方に預ける、というある意味、逃げのような選択を取ることが多いのも気になる。上田だったら迷わずシュートだろうなというシーンがいくつもあった。

それでも決勝点につながる名古へのスルーパスは完璧なタイミングだったし、チームを勝たせることも出来た。むやみに外せないのもわかる。仲間と名古、師岡が文句言わずに走っていることに、鈴木も大いに感謝した方がいい。

師岡はミスもあるが、トラップが上手でロングボールも足元に収まるし、見ていて気持ちがいい。よく鹿島に残ってくれたし、スタメンを勝ち取るまでレベルアップしてくれた。名古ももう鹿島では輝けないと諦めかけていたのだが。

知念は危うく前節に続いて失点になりそうな自陣でのロストもあったが(失礼。仲間でした)、佐野、関川、植田が最後まで気持ちを切らずにフォローに入っていてゴールを割らせなかった。ラストプレーのCKからの山川ヘッドはほぼ運だったが、気持ちで負けなかったかと。

早川も疲れているのか少し反応が遅いようにも感じる。ヴェルディ戦で3失点したダメージがあるようにも思うが、久々のクリーンシートでまた自信を取り戻してくれればいい。

これで神戸とは勝ち点差で並んで3位キープ。町田がヴェルディをフルボッコにしたので得失点でむしろ差は開いたが、必ず落ちてくると信じて自分たちの目の前の試合を勝ち続けるしかない。

柴崎が完全復活してくれれば2列目にカードが1枚復活するし、樋口をボランチで再生出来ればもうちょっと後ろにも余裕が出来るのだが。鈴木が抜けた時は師岡やチャヴリッチで凌げるとしても、やはりDFラインにもう1枚必要。

現有戦力では舩橋か溝口くらい。溝口は当初、ポポヴィッチにはCBでも試されていたと思うが怪我以来見限られたのだろうか。

いずれにせよ水曜のルヴァンカップ町田戦ははっきりと態度を決めないといけない。大会方式の改悪のせいで若手を試すことすら出来なくなり、何の因果か今一番勢いに乗っている町田との対戦になった。

まさかこのままのメンバーでルヴァンカップ町田戦と札幌戦までやり切ることはないと思うが、ポポヴィッチならやるかな・・。捨てるつもりなら完全に入れ替えることも出来るが、瞬殺されそうだし、タイトルをみすみす捨てるのもクラブのアイデンティティを失う。

やるならここもリーグ戦だと割り切ってガチでいくしかない。せめてサブが60分位迄引き分けでゲームを組み立ててくれるのなら後半勝負も出来るだろうが、難しそうだし、これも試練と思って札幌戦までやり切るしかないかな。まずは充分に休養して下さい!

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さっかりん

「Thisコミュニケーション」<12巻>[完結]
。[amazon.co.jp]。漫画。
ジャンルはサバイバルサスペンスになっているが、ダークファンタジーと思うけども。主人公の割り切り感が凄くて好き嫌いは分かれるかと。



(以下、個人的まとめ)
【2024第15節 5/19(日)】(カシマスタジアム15:03KickOff神戸/20,390人/曇)
【スコア】鹿島 1-0 神戸 (前0-0 後1-0) (S 7-9)
【主審】(主審)清水勇人、五十嵐泰之、塚田智宏、(VAR)上村篤史、佐藤誠和
【得点】
(鹿)後36分 濃野 4右
【警告】
(鹿)なし
(神)山川2(前44分)、武藤1(後8分)
【出場】
GK 早川
DF 濃野 c植田 関川 安西
MF 知念→90+1ミロサヴリェヴィッチ 佐野 仲間 名古→85樋口
FW 鈴木 師岡→75チャヴリッチ
【サブ】山田 須貝 樋口 松村 ミロサヴリェヴィッチ 垣田 チャヴリッチ
【監督】ランコ ポポヴィッチ
【MyMVP】濃野(2)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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