これは、港を仕切ることから生まれる利権です。
たとえば、保税倉庫を10棟作り、各社に貸し出すとします。
場所により利便性に差がありますから、
各社は良いところを欲しがるわけですが、そこで貸し賃に傾斜をつけたり
くじ引きにしたりしても、必ずトラブルが生じます。
1と3が当たったところと2と4が当たったところが、
2と3を交換して良いかどうか・・・・とか、
ここは利便性の割には高すぎるとか・・・
この手の、業者が必死に訴えてくるトラブルが
役所に持ち込まれたら役人は持ちません。
で、誰も文句が言えない実力者がそれを仕切って、
「話し合いで解決しました」という形で提案すれば
これで丸く収まるわけです。
その際に裏金が飛ぶかどうかはわかりませんが、
少なくとも、その実力者はさらに実力を持ちます。
同じようなことは護岸工事などの工事の割り当て
入港時の優先順、ヤードの使い方などいたるところで生じます。
公正明大にやると、それはそれで大変なのですが、
表に出ない人が実力を持つということは
そこが不思議な自治権をもつということにもつながります。
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これとは違う話ですが、
1軒だけ、道路の立ち退きを拒否して10年道路がつながらなかった
明石市(これも兵庫)では、市の職員に発破をかけた市長が
やはりパワハラで辞職していますね。
そのな事例を思い出してしまいました。
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