食卓の上に「太巻き」と「それ」があった
まじまじ見つめる
太巻きと・・・・
で、で、出て来ない、「それ」の名前・・・
とりあえず、太巻きと「それ」を食べたが、あまりお腹がすいてなかったので、「それ」が1個残った
ちょっと離れたところに居るたくちゃんに「これあげる」と「それ」を差し出した
「何それ?」
「・・・」
「何それ?」
「・・・」
「だから、それ何?」
「・・・」
近づいてきたたくちゃんが「いなり寿司?」
そう!そうだ!いなり寿司だ!
なんてこった
●●●
ソファーに座っていた私は「そうだ!あれ調べなきゃ!」と携帯を取りに行った
途中でたくちゃんに話しかけられた
ちょっと話して、その後、携帯を手に取る
はて?何を調べようとしてたんだっけ?
たくちゃんに「今な、何かを調べようとしてたんやけどな、何を調べようとしてたか忘れてしまったよ・・」と言うと
たくちゃんは「忘れたなら、大したことではなかったんじゃない?イチイチ落ち込むな、順調に歳を取ってるってことだ」と笑った
そうだな
そういう自分を受け入れて歳を取る